Explorer Scientific の新型トラベルドブソニアンです。すでにヨーロッパでは販売されていますが、米国と日本ではこれからです。すでに日本の販売店へデモ品を送ってあるそうですので、近いうちに雑誌などで紹介されるかもしれません。10,12,16インチの3種類販売されています。10インチをちょっと持ち上げてみましたが、トラブルドブソニアンにしては重たく感じます。値段は10インチで700ドルほどだそうです。16インチでも2000ドル弱です。まぁ、ライトブリッジを考えれば半分近い重量にはなったかもしれませんが、市場では既にウルトラライトtypeが発売されているので、その辺がちょっと厳しいかもしれません。しかし値段が安いのは良いことです。良くこんな価格で販売できると思います。日本で作っていればまず不可能な値段です。生産国は当然のことながら中国です。
しかし、日本での販売価格が気になるところですが、ここ最近の急激な円安傾向を考えると輸入品の販売はさらに厳しくなるでしょう。
ここ最近数社から販売されている全天カメラです。Starlight Expressから出ているもので1000 ドル以上するカメラですが、人気があるそうです。うちにも1台ありますが、まだ機能させていません。この種のカメラが日本全国数百か所に取り付けられれば、かなり面白いと思います。自宅に居て遠征地の星空が事前に分かれば、それを確認してから移動すれば良いのでかなり便利です。うちのカメラも近いうちに機能させるので、そうすれば八千穂高原に近いのでその天候が事前に分かります。
skywatcherのEQ/Alt-Az Mount です。これは既に日本でも販売されていると思いますが、ネットをチェックしていないので分かりません。Meade のLX-80 よりは遥かにガッチリとして安心感があります。LX-80 は細かいところを見ていくと雑な部分が沢山ありますが、このマウントはそれを感じません。デザイン的にも美しいと思いました。導入精度や使用感については使ってみないと分かりませんが、最近は海外品を使うチャンスがないので、機会があれば使ってみたいところです。
Austriaのメーカーだったと思いますが、美しい機械的なデザインで使ってみたいと思う商品です。counter weight をつける必要がないそうです。一応は取り付けられるようになっています。お値段は5000ドルほどだそうです。基本的に旅行や移動観測を考えてデザインしているそうです。コントローラーが付いていますが、自動導入はすべてPCから行うそうです。 各部分解するとかなりコンパクトになるみたいです。最近の傾向なのか、単なる真似なのか良く分かりませんが、赤い赤道儀がやたらと出ています。青いのもあっても良さそうですが、デザイン的には一番ピッタリくる色なのかもしれません。興味のある方はASAEのHPからたどってみたらいいでしょう。
こちらもSkywatcherの新製品ですが、ポータブル赤道儀です。その中に私が必要と考えている全ての要素を組み込んだ驚くような製品です。画像のカメラ類を入れない状態で350ドルちょっとのお値段です。確かベースと調整装置も入っていなかったと思います。スタッフが言うにはそこそこ追尾精度は良いとのことです。極軸望遠鏡も内蔵されています。赤緯軸ユニットは粗動とフリー動作できます。赤経軸は粗動だけですが、12倍速が使えるので不便は感じないそうです。もちろんオートガイダー端子もあるのでガイド撮影も可能です。日本でも当然販売されると思いますが、どのくらい人気が出てくるのか未知数です。海外製のこういった製品は、機械精度より電子部品やソフトウェアで全体の追尾精度を補っているところがあるので、実際に使ってみないと何とも言えません。