Sunday Song Book #1028

2012年06月24日 | Sunday Song Book

2012年06月24日プレイリスト
「棚つか+リクエスト+ベタリク」
1. 青空のように / 大瀧詠一 '77
2. PAINT IT BLACK / THE ROLLING STONES '66
3. LET THE MUSIC PLAY / BARRY WHITE "LET THE MUSIC PLAY" '75
4. GO NOW / BESSI BANKS "THE RED BIRD GIRLS" '11
5. RHYTHM OF THE RAIN / THE CASCADES '63
6. MISS AMERICA / MARK LINDSAY '70
7. BE MY BABY / THE RONETTES '63
8. スプリンクラー / 山下達郎 "トレジャーズ" '83('94)
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■内容の一部を抜粋
・近況
ドラマ『遺留捜査』の主題歌をレコーディングしていて、TVサイズの納入の締め切り前なので、番組は前倒しで収録しているという。
「とにかくレコーディングがずっと(笑)、アレでございますので。そろそろ完成かなという感じでございます。頑張ってやってるはずでございます」と達郎さん。

・棚つか+リクエスト+ベタリク
6月に入って「ベタリク」、「山下家の曲をあの人にプレゼント~父の日&ジューン・ブライド編」と、かえっていつものペースが乱れているので、いつものリクエスト特集に戻る予定だったが、レコーディングがファイナルでバタバタしているので、「ベタリク」の残りとリクエストと「棚からひとつかみ」のごった煮のプログラム。

・青空のように
季節柄ということでこの曲にリクエストがあった。大滝詠一さんの1977年のアルバム『NIAGARA CALENDAR '78』はアナログ盤でA面6曲、B面6曲の12曲入りで、1月から12月までの曲がずらっと並んでいる。ちょうど6月に当たるのが「青空のように」。1977年にアルバム先行シングルとして発売された。今日はシングル・ヴァージョンで。

・PAINT IT BLACK
ベタリクのあふれた曲。ローリング・ストーンズの1966年の全米NO.1。
「当時ステレオで聴いておりまして、ビル・ワイマンの、ンーーンーー、コーダで響くアレがなんとも言えない。今日はちょっとだけレアなリアル・ステレオ・ヴァージョンでお聴きを(笑)、いただきました。今発売されてるアブコのはほぼ全部モノラル・ヴァージョンでございます」と達郎さん。

・LET THE MUSIC PLAY
最近出たばかりのバリー・ホワイトのCD、1976年のアルバム『LET THE MUSIC PLAY』にはボーナス・トラックが豊富に入ってる。先行シングルとして1975年の暮に発売された「LET THE MUSIC PLAY」は全米ソウル・チャート4位、全米チャート32位。今日はボートラの中からシングル・ヴァージョン。

・GO NOW
パッケージ・メディアも外国では配信、ダウンロードが中心でCDもCDとは言わずフィジカルというそうだ。それでもがんばってるところがあってオーストラリアから変なCDが出た。ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーのレーベル「レッドバード」の女性アーティストの音源をトゥルー・ステレオでリミックスしている。今日は黒人女性シンガー、ベシー・バンクスの1964年の「GO NOW」。彼女のヴァージョンはヒットしなかったが、一年後にイギリスのムーディー・ブルースがカヴァーして大ヒットした。のちにベシー・バンクスの「GO NOW」も評価されて今ではスタンダードになっている。

・クラシックの作曲家で好きなのは?
リスナーからの質問で「クラシックの作曲家や曲で好きなのは?」。
達郎さんはクラシックは不調法なのでと断った上で、クラシックの作曲家だったらドビュッシー、ラヴェル、チャイコフスキーに尽きるとのこと。「悲愴」の4楽章を聴きながら寝ることもあるし、ラヴェルはなんといってもあのオーケストレーションを聴いてるだけで何の曲でもいいし、ドビュッシーのピアノ曲も素晴らしいとのこと。

・RHYTHM OF THE RAIN
ベタリク。この時期よく来るリクエストでカスケーズの1963年の「RHYTHM OF THE RAIN」(邦題は「悲しき雨音」)。全米チャート3位。

・ドラマ『遺留捜査』の主題歌
上川隆也さん主演のドラマ『遺留捜査』の2シーズン目の主題歌をもっかレコーディング中。『遺留捜査』はテレビ朝日系の木曜ドラマで7月12日スタート。毎週木曜日午後9時から。初回は2時間スペシャルで午後8時から。主題歌のタイトルは「愛を教えて」。来週になるとTVサイズがTVでオンエアされる予定。

・オールタイム・ベスト・アルバム
3枚組のベスト・アルバムが9月26日に発売されることになった。オールタイムベストで、ソロ・デビュー以前のシュガーベイブ時代まで遡って選曲、エレック時代からRCA、ムーン、ワーナーとレーベルの枠を越えた3枚組で37年のキャリアを全網羅。40曲を予定しているがもっと増える可能性が濃厚なんだとか。ボーナス・トラックとして新曲の「愛を教えて」を収録予定。初回限定盤はボーナス・ディスクが付く予定で値段据え置きの3,980円。

・シアター・ライヴ
オールタイム・ベストに関連してシネコンで山下達郎のライヴをご覧いただこうという企画「PERFORMNCE 1984 -2012」。1984年頃のライヴから最新ライヴまで取り揃えて。全国13ヶ所のシネコンで8月25日から約一週間の予定で上映。前売り券はワーナーミュージック・ダイレクトで受付中。
http://wmg.jp/tatsuro/movie.html

・SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012
9月2日(日)に山梨県山中湖交流プラザきららで開催される音楽イベント「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012」に出演。

詳しくはワーナーミュージックの特設サイトで。
http://wmg.jp/tatsuro/

・「一人だけ古い人がいる」というのは?
リスナーから『IT'S A POPPIN' TIME』のボートラ「YOU BETTER RUN」の冒頭で「一人だけ古い人がいる」というのは誰に対して話したのですか?という質問。
松木恒秀さんのイントロのギター音がペキペキなのでそういうとお客さんに受けたのだそうだ。

・MISS AMERICA
ポール・リビア&レイダースのリード・ヴォーカル、マーク・リンゼイがソロになってコロンビアでたくさんヒットを出した。コロンビア時代に発売したシングルがすべて今年の春にCD化された。「MISS AMERICA」は1970年、全米チャート44位。プロデューサーはジェリー・フラーなのでポップ・カントリー。

・BE MY BABY
ベタリクとして採用されたリクエスト。ロネッツ1963年の大ヒット。リアル・ステレオ・ヴァージョンをリマスターしたと達郎さん。

・パソコン
リスナーから「達郎さんはどこのパソコンを使ってますか? 自作したことはありますか?」という質問。
達郎さんはウインドウズのデスクトップが2台と、ノートが1台で全て自作だそうだ。自作といっても友だちに作ってもらってるとか。ノートとデスクトップ1台はXPで、これはMS-DOSのデータソースを未だに使わないとならないからだそうだ。もうひとつのデスクトップはウインドウズ7で文章、原稿書きとネット・ショッピング。音楽はマックでやってるという。そろそろXPのサポートが終わるのでMS-DOSのデータソースが使えなくなるので困ってるという。

・好きな国は?
リスナーから「達郎さんの好きな国は?」という質問。
達郎さんはアメリカのニューヨークとロサンジェルスばかり行ってのでその知識しかないとか。パリやロンドンは都市という感じがするそうで、パリ、ニューヨークは30年経って行っても街並みがそれほど変わらないので安心して行けるとか。できれば東欧にも行ってみたいがニューヨークにももう何年も行ってないそうだ。

・スプリンクラー
1983年のシングル。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
07月01日は、「レイ・ブラッドベリ追悼」(予定)
レコード素材が揃わなかった場合は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Motoharu Radio Show #118

2012年06月20日 | Motoharu Radio Show

2012/06/19 OnAir - 3rd. Week - ブリティッシュロック特集 / 第二回目:60年代ブリティッシュ・ビート
01.The Beatles:Day Tripper
02.The Rolling Stones:Get Off Of My Cloud
03.Sonny & Cher:I Got You Babe
04.The Walker Brothers:Make It Easy On Yourself
05.Bonnie Raitt:Right Down The Line
06.The Yardbirds:Stroll On
07.The Kinks:Tired of Waiting for You
08.Small Faces:You Need Loving
09.The Who:The Kids Are Alright
10.David Bowie:I'm Not Losing Sleep
11.Zoot Money's Big Roll Band:Walking the Dog
12.The Action:I'll Keep On Holding On
13.The Pretty Things:Midnight to Six Man
14.Georgie Fame & The Blue Flames:Getaway
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■内容の一部を抜粋
・ブリティッシュロック特集 / 第二回目:60年代ブリティッシュ・ビート
7月に開催されるロンドン・オリンピックにちなんでブリティッシュロックの特集。シリーズの第二回目は「'60年代ブリティッシュ・ビート」。当時のモッズ、UKソウルのレコードを集めて。

・Day Tripper
・Get Off Of My Cloud
・I Got You Babe
・Make It Easy On Yourself

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月6月の「3PICKS!」はキーン『Strangeland』、ジャック・ホワイト『Blunderbuss』、そしてボニー・レイット『Slipstream』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はボニー・レイット『Slipstream』。

・ボニー・レイット
米国の女性ソングライター。現在62歳。ギタリストとしても素晴らしいミュージシャン。出身はロサンジェルス。大学進学のときにボストンに移ってそこで音楽活動をはじめた。若い頃からブルース音楽に親しんでいてデビューから現在までボニー・レイットといえばR&Bの色が濃いシンガーとして知られている。最初のアルバムが出たのは1971年。それから'80年代に至るまで9枚のスタジオ盤を出している。どちらかというと玄人筋に受ける女性ブルース・シンガー、そんなイメージがあった。そのボニー・レイットが全国的に知れ渡るようになったのは1989年に出した『Nick of Time』というアルバムがきっかけだった。このアルバムが高く評価されてアルバム・チャートNO.1。同じ年にグラミー賞を獲っている。ボニー・レイットが40歳のときだった。その後もいいレコードを出して定期的にライヴを続けて現在でも多くのファンに支持されている。またボニー・レイットには音楽活動だけではなく、社会的な問題にも積極的に関わっている。核の廃絶を訴えるノーニュークス、そのほかに人権問題や環境問題。リベラルな視点からそうした問題に関わってチャリティ・コンサートなどに参加している。そのボニー・レイットの新しいアルバム『Slipstream』が出た。このアルバムの中から彼女のギター・プレーも素晴らしい「Right Down The Line」。

・トゥイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるトゥイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からトゥイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・Stroll On
ヤードバーズ。レコードではジェフ・ベックとジミー・ペイジがギターを弾いている。「Train Kept Rollin'」が元歌になっている。

・Tired of Waiting for You
キンクスの1965年のUKチャートNO.1。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週は「玉川大学学生環境保全委員会」。有志の学生たちが集まって平成18年から学園内や近隣の児童施設などで子どもたちに環境教育を行なっている。

佐野元春 : よくブリティッシュロックを語るときに「モッズ」という言葉を聞きます。この「モッズ」というのは'60年代イギリスの若い世代の文化のひとつです。音楽だけではなくファッションやデザインにも影響を与えました。着るものもとても洒落ていて流行に敏感、週末は行きつけのクラブで踊る、そして乗り物といえばイタリア製のスクーター、ベスパですよね。時代でいうと1960年代の中頃になります。街で遊ぶ当時の若い世代は「モッズ」と呼ばれてました。そうした彼らがよく聴いていた音楽といえば米国のソウル・ミュージックです。特に'60年代モータウン、スタックスに人気がありました。Motoharu Radio Show、今夜はそのモッズの音楽を特集しています。モッズを代表するバンドといえばザ・フー、そしてスモール・フェイセズ。それぞれのデビュー・アルバムから聴いてみます。

・You Need Loving
・The Kids Are Alright

・I'm Not Losing Sleep
デイヴィッド・ボウイもまたモッズに影響を受けていた。デビューして間もない十代の頃のモッズ時代の音源を集めた編集盤から「I'm Not Losing Sleep」。

佐野元春 : 当時のモッズのバンドというとよく米国のR&Bをコピーしてそれになりきっちゃうというバンドが多かったんですが、このデイヴィッド・ボウイは最初からオリジナル志向でやってました。ラテン・パーカッションやフルートといった当時ほかのバンドではあまり使わない楽器を使ってユニークなサウンドを作っていました。そうですね。売れる前のモッズ事態の音源を集めた編集盤を聴くと、さすがに個性的なデイヴィッド・ボウイだなと感じました。
さて、モッズの好きなミュージックといえばR&B。クラブで踊るのが好きなモッズはグルーヴィーで洗練されたダンス音楽が大好きでした。ここで当時、黒っぽいサウンドを聴かせて地元のクラブを唸らせていたバンドを何組か聴いてみたいと思います。

・Walking the Dog
ズート・マニー、'60年代スタックス・レーベル、ルーファス・トーマスの「Walking the Dog」のカヴァー。

・I'll Keep On Holding On
ジ・アクション、'65年モータウン・レーベル、マーヴェレッツの「I'll Keep On Holding On」のカヴァー。

・Midnight to Six Man
当時、ザ・フーのピート・タウンゼントが高く評価していたというプリティ・シングス。

佐野元春 : 1979年に公開された映画『さらば青春の光』。ザ・フーのアルバム『四重人格』をベースにして作られた映画です。この映画は当時のモッズたちを描いた映画として注目されました。日本でも公開されたのでこの映画を観たという方もいるかと思います。この映画のヒットと前後してイギリスではモッズのリヴァイバル・ブームが起こりました。スティングやポール・ウェラーといった当時の新しいミュージシャンたちがモッズについて再評価するという動きがありました。そしてこの人も初期モッズには欠かせないアーティストのひとり、ジョージィ・フェイム。当時のロンドンにフラミンゴ・クラブというダンス・クラブがありました。週末になるとこのクラブには白人、黒人、ジャマイカ人、いろいろな人種が集まって夜通しセッションが行われたといいます。中でもいちばん人気があったグループはジョージィ・フェイム&ザ・ブルー・フレイムス。オルガン・プレーヤーでもありシンガーでもあるジョージィ・フェイムを中心にソウル、R&B、ジャズ、スカ、サンバ、今でいうミクスチュアですね、とても洒落たサウンドでやってました。僕も'90年代、『The Circle』というアルバムでジョージィ・フェイム氏とセッションする機会がありました。2、3曲一緒にやりましたけれども、とてもごきげんでしたね。当時、僕は三十代、ジョージィ・フェイム氏はちょうど今の僕ぐらいの年代だったと思います。実際お会いしてセッションして思ったのは、僕もジョージィ・フェイム、彼ぐらいの年代になってもいいラヴソングを歌っていたいな、そんなことを思ったのを覚えています。

・Getaway

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送
来週も引き続いてブリティッシュロック特集。シリーズ第三回目。7月3日火曜日。
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Sunday Song Book #1027

2012年06月17日 | Sunday Song Book

2012年06月17日プレイリスト
「山下家の曲をあの人にプレゼント~父の日&ジューン・ブライド編」
1. LA VIE EN ROSE / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" '11
2. 毎日がスペシャル / 竹内まりや "ボナペティ!" '01
3. プロポーズ / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" '11
4. うれしくてさみしい日(Your Wedding Day) / 竹内まりや "EXPRESSIONS" '08
5. 今日はなんだか(LIVE) / 山下達郎 "2012/04/22 青森市文化会館"
6. いのちの歌(ピアノ&ボーカル・バージョン)/ 竹内まりや '12
7. RIDE ON TIME / 山下達郎 '80
8. LET IT BE ME / 竹内まりや duet with 山下達郎 "スーベニール" '00
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■内容の一部を抜粋
・近況
「わたしスタジオで新曲のレコーディングをやっております。いま、アレンジをやっておりますがですね。曲を書くよりもアレンジをほうが(笑)、うんうん唸るアレが多いので頑張ってやっておりますが、お籠もりでございます。表が雨なのでウォーキングもできませんので、ちょっと体がもぞもぞ言っております。先週、新聞等でもろもろ発表がありましたが、いろいろと(笑)、夏から秋にかけてですね、スケジュールが出てきております。いちばん直近なのが今レコーディングをやっております、これドラマの主題歌でございまして。テレビ朝日系の木曜ドラマ、7月12日にスタートいたします『遺留捜査』という、上川隆也さんの、昨年評判を取りましたミステリー・ドラマでございますが。これの主題歌をいま作っております。タイトルは来週発表できることになっておりますが。これからスタートしましてですね。なんとベスト・アルバムを今年出すことになりました。オールタイムベストです。シュガーベイブからはじまって最新までオールタイムベスト。これもまだちょっとですね、先になりますと詳しいことが出ますが。それから夏フェスの出演が(笑)、決定いたしました。今年はSWEET LOVE SHOWER、いわゆるSPACE SHOWERのイベントに出ることになりました。山中湖でございますね、9月の2日。それからトドメはシアター・ライヴでございます。シネコンで山下達郎のライヴをご覧いただく。まぁ、目白押しでございます。 大別して4つになりますが新聞広告に出ておりますが。今日は業務連絡、中程でまたやらしていただきますけれども。今日はですね、果たしてその時間があるかというアレなので。冒頭でパッパッと言ってしまいましたが」と達郎さん。

・山下家の曲をあの人にプレゼント~父の日&ジューン・ブライド編
今週は今年2月に特集した「山下家の歌のプレゼント」が好評だったのでもう一度。今回はちょうど6月なのでジューン・ブライド、結婚のシーズン。そして今日6月17日は父の日なので、父の日とジューン・ブライドに絡めた「山下家の曲をあの人にプレゼント~父の日&ジューン・ブライド編」。あの人に山下家の歌をプレゼントするという企画。

・バラ色の人生~ラヴィアンローズ
友人の結婚祝いにというリクエスト。
アルバム『RAY OF HOPE』に収録された「バラ色の人生~ラヴィアンローズ」。

・毎日がスペシャル
父の日ということで心臓の手術をしたお父様にまりやさんの「毎日がスペシャル」をプレゼント。
2001年のシングルでアルバム『BON APPETIT!』にも収められた。

・プロポーズ
最近はジューン・ブライドがあまり流行りじゃないらしい。最近は野外で披露宴を行うことがあるので6月の梅雨の時期は敬遠されるとか。
今月結婚するというリスナー、友人が結婚したというリスナーから「プロポーズ」のリクエスト。
アルバム『RAY OF HOPE』に収録されている。
ライヴではこの曲についてずいぶん話したと達郎さん。達郎さんの事務所のファンクラブの事務をずっとやっていた女性の寿退社のときにお祝いに書いた一曲。
達郎さんも今年で結婚して30年。不思議なことに結婚した当日の記憶が鮮明に残ってるという。

・うれしくてさみしい日 (Your Wedding Day)
姪が結婚するのでまりやさんの「うれしくてさみしい日」をプレゼントしたいというリクエスト。
2008年のベスト・アルバム『EXPRESSIONS』に収録されている。

・今日はなんだか (LIVE)
12歳になる中学生からお父さんにプレゼントしたいと「今日はなんだか」のライヴ・ヴァージョンをリクエスト。
「(PERFORMANCE 2011 -2012から)今年の4月22日、青森市文化会館でのライヴでございますが、いつものように PAアウトなので音質のほうはアレですが。最近(笑)、そういう機材関係も向上しておりますので、意外と(笑)、ライヴ・レコーディングと見紛うばかりのけっこういい音でオンエアできます。録りたてほやほや。二月しか経ってない。我ながら、けっこういい演奏だと思います」と達郎さん。

・ベスト・アルバム
ベスト・アルバムが9月26日に発売されることになった。オールタイムベストで、ソロ・デビュー以前のシュガーベイブ時代まで遡って選曲、レーベルの枠を越えた3枚組。40曲を予定しているがもっと増える可能性が濃厚なんだとか。ボーナス・トラックとして新曲を収録予定。初回限定盤はボーナス・ディスクが付く予定。
なぜ今ベスト・アルバムなのかというと、レコード会社が不況なので事業計画というのもあるが、本音をいうとパッケージ・メディアがいつ無くなってもおかしくない時代になってきてるので、パッケージ・メディアできちっとしたものを今のうち残す必要性があるという。一刻も早くパッケージで残しておかないとヤバイかなという危機感があるのだそうだ。

・ドラマの主題歌
上川隆也さん主演のドラマ『遺留捜査』の2シーズン目の主題歌をもっかレコーディング中。

・SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012
9月2日(日)に山梨県山中湖交流プラザきららで開催される音楽イベント「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012」に出演。

・シアター・ライヴ
シネコンで山下達郎のライヴをご覧いただこうという企画。1984年頃のライヴから最新ライヴまで取り揃えて。
詳しくはワーナーミュージックの特設サイトで。
http://wmg.jp/tatsuro/

・いのちの歌(ピアノ&ボーカル・バージョン)
父の日ということでまりやさんの「いのちの歌」をプレゼント。

・RIDE ON TIME
父の日ということで父方の故郷が陸前高田だというリスナーからのお便り。陸前高田に向かうクルマの中でお父様がリクエストしたのが「RIDE ON TIME」だったという。

・LET IT BE ME (LIVE VERSION)
今回は「LET IT BE ME 」にリクエストが集まったそうだ。2000年のまりやさんのライヴからライヴ・アルバム『SOUVENIR』に収録された「LET IT BE ME 」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
06月24日は、「棚つか+リクエスト+ベタリク」
http://www.tatsuro.co.jp
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Motoharu Radio Show #117

2012年06月13日 | Motoharu Radio Show

2012/06/12 OnAir - 2nd. Week - ブリティッシュロック特集 / 第一回目:60年代ブリティッシュ・インベージョン
01.The Dave Clark Five:Glad All Over
02.The Who:My Generation
03.The Kinks:All Day and All of the Night
04.Peter & Gordon:A World Without Love
05.Jack White:I'm Shakin'
06.Jack White:Love Interruption
07.Them:Baby Please Don't Go
08.The Zombies:She's Not There
09.The Beatles:Ticket to Ride
10.The Hollies:Bus Stop
11.The Searchers:When You Walk In the Room
12.Georgie Fame & The Blue Flames:Yeh-Yeh!
13.The Yardbirds:For Your Love
14.The Rolling Stones:Paint It Black
15.Manfred Mann:Pretty Flamingo
16.Petula Clark:Downtown
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■内容の一部を抜粋
・ブリティッシュロック特集 / 第一回目:60年代ブリティッシュ・インベージョン
7月に開催されるロンドン・オリンピックにちなんでブリティッシュロックの特集。

・Glad All Over
1964年の「Glad All Over」はデイヴ・クラーク・ファイブにとって初のヒットとなった。

・My Generation
イギリスを代表するビート・バンド、ザ・フーの'60年代のヒット・レコード。

・'60年代ブリティッシュ・インベージョン
'60年代の英国というとビートルズをはじめとして素晴らしいバンドがたくさん出てきた時代。そうしたバンドがアメリカをはじめ世界中でヒットして大きなムーブメントになった。人々はそのムーブメントを「ブリティッシュ・インベージョン」と呼んだ。

・All Day and All of the Night
・A World Without Love

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月6月の「3PICKS!」はキーン『Strangeland』、ジャック・ホワイト『Blunderbuss』、そしてボニー・レイット『Slipstream』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はジャック・ホワイト『Blunderbuss』。

・ジャック・ホワイト
米国デトロイト出身のアーティスト。ホワイト・ストライプスのギタリストとして注目された。ホワイト・ストライプスといえばギターとドラムスという変則なバンド編成がユニークだった。しかしそれ以上にメンバーのジャック・ホワイト、彼の音楽はとても個性的で魅力がある。そのホワイト・ストライプスの解散から約一年半、ジャック・ホワイトのソロ・アルバム『Blunderbuss』が出た。ブルース、フォーク、カントリー、そしてルーツ音楽をベースにしたジャック・ホワイト独特のロックンロール音楽になっている。ジャック・ホワイトはこのソロ・アルバムについてこんなふうに語っている。「今まではソロ・アルバムを出そうと思わなかった。でもこのアルバムの曲は他の誰でもなく自分だけのキャンバスに自分だけの色と表現で描いたものだ」ということ。このソロ・アルバムに対する大きな自信のようなものを感じる。ジャック・ホワイトといえば他にふたつのバンドに関わっている。ラカンターズ、そしてデッド・ウェザー。
「特に僕は個人的にはラカンターズの音楽が好きです。またこのバンドの新しいレコードが出たとき番組で取り上げてみたいと思います」と元春。
ジャック・ホワイトの新しいアルバム『Blunderbuss』から「I'm Shakin'」と「Love Interruption」の2曲。

つい最近、U2のギタリスト、エッジ、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、そしてジャック・ホワイト。この3人のギタリストをドキュメントした映画があった。『It Might Get Loud』。それぞれ世代の違うギタリストが自分の音楽的なルーツを辿ってゆくというとても興味深い映画。このとき共演したジミー・ペイジはジャック・ホワイトについて最近のギタリストの中ではNO.1の存在と褒めていた。ジャック・ホワイトの音楽はブルースをベースにした魅力的なロックンロール。今回特集している'60年代の英国ロックの時代。この時代にもブルースをベースにした素晴らしいバンドがたくさんいた。

・Baby Please Don't Go
ヴァン・モリソンが在籍したバンドのゼム。

・She's Not There
当時のギター中心のバンドの中で珍しいキーボード編成のバンドのゾンビーズ。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週はNPO法人「棚田ネットワーク」。年々荒れ果てていく棚田を守っていこうと1995年に活動をスタートさせた。農作業を手伝ってほしい農家と、農作業を手伝いたい都市に住人の架け橋になることを目指している。

・Ticket to Ride
音楽マーケットの話になるが米国はその規模からいっても世界一の音楽マーケット。ところが外国人アーティストがヒットを飛ばすという例はそれほど多くない。イギリスの人気アーティストといってもアメリカでは成功するのは難しいとされてきた。その壁を破ったのがビートルズだった。1964年にビートルズがはじめて米国に渡ったときのコンサートが大成功となった。これをきっかけにイギリスではたくさんのビート・バンドがアメリカでヒットした。それはひとつのムーブメントに発展した。そのムーブメントがブリティッシュ・インベージョン。

・Bus Stop
ホリーズの「Bus Stop」。

・When You Walk In the Room
サーチャーズの「When You Walk In the Room」。
ハーモニーが美しいふたつのバンド。

イギリスにR&B、ソウル・ミュージックの歴史はない。しかし'60年代になると米国のブルースやR&Bに影響を受けたミュージシャンがたくさん出てくる。例えばローリング・ストーンズ。初期の頃にはマディ・ウォーターズ、オーティス・レディングといったブルースのカヴァーをたくさんやっていた。しかしよく調べてみるとこの頃オーティス・レディングのレコードはイギリスではまだ出てない。ミック・ジャガーとキース・リチャーズは相当アメリカのR&Bやブルースのマニアだったという話がある。このふたりがどこかで会ったときにマディ・ウォーターズのレコードを持っていて意気投合したのがバンド結成のきっかけだったという本当か嘘かわからないエピソードもある。'60年代のR&Bやブルースに影響を受けたレコードからジョージィ・フェイム、ヤードバーズ、ローリング・ストーンズ、マンフレッド・マンの曲を聴く。

・Yeh-Yeh!
・For Your Love
・Paint It Black
・Pretty Flamingo

・Downtown
ブリティッシュロックの特集第一回「ブリティッシュ・インベージョン」。最後の曲はペトラ・クラークの「Downtown」。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送
来週も引き続いてブリティッシュロック特集。
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Sunday Song Book #1026

2012年06月10日 | Sunday Song Book

2012年06月10日プレイリスト
「ベタリク(ベタな曲のリクエスト)」
1. 花になれ / 指田郁也 06月13日発売ニューシングル
2. SHE LOVES YOU / THE BEATLES '64
3. STOP! IN THE NAME OF LOVE / THE SUPREMES '65
4. A HORSE WITH NO NAME / AMERICA '72
5. THE DOCK OF THE BAY / OTIS REDDING '68
6. RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD / B.J.THOMAS '69
7. 君といつまでも / 加山雄三 '65
8. LOVE CAN GO THE DISTANCE / 山下達郎 "ON THE STREET CORNER 3" '99
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■内容の一部を抜粋
・近況
「わたし先週まで曲書きをしておりましたが、めでたくデモテープを先方に送りました。先方からOKをいただきましたので、今週からレコーディングに入ります(笑)。また月末にかけてスタジオの日々でございます。ツアーが終わったら今度はスタジオの日々という。ありがたいことだと思って頑張ってやりたいと思いますが」と達郎さん。

・ベタリク
6月下旬までレコーディングのスケジュールなので今週も引き続きリクエスト特集。今週はベタな曲のリクエスト、大ヒット・ソング、どなたでも知ってる歌の特集で名付けて「ベタリク」。以前は3年に一度というペースだったがこのところは毎年やっているという。「なんかご好評いただいてるのかよくわかりませんがですね。いつもカルトな曲ばかりかけてるので、このベタリクというのがいきるわけでございです。辛いものばかり食べてるときには、甘いものがひとついいという。そういうこう、まぁ気分転換みたいな感じでございますが」と達郎さん。サンソンの裏ワザプログラム。

・花になれ
指田郁也さんはワーナーミュージック・ジャパンから昨年デビューしたばかりという25歳の青年。彼の3枚目のマキシシングル「花になれ」はNHK-BSで放送されている『陽だまりの樹』という手塚治虫さん原作の時代劇の主題歌。「この曲とってもいい曲で、ひじょうに顔立ちのはっきりしたきれいな曲でありますので、みなさまにお聴きをいただきたいと思いまして、今日はオンエアさせていただきます」と達郎さん。今週6月13日にリリース。

・SHE LOVES YOU
ベタリクで圧倒的に多いのがビートルズへのリクエスト。達郎さんにとってビートルズといえば圧倒的に初期なので今日は「SHE LOVES YOU」。1964年の全米NO.1。2週間続いた。全英もNO.1、世界中でNO.1。
「このパンキッシュな初期のレノン、マッカートニーのシャウトがたまらない」と達郎さん。

・STOP! IN THE NAME OF LOVE
シュープリムスの1965年の「STOP! IN THE NAME OF LOVE」。全米NO.1を3週間続けた。出す曲1位の全盛期の代表曲。ホーランド=ドジャー=ホーランドの名曲。
「モータウンのリズム・セクションは本当に上手いですね。録音そんなによくないんですが、このパワーといいましょうか、ベースのフレージングのユニークさといいましょうか、凄いですね、やっぱり。不滅のリズム・セクションであります」と達郎さん。

・A HORSE WITH NO NAME
イギリス生まれのアメリカ人3人組のグループ、アメリカ。1972年の「A HORSE WITH NO NAME」はデビュー曲にして全米NO.1を4週続けたミリオンセラー。邦題は「名前のない馬」。
「わたしとっても好きでシングル買いました。不思議な抑揚感がある曲でございます」と達郎さん。

・THE DOCK OF THE BAY
5月27日の放送でドナルド・ダック・ダンのベースだったら「THE DOCK OF THE BAY」と言ったところリクエストが殺到した。
1968年、オーティス・レディングの死後に発表されたシングルで彼にとって唯一の全米NO.1、しかも4週続けたミリオンセラー。
「オーティス・レディングにしては抑制された歌い口でありますけれど、彼の悲しみがよく出ている名作であります。ドナルド・ダック・ダンのベース、スティーヴ・クロッパーのギター、アル・ジャクソンのシンプルなドラミング。すべてがたったフォーピース(笑)。フォーピースとブラスしか入ってないという。それがこれだけ表現力があるという驚きのトラックでございます」と達郎さん。

・山下家の曲をあの人にプレゼント~父の日&ジューン・ブライド編
来週の17日は聴取率週間になるそうだ。今年2月に特集した「山下家の歌の贈りもの」が好評だったので味をしめてもう一度。今回はジューン・ブライド編。さらに来週は父の日なので併せて。今回もメールでのリクエストを解禁するとのこと。
tatsuro@tfm.co.jp

お便り、ハガキのリクエストも併せて募集してるとのこと。

・ライヴに関する質問
リスナーから「重いテレキャスを肩から下げて3時間半もライヴをやって肩がこりませんか?」という質問。
若い頃からライヴをやってるのでギターを抱えて肩がこるということはこの37年ないのだとか。体質なのか達郎さんは背筋が強いので肩がこるとか腰が痛いとか幸運なことにないそうだ。

・RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD
1969年の映画『明日に向って撃て!』の主題歌「RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD」。バート・バカラック / ハル・デイヴィッドの作品。B.J.トーマスの最大のヒット曲で、全米NO.1を4週続けたミリオンセラー。邦題は「雨にぬれても」。
「B.J.トーマスはわたし大好きなシンガーでありますが、正直申しあげてバカラック / デイヴィッドの作品はB.J.トーマスにあまり合わないと思うんですが、それでもそれが彼にとっていちばん代表作になってしまったので。カントリーに戻るのかと思いきや、ゴスペルの世界に行きまして、本当に歌のうまい人なんですが、なかなか本当の意味でのメガになれなかったという。関係ないですが。でもこのRAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEADはとっても難しい曲なんですが、コーダの間際の、にぃ~~~ぃ~~~という回しがなんともB.J.トーマスらしいあれでございます」と達郎さん。

・君といつまでも
1965年12月発売の加山雄三さんの「君といつまでも」。加山雄三さんの最大ヒット曲で300万枚売れたという。もちろんチャートNO.1。
「レコード大賞を獲ると思いきや違う曲に取られてしまいまして。僕中学だったんですがこの曲がレコード大賞と信じて疑わなかったのにレコード大賞が全然違う曲だったので、それ以来レコード大賞というのは一切信用しなくなったという。そういう記憶があります。それぐらい僕にとっても大好きな一曲でございました。今聴くと本当にちゃんとした演奏、ちゃんとした歌。このレコード大賞獲れなかったという理由がですね、歌唱力がちょっと劣るというですね。この歌のどこが下手なんだという今聴くとそう思います」と達郎さん。
曲をかけ終えて
「ペリー・コモに影響された見事なバリトン・ヴォイス。1オクタープ半、ひじょうにレンジの広い曲でありますが。見事に、なんたって作曲自分ですから。素晴らしい」と達郎さん。

・LOVE CAN GO THE DISTANCE
達郎さんより少し下の世代の男性から就職して遠距離で暮らす息子さんに贈るというリクエスト。
1999年のシングル。のちにアルバム『ON THE STREET CORNER 3』に収められたオリジナルのアカペラ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
06月17日は、「山下家の曲をあの人にプレゼント~父の日&ジューン・ブライド編」
http://www.tatsuro.co.jp
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Motoharu Radio Show #116

2012年06月06日 | Motoharu Radio Show

2012/06/05 OnAir - 1st. Week - 「SOMEDAY」30周年アニバーサリー
Joe Jackson:Steppin' Out
John Cougar:Jack & Diane
Keane:You Are Young
Keane:Silenced By the Night
佐野元春:シュガータイム
佐野元春:真夜中に清めて
佐野元春:サムデイ
山下久美子 feat. 佐野元春:A Silver Girl(ずっと昔から)(Re-Mix2005)
伊藤銀次:そして誰のせいでもない
佐野元春:ロックンロール・ナイト
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■内容の一部を抜粋
・「SOMEDAY」30周年アニバーサリー
番組後半は元春が1982年にリリースしたアルバム『SOMEDAY』をめぐる話。

・Steppin' Out
・Jack & Diane
1982年のヒット曲。1982年というと元春にとって思い出深い年。デビューから2年目、アルバム『SOMEDAY』を出した年。ちょうど先月の5月でリリースから30周年を迎えた。番組後半ではアルバム『SOMEDAY』を振り返る。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月6月の「3PICKS!」はキーン『Strangeland』、ジャック・ホワイト『Blunderbuss』、そしてボニー・レイット『Slipstream』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はキーン『Strangeland』。

・キーン
英国出身の3人組のバンド。キーボード、ドラムス、そしてヴォーカルというちょっと変わった編成のバンド。地元英国ではとても人気が高い。これまで出したアルバムは全てチャートNO.1になっている。キーンの4作目のスタジオ・アルバム『Strangeland』が出た。
「キーンの音楽を聴いていいなと思うのはヴォーカルのトム・チャップマン、彼のソングライティングです。特にメロディが素晴らしいと思います。とても聴き応えがあって魅力的なメロディですね。よいメロディというのは自然に詩が持ってるストーリーやイメージを大きく広げます。今回のアルバムでもそんな魅力的なメロディの曲が多くあります。現在のメインストリームの音楽というと、どちらかというとリズムが強い音楽が多いです。そんな中でこのキーンのようによいメロディを書き続けるということは、とても貴重なことではないかと思います」と元春。
新しいアルバム『Strangeland』から「You Are Young」と「Silenced By the Night」の2曲。

SOMEDAY

佐野元春 : さて僕にとって思い出深い年1982年。デビューから2年目、この年僕は新しいレコードを出しました。アルバム『SOMEDAY』。自分にとってデビュー以来はじめてのベスト10ヒットになりました。そのアルバム、ちょうど今年先月の5月でリリースから30年目を迎えました。番組後半でこのアルバムについて思い出を語ってみたいんですが、まずは1曲。アルバムの1曲目に添えた曲です。最近出したリマスター盤で聴いてください。

・シュガータイム

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週は「根っこネット」。自分たちが出来る範囲で環境問題について考えようと1999年から東京都を中心に活動してきた市民団体。

・真夜中に清めて

佐野元春 : 僕の曲で「真夜中に清めて」。最近出したリマスター盤で聴いてもらいました。アルバム『SOMEDAY』ですね。このアルバムが出たのは1982年5月21日。リリースからちょうど30年目ということになります。アルバム『SOMEDAY』、僕はデビューして2年目でしたね。この頃というと初期のバンド、ザ・ハートランドと一緒に全国をツアーして廻っていました。それまでにすでに2枚アルバムを出していたんですが、そんなによく売れたということはなかったと思います。売れても売れなくても大好きな音楽を仲間のバンドと一緒にやれるというだけでうれしかったというそんな感じでした。そして3枚目のスタジオ盤として出したのが『SOMEDAY』というアルバム。幸運なことにこのアルバムの評判がとてもよくて、ちょうど全国をサーキットしていた矢先でしたので、全国多くのファンの人たちがコンサートホールに集まってくれました。とてもうれしかったのを覚えてます。このアルバム『SOMEDAY』では個人的に試したいことがありました。まず、それまで日本にあまりなかったようなポップソングを作りたい、そしてそのサウンドもユニークなものにしたいということでした。このアルバムと前後して僕と大滝詠一さん、そして杉真理くんと3人で『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』というアルバムを出していました。大滝さんといえばみなさんも御存知の通りシンガーでもありソングライターでもあり、またレコーディング・プロデューサーでもあるという、僕の世代からすると国内のポップ音楽の道を切り開いてきた尊敬できる先輩ということになります。その大滝さんのレコーディングの現場に遊びに行ったとき僕はとても感動しました。そこでレコーディングのノウハウ、というものを見学することになります。そんなこともあって試行錯誤の中それまで日本にあまりなかった広がりのある、言ってみればシンフォニックなポップ・サウンドを作ろうということで、試してみたのがこの曲「SOMEDAY」です。この「SOMEDAY」という曲の中には欧米のソングライターたちも影響を受けてると思いますが、'50年代、'60年代のポップソングのいろいろなエッセンスが詰まっています。そしてロックンロールというと僕の中では街の中で少年少女たちが成長してゆくことを歌った音楽ですね。「SOMEDAY」この曲の詩の内容もそうしたことをテーマにして自分が過ごしてきた東京の街を舞台して書いてみました。1982年の僕のレコード聴いてください。「SOMEDAY」。

・SOMEDAY

佐野元春 : 先月の5月でリリースから30年目を迎えたアルバム『SOMEDAY』。今夜はこのアルバムを出した1982年の思い出を聞いてもらってます。自分は1980年にレコーディング・アーティストとしてデビューしました。当時は自分の曲だけではなく、よくほかのシンガーにも曲を書いていました。その中の一人沢田研二さん。曲の依頼があったときはうれしかったですね。とにかくタイガース時代のシングル曲を全部聴いて、沢田さんにぴったりのいい曲を書こうということで相当はりきってました。沢田さんには何曲か書いたんですけれども個人的には「すべてはこの夜に」という曲が気に入ってます。この曲はたしか後に吉川晃司くんが歌ってヒットしたと思います。それからデビューが同じ年、山下久美子。彼女にも何曲か書きました。「So Young」という曲がよく知られてると思いますが、個人的には彼女に書いた「A Silver Girl」という曲が好きです。この曲は山下久美子をイメージして書いてみました。街で生きてる自立心の強い女の子の歌です。そしてもう一人。'80年代ハートランドの初代ギタリスト、伊藤銀次ですね。彼は僕より年上ということもあってデビュー当時にいろいろと面倒を見てもらいました。僕の兄といっていい存在です。その銀次がソロ・デビューするということで何曲か曲を書きました。だいたい銀次の音楽の好みは知っていたのですんなり曲が書けたのを覚えています。ではここで1982年当時、僕がほかのシンガーに書いた曲を聴いてください。2曲とも僕の作詞作曲。レコードではヴァッキング・コーラスもやりました。山下久美子「A Silver Girl」、2005年のリミックス・ヴァージョンで聴いてみます。もう1曲は伊藤銀次。曲は「そして誰のせいでもない」。2曲続きます。

・A Silver Girl(ずっと昔から)
・そして誰のせいでもない

佐野元春 : 先月の5月でリリースから30年目を迎えたアルバム『SOMEDAY』。今夜はこのアルバムを出した1982年の思い出を聞いていただきました。1982年、今から30年前ですよね。今番組を聴いていただいてるみなさんはどんなふうに過ごされていたでしょうか。時代的にはバブル経済がはじまる前。何か自分たちはこれから豊かになってゆくかもしれない、そんな漠然とした柔らかい思いのようなものがあった時代だと思います。戦後間もない頃のような貧しい時代でもなく、その後にやってくるバブルのような金ピカな時代でもなく、そして現在のような長い不況の時代でもなく、この'80年代前半というのは、もしかしたら戦後日本の人々にとってはいちばんおおらかな時代だったんじゃないか、僕はそんなふうに思います。'80年代の前半、未来に思いを馳せることができた時代ですよね。いつかきっとという希望が持てた時代。今夜はそんな時代のことを少し懐かしく思いながら当時の音楽を聴いて来ました。お別れの曲はアルバム『SOMEDAY』からこの曲を聴きたいと思います。「Rock & Roll Night」。

・Rock & Roll Night

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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Sunday Song Book #1025

2012年06月03日 | Sunday Song Book

2012年06月03日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. 雨は手のひらにいっぱい / SUGAR BABE "ソングス" '75
2. LOVE IS THE KEY / MAZE "WE ARE ONE" '83
3. CHURCH / BOB WELCH "THREE HEARTS" '79
4. WALKIN' IN THE RAIN / MARVIN GAYE "ROMANTICALLY YOURS" '85
5. HEAVEN / THE RASCALS '69
6. MR. BLUE / GARY LEWIS & THE PLAYBOYS "EVERYBODY LOVES A CROWN" '65
7. THIS LAND IS YOUR LAND / WOODY GUTHRIE '4?
8. 風がくれたプロペラ / 山下達郎 "ソノリテ" '05
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■内容の一部を抜粋
・近況
「お陰様でライヴ終わって一月近く経ちますので、だいぶ声が戻ってまいりました(笑)。ガラガラ声じゃなくなってまいりました。またちょいと、しばらくお籠もりで曲を書いておりますのでですね。またしばらく声を出さないので、発声練習なんかしないといけないかなという今日この頃でございますが。いよいよ曲書きでウンウンやっておりまして。相変わらず。先週と全く変わりません。この一週間ほとんど表に出ておりませんのでですね、たまに出ると横でゴホゴホしてる人がいたりしましてですね、たまらないすぐうちに帰ってしまう、そういう感じでございますが。一所懸命曲を書いております(笑) 」と達郎さん。

・リクエスト特集
6月に入ってレコーディングがはじまるので、引き続きリクエスト特集。

・雨は手のひらにいっぱい
1975年のシュガーベイブのアルバム『SONGS』から。
リクエストしたリスナーの質問に達郎さんは、好きな丼はうな丼、好きな味噌汁の具は湯葉、焼き餃子と水餃子どっちって、どっちでもいいじゃないですか(笑)と答える。

・LOVE IS THE KEY
フランキー・ビヴァリ率いるメイズはフィラデルフィア出身の8人組。その後、サンフランシスコに移動した。1983年のアルバム『WE ARE ONE』からシングル・カットされた「LOVE IS THE KEY」は全米ソウル・チャート5位。

・CHURCH
ボブ・ウェルチはフリート・ウッドマックのメンバー。もともとはアメリカ人。ハリウッドの映画プロデューサーと女優さんの間にできたお子さんなのでけっこう坊ちゃんかもしれませんと達郎さん。ヨーロッパに行って、フリート・ウッドマックに誘われて、再編フリート・ウッドマックに加入して、その後ソロになったという変わった経歴の持ち主。1979年のソロのセカンド・アルバム『THREE HEARTS』に収められている「CHURCH」は全米チャート73位。

・「パレード」の大サビ
リスナーから「ソロになってからのパレードから大サビの"紙吹雪は きれいな髪飾り 愛は空高く飛んでいく"という部分はなぜなくなってしまったのでしょう?」という質問。
シュガーベイブではもともと大サビが付いてたが、『NIAGARA TRIANGLE』のヴァージョンからは大サビが付いてない。アレンジをジェリー・ロスというかイースト・コーストのアレンジにしたかったので大サビをやめたという。シュガーベイブのときはニューヨーク・テイストのアレンジで、『NIAGARA TRIANGLE』のアレンジだと大サビが付くと長くなってしまうからワザと取ってしまったとのこと。大して深い意味ないので今度ステージで大サビ付きでやってみてもおもしろいかもしれない、と達郎さん。

・WALKIN' IN THE RAIN
リスナーからマーヴィン・ゲイの雨の歌にリクエスト。
「WALKIN' IN THE RAIN」は生前には発表されなかった曲。1985年のアルバム『ROMANTICALLY YOURS』からマーヴィン・ゲイの作詞作曲、プロデュース作品。'80年代のレコーディングと思われる。

・HEAVEN
北海道のリスナーから「むかしインストのバンドでウッド・ベースを弾いていた父に父の日のプレゼントとしてベースの名演を」というリクエスト。
ウッド・ベースの名演となるとジャズになるが、ジャズは1曲が長いから、今回は時間の関係でポピュラー・ミュージックのウッド・ベースの名演をと達郎さん。高校生の頃はジャズが流行っていたのでエディ・ゴメス、ポール・チェンバース、ロン・カーター、チャーリー・ミンガスとウッド・ベースの名演をよく聴いたそうだ。中でも達郎さんが一番凄いと思ったのがリチャード・デイヴィスという黒人のベーシスト。当時の達郎さんのアイドル・グループだったラスカルズ。ラスカルズはベーシストがいないバンドだったのでジャズやR&Bのミュージシャンを起用していた。リチャード・デイヴィスもその中に入っていて1969年のアルバム『FREEDOM SUITE』からシングル・カットされた「HEAVEN」は全米チャートで39位まで上がった。ウッド・ベースでラスカルズのバックをするというのもすごいが、コーダに行くときのベースがフィーチャーされるその何秒間のリチャード・デイヴィスのテクニックに息を呑み何十回、何百回と聴いたそうだ。右側のドラムはラスカルズのディノ・ダネ、オーケストレーションはアリフ・マーディン。

・ベタリク
6月下旬までレコーディングのスケジュールなので来週も引き続きリクエスト特集。先週募集した「ベタリク」を来週6月10日にやりたいそうだ。ビートルズ、カーペンターズといったベタな曲へのリクエストをオンエアするプログラム。

・山下家の歌のプレゼント
再来週の17日は聴取率週間になるそうだ。今年2月に特集した「山下家の歌のプレゼント」が好評だったので味をしめてもう一度。今回はジューン・ブライド編。メールでのリクエストを解禁するとのこと。
tatsuro@tfm.co.jp

お便り、ハガキのリクエストも併せて募集してるとのこと。

・MR. BLUE
リスナーから「フリートウッズのMR. BLUEを誰か他の人が歌ってたら聴きたいです」というリクエスト。
フリートウッズの「MR. BLUE」は1959年の全米チャートNO.1。いちばんいいのは大滝詠一さんと達郎さんが歌った「MR. BLUE」だけど、それはよくかけているので、今回は達郎さんがいちばん好きなゲイリー・ルイスの歌ってるヴァージョン。ゲイリー・ルイス&ザ・プレーボーイズの1965年のサード・アルバム『EVERYBODY LOVES A CROWN』に収録されてる「MR. BLUE」。

・バース
超常連のリスナーから「スタンダード曲に必ずついてるバースとは何ですか?」という質問。
主メロの前にあるのがバース。日本で「サビ」と言うが、アメリカでは主メロをコーラス、サビはブリッジという。言い方が違うがいづれにせよ、主メロとサビに行く前の導入部をバースと呼んでる。ジャズでは盛んに行われる。

・THIS LAND IS YOUR LAND
リスナーから「THIS LAND IS YOUR LANDのオリジナルは誰の曲なんでしょうか。是非お聴かせください」というリクエスト。
今回の全国ツアーで達郎さんが「THIS LAND IS YOUR LAND」を一節歌った。
ウディ・ガスリーの作品で1940年に作曲してレコード化されたのは1951年。今日は彼がレコーディングしたファースト・ヴァージョン。録音時期は不明。1951年にレコード化されて公民権運動の中でよく歌われて、ピート・シーガーの歌が有名。邦題は「我が祖国」。

・ツアーに関する質問
埼玉県の超常連石渡裕夫さんから「正直歌詞をすっ飛ばした曲はありましたか?」という質問。
「それは64本もやってると時々あります。歌詞間違えて、一回やめたのが二回あったかな。雨は手のひらにいっぱいでやったのが一回あったような気がしますね(笑)。あともう一回どっかでありましたね。時々ありますが、それも、まぁご愛嬌です。歌詞を間違えて止まったということはですね、プロンプター使ってない証拠なので、逆にいいかなという。それで切り抜けたりしてます」と達郎さん。

・風がくれたプロペラ
2005年のアルバム『SONORITE』に収録。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
06月10日は、「ベタリク(ベタな曲のリクエスト)」
06月17日は、「山下家の曲をあの人にプレゼント~父の日&ジューン・ブライド編」
http://www.tatsuro.co.jp
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