2017年10月29日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. LOVELAND, ISLAND / 山下達郎 "フォー・ユー" '82
2. VEHICLE / THE IDES OF MARCH '70
3. NO LIMIT / BREAKWATER "BREAKWATER" '78
4. GAMES PEOPLE PLAY / THE SPINNERS '75
5. WE'VE COME TOO FAR TO END IT NOW / SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLES '72
6. SPOONFUL / HOWLIN' WOLF '60
7. THE DOOR IS STILL OPEN / THE CARDINALS '55
8. FARGILE / 山下達郎 "コージー" '98
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■内容の一部を抜粋
・近況
レコーディングに入りウンウン唸ってやっているとか。新しいタイアップが入ってきて、それと並行してアルバム用のレコーディングもするので、年末にかけてスタジオ暮らしになる。久しぶりのスタジオなので気持ちの切り替えがなかなかできず、まだ娑婆気ならぬライヴ気が抜けてないそうだ。
・リクエスト特集
レコーディングに入って「棚つか」の選曲をする余裕がなく、今週は予定を変更して「リクエスト特集」。
・LOVELAND, ISLAND
福岡県のリスナーから行政書士の試験を受験する旦那さんの応援メッセージとリクエストで「LOVELAND, ISLAND」。
・VEHICLE
リクエストは少年隊のカヴァーで知った曲のオリジナルをというもの。アイズ・オブ・マーチはシカゴのいわゆるブラス・ロックの時代のバンド。学生バンドからスタートして何枚かシングルを出した中の最大ヒット「VEHICLE」。1970年、全米2位。日本でもだいぶヒットしたという。タイトルのビィークルは乗りもののこと。
・NO LIMIT
ブレイクウォーターはフィリーの8人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。1978年のファースト・アルバム『BREAKWATER』からグレイ&ハンクスの作品「NO LIMIT」。
・GAMES PEOPLE PLAY
スピナーズの1975年の全米ソウル・チャート1位、全米5位の「GAMES PEOPLE PLAY」。もともとは「GAMES PEOPLE PLAY」というタイトルでシングルになったが、ジョー・サウスの曲と紛らわしいということで「THEY JUST CAN'T STOP IT(GAMES PEOPLE PLAY)」となっている。
曲をかけ終えて。「トム・ベルのアレンジ、素晴らしいストリングス」と達郎さん。
・カツノリ
川口市のリスナーから「カツノリという名前のリスナーが少なくとも3人ぐらいいますね」というお便り。ご自身もカツノリでお父さまが野村克也さんが好きで一文字使って名前を付けたそうだ。
「僕のマネージャー、カツノリですよ。ええ。あと高橋克典さんという人がいますね。たくさんいますよ。大丈夫ですよ(笑)。何の話だよ、全く(笑)。ハハハ」と達郎さん。
・WE'VE COME TOO FAR TO END IT NOW
スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの「WE'VE COME TOO FAR TO END IT NOW」はスモーキー・ロビンソンがミラクルズのメンバーとしての最後のアルバム1972年の『FLYING HIGH TOGETHER』からのシングル・カット。全米ソウル・チャート9位、全米チャート46位。
・アコースティック・ライブ&トークショー
サンデー・ソングブック25周年の企画で、11月28日(火)に東京半蔵門のTOKYO FM ホールで一夜限りのアコースティック・ライブとトーク・ショーを行う。25周年にちなんで250名のリスナーをご招待。「25周年にちなんで250名、こういうこじつけ好きなんですよ、プロデューサーのウエダくん」と達郎さん。山下達郎のサンデー・ソングブック 25th Anniversary アコースティック・ライブ&トークショー」。ひとり一通ハガキでの応募のみ。「御存知のとおりサンソンはすべてハガキでございます」。締切は11月3日(文化の日)の消印有効。応募条件など詳しくはTOKYO FMのサイトにて。
http://www.tfm.co.jp/ssb25live/
・『REQUEST』30th Anniversary
竹内まりやさんの7枚目のアルバムにしてミリオンセラーの『REQUEST』が30周年になるので30th Anniversary を11月22日に発売する。2017年最新デジタル・リマスタリングによる再発盤となる。ボーナス・トラックとしてシングル・ヴァージョン、未発表曲、カラオケなど6曲。値段は2,200円。詳細は後日。
・宮里陽太 meets JOHN BEASLEY
達郎さんのツアーに参加しているサックスの宮里陽太さんが10月31日(火)に横浜のモーション・ブルーでライヴを行う。彼のオリジナル作品3枚に全部参加しているピアニストのジョン・ビーズリーが来日していて、「宮里陽太 meets JOHN BEASLEY」という一夜限りの特別セッションが横浜で実現する。
http://www.motionblue.co.jp
・「YOUR EYES」のアカペラのカラオケ
リスナーから今回のツアーの「YOUR EYES」のアカペラのカラオケは新録だったんですか? という質問。
「今までずーっと使っていたYOUR EYESのですね、アカペラのテープは『FOR YOU』のアルバムの、演奏されてるものに乗っけたコーラスを、そのままアカペラとして使ってたのでバランスが悪いんです。ずーっとそれ気になってたんですけど35年ぶりに(笑)、全面的に録音し直しまして新しいアカペラになっております」と達郎さん。
・SPOONFUL
ハウリン・ウルフの「SPOONFUL」はウィリー・ディクソンの名曲。達郎さんの世代で「SPOONFUL」といえばクリームで、1970年前後はハウリン・ウルフを聴くチャンスがなかったそうだ。
・THE DOOR IS STILL OPEN
カーデナルズはボルチモア出身のドゥーワップ・グループ。1955年、全米R&Bチャート4位の「THE DOOR IS STILL OPEN」はチャック・ウィルスのナンバーで白人にカヴァーされてそちらもヒットした。
曲をかけ終えて。「トム・ダウドの素晴らしいミキシング。とても55年の音とは思えない」と達郎さん。
・座右の銘
リスナーから「達郎さんの座右の銘とはなんですか?」という質問。
「僕も"為せば成る"かな。あとは"心だに誠の道にかなひなば祈らずとても神や守らん"というやつ。まぁ、ときどき変わりますがそのふたつが好きですな。そんなこと訊いてどうするんでしょうね(笑)」と達郎さん。
・FARGILE
1998年のアルバム『COZY』の「FARGILE」にリクエストが集まってるという。
・今後の予定
来週は「ジェリー・ロス特集」か「ドゥーワップ特集」、リクエストも溜まってるのでまたリクエスト特集の続き、「どれかです。どれにしましょうって知らないよ(笑)」と達郎さん。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2017年11月05日のプログラムは、ただいま考え中です。(^_^;
http://www.tatsuro.co.jp