BEAT EXPO

2009年12月31日 | 佐野元春 Radio Days

■BEAT EXPO
http://funky802.com/expo/index.php

2009年12月30日(水) FM802 19:00 - 21:00
DJ: 早川和余
GUEST:佐野元春

Playlist
ラジオ・デイズ / 佐野元春
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
FM802のロック・フェスティバル「RADIO CRAZY」が12月29日、30日に行われた。
会場となったインテックス大阪に設置された特設スタジオに出番前の佐野元春が生出演。

早川「どうですか? 会場の空気をちょっとだけ味わいながら通ってブースまでお越しになられた感じは?」
元春「そうですね。あんまり年末という気がしないよね」
早川「ははは。そうなんですよね。今日30日ですよね。佐野さんは年末にライヴを行うことも多いと思うんですが、そうすると年を締めくくる感じの過ごし方というのは?」
元春「うん。でもバンドのメンバーと一緒だからね。すごく楽しい」
早川「みんなでカウントダウンしたりとか。そんなことしたりするんですか(笑)」
元春「う~ん。そういうことはしないですね。みんなでライヴが終わった後、集ってね。楽しい話をしたり、そうするといつの間にか年が明けたりして。そういうのが楽しい」
早川「2009年があと一日と4時間ちょっとぐらいで終わっちゃうわけですが、佐野さんにとって今年ってどんな年でした?」
元春「今年はね、『COYOTE』ってアルバムを出して、そのプロモーショナル・ツアーがずっとあって、今日もそのツアーで廻ってきたバンドをね、一緒にやってきたバンドを連れてきたわけだけれども。また彼らと一緒に演奏できる...まぁ、6ヶ月間くらい彼らと会ってなかったんだけれども、東京と大阪で今回演奏できるのをすごく楽しみにしていて、東京で演奏してきたばかりなんだけれども、いい感じだった」
早川「いい感じでしたか。その空気をそのまま大阪に持ってきた感じですか?」
元春「そうだね」
早川「今日はインテックス大阪というとても広い会場で、お客さんも若い方がすごく多いと思うんでけれども...」
元春「いいね」
早川「はじめて例えば見る方もいらっしゃると思うんですけれど、どういう感じでライヴを迎えたらいいんですかね?」
元春「あぁ。僕らのバンドの音楽でね、みんな歌ったり踊ったり楽しんでくれるとうれしい」
早川「佐野さん、ダンスお得意ですよね?」
元春「いや、僕は、ダンスしないよ?」
早川「ダンスしませんか?(笑)」
元春「僕は演奏して歌います」
早川「ステップが... 私、昔ライヴで、ホントにステップが素敵で...ええ」
元春「あぁ」
早川「今日もあと一時間くらいでライヴがスタートするわけですけれど、今回はラジオから生まれた年末のロック・フェスということで『RADIO CRAZY』なんですが。やっぱり佐野さんというとレディオというイメージがすごくあるんです。今回このイベントに関してはどう思われますか?」
元春「僕はねラジオが好き。テレビよりもラジオのほうがいいよね。小さい頃からラジオからいろんな曲を聴いて育ってきたから、今回のイベントのタイトル『RADIO CRAZY』って付いてて、あっ、いいなと思いました」
早川「なんかラジオというのも、最近音楽を聴くツールでもいろいろ変化があったりして、だいぶ変わってきてるかなぁと思うんですが、佐野さんが思うラジオ、2010年に向けてどんなラジオを望まれますか? 突然こんな質問で申し訳ないんですが」
元春「ラジオは反体制のメディアだからね」
早川「反体制」
元春「うん、うん、うん。その利点を生かしてゆくのがいいんじゃないかな」
早川「おぉっ~。確かに見えない分いろいろと頭の中でどんどん世界が広がりますから」
元春「はい。だからラジオとロックンロール、相性いいと思うよ」
早川「おおっ。このあともちろん佐野さんのライヴの模様もラジオを通して、のちほどお届けしたいなと思ってますので、楽しみにしています。ちなみに来年は佐野さん30周年を迎えられるんでしたっけ?」
元春「そうだね。レコーディング・アーティストとしてはじまって30周年目ですね」
早川「いそがしくなりそうですか、来年は?」
元春「うん。新しい曲とか、それからアニバーサリーの全国ツアーとか、いろいろと予定しています」
早川「お忙しいと思うんでお身体には気をつけて、来年もお過ごしください。もちろんこのあとすぐライヴがはじまるということですが、いま会場でこの放送を聴いてらっしゃる方、そしてラジオで聴いてらっしゃる方、みなさんにメッセージをいただけませんか?」
元春「もうすぐ佐野元春 & THE COYOTE BAND、ステージに向かいます。楽しみに待っていてください」
早川「というわけでお別れに1曲おかけしたいと思います。もしかしたらこの曲も聴けるかもしれません。佐野さんのほうから曲紹介お願いできますか?」
元春「では僕の新しいアルバムですね、『COYOTE』というアルバムからこの曲を聴いてください。ラジオ・デイズ」
早川「じゃあ最後に決め台詞をお願いできますか? 行きますよ」
元春「なんだっけ?(笑)」
早川「(小さい声で)RADIO CRAZY。うふふ。あのカメラに向かって、じゃあ。ふふふ」
元春「(小さい声で)いくよ。一緒にやるんじゃないの?」
早川「うふふ。じゃあ、みなさん、このあとも楽しんでください。せーのー」
元春・早川「RADIO CRAZY」
早川「うふふ」



残念ながら僕は「RADIO CRAZY」に参加していませんがセットリストは以下のようです。

■RADIO CRAZY
http://radiocrazy.fm/top.html

2009年12月30日(水) インテックス大阪
R-STAGE 4号館 午後8時スタート

佐野元春 & THE COYOTE BAND
佐野元春(Vocal, Guitar, Harmonica)
深沼元昭(Guitars)
小松シゲル(Drums)
高桑圭(Bass)
リクオ(Keyboards)

Set List
1 星の下 路の上
2 君が気高い孤独なら
3 ヒナギク月に照らされて
4 裸の瞳
5 夜空の果てまで
6 世界は誰の為に
7 アンジェリーナ~メドレー
コメント (4)
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ryuichi sakamoto playing the piano

2009年12月29日 | Live

12月20日(日) 晴れのち曇り。
午前中、大阪市内でも雪が舞ったそうだが寝ていたので知らなかった。
SSBを聴いた後、イオン化粧品シアターBRAVA!へ。

坂本龍一のピアノ・ソロ・コンサートを聴きに行くのは今年の春以来となる。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/7ef42fbbea198e6378650c3dd9bd9d90

今回は大貫妙子をゲストに迎えての大阪、横浜、東京を廻るミニ・ツアー。
直前の12月初旬まで教授はヨーロッパ・ツアーを行っていた。
教授語り下ろしによる自伝『音楽は自由にする』によると、
ベルナルト・ベルトルッチ監督作品の3作品、
『ラスト・エンペラー』、『シェルタリング・スカイ』、『リトル・ブッダ』で
映画音楽を担当したことによりイタリアでは知られた存在なのだとか。

『音楽は自由にする』にはいろいろと印象に残る話があった。
中でも最近立ち上げたレーベルの話にはドキリとさせられた。
CDが売れなくなっていて、教授でもCDの売り上げだけで生計を立てるのが難しくなってるらしい。
音楽は今や無料でやり取りされる時代になった(なってしまったというか...)。
これから音楽の流通の仕方が変わってゆくだろう。
必要とされるところに還元してゆく方向に向かうのかもしれない。

おっと脱線してしまったが。
「ryuichi sakamoto playing the piano featuring taeko onuki」である。
今回の共演はター坊が来年、教授の曲に詞をつけて歌うことになり、
いい機会だからということで実現したそうだ。
ただまだ実際に詞をつける段階まで進んでおらず、
過去に教授がプロデュース&アレンジで参加した曲等の披露に留まった。

オープニングは春のツアーと同じく漆黒の闇の演出。
4曲目までは毎回同じセットリストだということで、
直近のヨーロッパ・ツアーでは演奏したが、春の国内ツアーではやらなかった
ニュー・アルバム『out of noise』の曲を披露した。
また春のツアーに触れて、
「春は二台のピアノでやりましたが、もう一台借りるのに20万もいるので今回は一台だけです」
と教授は話していた。空調を止めていたのでお香のかおりが客席まで漂ってきていた。

曲名についてのコメントがあって「a flower is not a flower」は女性のことを言った中国の言葉らしい。
「mizu no naka no bagatelle」の"bagatelle"は「つまらない曲」という意味なのだそうだ。
だから「水の中のつまらない曲」ということになるらしい。

ここ10年ほどのあいだでCMのタイアップ曲となった「asiance」や「energy flow」といったお馴染みの曲の後、
「before long」が出てきた。アルバムの中の名曲といった存在なので意外な選曲であった。
春の国内ツアーでも披露されたようだが、僕は今回はじめてライヴで聴いた。

中盤にター坊とのコラボレーションがあった。
「20万円のピアノの代わりです」とター坊(笑)。
「ピアノの代わりというわけで言ったんじゃなかったんですよ、大貫さま」と教授(笑)。
ター坊のラジオ番組に教授がゲスト出演したが教授は覚えてなさそうだった。
昨年夏の特番だったから僕もうっすらとしか覚えてなかった。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/6a6b76aae627c60421d8fb0e8bfff4e9

ター坊のラジオ番組にはほかにどんな人が出たのかと教授が質問。
「養老孟司さんとか大瀧詠一さん...」とター坊が答えたところ、
「大瀧さんのトリヴュート・コンサートに出たって聞いたけど、ほかには誰が出たの? 美奈子とか?」
「どんな曲歌ったの?」と質問攻めの教授。
ター坊は「君は天然色」を一節アカペラで歌ったが
「その曲は有名なの?」と教授(笑)。
お互いB型どうしということで会話がまったく成立せず(ター坊ってBだったんですね)、
というかお互い人の話を聞いてないという(笑)、そんなゆるい会話が楽しかった。

「色彩都市」は教授がアレンジした曲の中で最高傑作となる作品なのだという。
ター坊のライヴでピアノを弾くのはいつもフェビアン・レザ・パネ。
シルクのようなピアノの音色といわれるフェビアン・レザ・パネと教授では曲の解釈が全く違った。
教授のピアノはぐっと枯れた味わい。
こんなにも変わるのだなぁと感慨深く思った。

しかし、教授のピアノとター坊の歌だけというのは、なんというか、もう侘寂(わびさび)の世界だった。
これもまた意外なことだった。もしも二人だけでアルバムを作ったら相当渋いんじゃないかと思った。

後半はまた教授のピアノ・ソロ。映画のテーマ曲が続けて披露された。
「1900」はエンニオ・モリコーネの曲でベルトルッチ監督作品『1900年』のテーマ曲。
久しぶりに聴いた「last emperor」は本当によかった。

アンコールでまたター坊との共演があった後、二人で揃ってステージを降りた。
そんな、クリスマス前のこの時期に「戦メリ」やらないなんて。
客電が点いても鳴り止まない手拍子の波。誰もが待っていた。
教授が出てきて「帰らないわね。しょうがないやるか」とぽつり。
最後に「Merry Christmas Mr.Lawrence」を弾いた。人が悪いですね。
僕が春に聴いたライヴで披露された「composition 0919」や「tibetan dance」といった
勢いを感じさせる曲がセットリストから消えたせいで
教授のピアノ・タッチが昔と変わったことを実感した。
「Merry Christmas Mr.Lawrence」は正にそうだったが、深みが出ていて素晴らしいと思った。

■ryuichi sakamoto playing the piano featuring taeko onuki
2009年12月20日(日) イオン化粧品シアターBRAVA!
1階G列32番

set list
01 still life
02 in the red
03 tama
04 nostalgia
05 a flower is not a flower
06 mizu no naka no bagatelle
07 amore
08 asiance
09 energy flow
10 tamago
11 before long
12 色彩都市
13 懐かしい未来~longing future~
14 tango
15 bibo no aozora
16 high heels
17 1900
18 last emperor
encore
19 突然の贈り物
20 風の道
21 Merry Christmas Mr.Lawrence


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Sunday Song Book #899

2009年12月27日 | Sunday Song Book

<12月27日プレイリスト>
[年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)]
ミューズ/山下達郎 '09
僕らの夏の夢/山下達郎 '09
おかしな二人/竹内まりや "BEGINNING" '78
MUSICIAN/竹内まりや "未発表音源" '04
YOUR MOTHER SHOULD KNOW/竹内まりや with BOX "未発表音源" '09
SMOKE GETS IN YOUR EYES(オーケストラ・ライブ)/山下達郎
"服部克久 50周年ライブ" 09/12/27 at 文京シビックホール
人生の扉/竹内まりや "DENIM" '07 "EXPRESSIONS" '08
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■内容の一部を抜粋
・年忘れ夫婦放談
毎年年末恒例、竹内まりやさんゲストの「年忘れ夫婦放談」。まりやさんが年末に出演するようになったのは1994年から。今年で15年目。「年忘れ夫婦放談」と銘打ったのは1996、7年ぐらいから。大瀧詠一さんゲストの「新春放談」は1983年からなのでまもなく27年目を迎えることになる。
今年はタツローさんが仕事で忙しいので、ハガキの整理は今回もまりやさんが行ったそうだ。

・ミューズ
8月19日発売のニュー・シングル「僕らの夏の夢 / ミューズ」から。4月からTBS系でオンエアされている「総力報道! THE NEWS」のテーマ曲。

・僕らの夏の夢
8月19日発売のニュー・シングル「僕らの夏の夢 / ミューズ」から。映画『サマーウォーズ』のエンディング・テーマ。
まりやさんは今年観た映画の中で『サマーウォーズ』と『アンヴィル! 夢を諦めない男たち』がよかったそうだ。『アンヴィル!』はタツローさんと一緒に観に行ったとか。タツローさんは『グラン・トリノ』(監督・主演はクリント・イーストウッド)がしみじみときたという。
http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/

・映画『アンヴィル! 夢を諦めない男たち』
http://www.uplink.co.jp/anvil/

・年越しそば
リスナーからの質問で「山下家では年越しそばを食べますか?」。
まりやさんの故郷が出雲なので出雲からおそばを送ってもらって食べているという。それを東京風にかけそばにしているそうだ。

・おかしな二人
加藤和彦さんが亡くなったことに触れて「こんな形で世を去るとは思ってなかったのでショッキングな気持ちで死を受け止めた」とまりやさん。デビュー曲の「戻っておいで・私の時間」は加藤和彦さんの作品で、その後、一緒にテレビ番組の司会もした。「おかしな二人」は1978年のデビュー・アルバム『BEGINNING』の収録曲で作詞は松山猛さん、編曲は鈴木茂さん。サビの部分で加藤和彦さんとデュエットしている。

・加藤和彦さん
タツローさんはアルバム『GO AHEAD!』か『IT'S A POPPIN' TIME』の頃にアルバムのキャンペーンで岐阜放送の30分放送(15分ずつ二組のアーティストで分ける番組)で加藤和彦さんと一緒になったという。そのときタツローさんはすでにビッグ・ネームだった加藤さんがこんな地方までキャンペーンで来ていることに驚いて、ちゃんとオレもプロモーションをしなければいけないんだな、と思ったのだという。後になってそのことを加藤さんに話したら、加藤さんも同じことを思ったって言ってたそうだ。加藤さんといえばそのエピソードを思い出すとタツローさん。まりやさんは加藤さんが安井かずみさんと住んでいたゴージャスなアパートで加藤さんお手製のカレーをごちそうしてもらったことがあるという。タツローさんはそういったスノビズムと現場主義の両立がその頃にはまだあったと話す。バブルの頃からそうした仕事との両立のバランスが崩れてきて、ただのスノッブが増えたんだと。鬱病で悩んでいたことについては全く覚えがないと二人。タツローさんは仲のよかったコピーライターの眞木準さんが6月22日に急性心筋梗塞のため都内の病院で亡くなったことに触れて、今回のツアーも見に来てくれたのに急死して、死がすごく身近に感じるようになったと話す。「自分たちもその分一所懸命生きなきゃだめなんだという感じですね」とタツローさん。

・MUSICIAN
加藤さんのお別れの会にはスケジュールの都合で参加できなかったまりやさん。遺書には「音楽でもうやることがなくなった」というふうに書いてあったそうだが、ミュージシャンというのはそう容易い稼業じゃないということをテーマにした「MUSICIAN」という曲を捧げたい、とまりやさん。1976年のSILVERのファースト・アルバムに収録された「MUSICIAN(NOT AN EASY LIFE)」がオリジナル。まりやさんのヴァージョンはこの番組の「納涼夫婦放談」ために2004年にレコーディングしたヴァージョン。

・YOUR MOTHER SHOULD KNOW
まりやさんが杉真理さん、松尾清憲さん、小室和幸さん、田上正和さんのBOXとサポート・メンバーでドラムの島村英二さん、キーボードの小泉信彦さんでビートルズの「YOUR MOTHER SHOULD KNOW」をレコーディングしたヴァージョン。このメンバーでビートルズの曲をカヴァーする計画があるのでリクエストを受け付けているそうだ。

・SMOKE GETS IN YOUR EYES(オーケストラ・ライブ)
11月27日に文京シビックホールで行われた服部克久先生の50周年記念コンサートから。タツローさんはシークレット・ゲストで出演した。オーケストラをバックに「SMOKE GETS IN YOUR EYES(煙が目にしみる)」と「FOREVER MINE」と「クリスマス・イブ」の3曲を披露したそうだ。当日は照明が逆光だったので誰がシークレット・ゲストがわからずに声を聴いてわかった人が多かったのだという。もちろんタツローさんのファンの人たちもシークレット・ゲストだと読んで何十人と来ていたそうだ。拍手をしているのはその人たちとタツローさん。

・今年の漢字
リスナーから「今年一年を漢字一文字で表すとしたら?」という質問。
まりやさんは「速(はや)」。タツローさんは「忙(ぼう)」。

・人生の扉
2007年のアルバム『DENIM』の収録曲。
まりやさんの来年の予定はコマーシャルに曲を書くオファーがあったり、人に曲を提供したりとかで今年よりも活動するらしい。

・僕らの夏の夢
8月19日発売のニュー・シングル「僕らの夏の夢 / ミューズ」初回生産分にはスペシャル応募特典が当たる応募ハガキを封入していた。A賞の「僕らの夏の夢」と「ミューズ」が収録された12インチのアナログ盤が大変好評で、オフィシャルで発売してほしいとの要望がたくさんあったそうだ。事情により発売できなかったのでアナログ盤プレゼントの本命として10名にプレゼント。45回転12インチの重量盤なので昔のアナログの音がしているとタツローさん。

・クリスマス・エクスプレスの頃
「クリスマス・イブ」大ブレイクのきっかけとなったJR東海の「クリスマス・エクスプレス」のCM。1988年から数年間続いたCMのおかげで1989年に「クリスマス・イブ」は1位となり、シングルで発売してから1位になるのでの最長記録を作った。この「クリスマス・エクスプレス」のCMはプランナーの三浦武彦さんと映像監督の早川和良さんの二人で作ったもの。このCMの顛末が20年経った今年2月に『クリスマス・エクスプレスの頃』という本になった。彼らがCM作品集がDVDでついてるそうだ。この本を10名にプレゼント。

・『VARIETY』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第五弾。『BIG WAVE』から遡ると『MELODIES』になるが、CD以前のLP時代のアナログはタツローさんの手元にもないそうだ。そういうわけでタツローさんのアナログ盤プレゼントは『BIG WAVE』で終わり。年末にまりやさんと「年忘れ夫婦放談」をやるので今週はまりやさんの1984年のアルバム『VARIETY』のアナログ盤を5名にプレゼント。

・『BIG WAVE』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第四弾。『POCKET MUSIC』から遡って1984年のアルバム『BIG WAVE』のアナログ盤を5名にプレゼント。この頃はまだCDとLPが同時発売だった頃。『BIG WAVE』はアナログのカッティングをかなり粘ったのでいい音している、自信作とタツローさん。山下達郎最後のアナログ・レコーディング作品。

・『POCKET MUSIC』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第三弾。『僕の中の少年』から遡って『POCKET MUSIC』。現在出ているCD『POCKET MUSIC』はリミックスだが、アナログはもともと出たままのオリジナル・ミックス。『POCKET MUSIC』のアナログ盤を5名にプレゼント。引き続き受付中。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
2010年01月3日・10日は、年頭恒例「新春放談(ゲスト:大瀧詠一)」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Crazy Fingers Tiger Driver 2009

2009年12月26日 | Live

12月17日(木) 曇り
大阪の最高気温は8度くらい?
無印のぬくもりインナーを着てその上に3枚着込みますた。

クレイジー・フィンガーズがリクオ、Dr.kyOn、斎藤有太のメンバーで
2年ぶりにライヴを行うということで聴きに行ってきました。
会場はumeda AKASO。バナナホールをリノベーションして今年の夏にオープンしたばかり。
僕はこの日がはじめてでした。外も中もきれいになってました。
界隈は相変わらずいかがわしいお店が多いですけどね。
http://www.akaso.jp/

大阪公演は→Pia-no-jaC←というピアノとカホンの二人組のユニットがゲスト出演。
ユニークなコンビでした(笑)。
30分ほどのステージの後、セット・チェンジがありクレイジー・フィンガーズの出番となりました。
クレフィンのライヴは久々でしたがとても楽しかったです。
Dr.kyOnが出家したとかで(本当か嘘かわかりませんが)
突然坊主頭になったので心配してましたが元気そうでした。
http://www.livemedia.co.jp/kyon/

そうそうクリスマス前ということで美空ひばりの「びっこの七面鳥」をDr.kyOnが歌いました。
今では放送禁止となってるそうです。この曲を聴いたのははじめてでしたがよかったです。
それにしてもリクオは盛大につばを飛ばしてましたね~(笑)。
聴衆は9割が女性。男性ファンは少しでした。
終演後の梅田はというと、人出はあるものの、
クリスマス前の華やかさを感じるというよりはどんよりと重い雰囲気でした。

■Crazy Fingers Tiger Driver 2009
2009年12月17日(木) Umeda AKASO
整理番号 e+ 16番

→Pia-no-jaC←
HAYATO(piano)
HIRO(cajon)
http://pia-no-jac.net/index.html

Crazy Fingers
リクオ
(Piano/Vocal/MC)
Dr.kyOn
(Keyboards/Vocal)
斎藤有太
(Keyboards/Vocal)
http://crazy-fingers.seesaa.net/
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懐かしい未来 #008

2009年12月24日 | 懐かしい未来

■大貫妙子 ~懐かしい未来~
2009年12月22日(火) NHK-FM PM11:00 - AM00:00
DJ: 大貫妙子
GUEST: 中村征夫(なかむらいくお)

Playlist
懐かしい未来 ~longing future~ / 大貫妙子
Baby, It’s Cold Outside / James Taylor featuring Natalie Cole
協奏曲第1番ホ長調RV269:春 アントニオ・ヴィヴァルディ作曲
芭蕉布 / 夏川りみ
島人ぬ宝 / BEGIN
I’ll Be Home For Christmas / Josh Groban
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・懐かしい未来
四月から毎月最終火曜日の夜11時から生放送でお届けする新番組。毎回ゲストを迎えての60分。
再放送は翌週火曜日の午前10時から。
生放送の番組へのメッセージは番組ホームページで受け付けているそうだ。
http://www.nhk.or.jp/n-mirai/

・懐かしい未来~longing future~
この番組のテーマ・ソング。4月29日にリリースされたアルバム『palette』に収録。

・Ryuichi Sakamoto Playing the Piano featuring Taeko Onuki
ただいま教授とミニ・ツアー中のター坊。この日は横浜みなとみらいホールでのライヴということで、
番組は事前に収録したものが放送された。

・Baby, It’s Cold Outside
ジェームス・テイラーの2006年のクリスマス・アルバム『At Christmas』からナタリー・コールをフィーチャーした曲。
作者はフランク・レッサー。1944年にプライベートのパーティーで奥さんとデュエットするために書いた曲だとか。

・協奏曲第1番ホ長調RV269:春
水中写真家の中村征夫さんは水中で小魚たちの泳ぎを見ると軽やかに舞ってるように見えるそうだ。
ヴィヴァルディの「四季」の中から「春」がぴったりとすると話す。

・芭蕉布
中村征夫さんが沖縄へ行ったとき飲みながら歌いたくなる曲。

・島人ぬ宝
BEGINは石垣島出身だが歌の中で石垣島のことをどれくらい知ってるのだろうと歌っている。
中村征夫さんはこの歌を聴くと、自分の生まれ故郷や現在済んでる場所のことをどれだけ知ってるのか、
と言われてるような気がするのだという。
こういう気持ちをみんな心に抱くと地球はもっと良くなると思うと話す。

・次回放送予定
2010年1月1日(金)、元日特番。午前10時から生放送。
ター坊の選曲で「新しい年に聴きたいポップスなどの名曲」をたっぷりと。
番組専用ホームページでは新年の抱負、新しい年にやりたいことのメールを受け付けている。
http://www.nhk.or.jp/n-mirai/

1月2日(土)、1月3日(日)の午前10時からは要望の多かった回の再放送をオンエアするそうだ。
通常放送は1月26日(火)午後11時から、作曲家・編曲家の千住明さんがゲスト。

・I’ll Be Home For Christmas
クリスマス前なのでラストもター坊が選曲したクリスマス・ソング。
第二次世界大戦中にビング・クロスビーが歌って有名になった「I’ll Be Home For Christmas」を、
ジョシュ・グローバンが取り上げている。
曲中に挿入されるメッセージは戦場にいる兵士に送った家族からのメッセージだそうだ。
「本当に胸が痛い、そして一日でも早く世界が平和になることを祈って」とター坊。
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さとがえるコンサート2009

2009年12月23日 | Live

12月12日(土) 曇りのち雨。

NHK大阪ホールで行われた矢野顕子のコンサートに行って来ました。
昨年に続いてマーク・リーボウ、ジェイ・ベルローズ、ジェニファー・コンドスのバンド編成でした。
昨年はジェイ・ベルローズのドラムに気を取られていたんですが、
今回は5日ほど前に感染症腸炎になり、まぁこの夜の段階では回復していたんですが、
病み上がりということで前半はリハビリ感覚で目を閉じたりしながら聴いてました。
そのせいかバンドの演奏に特別な思い入れもなく聴けてよかったです。

「涙の中を歩いてる」はいしだあゆみのカヴァーということでした。
'60年代の曲でしょうか、どこかサイケデリックな感じがしました。
「Don't Be Literary, Darling」は新曲でした。

ピアノ弾き語りソロは「クリームシチュー」と「また会おね」。
「クリームシチュー」は歌詞が好きなのでうれしかったです。
「また会おね」は意表をつかれました。
翌日の東京公演では清志郎のことを歌った「きよしちゃん」だったそうですが、
もしかしたら追悼の意味があったのかもしれませんね、「また会おね」も。
深読みかもしれませんが。。
「佐野元春のザ・ソングライターズ」で話題になった「I AM A DOG」や
番組で取り上げられた楽曲「LOVE IS」はこの夜も聴けませんですた。

今回の公演でハイライトとなったのは
「ウナ・セラ・ディ東京」、「まなべよ」、「ラーメンたべたい」のながれ。
世界のどこにもこんなバンドはいない。新しい矢野顕子を感じさせる素晴らしいライヴでした。
最後に演奏された「ふなまち唄」。
ラセッラ~、ラセッラ~を聴いて「あぁ年の瀬だなぁ」と感慨に耽りますた。
おかしなものですね、この曲は昨年からセットリストに加えられたというのに(笑)。

■さとがえるコンサート2009
12月12日(土) NHK大阪ホール
1階R6列4番

矢野顕子(Vocal/Piano)
Marc Ribot(Guitar)
Jay Bellerose(Drums)
Jennifer Condos(Bass)

Set List
01 Evacuation Plan
02 しまった
03 涙の中を歩いてる
04 Don't Be Literary, Darling(新曲)
05 When I Die
06 いい子だね
07 クリームシチュー
08 また会おね
09 ほんとだね。
10 股旅(ジョンと)
11 ウナ・セラ・ディ東京
12 まなべよ(新曲)
13 ラーメンたべたい
14 変わるし
15 Whole Lotta Love
Encore
16 気球にのって
17 ふなまち唄
コメント (2)
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光のルネサンス

2009年12月22日 | 大阪
12月20日(日)、曇りのち晴れ。
教授のライヴは日曜日でしたので午後4時開演ですた。
終演後は中之島BANKSで開催されているライトアップインスタレーション『Art Night~光のルネサンス~』に行きました。
http://www.nakanoshima-banks.com/

中之島BANKSって京阪中之島線中之島駅にあるんですね。
駅構内の川底をイメージした光のトンネル、イルミネーション・コンコース。



地上に出るとほたるまちの夜景が見えました。



さて、中之島BANKSの場所がよくわからない。
大阪国際会議場方面に歩いて行くとありました。

■Art Night~光のルネサンス~
中之島BANKS
開催期間:2009年12月19日(土) -12月25日(金)
開催時間:午後1:00 - 午後10:00
http://www.nakanoshima-banks.com/event/artnight/index.html

中之島BANKSの正式オープンは来年の春らしいです。
『Art Night~光のルネサンス~』はプレイベントだとか。

中之島BANKS EASTではフォトグラファー、RAMA LEEによるYellow Magic Orchestraの写真作品展「POSTYMO photo exhibition + commmons shop」が開催されています。





commmons shopで高橋幸宏の『Heart Of Hurt』のリマスターSHM-CDを購入。
おまけでマッキャラン(ウイスキー)のミニボトルをもらいました。

CENTER棟、WEST棟と見ましたが写真がうまく撮れませんでした。



WEST棟のライティングインスタレーション。

その後、『OSAKA 光のルネサンス』の西会場・ウエストライトパークへ。
http://www.hikari-renaissance.com/mt/index.html

ここは大阪大学の跡地です。大阪大学中之島センター。



Renaissance River Xmas(ルネッサンス・リバー・クリスマス)。
アヒルとうさぎ。



ペンギン。



スノーマン・イルミネーション。



鳥取市・砂の美術館のサンド・アート、砂像「都会に舞い降りた天使の物語II」。



中之島のダイビルの解体工事現場、フェスティバルホールの解体現場、三井住友銀行大阪本店のライトアップを見て歩いて中央会場へと移動。

大阪市役所。





ここで午後9時となり時間も遅く中央会場でのイベントには間に合いませんでした。
御堂筋イルミネーションを横目に帰宅しますた。
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Sunday Song Book #898

2009年12月21日 | Sunday Song Book

<12月20日プレイリスト>
[年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)]
すてきなホリデー/竹内まりや "BON APPETIT" '01 "EXPRESSIONS" '08
WINTER LOVERS/竹内まりや "BON APPETIT" '01
THE CHRISTMAS SONG/竹内まりや "QUIET LIFE" '92
TELL ME WHY/竹内まりや with BOX "未発表音源" '09
SO FAR AWAY/竹内まりや "カラオケ使用 未発表音源" '09
BE MY LOVE/山下達郎 "SEASON'S GREETINGS" '93
クリスマス・イブ(オーケストラ・ライブ)/山下達郎 "服部克久 50周年ライブ" 09/12/27 at 文京シビックホール
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■内容の一部を抜粋
・近況
CMの締め切りで先週、今週と2回徹夜したそうだ。曲書きしながら、その前のCMのミックス・ダウンをしたとか。スタジオお籠りの年末なんだそうだ。

・年忘れ夫婦放談
毎年年末恒例、竹内まりやさんゲストの「年忘れ夫婦放談」。今年はタツローさんが仕事で忙しいので、ハガキの整理はまりやさんが行ったそうだ。

・すてきなホリデー
今年もケンタッキーの「クリスマス・キャンペーン」に使われている。今年で10年になるとか。2001年のアルバム『BON APPETIT』収録曲。

・クリスマス料理
リスナーから「まりやさんお薦めのクリスマスの料理は?」という質問。
山下家では鳥を焼いて野菜をたくさん添えるそうだ。鳥の仕込みはまりやさんがアメリカに留学していた頃に、ホームステイ先のお母さんに教えてもらったとか。

・スタジオ
スタジオが寒いのでタツローさんはコートを着てその上から毛布を腰に巻いて収録しているとか。本当は上にジャージを羽織ろうと思っていたが忘れてきたという。まりやさんの足下にはストーブが置いてあるそうだ。

・WINTER LOVERS
1998年のシングル「カムフラージュ」のカップリング曲。明治製菓のチョコレート菓子「Meltykiss」CMソング。2001年のアルバム『BON APPETIT』に収録されている。

・おせち
リスナーからの質問で「おせちに欠かせない料理は?」。
まりやさんは栗きんとんで、タツローさんは伊達巻き。おせちにはこだわらないという。

・編曲能力
リスナーからの質問で「まりやさんから見てタツローさんの作られる音楽の魅力、または音楽に対する姿勢、考え方で惹かれるところはどんなところですか?」。
「私はタツローの作曲能力とか演奏能力とか声の魅力、歌の上手さというのはもちろんすごいと思っているんですけれども、それにプラスして編曲能力の高さというかアレンジってすごい難しいと思うんですよね。演奏できる人のすべてがアレンジできるってわけじゃないじゃない?」とまりやさん。
「実はアレンジがいちばん難しいですよ、あなた(笑)」とタツローさん。
「うまい具合にこれだというアレンジを見つけてくれることがすごいのと、それとそれ以前の問題ですけど、一音楽リスナーとして音楽を愛しているというスタンスが尊敬できると思ってるんですよ」とまりやさん。

・芝居
リスナーからの質問で「今年よかった芝居は?」。
芝居よりも文楽をよく見に行ったそうだ。二人で日帰りで大阪に文楽を見に行ったこともあるという。まりやさんは「八百屋お七」が感動的だったそうだ。タツローさんはチケットを持っていたが見に行けなかったとか。

・THE CHRISTMAS SONG
1992年のアルバム『QUIET LIFE』収録曲。アレンジは服部克久さん。クリスマス・ソングの中では「THE CHRISTMAS SONG」と「HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS」が好きだとまりやさん。

・本
リスナーからの質問で「今読んでる本は?」。
まりやさんは須賀 敦子さんの『トリエステの坂道』。タツローさんはフランク・シナトラの評伝本で、今年読んだ本の中でいちばん面白かったのは『Temple Of Sound(レコーディング・スタジオの伝説)』なんだそうだ。

・TELL ME WHY
ビートルズのリマスターが発売されたのを記念してスタジオで録音。杉真理さん、松尾清憲さん、小室和幸さん、田上正和さんのBOXとサポート・メンバーでドラムの島村英二さん、キーボードの小泉信彦さんをバックに4曲録音したとか。シリーズ化していきたいとまりやさん。

・SO FAR AWAY
レーザー・カラオケを使って3年ほど前に録音したそうだ。今回初オンエア。来年、キャロル・キングがジェームス・テイラーと来日するので記念して、とまりやさん。

・バンジー・ジャンブ
タツローさんはバンジー・ジャンプをやってみたいそうだ。

・BE MY LOVE
1993年のアルバム『SEASON'S GREETINGS』収録曲。まりやさんがコーラスで参加している。

・結婚記念日
4月6日の記念日にはフレンチを食べに行くそうだ。

・鰻
リスナーから「具合が悪いときでも食べられるものは?」という質問。
具合の悪いときも良いときもうなぎだけは食べられるとタツローさん(笑)。

・クリスマス・イブ(オーケストラ・ライブ)
11月27日に文京シビックホールで行われた服部克久先生の50周年記念コンサートから。タツローさんはシークレット・ゲストで出演してオーケストラをバックにして歌った。生まれて初めて人のバックで「クリスマス・イブ」を歌ったので、ひじょうに難しかったのだとか。今回は会場の同録テープからでマルチはまだミックスしてないそうだ。

・僕らの夏の夢
8月19日発売のニュー・シングル「僕らの夏の夢 / ミューズ」初回生産分にはスペシャル応募特典が当たる応募ハガキを封入していた。A賞の「僕らの夏の夢」と「ミューズ」が収録された12インチのアナログ盤が大変好評で、オフィシャルで発売してほしいとの要望がたくさんあったそうだ。事情により発売できなかったのでアナログ盤プレゼントの本命として10名にプレゼント。45回転12インチの重量盤なので昔のアナログの音がしているとタツローさん。

・クリスマス・エクスプレスの頃
「クリスマス・イブ」大ブレイクのきっかけとなったJR東海の「クリスマス・エクスプレス」のCM。1988年から数年間続いたCMのおかげで1989年に「クリスマス・イブ」は1位となり、シングルで発売してから1位になるのでの最長記録を作った。この「クリスマス・エクスプレス」のCMはプランナーの三浦武彦さんと映像監督の早川和良さんの二人で作ったもの。このCMの顛末が20年経った今年2月に『クリスマス・エクスプレスの頃』という本になった。タツローさんもコメントを寄せているそうだ。この本を10名にプレゼント。

・『VARIETY』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第五弾。『BIG WAVE』から遡ると『MELODIES』になるが、CD以前のLP時代のアナログはタツローさんの手元にもないそうだ。そういうわけでタツローさんのアナログ盤プレゼントは『BIG WAVE』で終わり。年末にまりやさんと「年忘れ夫婦放談」をやるので今週はまりやさんの1984年のアルバム『VARIETY』のアナログ盤を5名にプレゼント。

・『BIG WAVE』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第四弾。『POCKET MUSIC』から遡って1984年のアルバム『BIG WAVE』のアナログ盤を5名にプレゼント。この頃はまだCDとLPが同時発売だった頃。『BIG WAVE』はアナログのカッティングをかなり粘ったのでいい音している、自信作とタツローさん。山下達郎最後のアナログ・レコーディング作品。

・『POCKET MUSIC』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第三弾。『僕の中の少年』から遡って『POCKET MUSIC』。現在出ているCD『POCKET MUSIC』はリミックスだが、アナログはもともと出たままのオリジナル・ミックス。『POCKET MUSIC』のアナログ盤を5名にプレゼント。引き続き受付中。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
12月27日は、年末恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
2010年01月3日・10日は、年頭恒例「新春放談(ゲスト:大瀧詠一)」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #028

2009年12月16日 | Motoharu Radio Show

2009/12/15 OnAir - 3rd Week
01.Paul Simon:Gone At Last
02.Neil Young:Only Love Can Break Your Heart
03.Rickie Lee Jones:The Moon Is Made of Gold
04.Dave Matthews Band:Stay (Wasting Time)
05.Wilco:You and I
06.Bob Marley & The Wailers:Waiting in Vain
07.小谷美紗子:Who
08.Jamie McLean:Cherry Tree
09.Paul McCartney:Maybe I'm Amazed
10.Bill Withers:Use Me
11.佐野元春:クリスマス・タイム・イン・ブルー-聖なる夜に口笛吹いて-
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・MRSリスナーが選ぶベスト・トラックス特集
番組専用のウェブサイトにはリスナーがその日の放送でお気に入りの曲を投票するシステムがある。今年最後のMRSはこれまで番組で紹介してきた曲およそ250曲の中から投票数の多かった曲を特集。

・世界は愛を求めている
MRSの記念すべき1曲目はジャッキー・デシャノンの「What A World Needs Now Is Love」(「世界は愛を求めている」)。バート・バカラック/ハル・デヴィッドの作品だった。元春が音楽を通じて伝えたい想いが「世界は愛を求めている」ということ。MRSのテーマだと言っていいと話す。

・Gone At Last
10/20の放送で投票数が最も多かった曲。

・Only Love Can Break Your Heart
4/14の放送で得票数No.1の曲。これまでオンエアした全楽曲の中でリスナーからの投票で総合16位。MRSではニール・ヤングのレコードがよくかかる。この曲はアルバム『After The Gold Rush』から。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月12月の「3PICKS!」はジェイミー・カラム『The Pursuit』、ノラ・ジョーンズ『The Fall』、そしてリッキー・リー・ジョーンズ『Balim In Gilead』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はリッキー・リー・ジョーンズ『Balim In Gilead』。

・リッキー・リー・ジョーンズ
リッキー・リー・ジョーンズは1979年にレコーディング・アーティストとしてデビューした。デビュー・アルバムが全米3位の大ヒットとなって注目された。公式のバイオグラフィによると、若い頃からかなりはみだしていたようで、十代で家出して全米各地を放浪。二十代でトム・ウェイツと知り合って一時期一緒に暮らしていた。ソングライティングもその頃から始めていて、あるライヴハウスで歌ってたところ、リトルフィートのロウエル・ジョージの目に留まってデビューのきっかけを掴んだ。デビュー・アルバムのレコーディングでは彼女があまりにわがままなので、セッションしていたスティーヴ・ガッド、ジェフ・ポーカロなど当時のトップ・ミュージシャンたちから「二度と仕事したくない」と不評を買ったそうだ。相当向うっ気の強い性格だったようだ。しかし現在ではジョニ・ミッチェルと並んで実力のあるシンガー・ソングライターとして高い評価を得ている。新作ではゲストにアリソン・クラウス、ベン・ハーパー、ジョン・ブライオンといった優れた音楽の仲間が参加した。これがキャリア12枚目のアルバム。「カントリー、ゴスペル、ブルース、ジャズ、そしてフォーク。リッキー・リー・ジョーンズの音楽に感じるのはココロとカラダにやさしいアコースティックな味わいです。僕もこのリッキー・リー・ジョーンズの新作をとても楽しく聴きました」と元春。リッキー・リー・ジョーンズの新作『Balim In Gilead』から曲は「The Moon Is Made of Gold」。

・MRSリスナーが選ぶベスト・トラックス
上位の曲はビル・ウィザース「Use Me」、カーディガンズ「Carnival」、デイヴ・マシューズ・バンド「Stay (Wasting Time)」、ノラ・ジョーンズ「Chasing Pirates」、ジョー・ヘンリー「The Man I Keep Hid」、ほかにライ・クーダー、Phish、クリスタルズ、ポール・マッカートニー。
「とても健全なチャートになってるなという印象があります。音楽のチャートはテレビや雑誌など他にもたくさんありますけれども、このMRSのチャートは他のどのチャートとも違います。アーティストとの知名度やプロモーション量に引っぱられることなく、聴いてみていいなと思った曲が投票されてる、そんな印象があってうれしかったですね」と元春。

・'90年代の佐野元春特集
先々週、先週と特集した「'90年代の佐野元春」にリスナーからフィドバックがあった。企画・構成した番組アシスタントのゴトウくんへの賛辞と、古くからのファンからは「ベタだな」という意見、様々だった。ゴトウくんはブースの向こうでニヤニヤしてます、と元春。ゴトウくんは最近、髪を染めたそうだ。

・Who
「日本人アーティスト特集」で最も票を集めたのが小谷美紗子。「シンガー・ソングライターとしてだけでなくピアノ・プレイヤーとしてもすばらしい」と元春。

・Cherry Tree
6/9の放送のトップ1。

・ツイッター
「さて、モトハル・レイディオ・ショウは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。次回放送のときぜひ参加してみてください。きっと楽しいと思います。モトハル・レイディオ・ショウ・ツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・Use Me
番組はじまって以来もっとも票を集めた曲。
ちなみにこれまでのエアプレイ、トップ40の中に入ったミュージシャンで最高齢はJ.J.ケールで71歳。その次がポール・マッカートニーで67歳。
3PICKSで最も票を集めたのはジョー・ヘンリー『Blood from Stars』、次がダイアン・バーチ『Bible Belt』、Wilco『Wilco(The Album)』、マデリン・ペルー『 Bare Bones』と続いているそうだ。

・クリスマス・タイム・イン・ブルー-聖なる夜に口笛吹いて-
「もうまもなくクリスマス。来年がみなさんにとって素晴らしい年になりますように」と元春。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、メッセージを使って送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送
2010年1月12日。
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アヒルちゃん

2009年12月14日 | 大阪
Twitterでつぶやきましたが、
12月12日(土)、さとがえるコンサート終演後は地下鉄で一駅の天満橋へ行きました。
目的は八軒家浜に帰ってきたアヒルちゃんを見るためでした。
http://www.namura.cc/ahiru/



ライトアップしていると聞いてましたがほんのりといった感じ。
ちょうど噴水が放水されたところでした。

9月は天満橋のほうを向いてましたが今回は正面から見れます。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/954af8998b4797827292eacae763623c



くちばしがいい感じです。



夜8時半頃でしたが、この日から展示ということで賑わっておりました。
今回はクリスマスまでの展示。ライトアップは午後5時から午後10時まで。
関連グッズも楽しいと聞いてますので来週にでもまた見に行きたいです。
コメント (2)
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Sunday Song Book #897

2009年12月13日 | Sunday Song Book

<12月13日プレイリスト>
[年忘れリクエスト大会]
クリスマスは一緒に/竹内まりや"DENIM" '07 "EXPRESSIONS" '08
ALL DAY AND ALL OF THE NIGHT/KINKS '64
HUNGRY/PAUL REVERE & THE RAIDERS '66
MOONLIGHT FEELS RIGHT/STARBUCK '76
MAKE IT EASY ON YOURSELF/CISSY HOUSTON "CISSY HOUSTON" '77
THE CHRISTMAS SONG/NAT KING COLE '46
CHRISTMAS(BABY PLEASE COMEHOME)/DARLENE LOVE "A CHRISTMAS GIFT FOR YOU" '63
クリスマス・イブ/藤澤ノリマサ '09
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■内容の一部を抜粋
・近況
風邪もだいぶ治ってきたそうだ。鼻水がなかなか収まってくれないとタツローさん。今週は新しく書いた曲のプリプロをやってるそうだ。レコーディングに入る直前だとか。

・年忘れリクエスト大会
毎年恒例の「年忘れリクエスト大会」の二週目。来週からは竹内まりやさんをゲストに呼んで「年忘れ夫婦放談」を二週間。

・クリスマスは一緒に
クリスマスが近づいてきたので、まりやさんの2007年のアルバム『DENIM』収録曲「クリスマスは一緒に」にリクエストが集まった。

・ALL DAY AND ALL OF THE NIGHT
11月15日の放送で「PICTURE BOOK」をかけたところ、キンクスにリクエストが届いた。
'90年代にレイ・デイヴィスが来日した際のインタビューでは「アルバムでは『THE VILLAGE GREEN PRESERVATION SOCIETY』、曲ではALL DAY AND ALL OF THE NIGHTが気に入ってる」と話していたとか。「ALL DAY AND ALL OF THE NIGHT」は1964年、全英2位、全米7位。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/c792e7010016969b4e295e4fda709e28

・年賀状
リスナーから「山下家では毎年何枚くらい年賀状を出すのですか?」という質問。
「ウチはホントにもう筆無精ですからね(笑)、ゼロということはございませんですけれど、ホントにちょっとしか出しません、年賀状(笑)。それでもう、とても人様に言えるような枚数でございません。まぁ、ゼロでないので。かといってウチの奥さんもそんなにたくさん書くほうではないので、ふたりでまぁ、それなりに」とタツローさん。

・HUNGRY
ポートランド、オレゴン出身のグループ、ポール・リビア&ザ・レイダース。キーボードのポール・リビア、リード・ヴォーカルのマーク・リンゼイが中心となった5人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。クラブ・バンドなので演奏力には定評がある。「HUNGRY」はバリー・マン、シンシア・ワイル作で1966年の全米6位。

・fm tokyoの半蔵門のスタジオ
暖房が効きにくいので寒いそうだ。毛布を腰に巻いて収録しているとか。冷蔵庫の中でやってるみたいなのだそうだ。「夏は暑いし、冬は寒い。このスタジオどうも今イチなんです。文句言ってもしょうがないんですが、あまり寒いので口に出しちゃいました。カットされるかもしれませんが」とタツローさん。

・MOONLIGHT FEELS RIGHT
スターバックはアトランタのグループ。デビュー曲「MOONLIGHT FEELS RIGHT」は1976年、全米3位。邦題は「恋のムーンライト」。

・MAKE IT EASY ON YOURSELF
ホイットニー・ヒューストンの母シシー・ヒューストンはスウィート・インスピレーションズというゴスペル出身のヴォーカル・グループにいて、スタジオ・ミュージシャン、セッション・シンガーとしてアレサ・フランクリンをはじめ幾多のセッションに参加している。1977年のアルバム『CISSY HOUSTON』からバカラック作品の「MAKE IT EASY ON YOURSELF」。プロデュースド&アレンジド・バイ・マイケル・ゼイガー。

・THE CHRISTMAS SONG
メル・トーメの作品だが「THE CHRISTMAS SONG」というとものの本によるとナット・キング・コールの1946年のSPがオリジナルになるそうだ。

・CHRISTMAS(BABY PLEASE COMEHOME)
タツローさんが最初に聴いたフィル・スペクターの『A CHRISTMAS GIFT FOR YOU』は'70年代に復刻されて出たイギリス盤のリアル・ステレオ・ヴァージョンだったという。ダーレン・ラヴの「CHRISTMAS(BABY PLEASE COMEHOME)」は今年、エリー・グリニッチ特集でオンエア(4月19日)されてるがリスナーからリアル・ステレオ・ヴァージョンでリクエスト。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/d4e6b1a64f366d15804665bc84890f82

・クリスマス・イブ
タツローさん、まりやさんが所属するスマイル・カンパニーの後輩、藤澤ノリマサさん。11月4日発売のシングル「Domani~明日をつかまえて~」のカップリングでタツローさんの「クリスマス・イブ」を取り上げているのでリクエストが殺到した。
http://www.fujisawanorimasa.net/

・『VARIETY』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第五弾。『BIG WAVE』から遡ると『MELODIES』になるが、CD以前のLP時代のアナログはタツローさんの手元にもないそうだ。そういうわけでタツローさんのアナログ盤プレゼントは『BIG WAVE』で終わり。年末にまりやさんと「年忘れ夫婦放談」をやるので今週はまりやさんの1984年のアルバム『VARIETY』のアナログ盤を5名にプレゼント。アナログ盤プレゼントはこれで終了。発表は「年忘れ夫婦放談」で行うそうだ。

・『BIG WAVE』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第四弾。『POCKET MUSIC』から遡って1984年のアルバム『BIG WAVE』のアナログ盤を5名にプレゼント。この頃はまだCDとLPが同時発売だった頃。『BIG WAVE』はアナログのカッティングをかなり粘ったのでいい音している、自信作とタツローさん。山下達郎最後のアナログ・レコーディング作品。

・『POCKET MUSIC』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第三弾。『僕の中の少年』から遡って『POCKET MUSIC』。現在出ているCD『POCKET MUSIC』はリミックスだが、アナログはもともと出たままのオリジナル・ミックス。『POCKET MUSIC』のアナログ盤を5名にプレゼント。引き続き受付中。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
12月20日・27日は、年末恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #027

2009年12月09日 | Motoharu Radio Show

2009/12/08 OnAir - 2nd Week
01.Norah Jones:Young Blood
02.佐野元春:夏のピースハウスにて
03.佐野元春:楽しい時
04.佐野元春:経験の唄
05.佐野元春 and The Hobo King Band:ヤング・フォーエバー
06.佐野元春 and The Hobo King Band:ドライブ
07.佐野元春:だいじょうぶ、と彼女は言った
08.佐野元春:すべてうまくはいかなくても
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月12月の「3PICKS!」はジェイミー・カラム『The Pursuit』、ノラ・ジョーンズ『The Fall』、そしてリッキー・リー・ジョーンズ『Balim In Gilead』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はノラ・ジョーンズ『The Fall』。

・ノラ・ジョーンズ
1979年生まれ、30歳。現在ニューヨーク在住。実父はインド人のシタール奏者、ラビイ・シャンカールでビートルズと親交があったことでよく知られている。これまでノラ・ジョーンズの音楽はジャズというジャンルで語られることもあったが、新しいアルバムはそうしたイメージから離れて新しいノラ・ジョーンズがいる。資料によると最近個人的にいろいろな過渡期を迎えたということだ。30歳という年齢のこと、私生活でパートナーと別れたこと、そうした時期を乗り越えて作ったアルバムがこの新作。新作では新しいバンドのメンバーをフィーチャーして、プロデューサーとしてトム・ウェイツのプロデューサー/エンジニアとしても知られているジャックワイア・キングが参加している。
「僕もアルバムを聴きましたけれども、ノラ・ジョーンズやバンドがすぐそこにいるかのようなとても生な感じですね、そして演奏者の体温を感じます。これは確かにトム・ウェイツのプロデューサー/エンジニア、ジャックワイア・キングのアイディアなんだろうな、そんなふうに思いました」と元春。
ノラ・ジョーンズの新作はソングライティングも素晴らしい。「Don't Know Why」を共作したジェシー・ハリスとの曲、そしてMRSでもときどき取り上げているライアン・アダムスとのとてもいいデュエット曲もある。興味のある方は是非アルバムを聴いてほしい。ノラ・ジョーンズの『The Fall』から1曲「Young Blood」。

・'90年代の佐野元春 Part.2
元春が1990年から1999年までにリリースした6枚のアルバムが最新のデジタル・リマスタリングを施して再発されることになった。先週、今週は「'90年代の佐野元春」と題して番組アシスタントのゴトウくんが企画・構成した特集を行う。今週はそのパート2で、'90年代後半の3枚のアルバムを紹介する。

・夏のピースハウスにて
1996年のアルバム『FRUITS』から。元春にはこれまでもインストゥルメンタルの曲があったけれど、ここまでの編成のオーケストラの曲はこれがはじめてなんだとか。アルバム『FRUITS』は元春が母親に捧げたアルバム。「夏のピースハウスにて」は元春が仕事を休んでお母さんに付き添った3ヶ月間の体験を題材して書いた曲。末期がんの治療のため滞在したホスピスの個室はピースハウスといって、窓の向こうにとても美しい緑の丘が見えたそうだ。
「母が亡くなってその景色を思い浮かべて書いたインストゥルメンタルです」と元春。

・悲しみが楽曲に滲まないように...
'90年代に家族の死が相次いだ元春。
「アルバムを作る度に自分の個人的な悲しみが多くの人が聴いてくれる楽曲の中にあまり滲まないように、そこを本当に気をよくかけてましたね、今思えば。人生の中で大事な経験をすると、どうして曲を書くのか、どうして僕は歌ってるのか、自分自身の生き方に問いかけてゆく、そういうことに繋がってゆくんですよね」と元春。

・アルバム『FRUITS』
ハートランド解散後、一年半くらいぼっーとしていたそうだ。いつまでもそうしていられないのでとにかくスタジオに戻らなくっちゃと思ったという。相変わらずクリエイティブな意欲は強くてたくさん曲を書いていたそうだ。スタジオでどんどんレコーディングして、一時は2枚組にしようかという話も出たとか。その中から1曲が長い曲でなくて、1曲4分以内でアイディアがぎゅうっといっぱい詰まってる、そういうアルバムを作りたかったと元春は話す。レコーディングはほとんど一発録りだったという。「優秀なミュージシャンとは僕の歌詞をよく聴いてくれるミュージシャンだ」と元春。演奏が上手いミュージシャンはいくらでもいるが、ソングライターが何を歌っているかということについて気を払ってくれるのが元春にとっていいミュージシャンだそうだ。

・古田たかし
古田たかしとは30年くらい一緒にバンドをやっていてピッチャーとキャッチャーのような感じなんだとか。
「これは僕の仕事のやり方なんですけれど、同じ仲間と末永く一緒に行動して、同じ景色を見て、同じ釜の飯を食って(笑)、そして同じものを見て感動したりがっかりしたりして、そうした心の通い合いが結局はいい音を奏でることに繋がるのではないかなと思ってるんですよね」と元春。

・アルバム『THE BARN』
1997年にホーボーキングバンドとウッドストックで録音したアルバム『THE BARN』。音楽雑誌に「佐野元春、'70年代回帰」だとか「レイドバックした佐野元春なんか聴きたくない」と書かれたこともあった。
「このバーン・アルバムというのは確かにそれまでにリリースしてきたアルバムと、サウンドとトーン、マナー違いますね。でもこれはかつて'80年代に『VISITORS』というアルバムを出したときも同じような批評というか非難はあった。それまでのアルバムと全然違うじゃないかって。でもこれは自分としては自分の音楽家としての成長というかね、脱皮というか、同じところに留まっていたくない、常に変化、変化、変化させて、自分をいつまでも活性化させておきたいという証拠なんですよね。バーン・アルバムを作った背景は新しい仲間が集ってくれた、僕とさほど年代は違わないんじゃないかな、みんなで話をしたときに、僕たち多感な頃に聴いた音楽って何? という話になって'70年代のよい米国のロック・サウンドだった、例えばディランだったり、バンドであったり、バーズであったり。僕たちにそうした精神的な音楽のルーツがあるんだったらば、その音楽の産地に行こうよ、その音楽が生まれたところへ行こうよって言って、自然にアメリカのウッドストック、ここで一ヶ月一緒に暮らして、そして生活も共にする中から音を生み出そう。正に夏の合宿でしたね。日本にもいろんなバンドと呼ばれるバンドはたくさんあったんだけれども、そうしたバンドにはない全く新しいタイプのバンドを僕は目指していたんですよね。なのでウッドストックに行って、僕らの機材を全部ウッドストックに、そしてレコーディング・スタジオも僕らの演奏用に一日、二日目は大工さんが入ってスタジオを作り、そこで一ヶ月間生活しながら作ったのがこのバーンです」と元春。

・アルバム『Stones and Eggs』
1999年、元春がホーム・スタジオで試しに一人で作ったアルバム。一部ホーボーキングバンドの生の演奏と取って代わった部分もある。
「レコーディングの基本はホーム・スタジオでやった。そこでどこまで可能性があるのかというのを見たかったんですよね。ただね、やってみたんだけど(笑)、一人のレコーディングはつまらない。せっかく上手に歌っても、どうよかったでしょと言っても誰も応えてくれないしね。どんなにいいギター・プレイしても誰も拍手してくれないしね。一人のレコーディングはつまらないと思いました」と元春。

・だいじょうぶ、と彼女は言った
1999年、アルバム『Stones and Eggs』からのシングル・カット。
「これはリリースが1999年、正にミレニアムを迎えることで、新しい世紀に向かって1曲書きたいなと思ってブランニューデイ。そしてこの後ね、スティングもやっぱりブランニューデイという(笑)、キーワードで曲を出したんでね、みんな同じことを考えてんだなぁと思いました」と元春。

・音楽業界の変化について
「それはインターネットの登場と関連していると思うんですよね。メジャー・カンパニーにはメジャー・カンパニーに良さがあるし、インディペンデントにはインディペンデントの良さがある。まずそう考えたいですね。僕はやっぱり一緒に仕事をする仲間だと思います。メジャー・カンパニーの中に自分の音楽を理解してくれる良い友人がいるならば、その彼と時代を切り開いていくべきだし、メジャー・カンパニーにそういうのがいない、身近なインディペンデンツの中に友達がいるということであれば、その仲間たちと歩めばいい、僕はそう思います」と元春。

・理想とするアーティストの姿は?
「音楽を始めて音楽をもって自分を表現してゆくとある日決めて、レコーディング・アーティストとしてみんなデビューするわけですから、できるだけ長くその音楽生活を歩めればいいなと思うんですよね。だから僕も含めて仲間たちも含めて、志したらできるだけ一直線、その音楽でもって、できるだけ長く生活していける、そういう環境を作ってゆく、創作の環境を自分で作ってゆく、自分で守ってゆく、これかなと思っています」と元春。

・'90年代の佐野元春
「'90年代は自分の実生活、実経験の中からよき詩を生み出そう、よきメロディを生み出そう、そしてそれを後から来る世代の人たちに、いい形でその想いを共有してもらえたらいいな、そういうふうにソングライティングの態度が変わってきたように思います」と元春。

・MOTOHARU SANO 1990 - 1999 ORIGINAL ALBUM REMASTERED
元春が1990年から1999年にかけてリリースした6枚のオリジナル・アルバム、『TIME OUT!』、『sweet 16』、『THE CIRCLE』、『FRUITS』、『THE BARN』、『Stones and Eggs』がデビュー30周年を記念してリイシューされることになり、それに先駆けてMWSストアとソニー・ミュージックダイレクトの共同企画として受注販売するのがBOXセット「MOTOHARU SANO 1990 - 1999 ORIGINAL ALBUM REMASTERED」。オリジナル・アルバム6枚を当時の曲順のまま収録。原音を忠実に再現した最新のデジタル・リマスタリングを施し、Blu-Spec方式を採用した高音質CDとなっている。見開きタイプの紙ダブル・ジャケット仕様で、アルバム・ブックレットをひとつに纏め、新たにテキストを加えた160ページのブックレットが収められている。価格は15,000円(税込)。オンラインでの予約販売のみの受付で完全生産限定盤。11月25日(水)から予約開始。12月21日(月)から発送開始となる。
http://www.moto.co.jp/remaster/90s/

・すべてうまくはいかなくても
番組アシスタントのゴトウくんからのリクエスト。1996年のアルバム『FRUITS』から。

・番組ウェブサイト
「二週に渡って特集した'90年代の佐野元春、聴いてくれてどうもありがとう。番組の感想などあったら番組専用のホームページまでお願いします」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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Sunday Song Book #896

2009年12月06日 | Sunday Song Book

<12月06日プレイリスト>
[年忘れリクエスト大会]
クリスマス・イブ/山下達郎 '83
LITTLE STAR/THE ELEGANTS '58
SAN-HO-ZAY/FREDDY KING '61
MISTERY TRAIN/PAUL BUTTERFIELD WITH THE BAND "THE LAST WALTZ" '78
OLE MAN TROUBLE/HILL BARBATA ETHRIDGE "L. A. GATAWAY" '71
白鳥のまごころ/寺内タケシとブルー・ジーンズ "カルメン '77" '77
IF YOU COULD READ MY MIND/GORDON LIGHTFOOT '70
すてきなホリデー/竹内まりや "BON APPETIT" "EXPRESSIONS" '01
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週、風邪を引いたと話していたタツローさん。一週間経って熱はすっかり下がったが咳が出てしゃっきとしないとか。体調はいいので家に籠って曲書きをしているそうだ。

・年忘れリクエスト大会
12月に入って今週からは毎年恒例の「年忘れリクエスト大会」。二週間続けた後、年末は竹内まりやさんをゲストに呼んで「年忘れ夫婦放談」を二週間。

・クリスマス・イブ
タツローさんの「クリスマス・イブ」が今年もシボレーのMWのCMに使われている。3年目になるとか。12月からオンエアされるそうだ。

・LITTLE STAR
「LITTLE STAR」はビトー・ピコーネ率いるエレガンツの代表作。1958年の全米NO.1。ホワイト・ドゥーワップのスタンダード・ナンバー。

・SAN-HO-ZAY
フレディ・キングはテキサス出身。'50年代にシカゴへやって来てシカゴ・ブルースの大家となった。エリック・クラプトンのアイドル。「SAN-HO-ZAY」は1961年、R&Bチャート4位、全米でも47位を記録した。

・とん平のヘイ・ユー・ブルース
先週オンエアした左とん平さんのシングル「とん平のヘイ・ユー・ブルース」。タツローさんはメンバーが誰か知りたいと話していた。そうするとリスナーからメンバーを書いたハガキが届いた。旧版の紙ジャケCDには「プロデューサー、ミッキー・カーチス、ピアノ、深町純、エレキギター、松木恒秀、ベース、岡沢章、ドラムス、村上秀一、トランペット、羽鳥幸次、サックス、村岡建(むらおかたける)、トロンボーン、新井英治」と書いてあるそうだ。ところがタツローさんが友人に訊いたら、「ドラムはジョニー吉長さんで、ドラム・マガジンにそう書いてあり、この曲がジョニーさんのはじめてのタジオ・ワークだ」と言われたとか。タツローさんは「さて、どっちなんでしょうね。あの曲のドラム、僕はPONTA(村上秀一)に聴こえなかったんですよね」と話す。

・MISTERY TRAIN
ザ・バンドの『THE LAST WALTZ』からポール・バターフィールドと共演した「MISTERY TRAIN」にリクエスト。

・OLE MAN TROUBLE
エル・バルバタ・エスリッジはジョエル・スコットヒルのギター、クリス・エスリッジのベース、ジョン・バルバタのドラムで結成したユニット。1971年に1枚だけアルバム『L. A. GATAWAY』をリリースした。プロデュースド・バイ・ポール・ロスチャイルド。アメリカでは擦りもしなかったが日本では当時人気があった。「OLE MAN TROUBLE」はゲストで参加したブッカーT.ジョーンズの作詞作曲。

・白鳥のまごころ
寺内タケシさんの1977年のシングル「白鳥のまごころ」はロシア民謡を哀愁のエレキ・サウンドでカヴァーした作品。

・IF YOU COULD READ MY MIND
カナダを代表するシンガー・ソングライター、ゴードン・ライトフットのアメリカでのデビュー・ヒット。1971年に全米5位となった。邦題は「心に秘めた想い」。

・すてきなホリデー
まりやさんの「すてきなホリデイ」もケンタッキーの「クリスマス・キャンペーン」に使われている。10年目だとか。

・楽曲配信
タツローさんの「クリスマス・イブ」が今年もシボレーのMWのCMに使われていて12月からオンエアされるそうだ。まりやさんの「すてきなホリデイ」もケンタッキーの「クリスマス・キャンペーン」に使われている。どちらの曲もクリスマス時期限定で着うたが配信される。詳しくはワーナー・ミュージック・ジャパンのホームページで確認してほしいとのこと。
http://www.wmg.jp/

・『VARIETY』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第五弾。『BIG WAVE』から遡ると『MELODIES』になるが、CD以前のLP時代のアナログはタツローさんの手元にもないそうだ。そういうわけでタツローさんのアナログ盤プレゼントは『BIG WAVE』で終わり。年末にまりやさんと「年忘れ夫婦放談」をやるので今週はまりやさんの1984年のアルバム『VARIETY』のアナログ盤を5名にプレゼント。アナログ盤プレゼントはこれで終了。発表は「年忘れ夫婦放談」で行うそうだ。

・『BIG WAVE』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第四弾。『POCKET MUSIC』から遡って1984年のアルバム『BIG WAVE』のアナログ盤を5名にプレゼント。この頃はまだCDとLPが同時発売だった頃。『BIG WAVE』はアナログのカッティングをかなり粘ったのでいい音している、自信作とタツローさん。山下達郎最後のアナログ・レコーディング作品。

・『POCKET MUSIC』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第三弾。『僕の中の少年』から遡って『POCKET MUSIC』。現在出ているCD『POCKET MUSIC』はリミックスだが、アナログはもともと出たままのオリジナル・ミックス。『POCKET MUSIC』のアナログ盤を5名にプレゼント。引き続き受付中。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
12月13日は、年末恒例「年忘れリクエスト大会」
12月20日・27日は、こちらもおなじみ「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #026

2009年12月02日 | Motoharu Radio Show

2009/12/01 OnAir - 1st Week
01.Jamie Cullum:I'm all over it
02.佐野元春 with The Heartland:ぼくは大人になった
03.佐野元春 with The Heartland:ビッグタイム
04.佐野元春:誰かが君のドアを叩いている
05.佐野元春:レインボー・イン・マイ・ソウル
06.佐野元春:ウィークリー・ニュース
07.佐野元春:君を連れてゆく
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■内容の一部を抜粋
・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月12月の「3PICKS!」はジェイミー・カラム『The Pursuit』、ノラ・ジョーンズ『The Fall』、そしてリッキー・リー・ジョーンズ『Balim In Gilead』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はジェイミー・カラム『The Pursuit』。

・ジェイミー・カラム
ジェイミー・カラムはイギリス出身の現在30歳のシンガー・ソングライター。ピアノを弾いて歌う。音楽のジャンルはジャズだと言われているが実際はもっとロックな表現をしている。「フランク・シナトラの歌も歌うし、レディオヘッドのカヴァーもやるよ」とそんな感じ。あるインタビューで「ジャズにハマる前にやっていたロック・バンドでは音楽的に制限があった。ところがジャズにはポップスやロックの要素を持ち込むことができる。それが僕はとても魅力的に思えた」とジェイミー・カラムは話している。ジャズというと年齢的に古い世代のための音楽というイメージがあるが、最近ではノラ・ジョーンズをはじめとしてポップスとジャズの垣根をあまり感じさせない音楽も増えている。

・グラン・トリノ
ジェイミー・カラムは最近『グラン・トリノ』というクリント・イーストウッド監督・主演の映画でテーマ・ソングを歌ってヒットした。
http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/

「『グラン・トリノ』という映画、僕も観ました。内容はアメリカという社会の人種の問題を取り上げたシリアスなヒューマン・ドラマですけれどもとても素晴らしい映画でした。ジェイミー・カラムの音楽もその内容によく合っていて、とても説得力がありました。機会があれば是非ご覧になってください」と元春。

・I'm all over it
ジェイミー・カラムの新作『The Pursuit』から。

・'90年代の佐野元春
元春が1990年から1999年までにリリースした6枚のアルバムが最新のデジタル・リマスタリングを施して再発されることになった。今週、来週は「'90年代の佐野元春」と題して番組アシスタントのゴトウくんが企画・構成した特集を行う。今週はそのパート1で、'90年代前半の3枚のアルバムを紹介する。

・佐野元春に訊きたい10のクエスチョン
1.本名、誕生日、血液型、出身地は?
本名は佐野元春、1956年3月13日生まれ、血液型はB、出身地は東京の下町神田。

2.好きな映画を教えてください。
「好きな映画は『ゴッドファーザー』」と元春。

3.平均睡眠時間はどれくらいですか?
「平均睡眠時間は約6時間。夜寝て朝起きます」と元春。

4.最近の買物で気に入ってるものは?
「最近の買物で気に入ったものは...あぁ...ない!」と元春。

5.この世でいちばん好きな食べ物を教えてください。
「いろいろと変わるんですよね。そうね...まぁ、レンコンチップスの時代もありましたし、う~ん、ドライマンゴーの時代もあったんですけどね。今はピスタチオですかね?」と元春。

6.次の人生、何人に生まれ変わりたいですか?
「人間はもういいかな。犬? 犬の目で世界を見てみたいです。そして自由にあちこち歩き回りたい」と元春。

7.まだ発表してない曲は何曲ありますか? メロディだけでもいいです。
「曲だけであればたくさんありますよ。未発表の曲というのはもうソングライティングを始めたのが13歳、14歳くらいですから、当時はカセット・テープ、そこにメロディだけを録音した。で今までですからね、もう何百曲、まだ完成されてないですけれど、だと思うよ」と元春。

8.女性に求めるものは?
「エレガントさ」と元春。

9.子どもの頃(小学生までに)好きだったものは?
「鉄腕アトム。僕は鉄腕アトムだと思ってました(笑)。大きな過ちでした」と元春。

10.自分はまたまだ子どもだなあと思うときはどんなときですか?
「オレ、大人だなぁと思ったとき?」と元春。

・ぼくは大人になった
1991年のアルバム『Time Out!』から。
「成長するっていうのはどういうこと?」っていうのがロック・ミュージックの最重要テーマだと元春。例えばローリング・ストーンズは「I can't get no satisfaction(満足できないぜ)」と言ってハングリーさを表現した。大人子どもというのは年齢ではなく精神の有りよう。だから25年以上前に書いた「ガラスのジェネレーション」の"つまらない大人にはなりたくない"という気持ちは今でもあるそうだ。曲の中の主人公は元春の中でどんどん成長していって、例えば「ガラスのジェネレーション」の"つまらない大人にはなりたくない"と言ってた少年が、最新アルバム『COYOTE』の中で何か別のことを言ってたりするとか。長い長い年月の間に少しずつ成長させていってるのだと元春は話す。

・アルバム『Time Out!』
ハートランドとレコーディングしたアルバム。
「1990年以降のハートランドの演奏は熟していてとても素晴らしいですね」と元春。

・誰かが君のドアを叩いている
1992年のアルバム『sweet16』から。
新興宗教が流行っていた時代を揶揄して「誰かが君のドアを叩いている」というタイトルにしたそうだ。"街角から街角に神がいる"という詩は何か神様の安売りみたいな景色に見えたので書いたとのこと。

・フィロソフィー
元春のフィロソフィーで「ロックンロール音楽は明るくあってほしい」というのがあるとか。暗い曲はいくらでもかける。そこにどんなダークな内容が裏に盛り込まれてるとしても、やっぱり聴いてくれる人がいる限り、そこにリボンをかけてプレゼントを受け取ってもらいたい形にして出す。それがいいんじゃないかと個人的に思ってるそうだ。

・アルバム『sweet16』
チャック・ベリーの「Sweet Little Sixteen」という曲に模してタイトルを付けたそうだ。ロック音楽にとって象徴的な記号が16だと元春は話す。16歳というのは男の子にとって魔法の年。元春が初めて家出したのが16歳。バイクの免許を取って行動範囲が広がったのも16歳。元春にとって世界が一気に広がった年齢なのだとか。特別な年齢だったと元春。

・オノ・ヨーコ
アルバム『sweet16』はパーカッションの越智兄弟、オノ・ヨーコ、ショーン・レノン親子との共演、矢野顕子とのデュエットとゲスト・ミュージシャンの参加も話題となった。オノ・ヨーコについて元春は「とにかくパワフルですね。そしてチャーミング。そしてどこか時間が止まってる方」と話す。大阪のあるホール(フェスティバルホール)で「エイジアン・フラワーズ」を共演したときのこと。リハーサルでヨーコさんから「この曲の途中で私たち顔を見合わせてニコっと笑いませんか」と言われたのだとか。1969年、トロントで行われたロックンロール・フェスティバルで、ジョンとヨーコがある曲の間奏で顔を見合わせてニコって笑うシーンがあった。「それと同じことを僕にやれというのか?」と元春は思ったという。これをよきものとして受けたほうがいいのか、断ったほうがいいのか、わからなかったそうだ。「でもね、僕やりましたよ。あの、がんばってやりました! あの、がんばってやりました(笑)」と元春。

・レインボー・イン・マイ・ソウル
Superflyの越智志帆さんの番組にゲストで出演したときに、この曲が大好きだと言ってくれたという。

・ウィークリー・ニュース
1993年のアルバム『The Circle』から。
アルバム『sweet16』とアルバム『The Circle』は隣接してリリースしたアルバム。アルバム『sweet16』がお日様が燦々と輝くというロックンロール・アルバムだとしたら、アルバム『The Circle』は月のアルバム、明るい世界を別の角度から見たアルバムで、ソウル・ミュージック、R&Bを追及したアルバム。「ウィークリー・ニュース」は抗議する曲だけれども、日常の中のスケッチにしか過ぎなかったと元春は話す。

・ハートランド解散
結果的に『The Circle』はハートランドの最後のスタジオ録音盤となった。ライヴにおいてはクリエイティブなピークを何度か迎えて、もうこれ以上のピークは得られないんじゃないかという、そういう気持ちが何となくバンドの中にあったのではなかったかと思うと元春。だから悪い気持ちを持って解散したのではなく、やることをやったのだという気持ちで自然に終わったと元春は話す。

・君を連れてゆく
何度か挫折を味わうけれど、再生する人間の力強さをテーマにした曲だと元春。
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睡蓮池のほとりにて

2009年12月01日 | アート

11月29日(日) 曇り。
大山崎山荘美術館に行ってきました。

■ 睡蓮池のほとりにて モネと須田悦弘、伊藤存
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/tokubetu/syosai26/index.html

大山崎山荘美術館
2009年10月28日(水)~2010年1月31日(日)
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/

新館中央に展示された須田悦弘の「睡蓮」には息を飲みました。
半地中の新館は中央のみ丸天井から自然光が差し込みます。
あの場所にぽつんと「睡蓮」があるだけなんです。
庭園の紅葉も美しかった。



中庭の池。
アーチ越しに紅葉を楽しむ。



庭園から山荘テラスを撮影。
新幹線の車窓から大山崎山荘が見えるのですがちょうどこの向きです。

ちなみに11月29日(日) のつぶやきの写真はテラスから庭園を見たところです。
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