昨日から今日まで今年3回目の上高地へ行ってました。夜は乗鞍高原へ泊まって星空の撮影もしたかったのですが、夜半過ぎに起きてみたら薄雲が出ていたので諦めました。
上高地へは沢渡から愛車のXU-1でバスターミナルまで上がりました。首から下げた「パピリオ」でバードウォッチングをしつつ園内を走りました。歩いてバードウォッチングもいいですが、e-Bikeを使うことでより広い範囲の観察ができるので、自然観察にはe-Bikeの利用をお勧めします。車と違って野鳥の声が良く聞き取れますし、移動速度も早すぎず遅すぎずで適度なスピードで移動ができるので、広範囲に移動する野鳥を探すには最適な移動手段です。
上高地から出てきてから、次に乗鞍高原へ移動して一ノ瀬園地周辺などをe-Bikeで走りました。一応サイクリングロードは、ありますが、中途半端に整備されているので、今ひとつ利用しにくいです。これは日本の国立公園などでも言える事ですが、自然保護や観察する事を観光を最優先して作ってきたお粗末な結果がこのサイクリングロードにも現れています。
上高地の宿泊施設は昔から考えると綺麗で設備も良くなってきています。しかし、自然観察などのアクティビティーについては、それぞれの宿かビジターセンターで細々とやっています。その中でも白樺荘がやっている「ナイトウォーキング」は、1500円だそうです。天体望遠鏡などは使わずに星空の案内をしながら周辺を歩くというものだと思いますが、上高地だからこそこの価格で出来るのだと思います。宿泊施設の利用料金も年々上がってきて、今では一人2万円以上出さないと泊まれなくなっています。もちろん山小屋などは違います。
上高地での一番のお勧めはテント泊です。小梨平でテントを張って河原近くで食事を作って家族で楽しむのが、家族やカップルで安く滞在して上高地の素晴らしさを体感できるベストなスタイルです。私も過去に何度もテントを張って泊まっています。キャンプ場をベースにして周辺の登山をしたり撮影を楽しむのもいいでしょう。ただ雨が降るとテント泊はつらいものがあるので、なるべくなら天気の良い時で暖かい時の利用がいいでしょう。
乗鞍高原の「まいめの池」近くの駐車場にこんな奇妙なドームが二つあります。用途は分かりませんが、中で泊まるにしても丸見えなので、それは無いでしょうし、食事をすると言っても、中にテーブルを置いて家族で食事をしながら周りの風景も楽しむみたいな使い方なのかも知れませんが、何れにせよよく分からない不思議なドームです。この中に望遠鏡を置いて星空観測でもできればいいかもしれませんが、ドーム素材が悪さしてまともには見えないでしょう。
今回乗鞍高原へ行ったのは、今月末からの雪の壁の撮影の下見も兼ねての事でしたが、今年は去年よりは数メートルは高いと考えています。去年6月10日に位ケ原山荘から歩いて大雪渓まで行って夜の撮影をしましたが、今年それをもう一度トライしようと計画しています。