フェロシルトと石原産業の問題。
今回、六価クロムや放射性の問題に加えて、農薬工場など他の工程や他社の工場の廃液などを加えていたことの問題があり、さらに、信じられない別の問題も見えてきています。
「逆有償」という信じられない行為のことを説明します。
通常、産業廃棄物やゴミというものは、その排出者は専門の処分業者にお金を払って処分してもらいます。当然です。
また、「有価物」といって、第三者が利用価値があるとして、その「もの」をお金を払って引き取り何かに使えば、廃棄物ではなくなるという(住民としては悔しい限りの)国の見解の基本原則があります。
ところが今回は、これにもあてはまりません。
「フェロシルト」と位置づけられて石原産業四日市工場から外部へ持ち出された「もの」は、名目は石原産業が他社へ有料で売る、という形態をとっているものの、実質は裏でお金を着けて他社へ渡していたようです。それをうかがわせる文書類もあります。
産業廃棄物の逆有償
この逆有償という処分方法は、「処分」ではなく、組織的かつ悪意の「不法投棄」であるのは明らかです。
なぜ、正規の処分をしないのか。
答えは簡単です。それは、逆有償としてお金を払う方がはるかに安く済むから。
このことを堂々とやってしまうところに、今回の企業犯罪の重大さの一面があります。
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