Panasonic Melodious Library

2010年08月30日 | 佐野元春 Radio Days

■Panasonic Melodious Library
http://www.tfm.co.jp/ml/index.html

2010年8月29日(日) JFN系列38局ネット 10:00-10:30
パーソナリティ: 小川洋子
アシスタント: 藤丸由華
ゲスト: 佐野元春

Playlist
希望/佐野元春
君の魂 大事な魂/佐野元春
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■内容の一部を抜粋
・Melodious Library
パーソナリティの小川洋子が未来に残したい文学遺産を毎週一冊ずつ紹介する番組。今週は「読書の楽しみ」について小川洋子と佐野元春が対談。

・30周年アニバーサリー・ツアー
元春のデビュー30周年を記念したライヴ・ツアーが2010年夏から2011年春まで行われる。「3つの違うバンドと、3つの異なる表現」がそのアニバーサリー・ツアーの主題で、これまで佐野元春のライヴを支えてきた3つのバンド、井上鑑ファウンデーションズ、コヨーテバンド、ホーボーキングバンドがそれぞれ夏のツアー、秋冬のツアー、初春のツアーと順番に登場する。

・佐野元春の本棚
スタジオには元春の本棚をイメージして本がたくさん並べられたとか。アレン・ギンズバーグの詩集、ジャック・ケルアックの『オン・ザ・ロード』、ジョージ・マーティンの『耳こそすべて』、そしてボブ・ディランのレコード。その中には元春の著作『ビートニクス - コヨーテ、荒地を往く』もある。

・読書とはどういうものなのか?
小川洋子からの質問で「読書とはどういうものなんでしょうか?」。
読書とはいつも自分を目覚めさせてくれるものと元春。

・ビート文学に惹かれた理由
日本語でソングライティングを行うためにボブ・ディランやトム・ウェイツ、ランディ・ニューマンのレコードが参考になったと元春。14、15歳当時特にディランのレコードをよく聴いたそうだが、ディランの創作の背景にビート作家からの影響があると本で読んで、そうして出合ったのがビート作家の作品群だったとか。

・現代詩について
言葉というのは身体表現を伴った上で相手に伝達されるもの。詩にしても声に出して表現することで何かしら伝達としての力が出てくると元春。そうして考えると現代詩は活字としての詩だから、表現がどんどん難しくなっていって、本来言葉の持ってる身体性が剥ぎ取られてしまったため、本来の力が発揮できなくなった。活字としての詩は文学的なディレッタントとして終わっているという感想を持っていたと元春。シンガー・ソングライターは音楽つきの言葉で悪戦苦闘している。彼らこそが現代の詩人なのではないかとそういうふうに思ったそうだ。

・ボブ・ディラン
ボブ・ディランのレコードを聴くと言葉の持ってる力とその可能性が限りなくある。音楽と言葉が一緒になると、1+1が3にも4にも5にもなって、大きな力になることを子供心に発見したそうだ。

・歌のテーマ
元春がはじめて曲を書いたのは13歳の頃だったという。何を歌ったらいいのかわからなかったので、海外の詩集を買ってきて、その翻訳詩に曲をつけて作詞作曲としていたそうだ。ヘルマン・ヘッセの「赤いブナの木」という詩にフォーク・ロック調の曲をつけたのが最初に作った曲だったとか。

・図書館
小学生、中学生の頃は図書館が好きで、よく図書館で時間を過ごしたそうだ。小学校三年生、四年生の頃に「偉人伝」のシリーズを読破したという。

・希望
2004年のアルバム『THE SUN』から。
この曲の主人公は十分に成熟した男性。家族を持ち、子どもを持ち、これから「希望」というのはどう考えていこうか、自分の若い頃に直感で感じた「自由」とはこれから自分の中でどうなってゆくのか、そうしたところに思いを馳せた曲だと元春。

・『アンジェリーナ~佐野元春と10の短編~』
元春の曲からイメージして小川洋子が書いた短編集。
この短編集について、とても光栄だったと元春。映画や小説から触発されて曲を書くことはあるが、その逆のことをしたんだなと感慨深かったそうだ。
小川洋子は全然苦労しなかったそうだ。曲の中にすでに物語があるので、よく聴いて、よく見てそれを救い上げるだけで小説になったのだという。
良い曲とは他人に発見してもらわないと良い曲じゃない、と元春。普遍性を持たせようとするが技術的にそれを行ってもうまくいった試しがないそうだ。正直に曲を書いて、後は聴いてくれる人の評価を待つ。聴き手によって良さが発見されたときに、曲ははじめて良い曲になるのだという。小川洋子によって自分の曲の良さが発見されたので、うれしかったし、大きな自信にもなったと元春。

・君の魂 大事な魂
2004年のアルバム『THE SUN』から。
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Sunday Song Book #934

2010年08月29日 | Sunday Song Book

<08月29日プレイリスト>
[「納涼夫婦放談(ゲスト・竹内まりや)」]
LOVELAND, ISLAND/山下達郎 "フォー・ユー" '82
SUMMER VACATION/山下達郎&竹内まりや
MAJIでKOIする5秒前/UMIKA AS YAMAKO(川嶋海荷) '10
MAJIでKOIする5秒前/竹内まりや
THIS BOY/竹内まりや with BOX '09
象牙海岸/竹内まりや "ラヴ・ソングス" '80 "エクスプレッションズ" '07
ウィスキーがお好きでしょ/竹内まりや 09/08配信&11/03シングル発売予定
さよなら夏の日/山下達郎 "アルチザン" '91 "トレジャーズ" '95
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週に引き続いて全国ツアー「PERFORMANCE 2010」のため番組は札幌のAIR-G'で前倒し収録。25日は郡山、28日は秋田、本日29日は山形県民会館でライヴをやってるはず。今週の9月2日、3日は名古屋のセンチュリー・ホール。

・納涼夫婦放談
8月22日と29日はまりやさんをゲストに迎えて毎年恒例の「納涼夫婦放談」。札幌のAIR-G'で前倒し収録。

・LOVELAND, ISLAND
夏の終わりとなったがこの曲。

・SUMMER VACATION
村田和人さんの1984年の3枚目のアルバム『MY CREW』に収められたまりやさんとのデュエット・ナンバーのカラオケを使用して、タツローさんとまりやさんのデュエットにしたスペシャル・ヴァージョン。
「わたくし、全くキャラに合わない歌ですが、無理矢理のっけております。村田くん、一頃声の調子が悪かったんですけれど、最近完全復調しまして、精力的にライヴをやっておりますのでですね、アルバムも精力的に出しております」とタツローさん。

・タツローさんの働きぶりについて
リスナーから「まりやさんはタツローさんの働きぶりについてどのように思われていますか?」という質問。
「普段通りてかいつも通りでいいですよ。好きにやってという感じ(笑)」とまりやさん。

・MAJIでKOIする5秒前
1997年にまりやさんが広末涼子さんに提供した曲。
最近、川島海荷さんが映画『私の優しくない先輩』の主題歌としてカヴァーした。
広末涼子さんの「MAJIでKOIする5秒前」のオリジナル・カラオケを使用してまりやさんが歌った未発表ヴァージョン。

・THIS BOY
昨年の十二月にまりやさんがBOXとビートルズのカヴァーを4曲レコーディング。昨年2曲オンエアしたので今回は残りの2曲。オリジナルのキーにこだわったとか。レコーディングに参加したのは杉真理さん、松尾清憲さん、小室和幸さん、田上正和さんのBOXとサポート・メンバーがドラムの島村英二さん、キーボードの小泉信彦さん。
「THIS BOY」はビートルズの初期のナンバーでまりやさんがいちばん好きな曲。邦題は「こいつ」。エド・サリヴァン・ショウではビートルズが1本のマイクで歌ったドゥーワップ・ナンバー。スリー・パート・ハーモニーなのでドゥーワップをやるにはパートが足りない。最後の下のパートを微妙に動かしている。そういうアイディアが秀逸とタツローさん。

・パワー・スポット
出雲大社に行ったリスナーから「何か不思議な力を感じる場所でした。まりやさんのパワー・スポットはどこですか?」という質問。
まりやさんのパワー・スポットも出雲大社なのだそうだ。実家の隣なので庭のようにして遊んだとか。

・縁起
リスナーからの質問で「縁起は担ぐことはありますか?」。
まりやさんは特にないそうだ。タツローさんは薬を9粒では飲まないことにしているそうだ。

・象牙海岸
1980年のアルバム『ラブ・ソングス』収録曲。

・100年MUSIC FESTIVAL
10月30日、31日に日本武道館で行われるワーナーミュージック・ジャパンの40周年のイベント「100年MUSIC FESTIVAL」の31日(日)の公演にタツローさんとまりやさん参加。

・souvenir again 竹内まりや LIVE 2010
TOKYO FM fm osaka 30周年記念イベントから10年。40周年の記念イベントとして「ケンタッキーフライドチキン Presents TOKYO FM/FM OSAKA 開局40周年記念スペシャル souvenir again 竹内まりや LIVE 2010」が開催されることになった。12月3日(金)、4日(土)が日本武道館、12月21日(火)、22日(水)が大阪城ホール。東京、大阪二日ずつの全4公演。オープニング・アクトはBOXとセンチメンタル・シティ・ロマンスが一日ずつ交代で務める。明日30日にまりやさんのオフィシャル・サイトで詳細が発表される。
http://www.smile-co.jp/mariya/index.html

・ウィスキーが、お好きでしょ(Short Version)
サントリー「角瓶」のCMに使われているまりやさんヴァージョンの「ウィスキーが、お好きでしょ」がシングルとして11月3日にリリースされることになった。CMのアレンジ・ヴァージョンの着うた、着うたフルが9月8日水曜日から先行してレコチョクで配信されるそうだ。CDにはオーケストラ・ヴァージョンと英語ヴァージョンも入るとか。

・宙組公演「ファンキー・サンシャイン」
タカラヅカの宙組公演「ファンキー・サンシャイン」でタツローさんの「LET'S KISS THE SUN」がかかってるそうだ。

・お米
お米屋さんのリスナーから「お米は好きですか? 専門店で買ってるのですか? 最近どこかに旅行に行きましたか?」という質問。
お米は大好きで、近所のオーガニックのお店に届けてもらってるとまりやさん。タツローさんの友達が新潟なので送ってくれたりするそうだ。
旅行はタツローさんがレコーディング中にカナダへ行ったとか。プリンス・エドワード島という『赤毛のアン』シリーズを書いたL・M・モンゴメリが住んでいた島にお母さんと一緒に行ったそうだ。『赤毛のアン』はまりやさんの愛読書とのこと。

・さよなら夏の日
1991年のシングル。アルバム『ARTIZAN』に収録。
「これのRISING SUNは私も泣いてしまうくらいに感動しました」とまりやさん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
09月05日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #052

2010年08月25日 | Motoharu Radio Show

2010/08/24 OnAir - 4th. Week - 元春ライブトラックス
01.Sheryl Crow:Summer Day
02.佐野元春 with The Heartland:ハートビート
03.佐野元春 and The Hobo King Band:君の魂 大事な魂
04.PLAGUES:プルメリア・レイ
05.Curly Giraffe:Gypsy Girl
06.佐野元春:夜空の果てまで
07.Marc Benno:Second Story Window
08.佐野元春 & The Coyote Band:君が気高い孤独なら(Live)
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■内容の一部を抜粋
・ライヴ&ツアー
「スポークンワーズのツアー『in motion 2010 僕が旅に出る理由』が無事終了しました。会場に足を運んでくれた全国のみなさんどうもありがとう。今夜番組の後半では10月から始まる僕のアニバーサリー・ツアー Part.2 全国クラブ・サーキット・ツアー『ソウルボーイへの伝言』。このツアーを一緒に廻ってくれるコヨーテバンドから楽しいコメントが届いています。ライヴ・トラックスを交えてお送りします」と元春。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月8月の「3PICKS!」はモーズ・アリスン『The Way of the World』、シェリル・クロウ『100 Miles from Memphis』、そしてロス・ロボス『Tin Can Trust』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はシェリル・クロウ『100 Miles from Memphis』。

・シェリル・クロウ
シェリル・クロウの新しいアルバムのタイトルは「100 Miles from Memphis」。メンフィスから100マイル。自分の生まれ育った故郷がメンフィスからちょうど100マイル離れたところにあることから、このタイトルを思い付いたとか。
「シェリル・クロウの音楽は僕も好きでよく聴いてます。リリックもいいですし、声もいいですよね。ロック、カントリーといった音楽がベースとなったポップなチューンといった印象です」と元春。
今回の新作はこれまでのシェリル・クロウの音楽と少し違って、どちらかというとR&Bのような楽しくてセクシーな音楽を作っている。この変化についてあるインタビューでシェリル・クロウはこんなふうに語っている。「私は南部出身なのでサザンソウルな音楽をやってみたかった。前のアルバムがメッセージ色の強いフォークっぽいアルバムだったので今回は楽しいソウル・ミュージックをやってみたかった」。ボーナス・トラックではジャクソン5のヒット曲「I Want You Back」をカヴァーしている。シェリル・クロウは若い頃、マイケル・ジャクソンのコンサート・ツアーにバック・シンガーとして参加している。はじめて買ったレコードはジャクソン5の「ABC」だったとか。
「そうして聴いてみると今回のアルバムはシェリル・クロウ自身がとても楽しんで作っているアルバムなんだろうな、そんなことを思いました」と元春。
アルバム『100 Miles from Memphis』から「Summer Day」。

・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・ハートビート
元春が'90年代にハートランドと行ったパフォーマンス。
アルバム『THE GOLDEN RING (Live 1983-1994)』から。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週は福岡県古賀市のNPO法人「アートもん」。地元で創作活動を行ってる女性たちが集まって結成。美術学校の講師から趣味で雑貨を作っている主婦までプロ、アマ問わず13人のメンバーが参加している。活動の中心となるのは小学生を対象にしたワークショップ。ペットボトルなどの身近なゴミをアート作品にリサイクルすることでモノの大切さを考えてほしいと願っている。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・君の魂 大事な魂
現在のバンド、ホーボーキングバンドとのパフォーマンス。
2005年に行われたNHKホールでのライヴを収録した『The Sun Live at NHK Hall』から。

・特集ライヴ&ツアー
「この秋10月からはじまる30周年アニバーサリー・ツアー Part.2 『ソウルボーイへの伝言』。このツアーはバッキング・バンドとしてコヨーテバンドが一緒に廻ってくれます。コヨーテバンドのメンバー、みんな僕より十歳くらい若いミュージシャンたちですけれど、精神年齢からいうと僕はちょうどいいですね。一緒にいて楽しいです。ではそのコヨーテバンドのメンバーから番組宛にメッセージが届いています。前回のツアーの思い出、今回の意気込みなど寄せてくれました」と元春。

・深沼元昭(ギター)
前回のコヨーテ・ツアーはリハーサルで積み上げたものをしっかり出してゆくというライヴだったが、ツアーの中で成長してゆくのが感じられたいいツアーだったそうだ。コヨーテバンドのメンバーは住んでいるところも近く、地方のライヴが終わって東京に戻り、家に帰るときは同じクルマに便乗して帰ったりしたので、不思議な一体感があったという。前回は大きめのライヴ・ハウスだったが、今回は小さめの会場があったり、前回行けなかった地域に行けたりするので楽しみにしているとのこと。
番組にリクエストした「プルメリア・レイ」はプレイグスのリテイク・ベスト・アルバム『Our Rasty Wagon』からの新曲。活動休止中だったプレイグスは今年大体20周年くらいなので5月からライヴ活動を始めたとか。

・高桑圭(ベース)
前回のツアーでは博多公演のとき元春と一緒に屋台に行ったそうだ。元春が博多の屋台にいるという絵面がおもしろかったという。今回のツアーは前回より本数が多いので元春のパワーにがんばってついていきたいとか。
番組にリクエストしたのはソロ・ユニット、カーリー・ジラフの最新アルバム『Idiot』から「Gypsy Girl」。

・小松シゲル(ドラム)
前回のツアーでは元春とバンドが同じ楽屋だったそうだ。元春が楽屋で聴いていたPHISHのライヴ盤が気に入って、それ以来PHISHにハマってるという。今回のツアーでは会場の興奮に負けないようにはりきってやりたいとのこと。
番組にリクエストしたのは小松シゲルが参加した元春のアルバム『COYOTE』から「夜空の果てまで」。

・渡辺シュンスケ(キーボード)
前回のツアーからコヨーテバンドに参加。元春から直接連絡が入ると聞いてたのに、非通知だったため取らなかったら、留守電に「佐野です」と入ってて驚いたそうだ。元春は話を聞いてくれるのでリハーサルで一緒に音楽を作ることに感動したという。今回のツアーではいい意味で佐野元春の世界を壊したいそうだ。
番組にリクエストしたのはギタリスト、マーク・ベノの「Second Story Window」。音楽をはじめるきっかけになったのはいわゆるJ-POPだったが、上京してから洋楽を聴いて好きになった曲だそうだ。

・番組ウェブサイト
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・クラブ・サーキット・ツアー『ソウルボーイへの伝言』
「10月から始まるクラブ・サーキット・ツアー『ソウルボーイへの伝言』。こうした全国のライヴハウスで演奏するというのは僕にとって今までにない経験なので、どんなツアーになるのか楽しみです。Part.1 のスポークンワーズのライヴとも違う、また来年の1月からはじまるPart.3 ホーボーキングバンドとのライヴとも違う、コヨーテバンドならではのごきげんなロックンロール・パフォーマンスを目指したいと思っています。もちろんアルバム『COYOTE』からだけではなく、僕の'80年代、'90年代クラシックの曲からも彼らと演奏してみたい、そんなふうに思ってます」と元春。

・君が気高い孤独なら(Live)
2009年に行われたコヨーテ・ツアーからのライヴ・テイク。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。

・次回放送
9月7日火曜日
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Panasonic Melodious Library

2010年08月24日 | 佐野元春 Radio Days

■Panasonic Melodious Library
http://www.tfm.co.jp/ml/index.html

2010年8月22日(日) JFN系列38局ネット 10:00-10:30
パーソナリティ: 小川洋子
アシスタント: 藤丸由華
ゲスト: 佐野元春

Playlist
君が気高い孤独なら/佐野元春
荒地の何処かで/佐野元春
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■内容の一部を抜粋
・Melodious Library
パーソナリティの小川洋子が次の世代に残したいと考える文学作品を毎週一冊ずつ紹介する番組。今週は1951年に発表されたJ.D.サリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて』を取り上げて、この作品の魅力を小川洋子と佐野元春の二人が語り合うスペシャル・プログラム。

・ライ麦畑でつかまえて
佐野元春が『ライ麦畑でつかまえて』をはじめて読んだのは15歳の頃だとか。佐野元春は主人公のホールデン・コールフィールドが置かれてる設定に注目したと話す。ニューヨークのマンハッタン、都市というケイオスにはいろいろな欲望とか子どもには理解できないような複雑な人間模様がある。そうしたものが渦巻いてるケイオスをホールデンは無邪気な心で渡りきっていこうとする。大変なエネルギーと知恵と経験が必要だが15歳の少年にそれを望んでも無理。だから自分の置かれてる状況と自分との間にコンフリクトが当然起こる。そこを描ききった小説だと分析している。そうすると『ライ麦畑でつかまえて』はトム・ソーヤやハックルベリー・フィンと同じように少年のサバイバルのストーリーで、ただその舞台が都会だということに佐野元春はホールデンが自分に似た誰かのように感じたという。多感な頃は聖なるものと邪悪なものを一瞬のうちに見抜く特別な力が備わっていて、ホールデンは自分のことよりも他者に思いを寄せる。それは彼に取って当たり前の感覚なのだけれど、それを大人たちの都合によって汚されてしまうのが、感覚的にたまらなく嫌だというコンフリクトが、この小説の全体を貫いているひとつの魅力なんじゃないかと思ってるそうだ。

・君が気高い孤独なら
2007年のアルバム『COYOTE』から。
この曲のテーマは「孤独ってそんなに悪いもんじゃないよ」ということだそうだ。人は孤立してはいけないけれど、孤独というのは楽しめると思うとか。ホールデンの抱えていた孤独と共通するんじゃないか、と元春。

・It depressed me
ホールデンの抱えていた心の闇というのに興味があると元春。ホールデンはいつもこんなふうにつぶやいている。"It depressed me"(やんなっちゃうぜ)。1950年代当時の流行語だったとか。そうしたつぶやきもまるで自分に似た誰かというふうに感じ共鳴していたという。ちなみにホールデンの前は鉄腕アトムに共鳴していたとか。小学校六年生の頃、手塚治虫に会いに行ったことがあり、仕事場近くのアニメーションの工場を見学させてもらったという思い出があるそうだ。

・献身ということ
この小説の中で語られているいちばん大切なことは「献身ということ」ではないかと元春。街で暮らしていて誠実さということや他者への献身といった本当はあって然るべきのことが、経験という都合によって覆い隠されてしまったり、二の次にされてしまったりすることで、僕らの人間性が後退してしまうことへの恐れといったものを、十代のホールデンはわかっていた。ホールデンの行動はそうした世の有りように対する抵抗だった。抵抗しても無駄なのに抵抗せずにいられない。ホールデンは自分が傷ついても抵抗した。

・禅
サリンジャーの小説『フラニーとゾーイ』。東洋の思想に興味があったサリンジャーによってフラニーとゾーイ兄弟ふたりそれぞれが大乗仏教と小乗仏教に興味を持っているという設定になっていた。『フラニーとゾーイ』を読んで元春は禅を知ることなったそうだ。

・荒地の何処かで
2007年のアルバム『COYOTE』から。

■禅マインド ビギナーズ・マインド
世界中で読まれている禅の入門書『禅マインド ビギナーズ・マインド』がこの度発売されました。佐野元春は帯に推薦文を書いています。

僕は待っていた。待望の翻訳だ。
ZENがビートを作った。
アレン・ギンズバーグを代表とする
ビートニクたちのバイブル。
本書は、禅というシンプルな生き方に
興味を持つ人にとって、
やさしく平易な手引書となるだろう。
佐野元春
コメント (2)
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BINTANG GARDEN

2010年08月23日 | 佐野元春 Radio Days

■BINTANG GARDEN
「MALPASO~長田進の30年(くらい)~」
http://funky802.com/service/homepage/index/1623

2010年8月21日(土) FM802 23:00-24:00
DJ: 田中和将(GRAPEVINE)
GUEST: 長田進

Playlist
ROSEBUD/長田進 WITH GRAPEVINE
欲望/佐野元春
DARLIN' FROM HELL/GRAPEVINE
LADY MADONNA~憂鬱なるスパイダー~/LOVE PSYCHEDELICO
俺の車(スペシャルセッション)/長田進×田中和将
FREE WORLD(スペシャルセッション)/長田進×田中和将
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■内容の一部を抜粋
・MALPASO~長田進の30年(くらい)~
プロとして活動をはじめて30年を迎える長田進の奇跡をGRAPEVINEの田中和将が語るプログラム。GRAPEVINEのプロデューサーでもある長田進は今年、「長田進 WITH GRAPEVINE」名義でアルバム『MALPASO』を発表している。

・長田進
セッション・ミュージシャンとしてキャリアをはじめたのでデビューがいつなのか正確に覚えてないそうだ。1958年4月4日生まれの52歳。ギタリスト、プロデューサー、コンポーザー。22歳でプロとしてライヴ活動を開始。1989年にバンド、Dr. Strange Loveを結成。並行して奥田民生、Cocco、PUFFY、井上陽水、浜田省吾などレコーディング、ライヴに参加してきた。

・佐野元春のコメント
「こんばんは佐野元春です。長田くん三十周年おめでとうございます。僕が初めて長田くんと知り合ったのは1986年のことだったと思います。僕のバンドでギタリストが必要だということでオーディションをしました。その日オーディションには5人くらいギタリストが参加してくれました。で長田くんはその5人のうちいちばん最後の参加だったんですね。そのギタリストたちを現場でケアしていたのは僕のローディたちなんですけれど、ローディがツツツと僕のところへやって来まして『佐野さん、あの最後の長田っていうギタリストだけは絶対にバンドに加入させないでください』とこういうふうに言うんですね(笑)。なんでかって訊いたら『態度悪すぎます』そういうんですね(笑)。態度とギタープレイとそれは違いますからギタープレイがよければいいんじゃないかと僕は思っていて。実際オーディションの時間になって彼が部屋に入って来て、それまでのギタリストたちみんな椅子に座って課題曲を弾いたんですよ。ただ長田くんだけは立ち上がって股を広げてね、オレがロックンロール・ギタリストだぞみたいな、そういう態度で弾きはじめたんですよ。内心僕はね、いけるなと。僕の一声でですね、バンドに加入してもらった。彼は多様な音楽性を持ったギタリストだと思います。僕自身も作る楽曲がロックンロールもあるし、R&Bもあるし、ヒップポップもあるし、いろんなタイプの楽曲があるんですけれども、それをこなしてくれるギタリストということで、かなり音楽的な引き出しが多い人じゃないとやってられないんですね。その点、長田くんのギターのスタイルというのは、ロックンロール・ギターがべースにあるんですけれども、ジャズもR&Bもファンクもそつなくこなしてくれるというか、それぞれの表現にそれぞれにすごくいい表現をしてくれるので、そこがハートランド時代、彼と一緒にやって楽しかったところですね。僕も長田くんも数字でいうとね、三十年やってきたということなんだけれども大好きなロックンロール音楽を淡々と自分のやり方でやってきたと思いますね。僕がソングライターとして、あるいはシンガーとして、彼はギタリストとしてやって来た。今でも彼はいい友達ですし、来年一月から始まる僕の三十周年アニバーサリー・トゥワー。ここでは彼がギタリストとして僕のバンドに復活するという素晴らしいニュースもある。だからなにか過去を振り返って思い出に浸るという気持ちは全然ないですけれども、今の僕にとっては来年アニバーサリー・トゥワー、ここで奏でるサウンドはどんなふうになるんだろうと、それを楽しみにワクワクしている気持ちです。長田くんと最初に会ったオーディションの日。あの日から比べるとですね、立派に成長したなと(笑)。僕はそう思います。来年僕の三十周年アニバーサリー・トゥワー、ごきげんなプレイを期待しています。また一緒に遊ぼう。佐野元春でした」

「佐野元春というのは僕をひとつ上のステージに引き上げてくれた、自分の音楽人生の中ですごく大事な人です」と長田進。
オーディション当日は地方でイベントのライヴの仕事があったそうだが、オーディションには途中で帰らなければ間に合わなかったとか。そこで長田進は「途中で帰ります」と言ってオーディションに行った思い出があるそうだ。

・欲望
「欲望」は佐野元春に呼ばれてレコーディング・スタジオでギターをダビングした曲だという。佐野元春から「イントロにギターを入れてほしいんだけれど、ギターが鳴り出した瞬間に上から神が降ってくる感じにしてほしい」と言われたとか。
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Sunday Song Book #933

2010年08月22日 | Sunday Song Book

<08月22日プレイリスト>
[「納涼夫婦放談(ゲスト・竹内まりや)」]
SPARKLE/山下達郎 "フォー・ユー" '82
家に帰ろう/竹内まりや "クワイエット・ライフ" '92 "エクスプレッションズ" '08
幸せの探し方/竹内まりや "クワイエット・ライフ" '92
I'M HAPPY JUST TO DANCE WITH YOU/竹内まりや with BOX '09
マージービートで唄わせて/竹内まりや "ヴァラエティ" '84
恋のバカンス/竹野屋センントラルヒーティング '80
チャンスの前髪/竹内まりや "エクスプレッションズ" '07
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
全国ツアー「PERFORMANCE 2010」のため番組は札幌のAIR-G'で前倒し収録。ツアーは昨日青森、一昨日函館。札幌のニトリ文化ホールの一日目では一曲目の歌い出しで息を吸い込んだところ唾液が器官に入り二三曲トラブってしまったとタツローさん。二日目は滞りなくようやくツアーの調子が出てきたそうだ。今週は25日水曜日が郡山、28日土曜日が秋田。来週の日曜は山形。

・RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO
8月14日に行われた「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO」は三万人を前にしてパフォーマンス。
「29年ぶりの夏フェスRISING SUN ROCK FESTIVAL、たくさんのお客様いらっしていただきまして、三万人を前に歌いましたが、いらしてくださったみなさま、ありがとうございました。東京からもかなりの方がいらっしゃったそうでございまして、それも滞りなくやることができました。おかげさまでご好評をいただきました」とタツローさん。
「何しろ空気や環境とかね、素晴らしかったけれどオーディエンスも素晴らしかった」とまりやさん。
「素晴らしかったですね。私、野外フェス、昔ずいぶん出ましたけれど、こんなにウケたのは生まれて初めてです(笑)。いや、ありがたいことですね、本当に。でも暑かったね。凄まじい暑さでしたけれども。でも本当にいいお客さんで気持ちよくやらしていただきました」とタツローさん。
http://rsr.wess.co.jp/2010/

・納涼夫婦放談
8月22日と29日はまりやさんをゲストに迎えて毎年恒例の「納涼夫婦放談」。札幌のAIR-G'で前倒し収録。まりやさんはこの番組の収録と「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO」のために札幌に行ったそうだ。

・SPARKLE
まりやさんのリクエスト。

・家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)
1992年のアルバム『QUIET LIFE』からのシングル・カット。

・幸せの探し方
交際12年8ヶ月で結婚したリスナーからのリクエスト。はじめてのデートで聴いたのが『インプレッションズ』だったとか。
1992年のアルバム『QUIET LIFE』から。1993年にシングル・カットされた。
後半のフランス語はシュガーベイブのベーシストだった寺尾次郎さんが書いたそうだ。

・夏バテ対策
猛暑のせいかリスナーから夏バテ対策についての質問が多く寄せられているという。
山下家ではエアコンの室温をあまり下げないようにしているとか。大体28度くらいに設定しているという。夜は切って寝るそうだ。食事は野菜を食べるようにして、タツローさんは自分なりのサプリメントと下半身浴で対策しているとか。

・I'M HAPPY JUST TO DANCE WITH YOU
昨年の十二月にまりやさんがBOXとビートルズのカヴァーを4曲レコーディング。昨年2曲オンエアしたので今回は残りの2曲。オリジナルのキーにこだわったとか。レコーディングに参加したのは杉真理さん、松尾清憲さん、小室和幸さん、田上正和さんのBOXとサポート・メンバーがドラムの島村英二さん、キーボードの小泉信彦さん。
「I'M HAPPY JUST TO DANCE WITH YOU」は邦題「すてきなダンス」でジョージがリード・ヴォーカルの曲。

・出雲弁
リスナーから「まりやさんの地元の方言でほかでは通じない言葉を教えてください」というお便り。
出雲弁で「休憩する」ことを「タバコする」というそうだ。「ちょっと休憩する」は「ちょんぼし(ちょっこし)タバコさぁ~や」と言うのだとか。「転ぶ」は「まくれる」で、「あの人が派手に転んでしまった」は「あのまえが派手にまくれあがってね~」というそうだ。
タツローさんはこのあいだの米子公演で「そげかね」と言ったところウケたそうだ。

・マージービートで唄わせて
1984年のアルバム『VARIETY』収録曲。
まりやさんがビートルズに捧げたオマージュ・ソング。

・ウィスキーが、お好きでしょ
サントリー「角瓶」のCMに使われているまりやさんヴァージョンの「ウィスキーが、お好きでしょ」がシングルとしてリリースされることになった。CMのアレンジ・ヴァージョンの着うた、着うたフルが9月8日水曜日から先行してレコチョクで配信されるそうだ。CDにはオーケストラ・ヴァージョンと英語ヴァージョンも入るとか。来週、ショート・ヴァージョンをオンエア予定。
http://www.smile-co.jp/mariya/index.html

・恋のバカンス
食道がんの手術を受け入院中の桑田佳祐さんについてのお便りが多く届いてるそうだ。
山下家では原由子さんとメールでやりとりしていて、桑田佳祐さんが順調に回復しているという報告を受けているとか。
「恋のバカンス」は三十年ほど前のセッションで、ベースは世良公則さん、ドラムが山下達郎、キーボードが竹内まりや、ギターが桑田さん、それからダディ竹千代の「竹野屋セントラルヒーティング」。右側が桑田さんのリード・ギター。1980年のレコーディングで1963年のピーナッツのカヴァー。2010年ニュー・リマスター音源。

・チャンスの前髪
まりやさんと原由子さんとのコラボレーション。2007年のシングル。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
08月29日は、毎夏恒例「納涼夫婦放談(ゲスト・竹内まりや)」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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in motion 2010 僕が旅に出る理由

2010年08月17日 | 佐野元春

個人サイト「SITEDOI」に佐野元春&井上鑑ファウンデーションズの
スポークンワーズ・セッション「in motion 2010 僕が旅に出る理由」の
ライヴ・レポをアップしました。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/

8月10日(火) 曇りときどき晴れ。

台風4号が近づいてきて大気の状態が不安定だった。
南から湿った空気が流れ込み局地的に雨を降らしているらしい。
そんな中、佐野元春30周年アニバーサリー・ツアー Part.1
スポークンワーズ・セッション「in motion 2010 僕が旅に出る理由」を聴きに
ビルボードライブ大阪へ行ってきた。

今回はビルボードライブ大阪主催の公演ではなかったので、
開場時にドリンク代500円を支払うシステム。
スーパードライを飲んできました。
コメント (3)
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Sunday Song Book #932

2010年08月15日 | Sunday Song Book

<08月15日プレイリスト>
[「納涼リクエスト大会」]
踊ろよ、フィッシュ/山下達郎 '87
DON'T BRING ME DOWN/THE ANIMALS '66
DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE/BOSSA RIO '69
OH HONEY/DELEGATION "THE PROMISE OF LOVE" '79
RAINY NIGHT IN GEORGIA/BROOK BENTON '70
ALONE ON THE BEACH/THE FANTASTIC BAGGYS '64
THE BIG HURT/THE LETTERMEN "EVERYTHING'S GOOD ABOUT YOU" '71
MELODY FOR AN UNKNOWN GIRL/PAUL REVERE & THE RAIDERS "MIDNIGHT RIDE WITH" '66
夏のコラージュ/山下達郎 "コージー" '98
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
8月9月はスケジュールがタイトなので番組はかなりの前倒しで収録しているという。「PERFORMANCE 2010」初日厚木公演は楽しくやらしてもらったとタツローさん。宇都宮が終わっての番組収録らしい。今週は月火と北海道は札幌のニトリ文化ホール、20日の金曜が函館市民会館。土曜日は青森市文化会館。

・踊ろよ、フィッシュ
1987年のシングル。

・DON'T BRING ME DOWN
アニマルズの「DON'T BRING ME DOWN」は1966年の全米12位、全英6位。キャロル・キングとジェリー・ゴフィンの曲。邦題は「炎の恋」。

・DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE
ボサ・リオはブラジルの6人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。セルジオ・メンデスのプロデュースで世に出た。デビュー作は日本で大変ヒットしたとか。「DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE」(邦題「サン・ホセへの道」)はバート・バカラックとハル・デイヴィッドの作品。アメリカとイギリスではチャートインしてないそうだ。南アフリカとスペインと日本でだけヒットした。

・OH HONEY
デリゲーションはイギリスの3人組の黒人ヴォーカル・グループ。ジャマイカ出身の二人とテキサス出身の一人で結成された。「OH HONEY」は1979年全米ソウル・チャート6位、全米チャート46位。ケン・ゴールドが手掛けた作品。

・RAINY NIGHT IN GEORGIA
「RAINY NIGHT IN GEORGIA」(邦題「雨のジョージア」)はブルック・ベントンの後期の代表曲。1970年、全米ソウル・チャート1位、全米4位。南部録音。トニー・ジョー・ホワイトの名作。

・納涼夫婦放談
8月22日と29日はまりやさんをゲストに迎えて毎年恒例の「納涼夫婦放談」。今年はタツローさんが全国ホールツアーのため、「納涼夫婦放談」は大幅に前倒して収録する予定となっているそうだ。ひょっとしたら地方で収録することになるかもしれないとか。

・上田電鉄別所線
上田電鉄別所線で駅員をしているというリスナーから「このほど別所線で特別電車サマーウォーズ号を運行。約100人のアニメ・ファンが乗り込みました。発車時には山下さんの『僕らの夏の夢』の発着音が鳴らされました。それから毎時『僕らの夏の夢』で電車を発車させています。達郎さんも一度上田に来られ、別所線に乗っていただいて、僕らも夏の夢を見られたら人生最高の幸せです」というお便り。
「ありがとうございます。いいお知らせでございます。え~行ってみたいと思います」とタツローさん。

・イントロ
リスナーからの質問で「曲のイントロは作曲者が作るものなのですか、それとも編曲者が作るものなんでしょうか」という質問。
ケース・バイ・ケースで編曲ができない人はアレンジャーに任せるそうだ。バンドでイントロが作れないとあまり先が伸びないという。ギターリフができないとダメなんだとか。シンガー・ソングライターでもアレンジができない人は編曲家に頼むらしい。タツローさんは幸運にも編曲を若い頃やってたので自分で全部アレンジをするそうだ。まりやさんのときは彼女の要望を聞いての共同作業、コラボレーションという形になる場合もあるらしい。

・リフ
リスナーから「リフとは何でしょうか」という質問。
「アドリブ」は「インプロビゼーション」即興演奏だが、即興演奏に対して決まったフレーズのことを「リフ」というそうだ。譜面で書かれた決まったことをやるのが「リフ」。タツローさんの曲だと「スパークル」のイントロのギター・フレーズが「リフ」。曲の印象を決める特徴的なサウンドのつくり方のことで楽器は何でもいいそうだ。

・ALONE ON THE BEACH
「ALONE ON THE BEACH」はP.F.スローンとスティヴ・バリが1964年にファンタスティック・バギーズ名義で出したアルバムに入ってる曲。

・THE BIG HURT
「THE BIG HURT」は1959年のトニー・フィッシャーの大ヒット・ソングのカヴァー。レターメンの後期のアルバム1971年の『EVERYTHING'S GOOD ABOUT YOU』に収録されている。プロデュース&アレンジド・バイ・アル・ディローリー。

・MELODY FOR AN UNKNOWN GIRL
ポール・リビア&ザ・レーダーズの「MELODY FOR AN UNKNOWN GIRL」はマーク・リンゼイが作曲してポール・リビアと共作した。1966年のアルバム『MIDNIGHT RIDE WITH PAUL REVERE & THE RAIDERS FEATURING KICKS』に収められている。

・夏のコラージュ
1998年のアルバム『COZY』収録曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
08月22日・29日は、毎夏恒例「納涼夫婦放談(ゲスト・竹内まりや)」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Sunday Song Book #931

2010年08月08日 | Sunday Song Book

<08月08日プレイリスト>
[「納涼リクエスト大会」]
THE THEME FROM BIG WAVEル/山下達郎 "ビッグ・ウェイヴ" '84
IT SHOWS IN THE EYES/ASHFORD AND SIMPSON "PERFORMANCE" '81
I CAN SEE FOR MILES/THE WHO '67
MIGHTY CLOUDS OF JOY/B. J. THOMAS '71
HOBO/LINDA RONSTADT "STONE PONEYS & FRIENDS Vol.3" '68
EBB TIDE/ROBERT MAXWELL '53
ON BROADWAY/THE DRIFTERS '63
YOUR SUMMER DREAM/THE BEACH BOYS "SURFER GIRL" '63
BIRD WIND/山下達郎 "パシフィック" '78
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
先週からいよいよコンサート・ツアーがスタートした。全国24ヶ所35本というスケジュール。一昨日8月6日の金曜日に神奈川県厚木市文化会館で初日を迎えたはず。番組は前倒しで収録しているとのこと。今年はライヴのスケジュールがタイトなので前倒し前倒しの収録になるらしい。本日8日は宇都宮市文化会館。今週は水曜日に鳥取県米子のコンベンション・センター。鳥取ははじめてだとか。ずっーと島根でやっていたそうで生まれて初めての鳥取公演になる。

・RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO
今週末8月14日には札幌から40分行ったところの石狩湾の新港特設ステージで行われる「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO」に出演。
http://rsr.wess.co.jp/2010/

・納涼リクエスト大会
先週に引き続いて毎年恒例の「納涼リクエスト大会」。

・THE THEME FROM BIG WAVE
夏なので夏向けの曲にリクエストが集まった。1984年のアルバム『BIG WAVE』から。

・IT SHOWS IN THE EYES
アシュフォード&シンプソンのワーナーのカタログがCD化された。1981年のライヴ・アルバム『PERFORMANCE』からだが、アナログ2枚組でA、B、C、DのD面のみスタジオ録音となっていた。そのD面からシングル・カットされたのが「IT SHOWS IN THE EYES」。1981年全米ソウル・チャート34位のスマッシュ・ヒットだが、アシュフォード&シンプソンの全作品の中でタツローさんがとりわけ好きな曲。

・I CAN SEE FOR MILES
ザ・フーの「I CAN SEE FOR MILES」は1967年全米9位、全英10位というチャート・アクションだが、アメリカではザ・フーの全シングルの中で唯一のジングル・ヒット。ザ・フーはどちらかというとアルバム・アーティストでアルバムはダブル・プラチナ、トリプル・プラチナが続出している。シングル・ヒットはそんなにメガ・ヒットはない。邦題はなぜか「恋のマジック・アイ」というらしい。

・目標は300曲
リスナーからの質問で「タツローさんの公式発表された曲は全部で何曲ありますか?」。
230数曲でCMを合わせると260から270くらいだとか。同世代のアーティストに比べるとタツローさんは寡作なので少ないそうだ。でも作曲の人はそんなに多くないそうで、例えばキャロル・キングやバリー・マンでも300から400曲くらいなのだそうだ。1000曲作曲した人はほとんどいないとか。作詞の人だと2000曲3000曲平気で書けるそうだ。筒美京平さんみたいに2000曲となると超人でシンガー・ソングライターはなかなかそこまで書けないそうだ。タツローさんの目標は300曲で、あともう数十曲なんとか書いてみたいと思ってるとか。

・MIGHTY CLOUDS OF JOY
B.J.トーマスといえば何といっても「雨にぬれても(RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD)」が有名だが、タツローさんはB.J.トーマスにバート・バカラックが合うと思ったことは一度もないそうだ。B.J.トーマスは南部の作家、プロデューサーの作品、アトランタやナッシュビルでのレコーディングが合うと思ってるとか。タツローさんがいちばん好きなB.J.トーマスの曲は「MIGHTY CLOUDS OF JOY」。1971年全米34位で、作曲はバディ・ビューイ、クラシックスIVでたくさんのヒット曲を書いた人。ロバート・ニックスのドラムでレコーディングはアトランタのスタジオ・ワン。いわゆるゴスペル・ロックという範疇のゴスペル・ソング。

・HOBO
リンダ・ロンシュタットが最初に在籍していたストーン・ポニーズの3枚目のアルバム『LINDA RONSTADT&FRIENDS Vol.3』(1968年)に収録されていた曲。ティム・バックリーの曲。

・納涼夫婦放談
8月1日、8日、15日と「納涼リクエスト大会」。その後、22日と29日はまりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。今年はタツローさんが全国ホールツアーのため、「納涼夫婦放談」は大幅に前倒して収録する予定となっているそうだ。ひょっとしたら地方で収録することになるかもしれないとか。今ならまだ間に合うのでお便りは早めにとのこと。

・歌入れは裸足で?
リスナーから「ある女性ミュージシャンがエンジニアから歌入れは裸足で歌うといいよと言われたとか。どういうことでしょうか? またタツローさんの歌入れのスタイルは?」。
身体も楽器なので靴何履くか、どういうところで歌うかで鳴りが変わるそうだ。タツローさんは最近歩いてるのでウォーキングシューズで歌入れしたところ、全然抜けなくて不安定で声の通りが悪くて驚いたという。いつもは普通の硬い底の靴で歌入れしているとか。デジタルの時代なのでちょっとの変化がものすごく大変になってくるのであまり普段やり付けないことはしないこと。裸足で歌うのもいい場合があるけれど、タツローさんの場合は普通に靴を履いて普通のマイクの前で歌うスタイルだとか。

・EBB TIDE
「EBB TIDE(ひき潮)」のオリジナルはハープ奏者のロバート・マックスウェルで1953年に録音した。今CDになってるのはリレコ。オリジナルはモノラル・レコーディング。今回はタツローさんの持ってるオリジナル盤からのモノラル・ヴァージョン。
最近のSSBはお知らせ明けが「ジェット・ストリーム」化している、とタツローさん。

・ON BROADWAY
ドリフターズが歌うバリー・マンの曲にリクエスト。「ON BROADWAY」はもともとはクリスタルズに提供したものにリーバー&ストーラーが歌詞に手を入れてひじょうに思想的な歌になった。1963年のベスト10ヒット。フィル・スペクターがギターを弾いている。

・YOUR SUMMER DREAM
1963年のビーチボーイズのアルバム『SUFAR GIRL』に収録されている。ビーチボーイズの全作品の中でコーラスが入ってないひじょうに珍しい作品。ブライアンのソロ作品の草分け。

・BIRD WIND
還暦になった女性のリスナーから「今年もコンサートがあって楽しみと友達に言ったところ、あなた還暦なのにまだタツローなのと言われました。世間では還暦になってアーティストに意識を向けることはおかしいことなのでしょうか? (中略) 改めてその年でと言われると心に引っかかるものができてしまい、気にせずに行こうと自分に言い聞かせても、自分の心ほど自由にならないものはありませんから魚の小骨が引っかかったごとくにいます。これから毎回ライヴがある度にこのことと葛藤しながら行くことになりそうですが、団塊の世代の新しい生き方に挑戦し続けていきたいと思います」というお便りとリクエスト。
「私に言わせればカラスの勝手でしょ、そんなもん。だったら還暦になったら何を聴きゃあいいんでしょうね。演歌聴くんでしょうかね、クラシック聴くんでしょうかね、それともジャニーズでしょうかね。一緒に三十三年も、だって聴いていただいたんだから、一緒にアレですよ、白髪の出るまで、共に、白髪もう出ちゃってるけど(笑)。アレですよ、それこそが同世代音楽の強さじゃありませんか。そういう言い方すごく不幸だな、僕に言わせると。あのカラスの勝手だと言ってやりなさいその友達に。なのでリクエストにお応えします」とタツローさん。
1978年の企画アルバムで細野晴臣さんと鈴木茂さんとタツローさんが一人数曲ずつインストゥルメンタル曲を収めた作品『PACIFIC』から。トロピカル指向のアルバムを作れというご所望だったとか。「NOSTALGIA OF ISLAND」という2曲のメドレーから今回は前半のバラードの部分「BIRD WIND」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
08月15日は、引き続き「納涼リクエスト大会」
08月22日・29日は、毎夏恒例「納涼夫婦放談(ゲスト・竹内まりや)」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #051

2010年08月04日 | Motoharu Radio Show

2010/08/03 OnAir - 1st. Week - スポークンワーズ
01.Mose Allison:The Way of the World
02.佐野元春:リアルな現実 本気の現実 Part1 & Part2
03.佐野元春:恋人たちの曳航
04.佐野元春:ベルネーズソース
05.佐野元春:何が俺達を狂わせるのか?
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月8月の「3PICKS!」はモーズ・アリスン『The Way Of The World』、シェリル・クロウ『100 Miles From Memphis』、そしてロス・ロボス『Tin Can Trust』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はモーズ・アリスン『The Way Of The World』。

・モーズ・アリスン
米国南部の出身。音楽のジャンルでいえばジャズあるいはブルースということになる。ピアニストでありヴォーカリスト。1927年生まれということなので現在83歳。まだ現役でやっている。モーズ・アリスンの12年ぶりとなるスタジオ録音盤が出た。タイトルは『The Way Of The World』。
「さっそく僕も聴きましたが、これホントに聴く価値のあるレコードだと思います。モーズ・アリスンの音楽はロック・ミュージシャンたちにもファンが多いということで知られています。レオン・ラッセル、エルヴィス・コステロ、エリック・クラプトン、ザ・フー。そうした人たちがモーズ・アリスンの曲をカヴァーしています。僕が個人的にこのモーズ・アリスンのカヴァーで気に入ってるのはヴァン・モリソンによるカヴァー・アルバムです。『Tell Me Something』というアルバムを作ってます。ヴァン・モリソンのモーズ・アリスンに対するリスペクトを感じる素晴らしいアルバムです」と元春。
モーズ・アリスンはそのように素晴らしいミュージシャンだが、本人はあまり自分のことを高く買ってないようだ。そもそも今回の新しいアルバムも作るのにあまり気乗りしなかったということ。その理由は「自分の音楽はそんなに売れないから」ということらしい。そんなモーズ・アリスンを説得したのがプロデューサーのジョー・ヘンリー。ジョー・ヘンリー自身も素晴らしいソングライターでありサウンド・クリエーター。よい作家は他の作家のいいところも見抜くことができるということだろう。ジョー・ヘンリーの熱い説得を受けて新作のレコーディングが実現した。モーズ・アリスンの12年ぶりのアルバム『The Way Of The World』からタイトル曲「The Way of the World」。

・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週は東京都の団体「たまにはTSUKIでも眺めましょ」。スローなライフ・スタイルを目指し、脱サラした三十代の男性が中心となって活動している。特に力を入れているのが関東近郊の農家へのツアー。大量生産、大量消費の経済からシフトダウンし、必要なものを必要な分だけ作り消費するライフ・スタイルで環境をよくしていきたいと考えている。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・リアルな現実 本気の現実 Part1 & Part2
元春が1985年にリリースしたカセット・ブック作品『エレクトリック・ガーデン』から。

・特集「スポークンワーズ」
8月5日の福岡公演からスタートするin motion 2010 「僕が旅に出る理由」。このツアーに参加する井上鑑ファウンデーションズの井上鑑をゲストに迎えて。

・恋人たちの曳航
'80年代の半ば『エレクトリック・ガーデン』を聴いた井上鑑がカセット・ブック・シリーズ「カルサヴィーナ」の作品の中で元春と対談をしたのが最初の出会いだという。その後、今度は元春が1996年のアルバム『FRUITS』の中の何曲かでストリングスが必要となり井上鑑に連絡して再会した。
「ビオラ、チェロの響きがとても美しくて今でも時々聴いていいなと思う」と元春。

・井上鑑ファウンデーションズ
スポークンワーズというパフォーマンスを音楽的に実現できるのは誰かと考えたときに、まず思い浮かんだのが井上鑑だったと元春。ミュージシャンはすべて井上鑑の紹介だったという。
まず迷わず推薦したのがドラムの山木秀夫。井上鑑とは駆け出しの頃スタジオの仕事で出会って、バイブレーションが合うし、お互いに成長しているのを見ながら刺激を受けあって来たという仲なんだそうだ。ロックのフィーリングもありながらジャズ的なこともできて、しかもフィリップ・グラスとかの現代音楽にすんなり入っていける柔らかさを持ってる素晴らしいドラマーだと井上鑑。
スポークンワーズのステージで元春は誰と強く関係しようかと思ったとき、必ず山木秀夫のドラムになるそうだ。元春の持つ言葉の韻律を山木秀夫は彼自身の体内の韻律で瞬時の間にアジャストしてゆくのだとか。それが間断なく続くのがスポークンワーズのパフォーマンスなのだと元春。
高水健司のベースは、音はひとつしか鳴ってないけれど、上にいつもハーモニーが乗ってる、会話が生まれるベースだと井上鑑。ドラムの山木秀夫とのコンビは1+1が3にも4にも5にもなってゆくのが素晴らしいと元春。
スポークンワーズのパフォーマンスはドラムとベースのミニマムな編成でいけるが、何曲か聴いてもらおうとすると豊かなアンサンブルを聴衆に聴いてもらいたいということで、キーボードにヴァイオリンやホーンが入る。山本拓夫は感覚的にオープンなプレーヤーで、元春のことをよく知ってることもあり、アグレッシブな演奏ができると井上鑑。

・ベルネーズソース
2003年のIn motion 2003 「増幅」のパフォーマンスから。

・何が俺達を狂わせるのか?
2003年のIn motion 2003 「増幅」のパフォーマンスから。
「ヴァイオリンの金子飛鳥さんの表現はスーパーだ」と元春。
現在彼女はアメリカ、セントルイス在住で、ヨーロッパを中心に活動しているとか。

・in motion 2010 「僕が旅に出る理由」
8月5日から14日にかけて福岡、名古屋、大阪、仙台、東京でスポークンワーズ・ライヴ公演in motion 2010 「僕が旅に出る理由」がある。この6大都市ツアーの中でバンドの音は成長すると井上鑑。元春とのスポークンワーズはどう考えてもボブ・ディラン。トーキング・ブルースなんだけどブルースのフォーマットでやってるわけじゃなくて物語を知って演奏しているから'60年代のような詩人とミュージシャンのセッションにはならないと話す。

・番組ウェブサイト
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送
8月24日(火)
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Sunday Song Book #930

2010年08月01日 | Sunday Song Book

<08月01日プレイリスト>
[「納涼リクエスト大会」]
高気圧ガール/山下達郎 "メロディーズ" '83
IT'S GONNA TAKE A MIRACLE/THE ROYALETTES '65
DEAR MR. FANTASY/TRAFFIC "MR. FANTASY" '68
THERE'S NO ME WITHOUT YOU/THE MANHATTANS '73
GROOVIN'/KENNY RANKIN "THE KENNY RANKIN ALBUM" '77
FEVER/PEGGY LEE '58
I GOTTA DRIVE/THE MATADORS '64
僕らの夏の夢/山下達郎 '09
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
今週からいよいよ全国ツアーがはじまる。8月6日の厚木公演を皮切りに全国35本。今年、タツローさんはデビュー35周年なので、誰が考えたかわからないが「35周年で35本」と言われている。偶然なのだそうだ。今ちょうどリハーサルの真っ最中なので声が嗄れているとか。一日六七時間リハーサルを行ってるという。
「今年はどんな曲をやろうかといろいろと考えておりますが。久ぁ~しぶりにですね、えっと、年続けてツアーというアレなもんで、二十年ぶりくらいに連続ツアーでございますが、連続ツアーだとなかなか選曲、あの、どれくらい重複させて、どれくらい違うものをやるか(笑)、なかなか難しいんですが、この間一年くらいですね、ライヴのメンバーでずっーとリハーサルをしてきました。レパートリーがだいぶ増えましたのでですね、いろんな曲をやってみたいと思っております。今年はデビュー35周年というなんかアレなので、シュガーベイブから35周年なので、まぁシュガーベイブの曲もやってみたりしてみるつもりでございますが、いずれにせよ、もう泣いても笑っても今週末からツアーがはじまります。お出になるみなさま、お待ち申し上げております。一生懸命リハーサルを今やっております。今年は北海道で夏フェスなんかにも出ますがですね、夏のツアーでございます。冬よりもちょっと楽かなという感じでございますが。それでも身体に気をつけて十月のツアーまでですね、一生懸命やってみたいと思っております。その都度、番組で訪れる近辺のご報告など申し上げたいと思っております」とタツローさん。

・納涼リクエスト大会
毎年恒例の「納涼リクエスト大会」。

・高気圧ガール
1983年のシングル。

・IT'S GONNA TAKE A MIRACLES
'60年代ガール・グループ、ザ・ロイヤレイツはメリーランド州ボルチモア出身の4人組の女性ヴォーカル・グループ。テディ・ランダッツオのプロデュースでニューヨークでレコーディングされたのが「IT'S GONNA TAKE A MIRACLES」。1965年、全米41位というスマッシュ・ヒットだがその後、いろいろな人がカヴァーしてガール・グループもののスタンダード・ナンバーとなっている。

・DEAR MR. FANTASY
トラフィックはスティーヴ・ウィンウッド、ジム・キャパルディ、デイヴ・メイソン、クリス・ウッドの4人組でスタートした。「DEAR MR. FANTASY」は1968年のファースト・アルバム『MR. FANTASY』のタイトル・ソング。

・リハーサル
リスナーからの質問で「ライヴのリハーサルは本気で本番通り歌うほうですか、それともあまり本気で歌わず本番に力を残しておくほうですか。ちなみにスターダストレビューの根本要さんはいつもリハーサルの出来のほうが本番より数段いいらしく、ご自分のことをブルペン・ピッチャーと例えておられました」。
「基本的にリハーサルは本番以上に力を入れてやらないといけないと思います。リハーサルをながしてですね、軽~くやって本番がよくなるわけがありません。それはお芝居でも、野球、サッカーでもみんなそうですが、リハーサルのほうがかえって力を入れなければならないので、根本くんみたいにリハーサルのほうが出来がよくなってしまうこと、度々あります。でもそのくらいに根つめてやらないと本番にちゃんとした演奏ができません。歌ももちろんです。ですので私も下手すれば本番以上にやります。本番は私長いライヴなので三時間ぐらいやるライヴがしばしばですけれども、一日のリハーサルはそれ以上の時間を使いますのでですね、声がこういう具合に嗄れてきます(笑)。しばらく経つとこれが元通りになってくるという。がんばってやっております(笑)」とタツローさん。

・THERE'S NO ME WITHOUT YOU
マンハッタンズの1973年の名盤『THERE'S NO ME WITHOUT YOU』のタイトル・ソング。全米ソウル・チャート3位、全米チャート43位。

・GROOVIN'
ケニー・ランキンの1977年のアルバム『KENNY RANKIN ALBUM』はアレンジをドン・コスタが手掛けている。そのアルバムの中から「GROOVIN'」はヤング・ラスカルズのカヴァー。間奏のサックスはニノ・テンポ。

・納涼夫婦放談
8月1日、8日、15日と「納涼リクエスト大会」。その後、22日と29日はまりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。今年はタツローさんが全国ホールツアーのため、「納涼夫婦放談」は大幅に前倒して収録する予定となっているそうだ。お便りは早めにとのこと。

・FEVER
「FEVER」は黒人歌手のリトル・ウイリー・ジョンの1956年のヒットをペギー・リーがカヴァーして1958年、全米8位のヒットとなった。

・I GOTTA DRIVE
マタドールズの「I GOTTA DRIVE」はジャン&ディーンのジャン・ベリーがプロデュース。マタドールズはメキシカン・アメリカンの3人組が歌っているとか。ジャン・ベリー自身のリード・ヴォーカルだという説があり、イントロの女性ナレーションはジャンのガールフレンド、ジル・ギブソンだという説がある。最も注目すべきは作曲がバリー・マンとロジャー・クリスチャンの異色のコンビだということ。1964年のシングル。

・僕らの夏の夢
今週の金曜日、8月6日にアニメ映画『サマーウォーズ』が日本テレビ系の金曜ロードショーでオンエアされるそうだ。タツローさんがエンディング・テーマを担当したが金曜ロードショーなのでエンディングが短く編集されるかもしれないとのこと。「『サマーウォーズ』というアニメ、とっても素敵なアニメですのでご覧になっておられない方は是非テレビでもご覧くださいませ。エンディングに私のこのテーマ・ソングがちょっとでもながれると思います」とタツローさん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
08月08日は、引き続き「納涼リクエスト大会」
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