長いこと悩んで試行錯誤の上で出来上がった「PENTAX75EDHF-N鏡筒」です。といっても、接眼部を改造しただけですが・・・、苦労しました。
オリジナル(下)と改造後(上)を比較すれば良く分かるでしょう。ラック&ピニオン部分から撤去して、それをBORGヘリコイドM+αに変換しています。これで大幅に使いやすくなりました。デザイン的にも気に入っています。重量的には改造前とほぼ同じです。滑らかなヘリコイドでフォーカシングができるようになったので使いやすいです。
この改造をしたことでのデメリットは、ファインダーベースが無くなったことくらいでしょうか。ファインダーはコンパクトなものを鏡筒バンド部分に装着できるようにしますので使用に際しては問題無しです。この改造をしたことでの一番のメリットは、鏡筒がコンパクトに持ち運び収納できることです。また、BORGの豊富なアクセサリー類をいろいろ組み合わせることで眼視~撮影まで対応できますし、これまでは使えなかった2インチダイヤゴナル、2インチアイピースも使えるようになりました。これまでは他社製品や当方で作ったパーツでも不可能なことでした。
また、ペンタックスのEOSマウントなどの、製造していないパーツ類をBORG製品などでカバーできるので鏡筒さえ問題なければいろいろな用途に使い続けられます。この改造までに無駄な加工もしたりと手間取りましたが、ちょっとしたヒントからこの加工を思いついてやってみらら大正解でした。
市販されていない特殊なパーツを一から作ると、どうしても無駄な作業をしてしまいがちですが、失敗から得られることも多くあるので、考えている前にまずは形にして見ることも大事なことです。
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