Sunday Song Book #899

2009年12月27日 | Sunday Song Book

<12月27日プレイリスト>
[年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)]
ミューズ/山下達郎 '09
僕らの夏の夢/山下達郎 '09
おかしな二人/竹内まりや "BEGINNING" '78
MUSICIAN/竹内まりや "未発表音源" '04
YOUR MOTHER SHOULD KNOW/竹内まりや with BOX "未発表音源" '09
SMOKE GETS IN YOUR EYES(オーケストラ・ライブ)/山下達郎
"服部克久 50周年ライブ" 09/12/27 at 文京シビックホール
人生の扉/竹内まりや "DENIM" '07 "EXPRESSIONS" '08
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■内容の一部を抜粋
・年忘れ夫婦放談
毎年年末恒例、竹内まりやさんゲストの「年忘れ夫婦放談」。まりやさんが年末に出演するようになったのは1994年から。今年で15年目。「年忘れ夫婦放談」と銘打ったのは1996、7年ぐらいから。大瀧詠一さんゲストの「新春放談」は1983年からなのでまもなく27年目を迎えることになる。
今年はタツローさんが仕事で忙しいので、ハガキの整理は今回もまりやさんが行ったそうだ。

・ミューズ
8月19日発売のニュー・シングル「僕らの夏の夢 / ミューズ」から。4月からTBS系でオンエアされている「総力報道! THE NEWS」のテーマ曲。

・僕らの夏の夢
8月19日発売のニュー・シングル「僕らの夏の夢 / ミューズ」から。映画『サマーウォーズ』のエンディング・テーマ。
まりやさんは今年観た映画の中で『サマーウォーズ』と『アンヴィル! 夢を諦めない男たち』がよかったそうだ。『アンヴィル!』はタツローさんと一緒に観に行ったとか。タツローさんは『グラン・トリノ』(監督・主演はクリント・イーストウッド)がしみじみときたという。
http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/

・映画『アンヴィル! 夢を諦めない男たち』
http://www.uplink.co.jp/anvil/

・年越しそば
リスナーからの質問で「山下家では年越しそばを食べますか?」。
まりやさんの故郷が出雲なので出雲からおそばを送ってもらって食べているという。それを東京風にかけそばにしているそうだ。

・おかしな二人
加藤和彦さんが亡くなったことに触れて「こんな形で世を去るとは思ってなかったのでショッキングな気持ちで死を受け止めた」とまりやさん。デビュー曲の「戻っておいで・私の時間」は加藤和彦さんの作品で、その後、一緒にテレビ番組の司会もした。「おかしな二人」は1978年のデビュー・アルバム『BEGINNING』の収録曲で作詞は松山猛さん、編曲は鈴木茂さん。サビの部分で加藤和彦さんとデュエットしている。

・加藤和彦さん
タツローさんはアルバム『GO AHEAD!』か『IT'S A POPPIN' TIME』の頃にアルバムのキャンペーンで岐阜放送の30分放送(15分ずつ二組のアーティストで分ける番組)で加藤和彦さんと一緒になったという。そのときタツローさんはすでにビッグ・ネームだった加藤さんがこんな地方までキャンペーンで来ていることに驚いて、ちゃんとオレもプロモーションをしなければいけないんだな、と思ったのだという。後になってそのことを加藤さんに話したら、加藤さんも同じことを思ったって言ってたそうだ。加藤さんといえばそのエピソードを思い出すとタツローさん。まりやさんは加藤さんが安井かずみさんと住んでいたゴージャスなアパートで加藤さんお手製のカレーをごちそうしてもらったことがあるという。タツローさんはそういったスノビズムと現場主義の両立がその頃にはまだあったと話す。バブルの頃からそうした仕事との両立のバランスが崩れてきて、ただのスノッブが増えたんだと。鬱病で悩んでいたことについては全く覚えがないと二人。タツローさんは仲のよかったコピーライターの眞木準さんが6月22日に急性心筋梗塞のため都内の病院で亡くなったことに触れて、今回のツアーも見に来てくれたのに急死して、死がすごく身近に感じるようになったと話す。「自分たちもその分一所懸命生きなきゃだめなんだという感じですね」とタツローさん。

・MUSICIAN
加藤さんのお別れの会にはスケジュールの都合で参加できなかったまりやさん。遺書には「音楽でもうやることがなくなった」というふうに書いてあったそうだが、ミュージシャンというのはそう容易い稼業じゃないということをテーマにした「MUSICIAN」という曲を捧げたい、とまりやさん。1976年のSILVERのファースト・アルバムに収録された「MUSICIAN(NOT AN EASY LIFE)」がオリジナル。まりやさんのヴァージョンはこの番組の「納涼夫婦放談」ために2004年にレコーディングしたヴァージョン。

・YOUR MOTHER SHOULD KNOW
まりやさんが杉真理さん、松尾清憲さん、小室和幸さん、田上正和さんのBOXとサポート・メンバーでドラムの島村英二さん、キーボードの小泉信彦さんでビートルズの「YOUR MOTHER SHOULD KNOW」をレコーディングしたヴァージョン。このメンバーでビートルズの曲をカヴァーする計画があるのでリクエストを受け付けているそうだ。

・SMOKE GETS IN YOUR EYES(オーケストラ・ライブ)
11月27日に文京シビックホールで行われた服部克久先生の50周年記念コンサートから。タツローさんはシークレット・ゲストで出演した。オーケストラをバックに「SMOKE GETS IN YOUR EYES(煙が目にしみる)」と「FOREVER MINE」と「クリスマス・イブ」の3曲を披露したそうだ。当日は照明が逆光だったので誰がシークレット・ゲストがわからずに声を聴いてわかった人が多かったのだという。もちろんタツローさんのファンの人たちもシークレット・ゲストだと読んで何十人と来ていたそうだ。拍手をしているのはその人たちとタツローさん。

・今年の漢字
リスナーから「今年一年を漢字一文字で表すとしたら?」という質問。
まりやさんは「速(はや)」。タツローさんは「忙(ぼう)」。

・人生の扉
2007年のアルバム『DENIM』の収録曲。
まりやさんの来年の予定はコマーシャルに曲を書くオファーがあったり、人に曲を提供したりとかで今年よりも活動するらしい。

・僕らの夏の夢
8月19日発売のニュー・シングル「僕らの夏の夢 / ミューズ」初回生産分にはスペシャル応募特典が当たる応募ハガキを封入していた。A賞の「僕らの夏の夢」と「ミューズ」が収録された12インチのアナログ盤が大変好評で、オフィシャルで発売してほしいとの要望がたくさんあったそうだ。事情により発売できなかったのでアナログ盤プレゼントの本命として10名にプレゼント。45回転12インチの重量盤なので昔のアナログの音がしているとタツローさん。

・クリスマス・エクスプレスの頃
「クリスマス・イブ」大ブレイクのきっかけとなったJR東海の「クリスマス・エクスプレス」のCM。1988年から数年間続いたCMのおかげで1989年に「クリスマス・イブ」は1位となり、シングルで発売してから1位になるのでの最長記録を作った。この「クリスマス・エクスプレス」のCMはプランナーの三浦武彦さんと映像監督の早川和良さんの二人で作ったもの。このCMの顛末が20年経った今年2月に『クリスマス・エクスプレスの頃』という本になった。彼らがCM作品集がDVDでついてるそうだ。この本を10名にプレゼント。

・『VARIETY』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第五弾。『BIG WAVE』から遡ると『MELODIES』になるが、CD以前のLP時代のアナログはタツローさんの手元にもないそうだ。そういうわけでタツローさんのアナログ盤プレゼントは『BIG WAVE』で終わり。年末にまりやさんと「年忘れ夫婦放談」をやるので今週はまりやさんの1984年のアルバム『VARIETY』のアナログ盤を5名にプレゼント。

・『BIG WAVE』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第四弾。『POCKET MUSIC』から遡って1984年のアルバム『BIG WAVE』のアナログ盤を5名にプレゼント。この頃はまだCDとLPが同時発売だった頃。『BIG WAVE』はアナログのカッティングをかなり粘ったのでいい音している、自信作とタツローさん。山下達郎最後のアナログ・レコーディング作品。

・『POCKET MUSIC』のアナログ盤プレゼント
番組888回記念のプレゼント第三弾。『僕の中の少年』から遡って『POCKET MUSIC』。現在出ているCD『POCKET MUSIC』はリミックスだが、アナログはもともと出たままのオリジナル・ミックス。『POCKET MUSIC』のアナログ盤を5名にプレゼント。引き続き受付中。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
2010年01月3日・10日は、年頭恒例「新春放談(ゲスト:大瀧詠一)」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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