高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

お疲れ様でした。

2008-02-09 | 筆者の徒然なるままに

先日、大阪府 太田知事が退任されました。 最後はいろいろな噂や疑惑が浮上して、いろいろと大変だったようですね。

Dscn1706  実は一度だけ、太田前知事に私の作った料理を食べて頂き、褒めてもらったことがあります。 http://<wbr></wbr>naniwa<wbr></wbr>-yasai<wbr></wbr>.blog.<wbr></wbr>ocn.ne<wbr></wbr>.jp/ry<wbr></wbr>ourini<wbr></wbr>n/2006<wbr></wbr>/06/po<wbr></wbr>st_7e7<wbr></wbr>d.html<wbr></wbr>

 全国に先駆けて、大阪で最初に全国規模の食育のイベントが催されたのですから、とても有意義な事だったと思いますし、とても良い経験をさせて頂きました。

 しかし、何かを先頭にたって行うということは、とても大変なことですよね。ちゃんと思いが伝わらなかったり、事実と違うことを言われたり、あげ足をとられたり、変な噂をされたり。。。

 でも、少数かもしれませんが、ちゃんと見てくれている人はいるものなのですよね、きっとそういう方は、人生にとってなににも代えがたいとても大切な宝物なのですよ。

 どうせ一回きりの人生なのだから、自分のことを好きでいられるように、正直に・謙虚に・楽しく、生きることが出来れば、それが一番素敵なことじゃないのかな??

 最後に、8年間も責任重大な公務、ほんとお疲れ様でした。
 
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川上さん来たる。

2008-02-06 | 農業・食育・食文化について

 夜のお店に初めて犬鳴きポークの生産者の川上さんが、船場商店の池田さんがお二人で来店して下さいました。

 川上さんと初めてお会いしてから、もう2年以上が経つと思いますが、今回初めて私の料理を食べて頂きました。

 画像が無くて申し訳ないのですが、献立は 

 先付ー白子の茶碗蒸し かぶらのあんかけ。

 割鮮ー旬の天然鮮魚の盛り合わせ。

 焼き物ー鳴門村さんの鰡 塩焼き

 楽盛ーかきオイル漬・なまこ酢・豆腐味噌漬け・柿バターの昆布巻き・梅ビーフのタルタル。

 強肴ー河内鴨と梁守農園の野菜のロースト 山椒と熟成酒のソース。

 揚げ物ー天ぷら盛り合わせ。

 ご飯物ー黒米のへっついさん・味噌汁・自家製昆布の佃煮。川上さんと池田さん、満足して頂けたかな?

 来月から生産の方に専念されるという川上さん。川上さんの養豚場の一部は食品残渣を利用しての飼料作りのため決して綺麗・清潔という訳ではありません。ですが、豚舎は昔ながらのどぶがい(豚舎の床が土で、しかも餌が固形。)に近い状態で、豚さん達はとてものびのびと育っています。

 養鶏の平飼いもそうですが、ウインドレスなど必要以上の清潔を求めてしまうと、昔ながらの飼育は困難になってしまいます。そして、そのストレスはすべて飼育されている畜産に影響します。もともと人間にも体内に自己防衛などの抗体があるのですから、もっと人間を含めた生き物の生きる力を大切にした方が良いと思うのは、私だけでしょうか。

 今後の飼料の高騰などを視野に入れながら、豚がのびのびと育つ環境を求め続ける川上さん、それを消費者に届ける池田さん。いろいろとご苦労もたくさんあるとは思いますが、今の食を大切に思う気持ちをもったまま、これからも頑張って下さい!!

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2月の大有研 世話人会

2008-02-05 | 大有研の活動

 朝から体調悪し。。風邪っぽい、でもそれなりには元気 なのでご心配なく。

 午前中に私用を済ませて、午後から大阪府有機農業研究会の世話人会に参加。

 今回の世話人会は、来季以降の大有研の体制や運営を話し合うための大事な会議です。
 
 今まで大有研を支えて下さった方々からのバトンタッチの時期が近づいているように感じていた、ここ数年。 来季から若い世話人の方がいろいろな仕事をサポートしてくれること になったので、実は心の中ではかなりの感動と手応えと責任を感じておりました。そして、私自身も大有研の代表の話も出ました。

 今までの活動を認めてくれたことなので素直に嬉しいと思う反面、まだ時期尚早のように思います。それに、ほんとに私で良いですか、支えてくれますか。焦らずに、しばらくはいろいろと考えてみようと思います。

 食の安全性を求める声が大きくなる中、料理人としての自分は何が出来るのだろうか。

 第一次産業が衰退し続ける中、現状の食糧自給率39%、畜産など飼料分を考えるともっと低下する現状で、どのように食の安全性を唱えたところで、限界があるような気がします。少しでも早く生産者の数が増えるよう仕組みを考えないと、ほんと大変なことになってしまいます。たぶん、今騒がれている毒薬混入は、今までの経済優先の歪みの表れの一つだと想いっています。

たとえ明日地球が滅びるとしても苗を植える生産者さんや同志・家族のために、心を込めて料理を作れる。私はそんな人物でありたい。

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節分

2008-02-03 | 料理日記

 今日は節分ですね。  

 現在はを立春の前日を限定して節分と呼びますが、本来は「季節を分ける」という言葉の通りに各立夏・立秋・立冬の前の日をすべて節分と呼んだそうです。その中でも、一年の始まりである、2月3日が特に重要視されたようだすな。

 節分といえば、豆まき・巻き寿司、そして玄関には鰯とひいらぎですね。  

 福を巻き込む、縁を切らないようにと恵方に向かって巻き寿司の丸かぶり行うのは、大阪の船場の習慣から全国に広まったそうな。なにわの商人らしい縁担ぎですな。  

Photo  そして、ひいらぎと鰯。  悪鬼が嫌う鰯とひいらぎを玄関に置き、魔除け。  もちろん、この時の鰯は生の鰯でありません。昔の大阪の庶民はお正月の睨み鯛の代わり当時は安かった鰯を塩鰯にして鯛の代わりに供え、節分まで持たせてたそうです。流石に塩漬けにしても、秋の鰯は参加して、目玉が赤くなる。この赤目鰯をひいらぎに頭を差して、鬼さんを驚かせて、退散させたそうです、なんとも心温まり、またご合理ですね。

  でも、節分には鬼がつきものですが、新地や宗右衛門町には旦那さんが好きな? かわいいお化けがたくさん出没するとか。これもまた、大阪らしさ、なのでしょうか?

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お知らせ。

2008-02-02 | 農業・食育・食文化について

まずは大阪府南河内農と緑の総合事務所さんよりのご案内です。

「ぶどう農家の援農」を目指す都市住民の方に2月から9月まで「南河内ぶどう塾」を開催することになりました。2月1日より12日まで受け付けますので、よろしくお願い申し上げます。詳しい内容は「budou.pdf」をダウンロード、スケジュールは「budo_sj.pdf」をダウンロード

です。興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

 2つめは、大阪産農産物を使用したランチを提供していただける飲食店を登録店として認証する「おおさか10ドルランチ」のご案内です。

「おおさか10ドルランチ」は、大阪府産の農産物の普及及び大阪食文化の振興を目的としておりますので、登録料は無料です。詳しい内容につきましては、ホームページで紹介しており、録もホームページからできるようになっています。http://<wbr></wbr>www.pr<wbr></wbr>ef.osa<wbr></wbr>ka.jp/<wbr></wbr>nosei/<wbr></wbr>lunch/<wbr></wbr>index.<wbr></wbr>html

 現<wbr></wbr><wbr></wbr><wbr></wbr><wbr></wbr><wbr></wbr><wbr></wbr><wbr></wbr>在も登録店を募集しておりますので、これをきっかけに大阪産の野菜を取扱い方は、ぜひ検討してみてください。

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