警察の裏金問題がこの数年来、指摘されています。
全国市民オンブズマン連絡会議はこれにも力を入れています。
以下、事務局の内田さんからの呼びかけです。
市民オンブズマン事務局日誌のカテゴリ「警察」
<転送・転載歓迎>
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「道警不正問題を徹底解明し、信頼回復を求める道民の会」で、05/9/23より11/10まで、北海道警裏金問題解明のための百万人署名を集めています。
署名で求めているのは、百条委員会設置と知事による予算監督権行使です。
インターネット署名も出来ますし、署名簿もダウンロードできます。
署名簿もダウンロードできます。l
この署名は、北海道民に限らず、どなたでも可能です。
2003年11月に発覚した旭川中央署の捜査報償費の裏金疑惑からはや2年が立とうとしています。
この間、2004年2月の元北海道警釧路方面本部長の原田宏二氏、元北海道警弟子屈署次長の斎藤邦雄氏の実名告発、さらに市川守弘弁護士をはじめとした市民オンブズマンの追及やマスコミの連日の報道の成果で、北海道警は捜査報償費や旅費など国費、道費合わせて約7億5200万円の不正を認め、利子を含めた約9億5670万円を返還しました。その中には約4億円にものぼる「使途不明金」の存在もあります。
しかし、北海道警や監査委員が調査したのは一部でしかなく、他の費目における「使途不明金」の存否をはじめ、「私的流用」や「上層部の関与」などの疑惑・疑念を残したままでは、真の再発防止対策の確立はもとより、失われた警察の信頼を回復することはできません。
情報公開法・条例の施行前の2000年が捜査費(国費)捜査報償費(県費)の支出のピークで約121億円。2001年度からは毎年額が激減しており、2004年度の執行総額は約40億円と、4年で80億円も減少しています。
しかしながら、急激な治安の悪化などは聞かず、元々適正な執行がなかった証拠ではないかと市民オンブズマンは見ています。
2005年に入って、愛媛県警の現役警察官の仙波敏郎巡査部長の実名告発、さらに高知地裁での捜査報償費開示を命じる判決、宮城地裁での報償費・出張旅費の不正を認める判決があり、宮城県の浅野知事は捜査報償費(県費)の執行の停止を命じました。
また、元警察官と市民オンブズマンの弁護士らが「明るい警察を実現する全国ネットワーク」を立ち上げ、孤立しがちな告発者のフォローや訴訟支援を行っています。
全国各地で市民が警察の不正を監視し続けているのです。
全国の警察不正支出問題の発端となった北海道警での裏金づくりに関し、百条委員会で実態がどこまで明らかになるか、特に都道府県警を監督する警察庁の具体的関与がどこまであったのかなど、全国で関心を寄せています。
北海道警の問題は北海道だけにとどまらず、全国の問題なのです。
今回の北海道議会では、百条委員会設置案提出は見送り、多くの署名を集めて11月の定例議会で7度目の百条委員会設置を求める方針だと聞いております。
一人でも多くの署名にご協力下さい。
以上
参考
・全国市民オンブズマン 警察裏金・不正支出問題 特設ページ
・明るい警察を実現する全国ネットワーク
・道警不正問題を徹底解明し、信頼回復を求める道民の会
・仙波さんを支える会(「ドキュメント・仙波敏郎」大好評公開中)
全国市民オンブズマン連絡会議 事務局
内田 隆 office@ombudsman.jp
TEL 052-953-8052 FAX 052-953-8050
全国市民オンブズマン連絡会議
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