Sunday Song Book #929

2010年07月25日 | Sunday Song Book

<07月25日プレイリスト>
[「リクエスト+棚からひとつかみ」]
LET'S KISS THE SUN~愛を描いて/山下達郎 "ムーングロウ" '79
WHY CAN'T WE BE FRIENDS?/WAR '75
I'D RATHER GO BLIND/SPENCER WIGGINS '70
YOU'RE MINE/THE CRICKETS '53
IT'S SO HARD TO SAY GOOD-BYE TO YESTERDAY/G. C. CAMERON "G. C. CAMERON" '75
MR. MIRACLE MAN/DEE EDWARDS '80
YOU BELONG TO ME/山下達郎 "オン・ザ・ストリート・コーナー 1" '80
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
9月15日に発売予定だった5年ぶりとなるニュー・アルバム『WooHoo』(ウーフー)が制作上の理由により発売が一時延期されることになったという。もう一二曲曲を足したいなど欲が出てきたそうだ。ツアーが控えてることもあり一旦制作ストップすることになったとか。もうすでにライヴのリハーサルに入ってるのでライヴをやりながらアルバムを仕上げようということになったそうだ。

・LET'S KISS THE SUN~愛を描いて
季節柄ということでこの曲にリクエストがあった。1979年のアルバム『ムーングロウ』収録曲で当時シングル・カットされた。

・WHY CAN'T WE BE FRIENDS?
ウォーは'70年代に一世を風靡した大所帯バンド。1975年の同名のアルバムからシングル・カットされて全米6位のミリオンセラーとなった「WHY CAN'T WE BE FRIENDS?」。

・I'D RATHER GO BLIND
サザン・ソウルのシンガー、スペンサー・ウィギンスの1970年のシングル。今回未発テイクを含むCD『FEED THE FLAME: FAME & Xl RECORDINGS』がイギリスのケントから発売されてリアル・ステレオ・ヴァージョンが登場したそうだ。

・YOU'RE MINE
ブロンクス出身の黒人ヴォーカル・グループ、クリケッツ。バディ・ホリーのバンドとは別。ドゥーワップ・グループの架け橋になるようなスタイル。1953年、R&Bチャート10位。

・ジグソー
7月4日の放送でボ・ドナルドソン&ザ・ヘイウッズの1974年、全米15位のスマッシュ・ヒット「WHO DO YOU THINK YOU ARE」をかけた際に、曲を作ったのは「SKY HIGH」で有名なジグソーのデス・ダイアーだけど、この曲をジグソーはレコーディングしているのかなと話していた。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/5ad44e402f74ce4c7f9100d88f12f7c2

リスナーから1998年にテイチクから発売されたジグソーの『ソフト・ロック・コレクション』の1曲目に「恋の過ち」という邦題で「WHO DO YOU THINK YOU ARE」が入ってるというお便りが届いた。ライナー・ノーツによると4枚目のアルバム『愛の思い出』に収録されているとか。

・月刊誌『スイング・ジャーナル』の休刊
リスナーから「月刊誌『スイング・ジャーナル』の休刊をどう思いますか?」というお便り。
ジャズをどう語るかという視点が変わってきた。ベビー・ブーマーの世代がジャズ、文化を思想と密接に関連づけて論評するという姿勢がだんだんゆるくなってきて、楽しけりゃいいじゃないという感じになってきた。文化を語る紙媒体の批評性が脆弱になってきたために、そうした雑誌の休刊が増えてきたんじゃないか。紙が無くなってiPadで見るようになってゆくのかなという感じがする。要するに全世界的に新しいものが好きなので...、商売もありまして。グローバリーゼーションと言いましょうか、とタツローさん。

・IT'S SO HARD TO SAY GOOD-BYE TO YESTERDAY
G.C.キャメロンは元スピナーズ。モータウンに移ってソロ・アルバムを何枚か出した。1975年のアルバムに収録されていた「IT'S SO HARD TO SAY GOOD-BYE TO YESTERDAY」は全米ソウル・チャート38位のバラード。

・ニュー・アルバム『WooHoo』発売延期
9月15日に発売予定だった5年ぶりとなるアルバム『WooHoo』が制作上の都合により発売延期されることになったそうだ。
「細かく言うといろいろありますが、ちょっと自分で言うのもなんですが、いい内容になりそうなので、それだったら、ちょっと手を加えて、もうちょっといいものにしたいという具合に考えて、延期させていただくことになりました。とは言いましてもですね、ほとんど出来上がってるので、一年とかですね、そんなようなことはありません。発売日はまた改めて決定次第ご案内させていただきますけれど、とりあえず来週からコンサート・ツアーがはじまりますので、コンサート・ツアーに影響のないように一旦制作ストップでございます。まぁ、よく私は昔からアルバム遅延は常連なのでですね、そんなにアレですが、今回そんなに昔みたいにですね、大幅には遅れません。あくまで前向きな制作の理由でございますので、出来ないとかそういうんじゃありませんですので(笑)。あとこの先キャリア積んで何枚アルバム出来るかということを考えますとですね、極力一枚一枚丁寧にいいやつ作らなきゃなんないという感じで、だんだん前向きになってまいりました(笑)。え~、ちょいといい感じで、いってみたいと思います。発売楽しみにしていらっしゃったリスナーのみなさまに誠に申し訳ありませんが、よりいいものにしたいという、こちらの気持ちをお汲み取りいただきまして、もうしばらくお待ちいただければと思います。その間は全国ツアーで35ヶ所廻りますので、ライヴのほうでお楽しみいただければと思っております。何卒よろしくお願い申し上げます」とタツローさん。

・RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO
来週8月6日の厚木公演を皮切りに三ヶ月の全国ホールツアーを行うタツローさん。ほかにも8月14日には札幌から40分行ったところの石狩湾の新港特設ステージで行われる「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO」に出演。29年ぶりの夏フェス出演になるという。先行情報では30年ぶりとなってるが、1981年に大阪で野外イベントに出演しているそうだ。
http://rsr.wess.co.jp/2010/

リスナーからの質問で「数多ある夏フェスの中で EZO ROCKにしたのはなぜなんでしょうか?」。
「数年前から夏フェスに出てみようかなという計画を立てておりまして、さあいよいよ今年どこに出たらいいかということになり、いちばん役に立つ助言は一緒にやってるメンバーです。メンバーはみんな夏フェス馴れておりますのでね。そしたら全員、RISING SUNがいいんじゃないかとレコメンドがありましたので、じゃあそれにしようという、そういうことであります」とタツローさん。

・MR. MIRACLE MAN
ディー・エドワーズはもともとはデトロイト出身の女性ヴォーカリスト。R&Bシンガー、黒人のシンガー。彼女の数少ないヒット曲から「MR. MIRACLE MAN」。1980年にマイケル・ゼイガーが全面的にプロデュース&アレンジした名盤『TWO HEADS ARE BETTER THAN ONE』(未CD化作品)の中からシングル・カットされて全米ソウル・チャート64位。ウィリー・ハッチのペンになる曲。

・犬と猫どちらが好きですか?
リスナーからの質問で「犬と猫どちらが好きですか?」。
タツローさんは犬派だそうだ。

・YOU BELONG TO ME
1980年のひとりアカペラ・アルバム『オン・ザ・ストリート・コーナー 1』収録曲。リスナーからの亡くなったお父様の思い出を綴ったお便りとリクエストに応えて。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
08月01日は、「納涼リクエスト大会」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Motoharu Radio Show #050

2010年07月21日 | Motoharu Radio Show

2010/07/20 OnAir - 3rd. Week
01.Vampire Weekend:Giving Up the Gun
02.Ed Harcourt:Do As I Say Not As I Do
03.Beach House:Zebra
04.Blind Faith:Can't Find My Way Home
05.The Northern Crowns:Hideaway
06.ceo:Come With Me
07.The Doobie Brothers:What a Fool Believes
08.Grateful Dead:Sugar Magnolia
09.America:Ventura Highway
10.佐野元春:地図のない旅
11.Neil Young:Harvest Moon
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・最新オルタナティブ・トラックス
番組前半は先週に引き続いてMotoharu Radio Showが選ぶ最新オルタナティブ・トラックス。
ヴァンパイア・ウィークエンドはニューヨークのインディ・ロック・バンド。今年の夏は日本での野外ロック・フェスティバルの出演も決まってる。最新アルバムは今年の初めに出ている。アルバム・タイトルは『Contra』。アメリカ、イギリスでトップ10ヒットしている。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月7月の「3PICKS!」はトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ『Mojo』、ジャック・ジョンソン『To The Sea』、そしてスティーヴ・ウィンウッド『Revolutions: The Very Best of Steve Winwood 』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はスティーヴ・ウィンウッド『Revolutions: The Very Best of Steve Winwood 』。

・スティーヴ・ウィンウッド
イギリスのミュージシャン。'60年代から現在までバンドマンとして、またソロ・アーティストとして活動している。スティーヴ・ウィンウッドを説明するとき人々が言うのは「天才」だということ。ギター・プレイヤー、そしてキーボード・プレイヤーとして、またシンガーとして若い頃からその才能を高く評価されていた。弱冠15歳のときに参加していたのがスペンサー・デイヴィス・グループ。「Keep On Running」という曲で英国のチャート1位になっている。その後、トラフィックというバンドを結成してジャズとブルース、ロック音楽をミクスチュアした今で言うところのジャム・バンド的な斬新なロック・サウンドを作った。またそのトラフィックとの活動と平行してエリック・クラプトンと一緒にバンド、ブラインド・フェイスを結成。このブラインド・フェイスというグループは言ってみればスーパー・グループといっていい。ウィンウッドは当時21歳の天才キーボード・プレイヤー。ギターのエリック・クラプトンとドラムのジンジャー・ベイカーはクリームというバンドから来た。そこにベースのリック・グレッチを加えた4人のバンド。この凄い4人が生み出すサウンドはどんなものなのか誰しもが注目した。ただこのバンドは長続きせず1枚のアルバムを作って解散している。その後、エリック・クラプトンはアメリカに渡ってデレク&ドミノスを結成。ソロになってからも現在に至るまで常に第一線で活躍している。そしてスティーヴ・ウィンウッドはトラフィックを再結成して、その後、'80年代に入ってからはソロとして成功している。「Higher Love」という曲が全米NO.1ヒットとなってグラミー賞を授賞した。今回3PICKS!で取り上げたのはスティーヴ・ウィンウッドのベスト・トラックを集めたコンピレーション盤。タイトルは『Revolutions: The Very Best of Steve Winwood 』。4枚組のセットと、その凝縮版にあたる1枚ものと二種類ある。スペンサー・デイヴィス・グループの時代からトラフィック、ブラインド・フェイス、そしてソロ・ワークスと長いキャリアをまとめて聴くことができる。そのアルバム『Revolutions: The Very Best of Steve Winwood 』から今夜はエリック・クラプトンとともに結成したブラインド・フェイスの「Can't Find My Way Home」。

・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・Come With Me
Motoharu Radio Showが選ぶ最新オルタナティブ・トラックスに戻って「Hideaway」と「Come With Me」の2曲。ceoはスウェーデンのインディ・バンド。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週は富山県のNPO法人「ヒミング」。富山県氷見市を中心にアーティストと市民が一緒に町を再構築しようという活動をしている。展覧会やワークショップを通して自然豊かな土地から新しい価値を見つけ出し、その価値を活かして生活を面白くしていこうとしている。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・特集「旅に持って聴きたい曲」
番組後半は特集「旅に持って聴きたい曲」。リスナーからのリクエストを集めている。

・Sugar Magnolia
「ジェリー・ガルシアはミュージシャンとしてだけではなく、カウンター・カルチャーの代表的な人物としても認められていた」と元春。

・旅先では音楽を聴かない
リスナーから「旅先では音楽を聴かないことが多いです。その町の音や言葉を聞くのが楽しいからかもしれません」というコメント。
「こんな特集をやっていて、どうかと思うんですけれど、実は僕も旅に出るときはあんまり音楽を聴きません。自分が音楽を作ってるせいか、どうしても曲を聴くとき、どんな楽器を使ってるのかとか、編曲がどんなふうになってるのかとか、ちょっと専門的な聴き方になってしまうんですね。するとせっかく旅をしているのに音楽を聴くと逆に疲れちゃうという本末転倒なことになってしまいます。これもどうかと思いますが」と元春。

・地図のない旅
「地図のない旅」にリスナーからリクエスト。2004年のアルバム『THE SUN』収録曲。
「最近ではネット上の地図を使えばその土地の詳しい地図が見えたりして、ちょっとした旅行の気分が味わえる時代になりました。とはいってもリアルな旅に勝るものはありません。この夏、リスナーのみなさんも是非思い出に残るような素敵に旅をしてみてください」と元春。

・番組ウェブサイト
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Sunday Song Book #928

2010年07月18日 | Sunday Song Book

<07月18日プレイリスト>
[「リクエスト特集」]
MAGIC WAYS/山下達郎 "ビッグ・ウェイヴ" '84
MOON GUITAR/THE RANGOONS '61
YOU DON'T HAVE TO BE A STAR/MARILYN McCOO & BILLY DAVIS JR. '76
WHISKY TRAIN/PROCOL HARUM "HOME" '70
YOU'RE SWEET, YOU'RE FINE, YOU'RE EVERYTHING/TOMORROW'S PROMISE '73
GLAD TO BE UNHAPPY/THE MAMAS & THE PAPAS '67
(PLEASE NOT)ONE MORE TIME/ROGER MAGUINN "PEACE ON YOU" '74
アマポーラ/山下達郎 "オン・ザ・ストリート・コーナー2" '86
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
ニュー・アルバムのレコーディング中のため番組は相当前倒しで収録しているそうだ。オープニングだけは直近に収録したようで梅雨が明けたことと、各地で大雨による水害の被害に遭われた方に「どうぞお大事に」とお見舞いの言葉があった。

・MAGIC WAYS
「夏になったので夏っぽい曲を」とタツローさん。
1984年のアルバム『ビッグ・ウェイヴ』から。

・MOON GUITAR
ラングーンズの1961年のエレキ・インストの作品。スタジオ・ミュージシャンの演奏だと思われる。ラングーンズのこの「MOON GUITAR」が注目されたのはハル・デイヴィッドとバート・バカラックによるコンビの曲だから。プロデュースも二人で行っている。

・YOU DON'T HAVE TO BE A STAR
マリリン・マックーとビリー・デイヴィス・ジュニアはフィフス・ディメンションのメンバーだった。結婚して夫婦デュオとなり放ったヒットが「YOU DON'T HAVE TO BE A STAR」。1976年のミリオンセラー、全米NO.1。邦題は「星空のふたり」。

・マッカラン
まりやさんの歌う「ウィスキーが、お好きでしょ」がCMで使われているせいか、ハイボールにハマってるリスナーからのお便りがあった。タツローさんはウィスキーはあまり飲まないそうだが、数年前、たまたま立ち寄った酒屋さんでマッカランの18年ものが9千円で売られているのを見て驚いたという。昔は酒税のせいで3万円近くで売られていたので、ずいぶん安く手に入るようになったものだと思い、購入して飲んだところ、おいしかったという。ちなみにタツローさんはほとんどロックで飲むそうだ。

・WHISKY TRAIN
プロコルハルムの4枚目のアルバム『HOME』からロビン・トロワーのペンになる曲。タイトルからではわからないが、もうお酒を飲むのはやめようという曲なんだとか。

・リクエスト
リスナーからリクエスト・カードの問い合わせがあった。大体三ヶ月ねばってかからなかったら曲を変えたほうがいいのだとか。リクエストの絶対数が多いので、かけようかどうか保留にしていた曲は、次々来る新しいリクエストに追いやられるかたちになるからだとか。

・YOU'RE SWEET, YOU'RE FINE, YOU'RE EVERYTHING
トゥモロウズ・プロミスはシングルが5枚しかないグループ。ファルセットのヴォーカル・グループでいわゆるスイート・ソウルの範疇に入る。

・ライヴ
8月6日の厚木公演を皮切りに三ヶ月の全国ホールツアーを行うタツローさん。ほかにも8月14日には札幌から40分行ったところの石狩湾の新港特設ステージで行われるライジングサン・ロック・フェスティバルに出演。10月31日にはワーナーミュージック・ジャパンの40周年のイベントが武道館で行われるので、このイベントにもちょっと参加する予定だとか。

・GLAD TO BE UNHAPPY
「ハル・ブレインといえばこの曲、をよろしくお願いします」というリクエスト。
1995年に二週間ハル・ブレインの特集を行ったが、お望みならアンコールでやってさしあげてもいいとタツローさん。
タツローさんが選んだのはママス&パパスの1967年のシングル「GLAD TO BE UNHAPPY」で全米27位というスマッシュ・ヒット。もともとはミュージカル「オン・ユア・トウズ」の中に入ってるスタンダード・ナンバー。右チャンネルに注目なのだそうだ。

・(PLEASE NOT)ONE MORE TIME
ロジャー・マッギンの1974年のソロ・アルバム『PEACE ON YOU』に入ってる「(PLEASE NOT)ONE MORE TIME」は、珍しくアル・クーパーの曲を歌った曲。

・夏に冷たいものを飲むか
リスナーから「夏に冷たいものを飲まれますか?」という質問。
タツローさんは一年中常温で飲んでるそうだ。

・アマポーラ
1986年のひとりアカペラアルバム『オン・ザ・ストリート・コーナー2』から。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
07月25日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Motoharu Radio Show #049

2010年07月14日 | Motoharu Radio Show

2010/07/13 OnAir - 2nd. Week - Summer of Love #2
01.Ariel Pink's Haunted Graffiti:Bright Lit Blue Skies
02.Alpha Rev:New Morning
03.Howard Jones:Ordinary Heroes
04.Jack Johnson:Red Wine, Mistakes, Mythology
05.Jack Johnson:From the Clouds
06.Crowded House:Saturday Sun
07.The Byrds:So You Want To Be A Rock 'N' Roll Star
08.The Rolling Stones:Ruby Tuesday
09.The Beatles:Lucy In The Sky With Diamonds
10.Traffic:Paper Sun
11.Laura Nyro:Wedding Bell Blues
12.佐野元春:ニューエイジ (The Heartland Version)
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・最新オルタナティブ・トラックス
番組前半はMotoharu Radio Showが選ぶ最新オルタナティブ・トラックス3曲。

・アリエル・ピンクス・ホーンテッド・グラフィティ
「最近、米国西海岸で人気のある音楽というとローファイなポップ・サウンド。中でもこのソングライター、アリエル・ピンクが話題になっています。UKの名門インディ・レーベル4ADからのリリース。曲はBright Lit Blue Skies」と元春。

・アルファ・レブ
「アメリカ、テキサス州オースティンのロック・バンドです。ソングライター、ケーシー・マックファーソンを中心とする7人編成のバンド。バンドにはヴァイオリンとチェロのプレイヤーがいます。聴いてみるとバンドのアンサンブルが豊かでなかなか素敵なサウンドです。曲はNew Morning」と元春。

・ハワード・ジョーンズ
「'80年代、What Is Love?というヒット曲がありました。彼の新しいレコードが届いてます。ハワード・ジョーンズといえばシンセサイザーを使ったエレクトロ・ポップ・サウンドでした。しかし新しいレコードではライヴ感のあるバンド・サウンドになっています。とてもいい感じですよね。曲はOrdinary Heroes」と元春。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月7月の「3PICKS!」はトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ『Mojo』、ジャック・ジョンソン『To The Sea』、そしてスティーヴ・ウィンウッド『Revolutions: The Very Best of Steve Winwood 』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はジャック・ジョンソン『To The Sea』。

・ジャック・ジョンソン
ジャック・ジョンソン、現在35歳。ハワイ、オアフ島出身のソングライター。高校生の頃はサーフィンが得意でほとんどプロといっていい腕前だったとか。ところがそのサーフィンで大怪我をしてしまい、それがきっかけで音楽にのめり込んでいったということ。
「そうですね。ジャック・ジョンソンの音楽。聴いてみるとやはりサーファーのバイブスを感じます。アコースティック・ギターが中心のメロウでやさしい音楽。聴いていてとてもリラックスできます。そして素晴らしいのはジャック・ジョンソンは音楽だけではなく映像の分野でも活躍していることです。自分自身もサーファーだということもあって、サーファーたちをドキュメントした映像作品がとても高く評価されています」と元春。
新しいアルバム『To The Sea』から「Red Wine, Mistakes, Mythology」と「From the Clouds」の2曲。

・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・Saturday Sun
「音楽ファンであれば気に入りのアーティストの新曲が待ち遠しい、そんな覚えがあると思います。僕の場合はこのバンド、クラウデッドハウス。ソングライターであるニール・フィンの才能はとても素晴らしいと思います。そのクラウデッドハウスの新しいレコードが届いています。番組ではいずれ3PICKS!で取り上げたいと思います。その前に現在オフィシャル・サイトから無料でダウンロードできるシングル曲を聴いてみたいと思います。クラウデッドハウス、Saturday Sun」と元春。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週は「GoodDay」。2008年に成立されたNPO。誰もが気軽に参加できるボランティア・イベントやエコツアーを実施している。毎年夏には週末に神奈川県逗子海岸の清掃活動を行い、これまでに千人以上が参加した。年齢や性別にとらわれることなく、より多くの人たちに環境問題に関心を持ってもらえるようイベントを企画している。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・特集「サマー・オブ・ラブ」
番組後半は先週に引き続いてポップ音楽にひとつの革命が起こったといわれるサマー・オブ・ラブの特集。
「1967年の夏、サンフランシスコ。ヘイトアシュベリーと呼ばれるある街の一角。全世界の新しい世代がこの街角に注目していました。'60年代、ヒッピー・ジェネレーションの中心といっていいと思います。1967年、当時アメリカはとても暗いムードでした。ヴェトナム戦争、学園闘争、人種差別、それまでの価値観に対して変革を求める若い世代の声がとても高まった時期でした。ロック音楽、ロングヘアー、ドラッグ、フリーセックス。それは人種や年齢、性別を超えたひとつの文化革命といっていいムーブメントでした。ただこのムーブメントは急に起こったことではありませんでした。サンフランシスコといえば以前からビートニクスの下地があった街として知られています。1967年1月、ゴールデンゲートパークでヒューマン・ビーインというイベントが開かれました。まあ、イベントというより一種の公開討論会といっていい集会です。ここには詩人、政治家、ミュージシャン、様々な分野のアーティストたちが集まりました。例えばビート詩人のアレン・ギンズバーグやゲイリー・スナイダー。ミュージシャンはグレートフルデッドやジェファーソン・エアプレインといったバンドが参加しました。このサンフランシスコではじまったビーインはやがて全米に広がり様々な街で開かれることになります。この流れが1969年、最大のビーインと呼ばれるウッドストック・フェスティバルに繋がっていきます。ロック、文学、アート、ファッション、いろいろな分野で革命が起こった1967年の夏、サマー・オブ・ラブ。この年に出たビートルズのアルバム『SGT.Pepper's Lonely Hearts Club Band』から一曲、Lucy In The Sky With Diamonds。ザ・ビートルズ」と元春。

・Wedding Bell Blues
「同じ頃、ニューヨークでは一人の素晴らしい女性ソングライターがデビューしました。ローラ・ニーロ。彼女は後に病気で49歳の若さでこの世を去りますが、その間に残したレコードは今でも世界中の多くの人たちに愛されています。今夜はローラ・ニーロ初期のレコードから一曲聴いてみたいと思います。Wedding Bell Blues。ローラ・ニーロ」と元春。

・番組ウェブサイト
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・旅に持って聴きたい曲
「さて、待望の夏休み。旅行の計画を立てている方もいると思います。そこでMotoharu Radio Show、みなさんからのコメントを募りたいと思います。今回のテーマは旅に持って聴きたい曲。旅行に持って行くならどんな曲がいいか教えてください。またその理由も聞かせていただけるとうれしいです。みなさんからの投稿を待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・ニューエイジ (The Heartland Version)
「オリジナルは『Visitors』というアルバムに収録しました。今夜聴いていただくのはその後'90年代にリテイクしたヴァージョンです。デビューから16年間、レコーディングにライヴに一緒だったバンド、ザ・ハートランド。メンバーたちの素晴らしい演奏を聴いてください」と元春。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐野元春@ビルボードライブ大阪 第一部

2010年07月13日 | 佐野元春
諸事情により、チケットが1枚余っています。
定価で引き取ってくださるかたを探しています。
ご希望のかたがいらっしゃたら、ご連絡お待ちしています。

■佐野元春 スポークンワーズ・セッション『in motion 2010 僕が旅に出る理由』
2010年8月10日(火) ビルボードライブ大阪 1st Show
17:30開場 18:00開演
http://www.moto.co.jp/30th/AnnivTour/part1.html

チケット代金 5,500円(税込・全席指定) 入場時別途ドリンク代 500円必要

井上鑑 ファウンデーションズ
井上鑑(Keyboard)、高水健司(Bass)、山木秀夫(Drums)、山本拓夫(Sax)

●佐野元春  ポップチルドレン(最新マシンを手にした陽気な子供達)



●追記
引き取ってくださるかたが見つかりました。
ありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Sunday Song Book #927

2010年07月11日 | Sunday Song Book

<07月11日プレイリスト>
[「リクエスト特集」]
雨は手のひらにいっぱい/シュガー・ベイブ "ソングス" '75
HOW DO YOU DO IT/GERRY & THE PACEMAKERS '63
GERALDINE/BOOTS WALKER '68
SAY YOU WILL/THE ISLEY BROTHERS "GO ALL THE WAY" '80
SOMEONE/THE TEMPTATIONS "TO BE CONTINUED" '86
PAMELA JEAN/THE SURVIVORS '64
十字路/山下達郎 "ポケット・ミュージック" '86
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
ニュー・アルバムのレコーディングが佳境に入ってきてラスト・スパート。ずっーとスタジオ暮らしのため番組は大幅に前倒しして収録しているそうだ。SSB18年の歴史の中でもこれだけ先行して録音しているのは珍しいとか。「それだけテンパってる証拠でございます。鋭意制作中でございます(笑)」とタツローさん。

・雨は手のひらにいっぱい
梅雨時なので「雨の歌」にリクエストが集中している。今週はシュガーベイブの1975年のアルバム『ソングス』から「雨は手のひらにいっぱい」。

・HOW DO YOU DO IT
ジェリー&ペイスメイカーズの1963年の全英NO.1。1964年に全米8位。ミッチ・マレーというイギリスのソングライターの作品。ビートルズが「LOVE ME DO」のヒットの後にあてがわれた曲。ビートルズはこれを拒否し、その代わりに出した「PLEASE PLEASE ME」が大ヒットしてメガな大スターの道を歩むことになる。「HOW DO YOU DO IT」はビートルズと同じリバプール出身のジェリー&ペイスメイカーズに取り上げられ「PLEASE PLEASE ME」の後に全英NO.1となった。当時日本ではあまり知られなかった曲でもある。

・GERALDINE
ブーツ・ウォーカーの「GERALDINE」は日本でだけヒットした曲。ブーツ・ウォーカー、本名はルー・ゼラート。作曲家としてはたくさんヒット曲を持っている。

・SAY YOU WILL
マーヴィン・アイズレーが亡くなったので追悼して。アイズレー・ブラザーズ、現役で残るのはロナルドとアーニーのみ。1980年のアルバム『GO ALL THE WAY』から。

・SOMEONE
タツローさんは1950年代から1980年代の中期までを自分の専門と考えてオールディーズの番組をやってるとか。
テンプテーションズのアリ・オリ・ウッドソンもマーヴィン・アイズレーと同時期に亡くなっている。アリ・オリ・ウッドソンはテンプテーションズの最後期の代表的シンガー。1986年のアルバム『TO BE CONTINUED』からウィリー・ハッチの曲で「SOMEONE」。

・ニュー・アルバム『WooHoo』
5年ぶりとなるアルバム『WooHoo』(ウーフー)が9月15日に発売されることになったそうだ。今のところ全12曲収録予定で、初回限定盤がボーナス・ディスク付き。

・ウィークリー「ぴあ」100Q企画、「山下達郎」への質問大募集
9月9日(木)に発売される雑誌「ぴあ」で山下達郎の特集が組まれることになったそうだ。「ぴあ」の恒例企画「100Q」(100問100答)を今回は広く一般の方から山下達郎に関する質問を募集したいと「ぴあ」のスタッフが話しているとかで、「ぴあ」のHPで7月9日から質問の受付がはじまっているそうだ。
https://www.pia.co.jp/info/tatsuro/form.html

・PAMELA JEAN
「PAMELA JEAN」はビーチーボーイズがサバイバーズという変名で出した1964年のシングル。アルバム『LITTLE DUCE COUPE』に入ってた「CAR CRAZY CUTIE」の歌詞を変えてリレコした曲。キャピトルがぞんざいに扱ったため、かすりもしなかったどころか、マスターの頭が切れていて、歌い出しが途中から切れてはじまっている。

・衛星探査機はやぶさ
リスナーからの質問で「衛星探査機はやぶさに感動しましたがタツローさんはどうでしたか?」。
タツローさんも感動したそうで、今、自分のPCの壁紙をはやぶさにしているそうだ。

・男女の関係を上手く保つ秘訣
リスナーからの質問で「男女の関係を上手く保つ秘訣があったら教えてください」。
上手くいってるときに一所懸命会話をするといいそうだ。なるべく会話でコミュニケーションを取るようにすると人間関係全般的に上手くいくそうだ。ただ恋はそういうものではなく熱病みたいなものなのでご健闘をお祈りするとしかいえないとタツローさん。

・十字路
毎年この季節になるとリクエストが増える曲。1986年のアルバム『ポケット・ミュージック』収録曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
07月18日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山下久美子のラジオから愛をこめて

2010年07月08日 | 佐野元春

■山下久美子のラジオから愛をこめて
2010年7月3日(土) FM COCOLO 19:00 - 20:00(再・水 26:00-27:00)
http://www.cocolo.co.jp/contpgm2/w_main.php?oya_id=262

DJ : 山下久美子

Playlist
手をつなごう / 山下久美子
バスルームから愛をこめて / 山下久美子
I Need to be In Love / THE CARPENTERS
A Silver Girl(ずっと昔から) / 山下久美子&佐野元春
彼女 / 佐野元春
終わらないSun Set / 吉川晃司
スローバラード / RCサクセション
星になった嘘 / 山下久美子
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・山下久美子のラジオから愛をこめて
この春からFM802の支援を受けているFM COCOLOは"WHOLE EARTH STATION"をキャッチ・フレーズにして45歳以上の世代を対象にした大人のためのラジオ局として生まれ変わった。
土曜日の午後7時からのこの枠は月代わりでミュージシャンがDJを担当する。今月7月は山下久美子。

・手をつなごう
先月6月23日にリリースした山下久美子デビュー30周年記念のセルフ・カヴァー・アルバム『手をつなごう』に収録されている新曲。作詞、山下久美子、作曲は現在活動を共にしているKUMIKO-BANDのベーシスト、西山史晃。

・バスルームから愛をこめて
山下久美子のデビュー・シングル。デビュー30周年記念のセルフ・カヴァー・アルバム『手をつなごう』から。

・I Need to be In Love
邦題「青春の輝き」。カーペンターズは音楽の初期衝動を与えてくれたと山下久美子。

・A Silver Girl(ずっと昔から)
「2005年のアルバム『Duets』から佐野元春さんとのデュエットでA Silver Girl(ずっと昔から)。さあ、この番組『山下久美子のラジオから愛をこめて』は私のアーティスト生活30年の中で出会った人、影響を受けた人たちの話をしながら、いろんな曲をかけていきたいと思っています。ではここでは今『Duets』の曲をお送りしました佐野元春さんについて語ってみよっかなぁ(笑)。あの本当に私は佐野くんと呼んどるんですけど(笑)。佐野くんとはデビューがほとんど同じ1980年だったと思うんですけど(笑)。その当時ライヴハウスをずっとやってまして、私もあの新宿のほうにひとつ、ルイードっていう、今はもうね、ないんですけれど、ライヴハウスがありまして。そこで月に一度ライヴをやってまして。最初は本当に私のことなんて誰も知らないし、もうあのテレビゲームが流行ってて、インベーダーゲームが流行ってた時代なので(笑)、後ろのほうでゲームをやってる人がいたりする中で歌っていたりしたんですけど、そんなスタートだったんですが徐々に徐々に人々が少しずつ増えてきて、そのうち入りきれなくなって床が抜けるんじゃないかっていう感じに盛り上がっていったという時代があったんですが。そのとき同じ現象を佐野くんも歩んでいたということで、なんかとても私たち似てるというか、あの同じような本当に状態を互いに互いのスタンスで味わっていたというようなことで、すごいシンパシーを感じて。とても仲良くなりまして。で私は佐野くんにさっきかけましたがSilver GirlとかあとSo Youngとか曲を書いてもらって。So Youngという曲が最初だったんですけれど。[すごくいい曲ができたよ、久美子]って言って持ってきてくれて。それでレコーディングの日にスタジオに入ったら、もうばっちり、ちゃんとミュージシャンの方もみんなよく知ってるミュージシャン方なんですけれど、ハートランドの方々から、いつでもOKみたいな感じなんですが。佐野くんが私に[じゃあ久美子、僕が歌ってみるから、それを聴いてそれから歌うといいよ]って言ってくれてね(笑)。[わかった。じゃあ待ってるね]って言って、佐野くんがスタジオに入って歌いはじめたんですけれど、ずっーと歌ってて終わらないんです(笑)。ふふふ。[もう佐野くん、私わかったから。もういいんだけどな。もう大変そうなんだけどな](笑)。って思うのに、佐野くんはもうずっーとノリノリでね、歌ってて。それもレコーディングしておきたいくらいな感じでしたけれど。でもその後に私がちゃんと歌える番がやっと来まして(笑)。で歌を歌って佐野くんと一緒に、佐野くんはコーラスという感じじゃないですけれど、一緒に本当にデュエットしてるような、そんな感じですけれどスタジオの狭いブースの中に二本マイクスタンドを立てて隣り合わせで歌ったんですけれど、もう本当にライヴをやってるような、そんな感覚でしたね。本当に素敵な人ですよね。佐野くんの話をすると、まだまだ全然長くて終わらないんですけれど(笑)。その後もニューヨークでお散歩してたらばったり会ったりとか。今思うとあの1980年代のあの初期の頃っていうのは、いろいろ素敵なドラマティックな出来事がたくさんあったなというふうに思います。そんな佐野元春さん、とても尊敬してる佐野くんのナンバーをここで聴いてください。私が選んだ曲ですがとても素敵な曲です。彼女、佐野元春」と山下久美子。

・終わらないSun Set
「佐野くんと本当にこう'80年代の頃にいろんな素敵な時間を過ごして、あの頃の曲っていうのは本当に私にとっても忘れられないと言いますか、なんかとても心に残ってる曲ばかりで、それで『Duets』という5年前の25周年のときに作ったアルバムですが、そのときにやっぱりカヴァーをしたんですけれど、佐野くんの曲をSOMEDAY。この曲も名曲ですね。このSOMEDAYを吉川晃司くんと一緒に歌ったことがあるんですけれど。吉川くんもね、実は私は驚いちゃったんですけれど、吉川くんも吉川って、ごめんなさい呼び捨てにしちゃってるんですが(笑)。[吉川、今回デュエットしたいんだけどお願いできますか?]とお話してて、[曲は佐野くんのね、SOMEDAYだよ]って言ったら[いいよ]って言ってくれたんですけど。なんかね、歌ってみたらすごくね、はまってるんですね。吉川くん、声もなんかいい感じに佐野くん的と言いますか(笑)。[えっ? なんで歌ってたの?]って訊いたら[うん、実はね]とか言って。デビューの前にSOMEDAYとかガラスのジェネレーションは何度もディレクターやらプロデューサーの方々の前で歌わされたことがあるんだって(笑)。それでもうほとんどモノマネ状態に近いぐらい完コピみたいなね、そんな感じで歌っていたんですって。[それは知らなかったよ]みたいな。びっくりしちゃったんですけれど。[また意外な才能を発見したね]なんて話しながら吉川くんとSOMEDAYを歌ってすごく楽しかったことがあるんですけれど。吉川くんもがんばっております。四十代になってなんか大人な感じになってきたし。なんかいろんな幅広くただのやんちゃな感じだけじゃなくて、いろいろと自分が世界を本当に広げてがんばってるんだなぁって言うふうに思ったりなんかしてます。それでは吉川くんの曲をお送りしたいと思います。私が選ばせていただいたのは終わらないSun Set です。吉川晃司」と山下久美子。

・スローバラード
30周年アルバム『手をつなごう』のレコーディングに入る前、モヤモヤした気持ちのとき、生まれて初めてキヨシローが夢の中に現れたそうだ。背中を押してくれた感じがしたと山下久美子。

・インストアライヴ
今週7月10日(土)にタワーレコードNU茶屋町でインストアライヴを行うそうだ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Motoharu Radio Show #048

2010年07月07日 | Motoharu Radio Show

2010/07/06 OnAir - 1st. Week
01.The Isley Brothers:Harvest for the World
02.Susan Tedeschi:Loving You Is Sweeter Than Ever
03.Tom Petty & The Heartbreakers:Let Yourself Go
04.David Bowie:Space Oddity
05.佐野元春:僕は愚かな人類の子供だった
06.Scott McKenzie:San Francisco (Be Sure to Wear Flowers In Your Hair)
07.Jefferson Airplane:Somebody to Love
08.Donovan:Season of the Witch
09.Cream:I Feel Free
10.The Youngbloods:Get Together
11.The Derek Trucks Band:I Know
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・Harvest for the World
アイズレー・ブラザーズの1976年のレコード。

・Loving You Is Sweeter Than Ever
「米国ボストン出身のブルース・シンガー、スーザン・テディスキー。オールマン・ブラザーズ・バンドのギタリスト、そして夫でもあるデレク・トラックスと活動を共にしています。曲はフォー・トップスが歌ってヒットしたモータウン・ヒット、Loving You Is Sweeter Than Ever」と元春。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月7月の「3PICKS!」はトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ『Mojo』、ジャック・ジョンソン『To The Sea』、そしてスティーヴ・ウィンウッド『Revolutions: The Very Best of Steve Winwood 』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ『Mojo』。

・トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ
バンド名義としては8年ぶりのオリジナル・アルバム。ここ何年かは活動35周年を纏めたDVD、ライヴ・アンソロジーを出していた。今回の新作は久し振りの新作ということで元春も楽しく聴いたそうだ。
「聴いてみて感じたのはバンドの演奏がとても生き生きとしてることです。レコーディングはライヴなスタジオ・アルバムを意識して制作されたということ。ほぼ一発録りだということだろうと思います。そうですね、こうしたライヴ録音、僕も経験がありますけれども、いいところもあれば、そうでないところもあります。いいところは何といってもバンドの生き生きとした演奏を記録できるということです。しかし、これはバンドの力量が問われるレコーディングですね。ヘタクソなバンドはまずこのようなライヴ・レコーディングはできません。ただこのようなライヴ・レコーディングの場合、レコード・サウンドとしては若干面白みに欠けることがあります。レコードは何回も聴いてもらうものなので、いろいろと工夫して聴いてくれる人たちが飽きないように加工します。これまでのトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのレコードでいうと、僕が聴く限り意外と緻密なスタジオ・レコーディングをやってきたと思います。しかし今回はスタジオ・ライヴの手法で素晴らしいレコードを作りました。全体的にブルースを意識した演奏になっています。特にマイク・キャンベルのギターが素晴らしいと思いました。トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの新作『Mojo』からLet Yourself Go」と元春。

・Space Oddity
映画『2001年宇宙の旅』をモチーフにして書かれた曲。1969年アポロ11号の月面着陸に合わせてリリースされたシングル曲。
「少し前の話題になりますが日本の探査機はやぶさが帰ってきました。七年という長い旅路を経て流れ星となって遠い惑星から地球に戻ってきたということ。とても感動的なニュースでした。僕のように東京にいると滅多に天の川を見るということはないんですけれども、明日七夕の日は僕も夜空を見上げて遠い宇宙にちょっと思いを馳せてみようかな、そんなふうに思っています」と元春。

・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・僕は愚かな人類の子供だった
8月5日から14日にかけて福岡、名古屋、大阪、仙台、東京でスポークンワーズ・ライヴ公演「in motion 2010 僕が旅に出る理由」がある。ポエトリーと音楽のジャム・セッションという内容。
「もしかしたらロックンロールよりも刺激的かもしれません。興味のある方は是非いらしてください。ここで一曲。鉄腕アトムというロボットを知ってると思います。日本が誇るマンガ作家手塚治虫氏の作品『鉄腕アトム』の主人公です。子どもの頃僕はこの鉄腕アトムにとても憧れていました。大人になってもその気持ちは消えず、その鉄腕アトムに捧げてこんな曲を書いてみました。聴いてください。僕は愚かな人類の子供だった」と元春。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週は埼玉県の市民グループ「国際環境アートムーブ川口」。埼玉県川口市内を流れる旧芝川の環境を見つめ直す活動を行っている。洪水対策のため流れがせき止められた状態にある旧芝川。この川をひとつのアトリエとみなし、様々なアートの力を注ぎ込むことで川の再生を呼びかけている。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・特集「サマー・オブ・ラブ」
番組後半はポップ音楽にひとつの革命が起こったといわれるサマー・オブ・ラブの特集。
「1967年の夏、サンフランシスコ。世界中のヒッピーたちがヘイトアシュベリーという地区に集まってきました。今聴いてもらったスコット・マッケンジーのSan Francisco。この曲は愛と平和のもとに集まったヒッピーたちの夏、サマー・オブ・ラブのテーマソングとして長く人々の記憶に残りました。1967年、当時アメリカはとても暗いムードでした。ヴェトナム戦争、学園闘争、人種差別、これまでの価値観に対して変革を求める若い世代の声がとても高まった一瞬でした。そうしたちょっとした文化革命の拠点となったのがサンフランシスコのヘイトアシュベリーでした。ロック、文学、アート、ファッション、いろいろな分野で革命が起こったこの1967年の夏。この一瞬をのちに人々はサマー・オブ・ラブと呼びました」と元春。

・番組ウェブサイト
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・旅に持って聴きたい曲
「さて、待望の夏休み。旅行の計画を立てている方もいると思います。そこでMotoharu Radio Show、みなさんからのコメントを募りたいと思います。今回のテーマは旅に持って聴きたい曲。旅行に持って行くならどんな曲がいいか教えてください。またその理由も聞かせていただけるとうれしいです。みなさんからの投稿を待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・I Know
「デレク・トラックス・バンドの最近出たライヴ・レコード、アルバム・タイトル『Roadsongs』から一曲。ごきげんな夏の夜のブルースを楽しみたいと思います」と元春。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Sunday Song Book #926

2010年07月04日 | Sunday Song Book

<07月04日プレイリスト>
[「普通のリクエスト(^_^)」]
スプリンクラー/山下達郎 "トレジャーズ" '83
THE PIED PIPER/CRISPIAN ST. PETERS '66
WHO DO YOU THINK YOU ARE/BO DONALDSON & THE HEYWOODS '74
YOU ARE THE SONG/THE PHILADELPHIA STORY '74
MY SWEETNESS/STUFF "STUFF" '76
THE JET SONG/THE GROOP "THE GROOP" '70
WALK ON BY/DIONNE WARWICK '64
ドーナツ・ソング "コージー" '98
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
ニュー・アルバムのレコーディングが佳境に入り番組の収録を前倒しで行っているそうだ。今後数週間でアルバムの総仕上げに入るそうだ。

・アルバム『WooHoo』
5年ぶりとなるアルバム『WooHoo』(ウーフー)が9月15日に発売されることになったそうだ。

・スプリンクラー
タツローさんの「雨の歌」にリクエスト。1983年のシングルでベスト・アルバム『トレジャーズ』に収録されている。
「宮崎は口蹄疫で畜産業、地域経済が大変です。皆で支え合ってがんばってます。是非、全国のみなさまも温かい気持ちで応援してください」という宮崎県都城市のリスナーからメッセージ。「全くでございます。今年は宮崎、ライヴでうかがえないのでですね、みなさま、がんばってください」とタツローさん。

・THE PIED PIPER
イギリスの歌手でギタリストのクリスピアン・セント・ピーターズが先月6月8日に亡くなった。71歳だった。クリスピアン・セント・ピーターズといえば日本ではこの曲「THE PIED PIPER」。ヴェンチャーズがカヴァーしていることでも知られている。1966年、全米4位、全英5位。

・WHO DO YOU THINK YOU ARE
アメリカの7人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ、ボ・ドナルドソン&ザ・ヘイウッズの1974年、全米15位のスマッシュ・ヒット「WHO DO YOU THINK YOU ARE」。曲を作ったのは「SKY HIGH」で有名なジグソーのデス・ダイアー。

・YOU ARE THE SONG
4人組のヴォーカル・グループ、フィラデルフィア・ストーリーの1974年の「YOU ARE THE SONG」。曲を書いてるのはゲイリー・ナイトとジーン・アレンのコンビ。

・MY SWEETNESS
スタッフのファースト・アルバム『STUFF』に収録されている曲。リスナーから「ベタリク」としてリクエストがあった。しかしスタッフのアルバム『STUFF』はビルボードのチャートで163位。日本では一世を風靡したがベタだとは言えないとタツローさん。プロデュースはトニー・リプーマとドラマーのハーブ・ロヴェル。

・ライヴ音源の選曲について
リスナーから「シングルのカップリングのライヴ音源はどのようにして選曲しているのですか?」という質問。
ツアー全てレコーディングしているわけではなく、最近だと六七日分のソースがあるので、その中からいちばんいい演奏、いちばんいい歌を選んでいるとか。「ついておいで」についても「どうしてフェスティバルホールじゃないのか」とか「サンプラのいつの演奏」とか言われても、全部録音してないのと、出来不出来があるので、そんなものを鑑みてやってるとのこと。

・THE JET SONG
ザ・グループはオーストラリアのグループで、ロサンジェルスでレコーディングしたため、ロサンジェルスのグループということになってるそうだ。男性二人、女性二人のヴォーカル・グループで「THE JET SONG」はサイケ・ポップの1曲。

・WALK ON BY
「ベタリク」のながれ。「WALK ON BY」は18年のSSBの歴史の中で一度もかかってないそうだ。ディオンヌ・ワーウィックの1964年のベストテン・ヒット。バカラック/デイヴィッドの代表作の1曲。

・ドーナツ・ソング
小学校三年生の息子さんが父の日にボールペンをプレゼントしてくれたというリクエスト・カードを読んで。
1998年のアルバム『コージー』収録曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
07月11日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四条河原町阪急

2010年07月01日 | 京都

先程、テレビを見ていたら丸井が四条河原町阪急のビルに
出店を検討しているというニュースがありました。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100628/biz1006282316025-n1.htm

四条河原町阪急は来月8月22日で閉店します。
ちょうど日曜日通りかかったので写真を撮ってきました。

住友不動産のビルということで待ち合わせに使われる「世界時計」はこのまま残りそうですね。



ブロンズの「大時計」は「阪急百貨店」と入ってるので取り外されてしまうのでしょうね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする