古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

小沢問題

2010-10-13 | 経済と世相
 尾張名古屋のNOZUEです。

喫茶店で珈琲を飲みながら新着の週刊誌(ポスト)を見ていました。週刊誌って詰まらん記事もありますが、時にへぇっと思わせて、これって大新聞には出てないな、という記事もあります。

 例の小沢起訴の検察審議会の話です。2回の審議会が、起訴が妥当という判断をしたそうですが、この2回の審議会の審議員の平均年齢がいくつか?今回の平均年齢が、30.9歳。前回の第1回のメンバーは、34.3歳だという。

 これだけ高齢化が進んだといわれる時代に、選挙人名簿から無作為に選んだはずの11名の平均年齢が30歳そこそこになるのか?

 70歳以上の人が選ばれた場合は、(裁判員と同様)断ることができるそうですから、70歳未満の選挙人名簿から選んだと仮定し、選ばれた11人が30.9歳以下になる確率を、専門家に計算してもらったら、0.075%になったという。

 同様に前回の34.3歳以下になる確率を計算すると、0.89%。2回の選出が1回は34.3歳以下、もう1回が30.9歳以下になる確率は、なんと0.00067%だそうです。

 私もTVニュースで聞いた時、「若い人ばかりが選ばれたんだな」と思いましたが、これほど低い確率になるとは思いませんでした。

 以上とは別に、以下小沢問題の関する小生の見解です。

 法治国家では、悪いことをした人が処罰されるわけではない。法に違反した人が処罰される。つまり、悪いことをしても、法律に違反していなければ処罰されないのが、法治国家です。

 小沢さんは政治資金規正法を研究し尽くしているから、この法律で処罰されるようなヘマなことはやっていないと思っています。

 検察審議会のメンバーは、そこを誤解しているようのでは?一方、検察が不起訴としたのは、法律のプロとして、これは裁判に持ち込んでも、とても有罪にはできないと諦めたからでしょう。

 それにしても、審議会のメンバーはどういう手順で決めたのでしょうか。

それに、もう一つの疑問があります。

4億円の資金の報告が翌年度になったというだけで、何故、検察は小沢問題を取り上げたか?もちろん、叩けば埃が出るから、もっと重大な法律違反が見つかるだろうとの見込みでやったのでしょうが、その程度の見込みで政治家を事件にできるなら、日本の政治家は全員事件にできる。検察は、小沢を是非標的にしたかったのだ!その理由は何か?という疑問です。

更に言うなら、元小沢秘書の衆院議員の検察調書を作成したのは、今問題の前田氏だという。この検察調書の作成の経緯を再調査する必要はないのか?

私は、小沢さんが悪いことをしていない、といっているのではありません。また政治家としての小沢さんを評価しているわけでもありません。

ただ、今回の「小沢問題」は検察の「やらせ」でないかを疑っているだけです。

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