古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

御在所岳紀行

2010-11-15 | 旅行
 12日は、住宅のシニアクラブのハイキング。9:20集合、女性4名、男性は幹事のSさんと小生の2人。計6人で、御在所岳を目指しました。

Sさんが若いころ登った御在所に是非もう一度行ってみたいということで、今回の企画になったのですが、お天気が思わしくない。昨日まで青空が続いて、天気予報では明日からも晴天なのに、今日に限って朝方から雨がパラツキはじめた。

 「午後には晴れるとの予報ですから出かけますか」、傘をさすほどの雨でもない。

「Yさんはきてないかな?」とみたが来ていない。登山家の彼女としては、山頂までリフトで登ってしまう山では意欲がわかない?

 近鉄名古屋駅で、「御在所行きセット切符」¥3350を購入。電車、バスとケーブルカーの往復切符がセットになって、個別に買うより3割安の値段になっている。

 10時過ぎの急行で四日市まで。南に下ると、空が晴れてきた。意外といい天気になりそうだ。四日市で湯の山行きに乗り換え。「乗り換え時間3分です!」とSさんは言ったが、湯ノ山線のホームは遠く、3分では乗り換えられなかった。と言っても、20分おきに出ているから次の電車に乗るだけ。「急ぐ旅でもないからいいさ!」

10時56分の鈍行で30分。湯の山温泉駅に着いた。11:39のバスに乗る。10分ぐらいで三重交通バスの湯ノ山温泉駅だが、途中菰野川というのでしょうか、川を埋める奇岩、大きな石の眺めは一見に値する。

バスの停留所からロープウェイの乗り場までは、徒歩で10分ぐらいだが、急坂である。女性の足を考えてゆっくり歩く。順番を待つ観光客で結構にぎやかだ。ロープウェイは10数分で山上公園駅。やはり肌寒いからビニールのウィンド・ブレーカーを羽織る。電光掲示で気温7.2度と出ている。12時半、ここで昼食。しばしおしゃべりを楽しんだが、「3時ごろには帰りたいからリフトに乗りましょう」。リフトは片道300円で往復600円を自動販売機で支払う。ここから山頂まで10数分、リフトにぶら下がる。紅葉は思ったほどでない。寒暖の差が大きいと紅葉が美しいというから今年はまだ寒くなっていないか?それともまだ時期が少し早いのか?山頂に着いた。

「Sさんは何回ぐらいここに来たの?」

「何回かなぁ、若いころだから、こんなリフトやロープウェイはなかった。中道とか裏道とかあって。岩壁も登った」。Sさんの青春かな。そういえば、ロープウェイで登って来た時、岩壁みたいな巨石が見えた。

山頂には三角点がある。標高1211.95m、北緯35度1分**、東経136度25分**、の表示がある。

「記念写真を撮りましょう」と6名、三角点前で写真を撮った後、「滋賀県に行って写真を撮らなくちゃ」と女性方は三角点西側でならんで写真を撮る。

そう。ここは、三重県と滋賀県の県境なのだ。

「名古屋駅前のJRツインビルやミッドランド(トヨタビル)も見える筈なんだけど」

「お天気がいいと、わが住宅も見えるんだって」

今日はだめだ。お天気はいいのだが、大気の透明度が悪い。そういえば、黄砂が来るとTVが伝えていた。伊勢湾も富士山も見えない。

30分ほどで戻ることにする。山上公園駅でお土産を仕入れて3時4分のバスで帰途についた。5時過ぎに名城公園駅についたが、もう薄暗い。日の暮れが早い季節でした。



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