Paul McCartney OUT THERE JAPAN TOUR 2015

2015年04月29日 | Live

4月21日、ポール・マッカートニーの大阪公演を聴きに行きました。2013年11月12日の大阪公演以来ですから1年5ヶ月ぶりですね。昨年の屋外公演は半年しか間が空いてないこともあって、もともと聴きに行く予定ではなかったんですけれども、ポールが来日直後にウィルス性炎症を患い医師の判断で静養することになり、全公演が中止になりました。いろいろと思うところがあって次の機会があれば聴きに行きたいなぁという気持ちになりました。

今回は2014年の振替公演みたいな感じでしょうか。東京、大阪のみで武道館公演も実現しましたよね。実は2013年のときはスタンド一塁側下段ということもあって、僕の座席のあたりは静かに鑑賞するという雰囲気でした。個人的には楽しんだんですけれども、盛り上がりに欠けたのは否めませんでした。リベンジしたいなという思いがありました。

聞くところによると2013年の日本公演では、ポールのオフィシャルサイトにメール登録していたら、限定受付ながらアリーナ席の予約ができたとのこと。同じようなシステムで今回もチケットが販売されるんじゃないか? 取れなかったら縁がなかったということで諦めよう、スタンドでひとりきり座って静かにというのは僕の希望することではなかった。

今回はそのような試行錯誤がありました。運良くアリーナのチケットが自力で取れて、晴れて2015年の日本公演の初日に行きました。コンサートそのものの構成というのは2013年と同じ。開演時間から30分はスライドショーによるプレ・ショウ。1曲目の「Magical Mystery Tour」は僕がこれまで観たライヴでは一度も演奏されなかった曲でしたので、うれしさもひとしお。盛り上がりました。前回のリベンジができた瞬間でありました。

セットリストや舞台演出はやはり2013年とほとんど同じ。完成度の高いライヴなので2回目でも楽しめました。ウイングス・ファンのために歌われた「Let Me Roll It」。僕の前にいた男性は指でウイングスのマークを作って頭上高く掲げてました。今の奥さんナンシーさんに捧げられた「My Valentine」。手話の映像(ミュージック・クリップ)は前回もあったのかな? 恥ずかしながら覚えておりませんでしたのでとても印象に残りました。

⚫︎Paul McCartney - My Valentine - Music Video (Featuring Natalie Portman & Johnny Depp)



ポールが拙い日本語で「ツギハ セカイ ハツコウカイ」と言ってはじまったのが新曲の「Hope For The Future」。ゲーム・ソフトのテーマ・ソングらしくバックのスクリーンには独特の世界観の映像がながれてました。バンドの演奏の素晴らしさや映像のクオリティーが高いのは前回も言及した通りですが、演奏とシンクロさせる技術にも目を見張るものがあります。

中盤から後半にかけてのセット・リストもほとんど変化はありません。それでも「Something」は感動しますね。ウクレレの弾き語りからバンドの演奏になるところは心が揺さぶられました。会場のオーディエンスがスクリーンに映し出されたりする場面が増え、それが相乗効果となってヒートアップしていきました。ポールは「ヒーハー!」を連発してました。このライヴの雰囲気は何かに似てると思ってたんですが、オリンピックのセレモニーがちょうどこんな感じ。特別な何かですよね。アンコールの「Yesterday」では後ろの席から「やばい、やばい、やばい」とか聞こえてきて。最後にポールが何を言うのか、あるいは何も言わずに去るのか、気になってたんですが、「マタ アイマショウ、ホナマタ!」と言ってました。それがとてもうれしかったです。

See you next time!



■Paul McCartney OUT THERE JAPAN TOUR
2015年4月21日(火) 京セラドーム大阪
アリーナC5ブロック 8列8番

Paul McCartney(Lead Vocals, Bass, Acoustic Guitar, Electric Guitar,Piano, Ukelele)
Rusty Anderson(Backing Vocals,Electric Guitar, Acoustic Guitar)
Brian Ray(Backing Vocals, Bass, Electric Guitar, Acoustic Guitar)
Abe Laboriel, Jr.(Backing Vocals,Drums, Percussion)
Paul Wickens(Backing Vocals, Keyboards,Accordion,Electric Guitar, Acoustic Guitar,Percussion, Harmonica)

Set List
01 Magical Mystery Tour
02 Save Us
03 Can't Buy Me Love
04 Jet 
05 Let Me Roll It ~ Foxey Lady(The Jimi Hendrix Experience)
06 Paperback Writer
07 My Valentine
08 Nineteen Hundred and Eighty Five
09 The Long and Winding Road
10 Maybe I'm Amazed
11 I've Just Seen A Face
12 We Can Work It Out
13 Another Day
14 Hope For The Future
15 And I Love Her
16 Blackbird
17 Here Today
18 New
19 Queenie Eye
20 Lady Madonna
21 All Together Now
22 Lovely Rita
23 Eleanor Rigby
24 Being for the Benefit of Mr. Kite!
25 Something
26 Ob-La-Di, Ob-La-Da
27 Band On The Run
28 Back In The U.S.S.R.
29 Let It Be
30 Live And Let Die
31 Hey Jude
Encore
32 Day Tripper
33 Hi Hi Hi
34 I Saw Her Standing There
35 Yesterday
36 Helter Skelter
37 Golden Slumbers/Carry That Weight/The End
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Sunday Song Book #1176

2015年04月26日 | Sunday Song Book

2015年04月26日プレイリスト
「山下達郎デビュー40周年突入で棚からひとつかみ」
1. DOWNTOWN / SUGAR BABE '75
2. RIDE ON TIME / 山下達郎 '80
3. 風の回廊 / 山下達郎 '85
4. ENDLESS GAME / 山下達郎 '90
5. 世界の果てまで / 山下達郎 '95
6. JUVENILEのテーマ / 山下達郎 "レアリティーズ" '00
7. FOREVER MINE / 山下達郎 '05
8. 希望という名の光 / 山下達郎 '10
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■内容の一部を抜粋
・近況
今週は番組の収録をリアルタイムで行う予定だったが、スタジオの仕事が入ってきて、前倒しで収録しているとか。
「わたくし、山下達郎。音楽家、ミュージシャンとしてスタートしましたのが、シュガーベイブというバンドではじめまして。1973年に結成いたしまして、その後、2年の活動を経まして、1975年の4月25日、アルバム『SONGS』、そしてシングル「DOWNTOWN」、これでデビューをいたします。1975年の4月25日ですので、昨日、2015年の4月25日でめでたくですね、デビュ-40周年を迎えることになりました。デビューしたのが22歳、40年経って(笑)、62歳。おかげさまで(笑)、40年経ちました。いや~長くやってきたものでございますけれども。ですので、いよいよ40周年突入でございます。まぁ、今年デビュー40周年で。ですが、まぁ弱小オフィスと弱小レコード会社ですのでですね。そんなにこうドーンとですね。やるわけにもいきませんで。全然、まぁ別に建国100年じゃありませんので、個人の40周年なんて何ほどのものかという。あとはあんまり初めから飛ばすとですね、あとは息切れる。一応、昨日で40周年突入でございます。これから1年ちまちまと(笑)、ふふふふ。少しずつ小出しにと言いましょうかですね(笑)。おかげさまでまだ現役でございましてですね。今年も秋からツアーがスタートしまして。40周年ですので、今年は割と大規模な、たくさん本数切ってツアーがスタートする予定でございますので。今日はそのひとつ、デビュー40周年突入で棚からひとつかみ。何をやろうかと思いましたが。じゃあ、ひとつですね、40年前から遡って、5年区切りくらいの代表曲、そういうようなのをお聴きいただこうかと。題して山下達郎デビュー40周年突入で棚からひとつかみ。長くてすみません。デビュー40周年の皮切りでございます。めずらしく全曲山下達郎でお聴きをいただきます。今日はものすごく、何の資料も見なくて、じぶんの話ですからね(笑)。手ぶらで来まして、こんな何にも持ってこないスタジオは久しぶりでございます。前倒しといっても一週間程度ございますので、アイドルの映画みたいにですね、8ヶ月前に撮って出演者の舞台挨拶の時にはストーリー忘れてるみたいな世界がありますが。それほどひどくはありません(笑)。でも40年前の記憶なのでちょっと朧げになってるところもありますが。40年前から5年区切りくらいで遡って私の曲を今日は聴いていただきたいと思います。イントロが長くなってすいません」と達郎さん。

・DOWNTOWN
達郎さんが所属していたバンド、シュガーベイブのデビュー・シングルで1975年4月25日リリースの「DOWNTOWN」。
「あれから40年経ちまして。なんかあっという間という感じもいたしますし、もうそんなに経ったかという気もしますが。精神的には(笑)、我々モラトリアムという世代なので、今でもとっちゃん坊やみたいな還暦過ぎてもこども心が抜けきれないというものでございますけれども」と達郎さん。

・RIDE ON TIME
それまでの昭和歌謡とは違う洋楽テイストが基盤となった音楽が出てきた頃なので、演奏する場もなく、レコードもほとんど売れなかったという。1976年にソロ・デビュー。あたまはなかなか大変でアルバム5枚目でようやくヒットが出た。1980年に「RIDE ON TIME」でブレイク。1975年から数えてちょうど5年目のことだった。1980年5月1日にリリースなので今からちょうど35年前。「RIDE ON TIME」から35年。

・風の回廊
1985年はデビュー10周年。当時はそれどころではなかったそうだ。1985年3月25日にリリースされたのが「風の回廊」。はじめてのデジタル・レコーディング。その後数年間はデジタル・レコーディングになり、とっても苦労したとか。しばらくライヴではやってないので、今年のツアーではやってみたいと達郎さん。今のヒット曲と比べると圧倒的に言葉数が少なく、ひじょうに抽象的な歌詞。東京は坂の街なので、坂の上に女の子がいて、その子が坂の向こうに消えてゆくという恋の終わりのイメージ。しかしてその実態があまりはっきりしないという。達郎さんの歌の女性は本当にいるのかいないのかよくわからないイリュージョンに近い。そういうような歌のいつもの感じ。1985年には「土曜日の恋人」というシングルもリリース。この頃は年に一枚アルバムを作って、まりやさんの『VARIETY』とか村田和人さんなどの他の人のアルバムもやって、じぶんのツアーもやってるという働き盛りの時代だった。32歳の働き盛りだったがデジタル・レコーディングになってアルバムが出なかった。1985年リリースの予定だった『POCKET MUSIC』は十月も遅れて1986年にずれ込んで、ここからデジタル・レコーディングとの格闘が数年間続く。

・ENDLESS GAME
1990年。デビュー15周年。1989年に出てから6年も経った「クリスマス・イブ」がいきなり大ヒットした。オリコン1位になった変な時代。バブル経済の絶世期。1990年4月25日、ちょうど四半世紀前に発売されたのが「ENDLESS GAME」。バラードで連城三紀彦さんの小説のドラマ化で「誘惑」というドラマ、篠ひろ子さん、林隆三さん、紺野美沙子さん主演のドロドロの愛憎劇の主題歌だったのでいつもと違うテイストになった。この曲もしばらくライヴではやってないので次のツアーでやってみたいとか。アルバム『ARTISAN』収録。この曲のレコーディングはツアー終了の翌日から徹夜して4日で作ったとか。スタッフが持ってきた鹿の角を飲んだらいきなり元気になったという。37歳だったからあんな真似ができたが今だったら全く無理。まるで「ドリフの大爆笑」のネタのような世界。マニアック・ツアーではアルバムが出た頃のツアーでしかやってない曲がセットリストの中心だったが、この曲もアルバムが出た時のツアーでしかやってないので22年演奏してない。間奏はトロンボーンだが、日本でシングルの間奏にトロンボーンを使うのはあんまりいないと言われてからもう25年経つ。

・世界の果てまで
1995年はデビュー20周年。特に何のセレモニーもなかった。1995年11月1日リリースのシングル「世界の果てまで」。昨年のマニアック・ツアーではじめてやったが、そのときのMCでも話したが達郎さんのシングルの中でとりわけ売れなかったシングル。でも評判がよくてツアー終了後にたくさんのお便りが届いたという。自分で歌っていても気持ち良かったそうだ。ムーン・レーベル移籍後の集大成となるベスト・アルバム『TREASURES』に収録したシングル・オンリーの曲。松雪泰子さん主演のドラマ「ベスト・フレンド」の主題歌。この歌は"冬の気配が近づいてくる"というように11月の終わり、東京・外苑の絵画館前のイチョウ並木の紅葉も散って、そこに雨が降ってというイメージ。間奏はオートハープ。

・SONGS -40th Anniversary Edition-
1975年4月25日にナイアガラ・レーベル第一弾アルバムとして発売されたシュガーベイブの『SONGS』が40周年を迎えるので7月8日に『SONGS -40th Anniversary Edition-』が発売になる。最新リマスター盤。1994年にCD化して、その後2005年に30th Anniversary Editionが発売。通常盤と初回盤があり、初回盤は1994年盤と2005年盤の2枚を統合するかたちでそれぞれのボーナス・トラックをすべて収録して、さらにボーナス・トラックを加えられたらと計画中。ブックレットも充実したものにし、大滝さんに喜んでもらえるかたちにしたいそうだ。詳しい情報はワーナーの山下達郎のサイトで。
http://wmg.jp/tatsuro/

・京都人情捜査ファイル
テレビ朝日系のドラマで木曜ミステリー『京都人情捜査ファイル』の主題歌を達郎さんが書き下ろした。タイトルは「マイ・ガーディアン・エンジェル」。高橋克典さん主演で、京都を舞台に実際に実在する警察組織で犯罪被害者支援室、被害者のメンタリティをフォロー・アップする組織で奮闘する警察官の職員の姿を描いたドラマ。4月30日のよる8時よりスタート。
「マイ・ガーディアン・エンジェル」の詳しい情報はワーナーの山下達郎のサイトで。
http://wmg.jp/tatsuro/

・JUVENILEのテーマ
2000年7月12日リリースのシングル「JUVENILEのテーマ」は山崎貴監督のデビュー作『ジュブナイル』のテーマ・ソング。この曲だけオールタイム・ベスト・アルバム『OPUS』に入らなかった。達郎さんお気に入りのメロディだが何曲か入れたくても入れられなかった曲のひとつ。海の歌で日本の海水浴場は砂浜に降りてゆく道があって、この歌のイメージは千葉の岩井とか富浦の海水浴場だとか。ライヴでは一度もやってない。ヒット曲じゃないシングルだと知らないと言われてしまうが、マニアック・ツアーをやって感じたのは、アルバムの中の知られてない曲でも喜んでもらえて、ファンの質が変わってきたというか、ヒット曲だけ聴きたいお客さんと、もっと違う曲が聴きたいというお客さんに二極化、はっきりと別れてきたので、そのへんの兼ね合いがすごく難しくなってきたとか。達郎さんはホール・ツアーなので、そういうのでもいいのかなというのがマニアック・ツアーで得た大きな成果なんだそうだ。この「JUVENILEのテーマ」も一度やってみようかなと考えてるという。

・FOREVER MINE
2005年1月19日リリースのシングル「FOREVER MINE」。江國香織さんの小説が原作の映画『東京タワー』のテーマ・ソング。岡田准一さん、黒木瞳さん、松本潤さん、寺島しのぶさんという錚々たる配役だった。2005年は30周年だったが何もやらなかった。プロツールスという新しいメディアに七転八倒してなかなかそういう余裕がなかったとか。ずらりと曲を並べるとシンガー・ソングライターというより作家的だと達郎さん。

・希望という名の光
2010年4月14日リリースのシングル「希望という名の光」。岡村隆史さん、松雪泰子さん主演の映画『てぃだかんかん』のテーマ・ソングだったが、翌年の(東日本)大震災により全然違う役割を担って今日まで来ている。今日のプレイリストは全曲何らかのタイアップでシングルになっている。達郎さんはテレビ・メディアを使わない人間なので、タイアップの助けを借りてやっている。そういうこともあって作家的なにおいになっている。
「もうちょっと年を取ったら、もう全くタイアップなしのアルバムなんていうのを作ってみたいとも思いますけれども。そうするとメディアの方はタイアップなしですから当然売り上げも落ちますし、そうすると売れなくなったとかそういうことを、たぶん言うんだと思いますが。まぁ近い将来何にもタイアップのないアルバムみたいなものを作ってみようかななんて思っております」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2015年05月03日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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山下達郎デビュー40周年

2015年04月25日 | 山下達郎

1975年4月25日にシュガーベイブのアルバム『SONGS』がリリースされてから
今日で40周年を迎えました。
まぁ、実際はシングル「DOWNTOWN」が4月1日に発売されてますから、
4月1日がデビューの記念日となるはずなのですが、
40周年に関してはアルバム発売日に合わせているようです。

そして『SONGS』の40周年記念盤が7月8日にリリースされることになりました。
『SONGS -40th Anniversary Edition-』は最新のデジタル・リマスタリングが施された
全11曲のCDにブックレット、ボーナス・トラックが収録された2枚組仕様となる予定。
http://natalie.mu/music/news/145425

そして今夜、午後9時から「京都人情捜査ファイル」の初回スペシャルがオンエアされます。
テレビ朝日系のドラマで木曜ミステリー『京都人情捜査ファイル』は
高橋克典さん主演のドラマで、松下由樹さん、松平健さんほかの出演。4月30日のよる8時よりスタート。
その主題歌「マイ・ガーディアン・エンジェル」を山下達郎が書き下ろしました。
4月25日土曜日の2時間スペシャルが初公開ですね。

それから山下達郎オフィシャルファンクラブの再入会が
4月30日をもって受付中止になります。
これまで退会された方の再度入会希望があれば受付をしていたのですが、
今後は新規入会を含め受付をしないことになったそうです。
継続手続きが今月の方はご注意を。

[追記]
上記では
シングル「DOWNTOWN」が4月1日に発売
と書いてますが僕の勘違いであるようなので訂正させていただきます。
もともとの資料が間違ってたのかもしれません。
『ALL ABOUT NIAGARA』で調べると
シングル「DOWNTOWN」は4月25日の発売でありました。

[おまけ]
伊藤銀次さんがDJを務めるネット・ラジオ「POP FILE RETURNS」。
第102回に佐橋佳幸さんがゲスト出演しています。
達郎さんのライヴでメンバー紹介の時に、
「オン・ギター、村松邦男!」って間違われて、
大爆笑になったというエピソードなどを話されてます。
この話題は初めて聞きました。
17日(金)からの配信で、今週木曜までの公開です。
#第102回は5月14日までの期間限定でした。
http://www.110107.com/mob/pageShw.php?site=OTONANO&ima=5330&cd=popfilereturns

▪︎「伊藤銀次のPOP FILE RETURNS」ダイジェストVol.10

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Sunday Song Book #1175

2015年04月19日 | Sunday Song Book

2015年04月19日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. マーマレイド・グッドバイ / 山下達郎 "僕の中の少年" '88
2. THE HEAVY SCUFFLE'S ON / FUL MOON "FULL MOON" '72
3. DANNY / LESLEY GORE "BOYS, BOYS, SOYS" '64
4. I'LL BE THERE / JACKIE TRENT "THE LOOK OF LOVE" '69
5. THE APRIL FOOLS / EARL KLUGH "LIVING INSIDE YOUR LOVE" '76
6. ほほにかかる涙 / BOBBY SOLO '64
7. HEAVEN / CARL WILSON "CARL WILSON" '81
8. 人生の扉 / 竹内まりや "デニム" "エクスプレッションズ" '07
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■内容の一部を抜粋
・近況
スタジオ仕事が立て込んできて番組は前倒しで収録しているそうだ。今は人の曲を書いてるのだとか。

・棚からひとつかみ+リクエスト
先週はリクエスト特集だったが、今週は達郎さんの趣味を混ぜて「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・マーマレイド・グッドバイ
1988年のアルバム『僕の中の少年』から「マーマレイド・グッドバイ」。

・THE HEAVY SCUFFLE'S ON
1972年に結成された5人組のユニット、フルムーン。ニール・ラーセンが後にバジー・フェイトンと一緒にラーセン・フェイトン・バンドからフルームンになるが、その前身となった。名盤として知られている1972年のアルバム『FULL MOON』から「THE HEAVY SCUFFLE'S ON」。バジー・フェイトンの素晴らしいギターが聴ける。

・DANNY
レスリー・ゴアが2月16日に亡くなった。享年68歳。レスリー・ゴアは日本ではあまりオンエアされる機会の少ない人。「DANNY」はポール・アンカのペンになる曲。レコーディングは早いが1968年のアルバム『BOYS, BOYS, SOYS』まで日の目を見なかった。

・I'LL BE THERE
3月21日にはジャッキー・トレントが亡くなった。イギリスの女性シンガーでトニー・ハッチの奥さん。トレント / ハッチで多くの名作を作った。でもレコードはほとんど日本では発売されなかった。ジャッキー・トレントが活躍していた'60年代後期のパイ・レーベルはテイチクで、テイチクは洋楽が本当に弱い会社でキンクスもそうだったが、パイ・レーベルは日本で普及しなかった。結局、日本でジャッキー・トレントのアルバムは出なかった。1969年のアルバム『THE LOOK OF LOVE』からトレント / ハッチのコンビによる作品「I'LL BE THERE」。CDはなぜかモノラルなのでオリジナル・アナログ盤からリアル・ステレオ・バージョン。

・ビブラスラップ
リスナーから「大滝さんの君は天然色、達郎さんの愛を描いて、土曜日の恋人、沢田研二さんカサプランカ・ダンディに使われてる打楽器の名前を教えてください」という質問。
ビブラスラップという名前の楽器。5年に一度くらい質問があって、前は2013年4月14日の放送で答えている。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/ede2442388a612cba81baaa23e457584



前はよく見た楽器だけど、最近はコンピューター・ミュージックが主流になって、楽器の本物を見る機会がなくなってるそうだ。

・鐘
リスナーから「アルバム『RAY OF HOPE』のアート・ワークで希望という名の光のページに写ってる楽器は何ですか?」という質問。
インドとかトルコの鐘(ベル)で、ときどき達郎さんのレコーディングに使われている。渋谷あたりのインドのお香を扱ってる店でぶら下がってるものを買ってくるのだとか。30年くらい前から集めていて袋いっぱい持ってるという。

・THE APRIL FOOLS
バート・バカラックの「THE APRIL FOOLS」は映画『幸せはパリで』のサントラ(パーシー・フェイスが演奏している)以外にカバーしている人があまりいない曲。アレサ・フランクリンのバージョンが知られているが、アップテンポで本来のテイストではない。今日はアール・クルーの1976年のセカンド・ソロ・アルバム『LIVING INSIDE YOUR LOVE』に収められているギター・インスト・バージョン。

・山下達郎デビュー40周年突入で棚からひとつかみ
1975年4月25日にシュガーベイブのアルバム『SONGS』でデビューして、いよいよ来週で40周年を迎えることになるそうだ。来週は40周年記念で棚からひとつかみ、全編山下達郎の曲をずらりと並べるとか。「山下達郎デビュー40周年記念スタートで棚からひとつかみ」で攻めるという。

・京都人情捜査ファイル
テレビ朝日系のドラマで木曜ミステリー『京都人情捜査ファイル』の主題歌を達郎さんが書き下ろした。タイトルは「マイ・ガーディアン・エンジェル」。高橋克典さん主演のドラマで、松下由樹さん、松平健さんほかの出演。4月30日のよる8時よりスタート。それに先立ち4月25日土曜日から土曜ワイド劇場特別企画というかたちで2時間スペシャルが決定。現実的には4月25日がスタートで、そのあとは毎週木曜日よる8時から。
詳しい情報はワーナーの山下達郎のサイトで。
http://wmg.jp/tatsuro/

・ほほにかかる涙
ボビー・ソロはイタリアのシンガー。1964年の「ほほにかかる涙」。原題は「UNA LACRIMA SUL VISO」。サンレモ音楽祭のグランプリで一世を風靡した曲。達郎さんが小学校を卒業する頃にヒットしていたが、「あの頃から思ってましたが、なんで間奏はバンジョーでやらなきゃいけないのか」と達郎さん。

・HEAVEN
カール・ウィルソンの1981年のファースト・アルバム『CARL WILSON』から「HEAVEN」。

・人生の扉
今日の最後はこの季節なのでまりやさんの2007年のアルバム『DENIM』から「人生の扉」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2015年04月26日は、「山下達郎デビュー40周年突入で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1174

2015年04月12日 | Sunday Song Book

2015年04月12日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. 色・ホワイトブレンド / 竹内まりや "リクエスト" "エクスプレッションズ" '87
2. L.O.D.(LOVE ON DELIVERY) / BILLY OCEAN '76
3. HANG ON SLOOPY / THE McCOYS '65
4. MIDNIGHT MAN / JAMES GANG "THIRDS" '71
5. SWEET ROMANCE / RICK DANKO "RICK DANKO" '77
6. I'D BE SO GOOD FOR YOU / JOANIE SOMMERS '64
7. YOU MAKE MY LIFE COMPLETE / EDDIE HOLMAN "A NIGHT TO REMEMBER" '77
8. 愛のセレナーデ / 佐藤善雄 "バリー" 03/25発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
高橋克典さん主演のドラマの主題歌のレコーディングが終わって、次の曲に取り掛かっていて、家でその打ち込みを行ってるとか。ずーっと使ってた打ち込みソフトがWindows XPのサポートが打ち切られてWindows 7になったら使えなくなり、レジストリをいじくったらパーフェクトになり、それがうれしくて一所懸命打ち込みを頑張ってるそうだ。

・リクエスト特集
3月はジミー・ウェッブ特集を一ヶ月やったのでリクエスト・カードが溜まってるという。今週は「リクエスト特集」。番組は前倒しで収録していて、ここ2,3週間は前倒しが続くそうだ。

・色・ホワイトブレンド
春になってきたのでまりやさんの「色・ホワイトブレンド」。

・L.O.D.(LOVE ON DELIVERY)
ビリー・オーシャンはトリニダード生まれのイギリス育ち。本名はレスリー・チャールズ。黒人シンガーでヒット曲がたくさんある。日本でも人気が高い人。作曲能力が優れていて、プロデューサーでソングライターのベン・フィントンと組んでノーランズとかにたくさんヒット曲を書いている。1976年のデビュー・アルバムから「L.O.D.(LOVE ON DELIVERY)」。全米55位。

・HANG ON SLOOPY
マッコイズはインディアナ出身の4人組のロック・グループ。ギタリストのリック・デリンジャーがいたことで有名。1965年のNO.1の「HANG ON SLOOPY」はバート・バーンズ(「TWIST & SHOUT」で有名)のペンになる曲で、1年前にL.A.の黒人ヴォーカル・グループ、ヴァイブレーションズによって「MY GIRL SLOOPY」でヒットした曲のカバー・バージョン。マッコイズのカバーはストレンジ・ラブスのトリオ、ボブ・フェルドマン、ジェリー・ゴールドスタイン、リチャード・ゴッテラーの3人によるプロデュース。

・マイクロフォン
リスナーから「達郎さんはマイクロフォンはどこのメーカーのをお使いですか?」という質問。
「マイクはレコーディングはノイマンの67というヴォーカルにはスタンダード中のスタンダードですが。コンデンサーマイクですのでですね。ライヴはですね、僕はベイヤーダイナミックというところのマイクを使っております。Mの600というやつ。今はもう製造中止でありまして。数本持っておりますがいつまで持つか、けっこうヒヤヒヤしながら使ってますが。このマイクけっこう気に入っております。『JOY』のライヴの時代からこれでやっておりますので、ほとんどライヴはこれです」と達郎さん。

・MIDNIGHT MAN
ジェームズ・ギャングはクリーブランド出身のロック・トリオ。ジョー・ウォルシュがいたことで有名。1971年のサード・アルバム『THIRDS』から「MIDNIGHT MAN」。「今、曲がかかってるあいだにデータ見たら、これサード・アルバムなのでジョー・ウォルシュですね。曲もそうですね。こういうの佐橋くんとかに電話かけたら一発なんですが。まぁ、いいです」

・ハーモニカ
リスナーから「まりやさんが静かな伝説で吹いてるハーモニカがほしいので教えてください」というお便り。
ホーナーのブルースハープで10穴のテンホールとかダイアトニックとか呼ばれるもの。「今、我々が使ってるのはプロハープという黒いやつで、これだと水とかに強いので、そういうの使ってますです。モリダイラ(楽器)が代理店だからネットで見たらすぐ出てきますから。YAMAHAのそういうやつだとブルースープ吹けませんから。お気をつけください。ボブ・ディランとかニール・ヤングとかやるときはブルースハープじゃなきゃダメですからね。ご検討をひとつ」と達郎さん。
http://moridaira.jp/hohner-music

・SWEET ROMANCE
リック・ダンコの1977年のソロ・アルバム『RICK DANKO』から「SWEET ROMANCE」。プロデュースはリッコ・ダンコ自身とエンジニアのロブ・フラボーニの共同プロデュース。

・京都人情捜査ファイル
テレビ朝日系のドラマで木曜ミステリー『京都人情捜査ファイル』という警察もののドラマ。4月30日のよる8時よりスタート。このドラマの主題歌に達郎さんが書き下ろした新曲「マイ・ガーディアン・エンジェル」が決まっている。高橋克典さん主演のドラマで、京都を舞台に実際に実在する警察組織で犯罪被害者支援室、被害者のメンタリティをフォロー・アップする組織で奮闘する警察官の職員の姿を描いたドラマ。高橋克典さん、松下由樹さん、松平健さんほかの出演。レギュラー・プログラムに先立ち4月25日土曜日から土曜ワイド劇場特別企画というかたちで2時間スペシャルが決定。現実的には4月25日がスタートで、そのあとは毎週木曜日よる8時から。
「私、高橋克典さん、昔からすごく好きな俳優さんでありましてですね。はじめて高橋さんのドラマに主題歌書けますので、とってもうれしいです。主題歌も併せてお楽しみいただければと思います」と達郎さん。

・『RIDE ON TIME』のLP
リスナーから「『RIDE ON TIME』のLPですがジャケットが2種類あります。どう違うのですか?」という質問。
「2種類はありません。ジャケットは1種類しかありませんが、フェイス・カバーといってですね、上にカバーがかかってありまして、それがRIDE ON TIMEという曲は当時マクセルのカセット・テープのタイアップでしたので、それの私のポーズをとったやつが上にフェイス・カバーでかかっております。マクセルのカセット・テープとタイアップでしたのでそういうような企画で、『RIDE ON TIME』の本物のジャケットの上にそれがかぶせてあるという形で、当初発売されました。初回がそれで発売されたというわけでございます。よろしくお願いします」と達郎さん。

・I'D BE SO GOOD FOR YOU
ジョニー・ソマーズの1964年のシングル「I'D BE SO GOOD FOR YOU」。バリー・マン、シンシア・ワイルのコンビによる曲。ヒットはしなかったがなかなかいい曲。

・YOU MAKE MY LIFE COMPLETE
エディ・ホールマンは達郎さんの好きな裏声の黒人シンガー。1977年のサルソウル・レーベルでのソロ・アルバム『A NIGHT TO REMEMBER』から「YOU MAKE MY LIFE COMPLETE」。シングル・カットされてソウル・チャート96位。

・愛のセレナーデ
シャネルズ、ラッツ & スターのベース・シンガー、佐藤善雄さん(鈴木雅之さんの幼馴染)。今はレコード・レーベルの経営をしている。佐藤さんがベース・シンガーとしてのミニ・アルバム『バリー』を出した。この中に達郎さんが1982年にフランク永井さんに書き下ろした「愛のセレナーデ」という曲、もともとキングトーンズに書いた曲で、ずーっと寝てたのをフランク永井さんに歌ってもらった。この曲をカバーしている。作詞伊藤銀次、作曲山下達郎「愛のセレナーデ」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2015年04月19日は、「棚からひとつかみ+リクエスト特集」(予定)
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1173

2015年04月05日 | Sunday Song Book

2015年04月05日プレイリスト
「棚からひとつかみ」
1. DREAMING GIRL / 山下達郎 "コージー" "オーパス" '96
2. POOR SIDE OF TOWN / JOHNNY RIVERS '66
3. YOU GOT YOUR TROUBLES / THE FORTUNES '65
4. FLIP FLOP / FELIX CAVALIERE "DESTINY" '75
5. SHE WAS NEVER MINE (TO REALLY LOSE) / THE CASCADES '64
6. STOP / HOWARD TATE '68
7. 元気を出して / 福山雅治 "魂リク" 04/08発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
サンデー・ソングブックはもともとはサタデー・ソングブックとして1992年10月に放送がスタートして、この4月で放送22年半を迎えることになった。本年10月には23周年になる。この番組は基本的にオールディーズの番組で、オールディーズとは古い曲のことで、古くてもいい曲、"OLDIES BUT GOODIES"という呼び方をするけれど、古いけれどいい曲をかける番組。山下達郎自身の新譜、関係各位、そうしたものの新譜がかかることもあるけれど、基本的には"OLDIES BUT GOODIES"、古いけれどもいい曲をかける番組。「私も相当な年なので大体、'50年代、'60年代、'70年代、'80年代、そのへんの専門分野でお届けしております。もう22年半になってしまいました。JFNネットの中でもかなりの長寿番組の仲間入りをしておりますが、頑張って長いこと少しでも続けられるようにしたいと思っております。今年度も何卒よろしく、サンデー・ソングブックご贔屓のほど、お願い申し上げます」と達郎さん。
3月は新曲のレコーディングでスタジオ入りしていたが、ドラマの主題歌だったのでテレビ・サイズの納入が終わり一段落。今週からは次の曲の打ち込みに入るそうだ。今週は家でしこしこやる仕事なんだとか。

・棚からひとつかみ
新年度なのでレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」。達郎さん個人のレコード・コレクションからオンエアしていて、「棚からひとつかみ」と題して達郎さんのレコード棚からアトランダムにいろいろと聴いてもらう企画。達郎さん自身の選曲したオールディーズのプログラム。

・DREAMING GIRL
この季節なので「DREAMING GIRL」にリクエストが集まった。
岡崎市の超常連の方からは「我が家の長女も18年間の学生生活を終え、4月からは社会人となります。そして大学4年生になる次女は就活がはじまりました。こどもたちがひとりひとり独り立ちしてゆく中、じぶんもしっかり子離れして、自分自身がしっかり生きていかなくてはと思う今日この頃です」というお便り。

・POOR SIDE OF TOWN
ジム・ウェッブをスターダムに押し上げた功労者、ジョニー・リバースの1966年の全米NO.1、ジョニー・リバースにとっても最大のヒットの一曲「POOR SIDE OF TOWN 」。邦題は「僕らの街」。ジョニー・リバースとルー・アドラーの共作だが、この曲はジム・ウェッブが書いたんじゃないかと、ルー・アドラーに朝妻一郎さんが訊いたことがあるそうだ。ジョニー・リバースはジム・ウェッブを作家の道に押し上げた人なので、その代わりにこの「POOR SIDE OF TOWN 」をもらったんじゃないか? ということで、ルー・アドラーに訊いたが、何も言わなかったという。日本では都市伝説として流布していて、実際に20年ほど前、日本人のインタビュアーがジム・ウェッブに真偽を確かめたところ、本人はそれを否定したとか。「僕、ミュージシャンですから、もし自分の書いたものをジョニー・リバースのクレジットにしたとしても、自分でも恩人のそういうものがありますから、墓場までそういう話は持っていきますね。そういう話はよくあるんですが。僕の昔から仲いいアメリカ人のアレンジャーがいますが、僕と同じ年で、もう引退しちゃいましたが。彼はとあるバンドのアレンジをストリングスとかブラスとか全部やったんですけれども、あんまり生活が楽じゃなかったのでクレジット毎それをお金で売るんですね。それでそのバンドがアレンジをしたというクレジットにアルバムはなるという。アメリカの芸能界はそういうことがものすごくありますので、そういうところであんまり触れたくないというとか、そういうこともあるんでしょうけれど。確かにジム・ウェッブのメロディだと言われれば、そうですけれど、それは全く歴史の彼方でわかりません。それを言いつのることが果たしていいことなのかどうかも私はわかりませんけれども、でもPOOR SIDE OF TOWNは名曲であります。50年前の話ですが」と達郎さん。

・YOU GOT YOUR TROUBLES
'60年代に活躍したイギリスはバーミンガム出身の5人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ、フォーチューンズの「YOU GOT YOUR TROUBLES」。彼らの最大ヒットの一曲で1965年、全米7位、全英2位のヒット。作曲はロジャー・グリーナウェイ / ロジャー・クック。イギリスの'60年代を代表する作家チーム。

・肉
リスナーから「達郎さんはお肉とお魚どっちがお好きですか? 朝からステーキを食べられますか?」という質問。
ケース・バイ・ケースだという。達郎さんの知り合いで年取っても元気な方はみんなお肉なんだとか。森光子さんは90歳近くになってもお肉、黒柳徹子さんは今でもお肉、加山雄三さんも。達郎さんも見習いたいそうだ。

・FLIP FLOP
フェリックス・キャバリエの1975年のセカンド・アルバム『DESTINY』がワーナーの新名盤探検隊から2月11日にリイシュー。フェリックス・キャバリエの作品の中ではこれが最高傑作と達郎さん。以前、ギタリスト特集でバジー・フィートンの代表曲として取り上げたことがある。バジー・フィートンの全盛期のギタープレイが聴ける「FLIP FLOP」。
フェリックス・キャバリエはイタリア系のアメリカ人。達郎さんはフェリックス・キャバリエと話ししたことがあり、正確な発音では何て言うか訊いたことがあるそうだ。そうすると「カバリィアル」と言ったという。

・SHE WAS NEVER MINE (TO REALLY LOSE)
カスケーズのシングル・コレクションの中から1964年の「SHE WAS NEVER MINE (TO REALLY LOSE)」。待望のCD化。達郎さんの取り分け好きな一曲。

・CM
リスナーから「番組の収録はCMの時間でもちゃんとCM流して収録してるのですか?」という質問。
一応リアルタイムで進行して収録しているという。曲を聴かないでナレーションだけ録音することを「抜き録り」というが、そうすると番組のインパクトがないので、きちんと音を聴いて、この番組は放送作家がいないし、原稿もないので、全部自分でその場で考えてやってるので、そういうテンポ間がひじょうに重要なものなので、CMも全部聴いて録音しているそうだ。

・結婚記念日
明日4月6日で達郎さんがまりやさんと結婚して33年になるそうだ。毎年、結婚記念日は食事をしに行くとか。明日もどこかで食事をしようという計画を立ててるという。番組には先月、まりやさんの誕生日にたくさんのお祝いメッセージが届いてるが、めでたく大台を迎えたそうだ。「この場を借りて御礼を申し上げます。引き続き何卒よろしくお願い申し上げます」と達郎さん。

・デビュー40周年
シュガーベイブのアルバム『SONGS』の発売日が4月25日なので、今年はデビュー40周年。

・STOP
ハワード・テートはジョージア出身の黒人ヴォーカリストだがフィラルディアで活躍していた。ジェリー・ラガヴォイの作曲、プロデュースの「STOP」は1968年、R&Bチャート15位。ジェリー・ラガヴォイとモート・シューマンの共作、リズム・アレンジはジェリー・ラガヴォイ、ホーン・アレンジはギャリー・シャーマン。ギャリー・シャーマンはニューヨークのアレンジャーなのでニューヨークのレコーディングだと思われる。

・元気を出して
今週の水曜日、4月8日に福山雅治さんの『魂リク』がリリースされる。オールナイトニッポンの弾き語りで披露したバージョンをCD化した作品。「銭形平次」から「長崎は今日も雨だった」とか「コーヒールンバ」とかいろんなものがあるが、その中にまりやさんの「元気を出して」が入ってる。達郎さんと福山雅治さんは知り合いなので、収録が近い日に、先日の芸術選奨のお祝いを頂いたとき、一緒にCDを持ってきていただいたとか。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2015年04月12日は、「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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