Sunday Song Book #1163

2015年01月25日 | Sunday Song Book

2015年01月25日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. ヘロン / 山下達郎 "コージー" "オーパス" '98
2. SHINING STAR / THE MANHATTANS '80
3. IT COULDN'T HURT / THE MANHATTANS "AFTER MIDNIGHT" '80
4. ABOUT TO BE YOUR BABY / ROBIN McKELLE & THE FLYTONES "HEART OF MEMPHIS" '14
5. THIS TIME THEY TOLD THE TRUTH / Z.Z.HILL "LET'S MAKE A DEAL" '78
6. ALLEY CAT / LES BROWN & HIS BAND OF RENOWN '63
7. いのちの歌 / ゆりがおか児童合唱団 "TVCM用音源" '14
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■内容の一部を抜粋
・近況
相変わらずインフルエンザが流行っていて、達郎さんの事務所のスタッフはノロウィルスに罹って今日は休んでいるとか。「みなさん、お身体はくれぐれもお気をつけください」と達郎さん。今年は何年か振りのんびりとした正月だったそうで、その間に自宅の仕事場の掃除、そろそろ機材をリニューアルしなければならないので、プロトゥールスの手入れとかパソコンの買い替えとか。メインで使ってるウインドウズのマシンが昨日壊れて、たぶんOSが悪いので、OSの再インストール。達郎さんはウインドウズ7のままで10待ちだったという。大体一月にパソコンが変なることが多く、これから帰って朝までOSの再インストールなのだとか。

・棚からひとつかみ+リクエスト
昨年、かけたくてもかけられなかったレコードを中心にレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」。少しだけリクエストに応えるので「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・ヘロン
この時期になるとリクエストが集まる。

・SHINING STAR
昨年末にマンハッタンズのアルバムが二枚リイシューされた。1980年の名盤中の名盤、達郎さんの大好きな『AFTER MIDNIGHT』から「SHINING STAR」。全米ソウル・チャート4位、全米ソウル・チャート5位のミリオン・ヒット。リオ・グラハムの手になる名作。

・IT COULDN'T HURT
マンハッタンズの『AFTER MIDNIGHT』からランバート&ポッターのプロデュース・作曲「IT COULDN'T HURT」。今年中に番組でランバート&ポッターのソングライター特集をする予定だとか。ジム・ウェッブ、バズ・ケイスンあたりまでやりたいそうだ。

・クルマで聴く音楽
リスナーから「達郎さんはクルマの中で聴く音楽はこだわり派ですか?」という質問。
達郎さんのクルマは古いのでバッテリーがすぐ上がるとか。だからバッテリーを切っていて、そうするとラジオのチューニングがめちゃくちゃになるので、聴くのはiPodに入ってるドゥーワップとサザンソウルなのだという。「すいません。時代変わりましたね」と達郎さん。

・ABOUT TO BE YOUR BABY
達郎さんが最近聴いてる新譜へのリクエスト。ちょうど昨年の今頃出た、女性シンガーのロビン・マッケル。どちらかというとジャズのフィールドの方で、サラ・ヴォーンの再来だと言われてる人。この人が昨年の一月、突然サザンソウルのアルバム『HEART OF MEMPHIS』を出した。コテコテのサザンソウルだがほとんどが自作。プロデューサーはメンフィスのベーシストで、映画音楽(『ブラック・スネーク・モーン』とか『ハッスル・アンド・フロウ』)を担当していて有名なスコット・ボマー。ロビン・マッケル & ザ・フライトーンズの「ABOUT TO BE YOUR BABY」。

・京都公演
リスナーから「大阪、神戸、滋賀でコンサートをよく行うのに、なぜ京都ではやらないのですか?」という質問。
京都は京都会館しかホールがなくて、京都会館はセットが乗らないし、照明も思うようにいかないので、京都でやりたくてもできないそうだ。もうすぐ京都会館がリニューアルされるそうなので、そうなると京都でできるようになりうれしいと達郎さん。

・THIS TIME THEY TOLD THE TRUTH
昨年の十月にソニーから'70年代のソウルが紙ジャケでどっと出たという。その中の一枚でジー・ジー・ヒルのコロンビア・レーベル移籍第一弾のアルバム『LET'S MAKE A DEAL』(1978年)が世界初CD化。このアルバムからA面の2曲目で「THIS TIME THEY TOLD THE TRUTH」。

・最前列
リスナーから「達郎さんのコンサートをいちばん前で観ることは可能なんですか?」という質問。
「あのコネとかそういうのないです、僕のところ全然。割とメカニカルにアレしてますが。本当に最前列にお座りになられる方と二階の後ろの方で何でだよとそういうもので、運でしかないんですよ、本当に。一度もチケットが取れないというお叱りのお便りくださる方もいらっしゃいますし、今回は6回観たとかですね、7回観たとおっしゃる方もいらっしゃいます。こればっかりは運なので如何ともしがたいですが、まぁ、がんばってください。がんばってくださいというのも変ですね(笑)」と達郎さん。

・ALLEY CAT
かつて大橋巨泉さんの司会の毎週土曜日のテレビ番組「ビートポップス」のテーマ曲だった「ひとりぼっちの子猫チャン」にリクエスト。「ビートポップス」は生のディスコティーク番組の草分け。テーマ曲「ひとりぼっちの子猫チャン」の原題は「ALLEY CAT」。演奏しているのはレス・ブラウン楽団。正式にはレス・ブラウン & ヒズ・バンド・オブ・レナウン。レス・ブラウンはバンド・リーダー。1940年代に活躍して、いちばん有名な曲はドリス・デイの「センチメンタル・ジャーニー」のオケ。「ALLEY CAT」はデンマークのピアニスト、ベント・ファブリックが1962年にミリオンセラーにした。レス・ブラウンは1963年にカバー。たぶん大橋巨泉さんの趣味でテーマ曲に使ったものと思われる。

・いのちの歌
綾瀬はるかさんが出演したCMで使われていた児童合唱団による「いのちの歌」にリクエスト。日本生命のCMソングに使われていた「いのちの歌」。歌ってるのはゆりがおか児童合唱団。120秒バージョンの音源をスポンサー、関係各位のご厚意で借りてきたそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2015年02月01日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1162

2015年01月18日 | Sunday Song Book

2015年01月18日プレイリスト
「新春リクエスト大会」
1. パレード / 山下達郎 "ナイアガラ・トライアングル Vol.1" "オーパス" '76
2. BLACK IS BLACK / LOS BRAVOS '66
3. I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN / THE 4 SEASONS '66
4. I NEED YOUR LOVE / PATTERSON TWINS '76
5. I'LL BE LONG GONE / COLD BLOOD "THRILLER!" '73
6. EVERY LITTLE BEAT OF MY HEART / FLASHLIGHT "FLASHLIGHT" '78
7. ずっと一緒さ / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" "オーパス" '08
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週、先々週は前倒しで去年収録していた。今週は今年入ってから最初の収録。インフルエンザに罹っていたが今はすっかり回復したという。巷ではインフルエンザ、風邪が蔓延していて、達郎さんのスタッフには風邪をこじらせて肺炎になった人もいるとか。「くれぐれもお気をつけください」と達郎さん。達郎さんは一月はのんびりしていて、人に提供する曲のデモテープを制作するだけなので、結構時間が空いてるそうだ。

・新春リクエスト大会
今週は先週、先々週に引き続いて「新春リクエスト大会」パート3。

・パレード
1976年にレコーディングしたシュガーベイブのレパートリー。アルバム『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』に収録している。達郎さんは今年デビュ-40周年を迎える。「今でもラジオで流せることが喜びでございます」と達郎さん。

・BLACK IS BLACK
ロス・ブラボスはスペイン人とドイツ人の混合バンド、いわゆるユーロ・ロック。1966年、全米4位、全英2位の「BLACK IS BLACK」。歌ってるのはマイケル・ケネディというドイツの人。

・I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN
フォー・シーズンズの「I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN」、邦題は「君はしっかり僕のもの」。コール・ポーターの名曲、フランク・シナトラの名唱で知られている。フランキー・ヴァリはフランク・シナトラがアイドル。1966年のベスト10ヒット。達郎さんは中学生のときに聴いてフランキー・ヴァリに憧れて一所懸命この曲を覚えて歌ったとか。村上"PONTA"秀一さんの1998年のアルバム『WELCOME TO MY LIFE』に達郎さんのカバー・バージョンが収録されている。今でもセッションで歌うことがあるそうだ。

・「静かな伝説(レジェンド)」の最新ライヴ映像
リスナーから「輝く!日本レコード大賞」で「静かな伝説(レジェンド)」の最新ライヴ映像が流れましたが、どこのホールなのか、大阪城ホールのように見えましたが、何となく気にになりました、というお便り。
12月14日の大阪城ホールのライヴの映像だそうだ。

・I NEED YOUR LOVE
リスナーから「達郎さんお勧めのマラコ・レーベルの曲を」というリクエスト。マラコ・レーベルはジャクソン、ミシシッピーを拠点にしたレーベルだが今はもうない。ドロシー・ムーアを代表としていろんな人がいる。達郎さんのベスト・オブ・ザ・ベストは黒人二人組のデュオ、パターソン・ツインズの1976年の「I NEED YOUR LOVE」。

・I'LL BE LONG GONE
コールドブラッドはサンフランシスコのベイエリアで'60年代から'70年代にかけて活躍したブルーアイド・ソウルのグループ。1973年のアルバム『THRILLER!』に収録されている「I'LL BE LONG GONE」はボズ・スキャッグスの作品。

・今後の予定
来週は普通の「棚つか」で一週間。ここのところいいリイシューがたくさんあるのでその中から。ソングライター特集ではジム・ウェッブを二月に三週間ぐらいかけて。'60年代から'70年代にかけてソングライターとして一世を風靡したジム・ウェッブを中心にとのこと。引き続きリクエストも募集している。

・血液型
リスナーから「達郎さんとまりやさんの血液型はなんですか?」という質問。
達郎さんはB型でまりさんはA型。

・EVERY LITTLE BEAT OF MY HEART
フィラデルフィア・ソウルにリクエスト。フラッシュライトというグループは全くの謎で、フィラデルフィアのレコーディングだがデトロイトあたりから来たと言われている。1978年に一枚だけ出たアルバム『FLASHLIGHT』に入ってる「EVERY LITTLE BEAT OF MY HEART」はアレンジがノーマン・ハリス。

・蟹
年末の夫婦放談で蟹を飼ってるというリスナーに達郎さんとまりやさんが「何年生きるのだろう、何を食べるのだろう」と興味津々だったところ、以前蟹を飼ったことがある兵庫県のリスナーからお便りが届いた。五年くらい生きて四回脱皮。肉、魚、野菜となんでも食べて、特に卵焼きと豆腐が大好物だったとか。

・ずっと一緒さ
2008年の「ずっと一緒さ」にリクエストが集まった。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2015年01月25日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1161

2015年01月11日 | Sunday Song Book

2015年01月11日プレイリスト
「新春リクエスト大会」
1. ドーナツ・ソング / 山下達郎 "コージー" "オーパス" '98
2. LITTLE HONDA / THE BEACH BOYS '64
3. GO GO YAMAHA / THE SPATS '65
4. I DON'T WANT TO KNOW / GRADYS KNIGHT "JUST FOR YOU" '94
5. GOD BLESS THE CHILD / BLOOD, SWEAT & TEARS "BLOOD, SWEAT & TEARS" '69
6. I'D RATHER GO BLIND / ETTA JAMES "TELL MAMA" '67
7. LADY JANE / THE ROIILNG STONES "AFTERMATH" '66
8. JUST LIKE ME / PAUL REVERE & THE RAIDERS '65
9. 蒼氓 / 山下達郎 "僕の中の少年" "オーパス" '88
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■内容の一部を抜粋
・近況
今年は久し振りにスケジュールのないお正月なのだそうだ。昨年はまりやさんの「アロハ式恋愛指南」なんかのシングルのレコーディングの準備をしていたとか。久し振りにゆっくりとしたお正月で、またそろそろ仕事に戻らなきゃ行けない今日この頃なんだと達郎さん。

・新春リクエスト大会
今週は先週に引き続いて「新春リクエスト大会」パート2。

・ドーナツ・ソング
1998年のアルバム『COZY』から「ドーナツ・ソング」。

・LITTLE HONDA
「LITTLE HONDA」はビーチボーイズが1964年にEPで発売したが全米65位にチャートインした。HONDAをテーマにした曲。

・GO GO YAMAHA
HONDAときたら次はYAMAHA。カリフォルニアのハイスクール・バンド、ザ・スパッツの1965年のシングル「GO GO YAMAHA」。ザ・スパッツは平均年齢17歳だが自分たちで作曲もする才能あるグループ。

・週のはじまり
リスナーから「達郎さんは週のはじまりは日曜派ですか、月曜派ですか。しきりにサンソンで今週はと言いつつ、私にとって来週の話をされるので。私は週のはじまりは月曜派なのでちょっと気になりました」というお便り。
「私は日曜派なので日曜日は今週です。日曜日からもう週がはじまる。カレンダーは一番左が赤くないと嫌です。手帳もそうです。どうでもいいですね(笑)」と達郎さん。

・I DON'T WANT TO KNOW
我孫子市の超常連の方からリクエストでグラディス・ナイトの1994年のアルバム『JUST FOR YOU』からのシングル・カットで「I DON'T WANT TO KNOW」。ベイビーフェイスの作曲・プロデュース作品。全米R&Bチャート32位。若い女の愛人を作った旦那に愛想を尽かして、娘と息子を残したまま家を決然と出てゆくという女性の歌。

・GOD BLESS THE CHILD
リスナーから「昨今のアメリカ人の人種問題を扱った新聞の社説で、ビリー・ホリデーの奇妙な果実を取り上げてました。そこで無性にGOD BLESS THE CHILDが聴きたくなりました。ブラッド、スウェット & ティアーズのバージョンでお願いします。師走のこの時期(昨年の年末に届いたハガキ)、バンドエイドの何倍も心の響くこの曲を聴きながら、私たちの好きなブラック・ミュージックとは何かを考えたいと思います」というリクエスト。ブラッド、スウェット & ティアーズの1969年のセカンド・アルバム『BLOOD, SWEAT & TEARS』に入ってるビリー・ホリデーのカバーで「GOD BLESS THE CHILD」。

・I'D RATHER GO BLIND
エッタ・ジェームズの1967年のフェイム・スタジオのレコーディングで名盤と謳われるアルバム『TELL MAMA』に収録されている「I'D RATHER GO BLIND」。

・LADY JANE
ローリング・ストーンズの1966年のアルバム『AFTERMATH』のシングル・カットで「LADY JANE」。全米24位。この『AFTERMATH』から全曲ジャガー/リチャードのオリジナルで占められるようになった名盤。

・JUST LIKE ME
ポール・リビア & レイダースの「JUST LIKE ME」。ポール・リビアは昨年10月に亡くなった。1966年、全米11位。レイダースとしては初期のヒットでクラブバンド然としたロケンロールな一曲。いわゆるパターン・ミュージック。

・まりやさんの食べものの好き嫌い
「souvenir 2014」のパンフレットにはバンド・メンバーの食べものの好き嫌い(達郎さんは鰻が好きで茄子が嫌い)が載ってますが、まりやさんのがないというリスナーからまりやさんの好き嫌いについて質問。
まりやさんは白いご飯が好きで、嫌いなものは生ガキだそうです。

・P.A.OUTの音
リスナーからP.A.OUTの音がモノラルに聴こえるという質問。
ステレオ・ミックスだがライヴだと音を左右に振ると席によって聴こえなくなったりするので、基本的な楽器はモノラルで、コーラスで広げてあるもの、ディレイで広げてあるもの、リバーヴとかはステレオになってる。したがって音は限りなくモノラルに近く作ってあるそうだ。

・蒼氓
1988年のアルバム『僕の中の少年』から「蒼氓」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2015年01月18日は、引き続き「新春リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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麗蘭 ~Silent Night of the sixth year~(Billboard Live OSAKA)

2015年01月08日 | Live

昨年9月に佐橋さんのデビュー30周年記念公演を聴きに行きましたが、
チャボさんがよかったので、年末恒例の麗蘭ツアーを聴きに行きました。
僕が行ったのは11月29日のビルボードライブ大阪。
今回は「麗蘭 ~Silent Night of the sixth year~」と題されるように
ビルボードライブ公演もなんと今年で6年目。
「聖なる夜」にはまだ早いような気分だったけれども、
街はもうクリスマスツリーがあちこちにありました。
これはブルックリンパーラー心斎橋の店頭。



麗蘭を観たのは2007年10月の「麗と蘭 Acoustical tour 1+1」以来。
実に7年ぶりでした。
なんか、こう僕は麗蘭というと「今夜R&Bを」とか「アメリカン・フットボール」、
そんな曲が聴けたらいいなと思って期待してたのですが、
ドラムが今、JAH RAHという若手を起用していて、
新しい麗蘭になっていました。

セットリストは高橋幸宏さんのときのように
こちらもカバー・ソングが多かったですね。
カーティス・メイフィールドの作品で「Um, Um, Um, Um, Um, Um」。
ロバート・ジョンソンの「Little Queen Of Spades」を
日本語バージョンで披露した「スペードのクイーン」。
ビルボードライブはいつもクリスマス公演として行っているので
毎回クリスマス・ソングを演奏しているとか。
今年はザ・バンドの「Christmas Must Be Tonight」で
チャボさんによる訳詞(意訳)バージョン。

年末恒例の時事ネタを盛り込んだ「Yes We Can 2014」、
そして本編の最後は新曲の「マニフェスト(we are the Lay-Run)」。
ソウルフルなサウンドにのってこんなふうに歌われる。
"楽しむつもりさ でも遊びってわけじゃないぜ"
"本気のゲームさ これは本気のゲームさ"

アンコールの最後には
"僕らは今誰に何を手渡され 今誰に何を手渡してゆく"
そんなフレーズを声高らかに歌う「歩く」、
間髪入れずにジョン・レノンの「Happy Xmas(War Is Over)」が
会場に流れるというエンディングには心が揺さぶられた。
「世界中にいい日がたくさんありますように」と
チャボさんは言って会場を去って行きました。

■麗蘭 ~Silent Night of the sixth year~
2014年11月29日(土)
ビルボードライブ大阪 2nd Stage

麗蘭
仲井戸"CHABO"麗市(Vocals, Guitar)
土屋公平(Guitar, Vocals)
早川岳晴(Bass)
JAH RAH(Drums)

Set List
01. Good Times Roll
02. 真冬の熱帯夜
03. Um, Um, Um, Um, Um, Um
04. スペードのクイーン
05. Christmas Must Be Tonight
06. Yes We Can 2014
07. マニフェスト(we are the Lay-Run)
Encore
08.ゆく歳くる歳
09.歩く
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想う壷音泉!

2015年01月05日 | Live

また少し古い話題で内容が薄いんですが。。
9月23日に難波の千日前ユニバースで行われた「想う壷音泉!」を聴きに行きました。
http://www.shimizuonsen.com/event/omoutsubo/

小島麻由美、OGRE YOU ASSHOLE、bonobos、So Many Tears、
高橋幸宏 with Dr.kyOn、高田漣、THE MICETEETHという出演者で、
僕は高橋幸宏さんが目当てでした。

高橋幸宏さんのトリオ編成ライブ・シリーズ「Heart of Hurt 2014」ですね。
ギターに佐橋佳幸さん、キーボードに堀江博久さんを迎えて、
「出来るだけ小編成で、お客さんと近いライブを、いろんなところでやりたいな」というコンセプトで、
6月に神戸と京都でワンマンライヴが行われました。
残念ながらチケット争奪戦に敗れて、
聴きに行くことができませんでしたが、
今回はFM802と大阪のイベンター、清水音泉の共同主催となるイベントということで参加しました。
「想う壺音泉!」ではキーボードにDr. kyOn、ギターに高田漣さんというトリオでした。

千日前ユニバースは難波のキャバレー跡で僕ははじめてでした。
オープニングから小島麻由美さんを観た後、
入り口でチケットの半券見せたら、手の甲にハンコ押されて外に出ることができました。
小島麻由美バンドのベースはカジくんでしたよ。

午後5時頃に千日前ユニバースに戻って再入場。
友人とばったり会ったので少しお話して、
そのあいだに4組目のSo Many Tearsがセッティングしてました。
ドラムの人が茂木欣一さんに似てるなぁ、と思ってたら欣ちゃんその人でした。
スカパラのメンバーの加藤隆志さんと組んだバンドで、
ベースがフィッシュマンズの柏原譲さん、ゲストにスカパラの沖祐市さんというメンバーでした。

ちょっと時間が押してるなぁと思ってたんですが、
高橋幸宏 with Dr.kyOn、高田漣のセッティングも長引きました。
Dr.kyOnはキーボードのセッティングを自らしてました。

スタートしたのが午後6時40分。ドラム・キットもセッティングしてましたが、
時間が15分押しとのことで結局、ドラムは使わなかったですね。
40分ほどのステージでした。
たぶん当初の予定より短かったんじゃないのかな。

セットリストはカバー・ソングがほとんどでしたが、
好きな曲ばかりでしたね。
クロスビー、スティルス、ナッシュ & ヤングというか、
ニール・ヤングの「救いようがない」に、
「The Look Of Love」と「What The World Needs Now Is Love」という
バカラック・ナンバー、「The Look Of Love」はアレンジも現代的になってましたよ。
幸宏さんは「終活」について言及してましたが、
そんな後に聴いた「何処へ」は心に沁みました。

2時間20分くらい立ちっぱなしで足が痛かったので、
最後一組残して退場しました。

■想う壷音泉! Supported FM802 「BEAT EXPO」「MIDNIGHT GARAGE」
2014年9月23日(火・祝) 千日前ユニバース
整理番号55番

高橋幸宏 with Dr.kyOn、高田漣

Set List
1. Helpless
2. The Look Of Love
3. 今日の空
4. 今の僕から...
5. What The World Needs Now Is Love
6. I Saw The Light
7. 何処へ
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Sunday Song Book #1160

2015年01月04日 | Sunday Song Book

2015年01月04日プレイリスト
「新春リクエスト大会」
1. HAPPY HAPPY GREETING / 山下達郎 "レアリティーズ" '02
2. WILD NIGHT / VAN MORRISON "TUPELO HONEY" '71
3. 5-10-15-20 (25-30 YEARS OF LOVE) / THE PRESIDENTS '70
4. SPECIAL OCCASION / DOROTHY MOORE "ONCE MOORE WITH FEELING" '78
5. WINTER HAS ME IN ITS GRIP / DON McLEAN "HOMELESS BROTHER" '74
6. I GOT THE FEEIN' / JAMES BROWN '68
7. TIME IS ON MY SIDE / KAI WINDING '63
8. 純愛ラプソディー / 竹内まりや '94
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■内容の一部を抜粋
・近況
まりやさんのツアーは12月21日に日本武道館で千秋楽を迎えたが、その数日後にインフルエンザに罹ったという達郎さん。熱は収まったが意外とくどくて咳が突発的にまだ出ているという。少し鼻声気味なんだとか。番組は前倒しで収録していて夫婦放談の二三日後に録ってるそうだ。一週間ほどお酒を断ってるけれど、年明けになって治ってきた頃には、お正月なので飲んでしまうかもと達郎さん。

・新春リクエスト大会
昨年はいろいろとツアーやプロモーションで忙しかったが、久し振りに洋楽のオールディーズのプログラムに戻り、今週と来週の二週間は「新春リクエスト大会」。

・HAPPY HAPPY GREETING
お正月なので「HAPPY HAPPY GREETING」にリクエストが来ているとか。

・WILD NIGHT
ヴァン・モリソンの1971年のアルバム『TUPELO HONEY』からのシングル・カット「WILD NIGHT」。全米28位。

・掛け声
兵庫県の超常連のリスナーから「文楽も歌舞伎のように掛け声があるのですか? 達郎さんは掛け声をかけたりしますか?」という質問。
文楽の場合は浄瑠璃がかりの太夫さんに掛け声をかけるが、達郎さんは恥ずかしくてしないそうだ。

・5-10-15-20 (25-30 YEARS OF LOVE)
プレジデンツはワシントンD.C.出身の黒人3人組のヴォーカル・グループ。後にアナコスティアとして有名になる。プレジデンツ名義のただ一枚のアルバムはヴァン・マッコイのプロデュースで名盤として知られている。2011年にはじめてCD化されたが、もう手に入らない状態になっている。「でも、しょうがないですね。日本だけですからね、CDなんて」と達郎さん。1970年、全米ソウル・チャート5位、全米チャート11位に上がったプレジデンツの代表作「5-10-15-20 (25-30 YEARS OF LOVE)」。

・SPECIAL OCCASION
リクエストは「達郎さんがいちばん好きなサム・ディーズの曲をかけてください」。サム・ディーズはソングライター、シンガー、プロデューサー。サム・ディーズと聞いてパッと思いついたのがドロシー・ムーア。ドロシー・ムーアの1978年のアルバム『ONCE MOORE WITH FEELING』を昨年末、日本のULTRA-VYBEが世界初CD化。名盤で素晴らしい曲が粒ぞろい。このアルバムからのシングル・カットで全米チャート30位まで上がった「SPECIAL OCCASION」はサム・ディーズの作詞作曲。

・WINTER HAS ME IN ITS GRIP
ドン・マクリーンの1974年のアルバム『HOMELESS BROTHER』の一曲目に収められている「WINTER HAS ME IN ITS GRIP」。

・I GOT THE FEEIN'
リスナーから「ソウルのコンピレーションにジェームス・ブラウンの曲が入ってないのはなぜですか。また、番組でも特集以外でかかった記憶がないのですが、何かわけがあるのですか。正月一曲目で達郎さんお勧めのJ.B.の曲をリクエストします」というお便り。
ジェームス・ブラウンは権利関係について厳しくてコンピレーションの要請には応じないものと思われるとか。今はオリジナル・シングルのCD化がかなり充実したかたちで出ているし、ジェームス・ブラウンを聴こうと思えばチャンスはいくらでもある。達郎さんは人生でいちばん歌がうまいと思う人がジェームス・ブラウンなので、ジェームス・ブラウンをはじめるときりがないし、思い入れがありすぎるのでかけられないのかもしれないそうだ。ジェームス・ブラウンで一曲選べと言われたら「I GOT THE FEEIN'」。1968年、全米R&Bチャート1位、全米チャート6位。

・TIME IS ON MY SIDE
リスナーからのリクエストは「TIME IS ON MY SIDE」で、達郎さんのお勧めのバージョンをとのこと。「TIME IS ON MY SIDE」はそんなに多く取り上げられていない。ローリング・ストーンズとアーマ・トーマスのバージョンが最も有名。「TIME IS ON MY SIDE」はジェリー・ラガヴォイがペンネームのノーマン・ミードで書いてる曲で、いちばん最初に世に出たのはニューヨークのトロンボーン奏者、カイ・ウィンディング。1963年のアルバム用に曲を依頼されてシングル・カットにもなった。トロンボーンのインストゥルメンタルでフックのところはシシー・ヒューストンとディオンヌ・ワーウィックとディーディー・ワーウィックがコーラスをしていると言われている。この曲をアーマ・トーマスがカバーしたいということでインストゥルメンタルのところに歌詞を足して今日(こんにち)の「TIME IS ON MY SIDE」になり、それをストーンズがまたカバーして世界的に有名になった。今回はカイ・ウィンディングのオリジナル・バージョン。

・純愛ラプソディー
マニアック・ツアーの感想を送ってきた人と、育児でまりやさんのツアーに行けなかった嫁さんのためにというリスナーのリクエストで「純愛ラプソディー」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2015年01月11日は、引き続き「新春リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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矢野顕子さとがえるコンサート2014(NHK大阪ホール)

2015年01月03日 | Live

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

さて、昨年のことですが、矢野顕子さとがえるコンサートを聴きに行きました。
「さとがえる」は2011年以来だから三年ぶりですね。

今回のさとがえるコンサートはTIN PANとの共演で二部構成でした。
最初は『JAPANESE GIRL』の「大いなる椎の木」からはじまって、
なんかこう戸惑ってしまったのですが、
「想い出の散歩道」で鈴木茂さんが弾いたギター・ソロを聴いて、
「あぁ、はっぴいえんどで聴いたギターの音がしてる」と思いました。

ハンク・ウィリアムスの「I'm Moving On」では細野さんが後半からヴォーカルを取り、
「冬越え」はアッコちゃんと細野さんのデュエット。
大変な盛り上がりとなりました。

4人で作った新曲「A Song for Us」は今回のライヴでは異質な感じがしました。
ハード・サウンディングで展開していて驚きましたね。
全く古さを感じさせず今の矢野顕子が出ていて素晴らしかったです。

45分くらいで前半が終わって15分の休憩。
休憩後はアッコちゃんのソロから。
なんとここで大滝さんのカバーを披露しました。
「水彩画の町」と「乱れ髪」のメドレー。
これも本当に素晴らしくて心を揺さぶられました。
アッコちゃんは生前の大滝さんと関わりがなかったという話ですが、
それはとても意外ですね。

「終りの季節」はアッコちゃんと細野さんのデュエット。
こういうのが生で観られてよかった。
「氷雨月のスケッチ」は鈴木茂さんのヴォーカルをフィーチャー。
はっぴいえんどのギターの音がしてました。

「こんなところにいてはいけない」からはTIN PANとのセッションの醍醐味を感じました。
アッコちゃんのスキャットをフィーチャーした「ポケットいっぱいの秘密」もよかったですし、
「変わるし」はマーク・リーボウ、ジェイ・ベルローズ、ジェニファー・コンドスとのツアー
でも披露してましたがTIN PANでも盛り上がりました。
「絹街道」は細野さんも今までほとんどライヴでやったことのない楽曲。
そうした面での貴重さというのもありましたが、
今回聴くことができてよかったと思いました。

ところで開演前なんですが、
誰もいないステージでパンパンパンと破裂音がしていました。
第二部で「水彩画の町」と「乱れ髪」のメドレーを歌い終えて、
アッコちゃんは天井に向かって「どなたですか?」みたいなことを言ってました。
今から考えると開演前のあの破裂音はラップ現象だったんじゃないかと思います。
そう考えるとアッコちゃんのコメントは何だったのだろう。
大滝さんの存在を感じたのでしょうか。。


■矢野顕子さとがえるコンサート2014
矢野顕子+TIN PAN(細野晴臣/林立夫/鈴木茂)
2014年12月12日(金) NHK大阪ホール
1階F7列7番

矢野顕子 / Piano, Vocal
細野晴臣 / Vocal/Bass
林立夫 / Drums
鈴木茂 / Vocal, Guitars

Set List
01 大いなる椎の木
02 Wichita Lineman
03 想い出の散歩道
04 The End of the World
05 I'm Moving On
06 ソバカスのある少女
07 冬越え
08 A Song for Us(新曲)
Intelude
09 家路
10 水彩画の町 ~ 乱れ髪
11 終りの季節
12 氷雨月のスケッチ
13 こんなところにいてはいけない
14 ポケットいっぱいの秘密
15 変わるし
Encore
16 絹街道
17 ひとつだけ



昨年、僕はアッコちゃんをビルボードライブ大阪でも見てます。
というわけで遅くなりましたが、
8月13日にビルボードライブ大阪で開催された
「矢野顕子トリオ featuring Will Lee & Chris Parker」を聴きに行きました。
僕がこのトリオを聴くのは2013年に続いて二度目になります。
まぁ、もうほとんど記憶が薄れてますので、当時書いてたメモから。

矢野顕子トリオ大阪公演で聴いた「ISETAN-TAN-TAN」。
ミュージック・ビデオはこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=gBwzxydX3rY

この曲は伊勢丹からのオファーがあったそうです。
1999年のアルバム『GO GIRL』に収録していたのだけれど、
それを聴いて正式に歌ってくれるようにと言われたとか。
実はタイトルがそのときは「ISETAN-TAN」だったという。
ステージで言われるまで「-TAN」がひとつ少ないことに気がついてませんでした。
大阪の伊勢丹は経営不振で改装工事してますけれど、そのことにも触れてました。
「キタじゃ無理よね」みたいな(苦笑)。

仁丹の甜茶飴の紹介でウィル・リーと小芝居がありました。
甜茶飴はなかなかいいですね。
僕も気に入りました。
アッコちゃんはビルボード公演の一ヶ月ほど前に
アメリカでオンエアされたウィル・リーの「マッカーサー・パーク」についても触れてました。
https://www.youtube.com/watch?v=RUPSilcJFrQ

薄い内容でスミマセン。


■矢野顕子トリオ featuring Will Lee & Chris Parker
2014年8月13日(水) ビルボードライブ大阪
1st Stage

矢野顕子 / Piano, Vocal
WIll Lee / Bass, Vocal
Chris Paker / Drums

Set List
01 ごはんとおかず
02 Never Give Up on You
03 YES-YES-YES
04 SETAN-TAN-TAN
05 All The Bones Are White
06 ラーメンたべたい
07 飛ばしていくよ
Encore
08 Long Distance Love
09 在広東少年
コメント
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