Sunday Songbook Playlist

2006年12月31日 | Sunday Song Book

<12月31日プレイリスト>
[「年忘れリクエスト大会(ゲスト:竹内まりや)」]
NEVER CRY BUTTERFLY/竹内まりや 12月06日発売ニューシングル
BAD, BAD LEROY BROWN/JIM CROCE '73
TOBACCO ROAD/THE NASHVILLE TEENS '64
DON'T EVER CHANGE/ THE CRICKETS '62
I'M GONNA BE STRONG/GENE PITNEY '64
I WANT YOU TO KNOW/THE NEW COLONY SIX '69
MIGHTY CLOUDS OF JOY/B.J.THOMAS '71
蒼氓/山下達郎 "僕の中の少年" '88
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■内容の一部を抜粋
・年忘れリクエスト大会「残りものには福」ヴァージョン
12月にやった年忘れリクエスト大会のハガキがあぶれていて膨大に残っているのだという。その中から今回は、しつこくリクエストしてくれた方や超常連のリクエストを選んでお送りする、年忘れリクエスト大会の続きとなる「残りものには福」ヴァージョン。先週、先々週に続いて竹内まりやさんがゲスト出演。自分の番組でこんなふうにオブザーバーが付くのははじめてだというタツローさん。「どうせ添え物ですから、いつも」というまりやさんに、「ひかえめな? 三歩下がって、なんだかわかりませんが(笑)」とタツローさん。時事(藤原紀香の婚約会見)ネタ?

・NEVER CRY BUTTERFLY
2006年は「返信/シンクロニシティ(素敵な偶然)」と「スロー・ラヴ」、2枚のシングルが出た。2007年リリース予定のニュー・アルバムはだいぶ出来ているのだそうだ。「NEVER CRY BUTTERFLY」は「スロー・ラブ」のカップリング。ピカデリー・サーカスの「NEVER CRY BUTTERFLY」のカヴァー。バックはピカデリー・サーカス。タツローさんがアコースティック・ギターで参加。

・BAD, BAD LEROY BROWN
ジム・クロウチは1943年、フィラデルフィア生まれ。30歳でようやく大ヒットが生まれたと思ったら飛行機事故で亡くなってしまったのだという。その大ヒットが「BAD, BAD LEROY BROWN」で邦題は「リロイ・ブラウンは悪いやつ」。まりやさんが留学中にラジオでよくかかっていたそうだ。

・TOBACCO ROAD
ナシュビル・ティーンズはイギリス・サリー洲出身の6人組。ナシュビル・ティーンズといえば「TOBACCO ROAD」。1964年全英6位、全米14位を記録。曲を作ったのはアメリカ人のジョン・デー・ラウダーミルク。カジノスの「THEN YOU TELL ME GOODBYE」を作った人。ナシュビル・ティーンズのドラマーのバリー・ジェンキンスは後にアニマルズのドラマーになった。タツローさんの好きなドラマーなのだという。

・私だけ(「駅」)
「駅」(竹内まりや)の"今になってあなたの気持 初めてわかるの 痛いほど 私だけ 愛してたことも"の「私だけ」は、「私だけが彼を愛していた」のか、「私だけを愛してくれていた」のか、どちらの解釈となるか。とある大学の授業で取り上げ、アンケートを取ったところ、40~50人中10人程度が「私だけが彼を愛していた」という解釈だった。
まりやさんは「私だけを」という意味で書いたけれど、聴かれる方が「私だけが」のほうがいい解釈だと思うのなら、それでいいと思うと答えた。「世に出た瞬間に聴く人の耳(解釈)に委ねられる」とタツローさん。

・「スロー・ラヴ」のPVで弾いてるギター
まりやさんが「スロー・ラヴ」のPVで弾いてるギターは、タツローさんがサンデー・ソングブックの番組の中で使ってるギター(ギブソン)と同じだそうだ。

・DON'T EVER CHANGE
クリケッツの「DON'T EVER CHANGE」を書いたのはキャロル・キング/ジェリー・ゴーフィンのコンビ。ドラムスのジェリー・アリスンのオカズが素晴らしい。

・I'M GONNA BE STRONG
ジーン・ピットニーの「I'M GONNA BE STRONG」はバリー・マン/シンシア・ワイルが書いた作品。バリー・マンの大作主義の萌芽となる代表作。1964年のベストテン・ヒット。

・一日だけ嫁を取り替えるとしたら
まりやさんからタツローさんへの質問。
「一日だけ嫁を取り替えるとしたら、吉永小百合さん、浅丘ルリ子さん、松坂慶子さん、松原千恵子さんの中からだったら誰?」
「全部オレより年上じゃんかよ(笑)。すごいな、それ。オレ、年上好みじゃないんだけどな。その4人だったら浅丘ルリ子さんかな~。若い頃の浅丘ルリ子さんはこの世のものではなかったでしょ」とタツローさん。

・I WANT YOU TO KNOW
シカゴの'60年代後期に活躍した6人組のニュー・コロニー・シックス。いわゆるソフト・ロックの範疇に入るグループ。「I WANT YOU TO KNOW」は1969年全米65位のスマッシュ・ヒット。

・人情紙風船
リスナーからの質問で「好きな邦画は?」という質問に、まりやさんはタツローさんが大好きな山中貞雄の「人情紙風船」を見直したら、前に見た時と意味合いが違って見えたのだという。「騙されたと思って見て下さい。ようやくDVD(人情紙風船)になりました。画質イマイチだけど」とタツローさん。

・MIGHTY CLOUDS OF JOY
タツローさんの好きなB.J.トーマスの曲。1971年全米34位。アトランタでのレコーディングで、後のアトランタ・リズム・セクションと一緒にやっている素晴らしいゴスペル・ナンバー。

・蒼氓
今年最後の曲は「蒼氓」。「除夜の鐘が似合う気がする」とまりやさん。

■プレゼント
・「スロー・ラヴ」ロゴ入りスペシャル・ミラー・キャンドル(サイン入り)を10名
・「スロー・ラヴ」ロゴ入りアロマ・キャンドル・ウォーマー(サイン入り)を20名
「是非、年忘れ夫婦放談の感想をお聞かせ下さい」とまりやさん。
締め切りは1月中旬。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
01月07日・14日は、毎年恒例「新春放談(ゲスト:大瀧詠一)」
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The Essential Cafe Bohemia

2006年12月28日 | 佐野元春

SITEDOIに『The Essential Cafe Bohemia』のレビューをアップしました。

ネットでオリコン・チャートを検索したら57位。その後、発売1週目に書店に立ち寄る機会があり、「ORICON STYLE」で調べると初登場は61位でした。雑誌のほうはチャート順にジャケット写真が載ってたので、たぶんこちらのほうが正しいのではないかと思います(一応併記しましたが)。1週目は4,000枚に届かなかったみたいでした。僕のシリアル・ナンバーが「4151」でしたから、生産枚数はなかなかいいところついてるんじゃないでしょうか。完全生産限定盤なので間もなく完売する感じですね。SONY MUSIC SHOPでは完売してます。bitmusicでは1曲210円で配信されています。アーカイヴ・シリーズはアルバム単位での配信はしてないみたいです。

■関連サイト
・『The Essential Cafe Bohemia』の特設サイト
佐野元春アーカイヴス
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YUJI ONIKI & 鈴木祥子 A WINTER TRAVELER'S TALE

2006年12月27日 | Live

12月17日(日) 晴一時雨。

サンデー・ソングブックを聴き終えた後、JRに乗って京都へ行った。今夜は拾得で「YUJI ONIKI & 鈴木祥子 "A WINTER TRAVELER'S TALE"」があった。

拾得は京都で最古のライヴハウスだという。シュガーベイブがレコード・デビューの直前、ここでライヴをやって「帰れ!」と野次が飛んだ。一升瓶を抱えた男がいて「東京に帰れ!」とずっと言ってたそうだ。1974年か75年のことだと思う。その当時はブルース全盛でシュガーベイブは日本人に全く受けなかったそうだ。ただ外人のお客さんには評判が良くて、終演後には山岸潤史が楽屋に来て絶賛したのだとか。画像は看板。なんで砂かけはばあみたいな絵が描いてあるんでしょうか?

要領の悪い入場の仕方で一時混乱したが、ライヴは十分ほど押して午後6時40分頃に開演した。最初は鈴木祥子のソロだった。今夜の鈴木祥子はお下げ髪で登場。真っ赤なロングスカートが印象的だった。ウーリッツアーの前に座って新曲の「東京で生まれた女」を歌った。昨年から京都に住んでいる鈴木祥子だが、昨年の終わり、京都の自宅で見た雪にインスピレーションを受けてできたのが「東京で生まれた女」で、ミディアム・テンポの曲。前半はスローな曲が多かった。

"A WINTER TRAVELER'S TALE"というタイトルの付いたライヴ。冬の旅人は揺れる気持ちを歌った。「東京で生まれた女」は降りしきる雪の向こうに自由と愛と、そして東京のことを思い、自分自身を振り返るという内容だ。

最近のライヴでよく歌っているというビートルズの「Blackbird」では"Into the light of the dark black night"というセンテンスに思いが込められていた。自由と愛を探し求めて彷徨う彼女の姿が重なる。というのはもう1曲歌ったビートルズのカヴァーが「抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)」だったから。

白眉だったのはチャラの「タイムマシーン」のカヴァーだった。「イケナイコトカイ」に匹敵すると思った。もともと僕はこの曲が好きで、最近は全く聴いてなかったが、家にCDがあることを思い出した。"たくさん青 ぬってあげる ・・・あたしとおそろいの・・・。"のところは涙が溢れてきて泣きそうになった。

ヴァイオリンの勝井祐二と共演した「Woodstock」はジョニ・ミッチェルのカヴァー。鬼木雄二が発表したアルバムのタイトルが『Woodstock』だったから選曲したのだという。浮遊するようなヴァイオリンの音に幻惑されるようだった。

続いてゲストの山本精一を迎えてニール・ヤングの「I Believe In You」をデュエットで披露した。メランコリックでこのカヴァーも素晴らしかった。鈴木祥子はゲストの山本精一とニール・ヤングのカヴァーを披露した後で、鬼木雄二を呼んでアレックス・チルトン(Big Star)が書いた「The Ballad Of The Elgood」を三人でやった。この曲で鈴木祥子はドラムを叩きながら歌った。

YUJI ONIKI BANDのメンバーがステージに呼ばれた。カジュアルな服装だったので僕は彼らがバンドのメンバーだとわからなかった。鬼木雄二も普通のかっこうをしていた。拾得の入り口に陣取っていた連中がYUJI ONIKI BANDだった。ソバージュの髪にブラウンのノースリーブのニットを着たスレンダーな女性がいて、僕は最初からちょっと気になってたのだが(苦笑)、彼女がYUJI ONIKI BANDのベーシスト正山千夏だった。なんか雰囲気を持っていたので納得した。

拾得は酒蔵を改装してライヴハウスにしたので、ステージはかなり狭い。バンドがステージにあがると窮屈に見えた。ドラムは鈴木祥子のまま1曲やった後、5分の休憩に入った。

鬼木雄二はニューヨーク出身で2005年に日本に来るまで、しばらくウッドストックに住んでいたそうだ。セカンド・ステージはウッドストックの空気をそのまま拾得に運んだようなセッションが繰り広げられた。勝井祐二がYUJI ONIKI BANDの一員なのかよくわからないのだが、彼の弾くヴァイオリンの浮遊感がメランコリックさをもたらしていた。

バンドの楽曲はすべて英詩で、オルタナティブな印象があり、またノスタルジックな感じもあった。一頃流行した「メロコア」と呼ばれカテゴライズされたサウンドのようでもあった。「40secounds」と新曲の「Lost Highway Part.II」を除いて、あとはアルバム『Woodstock』から披露された。

新曲の「Lost Highway」を披露した後、再びステージに鈴木祥子が上がり、YUJI ONIKI BANDとの共演が繰り広げられた。まずはニュー・アルバム『鈴木祥子』に新録が収録された「ラジオのように」。割りに珍しいことだと思うが、鈴木祥子はタンバリンを振り鳴らしながら歌った。YUJI ONIKI BANDのギタリスト石垣窓の的確な演奏がよかった。

しばらく鬼木雄二と鈴木祥子が交互にヴォーカルを取る形式で進行した。曲間にはウッドストックの思い出話が挿入された。鈴木祥子がウッドストックの鬼木雄二の自宅を訪れたことがあったそうだ。それは突然の電話からはじまったのだという。
「今、マンハッタンにいます。遊びに行っていいですか?」
マンハッタンのペンシルヴェニア駅で、鬼木雄二の住むラインベック行きの切符を買おうとしたら、黒人の切符売りのおばちゃんに「ラインベック」の発音が全く通じず悲しい思いをしたのだとか。

ウッドストックの鬼木雄二宅で弾き語りのデモを録ったこともある「忘却」。この歌は鈴木祥子の祖母がモデルとなっている。最愛の夫を亡くしてからアルツハイマーになり病院に入院しているそうだ。実は今年、その祖母が亡くなったのだ、と鈴木祥子は話した。
「人がいなくなるといろいろと考えてしまう。今日はおばあちゃんのために歌います」そう言ってステージ奥のピアノを弾きながら歌った。フルバンド・ヴァージョンをライヴではじめて聴いたが、今回だけは特別な思いが心をよぎった。

鬼木雄二のヴォーカルが2曲続いた。1曲は宇宙飛行士の歌「Last Days」で、もう1曲「One Bright Summer Day」は山本精一を交えてやった。ニック・ドレイクのような感じがする曲だった。

アンコールは最初、鬼木雄二とドラムのPOP鈴木による「Little Drumer Boy」。昔、「Motoharu Radio Show」のクリスマス・ソング特集で、デビッド・ボウイがビング・クロスビーと共演したヴァージョンを聴いたことがある。鬼木雄二によると、少年がドラムを叩きながら旅をして、イエス・キリストが生まれるところに行ったりする歌だそうだ。

ウッドストックで鈴木祥子とザ・バンドの住居だったBIG PINKを見に行ったことがあるのだという。しかし今では人手に渡ったBIG PINKは知る人ぞ知る存在で、インターネットのマニアックなサイトを検索して、ようやく場所がわかったのだとか。そんな話の後、バンドと勝井祐二、鈴木祥子、山本精一が揃い、ザ・バンドの「The Weight」をセッションした。

最後に鈴木祥子がひとり残った。いつの間にか編んでいた髪がほどけていた。今年は吉凶混合の一年で、いろいろあったが、今年一年なんとか生きてこられて、また来年を迎える、十二月はそんな厳かな気持ちになれるから好きだと話した。その気持ちを込めて、ウーリッツアーで歌ったのが「Have Yourself A Merry Little Christmas」だった。

あなたにささやかなクリスマスを
心に明かりを灯し
この一年の苦しみはすべて 消え去っていく
あなたにささやかなクリスマスを
歓びかきたてて
この一年の苦しみはすべて 遠くへ去ってゆく
懐かしの日々がよみがえり 輝きかえす 黄金の時
かけがえのない友にいつかまた巡り会える
いつかまた一緒に集い逢いましょう 運命が許すのなら
それまではなんとか耐えていかなければ
今は祝いましょうこのささやかなクリスマスを...

言葉が出てこないくらい美しい瞬間だった。「冬の小さな旅」あるいは「冬の旅人の物語」、ボブ・ディランじゃないが、鈴木祥子は帰るべき家を探しているんじゃないか、故郷に帰る途中なのではないか、そんな印象があった。

■YUJI ONIKI & 鈴木祥子 "A WINTER TRAVELER'S TALE"
12月17日(日) 京都拾得

鈴木祥子(vo.pf.dr)
YUJI ONIKI(vo.g)
勝井祐二(vln.)
POP鈴木(dr.)
石垣窓(gtr.)
正山千夏(b.)
W/ special guest ...山本精一(vo.gtr)

Set List
鈴木祥子
01 東京で生まれた女
02 Blackbird
03 Untitled
04 I Want To Hold Your Hand
05 電波塔
06 タイムマシーン
07 ステイションワゴン
08 Woodstock(with 勝井祐二)
09 I Believe In You(with 山本精一)
10 The Ballad Of El Goode(with 鬼木雄二,山本精一)
11 Back Of A Car(with 鬼木バンド)
Phause
YUJI ONIKI BAND
12 If I Should Arrive Soon
13 AM
14 40secounds
15 Suncave
16 Place Names
17 Lost Highway Part.II
18 ラジオのように(with 鈴木祥子)
19 Between Beds And Clocks(with 鈴木祥子)
20 忘却(with 鈴木祥子)
21 Last Days(with 鈴木祥子)
22 One Bright Summer Day(with 鈴木祥子,山本精一)
Encore
23 Little Drumer Boy(鬼木雄二+POP鈴木)
24 The Weight(YUJI ONIKI BAND with 鈴木祥子,山本精一)
25 Have Yourself A Merry Little Christmas(鈴木祥子)
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Sunday Songbook Playlist

2006年12月24日 | Sunday Song Book

<12月24日プレイリスト>
[年末恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」]
クリスマスは一緒に/竹内まりや "HAPPY X'MAS SHOW" テーマ・ソング '06
ANGEL WE HAVE HEARD ON HIGH/山下達郎 "SEASON'S GREETINGS" '93
すてきなホリデイ/竹内まりや "BON APPETIT" '00
今夜は HEARTY PARTY/竹内まりや "BON APPETIT" '95
LET IT BE ME(LIVE)/竹内まりや & 山下達郎 "SOUVENIR" '00
THE CHRISTMAS SONG/竹内まりや "QUIET LIFE" '92
HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS/山下達郎 "SEASON'S GREETINGS" '93
クリスマス・イブ/山下達郎 '83
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■内容の一部を抜粋
・クリスマス・イブの「サンデー・ソングブック」
2000年以来6年振りとなるクリスマス・イブの「サンデー・ソングブック」。イブにちなんで山下達郎と竹内まりやのクリスマス・ソングを選曲したソングリスト。クリスマス尽くしの番組構成。

・クリスマスは一緒に
竹内まりやの新曲。今夜9時から10時54分に日本テレビ系にて放送されるクリスマス特番「HAPPY Xmas SHOW! 2006」のエンディング・テーマ。シングル化はされないがニュー・アルバムに収録される。

・ANGEL WE HAVE HEARD ON HIGH
賛美歌106番「あら野のはてに」。タツローさんはカソリックの幼稚園だったためにわけもわからず歌わされたという。タツローさんは学芸会の生誕劇でヨセフになり「マリア、なんて可愛い赤ちゃんだろうね」というセリフを言ったそうだ。とっても恥ずかしかった記憶があると話していた。

・すてきなホリデイ
6年前の作品だが未だにケンタッキーの店内でながれてるしCMにも使われている。

・ラジオ放送100年目
1906年12月24日にエジソンの研究所でラジオの放送実験に成功した。商業放送は1920年から。

・好きな芸人は? 印象に残った本は?
リスナーからの質問。まりやさんは「欧米か!」のタカ&トシとクールポコだそうだ。その他には次長課長も好きらしい。印象に残った本はタツローさんが『国家の罠』著者佐藤優氏が「幻の第一級資料」を解読する歴史考証本『日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』で、まりやさんは唯川恵さんに小説を書いてもらったこともあり短編集の「息がとまるほど」がおもしろかったそうだ。

・午前10時に竹内まりや。
来春発売予定のニューアルバムに向けてのPR企画で、竹内まりやをテーマに、直木賞受賞作家・唯川恵が執筆した連載小説が、12/4(月)から読売新聞で掲載。タイトルは『午前10時に竹内まりや。』。全5回の連載。

・今夜は HEARTY PARTY
まりやさんが最近観た映画でよかったのが『武士の一分』。庄内弁がとてもよかったのだという。木村拓哉くんに「あの庄内弁、とてもよかったですよ」とメールしたら、すぐに「ありがとうでがんす」と返信が届いたそうだ。

・LET IT BE ME(LIVE)
スタジオ・ヴァージョンもあるが、2000年の武道館のライヴ・ヴァージョンがいちばん出来がいいそうだ。

・音楽を聴いてはじめて涙を流したのはいつ?
リスナーからの質問。タツローさんは10歳頃にパーシー・フェイスの大ヒット曲「ムーラン・ルージュの歌」という映画音楽を聴いて涙したという。メロディーが琴線に触れたそうだ。まりやさんはダークダックスの大ヒット「アンジェリータ」という曲の、女の子が貝殻を握りしめて倒れている、という歌詞を聴いて泣けたという。

・THE CHRISTMAS SONG~HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS
まりやさんの「THE CHRISTMAS SONG」とタツローさんの「HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS」のクリスマス・メドレーで未CD化。

■プレゼント
・「スロー・ラヴ」ロゴ入りスペシャル・ミラー・キャンドル(サイン入り)を10名
・「スロー・ラヴ」ロゴ入りアロマ・キャンドル・ウォーマー(サイン入り)を20名
「是非、年忘れ夫婦放談の感想をお聞かせ下さい」とまりやさん。

■プレゼント・リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
12月31日は「リクエスト・その他(ゲスト:竹内まりや)」
01月07日・14日は、毎年恒例「新春放談(ゲスト:大瀧詠一)」
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石田長生インストア・ライヴ

2006年12月21日 | Live

12月10日(日) 晴。

タワレコ梅田NU茶屋町店で行われた石田長生さんのインストア・イベントに参加した。リハーサルはほとんどスタッフの人がやった。石やんのサウンド・チェックは発声とギターを少し鳴らしただけで終わり。さすがに貫禄があるなと思っていたら、昨日は午前5時まで飲んでいて二日酔いだったとか(苦笑)。

午後3時にはじまって25分なかったような。。掴みは「"長生(ながい)き"と書いて"オサム"です」(笑)。5曲披露したがデーゲームは苦手なタイプと話していた。「あかんねん、ナイターやないと。デイリー・スポーツ公認の阪神タイガース検定3級でーす」(笑)。

お客さんの反応はよくて、いきなり1曲目のレイ・チャールズのカヴァー「Hallelujah, I Love Her So」で手拍子が起こった。インスト曲(タイトルがわからない)では「指で弾かなあかん曲やのにピック弾きしてもうた。昨日は午前5時まで飲んでて二日酔いやねん」(笑)。最後の曲「Happiness」ではコール & レスポンスも。曲の中でアドリブの歌詞がバンバン出てきた。最後は"来年阪神タイガース優勝"って歌って去って行った。

■『石田長生 Ishiyan』発売記念インストア・ライヴ
2006年12月10日(日)
タワーレコード 梅田NU茶屋町店

セットリスト
1 Hallelujah, I Love Her So
2 Crazy Love(ヴァン・モリソンの和訳カヴァー・ヴァージョン)
3 (インスト)
4 New Old Song
5 Happiness

今回の画像は店内のポスターです。
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Billy Joel In Concert 2006

2006年12月20日 | Live

12月6日(水) 晴。

3日前に買った『12 Gardens Live』はほとんど聴けずライヴを迎えてしまった。ソニーのアーティスト・ページに東京ドームのセットリストが出ていた。できるだけ頭に入れて、後は楽しむしかない。

15分ほど押してプレリュードがながれた。ステージはひな壇になっていて、上の段の向かって左から、キーボードのDavid Rosenthal、ドラムのChuck Burgi、パーカッション、サックスのCrystal Taliefelo。下段にギターのTommy Byrnes、ピアノのBilly Joel、ベースのAndy Cichon。そこにトランペットのCarl FischerとサックスのRichie Cannantaが曲によって加わった。

ステージは遠く、双眼鏡で見てもあまりよく見えない。ステージの両脇にモニターヴィジョンがあったので、それを見るしかなかった。ライヴの構成は『12 Gardens Live』とほとんど変わらない。時々、知らないうちにビリー・ジョエルのピアノの向きが変わった。左向いて歌っていたのに、気づいたら右向いて歌っていた。何度か向きが変わったが、最後まで変わる瞬間が見えなかった。

ビリー・ジョエルは紺のブレザーを着ていた。その下は黒のシャツ。昔読んだ雑誌に「ライヴでネクタイをするのは聴きに来てくれたファンへの礼儀なんだ」というコメントが載っていた。もうネクタイはしてないが聴衆に礼儀を欠くような態度ではない。とても愛想がよく「1970年代はまだ髪の毛があった。もじゃもじゃだった」と話した(笑)。

「Honesty」ははじめて聴いたビリー・ジョエルの曲だと思う。ココアのCMソングとして使われていた。確か僕が中学二年の頃だ。あれから四半世紀が経って、ライヴでその曲を聴いてるというのは感慨深かった。いろいろと思い出していた。「Say Goodbye To Hollywood」はロニー・スペクターに提供したのだっけ? フィル・スペクターにリスペクトを表した曲だったと思うが、「ウォール・オブ・サウンド」をはじめて聴いたのがあの曲だった。懐かしい。「Say Goodbye To Hollywood」も聴きたかった。

「New York State Of Mind 」はセプテンバー・イレブンの直後に製作されたチャリティー番組では弾き語りで披露されていた。まさかこの曲をライヴで聴くことがあるなんて、あの時は思いもしなかったので、一際感激した。サックスをフィーチャーしたR&Bスタイルで、ビリー・ジョエルもソウルフルに歌った。ブルー・アイド・ソウルというとホール&オーツとビリー・ジョエルだという思いが僕の中にはある。

「Just The Way You Are 」は高校二年の時に英語の授業で聴いた。「奇麗な発音なので聴いてほしい」と新任の女教師がラジカセでかけた。そんな記憶が蘇えった。今まで思い出したこともなかったのに。

僕がはじめて買ったビリー・ジョエルのアルバムは『An Innocent Man』だった。1983年、僕は17歳。村上龍が『69 sixty-nine』で書いたように、人生で最も楽しかった一年だったかもしれない。もう一度戻りたいかと問われたなら、きっと首を横に振るだろうけれど。将来に対して不安を抱いて、悩んでいる少年がそこにいるだけだ。そんな時代に戻りたくはない。ビリー・ジョエルの『An Innocent Man』がその頃の僕をそっと支えてくれた。ベン E. キングの「Spanish Harlem」のように歌った「An Innocent Man」。まだまだこのアルバムから続けて歌ってほしかった。だけどそういうわけにもいかなかった。このライヴもまた「成長」に関するイシューなのだ。

「The River Of Dreams」も好きな曲だ。僕が好きなビリー・ジョエルの曲は大抵R&Bの影響を受けている。この曲はドゥーワップ。はじめて聴いた時から好きだった。1993年のアルバム『The River Of Dreams』を最後にビリー・ジョエルはオリジナル・アルバムを出してないらしい。

ステージにサンタクロースが現れビリー・ジョエルにギターを手渡す。AC/DCの「Highway To Hell」をカヴァー。この曲だけはヴォーカルとピアノを他人に譲った。ステージの前まで出てギターを弾くビリー・ジョエルにスポットライトがあたった。

ドーム・コンサートのキラキラする照明。マイク・スタンドのパフォーマンスで盛り上がりも最高潮に。アンコールの盛大なアプローズの中でビリー・ジョエルは少し困惑したジェスチャーを見せた。「もうそろそろ行かないと...」と腕時計を見る仕草。でもうれしそうだ。「Piano Man」は唱歌「さくら」の前奏付き。最後は大合唱となった。

■Billy Joel In Concert 2006
2006年12月6日(水) 京セラドーム大阪
スタンド3塁側14通路下段3列68番

Set List
01 Angry Young Man
02 My Life
03 Everybody Loves You Now
04 Honesty
05 The Entertainer
06 Zanzibar
07 New York State Of Mind
08 Don't Ask Me Why
09 Allentown
10 The Stranger
11 Just The Way You Are
12 Movin' Out (Anthony's Song)
13 An Innocent Man
14 Miani2017 (I've Seen The Lights Go Out On Broadway)
15 She's Always A Woman
16 I Go To Extremes
17 The River Of Dreams
18 Highway To Hell [AC/DC]
19 We Didn't Start The Fire
20 Big Shot
21 It's Still Rock And Roll
22 You May Be Right
Encore
23 Only The Good Die Young
24 Piano Man
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Sunday Songbook Playlist

2006年12月18日 | Sunday Song Book

<12月17日プレイリスト>
[年末恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」]
クリスマス・イブ/山下達郎 '83
スロー・ラヴ/竹内まりや 12月06日発売ニューシングル
NEVER CRY BUTTERFLY/PICCADILLY CIRCUS "PICCADILLY CIRCUS" '99
NEVER CRY BUTTERFLY/竹内まりや 12月06日発売ニューシングル
みんなひとり(DEMO)/竹内まりや '06
はやく君を抱きたい/杉真理 "MARI & RED STRIPES" '77
クリスマスは一緒に/竹内まりや "HAPPY X'MAS SHOW" テーマ・ソング '06
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■内容の一部を抜粋
・ケンタッキー・フライドチキンで
KFC(ケンタッキー・フライドチキン)の店内で山下達郎・竹内まりやの音楽がながれているらしい。タツローさんがとあるKFCの店内にいたところ、ちょうど「クリスマス・イブ」がながれたそうだ。タツローさんの後ろにいた女子高生が「あのさ、山下達郎の『クリスマス・イブ』ってさ、昔ケンタのCDに入っててさ...」と友人に話し出したそうだ。タツローさんは顔を見せないようにしてチキンフィレサンド・セットを食べたという。「結構、スリリングな体験でありました」とタツローさん。

・山下家ではクリスマスに七面鳥を食されるのでしょうか?
リスナーからの質問。
「昔は七面鳥だったけどあまっちゃうからチキンにしたんですよね」とまりやさん。

・クリスマス・イブ
「毎年この季節になると風物詩になりました。おかげさまで23年。山下達郎『クリスマス・イブ』今年もお楽しみ下さい」とタツローさん。

スロー・ラヴ<imgsrc="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sitedoi-22&l=ur2&o=9"width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important;
margin:0px !important;" />
「今回CD-EXTRAでレコーディングのメイキング映像とかをおまけで付けたところ、なかなか好評で。やり方がわからなくてパソコンで見られなかった人もいますけど」とまりやさん。

・NEVER CRY BUTTERFLY
ピカデリ・サーカスのアルバム『PICCADILLY CIRCUS』(1999年)に収録されている。まりやさんはこのアルバムに別の曲のコーラスで参加したが、できあがったアルバムが送られてきた時に「NEVER CRY BUTTERFLY」を聴いて、「絶対この曲をいつか自分でやりたい」と思ったそうだ。杉真理さんに「絶対やるからね」と話していたが、今年の誕生日あたりに「今年やるわ」と電話で話したのだという。現在このアルバム『PICCADILLY CIRCUS』は廃盤となっている。
#杉真理さんのオフィシャル・サイトデビュー30周年サイトの告知があります。『PICCADILLY CIRCUS』は2007年3月21日に再発されるようです。

今回はピカデリー・サーカスのオリジナル・ヴァージョンと竹内まりやのカヴァー・ヴァージョンをメドレーにしてオンエア。オリジナルと同じメンバー、同じアレンジ、同じエンジニアのカヴァー・ヴァージョンは珍しいという。違うのはキーが半音高く、タツローさんがアコースティック・ギターで参加していることだけ。

・みんなひとり(DEMO)
まりやさんと松たか子さんは、タツローさんのコンサートの楽屋で何度か会っているそうだ。
「見かけのフェミニンさよりも少年ぽい人なのね。私がいちばん『わぁっ~』と思ったのは歌が上手い。それが凄い。いちばん最初の仮歌で『もうできてる』と思った。感動しましたよ。やさしい歌声なのに力強い。それがこの歌([みんなひとり])に『はまったなぁ』と思いました」とまりやさん。
今回はL.A.在住のアレンジャーの村山晋一郎さんとの打ち合わせの時に作った、まりやさんが歌う「みんなひとり」のデモ・ヴァージョンをオンエア。この他にタツローさんが作った弾き語りのデモもあるそうだ。

・まりやさんのプロデュースはタダ?
「タツローさんがまりやさんの曲をプロデュースする時やアレンジする時はタダなのでしょうか?」というリスナーからの質問。
「ノーギャラだよね? 好きに使わせていただいてます(笑)。鼻でこき使ってますから...鼻じゃないね(笑)。顎でこき使ってます。あははは」とまりやさん。

・はやく君を抱きたい
来年、杉真理さんは芸能生活30周年。杉真理さんのデビュー・アルバム(MARI & RED STRIPES)にコーラスで参加したことがデビューのきっかけになったまりやさん。杉真理さんとまりやさんは大学の先輩後輩の関係。MARI & RED STRIPESのメンバーには新井田耕造さん(RCサクセション)がいた。まりやさんは安部泰弘さんとコーラスで参加したそうだ。「はやく君を抱きたい」はまりやさんがコーラスで参加した曲。
(『ジャケガイノススメ -Beautiful Covers』を手掛けたことで知られる)ライターの土橋一夫さん監修で来年は旧譜が紙ジャケ&リマスター、ボーナス・トラック入りでリイシューされるそうだ。

・クリスマスは一緒に
竹内まりやの新曲。12月24日(日)の夜9時~10時54分、日本テレビ系にて放送されるクリスマス特番「HAPPY Xmas SHOW! 2006」のエンディング・テーマ。シングル化はされないがニュー・アルバムに収録される。まりやさんによるとタツローさんのギターのカッティングをフィーチャーしたかったそうだ。久し振りのの16ビート。

・来週はクリスマス・イブの「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
先週、2週分まとめて収録すると言ったが、それではつまらないので、オンエアに近接して収録を行うことにしたのだそうだ。お便り、質問、リクエストをお願いしますとのこと。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■プレゼント
・「スロー・ラヴ」ロゴ入りスペシャル・ミラー・キャンドルを10名
・「スロー・ラヴ」ロゴ入りアロマ・キャンドル・ウォーマーを20名

■今後の予定
12月17日・24日は、毎度おなじみ「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
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スロー・ラヴ

2006年12月17日 | 山下達郎

SITEDOIに竹内まりやの「スロー・ラヴ」をアップしました。

オリコン・チャート初登場30位でした。ドラマの挿入歌になったとはいえ、ほとんどプロモーションしてないことが影響したのか、いい成績ではないですね。さて、来週はクリスマスですが、タツローさんの「クリスマスイブ」はチャートインするのかどうか。気になるところです。
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DoCoMo Hits From The Heart

2006年12月16日 | 佐野元春 Radio Days

DoCoMo Hits From The Heartのオフィシャル・サイトからプレイリストを引用。
画像は渋谷スペイン坂スタジオに生出演した佐野元春。

■今週は、『佐野元春 オール・リクエスト特集』
  佐野元春楽曲リストの中から、みなさんが投票した結果を
  カウントダウン形式でご紹介します。
 
●第10位
  ガラスのジェネレーション/佐野元春<1981>
「「つまらない大人にはなりたくない」40過ぎても、毎日そう考えて生きてます」
栃木県 小島さん 42歳
ほかに 福島県 加藤さん 18歳
東京都 黒澤さん 39歳 など

●第9位
  ダウンタウンボーイ/佐野元春<1981>
「今年、13年勤めていた会社を辞めて独立しました。それまでも佐野さんの歌が励みになりました。今回その中でも『ダウンタウンボーイ』の歌詞で『すべてをスタートラインに戻してギヤを入れなおしてる君』という部分が自分の今の状況にシンクロしたのでこの曲をリクエストします」
富山県 浜野さん 36歳
ほかに 群馬県 飯塚さん 39歳
千葉県 柏原さん 34歳 など

●第8位  レインボー・イン・マイ・ソウル/佐野元春<1992>
「中越地震という震災直後に行われた新潟でのライブで最後に元春が唄ってくれた曲です。前から好きな曲でしたが、色々大変な事があるなかやっと行くことができたライブのアンコールで元春がアコースティックで唄ってくれたこの曲が心にしみて思わず涙ぐんだ事を忘れられません」
新潟県 RN:リトルカサノバさん 42歳
ほかに 神奈川県 吉川さん 38歳
長野県 赤羽さん 41歳 など

●第7位
  虹を追いかけて/佐野元春<1986>
※「虹を追いかけて(2006 middle&mellow groove version)」をオンエア!
「CAFE BOHEMIAの20周年記念盤を購入しました。虹を追いかけての新録音は,新鮮でした。聞き比べるのも面白いと思いました。DVDの東京マンスリーは、当時としては新しい試みで、電話をかけまくり、8月に参加できました。そのときはじめて東京にコンサートを見に行きました。ライブに出ていた女性はだれでしたか。現在の近況はご存知ですか。リクエストは,今の季節にぴったりのこの曲を」
京都府 依田さん 42歳
ほかに 北海道 フルハタさん 36歳
広島県 吉原さん 42歳 など

●第6位
  悲しきレイディオ/佐野元春<1981>
「ライブでこの曲をやるときはいつも泣いちゃいます。いくつになってもかっこいい元春」
埼玉県 鈴木さん 36歳
ほかに 岡山県 森下さん 43歳
千葉県 松山さん 42歳 など

●第5位
  アンジェリーナ/佐野元春<1980>
「小学生の高学年だったが、FMから流れてきた『アンジェリーナ』に鳥肌が立ち、この歌は何なんだって思ったあの衝撃は強烈だった。それと『元春レディオショー』の『こんばんわ、佐野元春です』っていう元春口調はよく真似していました」
沖縄県 冨永さん 35歳
ほかに 愛知県 山本さん 40歳
島根県 角さん 40歳  など

●第4位
  ヤングブラッズ/佐野元春<1985>
「大学受験勉強中の頃聞いていました。♪~一人だけの夜にさよなら~ 今もこの曲を聴くとその若かった頃の感覚が蘇ります。ちなみに大学は元春さんと同じ大学に行きました。影響受けてます。♪ でも本当は全部の曲好きです。いつも元気付けられています。♪ 今年は久々にライブにも足を運びました。いつのまにか元春さんの歌を口ずさむようになった娘と行く予定でしたが、急遽母と行くことに。母も感動していました。私ももちろん感動でした」
東京都 新井さん 40歳
ほかに 青森県 蒔苗さん 35歳
北海道 井上さん 36歳 など

●第3位
  ロックンロール・ナイト/佐野元春<1982>
「最低10曲は選びたいですが(笑)1曲というなら『ロックンロール・ナイト』です。今まで26年間で聴いた音楽の中でもこれほど衝撃的な曲はありません。特に曲終盤のシャウトは聴くたびゾクゾクします」
茨城県 高橋さん 26歳
ほかに 静岡県 松井さん 47歳
東京都 浜崎さん 38歳 など

●第2位
 サムデイ/佐野元春<1982>
「他にも名曲ぞろいなのだけれど、一曲にしぼるなら『SOMEDAY』です。はじめて聴いた時、まるで自分の事が書かれているかのように感じられ、何で佐野元春という人はこんな事を知っているんだろう?と不思議で仕方なかった。混沌とした感情を抱えながら、それでも『信じる心いつまでも』と歌う姿に感動しました。真夜中、布団に入りヘッドフォンをつけ、大音量で聴きながら佐野さんと一緒にシャウトしていると、悩みや不安が消え、勇気が湧いてきます」
東京都 小山さん 17歳
ほかに 岩手県 北舘さん 32歳
愛知県 山本さん 43歳 など

●第1位
 クリスマス・タイム・イン・ブルー/佐野元春<1985>
「『クリスマス・タイム・イン・ブルー』が出た当時は、今と同じようにクリスマスソング=恋の歌という感じがありましたが、その中でこの曲を聴いた時はある意味ショックを受けました。世の中にはいろんな人がいて、いろんな状況がある。その中で恋どころでない人もいる。そんな全ての人々に対して歌われているクリスマスソングは貴重だと思います。もっともっとこの曲がラジオから流れて、そして世の中の人々が勇気付けられることを祈ります」
神奈川県 冨岡さん 37歳
ほかに 大阪府 木村さん 43歳
山口県 大塚さん 39歳 など
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矢野顕子 さとがえるコンサート 2006

2006年12月15日 | Live

12月4日(月)晴。

矢野顕子トリオの「さとがえるコンサート2006」を聴きに行った。7時半開演なので短いかもと思っていたが2時間くらいやってくれた。新曲あり、'80年代の名曲あり、弾き語りありで楽しかった(画像は会場で購入したデビュー30周年記念ムック本「えがおのつくりかた all about 矢野顕子」と公演パンフレット)。

かみての前から3列目。目の前にはドラム・キットがあった。クリフ・アーモンド側だった。あの力強いドラム・プレイを目の当たりにするのかと思うと怖気づいてしまった。もしかしたら鼓膜が破れるかもしれない。それは考えすぎかもしれないがアルコールを飲んで気を紛らせることにした。僕はお酒に弱いので、普段は開演前に飲まないことにしている。でも、まぁ今日はいいじゃないか。ベロベロになって頭の中がグルングルン回っていたって、それはそれで面白いかもしれない。何しろ目の前でクリフ・アーモンドが力一杯ドラムを叩いてくれるのだ。そんなわけで開演前にビールをぐびぐび飲んだ。カッーと火照ってきた。これで大丈夫だ。クリフくん、いつものように叩け。何も恐くない(笑)。

ステージは向かって左からグランド・ピアノ、アクリルの仕切り板、中央にアンソニー・ジャクソンがコントラベース・ギターを弾くスペース、そしてドラムキット。会場にはマーヴィン・ゲイの「What's Goin' On」がかかっていた。舞台監督の末永博嗣さんがピアノの上に楽譜(歌詞のファイル?)を置く。ライヴハウスなので舞台セットはシンプルだ。何もない。

しもての袖からクリフ・アーモンド、コントラベース・ギターを抱えたアンソニー・ジャクソン、そして矢野顕子が現れて開演した。最初の曲はトリオで「PRESTO」。僕にとっては2002年以来のトリオ公演だった(その時はギタリストの佐橋佳幸が参加していた)。なんだか久し振りだし(実に4年振り!)、懐かしく思うところもあって、とてもいい感じで楽しめた。「PRESTO」、「電話線」、「David」と続いた。「さとがえるコンサート」10周年ということで、まるで「ベスト・オブ・さとがえる」のような選曲だと思った。

「I Hate It」というEllegardenのカヴァーがあり、ツアーの前日にできたという新曲が披露された。「きよしちゃん」というタイトルで忌野清志郎に捧げた曲だという。矢野顕子は喉頭癌というブルースとつきあって(放射線治療を行って)いるキヨシローのために歌った。

前半の最後はくるりのカヴァーで「青い空」。最近のライヴでは定番となりつつある。そのうちに、くるりよりも矢野顕子ヴァージョンのほうで曲を覚えてしまうだろう。ちなみに1曲目に披露された「PRESTO」は岸田繁との共作だ。「青い空」の後半部はアンソニーとクリフによるソロの応酬があった。演奏が終ると、一旦ふたりはステージから去り、矢野顕子の弾き語りソロ・コーナーへと突入した。

弾き語りソロは「星の王子さま」、「恋は桃色」、「ごはんができたよ」の3曲だった。曲間には脳内出血で倒れてリハビリ中の吉野金次さんのことや、なんでもしてくれるトイレの便座(笑)の話題があった。

「恋は桃色」は細野晴臣の『HOSONO HOUSE』(1973年)に収録されていて、矢野顕子は『Piano Nightly』(1995年)でカヴァーしている。これらのアルバムを録音したのがレコーディング・エンジニアの吉野金次だった。吉野金次は今年の春、脳内出血で倒れて現在リハビリ中だという。彼のために矢野顕子と細野晴臣が中心となって動いて、8月の末にチャリティー・コンサートが行われた。その収益金を治療費に充ててもらうのが目的だった。それが「レコーディング・エンジニア吉野金次の復帰を願う緊急コンサート」だった。

「お金でしあわせは買えないのにお金に愛情を込めることができる」という谷川俊太郎が書いた詩を紹介して、いつかそのコンサートの模様がDVDとして発売された時はどうぞ協力してくださいと矢野顕子は話した。そんな話の後で歌った「ごはんができたよ」は慈悲に満ちていて素晴らしかった。

弾き語りソロに続いて、再びアンソニー・ジャクソンとクリフ・アーモンドを呼び、トリオでの演奏となった。「そこのアイロンに告ぐ」ではアンソニーのソロが披露された。弦が6弦あるコントラベース・ギターの太い音が深いリバーブで会場に響き渡った。実際の話、僕の席からはクリフでアンソニーの姿が隠れていたのだが、グランドピアノの前に仕切りとして置かれていたアクリル板に、反転したアンソニーの姿が映りこんでいた。

'80年代の名曲「Greenfields」がその後に続いて披露された。1番は矢野顕子の弾き語りソロで、2番からクリフがひたひたと入ってくる展開だ。それで最終的には爆音でどかどかと。この時ばかりはクリフに釘付けとなった。僕はもうすっかり酔いが醒めていた。クリフ側なのでこの後はしばらくクリフに注目した。そういえば今までの「さとがえるコンサート」ではクリフ側になったことは一度もなかった。

糸井重里作詞の新曲「蛇の泣く夜」、くるりの「ばらの花」がその後に続いた。「ばらの花」は新しいアレンジになっていた。岸田繁が書いた心象風景のスケッチも矢野顕子が歌うと独自の世界観になるからおもしろい。

クリフの左にはミキシング装置のようなものがあって、彼はそれを操作して、チベットの僧の経文のような音声や、歪んだ音や、レイハラカミのサンプリングみたいな音を出した後、ドラムを叩き始めた。以前にもこんなパフォーマンスがあったが、今回はそれを目の前で見た。ドラム・ソロがひとしきり続いた後ではじまったのが「ラーメンたべたい」だった。僕はパブロフの犬のようにラーメンが食べたくなった(笑)。

僕はもう20年くらい矢野顕子を聴いているのだけど、まだ聴いてないアルバムというのがあって、'80年代前半に出た「ただいま。」もその中の1枚だ。おそらくそれが手に入れてない最後の1枚なのだと思うが、なぜかいつまでも残したままにしている。本編最後に披露されたのはその中に収録されている「Rose Garden」という曲だった。僕は知らなかったので新曲だと思って聴いていた。

アンコールで衣装が変わり、きれいなパープルにスパンコールがキラキラしていた。「うわっー」という歓声が沸き起こった。「ちいさい秋みつけた」はグルーヴがあって会場は一体となり盛り上がった。ラストはいつものように「ひとつだけ」。最近はこのパターンが多い。最後はスタンディング・オベーションだったが、ライヴハウスでこの光景は珍しいと思った。

■矢野顕子 さとがえるコンサート 2006
12月4日(月) なんばHatch
1階 C列33番

矢野顕子(Vocal/Piano/Keyboards)
Anthony Jackson(Bass)
Cliff Almond(Drums)

Set List
01 PRESTO
02 電話線
03 David
04 I Hate It
05 きよしちゃん
06 青い空
07 星の王子さま
08 恋は桃色
09 ごはんができたよ
10 そこのアイロンに告ぐ
11 Greenfields
12 蛇の泣く夜
13 ばらの花
14 ラーメンたべたい
15 Rose Garden
Encore
16 ちいさい秋みつけた
17 ひとつだけ
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MOSTLY MOTOHARU

2006年12月13日 | 佐野元春

昨日、佐野元春25周年記念のオフィシャル・ブック「MOSTLY MOTOHARU ~WE WILL BE WITH YOU~ ロックンロールとセンチメンタリズムの間に」が届きました。画像の左側が「MOSTLY MOTOHARU」で右は先週生産限定でリリースされた『The Essential Cafe Bohemia』。

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デビューより5期に分けて記述したヒストリー、ディスコグラフィー、ライブ、
レイディオ・ショーオンエアリスト、最新インタビューなどを満載した書籍が
ストレンジ・デイズより出版されます。

■タイトル:「MOSTLY MOTOHARU」
■価格:5,775円(税込)
■仕様:初回限定仕様プラスティク・カバー(シリアルナンバー付)
■頁数:256ページ
■発行元:(有)ストレンジデイズ
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まだ全然読んでません。ちなみにシリアル・ナンバーは「無垢な」でした(笑)。コメントには大滝詠一、伊藤銀次、矢野顕子、ジョン・サイモン、長門芳郎、爆笑問題、野茂英雄、nanaco、スガシカオ、コリン・フェアリー、吉野金次他、とすごいラインナップです。『The Essential Cafe Bohemia』はDISC2の途中まで聴きました。レビューを書くまでには時間がかかりそうです。

しばらく情報をアップしてなかったので最新ニュースをMWSから。

●12月16日(土)、TFM公開生番組「DoCoMo Hits From The Heart」に出演
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いよいよ12月6日に『カフェ・ボヘミア』発売20周年記念盤「The Essential Cafe Bohemia」がリリースされます。リリースに合わせて、元春がFM公開生番組にゲスト生出演します。番組では、「佐野元春オールリクエスト特集」を実施。事前にリスナーの皆さんからリクエストを募集し、出演当日の番組でリクエストを集計してトップ10を発表します。
※リクエストは「DoCoMo Hits From The Heart」番組ホームページにて受付中。
 携帯電話からもリクエスト可能です。
 ふるってリクエストにご参加ください。

■番組名 :DoCoMo Hits From The Heart(スペイン坂から生出演)
■放送局 :TOKYO FM (全国ネット)
■放送日時:2006年12月16日(土)4:00PM - 4:55PM
■DJ   :松本ともこ
■「DoCoMo Hits From The Heartl
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全国ネットのラジオ番組には半年振りくらいの出演です。

●mf247で「アンジェリーナ」のリミックス・バージョンが無料配信中
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■ 'アンジェリーナ'リミックスがmF247チャートで1位に
音楽配信サイト「mf247」の週間ダウンロードランキングで、「アンジェリーナ」のリミックス・バージョン(ボーカル入りとインストルメンタルの2曲)がチャートトップにランクイン。現在無料でダウンロードできる。これは、小室哲哉 a.k.a.DJ TK meets 元春という、既存の音楽シーンでは実現しなかった話題のコラボレーションによる第2弾。DJ TKはこれまでに同サイトで「SOMEDAY2006」を手がけている。今回のリミックス「アンジェリーナ mF Prepromix」では「SOMEDAY2006」と同様、元春のオリジナルのボーカル・トラックを使用している、「mf247」リスナーのためのエクスクルーシブなトラックだ。

【ダウンロード】---> 「アンジェリーナ mF Prepromix
【ダウンロード】---> 「アンジェリーナ mF Prepromix インスト
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こちらは昨夜ダウンロードしました。無料配信は期間限定なのでお早めに。
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Sunday Songbook Playlist

2006年12月10日 | Sunday Song Book

<12月10日プレイリスト>
[年末恒例「年忘れリクエスト大会」]
スロー・ラヴ/竹内まりや 12月06日発売ニューシングル
電話しても/村田和人 "また明日" '82
GIVE ME JUST A LITTLE MORE TIME/CHAIRMEN OF THE BOARD '70
BE THANKFUL FOR WHAT YOU GOT/WILLIAM DE VAUGHN '74
CRY TO ME/LOLEATTA HOLLOWAY '75
悲しき叫びのブルース/尾藤イサオ '66
AN UMBRELLA SONG/CISSY HOUSTON "THINK IT OVER" '78
CIRCUS TOWN/山下達郎 "サーカス・タウン" '76
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■内容の一部を抜粋
・竹内まりやのニュー・アルバムのレコーディング
今週はまた締め切りがひとつあるそうだ。徹夜せずに済みそうだがミックスダウンまで行うということ。着々と完成に向かって近づいているらしい。

スロー・ラヴ<imgsrc="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sitedoi-22&l=ur2&o=9"width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important;
margin:0px !important;" />
先週発売された竹内まりやの今年2枚目のニューシングル。

・電話しても
村田和人さんのムーン時代のアルバム全6タイトルが24ビット・デジタル・最新リマスター、紙ジャケ、ボーナス・トラック付きで再発された。「電話しても」はファースト・アルバム『また明日』に収録されていて、実質的にデビュー・シングル(シングル・カットにもなった)。タツローさんの編曲でギターも弾いている。セカンド・アルバム『ひとかけらの夏』(1983年)は山下達郎プロデュース。
「昨今のレコードの事情を鑑みてお早めに購入いただければと思います。よろしくお願いいたします」とタツローさん。

・GIVE ME JUST A LITTLE MORE TIME
チェアメン・オブ・ザ・ボードのリード・ヴォーカリスト、ジェネラル・ジョンソンは一度聴いたら忘れられない声をしている。キャリアの古い人でショウメンというグループからスタートしたが、'60年代の終わりにデトロイトに移り、チェアメン・オブ・ザ・ボードというバンドを作った。「GIVE ME JUST A LITTLE MORE TIME」はデビュー・ヒットで全米3位というヒットになった。'70年代初期のリズム & ブルースのスタンダード・ナンバー。
番組でかけた音源は1980年代にカッテングされた12インチ・シングルから起こしているので音質はどのようなCDよりもいいそうだ。

・ハーモニカ
「タツローさんが『La La Means I Love You』で使っているハーモニカの種類とキーは?」というリスナーからのハガキに、「ブルース・ハープというハーモニカは演奏する曲によってキーを変えなければなりません。『La La Means I Love You』はキーがAですので、Aの時はDのハーモニカを使ってソロを吹きます。私はホーナーのブルース・ハープかプロ・ハープのどちらかを使っています」とタツローさん。

・ドラムスにオカズを入れるとはどういうこと?
これもリスナーからの質問。
「英語ではフィルインと言います。リズムパターンが次の楽想に行く時に、ドラムがそれを提示する。それをフィルインといいます。日本ではそれをオカズといいます。うまいこといいますね。向こうじゃフィルインですから味も素っ気もない」とタツローさん。

・BE THANKFUL FOR WHAT YOU GOT
ウイリアム・デ・ボーンはワシントンD.C.の生まれだがフィラルデルフィアで製作した「BE THANKFUL FOR WHAT YOU GOT」が1974年に全米ソウル・チャートNo.1、全米チャートでも4位に上がる大ヒットとなった。ゴスペル系の人で、その後、ショウ・ビジネスに見切りをつけてゴスペル界に行ってしまったが、最近オールデイズ・ショウに出てるみたい。とてもメロウな声で、いわゆるカーティス・メイフィールドのクローンといわれた。ヴァッキングはなぜかシグマ・サウンド、フィラデルフィアのリズム・セクション「MFSB」。日本のフリーソウルというエリアではすごく人気がある。

・セコハン屋指南
これもリスナーからの質問で「セコハン屋回りのポイントは?」にタツローさんは「予算がありますから、新宿とか御茶ノ水とか水道橋など、何軒も林立しているところは一応全部回って、メモして、欲しいのはあたりをつけて、優先順位を決めて、予算の中で決める。ですから半日仕事になる。見るのと買うのと別行動ということでございます」と話した。

・CRY TO ME
ロリータ・ハロウェイはもともとはゴスペル出身ですごく歌が上手い人。'70年代にフロイド・スミスというプロデューサーと結婚して2枚アルバムを出した。その後、ディスコ・ブームの時代にイギリスでものすごく人気となってディスコ・クィーンと呼ばれた。全米ソウル・チャート10位。

・年末恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
今年は曲書き、その他で余裕がないので、例年のようなカラオケなど技はないそうだ。若干前倒しで収録しているので、今週中にお便り、リクエストを送ってもらうと確実だということ。

・毎週何枚お便りが来るのか?
これもリスナーからの質問。
「毎週ウン百ぐらいだと思ってください。なかなか大変なんですけれど、それも逆にリラクリゼーションになるのでありがたいです」とタツローさん。

・悲しき叫びのブルース
尾藤イサオさんといえば絶対これ。ガーネット・ミムズという黒人シンガーの「AS LONG AS I HAVE YOU」の日本語カヴァー。ジェリー・ラゴボイというタツローさんの大好きな作家の作品。バックを務めているのはジャッキー吉川とブルーコメッツ。編曲は井上忠夫さん。

・AN UMBRELLA SONG
シシー・ヒューストンはホィットニー・ヒューストンの母。スゥイート・インスピレーションズという女性ヴォーカル・グループ出身で、その後ソロに。「AN UMBRELLA SONG」はマイケル・ゼイガーの小品の名作。プロデュース & アレンジはマイケル・ゼイガー。アラン・シュワルツバーグのドラムス、フランシスコ・センテナのベース、ロープ・モンジュのキーボードに、ジェフ・ミロノフのギター。

・CIRCUS TOWN
タツローさんのファースト・ソロ・アルバム『CIRCUS TOWN』が今年30周年。イントロのアラン・シュワルツバーグのドラムが、先程説明したオカズ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
12月17日・24日は、これも年末恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
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クレイジー・フィンガーズ Triple Axle Tour

2006年12月09日 | Live

11月23日(祝・木)、曇りのち雨。クレイジー・フィンガーズ「Triple Axle Tour」神戸メリケンパーク・cafe* FISH!公演を聴きに行った。

午後1時過ぎからJRに乗って三宮へ行った。ライヴの開演は午後7時だったので、それまで何をして過そうか車内で考えた。阪神の三宮から一駅の兵庫県立美術館に行こうかなと思ったが、先月、JR三宮東口にオープンしたミント神戸へ行くことにした。タワーレコードがこちらに移転していたので買い物をした。タワレコの店内をうろついているとリスニング・スペースがあって、cafe* FISH!のコーナーがあった。ここにはYANCYの『SONG FROM SUNNY SKY』とラリーパパ & カーネギーママの『Last Album』が試聴できるようになっていた。YANCYのCDは持ってなかったので購入した(会場の物販売り場には置いてなかったので、ここで買っておいて正解だった)。

三宮、元町を散策して時間をつぶした後、メリケン・パークまで歩いた。雨はまだ降ってなかった。神戸メリケンパーク cafe* FISH!はガラス張りのカフェ。外の鯉のオブジェは目立つので知ってたがcafe* FISH!は初めてだった。チケットレス予約の受付を済ませた後、震災メモリアル・パークを見学した。それから開場するまでの時間を入り口の前で待っていたら、開場20分前にDr.kyOnとYANCYがどこからか戻ってきた。白いビニールの袋を持っていたので、たぶんコンビニかどこかに行ってたのだろう。Dr.kyOnとは会場内のトイレの前でも擦れ違った。

ライヴは開演までDJ Jr.がレコードを回して、キム・スチョリのソロ、休憩20分(その間もDJ Jr.がレコードを回した)、そしてクレフィン、途中に小島麻由美のステージという構成だった。

開演前にタワレコに行ったと書いたが、そこでこの日のゲストが元ラリーパパ & カーネギーママのキム・スチョリなのだと気がついた。僕はずっとヴォーカルのチョウ・ヒョンレだと思っていた(汗)。考えてみればキム・スチョリは鍵盤担当(ヴォーカル/キーボード)だったので、彼がクレフィンのゲストというのは当然のことだったが、ソロ活動をしているのはチョウ・ヒョンレというイメージがあって勘違いしていた。そんなわけでキム・スチョリにはほとんど白紙の状態で接することになった。古い感じのピアノを弾きながら、ミディアム・テンポの曲を6曲。ラリーパパ & カーネギーママの文脈で安心した。良い曲だ。

「Triple Axle Tour」というわけで今回はリクオとDr.kyOnとYANCYの3人。実はクレフィンのライヴを見るのは今回がはじめて。クレフィンは最初、斎藤有太と伊東ミキオが加わった5人組でスタートしたが、5人編成では見てない。今回のライヴを見た印象では3人で十分のような気がした。

オープニングは連弾でスタカンの「Mick's Blessing」。大好きな曲だしカヴァーの選曲は最高だとは思うが、個人的にはCDでもライヴでもそんなにワクワクしない。なぜだろう。ステージはハイテンションでサクサク進んだ。新曲なのか知らない曲も多い。「おおっ!?」と思ったのはDr.kyOnが"Be A Superman"と歌った曲。クレフィンでのDr.kyOnはあまりパッとしたところがないと思っていたが、この曲は良かった。最高だ。"Be A Superman"と思わず僕も歌ってしまった。

クレフィンで7曲やった後に小島麻由美が登場。まずはDr.kyOnを従えての「みずうみ」。高音がどこまでも伸びる。こんなに歌えるのかと唖然。十月に京大西部講堂で聴いた時と全然印象が違う。たぶんこの日はベストの状態だったんだろう。凄まじかった。ソロで2曲披露し、クレフィンとの共演がはじまった。ここでの「トルコ・コーヒー」はリクオも絶賛のパフォーマンスだった。

小島麻由美の圧倒的なパフォーマンスの後は再びクレフィンのステージ。YANCYがなかなか演奏をはじめない。「息が上がって(笑)、あの後じゃやりにくいですね」と話した。しかしYANCYの「Eastern & Western」も良かった。旅をテーマにした曲でこの曲は大好きだ。

後半は大盛り上がり大会になった。たぶんライヴの定番がズラリと演奏されたのだと思う。「Louie, Louie」、「Jesus On The Mainline」。楽しかった。Triple Axle Tourは今夜で終了、年内最後のクレフィン・ライヴということで、アンコールの時には全員で乾杯した。乾杯といっても、僕は基本的にライヴハウスでは、終演後にドリンクを交換するので、その時は何も手にしてなかった(笑)。架空のハイネケン(クレフィンは全員ハイネケンだった)を掲げて乾杯した。

■Triple Axel Tour~cafe* FISH! presents CRAZY FINGERS PARTY in KOBE~
11月23日(祝・木) 神戸メリケンパーク・cafe* FISH!
整理番号60番

出演:CRAZY FINGERS(リクオ、Dr.kyOn、YANCY)
【ゲスト】小島麻由美/キム・スチョリ(元ラリーパパ&カーネギーママ)/DJ Jr.

キム・スチョリ
01 いつの日にか
02 CRY
03 シロツメ草
04
05 Two Three People
06

CRAZY FINGERS(リクオ、Dr.kyOn、YANCY)
07 Mick's Blessing
08 ピアノライダー
09 パームツリー
10
11
12 Be A Superman
13 On The Beach
14 みずうみ(小島麻由美+Dr.kyOn)
15 (小島麻由美)
16 (小島麻由美)
17 (小島麻由美 with CRAZY FINGERS)
18 トルコ・コーヒー(小島麻由美 with CRAZY FINGERS)
19 Eastern & Western
20 ランブリンマン
21 魚ごっこ
22 Louisiana Breakdown
23 Louie, Louie
24 ミラクルマン
Encore
25 Jesus On The Mainline
26 光
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DVD『星の下 路の上』

2006年12月05日 | 佐野元春

11月22日にリリースされたDVD『佐野元春 and the hobo king band 「星の下 路の上」 2006.4.2 LIVE AT 東京国際フォーラム / HALL A』のことをSITEDOIにアップしました。

僕はこの最終公演を聴きに行ったので、撮影クルーが入っていたことは知っていたし、DVDになることも当然予想することができた。しかし、そのDVDが2枚組のノーカット版という形でリリースされ、DVDの価格が高額になるということは、全くの想定外だった。この価格では購入層が限定されるんじゃないだろうか。僕は納得できなかったが、そんな思いを胸にしまい込んで、このパッケージを手にすることとなった。けれど、この作品に触れた時、とても愛しい気持ちになった。この「星の下 路の上」ツアーは祝祭だったと今更ながら理解できた。正にマスターピース、愛蔵版だとそう思った。(この続きを読む)
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Sunday Songbook Playlist

2006年12月03日 | Sunday Song Book

<12月03日プレイリスト>
[年末恒例「年忘れリクエスト大会」]
スロー・ラヴ/竹内まりや 12月06日発売ニューシングル
YOUR SMILING FACE/JAMES TAYLOR "JT" '77
DON'T DO IT/THE BAND "ROCK OF AGES" '72
LUCKY ME, I'M IN LOVE/THE EL DOMINGOS '62
WHEN THE HURT IS PUT BACK ON YOU/THE DIFFERENT SHADES OF BROWN '73
IT'S HARD TO SAY GOOBYE/CLAUDINE LONGET "LOVE IS BLUE" '68
NEVER CRY BUTTERFLY/竹内まりや 12月06日発売ニューシングル
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■内容の一部を抜粋
・寝不足
タイアップの締め切りが11月の末にあって、朝まで家でリマスタリングをやっていたそうだ。その作業が終って寝ようとしたら、ドア・チャイムが鳴り、「ガス・メーターの取替えです。サインが必要なのでまた来ます」と。そんなことがあったのでほとんど寝ないで収録していると、タツローさんは話していた。

スロー・ラヴ<imgsrc="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sitedoi-22&l=ur2&o=9"width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important;
margin:0px !important;" />
まりやさんの今年のセカンド・シングル。松たか子さんの11月29日発売ニューシングル 「みんなひとり」が主題歌になっているフジテレビ系毎週火曜日午後9時からのドラマ『役者魂!』の挿入歌。今回のニュー・シングルは初回限定がCD-EXTRA仕様になっている。音楽はCDプレイヤー等で聴けるが、画像もCDの中に一緒に入っていて、パソコン等で見ることができる。「スロー・ラヴ」のPVのメイキング映像と「シンクロニシティ」のミュージック・ビデオ(タツローさんが俯き加減で怪しく演奏している姿が入ってる)が収められている。それで値段は据え置きの1,000円なので超お買い得。カップリングはピカデリー・サーカスの「NEVER CRY BUTTERFLY」のカヴァー。12月6日発売。

・YOUR SMILING FACE
ジェームス・テイラーの1977年の大ヒット・アルバム『JT』から。シングル・カットされ全米20位となった。"君の笑顔を見る度に/僕もにっこりせずにはいられないのさ/何故って君を愛してるから"とジェームス・テイラーにしては明るくストレートなラブ・ソング。ラス・カンケル、リース・クラー、ダニー・クーチーとお馴染みのメンバー。ラス・カンケル、リース・クラーの素晴らしいリズム・セクションのグルーヴをバックにして歌われる。

・DON'T DO IT
ザ・バンドの1972年のライヴ・アルバム『ROCK OF AGES』に収録されていてシングルにもなった。ホーランド=ドジャー=ホーランドのモータウン・ソング。ホーン・アレンジがアレン・トゥーサンなのでデトロイトの曲というよりはニューオーリンズの曲に聞こえるが素晴らしいグルーヴの曲。

・好きな五大ギタリスト
11月12日の放送で「石田長生さんは好きな五大ギタリストのひとり」と話したところ、あとの4人も教えてほしいとリスナーからのハガキが届いた。
タツローさんのギターの先生松木恒秀さん、
今ニューオーリンズで活躍している山岸潤司さん、
とても影響を受けた鈴木茂さん、
日本のボトルネックではNo.1、仲良しの松浦善弘さん。
でもよく考えると他にも上田正樹とサウス・トゥ・サウスのクンチョーさんとか、近藤房之助さん(ブレイクダウン)、内田勘太郎さん、井上ケンイチさんという「シブどころ」で好きな方がたくさんいるそうだ。

・LUCKY ME, I'M IN LOVE
今年はドゥーワップ特集ができなかった。寒くなったのでやりたいのだがレコーディングのため準備ができない。エルドミンゴスの「LUCKY ME, I'M IN LOVE」はアップテンポのドゥーワップ・ソング。まだCD化されてないので今日はアナログ・シングルから。

・WHEN THE HURT IS PUT BACK ON YOU
もともとはシェイズ・オブ・ブラウンという4人組の黒人ヴォーカル・グループでキャデット・レーベルから'60年代末から'70年代頭に数枚レコードを出していたが、その後、ディファレント・シェイズ・オブ・ブラウンと名前を変えてモータウン・レーベルで2枚のシングルを出した。この度、そのモータウン時代の音源がCD化された。ほとんどが未発表曲だが擬似ステレオで音が悪く、タツローさんはがっかりとしたそうだ。そんなわけで今回はオリジナル・シングルから。「コーダのところのファルセットとテナーのシャウトのかけあいがなかなかいい感じ」とタツローさん。

・IT'S HARD TO SAY GOOBYE
クローディンヌ・ロンジェはソフト・ヴォイスで有名な人。アンディー・ウイリアムスの奥さんとしても有名だった。A&Mレーベルから'60年代たくさん名作を出した。「IT'S HARD TO SAY GOOBYE」はポール・ウイリアムスとロジャー・ニコルスのコンビによる作品で、プロデュースはトミー・リピューマ。アレンジはニック・デカロ。1968年のアルバム『LOVE IS BLUE』に収録されている。

・NEVER CRY BUTTERFLY
「スロー・ラブ」のカップリング。ピカデリー・サーカスの「NEVER CRY BUTTERFLY」のカヴァー。バックはピカデリー・サーカス。タツローさんがアコースティック・ギターで参加。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
12月10日は、年末恒例「年忘れリクエスト大会」
12月17日・24日は、これも年末恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
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