Sunday Song Book #1546

2022年05月29日 | Sunday Song Book

2022年05月29日プレイリスト「リクエスト特集」
1. LOVE'S ON FIRE / 山下達郎 "ソフトリー" 6月22日発売 ニューアルバム
2. DIAMOND GIRL / SEALS AND CROFTS '73
3. RAINBOW VALLEY / THE LOVE AFFAIR '68
4. BABY PLEASE DON'T GO / THEM '65
5. MAKE IT FUNKY / JAMES BROWN '71
6. LOVE (CAN MAKE YOU HAPPY) / MERCY '69
7. BIG CITY / RY COODER '82
8. GIRL I'VE GOT NEWS FOR YOU / ROBIN JACK '72
9. 踊ろよ、フィッシュ / 山下達郎 '87
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■内容の一部を抜粋
・近況
6月からはじまる全国ツアーのリハーサルを一所懸命やってると達郎さん。6月22日には11年ぶりのニュー・アルバム『SOFTLY』が発売になり、6月はいろいろと忙しい一ヶ月なるそうだ。

・リクエスト特集
先週も番組で話したが、メールを止めたらハガキが鬼のように増えたという。読むだけで大変。リクエストも増えてるので今週は「棚つか」の予定を変更して「リクエスト特集」。

・ LOVE'S ON FIRE
ニュー・アルバム『SOFTLY』のリード曲「 LOVE'S ON FIRE」の初オンエア。アルバムの2曲目に入っていて、最近のクラブ・シーンを聴いて、そういう音像、空気感みたいなものに好奇心が沸いて作ってみたそうだ。達郎さんの詩によく出てくる女の人に翻弄される男の人の歌。

・DIAMOND GIRL
シールズ&クロフツの1973年、全米6位の大ヒット・ソング「DIAMOND GIRL」。

・RAINBOW VALLEY
ザ・ラヴ・アフェアはイギリスのグループでアイドル的な人気を誇った。1968年、全英5位の「RAINBOW VALLEY」はアメリカのロバート・ナイトのカヴァーで、トラックはスタジオ・ミュージシャンだがレコードの質は最高の出来。

・BABY PLEASE DON'T GO
ヴァン・モリソン率いるゼムのデビュー・ヒット「BABY PLEASE DON'T GO」は1965年、全英10位。アメリカではカップリングの「GLORIA」がヒットして全米NO.1になった。いずれにしても出世作でソニー・ボーイ・ウィリアムスのカヴァー。ヴァン・モリソンはこのとき二十歳。

・MAKE IT FUNKY
ファンキーなものを続けて。ジェームズ・ブラウンの1971年の全米ソウル・チャートNO.1の「MAKE IT FUNKY」。

・LOVE (CAN MAKE YOU HAPPY)
マーシーはフロリダ出身。いわゆるソフト・ロックの範疇のワンヒット・ワンダー。1969年、全米2位の「LOVE (CAN MAKE YOU HAPPY)」。

・全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」
3年ぶりの全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」は6月から11月までの24都市47公演。6月19日(土)のJ:COMホール八王子(八王子市民会館)から11月22日(火)の那覇文化芸術劇場なはーとまでの全47公演。7月公演の一般発売が5月27日(金)からはじまっている。受付終了は31日(火)午後6時まで。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・ニュー・アルバム『SOFTLY』
ニュー・アルバム『SOFTLY』が6月22日に発売。応募抽選特典は8月22日に札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡で開催される「プレミアム・アコースティック・ライヴ映像」特別上映会。映画館で2021年12月3日にTOKYO FMホールで行われた番組1500回記念のアコースティック・ライヴを上映する。その上映会に抽選で2000名を招待する企画。
詳しくはアルバム特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・ラーメンの食べ方
リスナーからラーメンの食べ方、麺からか、スープからか、具からか、という質問。
達郎さんはみそ汁と同じでまずスープ、それから麺。具はそのあと。「好きに召し上がればいいんです」と達郎さん。

・BIG CITY
質問したリスナーからのリクエスト。ライ・クーダーが1982年に日本のCMのために作られたシングル・オンリーの曲で「BIG CITY」。

・GIRL I'VE GOT NEWS FOR YOU
ロビン・ジャックはイギリスの4人組。ジョナサン・キングが関連していて、ジョナサン・キングが歌ってるのかもしれず、幽霊グループだという説が強いようだ。1972年のシングル「GIRL I'VE GOT NEWS FOR YOU」。ジャケットには「イギリス、ポップス界が放つ驚異の大ヒット!」と書いているがヒットはしていない。邦題は「涙をぶっ飛ばせ」。

・ビートルズ
富山市の超常連のリスナーから「サンソンではビートルズがかかりません。達郎さんにとってビートルズとはどのような存在ですか?」という質問。
ビートルズはどごても聴けるので他の番組で聴いてほしいとのこと。この番組ではもう少しマニアックな曲をかけるという。達郎さんが中学の頃はみんなビートルズのレコードを買ってたので、それを借りれば自分はほかのレコードを買えばいい。「私はビートルズは圧倒的にジョン・レノン派なので初期です。Not A Second Time, All I've Got To Do, This Boy, No Reply, ジョン・レノンの作品がもうとにかく好きであります。『HELP!』まででしたら大体の歌は歌えます。それぐらいビートルズというのは大きな存在でありました」と達郎さん。

・豊島区池袋出身
豊島区に住んでいて文京区に勤めているというリスナーから「本屋さんで達郎さんが豊島区出身、文京区育ちと書いてあったので親近感を覚えてます」というお便り。
「わたしは豊島区出身ですが文京区育ちではありません。Wikipediaに嘘が書いてあったりしましてですね、Wikipediaに文京区本郷生まれと書いてあります。本郷の病院で生まれたんです。わたしは豊島区池袋の出身であります、あくまで。Wikipedia、嘘多いんでお気を付けください」と達郎さん。

・踊ろよ、フィッシュ
今日の最後は「踊ろよ、フィッシュ」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年06月05日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1545

2022年05月22日 | Sunday Song Book

2022年05月22日プレイリスト「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. 夏への扉 / 山下達郎 "ライド・オン・タイム" '80
2. HUSH / JOE SOUTH "GAMES PEOPLE PLAY" '69
3. TWISTIN' THE NIGHT AWAY / SAM COOKE '62
4. DAISY MAE / HAMILTON, JOE FRANK & REYNOLDS '71
5. DIDN'T WANT TO HAVE TO DO IT / THE LOVIN' SPOONFUL '66
6. I SECOND THAT EMOTION / SMOKEY ROBINSON &THE MIRACLES '67
7. I PUT A SPELL ON YOU / CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL '68
8. I MISS YOU / THE DAVE CLARK FIVE '66
9. STAND IN THE LIGHT / 山下達郎 & MELISSA MANCHESTER '96
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーのリハーサルの真っ最中なので今週は前倒しで収録しているそうだ。ツアーがはじまるとライヴのスケジュールの合間に番組を収録することになる。

・棚からひとつかみ+リクエスト
今週は「棚からひとつかみ+リクエスト」だがほとんどリクエスト。

・夏への扉
5月の終わりになったので「夏への扉」でスタート。

・HUSH
棚を見てたらジョー・サウスが「オレをかけてくれ」と言ったそうだ。達郎さんは十代からシュガーベイブを作るときまで、ジョー・サウスをすごく聴いていた時代があったという。ジョー・サウスは作曲家、シンガー、ソングライター、ギタリストとしても有名。グラミー賞を獲った「GAMES PEOPLE PLAY」という有名な曲もあるが、作曲家として知られるのはディープ・パープルが1968年にカヴァーした「HUSH」。ジョー・サウスのヴァージョンは1969年のアルバム『GAMES PEOPLE PLAY』に収録されている。

・TWISTIN' THE NIGHT AWAY
サム・クックの1962年のベスト10ヒットで「TWISTIN' THE NIGHT AWAY」。代表作の一作。

・DAISY MAE
ハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズの1971年、全米41位のスマッシュ・ヒット「DAISY MAE」。ランバート&ポッターの素晴らしい一曲。

・DIDN'T WANT TO HAVE TO DO IT
達郎さんが番組でオンエアするためにストックしていた曲。ラヴィン・スプーンフルの1966年のセカンド・アルバム『DAYDREAM』に収録されている「DIDN'T WANT TO HAVE TO DO IT」。ラヴィン・スプーンフルのバラードものでも最高の一曲。

・ニュー・アルバム『SOFTLY』
ニュー・アルバム『SOFTLY』が6月22日に発売。11年ぶりのオリジナル・アルバムで通算14枚目のオリジナル・アルバム。
詳しくはアルバム特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

何十年かぶりにアルバムの発売時にツアーがスタート。

・全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」
3年ぶりの全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」は6月から11月までの24都市47公演。6月19日(土)のJ:COMホール八王子(八王子市民会館)から11月22日(火)の那覇文化芸術劇場なはーとまでの全47公演。7月公演の一般発売が5月27日(金)午後3時からはじまる。受付終了は31日(火)午後6時。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・I SECOND THAT EMOTION
JAPANがカヴァーしていた「I SECOND THAT EMOTION」のオリジナルにリクエスト。オリジナルはスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ。1967年、全米R&BチャートNO.1、全米4位。

・I PUT A SPELL ON YOU
クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの「I PUT A SPELL ON YOU」はスクリーミン・ジェイ・ホーキンスのカヴァー。「スージーQ」の大ヒットの次のシングルにしてはスマッシュ・ヒットで1968年全米58位。達郎さんはCCRの「I PUT A SPELL ON YOU」が大好きで一日に何回、何十回も聴くことがあるそうだ。途中のギターのわーと掻き回すところの美しさがたまらないという。

・I MISS YOU
デイヴ・クラーク・ファイブの1966年のシングル「AT THE SCENE」のカップリングで「I MISS YOU」。デイヴ・クラーク・ファイブはシングルのB面にいい曲がたくさんある。

・ツアーに関しての質問
川崎市の超常連のリスナーから「新しい曲をライヴで演奏する場合、リハーサルの合わせて達郎さんがフルスコアで準備するのでしょうか、それともリハ中にヘッド・アレンジで仕上げていくのでしょうか。教えていただけたら幸いです」という質問。
「ケース・バイ・ケースです。スコアをフルスコアでやる場合もありますし、ヘッド・アレンジでやる場合もあります(笑)。ふはは。なんか答えになってない(笑)。身も蓋もない(笑)」と達郎さん。

・STAND IN THE LIGHT
リクエストしたリスナーからデュエット相手がメリサ・マンチェスターになった理由についての質問。CMのオファーが誰か女性シンガーと英語の歌を歌ってほしいだった。メリサ・マンチェスターは来日したときに話をしたことがあって、声の質が自分と合ってると思って、メリサ・マンチェスターに打診したらOKが出たとか。メリサ自身が歌詞を書きたいと言ってきたので、作詞メリサ・マンチェスター、作曲山下達郎でLAに行ってレコーディングしたそうだ。アシュフォード&シンプソンみたいな感じで書いたのが「STAND IN THE LIGHT」(1996年)。ベスト・アルバム『OPUS』に入れられなかったので、何かの機会に『OPUS 2』を作ることがあれば入れたいとか。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年05月29日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1544

2022年05月15日 | Sunday Song Book

2022年05月15日プレイリスト「棚からひとつかみ」
1. MIGHTY SMILE / 山下達郎 "アルチザン" '91
2. I'M A BOY / THE WHO '66
3. HOPE / QUICKSILVER MESSENGER SERVICE '71
4. A RAY OF HOPE / THE RASCALS '68
5. GET TOGETHER / THE YOUNGBLOODS '67
6. YOU'VE BEEN UNTRUE / THE DELFONICS '67
7. EVERYBODY MAKES A MISTAKE SOMETIMES / ROY ARLINGTON '66
8. 片想い / 山下達郎 "アルチザン" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーのリハーサルがはじまったそうだ。まだ初っ端なので全然調子が出てないという。取材に追いまくられた翌日からリハーサルなので、まだ準備が全然整ってない。騙し騙し譜面書きなどやりつつなんだとか。

・全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」
3年ぶりの全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」は6月から11月までの24都市47公演。6月19日(土)のJ:COMホール八王子(八王子市民会館)から11月22日(火)の那覇文化芸術劇場なはーとまでの全47公演。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・棚からひとつかみ
一週間があっという間。もうサンソンかと思ったそうだ。今週もレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」。

・ハガキ
いよいよライヴの準備のため、この二年間続けてきたメールでの受け付けを一旦停止。ツアーがはじまったら、物理的にスケジュールが詰まってきて、メールのチェックができないのでハガキ・オンリーに戻った。11月にツアーが終われば、またメールでの受け付けを再開する予定。そうしたら今週はハガキが一気に凄まじい数になった。明らかにリスナーの数が増えてることを「死ぬほど実感いたしました」そうだ。

・MIGHTY SMILE
初めてハガキを書いたという埼玉県吉川市のリスナーからのリクエスト。昨年30周年記念盤がリリースされたアルバム『ARTISAN』(1991年)から「MIGHTY SMILE」。

・I'M A BOY
先週と同じで1曲目はUKロック。ザ・フーの1966年全英2位の「I'M A BOY」。日本ではけっこう流行ったがアメリカではヒットしなかった。

・本当の「棚つか」
秋田県横手市の超常連のリスナーから、本当の「棚つか」と「棚つか」の違いって何ですか?という質問。
あんまり関係ないけれど、本当の「棚つか」は本当に困ったなと思いながら棚を見てる。ちょっとリクエストに助けてもらうこともあるかなと思って棚を見てるかの違い。心の安定度とかプレッシャーが微妙に関わってるそうだ。

・希望を題材にした歌
最近の世界情勢、戦争の不安とかがあって、いろんなところでプロテスト・ソング、反戦歌がラジオでかかっている。達郎さんはあえてそうした時代だからこそ、希望とかそのようなものを題材にした歌、特にアメリカの60年代から70年代のヴェトナム戦争の激しいときに、反戦歌ではなくて、「希望を持って進もう」というような歌がたくさんあった。今日はそういう曲を「棚つか」でかけてみようかなと思って、前半はそういう曲を選んだそうだ。

・HOPE
サンフランシスコを代表するグループ、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サービス、途中からディノ・ヴァレンティというアンダーグラウンド界のボブ・ディランと言われた人がリード・ヴォーカルに入ってメッセージ・ソングをたくさん作っていた。1971年のアルバム『QUICKSILVER MESSENGER SERVICE』から「HOPE」。

・風物詩
群馬県吾妻郡のリスナーから「達郎さんはお好きな風物詩はありますか?」という質問。
達郎さんは季節の前触れを感じるそうだ。アスファルトの道路を下駄履きで、もしくは木のサンダルで歩くときのカロンコロンと響く音を聞くと、あぁ夏が近づいてきたなと感じ、同じように夏の終わりにカロンコロンを聞くと、あぁ秋が近づいてきたなと感じる。音でものすごく感じるという。あとは風、自然の風、雨、日差し、そういうようなもので感じるという。お祭りよりも、都会なのでそういうもので強く感じる気がするとか。

・A RAY OF HOPE
次は達郎さんのアイドル・グループ、ザ・ラスカルズ。1968年のヒット曲「A RAY OF HOPE」。達郎さんも影響を受けてアルバム・タイトルをこの曲から付けた。

・GET TOGETHER
クイックシルヴァー・メッセンジャー・サービスのディノ・ヴァレンティの作詞作曲でこの時代のUnityを歌った代表的な一曲。1967年にジェシ・コリン・ヤングが率いるザ・ヤング・ブラッズがレコーディングした「GET TOGETHER」。発売時は全米62位だったが、1969年にベストテン、全米5位のミリオンセラーになった。ヴェトナム戦争の緊張感を背景にしながらも、人々よ兄弟に微笑みかけて、みんなで一緒にお互いを愛せるように努力しよう、と高らかに歌ったメッセージ・ソング。

・ニュー・アルバム『SOFTLY』
ニュー・アルバム『SOFTLY』が6月22日に発売。アルバムのジャケットを描いたのはヤマザキマリさん。もともとヤマザキさんはイタリアのフィレンツェで15世紀のルネサンス期の肖像画の技法を7年間勉強されたという人。達郎さんは若い頃から自分の肖像画を誰かに描いてほしいという淡い願望があり、古い付き合いのヤマザキさんにお願いしたとか。画家として20年ぶりに油絵を描いたという。肖像画の実物は30センチのアナログ・ディスクの3倍くらいの大きさ。レコード店の店頭に飾られるポスターくらいの大きさなので、是非とも店頭で確認してほしいとのこと。
詳しくはアルバム特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・YOU'VE BEEN UNTRUE
番組の後半は柔らかく。デルフォニックスはフィラデルフィアが生んだスイート・ソウルの代表的なグループ。1967年の実質的なデビュー・シングル「YOU'VE BEEN UNTRUE」はシングル・オンリーでレアなCDでしか聴けなかった。トム・ベルの作品集のコンピレーションに収録されて、いい音で聴けるようになったが、ラジオではほとんどかからない。
曲をかけ終えて。トム・ベルのインタビューを読むと「この時代はストリングスもブラスも入れられなかったので、全部自分一人でやってるんだ」と語っている力作。

・EVERYBODY MAKES A MISTAKE SOMETIMES
次はサザン・ソウル。ロイ・アーリントンはバイオが不明でほとんど無名の人。1966年の作品「EVERYBODY MAKES A MISTAKE SOMETIMES」。

・片想い
1991年のアルバム『ARTISAN』から「片想い」。歌詞に5月が出てくるのでリクエストが山のように届いているそうだ。今までライヴで披露したことはないという。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年05月22日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1543

2022年05月08日 | Sunday Song Book

2022年05月08日プレイリスト「棚からひとつかみ」
1. DREAMING GIRL / 山下達郎 '96
2. WILD THING / THE TROGGS '66
3. I'M HEAVEN / TOUCH OF CLASS '75
4. LET A WOMAN FLOW / IT'S A BEAUTIFUL DAY "MARRYING MAIDEN" '70
5. MUSKRAT CANDLELIGHT / WILLIS ALAN RAMSEY "WILLIS ALAN RAMSEY" '72
6. STARDUST / SPANKY & OUR GANG "LIKE TO GET TO KNOW YOU" '68
7. PAPER DOLL (LIVE) / 山下達郎 "2019/11/12 LINE CUBE SHIBUYA"
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■内容の一部を抜粋
・近況
大型連休の一週間はニュー・アルバムの取材で明け暮れたという達郎さん。コロナ禍のご時世なので地方には行かず、東京のスタジオから電話とネットで対応したとか。今週からツアーのリハーサルがはじまる。取材が終わったらツアーのリハーサルというのは1982,3年以来だそうだ。毎日ひたすら喋っていたので滑舌が抜群によく、「山下達郎」がすぐに言えるという。

・棚からひとつかみ
そんな関係で番組の収録は久しぶり。今週は本当に「棚からひとつかみ」。アトランダムに選んでプレイリストを並べたら5,6年ぶりにかける曲ばかり。自分の好きな曲はそんなに変わらないんだなと思ったとか。

・DREAMING GIRL
1996年に松嶋菜々子さんのデビュー作となった朝ドラ『ひまわり』の主題歌を達郎さんが担当した。お馴染みの「DREAMING GIRL」という曲。この度『ひまわり』がNHK総合で5月23日から再放送の運びになった。

・WILD THING
ライヴのリハが今週からはじまるのでいちばんテンパってるとき。こういうときの「棚つか」は必ずUKロックが頭に登場する。性みたいなもの。ザ・トロッグスの1966年の全米NO.1、UK2位の「WILD THING」。のちにジミ・ヘンドリックスがカヴァーして世界的に有名曲となった。でも当時は歌詞に問題があり放送禁止になった。今では考えられない世界。作曲のチップ・テイラーは3コードのリフがたくさんある。チップ・テイラーか「TWIST & SHOUT」のバート・バーンズかというループのコード。ひじょうにパンキッシュな演奏なのに間奏がオカリナで、かわいい、今聴いてもグッとくる。

・I'M HEAVEN
今日も明るめにフィリー・ソウル。タッチ・オブ・クラスはフィリーの4人組のヴォーカル・グループ。1975年の同名アルバムからシングル・カットされて全米ソウル・チャート65位の「I'M HEAVEN」。

・LET A WOMAN FLOW
続いてサンフランシスコ。60年代後期にサンフランシスコで活躍したバンド、イッツ・ア・ビューティフル・デイ。バイオリニストが入ってることで知られるバンド。セカンド・アルバム『MARRYING MAIDEN』の中の達郎さんの大好きな一曲「LET A WOMAN FLOW」。

いよいよツアーがはじまるため、この二年間続けてきたメールでの受け付けを一旦停止する。ツアーがはじまったら、物理的にスケジュールが詰まってきて、メールのチェックができないのでハガキ・オンリーに戻る。11月にツアーが終われば、またメールでの受け付けを再開する予定。メールと誕生日メッセージは今日まで。

・MUSKRAT CANDLELIGHT
南部のシンガー・ソングライター、テキサスの人で、いわゆるテキサス・カントリーの重鎮と言われているが、カントリーだけではなく、クロスオーバー・カントリー、よくジャンルが特定できない不思議な人、ウイリス・アラン・ラムゼイ。1972年にレオン・ラッセルのシェルター・レーベルからアルバムを一枚出して、それが名盤と謳われている。そのアルバムに収録されている曲のほとんどが人にカヴァーされている。『WILLIS ALAN RAMSEY』に入ってる「MUSKRAT CANDLELIGHT」という曲は1973年にアメリカがカヴァー。その後1976年にキャプテン&テニールがカヴァーして全米4位のベストテン・ヒットになった。ベース・ギターを一人で演奏して、そこにレオン・ラッセルがピアノとバイブで絡んでくるという素晴らしい一曲。

・肖像画
ニュー・アルバム『SOFTLY』が6月22日に発売。11年ぶりのオリジナル・アルバムで通算14枚目のオリジナル・アルバム。今週解禁になったのはアルバムのジャケット。今回は達郎さんの肖像画。描いたのはヤマザキマリさん。もともとヤマザキさんはイタリアのフィレンツェで15世紀のルネサンス期の肖像画の技法を7年間勉強されたという人。達郎さんは若い頃から自分の肖像画を誰かに描いてほしいという淡い願望があり、古い付き合いのヤマザキさんにお願いしたとか。画家として20年ぶりに油絵を描いたという。ジャケットはアルバム特設サイトで公開している。
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・全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」
3年ぶりの全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」は6月から11月までの24都市47公演。6月19日(土)のJ:COMホール八王子(八王子市民会館)から11月22日(火)の那覇文化芸術劇場なはーとまでの全47公演。6月公演のチケットの一般発売日は5月6日(金)からはじまっていて10日(火)18時まで受け付けている。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・STARDUST
お知らせ明けはジャズもののまったりとしたやつが最近の流行り。スパンキー&アワ・ギャングの1968年のセカンド・アルバム『LIKE TO GET TO KNOW YOU』に入ってる「STARDUST」。素晴らしいヴォーカル・アレンジ。

・中華料理
東京都町田市のリスナーから「庶民のお店街中華に行くとしたら何をオーダーしたいですか?」という質問。
レバニラ・ライスに餃子だそうだ。

・PAPER DOLL (LIVE)
4月24日の「山下達郎ライブでリクエスト」で、時間がなくなり本当は「PAPER DOLL」をかけたかったが入らなかった。
2019年11月12日にLINE CUBE SHIBUYAで行われたライヴから「PAPER DOLL」。全員でソロの掛け合いをしていてグルグル回ってて長い。



■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年05月15日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1542

2022年05月01日 | Sunday Song Book

2022年05月01日プレイリスト「山下達郎ライブでリクエスト特集」
1. OPPRESSION BLUES (弾圧のブルース) / 山下達郎 ニュー・アルバム"SOFTLY" 6月22日発売
2. LOVE SPACE (LIVE) / 山下達郎 "13/12/19 大阪フェスティバルホール"
3. 街物語 (LIVE) / 山下達郎 "10/11/08 八戸市公会堂"
4. WHAT'S GOING ON (LIVE) / 山下達郎 "18/03/17 京都・拾得"
5. ハイティーン・ブギ (LIVE) / 山下達郎 "18/11/02 カルッツかわさき"
6. アトムの子 (LIVE) / 山下達郎 "18/11/02 カルッツかわさき"
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■内容の一部を抜粋
・近況
来週くらいからツアーのリハーサルがはじまるので、ニュー・アルバム『SOFTLY』の取材はその前に全部終えてしまう予定だという。活字メディアに続いて、ラジオやインターネット、その他に移行していくところだそうだ。11年ぶりのアルバムなので取材量も多く、また11年前の雑誌の担当の方が全部変わっていて、妙に大事にされて、前期高齢者らしい感じもするとか。

・山下達郎ライブでリクエスト特集
番組は先週に引き続いて「山下達郎ライブでリクエスト特集」。困ったときのライヴ・ソースということで、これまでに番組でオンエアしたもの、本邦初公開のライヴ・ソースもある。いずれにしても全部P.A.OUTで、当日のP.A.のコンソールから録音したソースをデジタル・リマスタリングといういつものライヴ・ソース。ゴールデン・ウィークなので辛気臭くなく、明るめに明るめに、楽しく明るくという感じでとのこと。

・OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース)
6月22日に発売するニュー・アルバム『SOFTLY』に収録される「OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース)」。番組ではアルバムに先行して何度かオンエアしている。少し前からリリック・ビデオというかたちでYouTubeでも公開していて、曲は通常の日本語で歌っているヴァージョンだけど、英語やフランス語、イタリア語など各国の字幕、訳詞をつけてアップしている。今後も各国語でアップしていく予定。
この曲は実は昨年作った曲で、アフガンの女の子が教育を受けられないとか、香港やミャンマー、シリアといった一連の世界情勢を見て作ったという。それがアルバムのリリース時期に期せずしてウクライナの騒乱が起こったことから、そういうものとリンクして表明していくことになったそうだ。リリック・ビデオのリンクはニュー・アルバム『SOFTLY』特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・LOVE SPACE (LIVE)
2013年12月19日に大阪のフェスティバルホールで行われたライヴから「LOVE SPACE」。「LOVE SPACE」もリクエストが多く、ひとつに絞りきれなかったので裏をかいて、2013年に新装開業した初年度の、フェスティバルホールでの最終公演から。2008年の年末でフェスティバルホールが建て替えになり、達郎さんは反対の声をあげたが、「新しくできたホールが勝るとも劣らない。えぇ。すごいな! そういう感じでございます。言ってみるもんだな(笑)ふふ」と達郎さん。



・街物語 (LIVE)
2010年11月8日に八戸市公会堂で行われたライヴから「街物語」。この年のツアーの千穐楽。
曲をかけ終えて。
「渋いホールなんです、これね。漆の座席」と達郎さん。



・楽器
群馬県藤岡市のリスナーから「達郎さんが初めて楽器を買ってもらった時や、自分で楽器を買った日のことを覚えていますか?」という質問。
達郎さんが最初に買ってもらった楽器はウクレレで、その次はガット・ギター。高校入学試験のときに志望校に入ったらドラム・セットを買ってやると言われて、それで勉強して志望校に受かり、ドラム・セットを買ってもらってアマチュア・バンドをやったら、もう勉強しなくなったとか。自分のお金で買ったのはシュガーベイブのときで中古のフェンダー・テレキャスター。抱いて寝たそうだ。

・WHAT'S GOING ON (LIVE)
今週もご時世ながら「WHAT'S GOING ON」にたくさんのリクエストが来ているという。達郎さん、難波弘之さん、伊藤広規さんのアコースティック・ライヴのレパートリーで随分長くやっているマーヴィン・ゲイの「WHAT'S GOING ON」。大阪市のリスナーからは2020年のストリーミング・ライヴの拾得での「WHAT'S GOING ON」にリクエスト。2018年3月17日に京都のライヴハウス拾得で行われたアコースティック・ライヴから「WHAT'S GOING ON」。



・ニュー・アルバム『SOFTLY』
ニュー・アルバム『SOFTLY』が6月22日に発売。11年ぶりのオリジナル・アルバムで通算14枚目のオリジナル・アルバム。シングル「RECIPE」、「ミライのテーマ」、「REBORN」、「CHEER UP! THE SUMMER」、「光と君へのレクイエム」、全て入っていてニュー・ミックス。レコーディングのテクノロジーが急速に発展したので、オーディオのスペックを上げる目的で、聴感や印象はそんなに変わらないが音質向上している。初回盤のCDは二枚組、通常盤のCD、アナログ・レコード(15曲入りなので二枚組)、カセットテープという4形態で発売する。なぜかカセットテープが好評なのだとか。初回盤のみボーナス・ディスクが付いていて、2021年12月3日にTOKYO FMホールで行われた番組1500回記念のアコースティック・ライヴの音源を7曲収録。
詳しくはアルバム特設サイトにて。
https://tatsurosoftly.com

・全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」
3年ぶりの全国ホール・ツアー「PERFORMANCE 2022」は6月から11月までの24都市47公演。6月19日(土)のJ:COMホール八王子(八王子市民会館)から11月22日(火)の那覇文化芸術劇場なはーとまでの全47公演。6月公演のチケットの一般発売日は5月6日(金)からはじまる。10日(火)18時までの受付。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・メール受け付け停止
いよいよライヴの準備のため、2020年の5月からちょうど二年間続けてきたメールでの受け付けを一旦停止する。来月ツアーがはじまったら、物理的にスケジュールが詰まってきて、メールのチェックができないのでハガキ・オンリーに戻るとのこと。11月にツアーが終われば、またメールでの受け付けを再開する予定。メールの受け付けは今週いっぱい、5月7日(土)の23時59分まで。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・気分を落ち着かせたいとき
福岡県朝倉郡の超常連のリスナーから「達郎さんは気分を落ち着かせたいときはどのように過ごされますか?」という質問。
達郎さんは精神的に落ち込んだときに、助けてくれる特定の音楽が何種類かあって、それを聴くことにしているそうだ。よく話題にするのはカーティス・メイフィールドのアルバム『THERE'S NO PLACE LIKE AMERICA TODAY』。それを聴くと本当に心が落ち着くそうだ。そういうのが何種類かあるという。



・アナログ・レコードの取り扱い方
群馬県高崎市のリスナーから「LPジャケットの底辺が消耗し裂けることもあると思いますが、そのような劣化からの軽減策や保管法など、扱う上での注意点があれば教えてください」という質問。
古くなるとアナログ・レコードは底が危なくなるので、必ずビニール袋に入れること。それでかなり軽減できるそうだ。達郎さんはすべてのアナログ・レコードをビニール袋に入れて保管していて、そうすると抜けても大丈夫とのこと。

・ヒット・チャート
埼玉県川口市の50代のリスナーから「達郎さんは今でも新譜をたくさん聴きますか?」という質問。
達郎さんは音楽を商売にしているので、今でもヒット・チャートの、曲とかではなく、空気感というものがあって、それは時代を反映するので、そういうものに浸ってないとダメなのでとのこと。「ご商売じゃないので好きなものだけ聴いていたらいいんです」と達郎さん。

・ハイティーン・ブギ〜アトムの子 (LIVE)
最後はメドレー。「ハイティーン・ブギ」と「アトムの子」がメドレーになってる2018年のツアーから。2018年11月2日にカルッツかわさきで行われたライヴで「ハイティーン・ブギ」から「アトムの子」に行くメドレー。



■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2022年05月08日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
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