古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

高校野球と地球温暖化

2006-08-21 | 経済と世相
 高校野球の球史に残る決戦。お楽しみの方が多かったと思います。
早稲田と苫小牧の決戦になりましたが、今年の優勝旗も「箱根を越す」ことは、決勝前に確定したわけです。
 「箱根を越す」と言ってもピンとこない方も見えるかも?小生の子供の頃は、甲子園の野球は、優勝旗が「箱根を越す」かどうかが、何時も話題になったものです。
 というのは、北海道や東北は高校野球は弱かったので、優勝校が箱根以東になる
ことは確率が高くなかったのです。それが、今や、北海道の高校が3連覇をするかもしれないというほど強くなり、山形の高校が準々決勝にまで残るというのですから、時代が変わりました。
 何故,北海道や東北が強くなったか?若しかしたら、これは「地球温暖化」と関係があるかも知れません。
 昔は、東北や北海道は、冬季の降雪が多く、グラウンドで野球を練習できる日数に、箱根以西とは絶対的なハンデイがあった?
(当時、といっても50年も前ですが、そういう説がありました)
 この仮説が正しいとすると,今日では降雪の影響と言うものはそんなにないので、東北・北海道が強くなったのだと説明できることになると思います。
 過去50年の各県の高校野球の勝率と平均気温あるいは降雪日数を、箱根以東と
以西で調べたら、若しかすると「相関あり!」という結果が出るかも?
(ヒマができたら挑戦してみようかな)

 もうひとつ、高校野球を見ていて気付いたことです。
 試合が始まる前、整列してお辞儀の挨拶。終了すると、また整列してお辞儀と握手。
試合後は両校の選手が整列し校歌を聞く。
 これプロ野球でも、大リーグでも見ないですね。都市対抗はどうだったかな?

 多分、これ高校野球に独特の習慣ですね。ということは、日本人が考え出した作法だということになります。言うなれば茶道における形のようなものですね。
 人と人の付き合いには、こういう場合はこういう作法を取るという形があると便利だというのが、日本人の知恵ではないでしょうか。柔道の試合も、相撲の取り組みも作法にそって、試合を行う。高校野球もこうして、完全に日本のスポーツになった。
  以上、TV観戦のかたわら思いついたよしなしごとです。