名機Nikon10cmED屈折望遠鏡をYKさんのところでリストアしてもらって戻ってきましたが、接眼部もさらに使いやすくする為の加工をいくつかしました。
各部の作りは非常に良く耐久性も良いのですが・・・、フォーカスノブがプラスチックであることが気に入らなくて新たにアルミにて作り直しました。ローレット加工もしてオリジナルに極力忠実にしました。後日アルマイト加工をして黒くします。これで少し高級感が増します。
フォーカスノブが付いているシャフトが何故か左右に移動してしまいますので、ノブを取り付ける際にはシャフトを左右から挟むようにきっちり作る必要があります。
ニコンの接眼部は独自の規格なのでそれに適合するようにアダプターも製作しました。φ43.15mm~φ31.7mmに変換するアダプターです。ダイヤゴナルを接続して固定するネジはイモネジを使っていますが、いずれつまみのついたネジに変える予定です。このアダプターがあれば多様な使い方ができるようになります。2インチサイズもいずれ製作予定ですが、φ43.15mmより大きいので接眼パーツを外してドローチューブに取り付けるタイプにする必要があります。ただし、その場合にはフォーカシングの調整のため、2インチ延長筒を別途取り付けるようにする必要があります。
Nikon-K40mmアイピースを先端部を加工しました。本来はこの形になっているものなんですが、私が入手した時はタカハシ接眼部用に改造されていました。それを元に戻すためにアダプターを製作しました。ニコンのアイピースはオルソーばかり注目を集めていますが、なかなかどうして・・・このK-40mmも素晴らしいアイピースです。
Nikonの屈折望遠鏡は発売から20年以上経過しているにも関わらず未だに大人気で、今やプレミアが付いてオークションでも驚く値段が付いたりしています。ニコン鏡筒をお持ちで似たような改造や加工のご依頼があればお作りいたします。今回ご紹介したパーツはアルマイト加工もできますので必要な方はコメントよりご相談ください。