Sunday Song Book #1128

2014年05月25日 | Sunday Song Book

2014年05月18日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. MORNING GLORY / 山下達郎 "フォー・ユー" '82
2. LOVIN' THINGS / THE GRASS ROOTS '69
3. STRAWBERRY WINE / THE BAND "STAGE FRIGHT" '70
4. JUNKO PARTNER / DR.JOHN "GUMBO" '72
5. WILL YOU LOVE ME TOMORROW / CAROLE KING "TAPESTRY" '71
6. BABY DON'T GO / KARLA BONOFF "RESTLESS NIGHT" '80
7. MORNING SHINE / 山下達郎 "レアリティーズ" '02('91)
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■内容の一部を抜粋
・近況
東京は先週、ヒョウが降ったという。変な陽気が続いてるとか。「寒暖の差が激しいのでくれぐれもお身体お気をつけ下さい。ちょっと寒いと思ったら着て暑いなと思ったら脱ぐ。でも着ると暑い、脱ぐと寒い中途半端な陽気。まぁ、いい陽気なんでしょうけれど」と達郎さん。まりやさんのレコーディングでスタジオ入りしていて、今週は来月からはじまるタイアップの締め切り。ミックスダウンに入るところでウンウン言いながらやってるそうだ。シンセの音色とかが決まらず、一小節決まらなかったら、アレンジが決まらなかったら、作品にならないので、ちまちましたところで立ち止まると大変だと達郎さん。6月はアルバムの仕上げに入るという。

・棚からひとつかみ+リクエスト
今週はリクエスト・カードが溜まってきたのでリクエストをまぶしつつ、先週の続きで「棚からひとつかみ」。先週のブラコンから一転して今週はルーツ・ミュージックに近い選曲になったという。

・MORNING GLORY
1982年のアルバム『FOR YOU』から「MORNING GLORY」。季節柄この曲にリクエストが集まった。
来週は6月に入るので映画『わたしのハワイの歩きかた』(6月14日全国公開)のテーマ「アロハ式恋愛指南」をオンエア予定。

・LOVIN' THINGS
ユニバーサルがダンヒル・レーベルを紙ジャケでリイシューしていて、この度グラスルーツがドッと出た。日本でCD化されるのはこれがはじめてとのこと。達郎さんはグラスルーツが好きで、特に好きなのは1969年のアルバム『LOVIN' THINGS』でシングルカットされた「LOVIN' THINGS」は全米チャート49位のスマシュ・ヒット。もともとはイギリスのマーマレードのヒットで1968年、全英6位のヒットのカヴァー。演奏、歌ともグラスルーツのほうがちょっと勝ってるかなという感じなのだとか。ドラムはハル・ブレイン。

・STRAWBERRY WINE
リスナーからのリクエスト。ザ・バンドの1970年のサード・アルバム『STAGE FRIGHT』から「STRAWBERRY WINE」。スネアにスナップが入ってない不思議な演奏。長い間音楽やってるがロックンロール関係のグループで最もコピーしづらいグループで、ミュージシャンの個性が滲み出ている。パターン・ミュージックはないと達郎さん。

・JUNKO PARTNER
「達郎さんがDr.ジョンのアルバム『GUMBO』からこれと思う一曲」というリクエスト。1972年の名作『GUMBO』はアメリカではチャートインしなかった(100位に入らなかった)。日本では大滝さんと細野さんのおかげでヒット作になった。Dr.ジョンはワーナーの幹部と仲がいいのでアルバムをコンスタントに出せる人なのだという。達郎さんは『NIAGARA MOON』を作るときに死ぬほど『GUMBO』を聴いたそうだ。ブラス・アレンジの勉強をしたという「JUNKO PARTNER」を今日は選曲。Dr.ジョン、本名はマック・レベナック。ニューオリンズ・ミュージックの大御所。ジャズの発祥地といわれるルイジアナ、ニューオリンズから生まれたリズム&ブルース。ニューオリンズ・サウンドだが録音はL.A.。今聴くと大滝さんの『NIAGARA MOON』と細野さんの『泰安洋行』、『トロピカル・ダンディ』はニューオリンズ・サウンドに肉薄していると達郎さん。

・WILL YOU LOVE ME TOMORROW
「山下達郎がいちばん好きなキャロル・キングの曲は何ですか?」というリクエスト。達郎さんが選曲したのは1971年の「WILL YOU LOVE ME TOMORROW」。もともとはガール・グループのシュレルズの1961年の全米NO.1。これを10年後にキャロル・キングがシンガー・ソングライターとしてのアルバム『TAPESTRY』に収録。オリジナルではティーンエイジの女の子が男の子の気持ちに不安を持って、「今、私たちは愛し合ってるけれど、明日も彼は愛してくれるのかしら?」と歌うが、10年後にキャロル・キングが歌うとある種の無常観すら漂う、深いところまで切り込んでくる歌に聴こえる。キャロル・キングの曲も歌も素晴らしいが、ジェリー・ゴフィンの詩の重み、アイドル歌謡がそれだけ深い詩を持ってるというジェリー・ゴフィンの力量もすごい。アルバム『TAPESTRY』は全米NO.1。302週チャートインを果たしたというピンク・フロイドの『DARK SIDE OF THE MOON』と並ぶロング・チャートの記録を持った燦然と輝く一枚。全米で一千万枚以上売れたウルトラ・メガ・ヒット・アルバム。

・竹内まりやの新曲「静かな伝説(レジェンド)」、ニュー・アルバム『TRAD』
まりやさんの新曲「静かな伝説(レジェンド)」。シングルは7月23日リリース予定。5月15日からレコチョクほかにて着うたの配信がスタート。「ダウンロードよろしくお願いします」と達郎さん。
9月3日にはまりやさんのオリジナル・ニュー・アルバムが7年ぶりに発売される。タイトルは『TRAD』。7年ぶりになるので、これまで発売されたシングル、未発表曲を取り合わせて全15曲収録予定。初回限定盤にはライブ映像、ミュージック・ビデオが収録されたDVD付く。
「詳しくは竹内まりやスペシャル・サイトをご覧ください」と達郎さん。
http://wmg.jp/mariya/

・わたしのハワイの歩きかた
6月14日全国公開『わたしのハワイの歩きかた』はオール・ハワイ・ロケの映画で、監督は前田弘二さん。『婚前特急』で新人賞を獲った方でこの脚本を書いた高田亮さんとまたタッグを組んで作られた映画。主演は榮倉奈々さん。
http://www.watashinohawaii.com/

この映画の主題歌をまりやさんが書き下ろした。主題歌のタイトルは「アロハ式恋愛指南」。作詞作曲はまりやさんで編曲は達郎さん。来週オンエア予定。

・『BIG WAVE』30th Anniversary Edition
今年は『BIG WAVE』が30周年なので7月23日に『BIG WAVE』30th Anniversary Editionを発売する。1984年に発売したオリジナル・ソングとビーチボーイズのカヴァーで構成された全曲英語によるアルバム。2014年最新デジタル・リマスター、ボーナス・トラック付き。曲目解説は全面的に書き直し。詳しくはワーナーの山下達郎特別サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~
今年も全国ツアーが決定した。「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」。「今年はちょっと変なツアーでシングル・ヒットはやらないというですね。普段あまりやってないというか、ここ10年くらいあんまり演奏してなかった曲ばかりでやってみようという、題してManiac Tour ~PERFORMANCE 2014~。2008年からお陰さまでコンスタントにツアーが続けて来れましたので、今年はちょっと寄り道をしてみようと思います。あまり大々的に、さぁいらっしゃいという感じではないので(笑)、以外とマニアックなツアーなので、今年はちょっと地味目に14都市29公演という少なめのツアー」と達郎さん。7月25日のパルテノン多摩が初日で10月8日の大阪のフェスティバルホールの千秋楽までの14都市29公演のホール・ツアーを予定している。詳しいスケジュールは達郎さんのオフィシャル・サイトにて。詳しいスケジュールは達郎さんのオフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・松尾潔のメロウな日々
音楽プロデューサーでライターの松尾潔さんが初めての音楽専門書『松尾潔のメロウな日々』を今週金曜日5月30日にスペースシャワー・ブックスから発売する。達郎さんは頼まれて序文を書いたそうだ。松尾さんがいちばん影響を受けたアメリカのライター、ネルソン・ジョージの『モータウン・ミュージック』の序文をクインシー・ジョーンズが書いてるからと口説かれたという。「私がクインシー・ジョーンズなんて恐れ多いと言いましたが、友だちなので序文を書かしていただきました」と達郎さん。どなたでも楽しめる本というか、学術書・研究書みたいな本なので、R&Bが好きな人だったら楽しめるとか。
http://books.spaceshower.net/books/isbn-907435035

・BABY DON'T GO
リスナーからのリクエスト。カーラ・ボノフの1979年のアルバム『RESTLESS NIGHT』からシングルカットされて1980年、全米69位のスマッシュ・ヒットの「BABY DON'T GO」。

・MORNING SHINE
リスナーからのリクエストで1991年のシングル「さよなら夏の日」のカップリング曲「MORNING SHINE」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

06月01日は引き続き、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1127

2014年05月18日 | Sunday Song Book

2014年05月18日プレイリスト
「棚からひとつかみ」
1. 静かな伝説(レジェンド) [TV SIZE] / 竹内まりや 07月23日発売ニュー・シングル
2. C'MON MARIANNE / THE 4 SEASONS '67
3. I'VE BEEN DOWN / PEABO BRYSON "TURN THE HANDS OF TIME" '81
4. LOST IN LOVE WITH YOU / LEON WARE "LEON WARE" '82
5. STRANGERS IN THE DARK CORNERS / JOHNNY BRISTOL "STRANGERS" '78
6. HIGH STEPPIN' HIP DRESSIN' FELLA (YOU GOT IT TOGETHER) / LOVE UNLIMITED "LOVE IS BACK" '79
7. ドリーミング・デイ / 山下達郎 "ナイアガラ・トライアングル Vol.1" '76
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■内容の一部を抜粋
・近況
達郎さんはまりやさんの次の曲のアレンジでスタジオに戻ったとか。今週は佳境でウーっと唸ってるそうだ。「曲を作るよりもアレンジのほうが大変だったりします」と達郎さん。まりやさんのアルバムが9月3日に発売されることが決まり、今アレンジしている曲もアルバム収録曲になるとか。6月14日全国公開『わたしのハワイの歩きかた』の主題歌「アロハ式恋愛指南」と新曲「静かな伝説(レジェンド)」も収録予定。

・棚からひとつかみ
スタジオでうんうん唸ってるので今週もレギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」。

・静かな伝説(レジェンド)
まりやさんの新曲「静かな伝説(レジェンド)」。フジテレビ系の新番組「ワンダフルライフ」のテーマ・ソングで、毎週日曜日、夜21時からオンエア。毎週ひとりのゲストの人生に迫るヒューマン・ドキュメンタリーの番組。
http://www.fujitv.co.jp/wonderful-life/index.html

シングルは7月23日リリース予定。5月15日からレコチョクほかにて着うたの配信がスタート。
「ダウンロードよろしくお願いします」と達郎さん。
http://wmg.jp/mariya/

まだフルサイズのマスタリングが間に合わなかったので今週もテレビ・サイズ。レコーディング・メンバーのパーソナルはまだ秘密とのこと。

・C'MON MARIANNE
フォー・シーズンズの1967年のベスト10ヒット「C'MON MARIANNE」。イギリスではグレープフルーツのカヴァーも有名。

・I'VE BEEN DOWN
ピーボ・ブライソンの1981年のアルバム『TURN THE HANDS OF TIME』はまだCD化されてない。この中からA面の1曲目「I'VE BEEN DOWN」。

・スピーカー
リスナーからの質問で「達郎さんは自宅でどんなスピーカーで聴いてらっしゃるのですか?」。
JBLのスピーカーだけれど、自宅ではほとんどヘッドフォンで聴いてるという。ヘッドフォン用のアンプを友人に作ってもらって、それをずっーと愛用しているとか。JBLのスピーカーはアナログLPを聴くときしか使わないという。

・目
リスナーから「達郎さんは自分の年齢を意識しますか? また何で年を感じますか?」という質問。
視力がそんなに悪くなくて、若干近視気味で0.7とか0.8でこれまできたけれど、最近はちょっと目が悪くなってきて、眼鏡をかけて仕事をしていたらもの凄く進行が早まったという。最近、スタジオ仕事や打ち込みしていて眼鏡をしてるので、すごく目が悪くなったなぁとしみじみ感じる今日この頃なんだとか。眼鏡を外すと見えなくなるので若い頃から近視の方って大変なんだなぁと自分がそうなってよくわかったのだそうだ。他は取り立ててなく、まだ健康だという。

・LOST IN LOVE WITH YOU
リオン・ウェアのエレクトラのセカンド、1982年のアルバム『LEON WARE』がワーナーの新名盤探険隊からちょうど出たばかり。
http://wmg.jp/special/meiban/?icid=top140408cat

リオン・ウェアはデトロイト出身でモータウンのスタッフ・ライター。マーヴィン・ゲイのアルバム『I WANT YOU』で一躍名前が知られるようになった。その後は活発にソロ活動を行っている。特にヨーロッパでは今でも絶大な人気を誇っている。1982年のアルバム『LEON WARE』はアース、ウインド&ファイアの全盛期とかぶって、いわゆるTOTOのバックで、ウェスト・コーストのブラック・コンテンポラリー然としたアルバム。その中から「LOST IN LOVE WITH YOU」。ジェフ・ポルカロのドラム、ネーザン・イーストのベース、デヴィッド・ペイチのピアノ、作曲者のジェフ・リーブがフェンダー・ローズ、ギターがディーン・パークス、バック・コーラスがリタ・クーリッジに、ボニー・ブラハム、クリス・メルという豪華なメンバー。

・クルマ
リスナーから「10年くらい乗られてるというクルマはやはり愛着ですか?」という質問。
クルマは20年乗ってるがヒューズ一つ飛んだことがないそうだ。フルモデル・チェンジのいちばん最後のやつを買うのが当時は通だと言われて、人に言われて買ったところ、本当にヒューズ一つ飛んでない。「愛車です。アレ乗ると他のを乗れません」と達郎さん。

別のリスナーから「達郎さんにとってクルマとは?」という質問。
「私は道具です。走る道具。擬人化するのも大事ですけれど、道具は自分のパーツですから、道具をかわいがってやるということも必要かなと思います。私はギターとかそういうものは自分の道具なので、すべて道具はそういう具合に接しております。名前を付ける人もいますがですね、私はそういうことはしません。でも道具は道具なので、ちゃんとかわいがってやります」と達郎さん。

・STRANGERS IN THE DARK CORNERS
ジョニー・ブリストルはモータウンのプロデューサー、スタッフ・ライターとして名を馳せ、'70年代に入ってからソロ活動をはじめ、たくさんヒット曲がある。シンガーとしても人気のある人。1978年の名盤『STRANGERS』から「STRANGERS IN THE DARK CORNERS」。

・竹内まりやのニュー・アルバム『TRAD』
9月3日にまりやさんのオリジナル・ニュー・アルバムが7年ぶりに発売される。タイトルは『TRAD』。7年ぶりになるので、これまで発売されたシングル、未発表曲を取り合わせて全15曲収録予定。初回限定盤にはライブ映像、ミュージック・ビデオが収録されたDVD付く。
「詳しくは竹内まりやスペシャル・サイトをご覧ください」と達郎さん。
http://wmg.jp/mariya/

・『BIG WAVE』30th Anniversary Edition
今年は『BIG WAVE』が30周年なので7月23日に『BIG WAVE』30th Anniversary Editionを発売する。1984年に発売したオリジナル・ソングとビーチボーイズのカヴァーで構成された全曲英語によるアルバム。2014年最新デジタル・リマスター。ボーナス・トラックが今のところ6曲入る予定。ライナー・ノーツは全面的に書き直し。詳しくはワーナーの山下達郎スペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~
今年も全国ツアーが決定した。「ツアー再開後、4シーズンやってきて、それ以前も長くツアーをやって来た中で、大体ヒット曲中心だと曲が偏ってくるので、ここ10年くらいあんまり演奏してなかった曲ばかりでやってみようという企画でManiac Tour ~PERFORMANCE 2014~。マニアックなツアーなのでシングル・ヒットはあまりやらない、ほとんどやらない、いつもの定番曲もたぶんやらない、予定がまだ決まってないので、やってウソつきと言われるのが嫌なので、予定は未定なんですが、今のところそういう心づもりでいます」と達郎さん。ものすごく自己満なツアーになるので今年は14都市29公演。7月25日のパルテノン多摩が初日で10月8日の大阪のフェスティバルホールの千秋楽までの14都市29公演のホール・ツアーを予定している。詳しいスケジュールは達郎さんのオフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・HIGH STEPPIN' HIP DRESSIN' FELLA (YOU GOT IT TOGETHER)
ラブ・アンリミテッドはカリフォルニア出身の女性3人組。リード・ヴォーカルはグローディアン・ジェームズで、のちにバリー・ホワイトのお嫁さんになる人。1979年のアルバム『LOVE IS BACK』から「HIGH STEPPIN' HIP DRESSIN' FELLA (YOU GOT IT TOGETHER)」。全米ソウル・チャート45位。

・ドリーミング・デイ
最後の曲は季節柄「ドリーミング・デイ」。1976年のアルバム『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』収録。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

05月25日は引き続き、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1126

2014年05月11日 | Sunday Song Book

2014年05月11日プレイリスト
「棚からひとつかみ」
1. 静かな伝説(レジェンド) [TV SIZE] / 竹内まりや 07月23日発売ニュー・シングル
2. DANCE,DANCE,DANCE / THE BEACH BOYS '64
3. DANNY / LESLEY GORE '63
4. PUSHIN' TOO HARD / THE SEEDS "RAW & ALIVE" '14
5. PUSHIN' TOO HARD / THE SEEDS "RAW & ALIVE" '68
6. LOVE BE NOT A STRANGER / THE RADIATIONS '67
7. I CAN'T GIVE BACK THE LOVE I FEEL FOR YOU / RITA WRIGHT '67
8. I COULD NEVER HATE HER / DARRELL BANKS "HERE TO STAY" '69
9. DREAMING GIRL / 山下達郎 "コージー" "オーパス" '96
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は直近の収録だということ。まりやさんのレコーディングは次の曲のアレンジに入っていて、家でウンウン言ってるとか。いちばんはじめにアレンジを決めるところが時間かかるそうだ。ずっーと机に座ってるので腰がくたびれたときは少しウォーキングをしたりするとか。

・棚からひとつかみ
レコーディング・スタジオで流れ作業してるときは、その間にハガキのチェックなどできるが、作曲や編曲などで無から有を生むときはウンウンやってるので、こういうときはいつものレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」。

・静かな伝説(レジェンド)
まりやさんの新曲「静かな伝説(レジェンド)」。シングルは7月23日リリース予定。フジテレビ系の新番組「ワンダフルライフ」のテーマ・ソングで毎週日曜日夜21時から全国ネットで放送されている。毎週ひとりのゲストの人生に迫るヒューマン・ドキュメンタリーの番組。
http://www.fujitv.co.jp/wonderful-life/index.html

・DANCE,DANCE,DANCE
ビーチボーイズの1964年のベスト10ヒット「DANCE,DANCE,DANCE」。「こういう陽気ですとビーチボーイズが聴きたい気分です」と達郎さん。

・DANNY
レスリー・ゴアの1963年のデビュー・ヒット「IT'S MY PARTY」のB面でポール・アンカのペンになる「DANNY」。シングルはモノラルだが、最近はこれがリアル・ステレオで聴ける。

・PUSHIN' TOO HARD
ザ・シーズは1960年代にウェスト・コーストで活躍した、いわゆるガレージ・パンクのバンド。スカイ・サクソンが率いる4人組で代表作に1967年の「PUSHIN' TOO HARD」がある。このシーズの1968年に出したライヴ・アルバム『RAW & ALIVE』がイギリスのエースからリマスター盤が発売されて、ライヴ・アルバム『RAW & ALIVE』が偽ライヴだったことがわかった。ナレーション入りでスタジオ録音されて、後から聴衆の拍手や声が加えられている。今回はもともとのスタジオ録音が入ったかたちでリイシューされたとか。今日はオーディエンスの歓声が入ってない「PUSHIN' TOO HARD」と編集された「PUSHIN' TOO HARD」をちょっとだけ。

・LOVE BE NOT A STRANGER
1960年代から1970年代にかけてのヴォーカル・グループ、特にスウィート・ソウルのヴォーカル・グループを中心に集めた『SOUL IN HARMONY』というコンピレーションが、昨年の暮にイギリスのエースのサブ・レーベルのケントから出た。レディエーションズはニュージャージーのグループのようで、もともとはヘッド・ライナーズというヴォーカル・グループがレディエーションズと名前を変えて何枚かシングルを出している。そのうちの1枚で1967年の作品「LOVE BE NOT A STRANGER」。

・「静かな伝説(レジェンド)」着うた
まりやさんの新曲「静かな伝説(レジェンド)」の着うたが5月15日からレコチョクほかにて配信スタート。
「詳しくは竹内まりやスペシャル・サイトをご覧ください」と達郎さん。
http://wmg.jp/mariya/

・『BIG WAVE』30th Anniversary Edition
今年は『BIG WAVE』が30周年なので7月23日に『BIG WAVE』30th Anniversary Editionを発売する。1984年に発売したオリジナル・ソングとビーチボーイズのカヴァーで構成された全曲英語によるアルバム。2014年最新デジタル・リマスター、ボーナス・トラック付き。ライナーは全面的に書き直すとのこと。現在製作中。詳しくはワーナーの山下達郎特別サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~
今年も全国ツアーが決定した。「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」と題して、いわゆるヒット曲をやらない、普通の今までやってきたツアーとは違う、あまり演奏してなかった曲を中心に構成されたライヴ。7月25日のパルテノン多摩が初日で10月8日の大阪のフェスティバルホールの千秋楽までの14都市29公演のホール・ツアーを予定している。「まだ全く何をしようか決めてないんですが、マニアック・ツアーというか自己満ツアーと言ってもいいんですが。ひじょうに独善的な(笑)、レパートリーの選曲になると思います。昔、ライヴハウスでやっていたようなですね、1曲の演奏が長い、そういうような曲もやる予定ですが、まだ計画が全く立っておりません。とりあえずは竹内まりやさんのレコーディングが済むまで駄目なので」と達郎さん。詳しいスケジュールは達郎さんのオフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・I CAN'T GIVE BACK THE LOVE I FEEL FOR YOU
リスナーからジェフ・ベック・グループの1972年のアルバム『JEFF BECK GROUP』に入ってるアシュフォード&シンプソンの曲「帰らぬ愛」はもともとインストゥルメンタルの曲なのでしょうか? それとも歌入りのヴァージョンがあるのでしょうか? というお便り。
ジェフ・ベック・グループの「帰らぬ愛」はアシュフォード&シンプソンとブライアン・ホーランドの共作で、原題は「I CAN'T GIVE BACK THE LOVE I FEEL FOR YOU」。1967年にモータウンからリタ・ライトという新人のシンガーがシングル・カットした。リタ・ライトは後のシリータ・ライト、スティービー・ワンダーの奥さんになった人。もともとはダイアナ・ロスのために作られた曲らしいが、後にレコーディングするが、このとき発表せず、リタ・ライトのシングルが1967年に先行して発売されたので、これが「I CAN'T GIVE BACK THE LOVE I FEEL FOR YOU」のオリジナル・ヴァージョン。プロデュースはブライアン・ホーランドとラモント・ドジャーだと資料に書いてある。

・I COULD NEVER HATE HER
ダレル・バンクスはデトロイトのシンガー。ボルト/スタックス・レーベルでのセカンド・アルバム1969年の『HERE TO STAY』が昨年、イギリスのエースから再発された。かけたかったそうだがチャンスがなかったとか。『HERE TO STAY』から「I COULD NEVER HATE HER」。

・DREAMING GIRL
1996 年のシングル「DREAMING GIRL」。季節柄この曲にリクエストが集まったとか。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

05月18日は引き続き、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1125

2014年05月04日 | Sunday Song Book

2014年05月04日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. 静かな伝説(レジェンド) [TV SIZE] / 竹内まりや 07月23日発売ニュー・シングル
2. ELENORE / THE TURTLES '68
3. GIRL ON A SWING / GERRY & THE PACEMAKERS '66
4. DON'T TURN AROUND / THE MERSEYBEATS '64
5. FROM A DISTANCE / P.F.SLOAN '66
6. WHO IS GONNA LOVE ME / DIONNE WARWICK '68
7. MELLOW MELLOW RIGHT ON / LOWRELL '79
8. 片想い / 山下達郎 "アルチザン" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
まりやさんの新曲のレコーディングでスタジオに入ってるそうだ。一曲終わって今は次の新曲の準備だとか。一段落したところで番組の収録をして、週明けからまたレコーディングを再開するという。

・棚からひとつかみ+リクエスト
今週は連休中なので1960年代のオールディーズを中心に「棚からひとつかみ」。達郎さんの選曲のあいだにリクエストを挟んで「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・静かな伝説(レジェンド)
まりやさんの新曲「静かな伝説(レジェンド)」。フジテレビ系全国ネットの新番組「ワンダフルライフ」のテーマ・ソング。毎週日曜日の夜21時からのヒューマン・ドキュメンタリー番組。
http://www.fujitv.co.jp/wonderful-life/index.html

まだフルサイズのマスタリングが終わってないのでテレビ・サイズ。シングルは7月23日リリース。カップリングは1978年にデビュー・シングルとして出した「戻っておいで・私の時間」の2011年ヴァージョン。2011年に伊勢丹の創業125周年を記念して作られた。もう一曲はサンデー・ソングブックの夫婦放談のネタからBOXと一緒にやったビートルズのカヴァーで「TELL ME WHY」。初回盤は6月14日全国公開『わたしのハワイの歩きかた』の主題歌「アロハ式恋愛指南」のPVが収録されたDVD付く。映画の公開がまだなので曲よりPVが先になったとか。「詳しくは竹内まりやスペシャル・サイトをご覧ください」と達郎さん。
http://wmg.jp/mariya/

・ELENORE
ザ・タートルズは'60年代に活躍したウェスト・コーストの6人組のロック・バンド。1968年、全米6位の「ELENORE」。ジョン・バルバタのドラムが炸裂してると達郎さん。

・GIRL ON A SWING
ワーナーにEMI系のカタログが入ってブリティッシュ・ビート系の再発でいいものがたくさん出ている。達郎さんがうれしかったのはジェリー & ザ・ペースメーカーズがアメリカで出したアルバム『GIRL ON A SWING』。タイトル・ソングの「GIRL ON A SWING」はハプニングスのリード・ヴォーカルのボブ・ミランダが書いた曲。ハプニングスもやってるがジェリー & ザ・ペースメーカーズは抜群の演奏。1966年、全米28位、ジェリー & ザ・ペースメーカーズのアメリカでのラスト・ヒットになった。ハプニングスのヴァージョンの邦題は「ブランコの少女」。達郎さんは高校時代ブラスバンドで採譜したことがあるという。ジェリー & ザ・ペースメーカーズのヴァージョンは日本での発売がなかったとか。

・DON'T TURN AROUND
ザ・マージービーツはビートルズの弟バンドと謳われた。ブライアン・エプスタインの干渉がひじょうに強かったため、喧嘩して独立したので、ビートルズほどの人気は得られなかった。サード・ヒットの「DON'T TURN AROUND」は1964年、全英13位。「2分ちょっとの本当に無垢な響きでいいですね」と達郎さん。曲を書いたピーター・リー・スターリングは後のダニエル・ブーン。

・FROM A DISTANCE
達郎さんの最近の愛聴盤は日本初CD化されたP.F.スローンのセカンド・アルバム『TWELVE MORE TIMES』。一曲目はかの有名な「FROM A DISTANCE」。邦題は「孤独の世界」。帯には全米ヒット曲と書いてあるが「ヒットしなかった」と達郎さん。日本では大ヒットしたがアルバムは出なかったそうだ。言うことのないウェスト・コーストのダンヒル・サウンド。

・WHO IS GONNA LOVE ME
バート・バカラックが来日公演を行ったのでリクエストが集まってる。リスナーから「達郎さん、聴きに行かれたかなと思いました。何か、お好きなバカラックの曲をかけてください」というリクエスト。「僕、バカラック、別に行きません(笑)。作曲家のライヴ観に行ったってしょうがないと思うんです(笑)。そういうこと言うと怒られますけれど。ウチの奥さんは観に行きましたが、僕も一緒に行かないかと言われましたが、僕、別にバカラックが歌ってるの観たってしょうがない(笑)。バカラック、作品聴いてればいいじゃないか。へそ曲がりです」と達郎さん。今回はあんまり知られてない曲で好きな曲を選んだとか。「WHO IS GONNA LOVE ME」と「TWO WAIT FOR LOVE」の2曲で、「TWO WAIT FOR LOVE」は達郎さん自身がカヴァーしている。「WHO IS GONNA LOVE ME」は高校時代にFENで女性 DJのクリス・ノエルが毎日かけていたので思い出があるそうだ。ディオンヌ・ワーウィックの1968年の全米33位のスマッシュ・ヒット。その後、アルバム『PROMISES PROMISES』に収録された。コード進行とかがすごく好きで今でもよく聴く一曲だとか。

・こども展 名画にみるこどもと画家の絆
4月19日から開催されている展覧会『こども展 名画にみるこどもと画家の絆』のイメージソングに「人生の扉」が起用されている。子どもをモデルにした絵の展覧会で、モネ、ピカソ、名だたる画家の絵が勢揃いしている。また、展覧会会場で聞くことができる音声ガイドのナビゲーターもまりやさんが務めている。

『こども展 名画にみるこどもと画家の絆』
[東京展]
4月19日(土)~6月29日(日) 会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)
[大阪展]
7月19日(土)~10月13日(月・祝) 会場:大阪市立美術館(天王寺公園内) 
http://www.ntv.co.jp/kodomo/

・『BIG WAVE』30th Anniversary Edition
今年は『BIG WAVE』が30周年なので7月23日に『BIG WAVE』30th Anniversary Editionを発売する。1984年に発売したオリジナル・ソングとビーチボーイズのカヴァーで構成された全曲英語によるアルバム。2014年最新デジタル・リマスター、ボーナス・トラック付き。詳しくはワーナーの山下達郎特別サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~
今年も全国ツアーが決定した。「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」。普通のレギュラー・ツアーではほとんど演奏してなかった曲を中心にライヴを構成しようという企画で、本当はライヴハウス・ツアーというかたちでやろうと思っていたそうだが、それだと収容とチケット販売でパニックになるので普通にホール・ツアーでやろうということになったとか。7月25日のパルテノン多摩が初日で10月8日の大阪のフェスティバルホールの千秋楽までの14都市29公演のホール・ツアーを予定している。独善的で排他的な、要するに自己満足ツアーなので、いつものようにヒット曲をやらないので、「クリスマス・イブ」をやらないのかよと文句を言われても困りますので、そういう意図のツアーなので、とのこと。詳しいスケジュールは達郎さんのオフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・MELLOW MELLOW RIGHT ON
達郎さんの好きな1970年代のシカゴのソウルのシーンで活躍したロスト・ジェネレーションのリード・ヴォーカリスト、ローレル・サイモンが1979年にミニ・アルバムを出した。この作品が待望のCD化。1979年、全米ソウル・チャート32位の「MELLOW MELLOW RIGHT ON」。

・今、飼ってる犬は?
リスナーから「達郎さんは飼い犬のグーフィーが亡くなった後、どんな犬を飼ってるのですか?」という質問。
「今、ブルドックです。雌のブルドックです。なかなか飼いやすいいい犬です」と達郎さん。

・「静かな伝説(レジェンド)」のコーラスの発案者は?
リスナーからの質問で「静かな伝説(レジェンド)」のコーラスの発案者は誰ですか? また公開された写真のように桑田佳祐さん、原由子さん、まりやさん、達郎さんの4人で一緒に録音したのですか?
コーラスの発案者はまりやさんで、4人一緒にみんなで録音して、2,3テイクで録り終えたそうだ。原由子さんがコーラスの譜面を書いてきてくれたので助かったと達郎さん。

・片想い
歌詞に5月が出てくるので5月に入るとリクエストが増える一曲。1991年のアルバム『ARTISAN』収録の「片想い」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

05月11日は、引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.tatsuro.co.jp
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BOB DYLAN and his Band IN SHOW & CONCERT!

2014年05月01日 | Live

ボブ・ディランは1941年5月24日、アメリカ・ミネソタ生まれ。現在72歳。
1961年にレコーディング・アーティストとしてコロムビアと契約。
最近では2005年の映画『No Direction Home』の影響なのか、
2006年のアルバム『Modern Times』、2009年のアルバム『Together Through Life』が
連続して欧米のアルバム・チャートでNO.1を獲得している。
2012年、デビュー50周年の年には通算35枚目となる
スタジオ録音盤の『Tempest』が発売になり全米、全英ともチャートの3位を記録している。

僕が聴きに行ったのはZEPP NAMBA OSAKAで行われた日本公演の千秋楽。
4年ぶりのディランだったが前評判通りの本当に素晴らしいライヴだった。
今回のツアーは最新作『Tempest』、そして『Modern Times』、
『Together Through Life』からの曲を中心にして組まれたセットリストで、
2000年代に何回目かの絶頂期を迎えたディランを体現するかのようなパフォーマンスだった。

ステージには額縁に入った鏡が置いてあり、
頭上には照明が6つペンダントライトのようにぶら下がっている。
3回チャイムが鳴ってライヴはスタートした。
ディランは白いスペイン帽をかぶって、この夜は黒の4つボタンのカントリースーツ。
袖と裾にウェスタン調の柄。ブーツはウェスタン・ブーツなのか白色に見えた。
最近はスタンド・マイクを前にして歌う。左手を腰に当てて、ちょっと気取った感じ。
バンドはグレーのスーツ姿。
ディランがピアノを弾きながら歌う曲もあり、
このときはバンドがディランを見ながら演奏していた。
ディランが自由に弾くので、それに合わせて演奏してるようだ。

ディランを前にして最初はちょっと緊張していたが
何曲か聴いてようやくリラックスした。
「What Good Am I?」が心に沁みた。

「Duquesne Whistle」が前半のベスト・トラック。
ダミ声とむせぶような声、ハーモニカ、自由なピアノ演奏がそれを象徴してると思った。
一方でギターは一曲も弾かなかった。
関節炎を患ってるから痛くて弾けないのだと聞いた。

ディランは演奏中にときどき歯を見せ、それがニカっと笑ってるように見えたが、
ディランが笑うかなと半信半疑に思ってたところ、
一部の終わりに(今回は二部構成で途中20分ほどの休憩が入る)、
「Love Sick」が終わった後に「トモダチ アリガトウ」と片言の日本語を話した。
驚いた。喋る姿を見たのははじめてだ。そして「友だち」というのがうれしかった。

後半も『Tempest』からの「Early Roman Kings」、「Spirit on the Water」が素晴らしかった。
「Spirit on the Water」の間奏でディランのピアノは
ドレミファソラシドと音階のリフを繰り返したが、それが何とも楽しい。
ワンフレーズ毎にオーディエンスが反応した「Long and Wasted Years」。
日本公演を観た誰もが思うとおり、
今回のセットリストの中で最も印象に残る楽曲のひとつだ。
ディランの声に心が震えた。


■BOB DYLAN and his Band IN SHOW & CONCERT!
2014年4月23日(水) Zepp Numba Osaka
1階スタンディング整理番号207番

Band Members
Bob Dylan - guitar, keyboard, harp
Tony Garnier - bass
George Recile - drums
Stu Kimball - rhythm guitar
Charlie Sexton - lead guitar
Donnie Herron - trumpet, electric mandolin, pedal steel, lap steel

1.Things Have Changed (『Wonder Boys(OST)』2001/『DYLAN(2007)』他)
2.She Belongs to Me (『Bringing It All Back Home』1965)
3.Beyond Here Lies Nothin' (『Together Through Life』2009)
4.What Good Am I? (『Oh Mercy』1989)
5.Huck's Tune (『Lucky You(OST)』2007/『Tell Tale Signs : The Bootleg Series Vol.8』2008)
6.Duquesne Whistle (『Tempest』2012)
7.Pay in Blood (『Tempest』2012)
8.Tangled Up in Blue (『Blood on the Tracks』1975)
9.Love Sick (『Time Out of Mind』1997)

休憩

10.High Water (For Charley Patton) (『Love and Theft』2001)
11.Simple Twist of Fate(『Blood on the Tracks』1975)
12.Early Roman Kings (『Tempest』2012)
13.Forgetful Heart(『Together Through Life』2009)
14.Spirit on the Water(『Modern Times』2006)
15.Scarlet Town (『Tempest』2012)
16.Soon after Midnight (『Tempest』2012)
17.Long and Wasted Years (『Tempest』2012)

Encore:

18.All Along the Watchtower(『John Wesley Harding』1967)
19.Blowin in the wind(『The Freewheelin' Bob Dylan』1963)

●Duquesne Whistle

コメント (2)
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