Sunday Song Book #947

2010年11月28日 | Sunday Song Book

<11月28日プレイリスト>
[「棚からひとつかみ+リクエスト」]
希望という名の光/山下達郎 '10
HEY BIG BROTHER/RARE EARTH '71
YOU DON'T CARE/THE DELLS "GIVE YOUR BABY A STANDING OVATION" '73
MIGHTY LOVE/THE SPINNERS '74
MR. BIG/FREE '70
RAINDROPS/THE VERNALLS '58
FOREVER MINE(LIVE)/山下達郎 (09/04/04 東京エレクトロンホール宮城)
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■内容の一部を抜粋
・近況
久し振りに前倒しではなく直近で収録しているそうだ。今週末3日(金)、4日(土)と武道館でまりやさんの十年ぶりのライヴが開催される。先週までずっとそのリハーサルで、今週は通しリハ、いわゆる「ゲネプロ」をやりつつ、そのあいだタツローさんは曲書きをやっていたとか。ようやくデモを先方に提出し、12月はそのレコーディングに入るとか。

・souvenir again 竹内まりや LIVE 2010
TOKYO FM fm osaka 30周年記念イベントから十年。40周年の記念イベントとして「ケンタッキーフライドチキン Presents TOKYO FM/FM OSAKA 開局40周年記念スペシャル souvenir again 竹内まりや LIVE 2010」が開催されることになった。12月3日(金)、4日(土)が日本武道館、12月21日(火)、22日(水)が大阪城ホール。東京、大阪二日ずつの全4公演。

・希望という名の光
リクエストが多く届いてるそうだ。2010年のシングル。

・HEY BIG BROTHER
レア・アースは'60年代末期にデビューした。デトロイト出身の6人組のロック・グループだが、モータウンのサブ・レーベル、「レア・アース・レーベル」から鳴り物入りでデビュー。デビュー曲はテンプテーションズのナンバー「GET READY」。「HEY BIG BROTHER」は4作目で1971年、全米19位。

・YOU DON'T CARE
シカゴのリズム&ブルースのグループ、デルズの1973年のアルバム『GIVE YOUR BABY A STANDING OVATION』から。

・MIGHTY LOVE
スピナーズの1974年、全米ソウル・チャートNO.1、全米チャート20位という代表曲の1曲。

・MR. BIG
フリーの1970年のアルバム『FIRE & WATER』に収録されている。シングル・カットされなかったが、だんだんだんだん人気を獲得してフリーの代表曲として数えられるようになった。この曲から名前をとったグループまで現れた。ちょうどこのアルバムが出た頃に初来日。「私も長いこといろんな人のライヴを見ておりますが、ワン・オブ・ベストに数えられる素晴らしいライブ。とってもシンプルな音なんですがぐいぐい引っぱって、あれだったらもう一回見たいという」とタツローさん。

・クリスマス・イブ
「クリスマス・イブ」はこれまで着うた、着うたフルだけで楽曲配信を行ってきたが、今年からPC配信がはじまるそうだ。mora、MUSICO、OnGen、ListenJapanにてクリスマス限定PC初配信。11月24日から12月26日まで配信予定だとか。
http://wmg.jp/artist/tatsuro/index.html

・すてきなホリデイ
まりやさんの定番としてお馴染みの「すてきなホリデイ」が今年もケンタッキーフライドチキンのクリスマス・キャンペーン・ソングとして19日から流れている。11年連続のタイアップ。この曲もクリスマス限定でPC配信。詳しい情報はワーナーミュージック・ジャパンのサイトで。
http://wmg.jp/artist/mariya/index.html

・京都会館
リスナーからの質問で「ツアーでは京都公演がありませんでした。最近のアーティストの関西ツアーでは京都が入ってないことが少なくありません。京都には京都会館というホールがありますが、あまりよくないのでしょうか?」。
「え~、残念ながら京都会館というのはですね、ものすごく古すぎてですね、セットを組むライヴは全くできません。全くセットなしのライヴですとアレなんですが、セットを組める状態のホールじゃないのでですね、セットを組まなきゃなんないやつは京都会館はやらないんじゃなくてできないのでやりません。最近はびわ湖ホールというのができまして、このあいだ私も初めて行きましたが、とってもそっちのほうがいいので、みなさんびわ湖ホールか、それか大阪のほうへ行ってしまいます。京都はなんであんなに文化都市なのに、ホールのいいのがないのかというのが、ひじょうに大きな疑問のひとつであります。いいホール早く、あの~京都会館改装とか、そういうかたちでもいいですから、いいホール作っていただきたいですね。京都に別に行きたくないわけでもなんでもないのでですね。え~関係各位の熱意よろしくという感じでございます」とタツローさん。

・RAINDROPS
ライヴの開演前にかかってたドゥーワップにリクエスト。バーナルスはおそらくニューヨークのグループ。女性のリード・ヴォーカルでものすごく音の悪いレコード。それが醸し出す雰囲気がたまらないとタツローさん。1958年の作品。2003年にもかけてるのがこういうのは何度かけてもいいとか。

・楽器
リスナーから「ツアーでピアノ以外の楽器はどのようにして持ち運んでるのか?」という質問。
サックス、ギター、ドラムスは個人持ち。キーボードは今回シンセとハモンド・オルガンなので業者からリース、マスター・キーボードといわれるものは柴田俊文さんがいつも使ってるもの。こういうのはタツローさんの楽器を含めトラックでまとめて運ぶそうだ。サックスの土岐さんは自分で運んでいるとか。土岐さんはアルトとソプラノが入った大きなサックスケースを手荷物として運んでいる。テロ対策で飛行機では許可されない荷物なんだそうだ。

・FOREVER MINE(LIVE)
2009年4月4日に東京エレクトロンホール宮城で行われた「PERFORMANCE 2008 -2009」のライヴから。

・12月の予定
12月は「年忘れリクエスト大会」、そして年末恒例の「年忘れ夫婦放談」。引き続きリクエスト、お便りをお待ちしておりますとタツローさん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
12月05日・12日は、年末恒例「年忘れリクエスト大会」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #062

2010年11月24日 | Motoharu Radio Show

2010/11/23 OnAir - 4th. Week
01.佐野元春:ナイトライフ
02.佐野元春 & 渡辺美里:ホーム・プラネットー地球こそ私の家
03.矢野顕子 feat.佐野元春:自転車でおいで
04.佐野元春:スターダスト・キッズ
05.Bob Dylan:My Back Pages
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■内容の一部を抜粋
・ナイトライフ

・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・丸山茂雄氏を迎えて
先週に引き続いて今週もエピック・ソニー・レーベルのレーベル・ファウンダーであり、ソニー・コンピュータエンタテインメント、そしてソニー・ミュージックエンタテインメントの代表を歴任した丸山茂雄さんをゲストに迎えてのプログラム。

1978年にCBSソニー創設十周年の記念事業としてエピック・レーベルを創立。当時CBSソニーはコロンビアとエピックという洋楽のレーベルを持っていたので、エピックを外に出して、そこに邦楽をくっつけるかたちで生まれた。丸山さんはエピックでちょうど十年CEOを務めた。スタッフのあいだで倦怠感が出てきた頃に辞めたのだと丸山さんは話す。

'80年代末、元春はエピックの役員にマックをプレゼントした。丸山さんはデザインのスタッフがマックを使って仕事するのを見て技術革新が進んでると実感したのだという。クリエイティブとビジネスがスピードを上げて動く楽しい時代だったと振り返る。今あのときのような新しい技術が出てこないので音楽の現場では閉塞感があると話す。元春が役員にコンピュータを持って行ったのは、コンピュータがネットワークで繋がると、テキストだけのやりとりから、画像のやりとりに進み、やがて音がコンピュータから流れていったら、レコード・ビジネスはどうなるんだろう? そのことを一緒に考えたいという意図があったからだという。

・ホーム・プラネットー地球こそ私の家

1999年、業界の中で誰よりも早く音楽の有料配信をはじめたのは丸山さんだった。そのときに気がかりなのはライツは誰が守ってくれるかということで、それを言及したのも丸山さんだったそうだ。著作権侵害を憂いてレーベル・ゲートを発足した。

・自転車でおいで

そのときに作ったルールは今も更新されずにここまで来た。もう絶対更新しないといけない時期だと丸山さん。そのルールはアメリカのマスター・ライツと著作権の考えによるもので、それはアメリカ政府がディズニーのビジネス・モデルを守るために、ルールを作って世界中に広めたものだと丸山さんは思ってるのだとか。今のオバマ大統領はディズニーよりも、マイクロソフトやスティーブ・ジョブスとのビジネスを大事にしたほうがアメリカの国益に合うと考えてる節があるらしい。今のルールのままだと、どうしてもマスター・ライツと著作権はインターネットの運用に引っかかるので、そこを緩めようとしている節があるのだと。そんなの関係ないと考えるのが中国をはじめとするアジア諸国。そうすると世界で一番ルールに厳格なのが日本ということになるとか。それを経産省とIT関連の人たちが動かそうとしているが、クリエイターの発言力がもっと強いほうが望ましいと丸山さんは考えてる。

'90年代にソニーはCDというメディアを使ったハードウェアを作る動きがあった。レコード会社にも対応したソフトを作る手伝いしてほしいと、いろいろなアプローチがあり、その中でゲームが一番面白いと思って、ゲームを提案したチームと丸山さんはくっついたそうだ。そうしてプレステーションは生まれた。

・スターダスト・キッズ

・フィードバック
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

レコード会社はユーザーが見えないけれど、ライヴに行くとユーザーが見れる、それが喜びだと丸山さん。元春のライヴにも足を運んでいたらしい。丸山さんは2002年にソニーからは馴れた。翌年に「に・よん・なな・みゅーじっく」を設立。丸山さんのお父様は丸山ワクチンの博士。最近、丸山さんはお身体をこわされ、そこから復帰したばかりだとか。ガンだったらしい。死生観の変化はないけれど、「だって恐いもんないもん」と人を脅すにはすごくいいと笑う。そういうとみんなちょっと引くそうだ。わがままだと批判されるが、それに輪をかけて自分の好きなことができるようになったと話す。

・My Back Pages
元春「僕が丸山さんに捧げたい曲で、ディランにこういう曲があるんですよ。今の私はあのときよりもずっと若い。こういう名曲があります。これを捧げたいと思います」
丸山「ありがとう」

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送
12月7日(火)。
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Sunday Song Book #946

2010年11月22日 | Sunday Song Book

<11月21日プレイリスト>
[「棚からひとつかみ+リクエスト」]
ウィスキーがお好きでしょ/竹内まりや 11月03日発売ニューシングル
I CAN HEAR MUSIC/THE BEACH BOYS '69
CRYING IN MY SLEEP/ART GARFUNKEL "WATERMARK" '78
WE'RE GETTING STRONGER/LOLEATTA HOLLOWAY "LOLEATTA" '76
FOLLOW ME/JOHN BARRY "ORIGINAL SOUNDTRACK" '72
MINSTREL SHOW/BARRY GOLDBERG "BARRY GOLDBERG" '74
希望という名の光/山下達郎 '10
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は大幅に前倒しで収録しているそうだ。現在はまりやさんのライヴのリハーサルが佳境に入ってるはずとのこと。収録はまとめ録りまとめ録りの繰り返しで、全国ツアーの楽日前に行ってるとか。11月の中旬は新曲の曲書きとまりやさんのリハーサルで地獄のようなスケジュールだという。

・ウイスキーが、お好きでしょ
11月3日発売のまりやさんのシングル『ウイスキーが、お好きでしょ』。今週はオーケストラ・ヴァージョン。

・I CAN HEAR MUSIC
最近は個人情報保護法により番組で使用したハガキは処分するそうだ。その中にリクエストカードが一束紛れ込んでいたらしく、先週今週とドタバタしているとか。ビーチボーイズの「I CAN HEAR MUSIC」のリクエストも見当たらないらしい。「I CAN HEAR MUSIC」はロネッツのカヴァー・ヴァージョン。ジェフ・バリー/エリー・グリニッチの名曲。ビーチボーイズの「I CAN HEAR MUSIC」はカール・ウィルソンのプロデュース作品。カール・ウィルソンの素晴らしいヴォーカルが堪能できるとタツローさん。1969年、全米24位。

・CRYING IN MY SLEEP
アート・ガーファンクルの1978年のアルバム『WATERMARK』はジミー・ウェブのカヴァー集に、サム・クックの「WONDERFUL WORLD」のカヴァー・ヒットをくっつけて発表したアルバム。マッスルショールズでのレコーディング。「CRYING IN MY SLEEP」はもともとジミー・ウェブの1974年のソロ・アルバム『LAND'S END』に入ってた曲。

・ライヴに関する質問1
リスナーから「今回の仙台公演のMCで宮城の会場をひとしきり褒め称えたその後、山形、秋田、弘前、八戸と会話に出たのに、遂に盛岡は出ませんでした。岩手は嫌いなのですか? 今回も来ていただけませんでしたし...」という質問。
「全然そんなことありません(笑)。たまたま、その、口からでまかせを言ってるので、岩手がたまたま出なかっただけです(笑)。岩手は今年はできませんでしたけれど、また機会があれば。スケジュールを組むときにですね、岩手が塞がってたりすると、山形に飛んだり、秋田になったりしてしまいます。すいません。よろしくお願いします(笑)。一言一句に気を使わなければならないという...」とタツローさん。

・WE'RE GETTING STRONGER
ロリータ・ハロウェイはシカゴ出身の黒人女性ヴォーカリスト。'60年代からサザンソウル系で活躍し、'70年代になってディスコ・シーンでかなり人気が出た人。歌がうまい人なのでディスコのビートでも全然負けることなく朗々と歌う。ディスコ・ビートでも飽きない。「WE'RE GETTING STRONGER」は1976年のアルバム『LOLEATTA』に収録。MFSBをバックにフィラデルフィアでレコーディング。

・ライヴに関する質問2
リスナーから「コンサート会場で流れてるドゥーワップはタツローさん選曲のCDですか?」という質問。
自分の家でCDに焼いて、いわゆる客入りのBGMで使ってる。もう30年間ドゥーワップしかかけてないとか。

・ライヴに関する質問3
リスナーから「今回のツアーの装飾セットがとても魅力的で感動しました。あの雰囲気のある家と風力発電用のプロペラや背景に広がる海がとても素敵でした。あの装飾セットのアイディアはどなたが考えたのですか?」という質問。
「いつも今回は何にしようという基本的なアイディアは僕が出して、それをセットのデザイナーがやってくれます。もう25年くらい一緒にやってるスタッフであります」とタツローさん。

同じリスナーから「またちょっと気になったのですが、家のセットの二階の部屋のテレビに何か映像が流れていたようです。私には波のように見えたのですが、実際に何を映していたのでしょうか?」同様の質問が他にもあった。
「みなさん、よくご覧になってますね。テレビが置いてありまして『BIG WAVE』を延々と流しておりました。シャレですシャレ」とタツローさん。

・FOLLOW ME
1972年の映画『フォロー・ミー』(ミア・ファロー主演、キャロル・リードのイギリス映画)がDVD化されてリリースされる。音楽を担当しているのがジョン・バリー。主題歌の「FOLLOW ME」はジョン・バリーとロズという女性シンガーのデュエット。

・クリスマス・イブ
「クリスマス・イブ」はこれまで着うた、着うたフルだけで楽曲配信を行ってきたが、今年からPC配信がはじまるそうだ。mora、MUSICO、OnGen、ListenJapanにてクリスマス限定PC初配信。11月24日から配信予定だとか。
http://wmg.jp/artist/tatsuro/index.html

・すてきなホリデイ
まりやさんの定番としてお馴染みの「すてきなホリデイ」が今年もケンタッキーフライドチキンのクリスマス・キャンペーン・ソングとして19日から流れている。11年連続のタイアップ。この曲もクリスマス限定でPC配信。詳しい情報はワーナーミュージック・ジャパンのサイトで。
http://wmg.jp/artist/mariya/index.html

・MINSTREL SHOW
ライノから昨年出たCDでかけようと思いながらチャンスがなかった作品。バリー・ゴールドバーグはアラバマ、マッスルショールズのスタジオのキーボード・プレーヤー。作家としてもたくさん有名な作品が残っている。1974年のソロ・アルバムはなぜかボブ・ディランとジェリー・ウェクスラーのプロデュース。この作品がライノから昨年リリースされたが、リミックス音源で、曲順の変更や曲の長さも編集なしの長さになってたりした。中の文章によると、ジェリー・ウェクスラーにより歌の差し替えが行われたが、気に入らなかったので今回本来の自分のやりたかった音作りでミックスし直したとか。

・ライヴに関する質問4
リスナーから「ステージではたくさん汗をかかれておりましたが、顔に汗をかかないのは何か秘策があるのですか?」という質問。
タツローさんは汗かきなので髪がぐっしょりしたり、汗が目に入って痛いなど悩みがあったとか。それで考えてキャップを被ることにしたそうだ。ニットに見えるが実はコットンでnorikoike(ノリコイケ)さんというニットのデザイナーに特別に作ってもらったという。独特の編み方でニットのように見えるが抜群に汗を吸ってくれるのだとか。下に汗が落ちないので楽なのだそうだ。前回のツアーから使用しているとタツローさん。

・ライヴに関する質問5
リスナーから「セットの月は左側に暗い海があるはずなのに逆になってました」というお便り。
誰も気づかなかったそうだ。調べてみたらガラスから投影しているNASAのやつが裏焼きになってたとか。しかしツアー終了間際だったので修正ができずそのまま終了してしまったとのこと。

・希望という名の光
「10月の末にワーナーミュージックジャパン40周年のイベントがありまして、そこに私出まして、生まれて初めて武道館で、自分の曲を歌いましたが、そのときに歌ったのが[希望という名の光]で、そのときにワーナーの社長がお亡くなりになりコメントを述べましたら、いろいろな新聞その他で書かれまして、なので[希望という名の光]のリクエストをたくさんいただきました」とタツローさん。

・12月の予定
12月は「年忘れリクエスト大会」、そして年末恒例の「年忘れ夫婦放談」。引き続きリクエスト、お便りをお待ちしておりますとタツローさん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
11月28日は、引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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竹内まりや「ウイスキーが、お好きでしょ」

2010年11月20日 | 山下達郎

個人サイトに竹内まりやの「ウイスキーが、お好きでしょ」のレビューをアップしました。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/

まりやさんがこの曲を歌うことになったのはサントリーウイスキーのCMソングを手掛けられてた
制作会社の大森昭男さんからのオファーがあったからだそうです。
(「ウイスキーが、お好きでしょ」スペシャル・サイトの竹内まりやインタビューより)

ということは最初のCMも大森昭男さんが手掛けたということなんでしょうね。
ウチに資料となる「みんなCM音楽を歌っていた 大森昭男ともうひとつのJ‐POP」がありましたので
巻末の全作品リストを調べたところ、「サントリー ウインターギフト」で載ってました。
1990年にシングルがリリースされています。

●石川さゆり「ウイスキーが、お好きでしょ」 [Sound Only]



石川さゆりさんの声も伸びやかで素晴らしいです。

竹内まりやヴァージョンは2002年に杉真理さんが
セルフ・カヴァーしたヴァージョンをリメイクしています。

●杉真理「ウイスキーが、お好きでしょ」(Self Cover Version) [Sound Only]



杉真理さんのヴァージョンもいいですね。
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Motoharu Radio Show #061

2010年11月19日 | Motoharu Radio Show

2010/11/16 OnAir - 3rd. Week
Ben Folds & Nick Hornby:From Above
Ben Folds & Nick Hornby:Claire's Ninth
佐野元春:星の下 路の上
Simon & Garfunkel:The Boxer
松田聖子:ハートのイヤリング
佐野元春 and The Hobo King Band:君をさがしている(朝が来るまで)~ H.K.B. Version
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■内容の一部を抜粋
・丸山茂雄氏を迎えて
今週、来週はエピック・ソニー・レーベルのレーベル・ファウンダーであり、ソニー・コンピュータエンタテインメント、そしてソニー・ミュージックエンタテインメントの代表を歴任した丸山茂雄さんをゲストに迎えてのプログラム。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月11月の「3PICKS!」はデヴィッド・グレイ『Foundling』、ロバート・プラント『Band Of Joy』、そしてベン・フォールズ&ニック・ホーンヴィ『Lonly Avenue』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はベン・フォールズ&ニック・ホーンヴィ『Lonly Avenue』。

・ベン・フォールズ&ニック・ホーンヴィ
ベン・フォールズはピアノマンであり素晴らしいソングライター。ベン・フォールズの新作『Lonly Avenue』は作詞をある小説家とコラボレーションしている。'90年代にレコード・ショップの店員を主人公にしたコメディ『ハイ・フィデリティ』という映画がある。この原作を書いたイギリスの作家、ニック・ホーンヴィがベン・フォールズと意気投合して共作しようということになった。話によれば、ある晩二人が夕食を摂ってるときにこのコラボレーションのアイディアが生まれたということ。その後、メールでやりとりがあってだんだん曲ができていった。「作家とミュージシャンのコラボレーション、悪くないですよね。実際アルバムに収録された12曲はいってみれば12篇のショート・ストーリーといった感じです。どの曲も起伏に富んだ味わいのある曲になってます」と元春。このアルバムはアナログ・レコードを意識して作られた。聴いてみるととてもアナログ的なサウンドに仕上がっている。最近の傾向かもしれないがエルヴィス・コステロやノラ・ジョーンズの新作がアナログ盤でリリースされている。U2の『ヨシュア・トゥリー』も新たなカッティングマスターでアナログ盤が出ている。採算のことを考えるとアナログ・レコードの販売は合理的とはいえないが、今世界的に音に意識的なアーティストたちがアナログ・レコードに関心を示している。このことはひとつの傾向としてみていいのではないか。最近ではダウンローディングによるあまり音質がよいとはいえない圧縮した音が主流になりつつあるが、そうした流れにアーティスト側から「ちょっと待った!」そんな声が挙がりはじめているということだろう。『Lonly Avenue』から「From Above」と「Claire's Ninth」の2曲。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週はNPO法人「JUON NETWORK(樹恩ネットワーク)」。日本の森林を守ろうと1998年から全国各地で活動を行っている。都市と過疎地の交流、そして若者と年配者の垣根を越えた活動を大事にしている。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・CD
「佐野元春さんはCD嫌いだったっけ? アナログのほうが好きだったんだっけ?」と丸山茂雄さん。
「時間が経つごとにそう思いますね」と元春。
「最近僕もそう思うようになってきちゃった。CDをすごく強引に、CDにシフトしたのは僕なんだ。覚えてる?(笑)」と丸山さん。
CDとLPは会社からみるとダブル・インベントリー(在庫品)なので、必ずLPのほうが残ったとか。それで面倒だからどのレコード会社よりも早くLPの生産を中止し、CDにシフトするという乱暴なことを行ったと丸山さん。今本当に悩ましいと思うのは、電器店のオーディオ売り場に行くとオーディオ・セットがなくてMP3プレーヤーばかり。思い出してみると昔は音楽は聴くというよりも音圧を感じてたのだと丸山さん。元春もステレオ・スピーカーから流れる空気に震える音を楽しんでいた記憶があると話す。だから今の風潮を残念に思うそうだ。元春は多感な子どもたちをレコーディング・スタジオに招待して「これが本当の音だよ」と教えたい気持ちだとか。でも子どもたちはクラブに行って大音量の音を楽しんでいる。それと自分が毎日聴く音楽との質的な違いがある。その割り切り方が今よくわからないと丸山さんは話す。

・星の下 路の上
モーツァルト、ベートーヴェンの時代から現代まで音楽業界の周辺の連中が金を稼いでいたのは二十世紀だけだと丸山さん。
「ミュージシャンというのはどこか風来坊のところがあって結局音楽が楽しく作れればそれでいいんだよというノンシャランな連中が多いんです。ですので音楽がどんなふうに売られようと、どんなかたちで流通されようと、ミュージシャンにとっての本懐というのは、いい曲を書き、いいライヴをやることなんだ。いいレコードを作ることじゃない」と元春。

・丸山茂雄
'80年代、'90年代、若者の生活を席巻したのは音楽とゲーム。その音楽とゲームという二大ソフトウェアのメーカーとしてビジネスをしていたのがソニー・ミュージックエンタテインメント。その中枢にいたのが丸山茂雄さん。出身は東京。1941年生まれだからボブ・ディランと同じ年。中学の頃は文学少年、それではいけないと思い運動神経がないので高校に入りラグビーをはじめたという。大学では周りから才能がないのでラグビーをやめて、高校のラグビーの監督をやれといわれ、やっていたそうだ。15、16歳の多感な頃は日本が高度成長期の時代。テレビが一般家庭に普及してないから、自身の身の回りに起こったリアルなことしか体験できない世代だったという。大学の専攻がマーケティングだったために卒業後は広告代理店に就職。営業をやっていたそうだ。同じ広告をやるんだったらクライアント側のほうがいいと思って辞めて、できたばかりのCBSソニーに入ったとか。そこでも営業職をやっていた。

・The Boxer
最初の赴任先は仙台。そこから香港で二年。当時ビートルズと共に人気があったのがサイモンとガーファンクル。東京に戻り、'70年代の初期に邦楽のプロモーションをはじめる。当時のメイン・ストリームは歌謡曲。テレビ時代の到来によりアイドルで当ててCBSソニーは急成長する。

・ハートのイヤリング
CBSソニーのアイドルといえば南沙織、天地真理、キャンディーズ、山口百恵。そのながれに松田聖子。男性アイドルだったら代表するのが郷ひろみだった。当時のメインストリームは演歌で、アイドルは子どもの音楽。若者の音楽はフォーク、吉田拓郎。時代でいうとアイドルとフォークは同じだと丸山さん。フォークをカウンター・カルチャーとしては見ておらず、当時は別に洋楽ファンがいて、洋楽ファンがアイドルを好むというねじれた現象があり、フォークは女子大生が好む傾向があったそうだ。

・君をさがしている(朝が来るまで)~ H.K.B. Version
新興レーベルのCBSソニーには専属の作詞家、作曲家がいなかったので、'70年代中期からシンガー・ソングライターを積極的に売り出すことになる。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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Sunday Song Book #945

2010年11月14日 | Sunday Song Book

<11月14日プレイリスト>
[「棚からひとつかみ+リクエスト」]
ウィスキーがお好きでしょ/竹内まりや 11月03日発売ニューシングル
BROWN EYED WOMAN/BILL MEDLEY '68
LIVIN' IT UP/BILL LaBOUNTY "BILL LaBOUNTY" '82
KOKOMO/DENNY DOHERTY & SCOTT McKENZIE"MANY MAMAS & MANY PAPAS/JOHN PHILLIPS" '10('85)
MAKE UP FOR LOST TIME/THE MONTCLAIRS '74
THIS GUY'S IN LOVE WITH YOU/HERB ALPERT '68
EVERYBODY NEED SOMEBODY TO LOVE/SOLOMON BURKE '64
YOUR EYES/山下達郎 "フォー・ユー" '82
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■内容の一部を抜粋
・近況
「おかげさまでツアーも無事終了、していると思います。前倒しなので。していると思います。おいでいただいたみなさま方、三ヶ月に渡るツアー、無事に終了することができたと思います。ありがとうございました。来週になれば、そうやって確実に申し上げられますが、今週から、じゃあツアー終わって休みだと思いきや、そうじゃないんですね。今度は竹内まりやさんのですね、武道館と大阪城ホールが12月やりますので、それのリハーサルが今週からはじまりますので(笑)、譜面書きがまたはじまっております。一生懸命働いておりますが」とタツローさん。

・ウイスキーが、お好きでしょ
11月3日発売のまりやさんのシングル『ウイスキーが、お好きでしょ』。今週はまりやさんの希望でオーケストラ・ヴァージョン。

・BROWN EYED WOMAN
ライチャス・ブラザーズのシンガーから独立したビル・メドレーのセカンド・ヒット。1968年、全米43位のスマッシュ・ヒット。タツローさんは高校生のときラジオで聴いて感動したという。あとからバリー・マンの曲だと知って「やっぱりな」と思ったとか。ソングライターおたくのとっかかりの頃の印象深い一曲だそうだ。バリー・マン、シンシア・ワイルの名曲。

・コンサート衣装
リスナーからの質問で「コンサート衣装はどう決めるのでしょうか?昨年と今年の衣装は同じだと思うので、どうやって健康管理をしているのでしょうか?来年もまた同じ青い衣装でいきますか?」。
去年と今年は同じではないそうだ。同じブルーでもかなり違うけれどメーカーが同じなので全く同じだと思われているとか。実はああいう青が本当にないそうだ。青一色とか赤とかモノトーンのシャツがなくて、オーダーはできるものの、生地がないので苦労して、結果去年と似た青になってしまったとか。特にメーカーが一緒で型も同じなので間違われるそうだ。健康管理は歩きがすべてで沢山歩くことだとか。おかげさまで体型は変わってないので来年もこの調子でやってみたいということ。

・LIVIN' IT UP
ビル・ラバウンティはL.A.のシンガー・ソングライター。アメリカではソングライターとして有名。ラス・タイトルマンのプロデュースによる1982年のサード・アルバム『BILL LaBOUNTY』に入ってるのが「LIVIN' IT UP」。典型的な'80年代初期のL.A.のA.O.R.サウンド。バリー・マン、シンシア・ワイルとビル・ラバウンティの三者共作。

・ライジングサン
リスナーからの質問で「ライジングサンでは会場を散策したり、他の人の演奏を見る機会はありましたか?」。
「僕の前がエレファントカシマシだったので、それは見ました。凄くよかったです。そのほかは自分のことで精一杯でですね(笑)、できませんでした。機会があればまたという感じでございます」とタツローさん。

・KOKOMO
VARESE SARABANDEから今年出たジョン・フィリップスの'80年代のスタジオ・ソースとライヴ・ソースを集めたコンピレーション・アルバム『MANY MAMAS & MANY PAPAS/JOHN PHILLIPS』の中に入ってる「KOKOMO」。ママス&パパスのデニー・ドハーティとスコット・マッケンジーによるデュオが1985年にレコーディングした。
ママス&パパスのジョン・フィリップスが亡くなり関連の作品が盛んに出ている。再結成されたママス&パパス、デニー・ドハーティ、それからスパンキー&アワ・ギャングのスパンキー・マクファーレン、ジョン・フィリップスの娘でウィルソン・フィリップスのメンバー、マッケンジー・フィリップス、そしてスコット・マッケンジーというメンバー。このニュー・ママス&パパスの音源、これを中心にした未発表音源、ニュー・ママス&パパスの'80年代のライヴ・レコーディングが『MANY MAMAS & MANY PAPAS/JOHN PHILLIPS』の中に入っててそのいちばんの話題が「KOKOMO」。1988年のビーチボーイズの大ヒット曲。ジョン・フィリップスとスコット・マッケンジーとテリー・メルチャーとマイク・ラブの四者共作。1983年にジョン・フィリップスとスコット・マッケンジーが15、6年ぶりコラボレーションして書いた曲をリライトを重ねて1985年にスタジオ・ヴァージョンを作った。それがビーチボーイズに取り上げられて大ヒットした。

・MAKE UP FOR LAST TIME
モントクレアーズはセントルイス出身の黒人ヴォーカル・グループ。'70年代に活躍した。「MAKE UP FOR LAST TIME」は1974年に全米ソウル・チャート46位。
モントクレアーズ解散後は、フィル・ペリーとケビン・サンリンが独立して、ペリー&サンリンというデュオ・グループで何枚かアルバムを出した後に、フィル・ペリーはソロになって活動を続けることになる。

・ライヴ会場
リスナーからの質問で「ライヴをやるときは何人以上のキャパじゃなきゃいけないというタツローさんの中の目安はありますか?」。
「難しい問題ですね。本音を言えば少なければ少ないほどライヴハウスのほうがいいけど、そうすっと身体が持たないので。でも音響的には二千クラスの多目的ホールが一番いいと思いますのでですね。このあいだ生まれてはじめて武道館の真ん中で、自分の歌をですね、生まれてはじめて歌いましたがですね、武道館は最近もう小さいよとか、武道館、本当に音よくなってるとか、事実そうなんですけども、わたし、あのパイプ椅子というのがどうしても駄目なんですね。武道館のあのスタンドのプラスティックの無機質さ、無機質性というか、あそこで三時間やったら本当に疲れます、お客さんが(笑)。だから、やっぱり駄目かなと思いました」とタツローさん。

・レコード
同じリスナーから「レコードを買われるときは通販で購入されるのでしょうか?ディスクインやレコハンのような店舗に行かれたりするのでしょうか?」という質問。
神保町界隈とか新宿界隈は今でもうろちょろしているそうだ。「今年は忙しくて行けませんけども」ということ。
今でも探してるレコードは死ぬほどあって、洋楽は、アメリカのものはアメリカのオリジナル盤、イギリスのものはイギリスのオリジナル盤、日本のものは日本盤を探すのだとか。

・THIS GUYS IN LOVE WITH YOU
「私が生まれた1968年に流行していた曲」というリクエストに応えて。
1968年といえばタツローさんは高校生。1968年はロックを含めてホピュラー・ミュージックの歴史の中で、アメリカのポピュラー・ミュージックの流れがかなり変わった時代だそうだ。レコーディングが急激に発達したので名曲というのが数限りなくあるという。タツローさんが個人的に1968年でいちばん好きな曲はリチャード・ハリスの「MacARTHER PARK」だそうだが、ジム・ウェブ特集でかけられるので、あとはタツローさんのアイドル、ラスカルズの「PEOPLE GOT TO BE FREE」とか、1968年最大のヒット、ビートルズの「HEY JUDE」があるけれど、今回はハープ・アルパートの大ヒット曲「THIS GUYS IN LOVE WITH YOU」。ハープ・アルパートはもともとトランペッター。A&Mレコードのオーナーでもある。トランペッターとしてティファナ・ブラスで何曲もヒットを出した中で、彼がはじめて歌った曲が「THIS GUYS IN LOVE WITH YOU」。歌は全然上手ではないが、何とも味のあるヴォーカル、それとバート・バカラックの名曲で見事NO.1、ミリオンセラーになった。ディオンヌ・ワーウィック、アレサ・フランクリンとたくさんのカヴァーがある。

・EVERYBODY NEEDS SOMEBODY TO LOVE
ソロモン・バークが亡くなったときがいちばん忙しくて曲を番組でかけられなかったのだという。なので追悼リクエストに応えて。ソロモン・バークは日本ではまともにレコードが、系統的に出されてないので異常に知名度が低い。イギリスではスターでジェネシスが「JUST OUT OF REACH」をライヴでやってたりした。ソロモン・バークといえばタツローさんはこの「EVERYBODY NEEDS SOMEBODY TO LOVE」だそうだ。バート・バーンズ、ジェリー・ウェクスラー、ソロモン・バークの三者共作。1964年のヒット・ソング。バート・バーンズも来年特集したいソングライターだが、ロックンロールの曲が多くてメロディアスな曲があまりないので、それで二週間やるのは怖い感じがするとタツローさん。
ソロモン・バークはフィラデルフィア出身でゴスペルの教会の牧師でもある。二十一世紀に入って奇跡の様なレコーディング作品をたくさん残して一躍復活。
http://www.thekingsolomonburke.com/

・YOUR EYES
11月6日に結婚するというリスナーから、彼女とは同世代で30年近くタツローさんの曲に親しんできたところが共通しているので、結婚式では「YOUR EYES」をかけるつもりとのことというリクエスト・カードが届いた。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
11月21日は、引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #060

2010年11月10日 | Motoharu Radio Show

2010/11/09 OnAir - 2nd. Week
01.The Band:Up On Cripple Creek
02.Simon & Garfunkel:I Am a Rock
03.The Autumn Defense:The Sun In California
04.Robert Plant:Angel Dance
05.Robert Plant:Harm's Swift Way
06.Fleet Foxes:Mykonos
07.Nickel Creek:Speak
08.Sam Amidon:Relief
09.Horse Feathers:Thistled Spring
10.The Incredible String Band:The Water Song
11.Fairport Convention:Farewell, Farewell
12.佐野元春:また明日...
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・フリー・フォーク特集
「今夜番組後半はMotoharu Radio Showが選ぶフリー・フォーク特集。ココロとカラダにやさしいオーガニックな音楽を集めます」と元春。

・I Am a Rock
サイモン&ガーファンクルの1966年のヒット「I Am a Rock」。

・The Sun In California
「ウィルコのベース・プレーヤー、ジョン・スティラットとライアン・アダムスのバンドからバッド・サンソン。この二人によるグループ、オータム・ディフェンス。曲はThe Sun In California。今夜のMotoharu Radio Show。番組後半ではMotoharu Radio Showが選ぶフリー・フォーク特集。ココロとカラダにやさしいオーガニックな曲を集めます」と元春。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月11月の「3PICKS!」はデヴィッド・グレイ『Foundling』、ロバート・プラント『Band Of Joy』、そしてベン・フォールズ&ニック・ホーンヴィ『Lonly Avenue』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はロバート・プラント『Band Of Joy』。

・ロバート・プラント
'70年代のイギリスのロック・バンド、レッド・ツェッペリンのヴォーカリスト。新しいソロ・アルバムのタイトルは「Band Of Joy」。これはツェッペリン以前に在籍していたバンド名とのこと。バンドのメンバーを見るとナッシュビルで仕事をしている一流のミュージシャンが参加している。レコーディングもナッシュビルで行われている。レッド・ツェッペリンといえばロバート・プラントの神がかった高い声のパフォーマンスが魅力だった。ところが最近ではツェッペリンでやってたようなヘヴィーなロックの表現からもっとブルージィーで地味な表現に変わってきている。
「僕は十代のときにレッド・ツェッペリンを聴いてましたけれども、最近のロバート・プラントの音楽ですよね、自分の年齢や肉体の変化を受け入れた上での新しいスタイル、これはとても自然なことで素晴らしいことだと思います」と元春。
最近ではブルー・グラスのシンガー、アリソン・クラウスとコラボレーションしてグラミー賞を受賞した。今回の新しいアルバムでロバート・プラントはカヴァー曲とトラッドの曲をはじめとして、昔から伝わる伝承的なトラッドの曲を彼独自のやり方で歌っている。新しいソロ・アルバム『Band Of Joy』から「Angel Dance」と「Harm's Swift Way」の2曲。

・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週はNPO法人「バードライフ・アジア」という団体。年々数が少なくなくなってきている鳥を守っていこうと2002年から活動を続けている。鳥の保護活動は日本だけで行っていても限界がある。現在世界各地とネットワークを結び地球規模で取り組んでいる。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・フリー・フォーク特集
フリート・フォクセズの「Mykonos」とニッケル・クリークの「Speak」の2曲をかけて。
「番組後半はMotoharu Radio Showが選ぶフリー・フォーク特集。現在活発になりつつあるこの新しい音楽の傾向を眺めてみたいと思います。番組では以前、デヴェンドラ・バンハート、アニマル・コレクティブをはじめとした一連のフリー・フォークと呼ばれるバンドやソングライターの曲を取り上げてみました。リスナーの方からももう少し聴いてみたいという声があったのと、それから僕自身も今こうした表現に興味があるということもあって、今夜特集してみたいと思います。フリー・フォーク。現在の音楽シーンの中でのひとつの新しい波と言っていいと思います。アクロン/ファミリー、そして先ほど聴いたフリート・フォクセズ、ほかにもフリー・フォークと呼ばれるバンド、シンガー・ソングライターたくさん出てきています。イギリスのトラッド・フォーク、世界各地の伝承的な音楽、いわゆるフォーク・ソングですよね。そうした音楽を土台にして、そこにサイケデリックな要素や現代的なリズムを加えたもの。それがフリー・フォークと呼ばれる音楽だと思います。そこには欧米の音楽ではない、例えばオリエンタルとかアフリカとか、そうした非欧米の音楽的な要素がある。これもまたフリー・フォークの特徴のひとつだと思います。フリー・フォークについて更に興味を持った方はインターネットのほうに豊富なリソースがあるのでチェックしてみてください。Motoharu Radio Showが選ぶフリー・フォーク特集。サム・アミドン、Reliefとフォース・フィザーズ、Thistled Springの2曲」と元春。

・'60年代
「フリー・フォーク。時代を遡ってみると、'60年代にこのフリー・フォークの源泉ともいえるバンドがいました。インクレディブル・ストリング・バンド。スコットランド出身のバンドです。ブリティッシュ・トラッドを軸として中近東のメロディや民族楽器などを使った一筋縄ではいかない音楽という感じです。'60年代当時はそのサイケデリックな表現からアシッド・フォークなんて呼ばれてました。このあとインクレディブル・ストリング・バンドの曲一曲聴いてみたいと思います。そしてブリティッシュ・トラッドといえばペンタングルやフェアポート・コンベンションという素晴らしいバンドがいます。特にギタリストであるリチャード・トンプソンがいたフェアポート・コンベンションですよね。エレクトリック・トラッドというかたちを作った英国トラッド・フォーク・ロックのオリジネイターです。そしてバンドの女性シンガー、サンディ・デニーのヴォーカルも魅力的です。ではインクレディブル・ストリング・バンド、そしてフェアポート・コンベンション、それぞれの曲を聴いてみたいと思います。The Water Song、Farewell, Farewell、2曲続きます」と元春。

・捻挫全治三週間
リスナーからの「腰が痛くてどうにもならないので医者に診てもらいました。佐野さんはいつまでも元気でうらやましいです」というコメントを読んで。
「腰は大事になさってくださいね。僕も元気といえば元気なんですけれども、つい最近階段でつまずいて捻挫してしまいました。全治三週間ですね。生まれて初めて松葉杖を使ってみたんですが、最初はなれなくてあたふたしてしまいました。あの松葉杖つうのはやってみてわかったんですが、腕の力を使うんですよね。おかげでなんだか腕の筋肉がかっちりついたような感じで足が痛いにも関わらず、ちょっとうれしくもあります。コメントどうもありがとう。みなさんも階段の上り下りはくれぐれも気をつけてください」と元春。

・また明日...
元春の'90年代のレコードから。矢野顕子がヴォーカルで参加。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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Bye Bye C-Boy

2010年11月08日 | 佐野元春

ネットにビデオが流出というと中国漁船衝突事件を思い浮かべるかもしれません。
ではなくて佐野元春が高校生の頃に作った曲がアップロードされてるのですよ。
瀬 戸内国際芸術祭公式コンサート「Song in Blue MUSIC BLUE CONSERT in マザーポート高松」で
香川県出身の小倉博和さんが地元のミュージシャンと「君がいなくちゃ」という曲を歌っております。
http://www.youtube.com/watch?v=zumYo-J_kkg

それで思い出したのが「Bye Bye C-Boy」のこと。
佐野元春がデビュー前の16,17歳の頃に書いた曲です。
1982年のアルバム『Niagara Triangle Vol.2』に収録されました。プロデュースは大瀧詠一さん。
佐野元春はMRSで「Bye Bye C-Boy」についてこんなふうに話してました。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/04483f42466e09d8720c117a4c33deba

・Bye-Bye C Boy
デビュー前の16,17歳の頃に書いた曲。デビュー・アルバムにはふさわしくないと思っていたのだとか。ポップなアルバムならハマるかもしれないと判断して『Niagara Triangle Vol.2』でレコーディングしたそうだ。詞の内容が変わっていて聖書の中のとても好きなエピソード、ノアの方舟のエピソードをヒントにして書いたのだという。アレンジは高校生のときにやっていたバンドとほぼ同じなんだとか。「バックレーン元春セクション」というそのバンドは、他のバンドと違ったことをやろうという意識が強く、ホルンが二台入ったバンドだったという。ある有名なコンテストに出場してこの「Bye-Bye C Boy」を歌ったが、同じコンテストに出場していた杉真理さんは年下のコが変わったハーモニー、変わったコード進行の曲を書いて歌ってるのに驚いたそうだ。杉さんは今でも元春に会う度に「Bye-Bye C Boy」はいい曲だと言ってくれるらしい。絶対的な存在が傲慢な人間に対してさよならするというテーマで書かれた曲で、曲中の英語のナレーションは、聖書のノアの方舟の場面の中で、神が人間に言う台詞を元春が朗読してエフェクターを使って神秘的な感じにして挿入したのだとか。

この「Bye-Bye C Boy」に触れたブログの記事を3週間ほど前に見つけました。
知り合いのkawaさんのブログ「ウォンバット・メモ」10月12日の「See How They Fly (Bye Bye C-Boyより)」です。
http://riverwom.blog.so-net.ne.jp/

ここで紹介されている「Bye Bye C-Boy」の動画に驚きました。
コンテストで歌ったバックレーン元春セクションの音源でした。

●Bye Bye C-Boy(1974 POPCON LIVE)



はじめて聴いた十代の元春の声。シンギング・スタイルは全然違うけれど面影はありますよね。
歌詞も一部書き換えたのがわかります。
それにしても十代でこんな曲を書いたというのが今更ながら凄いと思うし、
その頃ならでは表現があり素晴らしいと感じます。

1987年だったと思います。山下達郎さんのサウンド・ストリートが終わって新春放談ができなかった頃の話。
月曜日に場所を移して、3人でやったんですよ新春放談。
達郎さんのリクエストが「Bye Bye C-Boy」で「この曲好きだな~」と言ってました。
それで確か大瀧さんが、達郎さんは才能の萌芽が感じられたり、
プリミティブな演奏に惹かれたりするところがあると仰ってたと思います。

はじめて「Bye Bye C-Boy」を聴いた十代の頃は、実を言うとあんまりいいとは思わなかったんですが、
今聴くと本当にいい曲だと思います。
僕はなぜかジーン・セバーグのことを思い出しました(笑)。
コメント (5)
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Sunday Song Book #944

2010年11月07日 | Sunday Song Book

<11月07日プレイリスト>
[「棚からひとつかみ+リクエスト」]
ウィスキーがお好きでしょ/竹内まりや
11月03日発売ニューシングル
DO YOU BELIEVE IN MAGIC/THE LOVIN' SPOONFUL '65
YOU'VE GOT TOO MANY TIES THAT BIND/IKE & TINA TURNER '69
YOUNG AND CAREFREE/GARY LEWIS & THE PLAYBOYS "LISTEN!" '68
WE'RE NOT GETTING ANY YOUNGER/KALEIDOSCOPE '75
PLAY SOMETHING PRETTY/GEORGE JACKSON "ALL BECAUSE OF YOUR LOVE" '10('76)
PLAY SOMETHING PRETTY/JOHNNIE TAYLOR "SHE'S KILLING ME" '79
ダウンタウン/坂本真綾 10/20発売シングル
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
番組は相変わらず前倒しで収録しているという。先週と今週のあいだぐらいに収録していて、ちょうどワーナーミュージック・ジャパン40周年のイベント「100年MUSIC FESTIVAL」の武道館が終わったところだとか。「100年MUSIC FESTIVAL」はスポーツ新聞にいろいろと書かれたそうだ。「一応、あのときにも申し上げましたみたいに、私、最年長であります。スタッフよりも私のほうが年上でありましてですね、ワーナーの全スタッフ、それから所属の全アーティスト中、私が最年長でありまして(笑)、いわば牢名主なので、まぁ、いろいろとそれの立場で申すべきことを申し上げたというアレで。したらスポーツ新聞にドーンと(笑)、出てしまいました。ライヴはみなさんですね、それぞれお若い方から私たちの世代まで一生懸命演奏し、また歌いました。とてもみなさんいいライヴだったと思います」とタツローさん。
8月のあたまから行ってきた全39本のツアーも明日の八戸公演でファイナル。先週はNHKホールで4日、5日とやってるはず。引き続いてまりやさんの武道館のライヴが待っていて、来週からリハーサルがはじまるが、ニュー・シングルのオファーが入ってきて今曲を書いているとか。

・ウィスキーがお好きでしょ
11月3日発売のまりやさんのシングル『ウイスキーが、お好きでしょ』からイングリッシュ・ヴァージョン。10月24日の放送でかけたときに地震情報のナレーションが曲間に入ったのでもう一度かけ直すとのこと。

・DO YOU BELIEVE IN MAGIC
ラヴィン・スプーンフルは'60年代のニューヨークを代表する4人組の白人ヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。「DO YOU BELIEVE IN MAGIC」は作詞作曲ジョン・セバスチャン。ラヴィン・スプーンフルのデビュー・ヒット。1965年のベスト10ヒット。

・YOU'VE GOT TOO MANY TIES THAT BIND
1969年のアイク&ティナ・ターナーの「YOU'VE GOT TOO MANY TIES THAT BIND」はミニット・レーベル時代のシングル曲。好事家のあいだではアイク&ティナ・ターナーの最高傑作といわれている。

・YOUNG AND CAREFREE
ゲイリー・ルイスの1968年のアルバム『LISTEN!』収録曲。ジャック・ニッチェのプロデュース&アレンジ。

・ライヴに関する質問
10月17日の放送でリスナーから「サックスの土岐さん、コーラスのお三方はステージから引っ込んでるときは何をしてらっしゃるのでしょうか?」という質問があった。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/959db05075dc77d6a8c4e7eb08b47059

タツローさんが国分友里恵さんと佐々木久美さんお二人に訊いたところ、「基本的にお茶を飲んで歓談する、ご飯までは食べられない、あとは(ステージの)袖行って見てる」という答えだったそうだ。

・WE'RE NOT GETTING ANY YOUNGER
先週かけたジェームス・ペリーはもともとカレイドスコープというヴォーカル・グループに所属していた。1975年のカレイドスコープのTSOPからのシングル「WE'RE NOT GETTING ANY YOUNGER」はノーマン・ハリスが書いた曲。典型的なフィリー・ダンサー、とタツローさん。

・クリスマス・イブ
「クリスマス・イブ」はこれまで着うた、着うたフルだけで楽曲配信を行ってきたが、今年からPC配信がはじまるそうだ。mora、MUSICO、OnGen、ListenJapanから期間限定PC初配信。11月24日から配信予定だとか。
http://wmg.jp/artist/tatsuro/index.html

・ライヴに関する質問2
リスナーからの質問で「ツアー中の食事や、ホテル住まいでのガス抜きやひまつぶしはどうされてますか?」。
仕事しに行ってるのでガス抜きする暇はないそうだ。最近はホテルでインターネットができるので、ノートパソコンでいろいろ細かい仕事ができるとか。食事は基本的に外食。本番前はお酒を飲めないのでコース料理じゃなくてパッと済ませられるところで食事するという。

・ライヴに関する質問3
リスナーからの質問で「セットリストはタツローさんおひとりで決めるのですか?」。
100%自分で決めるとか。セットリストに限らず、MC、進行のやり方、全部ひとりでやってるそうだ。まりやさんの場合はまりやさんの意見を聞くという。

・PLAY SOMETHING PRETTY
ジョージ・ジャクソンは南部のソングライター。'80年代幾多の名曲を世に送り出してきたソングライター。最近デモが精力的にリリースされていて、今年も『ALL BECAUSE OF YOUR LOVE』と題されたマッスルショールズのレコーディングを主にしたアルバムが出ている。ほとんどが未発表の作品。この中からジョニー・テイラーが1979年に取り上げた「PLAY SOMETHING PRETTY」。タイロン・デイヴィスも1983年に歌っている。ジョージ・ジャクソンがこの曲を書いた'70年代中期はディスコの全盛期。ディスコ・ミュージックが'60年代型のR&B、特に南部のディープ・ソウルと呼ばれるR&Bを駆逐した。そういう意味ではひじょうに穏当な形で歌われているがアンチ・ディスコ・ソング。

・PLAY SOMETHING PRETTY
ジョージ・ジャクソンの「PLAY SOMETHING PRETTY」をジョニー・テイラーが1979年にコロンビアでのレコーディングでアルバムに入れてる。ジョニー・テイラーは「DISCO LADY」という大ヒットがあり、その次のアルバム『SHE'S KILLING ME』に入れて、ディスコに乗り切れない大人のメンタリティーを上手に表現している。

・ライヴに関する質問4
リスナーからの質問で「難波さんが弾いてるグランドピアノは会場備え付けのものですか? それとも今回のツアーで持ち回ってるものなんですか?」。
「グランドピアノを持ち回っている人なんて誰もいません。坂本(龍一)くんぐらいですかね、あとはホロヴィッツとかですね。あとは全部その会館のピアノです。今、あの生ピアノを使うミュージシャン、ホントに減っているのでですね、生ピアノそこにあるのにシンセ・ピアノしか弾かない人ばっかりなので、ピアノが弾かれないのでですね、ホールによってはものすごくピアノがチューニングが狂ったりしますので、生ピアノを弾くミュージシャンはみんな苦労してます。ホール・ライヴというのが減ってる上に生ピアノが利用されないというですね、このまま行くとホールでピアノができなくなるという危機感が、みんなここ数年ありますので、みなさん生ピアノを弾いてください(笑)」とタツローさん。

・ライヴに関する質問5
リスナーからの質問で「追加公演というのはどうやって決められるのですか? またステージに何もない状態からセットや楽器を設置するのにどれくらい時間がかかるのでしょうか?」。
追加公演は完全に気分だとか。東京は今回少なかったのでチケット発売でパニックになり3本増やしたが、ラストの八戸は全く気分で決めたとか。あんまりやってないとか、このあいだやってよかったところとか、上田市も映画『サマーウォーズ』の舞台だったので候補に挙がり、最後まで八戸と競ったそうだ。ステージのセッティングは、設営は午前9時から午後2時ぐらいまでかかって設営し、リハーサル、照明のテスト、PAのテスト、バンドのリハーサルを行う。ばらしは終演後の午後9時40分くらいからはじまって早くて午後11時半から午前12時すぎまで、遅いときは夜中を回ってしまうそうだ。

・ダウンタウン
前倒し収録が続いたので紹介が遅れた作品。10月20日発売の坂本真綾さんのニューシングル『DOWN TOWN/やさしさにつつまれたなら』でシュガーベイブの「ダウンタウン」がカヴァーされている。アレンジは服部隆之さん。キーボードは難波弘之さんで、コーラスは三谷泰弘さん。「ふたりから聴きましたが、あのアレンジはすごいというですね。僕もそれで聴かしていただきましたが、(服部)隆之くん力が入ったやつでございましてですね。素晴らしいカヴァーになりました」とタツローさん。10月からはじまったTBS系のアニメ「それでも町は廻っている」のオープニング・テーマに使われている。
http://www.tbs.co.jp/anime/soremachi/

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
11月14日は、引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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WOWOWスペシャルドラマ堤幸彦 × 佐野元春「コヨーテ、海へ」

2010年11月05日 | 佐野元春

10月24日日曜日に東京ミッドタウンのホールAで開催された
WOWOWスペシャルドラマ堤幸彦 × 佐野元春「コヨーテ、海へ」の舞台挨拶&試写会に当選しました。
佐野元春が舞台挨拶に登壇予定ということだったので日帰りで遠征して参加しました。
http://www.wowow.co.jp/plusw/present.php?p_id=1002

当日のレポートを個人サイトにアップしました。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/



ホールAの前にはユニクロがオープンしてました。

試写が終わってDEAN & DELUCAで軽食。
21_21 DESIGN SIGHTで開催されてた企画展
佐藤雅彦ディレクション「"これも自分と認めざるをえない"展」を見に行こうとしたのですが、
入場制限が行われてて、案内の人から「中に入られても90分待ちのところがあります」と言われて断念しました。



入場待ちの行列ができてました。

結局、東京ミッドタウンの中をちょっとだけ見て無印で傘を買っただけで六本木をあとにしました。
その後は青山通りを散策して表参道の大坊珈琲店に寄って東京駅へ。
まぁ、日帰り遠征ですからこんなものですわ。
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Motoharu Radio Show #059

2010年11月03日 | Motoharu Radio Show

2010/11/02 OnAir - 1st. Week
01.Daryl Hall & John Oates:Wait for Me
02.Smokey Robinson:Being With You
03.Bruce Springsteen:This Life
04.David Gray:In God's Name
05.Pretenders:I'll Stand By You
06.Michael McDonald:I Keep Forgettin (Every Time You're Near)
07.Little River Band:Reminiscing
08.Jimmy Messina:Seeing You for the First Time
09.Pages:Who's Right, Who's Wrong
10.Stephen Bishop:On and On
11.佐野元春:荒地の何処かで
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・文化の日
「明日は文化の日ということでお休みの方もいると思います。今の季節、音楽を聴いたり、読書をしたりするのにとてもいい季節ですよね。僕も読みかけの本があるのでこの際読み切ってしまいたいと思います」と元春。

・秋のアダルト・コンテンポラリー特集
番組後半はMRSが選ぶ「秋のアダルト・コンテンポラリー特集」第二回。ロマンティックで情感たっぷりの曲を集めたとのこと。

・Wait for Me
ホール&オーツの1979年のヒット。何度聴いてもメロディ・ラインが素晴らしいと元春。

・Being With You
スモーキー・ロビンソンの1981年のヒット。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月11月の「3PICKS!」はデヴィッド・グレイ『Foundling』、ロバート・プラント『Band Of Joy』、そしてベン・フォールズ&ニック・ホーンヴィ『Lonly Avenue』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はデヴィッド・グレイ『Foundling』。

・デヴィッド・グレイ
1970年、英国マンチェスター生まれのソングライター、デヴィッド・グレイ。学生時代にバンド活動を初めてその後、インディ系のレーベルと契約してデビューした。デビューしてしばらくはパッとしなかったが、いろいろなアーティストのオープニング・アクトを務めたことをきっかけに実力が知られてゆく。地道にライヴ活動を続けていたということ。そして4枚目に出した『White Ladder』(1998年)、自宅録音のこのアルバムを自分のレーベルからリリースしてローカル・ヒット。このアルバムの人気にメジャーのレーベル、EASTWEST UKが目を付けて、その後世界に向けてリリースされた。アルバムは世界十数カ国でゴールド・ディスクとなった。1992年のプロ・デビュー以来8年目にして遂に大ブレークを果たした。この『White Ladder』というアルバムはイギリスでなんと100週以上に渡ってトップ40にチャートインしていた。アイルランドでは4年間に渡ってチャートインして、未だにアイルランドの音楽史上で最も売れたオリジナル・アルバムとなっているそうだ。デヴィッド・グレイの基本的なスタイルはアコースティック・ギターの弾き語り。ちょっとハスキーなヴォーカルも魅力的だが、ソングライターとして人々を勇気づけるような素晴らしい詞を書くシンガー。新しいアルバム『Foundling』から「In God's Name」。

・I'll Stand By You
プリテンダーズの「I'll Stand By You」は「なんでそんなに哀しそうな顔をしてるの?/こちらにおいでよ/私はいつもそばにいる/誰にもあなたを傷つけさせない」と歌っている。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週は「メダカのガッコウ」というNPO法人。農薬や化学肥料を使わずに米作りを続けてる農家を応援しようと2001年から全国規模で活動している。いちばんの応援の仕方は農家の方が丁寧に作ったお米を食べること。生産者の努力、そして顔を知った上でおいしくお米をいただくことが大事だと考えている。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・秋のアダルト・コンテンポラリー特集
マイケル・マクドナルドの「I Keep Forgettin (Every Time You're Near)」とリトル・リバー・バンドの「Reminiscing」の2曲を続けてかけて。
前回に引き続いて「秋のアダルト・コンテンポラリー特集」第二弾。「Adult Contemporary」は「大人向けのロック」という意味。マーケティング的にいうとアダルト・コンテンポラリーというのは対象が35歳以上のリスナーを指しているとのこと。しかしよい音楽を楽しむのに年齢は関係ない。今回は'70年代、'80年代のアダルト・コンテンポラリーの中から元春が選んだよいレコードを紹介する。

・Seeing You for the First Time
ジム・メッシーナの1979年のレコード。米国西海岸の音楽シーンではとても重要なミュージシャン・プロデューサー。'60年代にバッファロー・スプリングフィールドのレコーディング・エンジニアとして働いていた。それがきっかけでべース・プレーヤーとしてバッファロー・スプリングフィールドのメンバーになる。バンドが解散した後は仲間を集めてポコというバンドを結成する。時代でいえば'70年代のはじめの頃。クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングと一緒に代表的な米国西海岸のバンドとして活動を続けていた。その後、ケニー・ロギンスとコンビを組んでロギンス&メッシーナを結成する。「Your Mama Don't Dance」(ママはダンスを踊らない)という曲がヒットした。

・洗練された音楽
「大人のためのロックといった括り方は僕はあまり好きではないんですが、この'70年代、'80年代のアダルト・コンテンポラリーの音楽が持ってる音楽的な豊かさですよね、この点では僕はとても好きなところです。個人的には僕は是非子どもたちにもこのような洗練された音楽を聴いてもらいたいなと思います」と元春。曲はペイジスの「Who's Right, Who's Wrong」とスティーブン・ビショップの「On and On」を2曲続けて。

・フィードバック
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・荒地の何処かで
「いま僕は仲間のコヨーテバンドと一緒に全国のクラブハウスを廻るライヴ・ツアーを続けています。このようなライヴ・サーキットは僕にとって初めてのことなので、とても楽しくやってます。また、みなさんの街の近くでライヴをやるようなことがあれば是非会場に来てください。ではそのライヴでもよく演奏しているこの曲を聴いてお別れです。荒地の何処かで」と元春。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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