古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

続・年金改革

2004-04-27 | マラソン
尾張名古屋のNOZUEです。
 年金にはもう一つ、大きな問題があります。少子化が続くことにより、現役世代が
年金を負担しきれなくなる?という不安です。
 根本的にいうと、これには年金支給開始年齢を引きあげるしか方法はないと考えま
す。その際、官僚が恣意的に引きあげるのでなく、年金を貰う人数は負担する人口の
例えば、4分の一以下にするように、国勢調査の結果に基づき自動的に定める。
 「少子化」問題は、日本人が、子どもを少なくするというライフスタイルを選択し
た結果です。子が少なくなれば、老後は自分で頑張るしかない。子を産まず育てず老後
を見てくれというのは虫が良すぎる。そもそも、人類が子どもを育て、歳をとったら
子に面倒を見てもらうということは、太古の昔からやっていたことです。その子を産
まなければ、老後は自分で面倒を見るしかないでしょう。
 政府がやるべきことは、出生率を上げることでなく(政府が子を産むことを強制で
きない)、現行の60歳定年から年金受給開始年齢までの雇用を確保する政策なので
す。(最近政府は若い人の雇用も確保できないようだ。)

 今回の政府案は、物価上昇率1%、賃金上昇率2.3%、運用利回り3.2%という
架空の数字で現行制度のまま収入と支出の数字合わせをしただけ。(保険料の引き上
げ幅と年金の引き下げ額に合う様、数字を操作しただけなのでは?)
 一方、民社党の対案は、賦課方式の基礎年金と積み立てによる年金を区分したのは
良いのですが、
、積み立て方式の保険料に対応する所得の把握に触れていないし、少子化に対応する
方式を入れないと、消費税を引き上げても、将来的には永続出来ないでしょう。

 いずれにしても、小泉さんはもう少しマジメに年金問題をやって欲しい。マジメに
やらなくても、選挙に勝てると思っているのでしょうか?