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てらまち・ねっと



 麻生内閣の先日の方針発表。
 誰が見ても、「選挙向け バラマキ」は明らか。
 選挙前の状況を考えれば、「究極の買収の意図」は明らか。

 一人1万6000円の経済効果は?
 本当に困っている人、先行き不安の人は、ホイホイとは使わない。
 逆に、すぐに使える状況の人は、「ありがた感」はもたない。

 結局、効果も少なく、票集めにもならないのだろう。

 財政悪化することが見えているのにバラマキ。だから消費税を3年後に上げると併せて公表して、効果はさらに減。

●選挙前税金バラマキ…麻生2兆円家計支援、実効疑問  景気効果は8000億円
●追加経済対策:暮らしどうなる…家計への影響は
●麻生首相:「ばらまき」批判かわす狙い…消費税上げ明言
●麻生首相:戦略コロコロ与党翻弄 求心力低下招く
●定額減税:給付金方式「究極の選挙対策」野党が批判
●政治不信拭う指導力を 「ばらまき競争」には陥るな

★野中広務 差別と権力 [著]魚住昭
★もの申す!:自民党総裁選/1 野中広務・元自民党幹事長
★野中広務は現役時代から麻生さんに厳しかった

 ともかく、昨日は薪ストーブの薪用にと知人が声をかけてくれたので、チェンソーを持って山へ行ってきた。軽トラック2台で3往復。
 薪置き場もいっぱいになった。

 濡れていた2車分は、帰ってきてすぐに割った。
 薪が集まってきて、こころと身体が暖まった1日だった(けど、疲れたー)
 でも、まだ、この量だけでは冬は越せない。

 今日は、明日の3つの裁判の書面を裁判所と代理人に届けて、そのまま大阪へ出張。

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ここのところ5位、6位あたり

●選挙前税金バラマキ…麻生2兆円家計支援、実効疑問  景気効果は8000億円  ZAKZAK 2008/10/29
●追加経済対策:暮らしどうなる…家計への影響は  毎日 10.31
 「生活者支援」をうたう政府・与党の追加経済対策だが、国民の暮らしにどれだけ役立つのか。総額2兆円の定額給付金や住宅ローン減税などについて、家計への影響を探ってみた。【位川一郎、赤間清広、辻本貴洋】

 ◇定額給付…家族4人で6万4000円
 所得制限を設けずに年度内実施を目指す定額給付金は、全国民一律に支給する場合、単純計算で1人当たり約1万6000円。市町村の窓口で現金かクーポン券を配布する仕組みになりそうだ。

 小渕政権(当時)が99年に配布した「地域振興券」を思い出すが、当時は総額7000億円で、15歳以下の子供を持つ世帯や低所得の高齢者に限り1人当たり2万円分を給付した。20枚つづりの振興券は半年間の使用期限付きで、指定の地元店でしか使えず、額面より安い商品を買うとお釣りがもらえないなど使い勝手は悪かった。

 日本総研の試算では、今夏までのガソリン代や食料品などの値上げで、08年度の勤労者世帯の家計負担は前年度比4万8000円程度増加する見通し。夫婦と子供2人の世帯で約6万4000円の定額給付金が配布されると、負担増加分は吸収できる。ただ景気悪化で今冬のボーナスの大幅なダウンも見込まれ、1回の給付金の効果には限界もある。

 ◇住宅ローン減税…過去最大の600万円に
 ◇高速道路割引…休日1000円で走り放題
 首都圏、大阪圏を除く高速道路で休日(土日祝日)、距離を問わず乗用車の料金を原則1000円(場所により1500円)で乗り放題にする。
 例えば、東北自動車道の青森-盛岡インター間(167キロ)の普通車の通常料金は4050円、青森-宇都宮インター間(576キロ)は同1万1500円だが、適用されればどちらも1000円となる。
 ただ、時間制限やお盆など混雑期を対象外にするかなどの詳細はこれから。また、割引の対象は自動料金収受システム(ETC)装着車だけという条件付きだ。

●麻生首相:「ばらまき」批判かわす狙い…消費税上げ明言  毎日10.31
 麻生太郎首相が30日の記者会見で、3年後の消費税率引き上げを明言したのは、総額2兆円規模の給付金など追加経済対策に対する「バラマキ」批判をかわすとともに、政策の財源の裏付けをきちんと示すことで民主党との違いを鮮明にする狙いがある。日本経済を「全治3年」と位置づけたことを受けての「3年後の増税」方針。しかし今回の発言によって、次期衆院選で消費税増税問題が争点となることは避けられず、首相の発言は大きな賭けと言える。

●麻生首相:戦略コロコロ与党翻弄 求心力低下招く  毎日 10.31
 麻生太郎首相が30日の記者会見で、衆院解散・総選挙の年内見送りを表明したのは、内閣支持率の伸び悩みや世界的な金融危機などの要因が重なったためだ。与党から「選挙の顔」として期待され、9月の就任以来、「今国会冒頭解散」「追加経済対策発表後」と解散時期を慎重に探ってきた首相だが、与党をほんろうしたあげくの解散先送りは首相の求心力低下につながる可能性もある。

 「公明党の方々と綿密な意見交換をさせていただき、十分な意思の疎通が図られたと思っている」。首相は30日の記者会見でこう強調したが、首相の戦略転換で連立与党の一角である公明党も右往左往した。
 首相は当初、自民党総裁選で世論を盛り上げ、国会冒頭で民意を問う--戦略を取っており、11月2日投開票を念頭に置いていた。

 しかし、内閣発足直後の世論調査で内閣支持率は低迷。自民党が9月下旬に行った次期衆院選の情勢調査も、与野党がきっ抗する厳しい数字が出た。首相は「もう少し長く選挙運動をやれば自民党は伸びる」と先送りを決断。10月1日には記者団にも「補正予算をあげたら解散するというよりは、景気対策にもっと関心を持つべきだというのが世論だ」と先送りをにじませた。

 その後、経済情勢の悪化を受け、首相は早期とも言える11月30日投開票に傾いていく。このころ、首相は麻生派議員に「経済状況の悪化は自民党に有利に働く。乱世こそ自分が求められている」と語った。勝機と判断した首相は追加経済対策のとりまとめを与党に指示。インド洋での給油活動を延長する新テロ対策特別措置法改正案などが成立する見通しの月末に照準を合わせ、解散に打って出る戦略に切り替えた。13日、自公両党幹部にも「11月30日投開票」の方針を伝えた。

 だが、首相はさらに判断を変える。補正予算成立後の16日夜、首相は都内のホテルで菅義偉選対副委員長らと会談、菅氏から「今やればダメだ。負ける」と見送りを進言された。首相は17日に見送りを決断したが、早期解散で動いていた自民党の細田博之幹事長らには見送りの方針を伝えた上で「早期解散の言い方は変えるな」と指示した。解散をちらつかせ民主党に法案審議に協力させる戦略だった。【西田進一郎】

●定額減税:給付金方式「究極の選挙対策」野党が批判  毎日 10.30
 政府・与党が29日、追加経済対策の柱である総額2兆円規模の定額減税を、「給付金」方式への変更で合意したのは、現金やクーポン券など見える形で金が渡るほうが選挙対策上、効果が高いとみてのことだ。公明党の提案で99年に実施され、「バラマキ」と批判された「地域振興券」(総額約7000億円)を連想するため、公明党は「減税」方式を主張していた。これを自民党が押し切った形だが、野党は批判を強めている。

 給付金方式は28日の経済対策に関する与党政調幹部の会合で、自民党が公明党に提案。29日の会合で公明党が受け入れた。

 定額減税は、公明党の主導で8月の総合経済対策に実施方針が盛り込まれたが、過去の批判を念頭に減税方式とし、目的も「原油高による燃料や食料価格高騰を穴埋めするもの」と、例外措置であると強調した。しかし自民党は、減税方式ではサラリーマンと自営業者で実施時期がずれるなど手続きが複雑であると指摘。税制改正がいらず、支給時期を選べて選挙戦略に絡められる給付金方式に切り替えるよう求めた。

 実施方式が変わっても、財源に「霞が関埋蔵金」と言われる財政投融資特別会計の余剰金を充てる以上、関連法案の成立が不可欠。野党が反対すれば財源確保が難航するのは必至だ。民主党の鳩山由紀夫幹事長は29日の同党会合で、給付金方式を「究極の選挙対策。政策として出てくること自体が政権末期だ」と批判した。
 麻生太郎首相は同日夜、「年内にというのと、年を越すのとはだいぶ意味が違うと思う」と述べ、給付金の早期支給を検討する意向を示した。首相官邸で記者団に語った。効果については「(地域振興券を配布した)あの時と今と、経済情勢は全然違う。今の方が(経済状況が)きついから効果は大きいと思う」と述べた。
 地域振興券での消費のほとんどが日用品購入に充てられたとの指摘には「生活対策としては、それなりの効果があると考えるべきだ」と強調した。【古本陽荘、木下訓明】

●【主張】麻生新総裁 政治不信拭う指導力を 「ばらまき競争」には陥るな  サンケイ 2008.9.23 03:28
 自民党新総裁に麻生太郎幹事長が圧倒的勝利で選出された。「衆院選の顔」として予想通りの勝利だった。しかし、現状の政治不信や党の危機への答えがこれで出たと考えるなら見当違いである。
 汚染米問題への対応を挙げるまでもなく、相次ぐ行政の不祥事、不作為は霞が関を十分にコントロールできていない自民党政治の限界と受け止められている。安全な生活、将来設計への不安も拡大している。ねじれ国会を乗り切れず、2代続けて首相が政権を投げ出した事態も自民党不信に拍車をかけた。
 なぜ自民党なのか、改革を後退させず、この国をどう進めていくかの答えを示すことが、新総裁の最大の責務である。

 ≪選挙向けよりも政策だ≫
 党員投票に基づく都道府県連票の9割超を集めるなど、麻生氏の圧勝は残された切り札への期待の高さを示したが、あくまでも自民党内のレースだ。
 世論調査で次の首相にふさわしい政治家を問えば、麻生氏が民主党の小沢一郎代表を大きく引き離すデータが示される。しかし、次期衆院選での投票動向調査では自民、民主が拮抗(きっこう)し、「民主中心の政権」への期待が「自民中心の政権」を上回る傾向が続く。

 麻生人気で政権維持が安泰になるほど、状況は甘くない。しっかりした政策を打ち出し、指導力を発揮してほしい。
 とくに麻生氏は、民主主義の価値観と国際協調を重視し、インド洋での給油支援の必要性を主張している。ぎくしゃくしがちだった日米関係の修復にも全力を挙げてほしい。新テロ対策特措法に反対した民主党との対立軸を打ち出し、活動延長を担保する方策を臨時国会で示すべきだ。

 一方、小沢代表が争点として投げかけている官僚主導政治打破について、麻生氏の立場は鮮明といえない。総裁選の論戦でも「霞が関をぶっ壊す」と唱える小池百合子氏との議論はかみ合わず、経済政策に比べれば小さな問題と位置付ける姿勢がうかがえた。
 記者会見で「政治への不満をどう解消するかが私に与えられた使命だ」と語った。具体的な実行を見たい。

 ≪「古い自民党」では困る≫
 麻生氏は「日本経済は全治3年」とし、景気対策を重視する積極財政論者である。構造改革の継続を表明してはいるが、財政出動の必要性を強調し、2011年度の基礎的財政収支黒字化目標まで先送りする意向だ。

 これは小泉改革のひずみ是正という域を超え、その対極にあると言ってもよい。かつての古い自民党に戻るのではないかという懸念を拭(ぬぐ)えない。
 確かに日本経済はマイナス成長に入った。リーマン・ブラザーズ破綻(はたん)など米サブプライム問題の影響は、さらに景気を下押ししよう。しかし、それは原材料価格高騰を含めて、国内要因より外的要因の影響によるものだ。

 いくら定額減税などの財政出動を実施しても効果は薄い。必要なのは新価格体系に対応する構造改革策だろう。あの深刻なデフレ局面でも財政出動を伴う景気対策を行わずに経済再生を果たした小泉改革を想起してほしい。
 麻生氏は消費税に対しても、引き上げの必要性は認めても、景気回復後とするだけで時期を明示していない。だから2011年度の黒字化目標を先送りする意向なのだろうが、財政出動による赤字を拡大し続けたらどうなるか。

 2011年は団塊世代が年金の本格的受給年齢に達する直前だ。それまでに黒字化しておかないと大増税以外に社会保障制度と財政の持続可能性は確保できまい。市場の信認も決定的に失う。
 これで総選挙が戦えるとは思えない。小沢民主党は黒字化目標を先送りする方向で、消費税も据え置くとしている。一方で、高速道路の無料化や子ども手当、農家の戸別所得補償、揮発油税の暫定税率廃止などを打ち出している。

 つまり、ばらまき度でははるかに上だ。その財源は特別会計見直しに求める荒唐無稽(むけい)さだが、国債という借金をあてにする麻生自民党も、安易さでは五十歩百歩だから、これを論破できまい。
 このままでは総選挙は人気取り競争に陥る。国民に安心を与える社会保障制度と税財政改革を正面から議論しないのでは政治の役割は果たせまい。

●野中広務 差別と権力 [著]魚住昭
 [掲載]週刊朝日2008年10月3日号 [評者]永江朗
■「とんでもない日本」になるのか?

 本稿執筆時点ではまだ確定ではないが、どうやら自民党総裁=首相は麻生太郎ということになりそうだ。それでいいのか?

 かつて魚住昭『野中広務 差別と権力』の親本が出版されたとき、私はある書評で、これで麻生首相の可能性はなくなった、と書いた。自分の予知能力のなさには呆れる(もともとあると思っていなかったけれども)。

 なぜ麻生首相の可能性はないと思ったのか。それは本書の次の記述を読んだからだ。

〈自民党代議士の証言によると、総裁選に立候補した元経企庁長官の麻生太郎は党大会の前日に開かれた大勇会(河野グループ)の会合で野中の名前を挙げながら、

 「あんな出身者を日本の総理にはできないわなあ」


 と言い放った。

 麻生事務所は「地元・福岡の炭鉱にからむ被差別問題についての発言が誤解されて伝わったものだ」と弁明しているが、後に詳しく紹介する野中発言によると、大勇会の議員三人が麻生の差別発言を聞いたと証言しているという〉(文庫版三八五ページ)

 ここでいう総裁選は、二〇〇一年のもの。えひめ丸事件への対応をめぐってただでさえ評判の悪かった森喜朗首相が世間の非難を浴び、党の内外から退陣論をつきつけられて前倒しされたものだ(その森がいまやちょっとしたキングメーカー気取りなのだから、笑いすぎて腹の皮がよじれそうだ)。

 本書は単行本から文庫になり、何度も増刷されている。その間、訂正はない。麻生発言は事実と見ていいだろう。

 その軽薄な物言いをチャームポイントのごとくいう向きがあるが、麻生の差別発言は軽薄というよりも彼の人間性の深いところに根ざしたものだ。本書およびこの発言は、単行本発売当時もずいぶん話題になった。自民党の議員たちだって知らないはずはない。それでも彼らは麻生太郎を総裁に選ぶのか。

『とてつもない日本』は『とんでもない日本』のマチガイである。

野中広務 差別と権力 (講談社文庫)
著者:魚住 昭 出版社:講談社   価格:¥ 730

●もの申す!:自民党総裁選/1 野中広務・元自民党幹事長  毎日 2008年9月17日
  
野中広務・元自民党幹事長 ◇麻生氏、資質に疑問あり
 ◇現情勢は麻生太郎幹事長が優勢です。
 ◆5人も立って迫力、緊張感がなくなった。麻生さんのしゃべり方は受けるかもしらんが、党員が本当にそう思うかどうか。報道の仕方も問題がある。

 ◇野中さんは現役時代から麻生さんに厳しかった。
 ◆人権を踏まえた視点がありますか。華麗な家柄だけど、人を平等に考えない。国家のトップに立つ人として資質に疑問がある。

 安倍晋三前首相と福田康夫首相が辞める時、2度とも事前に打ち明けられたのに、善後策も講じないで一番先に自分が手を挙げた。幹事長の職責が分かっていない人だ。

 ◇政策はどうです。
 ◆構造改革路線だった人が、景気回復を具体的にどうやるのか。経済対策をやりますと言うだけでは駄目だ。補正予算を成立させて、年末年始の地方議会に間に合わせないと国民に浸透しない。臨時国会冒頭解散なんてやったら、すぐはげて、深い傷を負う。

 ◇総裁選効果で衆院選は自民党が有利になりますか。
 ◆補正予算を通すなど、やることやれば、過半数は取れるでしょう。でも、ここはいったん民主党に政権を渡すのも一つの方法だと思う。できれば衆院選後、政界再編が起きてほしい。衆参のねじれと自民党の状況を見てたら、政界再編やらなきゃ課題解決はできないじゃない。

 ◇民主との大連立はあり得ますか。
 ◆それよりも、与野党とも右傾化する中で、二度と戦争をしない日本をつくる基軸となるような人たちの集まりをつくるチャンスじゃないか。ガラガラポンやった方がいい。

 ◇総裁選候補に、その軸になる人は。
 ◆あえて言うなら石原伸晃(元政調会長)君くらいでしょう。

 ◇与謝野馨経済財政担当相はどうです。
 ◆政策は超一流で、できれば麻生さんより与謝野さんを勝たせたいけど、演説聞いてると声に迫力がない。やはり健康が心配だ。次の次の首相候補を視野に入れたら、石原君はここで登録しておくべき人間だと感じる。

 ◇小池百合子元防衛相、石破茂前防衛相の評価も。
 ◆小池さんは頭のいい人なんだろうけど、時の権力者について上手に泳いできた人に一国を任すことはできないなあ。後ろに小泉(純一郎元首相の)再登板という絵が描かれてるんじゃないか。

 石破さんは防衛政策では優れた個性を持っているが、政治家としては全体像が出てこないですね。【聞き手・伊藤智永】=つづく
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 ■人物略歴
 京都府旧園部町長、同府副知事を経て83~03年衆院議員(当選7回)。その間、村山政権の自治相、小渕政権の官房長官、自民党幹事長などを歴任。82歳。


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