おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

夢のようなインドネシアの日々から戻りました

2016-03-17 18:58:45 | Indonesia Bali


昨日、無事に帰国しました。8泊10日の長い旅でしたが、十分に堪能して戻ってきました。昨日は長い旅の疲れからメール等のチェックだけして早々と休ませていただきました。今日はたまっていた発送を無事に済ますことができました。PCB-EQ3の仕上げ作業は今日から少しづつやっております。塗装する前にサンドブラスト処理をしてマスキングをしてから塗装に入ります。今週中に塗装できますが、仕上がってからさらにすることがあるので、もう少しお時間がかかります。今少しの間辛抱してお待ちください。

画像は、テルナテ島で撮った皆既日食です。タカハシFS60CBの直焦点で撮っています。カメラはEOS M3です。先日のPC画面を撮ったものより当然マシですが、何となくコロナの感じが分かると思います。かえって雲があったほうがビジュアル的には荘厳な感じがします。自分的にはこれが気に入っています。



第2接触直後ですが、プロミネンスが良く分かります。普段はHα太陽望遠鏡でないと見えないものですが、唯一皆既日食の時に限り白色光でも見ることができます。プロミネスがもっと沢山出ている時だとさらに迫力がありますが、Solar Maxで見た限りでは大人しい太陽面だったと思います。



Solar Max 40+BORG 55FL+RDで撮った皆既後の太陽面ですが、プロミネンスが同じ位置にあります。Hα太陽望遠鏡があったので、事前にどの位置にプロミネンスが見えてくるか分かっていました。今回は皆既中の写真は数十枚程度しか撮っていません。雲が無く最高の条件だったらもっと撮っていたと思いますが、この状態でいくら撮ってもそれぞれの画像にあまり変化が無く、コロナの状態を知ることも難しかったので敢えて撮りませんでした。それより眼で見て楽しんでいました。



ダイヤモンドリングを撮るはずでしたが、雲があったためにそのタイミングが分からずにこの画像となりました。もったいなかったですが、仕方ありません。連射でガンガン撮れば良かったのかもしれませんが、私的には日食の雰囲気を味わって満足していたところもあるので、連射で撮ることもしませんでした。前回見た皆既日食は20年以上前のメキシコ日食で、その次が2009年のはずでしたが、ご存知のように中国で大豪雨でダメでした。来年の北米日食もぜひ晴れてその瞬間をしっかり捉えたいと思っています。

今回のインドネシア日食遠征では、航空運賃が14万円で宿泊費が8泊で10万円程度だったので、それに食事と交通費を入れても30万円でおつりが十分くる費用でした。皆既日食や南天遠征のツアーは、20万円後半から40万円程度はしていましたので、それを考えると激安個人ツアーだったと考えています。泊まっていたところも安宿ではなく、高級リゾートで一人での利用です。
日本の旅行会社は一人部屋料金を別費用として請求してきますが、実際に現地で泊まっても一人でも二人でも基本は同料金です。それは部屋単位で値段が決まっているからで、朝食付きのところなどはその費用だけ請求されるところがありますが、大したものではありません。

いつも書いていますが、ツアーで同好の方々と共に行くのは楽しくて添乗員に頼って安全に行けるので中高年以上の旅慣れていない方には安心できるかもしれません。しかし、本当の楽しさはそこよりももっと違う部分にあるものです。私のブログを見ていただいていればそこはお分かりになると思います。行った事も見たことも無い国へ行くのは苦労も僅かな危険もありますが、それを旅先で出会った方々に助けてもらいながら、苦労して掴んだ経験というのは金銭では得られない貴重なものです。余計な事かもしれませんが、ちょっとした勇気をもって新たなステップを踏み出してみるのもいいでしょう。そんな時にはネットで相談されるか、私に聞いていただければ、分かることはアドバイスいたします。
いつも旅先からブログを書いておりますが、そういった方々の事も考えて現地の情報などを書いています。ぜひそれを役立てて自由な旅を楽しんで欲しいものです。