Sunday Song Book #1320

2018年01月28日 | Sunday Song Book

2018年01月28日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. HEY! REPOETER / 山下達郎 "フォー・ユー" '62
2. ESO BESO (THAT'S KISS!) / PAUL ANKA '64
3. OGNI VOLTA / PAUL ANKA '58
4. HOW CAN I PUT OUT THE FRAME / CANDI STATON "STAND BY YOUR MAN" '71
5. I'D RATHER GO BLIND / SPENCER WIGGINS '70
6. 992 ARGUMENTS / O'JAYS '72
7. THAT'S HOW HEARTACHES ARE MADE / BABY WASHINGTON '63
8. SUNNY / CHRIS MONTEZ "TIME AFTER TIME" '66
9. IDOL WITH THE GOLDEN HEAD / THE PERSUASIONS "WE STILL AIN'T GOT NO BAND" '73
10. THEIR HEARTS WERE FULL OF SPRING / 山下達郎 "ON THE STREET CORNER 3" '99
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■内容の一部を抜粋
・近況
寒い日が続いていてインフルエンザが大流行している。「みなさま、くれぐれもお身体にお気をつけください」と達郎さん。達郎さんは新曲の締切が近づいてきてスタジオに篭ってるそうだ。「続けてもう一曲書かなきゃなんないので、けっこう忙しいつうですね(笑)」と達郎さん。目黒のブルース・アレイ・ジャパンで行った三人ライヴも無事終え、今度は3月に関西でも三人ライヴをする予定だとか。来週発表するとのこと。

・棚からひとつかみ
スタジオが忙しいので今週は「棚からひとつかみ」とリクエストを少しだけのプログラム「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・HEY! REPORTER
「たまにはファンク行ってみたいと思います」と達郎さん。

・ESO BESO(THAT KISS!)
ポール・アンカのRCA時代のシングル・コレクションが日本のクリンクレコード配給のオールデイズ・レコードから出た。「ESO BESO」は1962年、全米14位。邦題は「ボサノヴァでキッス」。ポール・アンカは歌がうまいので人の曲を歌うと持ち味がでる、と達郎さん。

・OGNI VOLTA
もう一曲、ポール・アンカ。イタリアのサンレモでポール・アンカが歌って入賞した曲。1964年にイタリアで大ヒットした「OGNI VOLTA」。エンリオ・モリコーネのオーケストラをバックにしている。邦題は「太陽の中の恋」。

・HOW CAN I PUT OUT THE FLAME(WhenYou Keep The Fire Burning)
リック・ホールの訃報が届いた。アラバマ州マッスル・ショールズのフェイム・スタジオのオーナー。数々の名作を作ったサザン・ソウルのプロデューサー。享年85歳。達郎さんは時間ができたら詳しい人を呼んで「フェイム特集」をやりたいそうだ。今週はちょうどリスナーからリクエストがあったので、キャンディ・ステイトンの1971年のアルバム『STAND BY YOUR MAN』からシングル・カットされ、「STAND BY YOUR MAN」のB面に収録された「HOW CAN I PUT OUT THE FLAME」。ジョージ・ジャクソン作曲。

・I'D RATHER GO BLIND
達郎さん自身が選曲したリック・ホールのプロデュース作品はスペンサー・ウィギンスの「I'D RATHER GO BLIND」。1970年のシングルでエタ・ジェイムズの名唱でも知られている。

・992 ARGUMENTS
オージェイズの1972年の「992 ARGUMENTS」にリクエスト。全米ソウル・チャート13位、邦題は「992の言い争い」。絶頂期のフィラデルフィア・サウンド。最近、個人情報の関係でハガキの廃棄が早くなってて、達郎さんはうっかりしてリクエスト・カードを捨ててしまったらしい。

・今後の予定
来週2月4日は達郎さん65歳の誕生日。「誕生日で棚つか」は何年か前にやったので、来週は誕生日なので「山下達郎で棚からひとつかみ」。達郎さんの曲だけをかける55分間。

・BRUTUS
サンデー・ソングブック25周年の企画で雑誌の「BRUTUS」とサンデー・ソングブックがコラボすることになった。サンデー・ソングブック25年の歴史を総括した回顧録という大特集になる。2月1日発売「サンデー・ソングブック特集」。

・REQUEST 30th Anniversary Edition アナログ盤
昨年11月に発売された竹内まりやさんの『REQUEST 30th Anniversary Edition』のアナログ盤が3月21日にリリース。CDのデジタル・リマスタリングを元にアナログ・カッティングを行ったとか。ボーナス・トラックなしの全10曲収録。2枚組180グラム重量盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりや特設サイトにて。
https://wmg.jp/artist/mariya/

・THAT'S HOW HEARTACHES ARE MODE
リクエストは「達郎さんの好きなベイビー・ワシントンの曲を」というもの。1963年、全米ソウル・チャート10位の「THAT'S HOW HEARTACHES ARE MODE」。ベイビー・ワシントンは'50年代にハーツという女性ヴォーカル・グループを組んでいて、'60年代に入ってソロになった。

・SUNNY
リクエストは「SUNNY」をクリス・モンテスで、というもの。クリス・モンテスの1966年のセカンド・アルバム『TIME AFTER TIME』に収められている。アレンジド・バイ・ニック・デ・カロ。オリジナルはボビー・ヘブ。

・IDOL WITH THE GOLDEN HEAD
リクエストは「パースエージョンズで何か」。1973年のアルバム『WE STILL AIN'T GOT NO BAND』から「IDOL WITH THE GOLDEN HEAD」。もともとはコースターズの1957年の作品。

・チュブラーベル
リスナーから「クリスマス・イブ」の曲中(「心深く」と「秘めた思い」のあいだ。「叶えられそうにない」のところ)にチュブラーベルが入ってるかの問い合わせ。
「これチュブラーベルが実際に入ってます。そこのエコーの響きがですね、そこに聞こえるアレです。チュブラーベルを叩いてるので、その音が入ってるのです(笑)」と達郎さん。

・女性ドゥーワップ・グループ
リスナーから「ドゥーワップは男性だけがヴォーカルなのでしょうか?」という質問。
女性ドゥーワップ・グループもたくさんあるそうだ。先程かけたベイビー・ワシントンの昔のグループ、ハーツもそう。

・心には春がいっぱい-Their Hearts Were
今週はアカペラをかけたのでアカペラで終わる。達郎さんの1999年のアルバム『ON THE STREET CORNER 3』から「心には春がいっぱい」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年02月04日は、誕生日記念「山下達郎で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1319

2018年01月21日 | Sunday Song Book

2018年01月21日プレイリスト
「戌年(いぬどし)で棚からひとつかみ」
1. カムフラージュ / 竹内まりや "ボナペティ" "エクスプレッションズ" '98
2. HOUND DOG / ELVIS PRESLEY '56
3. THE SWINGIN' SHEPHERD BLUES / MOE KOFFMAN '58
4. BABY, DO THE PHILLY DOG / THE OLYMPICS '66
5. I LOVE MY DOG / CAT STEVENS "MATTHEW & SON" '66
6. LET ME PLAY WITH YOUR POODLE / LIGHTNIN' HOPKINS '47
7. IF DOGS RUN FREE / BOB DYLAN "NEW MORNING" '70
8. POLICE DOG BLUES / AUTHUR "BLIND" BLAKE '29
9. NO / BULLDOG '72
10. BIRD DOG / EVERLY BROTHERS '58
11. THE PUPPY SONG / MARY HOPKIN "POST CARD" '70
12. ONE / THREE DOG NIGHT '69
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■内容の一部を抜粋
・近況
1月19日(金)、20日(土)、目黒のブルース・アレイ・ジャパンで達郎さんと伊藤広規さんと難波弘之さんの三人編成でアコースティック・ライヴを行った。そのため番組は前倒しで収録しているという。並行してレコーディングもやってるので忙しいそうだ。アコースティック・ライヴはまた3月ぐらいに東京以外で予定しているとか。

・戌年(いぬどし)で棚からひとつかみ
今週は半ば恒例となった干支の特集で「戌年(いぬどし)で棚からひとつかみ」。2015年に「猫」の特集と「犬」の特集をやって、そのときにめぼしいものはかけてしまったらしく、「だいぶ屈折したものになって(笑)」と達郎さん。今回はブルース関係、ジャズ関係のルーツ・ミュージックが多いとか。

・カムフラージュ
最初は「犬」とは全く関係ないリクエストで竹内まりやさんの1998年の「カムフラージュ」。

・HOUND DOG
3年前の「犬」特集ではビッグママ・ソートンの1953年の「HOUND DOG」をオンエアしたがエルヴィスもかけなければいけないということで。エルヴィス・プレスリーの「HOUND DOG」は1956年に全米NO.1を11週間続けた大ヒット。

・THE SWINGIN' SHEPHERD BLUES
ジャズ系から。カナダはトロント出身のサックスとフルート奏者のモー・コフマン。1958年にビルボード23位の「THE SWINGIN' SHEPHERD BLUES」。

・BABY, DO THE PHILLY DOG
'60年代中期のリズム&ブルース。ジ・オリンピックスはカリフォルニアのリズム&ブルース・ヴォーカル・グループ。ラスカルズの「GOOD LOVIN'」のオリジナル・ヴァージョンを歌っていたことで知られている。1966年の「BABY, DO THE PHILLY DOG」。この場合のドッグはダンスの名前だと思われる。R&Bチャート20位、全米では63位。

・イントロの時間
仙台市の超常連のリスナーから「12月27日付、朝日新聞の天声人語から、過去30年のヒット曲を分析した米国の研究によると、イントロの平均時間が1986年に20秒あったのに2015年には5秒まで縮まっており、興味を早めに惹こうとすぐ歌いはじめる傾向にある」というお便り。
「そうかなぁ(笑)。ふふ。必ずエンディングが付くというのは21世紀はじまりから感じましたけれどね。昔ほどラジオでながして聴くというか、そういうんでないのかな。理由つければいろいろありますがね。まぁ、全部あとづけですから。いいや(笑)。ふふ」と達郎さん。

・I LOVE MY DOG
イギリスのシンガー・ソングライター、キャット・スティーヴンスの1966年のファースト・ヒット「I LOVE MY DOG」。キャット・スティーヴンスが捨てられてた犬を拾ってきて飼ったことから作られた歌と言われている。全英28位。

・LET ME PLAY WITH YOUR POODLE
次はブルース。ライトニン・ホプキンスの1947年の「LET ME PLAY WITH YOUR POODLE」。「君のプードルと遊ばさせくれ」というのはダブル・ミーニング。もともとはブルース・シンガー、タンパ・レッドの1942年の作品。たくさんの人がカヴァーしているが達郎さんが持ってるのはライトニン・ホプキンスのみだとか。

・IF DOGS RUN FREE
ボブ・ディランの1970年のアルバム『NEW MORNING』に入ってる「IF DOGS RUN FREE」。ボブ・ディランらしい難解な歌詞、と達郎さん。ピアノはアル・クーパー。

・POLICE DOG BLUES
またブルース。今日かかるいちばん古いやつ。アーサー "ブラインド" ブレイクはフロリダ出身。いわゆるラグタイム・ブルース。「POLICE DOG BLUES」はライ・クーダーのデビュー・アルバムに入ってることで知られている。そのオリジナルで1929年のレコーディング。
曲をかけおえて。「きれいな声ととても上手なギター。これ聴いてライ・クーダー聴くと、あっライ・クーダー上手いんだなと思いますね」と達郎さん。

・NO
今度はパワー・ポップ系。曲のタイトルではなくグループ名がブルドッグ。ラスカルズのドラマーのディノ・ダネリとギタリストのジーン・コニッシュが作ったグループで、いわゆるワンヒットワンダー。唯一曲のヒット曲で1972年、全米チャート44位の「NO」。

・BIRD DOG
エヴァリー・ブラザーズの1958年の全米NO.1のミリオンセラー「BIRD DOG」。バード・ドッグは鳥の狩猟のときの猟犬のことだそうだ。

・THE PUPPY SONG
「戌年(いぬどし)で棚からひとつかみ」を予想した鳥取県のリスナーからのリクエスト。メリー・ホプキンの1969年のアルバム『POST CARD』からのシングル・カット「THE PUPPY SONG」。全英3位、全米28位。ポール・マッカトニーからの依頼でハリー・ニルソンが書いた曲だという。ニルソン自身も1969年のアルバム『HARRY』に収録している。達郎さんはニルソンのヴァージョンを選曲していたがリクエストをもらったので今回はメリー・ホプキンのヴァージョンで。

ほかにもピンク・フロイドの「DOGS」にリクエストがあり、達郎さんも好きな曲で選曲していたが、曲が7分と長いので次の機会にとのこと。12年後の2030年、「戌年(いぬどし)で棚からひとつかみ」のとき達郎さんは77歳になるそうだ。

・お蔵入り
リスナーから「達郎さんは現在お蔵入りの曲は何曲ありますか? またお蔵入りの曲が復活する条件はなんですか?」という質問。
「いや〜、たくさんありますけれども、もうそれはお蔵ですわ(笑)。いろんな、人はいろんな作り方してますけれども、僕はモチーフというのがたくさんありまして、そのモチーフを、例えばタイアップが来たとき、どういうモチーフが自分に合うかとか、そういうモチーフはたくさんありますので、それをフルサイズに上げてレコーディングしたけどあまり気に入らない。そういうのはもう何十年も、そういうのはありますので。それを今になって引っ張り出してやるとかほとんどありません。ときどきそこの部分的な断片を、あっ、あれよかったなと持ってくることはありますけれど。かたちとしてのトラックを再利用するってことはありません。あまり答えになっておりませんが。すいません」と達郎さん。

・ONE
山口市の超常連のリスナーからのリクエスト。スリー・ドッグ・ナイトの「ONE」。戌年なので「ワン」というのが気に入ったと達郎さん。この曲もニルソンの作曲。1969年、全米5位。ハリー・ニルソンの名曲。

「来年はイノシシですのでこれはちょっと難しいですね」と達郎さん。そのときになって考えますとのこと。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年01月28日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ(予定)」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1318

2018年01月14日 | Sunday Song Book

2018年01月14日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. パレード / 山下達郎
2. CALL ME / CHRIS MONTEZ '66
3. FUNKY STUFF / KOOL & THE GANG '73
4. CRYING / ROY ORBISON "A LOVE SO BEAUTIFUL" '17
5. RUNNING SCARED / ROY ORBISON "A LOVE SO BEAUTIFUL" '17
6. SMACK DAB IN THE MIDDLE / JANICE McCLAIN '80
7. I DON'T WANT TO HEAR IT ANYMORE / THE WALKER BROTHERS '65
8. PEOPLE / BARBRA STREISAND '64
9. BLOW / 山下達郎 "レアリティーズ" '92
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■内容の一部を抜粋
・近況
達郎さんは曲書き、詩書き、アレンジをしているので番組はちょっと前倒しで収録しているという。まだ少し正月気分のあるときに録音しているそうだ。一生懸命レコーディングに精を出しているとか。今週は三人ライヴが目黒のブルース・アレイ・ジャパンで行われるので、その準備のためスタジオ仕事は一旦お休みにするそうだ。

・棚からひとつかみ+リクエスト
今週は前倒しのために「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・パレード
神戸市の超常連のリスナーと福島県田村郡の超常連のリスナーからのリクエストで「パレード」。

・CALL ME
クリス・モンテスは男性シンガーだが一瞬女性シンガーと見紛うかのような声の持ち主。もともとは割りとロックンロールなシンガーだったが、トミー・リプーマのプロデュースになってからソフト路線になった。1966年、全米22位の「CALL ME」。イギリスのトニー・ハッチのペンになる名曲。いわゆるニセ・ライヴで当時ウェスト・コーストで流行ったやり方。

・FUNKY STUFF
クール&ザ・ギャングはニュージャージーのファンク・バンド。JTテイラーが入ってから大ヒットが続々生まれたが初期のファンク然としたものもいいものが多い。1973年、全米ソウル・チャート5位、全米チャート29位の代表作「FUNKY STUFF」。典型的なワンコード・ミュージック。

・CRYING
昨年、エルヴィス・プレスリーの声だけマルチ・トラックから引き抜いて、イギリスのロイヤル・フィルハーモニックがそれにバックをつけて、新しいオケで歌だけ残してやるCDが大ヒットしたそうだ。その続編がアレサ・フランクリンとロイ・オービソンで、日本でも昨年の11月に発売された。達郎さんはこういう企画ものが正直なところあまり好きではなくて、エルヴィスもアレサも買わなかったが、ロイ・オービソンだけ「どういうものかな」と思って聴いてみたという。「これがいいんです(笑)」と達郎さん。アレサのほうはR&Bなので今のシンフォニックな感じにするとちょっと違和感があるそうだ。ロイ・オービソンはナシュビルのレコーディングなので、それで時代がひと時代古いので、きれいにリニューアルされたような感じ。声が、上手い人なのでオリジナルのヴォーカルを使ってるので得も言われぬ感動を呼んだという。ちょうど正月に聴いて痛くインパクトがあり、結局エルヴィスもアレサも買ったのだとか。『A LOVE SO BEAUTIFUL』から1961年の全米2位のヒット曲「CRYING」を2017年にリニューアルしたヴァージョン。

・RUNNING SCARED
ロイ・オービソンのオリジナルのヴォーカルを最新のオーケストラに乗せた企画アルバム『A LOVE SO BEAUTIFUL』から、ボレロをシンフォニックにしたらおもしろいんじゃないかとプロデューサーが語ってる「RUNNING SCARED」。1961年、全米NO.1。
曲をかけおえて。
達郎さんがライヴで「LET'S DANCE BABY」に挟み込んでる「MEAN WOMAN BLUES」はもともとエルヴィスのチューンだが、達郎さんはロイ・オービソンのヴァージョンでやってるほど、ロイ・オービソンが好きなのだそうだ。アレサとエルヴィスもなかなかの出来なので機会があればオンエアしたいとか。今週はこの『A LOVE SO BEAUTIFUL』をかけたくて「棚つか」にしたという。

・今後の予定
来週は「戌年(いぬどし)で棚からひとつかみ」。「3年ぐらい前に犬の特集をやったんですよね。ですのでだんだん濃くなってきます(笑)。大丈夫かなっていう感じでございますが」と達郎さん。

・三人編成でアコースティック・ライヴ
達郎さんと伊藤広規さんと難波弘之さんの三人編成でアコースティック・ライヴを今週の1月19日(金)、20日(土)、目黒のブルース・アレイ・ジャパンで行う。13日(土)に抽選の結果のハガキが届いてるはずだとか。「無事当選された方どうぞお待ちしております。お気をつけてお越しください。残念ながら外れてしまった方すみません。また次の機会にご応募下さい。一月おきか隔月くらいでオフシーズンは三人ライヴやってみたいと思っておりますので。次は東京じゃないところに行こうと思います。ご期待ください。本チャンのツアーがはじまるまで、できれば続けてみたいと思っております。さあ、どうなりますか(笑)。でもアルバムやんなきゃいけないので大変です(笑)」と達郎さん。

・お祓い
文京区の23歳のリスナーから「今年は本厄なんですが達郎さんはお祓いとか行きますか?」という質問。
「お祓いはなるべく行ったほうがいいですよ。前厄本厄というのは体調が変わってくるときに、特に男の人はそうですけれど、そういうときに厄というものがあるので。私は全部行ってます、ハイ。もう年取ったから行きませんけれども(笑)。若いときはちゃんと行きました。健康には気をつけてください。お大事に」と達郎さん。

・SMACK DAB IN THE MIDDLE
質問したリスナーからのリクエストで「SMACK DAB IN THE MIDDLE」。ジャニス・マクレインはフィラデルフィアのセッション・シンガー。1980年、全米ソウル・チャート91位。ディスコ・ブームの中の一曲。曲をかけおえて。「アルバムを出している人ですけれども。あの、とても美しい、ブラック・ビューティーといいましょうか、目力のある女性でございますが。歌も上手いですね」と達郎さん。

・I DON'T WANT TO HEAR IT ANYMORE
1月9日はスコット・ウォーカーの誕生日なので「I DON'T WANT TO HEAR IT ANYMORE」にリクエスト。1944年生まれなので74歳。ウォーカー・ブラザーズの1965年のファースト・アルバムに収録されている、ランディ・ニューマンのペンになる曲。生まれて初めて分数和音というのを聴いた曲、と達郎さん。

・PEOPLE
バーブラ・ストレイサンド、1964年の初めてのヒット曲、全米5位の「PEOPLE」。ミュージカル『ファニー・ガール』の主題歌。後にバーブラが主演して映画になった。バーブラ・ストレイサンドは1942年生まれで、もうすぐ76歳。

・BLOW
14歳のリスナーから「BLOW」にリクエスト。1992年のシングルでアメリカズ・カップの主題歌として作った曲。

・番組の終わりに
週末の三人ライヴに触れて「また機会がありましたら録音録っておりますのでお聴かせできればと思っております」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年01月21日は、レギュラー・プログラム「戌年(いぬどし)で棚からひとつかみ」
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Sunday Song Book #1317

2018年01月09日 | Sunday Song Book

2018年01月07日プレイリスト
「新春リクエスト大会」
1. HAPPY HAPPY GREETING / 山下達郎 "レアリティーズ" '02
2. BABY,BABY DON'T WASTE YOUR TIME / GRADYS KNIGHT & THE PIPS "TOUCH" '81
3. I'M JUST A BOY / LOUISE CORDET '62
4. WHERE DO THE GIRLS OF SUMMER GO / MARK ERIC "A MIDSUMMER'S DAY DREAM" '69
5. DAYLIGHT & DARKNESS / SMOKEY ROBINSON '78
6. DISMAL DAY / BREAD '69
7. TWO KINDS OF LOVE / BILL CONTI "「ロッキー2」 オリジナル・サウンド・トラック" '72
8. MY ANGEL LOVE / THE CLEFTONES '72?
9. ヘロン / 山下達郎 "コージー" "オーパス" '98
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■内容の一部を抜粋
・近況
年越しで曲書きをして、レコーディングがはじまったという。

・新春リクエスト大会
今週は「新春リクエスト大会」。リクエスト・カード、特にお便りのほうはまだ全部チェックしきれてないそうだ。

・HAPPY HAPPY GREETING
お正月なので「HAPPY HAPPY GREETING」。

・BABY,BABY DON'T WASTE YOUR TIME
まずは景気よくグラディス・ナイト&ザ・ピップス。1981年、アシュフォード&シンプソンのプロデュースで発売されたアルバム『TOUCH』は全然売れなかったという。シングル・カットされた「BABY,BABY DON'T WASTE YOUR TIME」はいい曲なのにチャートに入ってない。

・I'M JUST A BOY
ルイス・コーデッドはイギリスの女性シンガー。いわゆるワンヒット・ワンダーで1962年、これがただ一曲のヒット全英13位、シャドウズのメンバーのトニー・ミーハンがプロデュースしていることで知られている「I'M JUST A BOY」。

・WHERE DO THE GIRLS OF SUMMER GO
マーク・エリックは俳優、モデルだったがキャピトルのラス・リーガン(ビーチボーイズの名付け親)周辺の人にスカウトされて1969年にアルバム『A MIDSUMMER'S DAY DREAM』を出した。全く売れなかったがビーチボーイズ・ファンには有名でアナログは高値商品として取引されていた。この度、ボーナス・トラック入りでCD化されて誰でも聴けるようになった。「ビーチボーイズ風というよりかはどっちかというとジャン&ディーンに近い感触だと私は思いますが」と達郎さん。歌が心もとないのでまだCDを買ってないとかで、今日はアナログ盤からデジタル・プロセッシングしたアルバムのベスト・トラックの「WHERE DO THE GIRLS OF SUMMER GO」。
曲をかけ終えて。
「リード・ヴォーカルよりもバック・コーラスのほうがうまいという、そういう不思議なアレでございます(笑)。そんなこと言っちゃあいけませんがね。ふふふ。こうやっていじると最近なんかいろいろと言われますんで。いやですね、ほんとにね(笑)。しゃれが通じないんですよ、今の世の中。ほんとささくれだっていやですね(笑)」と達郎さん。

・DAYLIGHT & DARKNESS
スモーキー・ロビンソンで何かというリクエスト。「いちばん僕のサンソンでかけてきた曲」と達郎さん。1978年のアルバム『LOVE BREEZE』からのシングル・カットでソウル・チャート9位、全米チャート75位の「DAYLIGHT & DARKNESS」。

・今後の予定
曲書きに追われているので来週は「棚つか+リクエスト」の予定。

・プレゼント
『REQUEST 30th Anniversary Edition』の購入者特典で作った非売品の12インチのアナログ盤「夢の続き('89 Remix)」、カップリングは達郎さんが作った「プラスティック・ラブ(Extended Club Mix)」を10名にサイン入りでプレゼント。もうひとつは先日のアコースティック・ライヴのときに作ったサンデー・ソングブックのロゴ入りタンバリンをサイン入りで25名にプレゼント。締め切りは一月の中頃。

・BRUTUS
サンデー・ソングブック25周年の企画で雑誌の「BRUTUS」とサンデー・ソングブックがコラボすることになった。サンデー・ソングブック25年の歴史を総括した回顧録という大特集になる。2月1日発売「サンデー・ソングブック特集」。

・三人編成でアコースティック・ライヴ
達郎さんと伊藤広規さんと難波弘之さんの三人編成でアコースティック・ライヴを2018年1月19日(金)、20日(土)、目黒のブルース・アレイ・ジャパンで行うことになった。前売りは1月7日午後3時から1月9日の午後11時59分まで受付。詳しくは山下達郎公式サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp

「一昨年になりますが10月にロフトを40数年ぶりにやりましてですね。やっぱりライヴハウスというのはひじょうに音をシビアにやることを教えてくれる。別にホールでシビアにやってないという意味じゃないですよ(笑)。やっぱり少ない人数でやる緊張感というのはひじょうに自分にはプラスになるような気がしましたので、久しぶりにそういう小っちゃなところで少しやってみようかなという。自分のためにやってみようかなという感じでありますが。そうするとフルバンドですととても予算が全くダメなので(笑)、三人ライヴで、それもまた赤裸々な演奏で、ごまかしが利かないので、それもまた鍛えられるといいましょうか。そういうような感じでありまして。自己鍛錬の一環でございます。お付き合いいただければと思います。よろしくお願いいたします」と達郎さん。

・DISMAL DAY
ブレッドの1969年「DISMAL DAY」はヒットしなかったシングル。邦題は「灰色の朝」。日本では深夜放送でよくかかったという。リクエストしたリスナーから「達郎さんはFEN以外に若いころは民放ラジオ放送もお聴きになられていましたか? 好きな番組、DJはいらしゃいましたか?」という質問。オールナイトニッポンだったら糸居五郎さん、高崎一郎さん。パック・イン・ミュージックだったら福田一郎さん、中村とうようさん、八木誠さん。音楽番組を中心に聴いていたという。TBSの3時台の宮内鎮雄さんというTBSのアナウンサーが土曜日の3時からパック・イン・ミュージックをやっていて、達郎さんが高校生の頃にレターメンとかデヴィッド・セヴィルとかその当時のプログラムとしては超絶な特集をやっていて、それが楽しくて毎週聴いていたとか。FENだったら土曜日の5時からやっていたジム・ピューターズ・ショウのオールディーズ番組、ドン・トレイシーとノーランド・バイラムのR&Bのプログラムで耳を鍛えられた最高の素材だったとか。

・TWO KINDS OF LOVE
映画『ロッキーII』のオリジナル・サウンド・トラックに収められているフィラデルフィア・ドゥーワップ。作曲者、ビル・コンティのクレジットになってるが、たぶんスタジオ・ミュージシャンを集めてやってるんだと思われる、と達郎さん。1979年の「TWO KINDS OF LOVE」。

・MY ANGEL LOVE
ザ・クレフトーンズの「MY ANGEL LOVE」は’90年代に『SUSIE Q』という映画に使われたというデータが残っている。アメリカのVarèse Vintageで2000年にCD化。『THE DOO WOP SOUND VOLUME 2 : STREET CORNER HARMONY』に収められている。オリジナルは1972年でレコーディングはそれよりも前かもしれないとのこと。正確なクレジットはザ・クレフトーンズ・フィーチャリング・ハーブ・コックス。

・ヘロン
熊本市のリスナーからのお便り。昨年12月に病院を退職した恩師のN先生が好きだった「ヘロン」にリクエスト。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年01月14日は「棚からひとつかみ+リクエスト(予定)」
http://www.tatsuro.co.jp
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