『トラスト ミー』って、そういう意味だったの!
28日、福島大臣解任騒動の顛末を見てそう思いました。
昨年秋、鳩山首相は、オバマ大統領に会って、そう言ったと聞き、どういう意味かな?
意味が分からなかったのです。ところが・・・
28日朝8時5分、首相はオバマ大統領に電話して日米共同声明の内容を確認した。その内容をめぐって、福島大臣から異議があり、この日米共同声明確認の閣議決定に署名しない。総理が、福島大臣を罷免し、後任の消費者省少子化担当大臣に平野官房長官を任命したことは、マスコミ報道の通りです。
そこで思うのですが、閣内で意見の一致していない内容を、米国大統領に先に電話して、「この内容に賛同できない閣僚は辞めてくれ」、ということが私には全く理解できません。
オバマ大統領に言った「トラスト・ミー」は、誰が何と言おうと、5月末には米国の要望どおりに決定するから「トラスト・ミー」の意味だった?
首相が5月末と明言した時、何か5月末までに解決できる腹案があって言われるのかと思いました。それでなくては、5月と指定する意味は何もない!
ところが、腹案はまったくなかったのです。それどころか、
『必ずしも海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならないとは思っていなかった。(首相就任後)学ぶにつけ、沖縄の米軍全体が連携して抑止力が維持できているという思いに至った。浅かったといわれれば、その通りかもしれない』(5月4日鳩山総理発言)。
国の安全保障について、首相就任まで学んでいなかったと言うのですから、仰天です。
いったい何故沖縄に米軍駐留が必要なのか?宇宙衛星から地球上の総てを監視出来、IT技術で殆ど即時に地球上のどこにでも指示が出せる時代に、米軍がグアムでなく、何故沖縄に駐在しなくてはいけないのか?グアムから有事の際に米軍が駆けつけるまで日本の自衛隊が頑張ることは出来ないのか?抑止力をどう勉強したか、総理に説明してもらいたい。
米国は(私の想像では)、別に米国内に基地を置いても差し支えはないのですが、日本に基地を置けば経費の70%を、日本政府が持ってくれるから、米国内に基地を置くよりも日本に置いた方が安上がりなのです。いわば既得権で、沖縄に基地を置きたい。
実際、沖縄基地で訓練を受けた海兵隊がアフガニスタンにもイラクにでも、出ていっているのです。
海に橋脚を立てる工法を提案したら「テロの攻撃を防御できない」という。語るに落ちたとはこのこと。テロに襲われる危険があるのは米軍で日本ではない!
一番事業仕分けが必要なのは、米軍への思いやり予算でしょうか。
そもそも、独立国に何故65年も外国軍が駐屯するのか?65年を過ぎて、後何年日本に駐留するのか、日本の政治家は米国に話も出来ないのです。
そうしたことを米国と良く話をするのが、「日米対等の外交」(民主党マニフェスト)ではないのですか?
あの、日野原重明先生が「米軍は10年以内に日本の基地から撤退すべきだ」と、主張しオバマ大統領に書簡を送ったそうです。今回の基地決定に際し、沖縄が止むを得ないとしても、政府は日野原先生のように期限を設定すべきだった。 日本の政治家は、沖縄が、香港やマカオのように99年も、外国軍に駐留されていることを恥と思わないのでしょうか?
鳩山さんが話をすべきなのは、沖縄の人々でなく、米国政府なのです。相手を間違えている。
どうして、こうも鳩山さんがダメなのか?総理が総てを知ることは出来ないので、補佐する人がいなくてはならない。その点で、平野官房長官は全然ダメで、首相を全然補佐できない。
だから、罷免しなくてはいけないのは福島さんでなく、官房長官だ。ここでも相手を間違えている。
それに比べ、福島さんは言うことが全然ブレない。立派なものです。もっとも社民党は社会党当時自民党と連立することで、社会党を消滅させてしまった。この体験があるから、思想がブレたら、政党自体がなくなってしまうと知っている。
今回の騒動は、福島党首が女を上げ、総理が男を下げた一幕でした。
それにしても、ここ10年以上、日本の首相は碌な人物が就任しなかった。日本人はトップを選ぶことが、まことに下手な民族らしい。以前、メールしたことがありますが、日本では、優秀な人は首相でなく下足番になるらしい。
http://blog.goo.ne.jp/snozue/d/20060407
28日、福島大臣解任騒動の顛末を見てそう思いました。
昨年秋、鳩山首相は、オバマ大統領に会って、そう言ったと聞き、どういう意味かな?
意味が分からなかったのです。ところが・・・
28日朝8時5分、首相はオバマ大統領に電話して日米共同声明の内容を確認した。その内容をめぐって、福島大臣から異議があり、この日米共同声明確認の閣議決定に署名しない。総理が、福島大臣を罷免し、後任の消費者省少子化担当大臣に平野官房長官を任命したことは、マスコミ報道の通りです。
そこで思うのですが、閣内で意見の一致していない内容を、米国大統領に先に電話して、「この内容に賛同できない閣僚は辞めてくれ」、ということが私には全く理解できません。
オバマ大統領に言った「トラスト・ミー」は、誰が何と言おうと、5月末には米国の要望どおりに決定するから「トラスト・ミー」の意味だった?
首相が5月末と明言した時、何か5月末までに解決できる腹案があって言われるのかと思いました。それでなくては、5月と指定する意味は何もない!
ところが、腹案はまったくなかったのです。それどころか、
『必ずしも海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならないとは思っていなかった。(首相就任後)学ぶにつけ、沖縄の米軍全体が連携して抑止力が維持できているという思いに至った。浅かったといわれれば、その通りかもしれない』(5月4日鳩山総理発言)。
国の安全保障について、首相就任まで学んでいなかったと言うのですから、仰天です。
いったい何故沖縄に米軍駐留が必要なのか?宇宙衛星から地球上の総てを監視出来、IT技術で殆ど即時に地球上のどこにでも指示が出せる時代に、米軍がグアムでなく、何故沖縄に駐在しなくてはいけないのか?グアムから有事の際に米軍が駆けつけるまで日本の自衛隊が頑張ることは出来ないのか?抑止力をどう勉強したか、総理に説明してもらいたい。
米国は(私の想像では)、別に米国内に基地を置いても差し支えはないのですが、日本に基地を置けば経費の70%を、日本政府が持ってくれるから、米国内に基地を置くよりも日本に置いた方が安上がりなのです。いわば既得権で、沖縄に基地を置きたい。
実際、沖縄基地で訓練を受けた海兵隊がアフガニスタンにもイラクにでも、出ていっているのです。
海に橋脚を立てる工法を提案したら「テロの攻撃を防御できない」という。語るに落ちたとはこのこと。テロに襲われる危険があるのは米軍で日本ではない!
一番事業仕分けが必要なのは、米軍への思いやり予算でしょうか。
そもそも、独立国に何故65年も外国軍が駐屯するのか?65年を過ぎて、後何年日本に駐留するのか、日本の政治家は米国に話も出来ないのです。
そうしたことを米国と良く話をするのが、「日米対等の外交」(民主党マニフェスト)ではないのですか?
あの、日野原重明先生が「米軍は10年以内に日本の基地から撤退すべきだ」と、主張しオバマ大統領に書簡を送ったそうです。今回の基地決定に際し、沖縄が止むを得ないとしても、政府は日野原先生のように期限を設定すべきだった。 日本の政治家は、沖縄が、香港やマカオのように99年も、外国軍に駐留されていることを恥と思わないのでしょうか?
鳩山さんが話をすべきなのは、沖縄の人々でなく、米国政府なのです。相手を間違えている。
どうして、こうも鳩山さんがダメなのか?総理が総てを知ることは出来ないので、補佐する人がいなくてはならない。その点で、平野官房長官は全然ダメで、首相を全然補佐できない。
だから、罷免しなくてはいけないのは福島さんでなく、官房長官だ。ここでも相手を間違えている。
それに比べ、福島さんは言うことが全然ブレない。立派なものです。もっとも社民党は社会党当時自民党と連立することで、社会党を消滅させてしまった。この体験があるから、思想がブレたら、政党自体がなくなってしまうと知っている。
今回の騒動は、福島党首が女を上げ、総理が男を下げた一幕でした。
それにしても、ここ10年以上、日本の首相は碌な人物が就任しなかった。日本人はトップを選ぶことが、まことに下手な民族らしい。以前、メールしたことがありますが、日本では、優秀な人は首相でなく下足番になるらしい。
http://blog.goo.ne.jp/snozue/d/20060407