古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

最近大病院事情

2016-01-14 | Weblog・人生・その他
 「前立腺がんのその後」の報告です。
13日午前10時、自転車を転がして西部医療センターに出掛けました。治療は昨年12月25日から1日1錠の薬を飲むことで始まりましたが、注射も併用する必要があると、この日から注射を始めるようになったのです。
受付で、診察券と保険証を出すと、当日の受付番号と指示をプリントした紙をくれました。「⑬の処置室で検体検査を受けなさい」とある。⑬の受付機に診察券を通すと、血液検査の番号票と小生の名前を記した採尿紙コップがでてきた。トイレで採尿し窓口に出した後、採血室で順番を待つ。番号表が表示された窓口に行き採血。ここでも採血前名前を確認する。ここまでは流れ作業的に進行したが、ここからが時間がかかる。指示プリントには「泌尿器科の窓口へ」とある。窓口に行くと「②診察室の前で待ってください」という。予定時刻は11時~11時半で、まだ1時間ぐらいありそうです。②診察室前の待合室に座って、バッグから本を取り出した。ここで待たされるだろうと、昨日北図書館で本を借りてきた。新潮新書の曽野綾子著「風通しの良い生き方」。著者が「新潮45」に連載したエッセイをまとめた本です。
 11時半になったが、私の受付番号がまだ診察室入り口に表示されない。表示でデイスプレイに「混雑中」と出ている。受付に行って聞くと、予定より「1時間ほど遅れそう」というので、先に昼飯を済ませようと思い、4Fのレストランに行き、簡単なランチを済ませた。
 待合室に戻って、曽野さんの本をほぼ読み終える頃、私の番号が表示された。
入室して自分の名前を言うと、採決検査の結果のプリントをくれた。見ると、PSA値は3.421(ng/dl)。健診で引っかかった結果は5.6だったからから随分良くなっている。「良くなっているのは薬のせいですか」。「そうでしょう」。
高い飲み薬だった(直径5mmぐらいの小さな錠剤が1粒500円もした(1割負担だから50円で済んだが)が、高いだけの効果があったのかも。
「体調はどうですか」、「異常ありません」、「肝機能も異常ないので予定通り注射をやりましょう」
「⑬の処置室でリュープリン注射」という指示書と次回診察予約2月24日及び4月6日の注射予約、次回まで42日間の飲み薬の処方箋がプリントされて出てきた。待ち時間は長かったが、あっという間に診察は終わる。
処置室に行き、注射をしてもらう。看護師が「おなかに注射します」、「皮下注射ですか」。「そうです。注射量が多いので腕だと痛がる患者さんが多いのでお腹に注射します」、「今日午後プールに行く予定ですが、注射後泳いでもかまいませんか」、「いいですよ。日常生活を変える必要はありません」。 小生の腹にズブリと注射針を刺し、11.5mlと記入された薬液を注射した。
 帰宅後、処方箋を持って向かいの薬局に行った。入り口が閉まっていたので、どんどん叩いて開けてもらった。「水曜午後は定休日なんです」と言いながらおなじみの薬剤師が出てきた。「すまないがこれ頼む」と処方箋を出すと、「これ、注射と併用ですね。注射はしたのですか」、「今済ませてきたところ」「高い注射だったでしょう」。
よく知ってるなぁ、と思った。実は請求書を見た時吃驚した。8千円を超す金額だったからです。1割負担だから、注射料は8万円近い。今までの人生で最高価格の注射だった。
 先日妹と逢った時、妹は5年前脳腫瘍を患い治療を受けたが注射が高くて月数十万円になったと言っていたから、がんの薬や注射は高価なのかもしれない。
という状況で、治療は順調に進んでいるようです。