ARTISAN

2007年01月30日 | 山下達郎

SITEDOIに山下達郎のアルバム『アルチザン』('91)のレビューをアップしました。昨年の秋に一度やりかけたものの、時間がなくて断念。今年になって仕切り直しで仕上げました。タツローさんのレビューはだんだん時間がかかるようになってきました...

アルバムのジャケットを飾ったのは『JOY』('89)に続いてAndre Miripolsky(アンドレ・ミリポルスキー)。僕はアルチザンのライヴ・ツアーが初山下達郎ライヴ体験だったんですが、会場でこのジャケが胸に入ったTシャツを購入した記憶があります。そして丁度シングルで「アトムの子」が出た頃だったので、サイン色紙が欲しくて(ライヴ会場でCDを買うと先着でもらえる)、終演後に買いに行ったんですが、もうすでにサイン色紙はなかったという、そんな悲しいことも思い出しました(苦笑)。まぁ、後年、サイン色紙は手に入れましたが。開場とともにグッズ売り場直行でないとなかなか難しいです~。

あと、「片思い」という曲は失恋した時にクルマで聴いて、せつなくなった思いがあります。そんな個人的な体験は書かなかったですが(苦笑)。そして、このアルバムといえばヘッドフォン。この頃はまだウォークマンで聴いてたりしてましたが、ウォークマン付属のヘッドフォンで聴くと重低音が潰れて聴こえ、買い替えました。音響面の環境にも影響がありました。その後、ヘッドフォンは何度か買い替えましたが、今世紀に入ってからはSONYのMDR-CD900STを使っています。
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Sunday Songbook Playlist

2007年01月28日 | Sunday Song Book

<01月21日プレイリスト>
[ジェームス・ブラウン追悼「NonStop JB!」]
BROTHER RAPP/JAMES BROWN '70
GET UP I FEEL LIKE BEING LIKE A SEX MACHINE/JAMES BROWN '70
SUPER BAD/JAMES BROWN '70
I CRIED/JAMES BROWN '71
MAKE IT FUNKY/JAMES BROWN '71
I'M A GREEDY MAN/JAMES BROWN '71
DOING IT TO DEATH/FRED WESLEY & THE JB'S '72
I'M REAL/JAMES BROWN '88
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・竹内まりやのニュー・シングル
日本テレビ系で火曜日の午後9時から放送されている「火曜ドラマゴールド」のテーマ・ソングとして新曲「明日のない恋」が1月9日より使用されている。この曲が次のシングルとなるそうだ。発売日前となったらまた告知するとのこと。

・「NonStop JB!」Part.2
2006年12月25日に亡くなったジェームス・ブラウン(享年73歳)の追悼特集。ジェームス・ブラウン最盛期の1970年から1972年ぐらいまでのいちばんファンクの脂が乗っていた頃、珠玉のファンクの名曲をノンストップ、ノー・MCでお送りするプログラム。
15年に渡る番組の歴史でも前代未聞となるノンストップ、ノー・MCでお送りするプログラム。ブライアン・ウィルソンの『SMiLE』が出た時にノンストップでやったことはあるものの、2週間連続で、しかもジェームス・ブラウン・オンリーなので、かなり濃いものがある、とタツローさんは話す。

・ジェームス・ブラウンのレコード
ほんの20数年前までジェームス・ブラウンがラジオからながれるということ自体なかった。今ではジェームス・ブラウンのレコードはほとんどCDで聴くことができるし、つい先日は最も入手困難だったフェデラル時代のシングルがCD化されて、これでほとんどのものがCD化された。今は資料もたくさんあるし、ジェームス・ブラウンのことをちょっと知りたいと思えば本屋に行けばかなりのことが知ることができる。ほんの20年ぐらい前まではジェームス・ブラウンのシングルは何枚出てて、アルバムは何枚出てるのかすらわからなかった。そうしたよくわからない時代のほうがジェームス・ブラウンの全盛期だった。

・人生最高のシンガー
タツローさんは高校生の時から20代前半まで、ジェームス・ブラウンの全カタログが、一体どれくらいあるのかよくわからない時代に探して聴いてきた世代なので、今でも人生最高のシンガーであり、20世紀を代表するアーティストの一人だと思っているそうだ。だから2週間に渡ってタツローさん個人のベスト・オブ・JBをかけられることは、誇りに思うし幸せだと話した。

・BROTHER RAPP
1970年、全米ソウル・チャート2位。

・GET UP I FEEL LIKE BEING LIKE A SEX MACHINE
日本でいちばん有名なJBの曲、お馴染みゲロッパ「セックス・マシーン」。この時期のジェームス・ブラウンはそれまでフェーマス・フレームスというバンドで活躍していたが、バンドのストライキとか、バンドとトラブルになり、急遽メンバーを入れ替えた。やって来たのがペースメイカーズというバンドで、ここに在籍していたのがベースのブーツィー・コリンズ。'70年以降しばらくのあいだ、ブーツィー以下若いバンドに切り替わった。新しい時代を切り開いた。その突破口になったのがこの「セックス・マシーン」だった。1970年、全米ソウル・チャート2位。

・SUPER BAD
1970年、全米ソウル・チャート1位。「セックス・マシーン」と同じメンバーでナッシュビル録音。いつもはメシオ・パーカーのサックスだったが、若いバンドなのでほとんどフリー・ジャズ。

・I CRIED
CM前にかけたのはタツローさんがJBの全作品の中でいちばん好きな自作のバラード。1971年、全米ソウル・チャート15位。シングル・オンリーだったが、2000年頃に出たバラードのコンピレーションに素晴らしい音で収録された。素晴らしいオーケストレーションだが、アレンジしたのは当時のバンマス、デイヴ・マシューズ。この人がマンハッタン・ジャズ・クインテットのデイヴ・マシューズと同じ人とわかったのがつい最近のこと。それだけ資料がなかった。

・MAKE IT FUNKY
1971年、全米ソウル・チャート1位。

・I'M A GREEDY MAN
タツローさんがJBの全作品の中で最も愛着のある「I'M A GREEDY MAN」。素晴らしいスクリーム、とタツローさん。この頃になるとフェーマス・フレームスからJB'Sとバックバンドの名前が変わった。

・DOING IT TO DEATH
1972年にJB'Sのトロンボーン奏者のフレッド・ウェズリーの名前を冠して『FRED WESLEY & THE JB'S』というアルバムが出た。ここからシングル・カットされた「DOING IT TO DEATH」は1972年、全米ソウル・チャート1位。

・I'M REAL
1988年、ジェームス・ブラウン55歳の時にフルフォースと組んで出したアルバム『I'M REAL』からのシングル・カットで、全米2位となった。今のヒップホップに多大な影響を与えたジェームス・ブラウンのエネルギーがひしひしと伝わってくる名曲。

・100年後の評価
「今週は8曲、先週は12曲、計全20曲ノンストップでお送りしました。心よりJBのご冥福をお祈り申し上げます。永遠に彼の音楽はたぶん生き続けるでしょう。100年ぐらいしましたら、ビートルズと並んで称せられる芸術家として、JBは扱われることはたぶん確実だと思います」とタツローさん。

・来週は誕生日
1月は新春放談に続いてJB尽くしとなった。来週は2月4日、誕生日なので「山下達郎、誕生日の棚からひとつかみ」。2月になってようやくレギュラー・プログラムに戻る。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
02月04日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
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グレート・ギャツビー

2007年01月27日 | 

12月になってから読みはじめた村上春樹新訳の「グレート・ギャツビー」を読み終えた。年末年始は一旦中断して、半分は今週になってから読むというかなり不規則な読書だった。

「グレート・ギャツビー」は昔読んだことがあった。たぶんテレビの深夜劇場で映画版の『グレート・ギャツビー(邦題「華麗なるギャツビー」)』を観てから読んだのだと思う。今から20年くらい前の話だ。それで当時出ていた文庫本で大貫三郎訳の「夢淡き青春<グレート・ギャツビー>」というのを読んだのだ。表紙には映画のスチール写真が使われていた。

大貫三郎訳は本当に読みにくかった印象が残っていて、今回の新訳を読んだ時も前半は覚えていたが後半は全くと言っていいほど記憶に残ってなかった。今回の新訳はすらすらと読めて、場面、場面の描写が鮮やかで、会話の部分もかなり洗練されていた。トム・ブキャナン(デイジーの夫)のキャラクターや、ニック・キャラウェイとの関係性もよく見えた。

映画ではギャツビーにロバート・レッドフォード、デイジーにミア・ファローというキャスティングだった。衣装はラルフ・ローレンが担当していたという話をあとから聞いたことがある。そんなわけで今回もやはりギャツビーはロバート・レッドフォードでデイジーはミア・ファローを思い浮かべながら読んだ。

村上春樹訳ではギャツビーの口癖"Old Sport"がそのまま「オールド・スポート」と訳されていた。あとがきには「20年間考えたがうまく当てはまる日本語がなかった」と書いてあった。ちなみに大貫三郎訳では「ねえ、君」だった。1922年が舞台の小説だが村上春樹は現代的に訳したという。確かに古くさい感じはしなかった。ラストも本当に名文だと思った。でも「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の新訳を読んだ時のような衝撃はなかった。
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じぶんの詩 - A BEAUTIFUL DAY

2007年01月25日 | 佐野元春

MWSの最新ニュースによると、日本テレビ系列で放送されている音楽バラエティー番組「MUSIG」から生まれた「じぶんの詩 - A BEAUTIFUL DAY」の先行ダウンロード販売が、1月24日からiTunes Storeで開始されたそうだ。さっそく購入してみた。


The Whey-hey-hey Brothers - じぶんの詩 - A BEAUTIFUL DAY - Single - じぶんの詩 - A BEAUTIFUL DAY


テレビで聴いた時はあまりよい印象がなかったものの、こうして聴いてみるとなかなか良い。"オレはじぶんの存在に気がついた"というフレーズが肝かな。なんとなくイントロは「ドライブ」みたいだと思ったが、ブラスがフィーチャーされてて、ニューオーリンズ・テイストなR&Bっぽい感じがする。音が厚いのは最近の佐野元春(プロデュース)にしては珍しいのでは。第一印象はそんなところ。マキシシングルではフルレングス・ヴァージョンも聴けるようだし、カップリングは「グッドバイからはじめよう」のカヴァーになるそうだ。ストリングス・アレンジは井上鑑になるらしい。

じぶんの詩 - A BEAUTIFUL DAY
発売日:2007年2月28日
価格:1,050円(税込)
CD番号:YRCN - 10187

 1. じぶんの詩 - A BEAUTIFUL DAY (Single Version)
 2. グッドバイからはじめよう
 3. じぶんの詩 - A BEAUTIFUL DAY (Complete Version)
 4. じぶんの詩 - A BEAUTIFUL DAY (Instrumental)
 5. グッドバイからはじめよう(Instrumental)

今のところ発表されてる「The Whey-hey-hey Brothers」のメンバーは、Vo./ 山口智充、Gui. & Vo./ 佐野元春、Gui./ 山本耕史、Dr./ 古田たかし、Bass./ 井上富雄、Piano./ リクオ、Organ./ 伊東ミキオ、ブラス./ 山本拓夫、他。
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Harry Hosono『Crown Years 1974-1977』

2007年01月24日 | Rock

細野晴臣がHarry Hosonoとして活躍したクラウン・レコード時代の音源が3CD+1DVD+BOOKLET(132ページ)のボックス・セットでリリースされます。

●『Crown Years 1974-1977
2007.2.7 RELEASE
CRCP-20386/7/8 6,825 (tax incl.)

監修:細野晴臣
クリエイティヴ・ディレクション:長門 芳郎 
エディトリアル協力:鈴木惣一朗 
アートワーク:岡田 崇

Disc One
オリジナル・ソロ・アルバム『トロピカル・ダンディ』(1975年)。ボーナス・トラックとしてティン・パン・アレー名義の楽曲など。

Disc Two
オリジナル・ソロ・アルバム『泰安洋行』(1976年)。ボーナス・トラックとして「北京ダック」のシングル・ヴァージョンと当時のラジオ出演の音源を収録。

Disc Three
76年横浜・同發新館で行われた伝説のコンベンション・ライヴ、通称「中華街ライヴ」の全演奏を、あますことなく収録したアルバム『ハリー細野&TIN PAN ALLEY IN CHINATOWN』。

すべて細野晴臣監修のリマスタリングで最良の音質です。

Disc Four
『ハリー細野&TIN PAN ALLEY IN CHINATOWN』(中華街ライヴ)の模様、さらに『パラダイス・ツアー』に参加した鈴木茂のリハーサルや神田共立講堂でのステージ、宣伝用の映像などを収めた記録映像『TIN PAN ALLEY 1975-1976』を収録。特典映像は、75年に行われた小坂忠+ティン・パン・アレーの『ファースト&ラスト・コンサート・ツアー』より「ハリケーン・ドロシー」等をDVD収録。

詳細はクラウン・レコードのサイトで。

関連のリンク
recomints.com
長門芳郎『Crown Years of Harry Hosono:1974-1977』を語る~マネージャー奮戦記~

現在、細野晴臣は歌もののソロ・アルバムを製作中ですが、坂本龍一が中心となってエイベックスと共に立ち上げたレーベル「commmons」から、先に細野晴臣トリヴュート・アルバムが4月に発売されるということです。
収録予定曲
矢野顕子+レイハラカミ「恋は桃色」
ジョン・サイモン、ジョン・セバスチャン、ジェフ・マルダー&ガース・ハドソン「蝶々さん」
ヴァン・ダイク・パークス「イエロー・マジック・カーニヴァル」
嶺川貴子+坂本龍一「風の谷のナウシカ」
高橋幸宏「スポーツマン」
ジム・オルーク&カヒミ・カリィ「風来坊」
リトル・クリーチャーズ「ハイスクール・ララバイ」
口口口「北京ダック」
テイトウワ+森俊二+AOKI takamasa「ハニームーン」
コーネリアス「Turn Turn」
畠山美由紀「ミッドナイト・トレイン」
Sake Rock All Stars(SAKEROCK+高田漣+ASA-CHANG)+寺尾紗穂「日本の人」
ワールド・スタンダード+小池光子(ビューティフル・ハミングバード)「三時の子守唄」
コシミハル「わがままな片想い」
高野寛+原田郁子「終りの季節」
etc...
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Boucle d'oreilles

2007年01月22日 | 音楽

大貫妙子が東芝EMIからソニーに移籍して、2年ぶりとなるオリジナル・アルバムを発表します。ニュー・アルバムはピュア・アコースティックで、タイトルは『Boucle d'oreilles』。「ブックル・ドレイユ」とはフランス語で「イヤリング」を意味するのだとか。初回盤は紙ジャケ仕様だという。いかにもソニー・ミュージック・ダイレクトがやりそうなことですよね~(笑)。でも、ソニー・ミュージック・ダイレクトってアーカイヴ専門のレーベルじゃなかったの?

●Boucle d'oreilles
MHCL1030 Sony Music Direct
3月21日リリース
価格:3,000(税込)

14曲収録予定(新録9曲+旧音源5曲)
収録予定曲(順不動)
<新録音>
Shall we dance?
メトロポリタン美術館
Hiver
Time To Go
若き日の望楼
Cavaliere Servénte
彼と彼女のソネット
風の道
Shenandoah   *アサヒ「贅沢日和」TVCM使用曲

<旧音源> 87年録音「pure acoustic」より収録
黒のクレール
横顔
新しいシャツ
突然の贈り物
Siena

ライヴ・ツアーも決定しています。

■大貫妙子 "Boucle d'oreilles" Tour 2007

大貫妙子(vo)
フェビアン・レザ・パネ(pf)
吉野弘志(b)
林立夫(ds)
金子飛鳥カルテット(金子飛鳥Vn/相磯優子Vn/志賀恵子Va/木村隆哉Vc)

4月24日(火)  19:00 open / 19:30 start 焼津市文化センター(小)
4月26日(木)  19:00 open / 19:30 start 名古屋テレピアホール
4月27日(金)  19:00 open / 19:30 start なんばHatch(大阪)
4月30日(月祝) 17:30 open / 18:00 start 東京オペラシティ
5月 2日(水)  18:30 open / 19:00start  ノバホール(つくば)

■各公演詳細
4月24日(火)19:00開場/19:30開演
焼津市文化センター 小ホール
全席指定 6,300円
2月17日(土)発売
会館 054-627-3111/ローソンチケット 0570-084-004(Lコード:47903)
主催:財団法人焼津市振興公社/PROMAX 後援:K-MIX
お問い合せ:会館 054-627-3111
*未就学児入場不可

4月26日(木)19:00開場/19:30開演
名古屋テレピアホール
全席指定 7,000円
2月3日(土)発売
ダイレクトセンター 052-320-9000/チケットぴあ 0570-02-9999/
ローソンチケット 0570-084-004
主催:ZIP-FM / サンデーフォークプロモーション
お問い合せ:サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
*未就学児入場不可

4月27日(金)19:00開場/19:30開演
なんばHatch
全席指定 7,000円
2月17日(土)発売
チケットぴあ 0570-02-9999/ローソンチケット 0570-08-4005/
CNプレイガイド0570-08-9999/e+
主催:FM 802  運営:キョードー大阪
お問い合せ:キョードーチケットセンター 06-6233-8888(10:00〜19:00)
*未就学児入場不可

4月30日(月祝)17:30開場/18:00開演
東京オペラシティ コンサートホール(初台)
S席 7,350円  A席 6,500円
2月17日(土)発売
イープラス eplus.jp /チケットぴあ 0570-02-9999(249-766)/
ローソンチケット 0570-084-003(39268)
主催:J-WAVE  後援:ニッポン放送  運営:ディスクガレージ
お問い合せ:ディスクガレージ 03-5436-9600(weekday 12:00〜19:00)
*未就学児入場不可

5月2日(水)18:30開場/19:00開演
ノバホール(茨城県つくば市)
全席指定 6,800円
2月17日(土)発売
イープラス eplus.jp /チケットぴあ 0570-02-9999/ノバホール 029-852-5881/
つくばカピオ 029-851-2886
主催:J-WAVE / ニッポン放送  共催:(財)つくば都市振興財団  
企画制作:イープラス/ PROMAX Inc.
お問合せ:公演事務局(イープラス)0570-06-9939
*未就学児入場不可

画像は大貫妙子のRVC(現BMGジャパン)時代のカタログ6枚です。
大貫妙子の監修の下で最新デジタル・リマスタリングが施され、紙ジャケ仕様でリイシューされました。各アルバムには書き下ろしライナーが付いていて、その中の3枚にはボーナストラックが収録されています。

今回のリイシューでは書き下ろしライナーで、そんな当時の裏話が披露されていて、『ミニヨン』から次作『ロマンティーク』までのインターバルが長いのは、半ば引退状態であったからだ、と告白されています。コメントを読んで気づいたのは、本人は「ター坊」じゃなくて「ターボー」と書いているところ。なんか「ター坊」でずっと親しんでいたので違和感がありました(苦笑)。

追記(2007.2.12)
・ゲーム「MOTHER3」の主題歌「We miss you ~愛のテーマ~」がiTunes Storeでダウンロード販売されています。200円です。


大貫妙子 - MOTHER3 +


●We miss you ~愛のテーマ~
作詞糸井重里、作曲酒井省吾、アレンジ門倉聡。
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Sunday Songbook Playlist

2007年01月21日 | Sunday Song Book

<01月21日プレイリスト>
[ジェームス・ブラウン追悼「NonStop JB!」]
OUT OF SIGHT/JAMES BROWN '64
PAPA'S GOT A BRAND NEW BAG/JAMES BROWN '65
I GOT YOU(I FEEL GOOD)/JAMES BROWN '65
IT'S A MAN'S MAN'S MAN'S WORLD/JAMES BROWN '66
LET YOURSELF GO/JAMES BROWN '67
COLD SWEAT/JAMES BROWN '67
GET IT TOGETHER/JAMES BROWN '67
THERE WAS A TIME/JAMES BROWN '68
I FEEL ALRIGHT(THE LITTLE GROOVE MAKER, ME)/JAMES BROWN '69
I GOT THE FEELIN'/JAMES BROWN '68
LET A MAN COME IN AND DO THE POPCORN/JAMES BROWN '69
AIN'T IT FUNKY NOW/JAMES BROWN '69
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・ジェームス・ブラウン
2006年12月25日午前1時45分、うっ血性の心不全で亡くなったジェームス・ブラウン(享年73歳)。タツローさんにとって人生最高のシンガーがジェームス・ブラウン。「オマエの好きなシンガーをたったひとり挙げろ」と言われたなら迷わずにジェームス・ブラウンを挙げるという。シンガーという枠に留まらず、20世紀のアメリカのアフリカン・アメリカン・カルチャーを最もリードした不滅の偉大なるアーティスト。

・ジェームス・ブラウン追悼
1985年、今から22年前に、昔ラジオ番組をやってる時に一度特集をやったそうだ。ジェームス・ブラウンが亡くなったので特集をやろうと思い立ったが、何しろジェームス・ブラウンはキャリアが長くて作品が多い人なので、何をどうがんばったって、2,3週間でとても説明なんてできない。バイオグラフィーを言ってるだけで一月ぐらい簡単にかかってしまう。それだけ思い入れも深い。
「今は評伝もたくさん出てるし、自伝もある。そういうのをバイオグラフィーに関してはご参照していただくことにして、ジェームス・ブラウンなので、私にとってベストなジェームス・ブラウンを今週来週2週間に渡ってノンストップでお送りします。これがいちばんジェームス・ブラウンが喜ぶ追悼特集になると確信しております」とタツローさんは話した。

・「NonStop JB!」
タツローさん個人のベスト・オブ・JBを、ジェームス・ブラウン最盛期の1964年から1972年ぐらいまでの最も脂が乗っていた頃を年代順に繋げてノンストップ、ノー・MCでお送りするプログラム。今どきNHK-FMでもノンストップ、ノー・MCで放送するのは勇気のいること。ましてや民放のこうした時間帯ではなかなかできない。JBなので許していただきます、とタツローさん。

・OUT OF SIGHT
ジェームス・ブラウンがジェームス・ブラウンとしての本当の意味でのオリジナリティーを出し始めたのは1964年頃から。この「OUT OF SIGHT」はファンクの始祖といいましょうか、ジェームス・ブラウン・ファンキー・ミュージックのはじまりといえる曲。

・PAPA'S GOT A BRAND NEW BAG
日本でもお馴染みの曲。1965年全米R&BチャートNo.1。

・I GOT YOU(I FEEL GOOD)
「I FEEL GOOD」ではじまる有名な曲。1965年全米R&BチャートNo.1。

・IT'S A MAN'S MAN'S MAN'S WORLD
日本でも大ヒットした。1966年全米R&BチャートNo.1。
ストリングス・アレンジを担当しているのはサミー・ロウ。のちにモーメンツとかシルビア・ロビンソンでニュージャージー・サウンドの担い手として活躍した。

・LET YOURSELF GO
番組担当ディレクターの長崎栄さんが好きな曲。1967年全米R&Bチャート5位。
のちにアース、ウインド&ファイアーがこの曲のギターのフレーズで1曲出てくる。それはまた後日。

・COLD SWEAT
1967年全米R&BチャートNo.1。この時代のレコーディングはほとんどモノラルだが、今日聴いてもらったのは珍しいリアル・ステレオ・ヴァージョン。我々が聞きなれたシングル、アルバム・ヴァージョンとは違って、有名な「メシオ!」が無くて、いきなりお終いに飛ぶという別エディット・ヴァージョンだが、リアル・ステレオ・ヴァージョンがこれしかないので、今日はこちらを聴いてもらった。

・GET IT TOGETHER
1967年全米ソウル・チャート11位。タツローさんが死ぬほど好きな曲。
ここまでがCM前の前半の曲。

・THERE WAS A TIME
1968年全米R&Bチャート3位。ニューヨーク、アポロ・シアターで1967年6月25日にライヴ・レコーディング。『Live At The Apollo Volume.2』というアルバムに収められていて、のちにシングル・カットされ、かなりのヒットを記録した。
タツローさんは「私、この曲が死ぬほど好きで、高校の時にこれをずっと聴いていたら、友人に『なんだこの曲、コードが一個しかない。なんでこんなつまらない曲を聴いてんだ』って言われて、今から考えたら信じられないとお思いでしょうが(笑)、本当にそう言われたんです。[THERE WAS A TIME]を聴く度にその光景を思い出します」と話した。

・I FEEL ALRIGHT(THE LITTLE GROOVE MAKER, ME)
ニューヨーク、アポロ・シアターで1967年6月25日にライヴ・レコーディング。「THERE WAS A TIME」の続きで曲の後半の観客とのかけあい部分。いかにもジェームス・ブラウンならではの観客とのかけあいを収録した曲で、『Live At The Apollo Volume.2』では「THE LITTLE GROOVE MAKER, ME」というタイトルで、のちにシングル・カットもされた。2001年に、『Live At The Aporo Volume.2』がデラックス・エディションとして、ほぼ完全な形でリイシューされた時には「I FEEL ALRIGHT」というタイトルになって全編収録された。今日はシングル・カットのサイズにエディットしたという。

・I GOT THE FEELIN'
これも日本では大ヒット・ナンバー。「ベイビー、ベイビー、ベイビー」でお馴染み。1968年全米R&BチャートNo.1。ドラマーのクライド・スタブルフィールドの素晴らしいドラミングのグルーヴが炸裂する1曲。

・LET A MAN COME IN AND DO THE POPCORN
いわゆるポップコーンもののタツローさんがいちばん好きな曲。1969年全米R&Bチャート2位。

・AIN'T IT FUNKY NOW
オルガニストとしてのジェームス・ブラウンをフィーチャーした1曲。不思議なギターのコード感を持ったタツローさんの好きな曲。1969年全米R&Bチャート3位。

・来週も引き続きジェームス・ブラウン追悼特集「NonStop JB!」
今日は12曲かけて1969年まで来た。来週は'70年以降のジェームス・ブラウン追悼特集「NonStop JB!」Part.2。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
01月28日は、ジェームス・ブラウン追悼「NonStop JB!」
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共鳴野郎カフェ・ライヴ

2007年01月18日 | Live

1月13日(土) 晴のち曇り。

12日の金曜日の午後遅く、友人からメールが届いた。
「共鳴野郎カフェ・ライヴに行きませんか? 明日ですけど」

「共鳴野郎カフェライヴ」とは、よみうりテレビの深夜番組(毎月第四金曜の深夜に放送される)「共鳴野郎」に出演するDarjeeling(Dr.kyOnと佐橋佳幸)が、カフェでデビュー・ライヴを行い、それに視聴者20組40名を招待し、公開収録するというもの。この模様は1月26日(金)26時5分から30分の拡大スヘシャル版としてオンエアされる。

僕も応募したが残念ながら落選した。しかし、彼は当選したというのだ。なんて幸運なんだろう。そして僕に声がかかるなんて! そんなわけで急な話だったが、なんとか調整して行ってきた。場所は西区のマーサというカフェだった。

マーサの前で友人と待ち合わせをしたのだが、最寄の駅を出たところで迷ってしまった。マーサの場所がよくわからない。仕方がないので友人のケータイに連絡し、歩く方向を教えてもらった。だからマーサに到着したのは午後6時10分頃だったと思う。

マーサの入り口は緑に覆われていた。入場の際にコートを預かってもらい、今夜のライヴ名と出演者の名前が印刷されたメニューを受け取った。中に入ってみると、もう席はほとんど埋まっていた。画像はメニューと今夜のゲスト、リクオのアルバム『セツナウタ』(サインはクレフィンのライヴの時入れてもらった)。

ステージの向かって左に入り口があって、その前にカメラクレーンと番組のスタッフ。右の奥にもスタッフ、中央奥に固定カメラ。あとハンディ・カメラが左右に1人ずついた。総勢20人くらいのスタッフ。店内は人で溢れていたが、まったりとした雰囲気が漂っていた。僕もリラックスしていた。カフェ・ライヴということで開演前にコーヒーとピッツァ・マルガリータを食べた。

まだオンエア前なので内容を知りたくない人が読めないように、ライヴの模様は別に書きました。この続きは13日の記事としてエントリーしました。ネタバレしています。

関連リンク
クレフィン・ブログ
RIKUOのリハーサル・レポがアップされてます。キーマカレー、食べに行きたい。店名の由来も知りたいです。最初に店名を聞いた時から、トム・ウェイツの曲「マーサ」を思い浮かべましたが、今度行くことがあったら、そのことも確かめたいです。

・habanero VOICE
佐橋佳幸のオフィシャル・サイトでも「今日の出来心」でダージリン・カフェ・ライヴでデビューの話が出てます。でも佐橋くん、ハード・スケジュールで先月、ダウンしてたんですね。

・Dr.kyOn Information Web.
Pan-Paka-Pahn!でダージリン・カフェ・ライヴのことを書いてます。ネタバレしてますが...
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Sunday Songbook Playlist

2007年01月14日 | Sunday Song Book

<01月14日プレイリスト>
[「新春放談(ゲスト:大瀧詠一)」]
COBRA TWIST/大瀧詠一 "GO! GO! NIAGARA" '76
恋するカレン/大瀧詠一 "A LONG VACATION" '81
恋のナックルボール/大瀧詠一 "EACH TIME" '84
IT'S IMPOSSIBLE/PERRY COMO "IT'S IMPOSSIBLE" '70
あの娘に御用心/大瀧詠一 "GO! GO! NIAGARA" '76
針切り男/大瀧詠一 "GO! GO! NIAGARA" '76
A面で恋をして/NIAGARA TRIANGLE "NIAGARA TRIANGLE Vol.2" '82
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
竹内まりやのニュー・アルバムのレコーディングが再開された。1、2曲をもう1テイク録ってみようかという余裕が出てきたそうだ。

・ミュージシャンになって...
大滝さんはミュージシャンになったせいで、作る側の気持ちになって聴いてしまうようになり、それは失敗したと話す。作る側から離れて、少しは戻ってきたのかもしれないとも。まだミュージシャンになる前に、誰にも頼まれてないのにエルヴィス・プレスリーの作家別のリストを作っていたが、それと同じように今は'60年代のナッシュビルのレコーディング・データを作っているのだとか。しかし、これは全く発表するためのものではないのだそうだ。楽しむ方向がよいのだと。但し、発表する機会があればするらしい。分母分子論もそうだったという。

・ライヴ・ビデオ
タツローさんは先日、ある飲み屋で、大滝さんが『ロンバケ』を出した後のライヴを収めたVHSビデオ(・テープ)を見たそうだ。上原"ユカリ"裕がドラムで、ギターが鈴木茂と村松邦男で、1曲目が「君は天然色」だったという。VHSだからよれてる部分もあったが、ほとんどノーカットだったそうだ。「実に見事な、キレイなライヴ」だったという。大滝さんのライヴというと、昔はシャイで自分をさらけ出すのが恥ずかしいと思っているパフォーマンスに見えたが、その『ロンバケ』のライヴはすっきりしてて芸人っぽい印象があったのだという。大滝さんによると、それは厚生年金会館での『ロンバケ』発売記念ライヴではないかという。見たことがないそうだ。

・歌歌い
タツローさんは、歌歌いとして大滝さんの地位について話した。大滝さんは「ない」と否定し、「ペリー・コモなんて上手いよ~、ホントに上手い。ああいうのを聴いてると自分でやるのが嫌になるもんね~」と話した。また「エルヴィスと長嶋は考えてなかったような気がするね。もちろん雑念はあるんだけれども、アイソリレートされてる気がする、雑念と自分との間に。最近のイーストウッドにも感じるんだけどさ」と。タツローさんは「それはさっき言った、自分が楽しんで同時に人も楽しんでということでしょ」と話すと、「そうそうそう。あれが究極だよね。やるならあれ」と大滝さん。

・大滝さんの印象
1983年からはじまった新春放談だが、タツローさんによると、その時の大滝さんの印象は「あぁ、'70年代に比べて落ち着いたなぁ」というものだったらしい。'70年代はストレスが溜まってる気がしたそうだ。『Each Time』を出した後の話のテンポが'70年代とは違った気がしたという。

・Go! Go! Niagara
3年で12枚というレコード会社との契約があって、誰もやらないから、じゃあオレがやるという状況になり、その意識を『Let's Ondo Again』まで持っていたので、正に戦場の中にいた、突然に『Go! Go! Niagara』を出されてもわからないと思うと大滝さんは話した。

・還暦
あと2年で還暦を迎えるという大滝さん。突然何かやるかもしれないし、それはわからないと話す。

・ナイアガラ・レーベル30周年アーカイヴ・シリーズ
『Niagara CM Special』が3月21日にリイシュー、『多羅尾伴内楽団』が9月21日にリイシュー。『Niagara Calendar』が来年の3月21日で、『Let's Ondo Again』が来年の9月21日にリイシュー。その後は『Tatsuro From Niagara』。タツローさんは「ジャケットは変えてください。自分の作品(のデザイン)を中山泰さんにやっていただいたことがないので、凄く憧れていた。中山さんに是非やっていただきたい。よろしくお願いします」と話した。

・来週の予定
タツローさんにとって最も重要なシンガー、ジェームス・ブラウンの追悼特集。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
01月21日・28日は、ジェームス・ブラウン追悼「NonStop JB!」
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Darjeelig Cafe Live

2007年01月13日 | Live

ライヴは10分押しぐらいではじまった。RIKUOがまず表から入ってきて店内奥で待機。その後に佐橋佳幸とDr.kyOnが入場した。ステージ向かって左側にDr.kyOn、右側に佐橋佳幸。まず新年のあいさつがあって一緒に乾杯した。

番組の中でダージリンが毎月オリジナル(インスト)曲を演奏する「The Road To Darjeeling(ダージリンへの道)」というコーナーがあって、ライヴはこのレパートリーの中から披露された。これらの楽曲は「ダージリン」というユニット名にちなんで紅茶を題材にして作曲したのだという。二人が毎月ほぼ順番に書いてきたというが、話し振りからして、Dr.kyOnがプロデュースしているような感じだった。

ステージには中央に柱があって、そこに小さな黒板が掲げられていた。どうも出演者はこの黒板にセットリストを書くようになってるらしい。佐橋佳幸が最初、黒板に曲名を書こうとしたのだが手が届かない(笑)。それでDr.kyOnが前半の曲名を書くことになった。身長差をギャグにする二人だけに、これはお約束のネタ。東京出身の佐橋佳幸と大阪出身のDr.kyOnが繰り広げるトークも楽しかった。

佐橋佳幸の「出欠を取りま~す」ではじまった招待客の点呼(笑)。カフェ・ライヴの抽選に当選した人を全員紹介する時間があった。一人ひとりが寄せた「番組へのメッセージ」を読むわけだが、その中に「もう少し早い時間からやってください」という意見があった。佐橋佳幸は「DVDレコーダーとかありますから。タイマー付きの...大麻じゃないですよ(笑)」みたいなことを言って笑いを誘った。だが、さすがにこれはオンエアでは使えない(苦笑)。それでもDr.kyOnは得意の回文を披露した。「また大麻まいたタマ」(笑)。

僕を招待してくれた友人は「"OSAKA ROCK CITY"にも行きました」とメッセージを書いていた。しかし佐橋佳幸は"OSAKA ROCK CITY"を"COUNTDOWN JAPAN 06/07"と思ったのか、"OSAKA ROCK CITY"に参加していたのにも関わらず、「僕、欠席しちゃったんですよ(笑)。僕の代わりに行ってくれたんだね」と言った。

出欠確認の途中でカメラのテープ交換があった。まだはじまってから40分くらいしか経ってなかったが、ここで少しの間中断。その間に僕は友人に、さっきの「番組へのメッセージ」で"OSAKA ROCK CITY"と書いたのかを尋ねた。やはり佐橋佳幸が間違ったらしいと判明。佐橋佳幸は最初から何だか眠たげな表情だった。演奏は問題なかったけれど。しかし、佐橋佳幸のそんな様子はライヴの後半でガラリと変わった。目はパッチリと開いていた。ずいぶんと表情が変わるなぁと思った。スロー・スターターなのかもしれない。

ダージリンはユニット結成1周年だが、佐野元春 & ザ・ホーボーキングバンドのメンバーとして一緒に10年やってきたので、デビュー・ライヴといっても演奏に何の問題もなかった。Dr.kyOnはローランドのキーボードの上に音源モジュールやピアニカを置いて同時演奏するし、またアコーディオンやアコースティック・ギターも披露した。佐橋佳幸もアコースティック・ギターからエレクトリック・ギター、Dr.kyOnとピアノの連弾をするなどいろいろ見せてくれた。中でもうれしかったのは新しいギター、サイケデリズム特製のKOKOMODELを演奏してくれたことだった。このギターの音色は本当に素晴らしかった。

ダージリンで1時間くらいやった後、ゲストのRIKUOが呼ばれた。三人で弾きしゃべりの「同じ月を見ている」をセッションした。続いてRIKUOのソロ演奏で「ケサラ」。生「共鳴スパイダー」のコーナーがあって、Dr.kyOnは放送日の翌日に渋谷AXで行う「Soul Of どんと」の話をした。Dr.kyOnは毎年どんとを追悼するイベントをやっている。その話のながれでボ・ガンボスのカヴァーをRIKUOとセッションした。

RIKUOともう1曲セッションした後、再びダージリン二人だけでオリジナル曲の「JTea」をやった。この曲は山弦の小倉博和がゲストに来た回で披露された。僕は山弦の「Song For James」のパロディーだとばかり思っていたが、実はこの曲も紅茶を題材にして書かれたのだという。紅茶の歴史の中でイギリス人の功労者がいて、その人の名前がジェームス・テイラーなのだという。シンガー・ソングライターのジェームス・テイラー(JT)と同姓同名。そのイギリスのジェームス・テイラーに捧げられたのが「JTea」というわけだ。佐橋佳幸が書いたこの曲は敬愛するジェームス・テイラー(シンガー・ソングライター)へのオマージュでもある。

アンコールでは新曲「Silver Tea Cup Auction Night」を披露。これは今月の「The Road To Darjeeling(ダージリンへの道)」用なのでオンエアされるだろう。銀製ティー・カップのオークションが今回のテーマでDr.kyOnの作曲。タイトルの単語の頭二文字は元素記号にもなってると京大工学部出身のDr.kyOnは話していた。

結局30分の番組を収録するのに2時間のライヴをやったダージリン。素晴らしい演奏で楽しかったし、公開収録の現場に立ち会えたのも貴重な体験だった。これで終るはずだったのだが、リテイク(撮り直し)するといって1曲また聴けた上、ダージリンがオマケでもう1曲披露してくれた。たぶんオマケの部分のほうが盛り上がったはずだ(笑)。

■Darjeelig Cafe Live
2006年1月13日(土) ダイニングカフェ+雑貨 マーサ

Darjeeling
Dr.kyOn(Keyboards)
佐橋佳幸(Guitar)

ゲスト
RIKUO(Vocal/Keyboard)

01 spider code
02 Drop by Drop
03 泣き虫ケトル
04 Greedy Green
05 ジャンピン・ジャンピング・カメリア・シメンシス
06 Funky Tea Race
07 同じ月を見ている
08 ケサラ
09 Sleepin'
10 アイノウタ
11 J・Tea
Encore
12 Silver Tea Cup Auction Night
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Sunday Songbook Playlist

2007年01月07日 | Sunday Song Book

<01月07日プレイリスト>
[「新春放談(ゲスト:大瀧詠一)」]
恋人と呼ばれて/黒木真由美 "12のらくがき" '75
趣味趣味音楽/大瀧詠一 "GO! GO! NIAGARA" '76
CIDER '73(ロング・バージョン)/大瀧詠一 "NIAGARA CM SPECIAL" '77
THE VERY THOUGHT OF YOU/シリア・ポール AND 大瀧詠一 "夢で逢えたら" '77
CIDER '74~オリジナル/大瀧詠一 "NIAGARA CM SPECIAL" '77
CIDER '74~ニューソウル変~メレンゲ辺/大瀧詠一 "NIAGARA CM SPECIAL" '77
HOUND DOG/ELVIS PRESLEY '56
THE LOCO-MOTION/LITTLE EVA '62
再びGO! GO! NIAGARAのテーマ/大瀧詠一 "GO! GO! NIAGARA" '76
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■内容の一部を抜粋
・新春放談
過去、「サウンド・ストリート」、「プレミア3」などタツローさんのレギュラー番組や、萩原健太さん、佐野元春さんの番組など、いろいろな番組で続けられてきた、新春恒例の大滝詠一さんとの対談。この番組だけでも14回目となるそうだ。

・ナイアガラ・レーベル30周年アーカイヴ・シリーズ
昨年は『Niagara Triangle 30th Anniversary Edition』と『Go! Go! Niagara 30th Anniversary Edition』がリリースされ、今年は『Niagara CM Special 30th Anniversary Edition』のリリースが予定されている。今回の対談ではそんなナイアガラ・レーベル30周年アーカイヴ・シリーズの話題を中心に。

・提供曲
ナイアガラ・レーベル時代に曲を提供したのは三人だけ(かまやつひろし、吉田美奈子、もうひとりは沢田研二?)だったという大滝さん。タツローさんは黒木真由美の「恋人と呼ばれて」の1曲だけ。

・Go! Go! Niagara
タツローさんは『Go! Go! Niagara 』と『Niagara Calendar』の収録曲が頭の中でごっちゃになっているという。

・Niagara CM Special
今回のリイシューではVol.1のサード・イシューとなる。未発表とデモ・ヴァージョンを収録する予定。曲数は多いが収録時間は短いそうだ。当時の記憶も薄れてきていて、「忘れるために今リマスターしているだよね、実を言うと」と大滝さん。

・記憶力
「去年の夏ぐらいに記憶力が減衰して」と大滝さん。'90年代は全く覚えてないのだとか。

・新しいスタジオ
昨年はスタジオの改装をしていたという大滝さん。「スタジオが出来ました。30年ではじめての自分の家ですよ。はじめて自分のスタジオなの。何にもやらなくなって出来てもしょうがないんだけどね」と話した。いってみれば倉庫だけど、荷物で持ってたものを半分以上捨てたという。本やレコードの古いものは取ってあるけれど、'90年代のものは捨てたそうだ。「何かをやるためにではなくて、整理をするためにスタジオを作った」と大滝さん。

・夢で逢えたら
今年は『多羅尾伴内楽団』とシリア・ポールの『夢で逢えたら』も30周年だが、『夢で逢えたら』はリイシューの予定ではないのだという。「あなた(山下達郎)、がんばってくれてるからね、あのアルバムはね。山下くんのレーベルから出しましょう、じゃあ(笑)。リミックスはもういいんじゃないですか」と大滝さん。

・多羅尾伴内楽団
冬と夏の2in1でリイシュー。ボーナス・トラックはないそうだ。

・3年で12枚
ナイアガラ・レーベルが当時のレコード会社と結んだ契約は、3年で12枚のアルバム、引き換えに卓とテレコというものだった。

・エルヴィスのリイシュー
整理していると言ってるが、最新デジタル・リマスタリングでボーナス・トラックが付いたエルヴィス・プレスリーのCDはどうしてるのか? とタツローさんの突っ込みに、大滝さんは、それはお布施みたいなもので、リイシューは年間100枚も出ないし、世界中のレコード会社のエルヴィスの部門のために、年間4万円くらいお布施しているのだと思っている、と話した。「聖地に行く切符を買っているようなもの」と大滝さん。

・ラジオのレギュラー
大滝さんのラジオのレギュラー番組が聴きたいというタツローさん。大滝さんは、ラジオ関東の「Go! Go! Niagara」で、もう終ってるんだと思う、あそこで完結していると答えた。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
01月14日は、毎年恒例「新春放談(ゲスト:大瀧詠一)」
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伝説のスーパースター列伝

2007年01月06日 | RADIO

■伝説のスーパースター列伝
NHK-FM 2007年1月5日 21時10分 - 23時
DJ 萩原健太
GUEST 渡辺友紀

Playlist
☆オープニング・テーマ
「ジェシカ」(オールマン・ブラザーズ・バンド)

・ビリー・ジョエル
1974/2/5 アメリカ・シカゴ WFM(ラジオ番組)で収録
「サムホエア・アロング・ザ・ライン」(3分07秒)
「ザ・バラッド・オブ・ビリー・ザ・キッド」(5分36秒)
「ピアノ・マン」(5分39秒)

・サンタナ
1971 ドイツで収録
「ブラック・マジック・ウーマン」(5分12秒)
「ジンゴー」(5分20秒)

・クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング
1999 アメリカ・ニューヨークで収録
「アワ・ハウス」(3分21秒)
「オンリー・ラヴ・キャン・ブレイク・ユア・ハート」(3分20秒)

☆ゲスト・コーナー(渡辺友紀)
・マドンナ
1982/12/3 アメリカ・ボストンのクラブ メトロで収録
「ホリデイ」(7分33秒)
・ポリス
1979/11 オランダで収録
「ロクサーヌ」(6分19秒)

☆ジングル
タワー・オブ・パワー
「ユーアー・スティル・ア・ヤング・マン」(0分30秒)

・ヴァン・モリソン
1978 ベルギーで収録
「ウエイブレングス」(5分40秒)
「ブラウン・アイド・ガール」(5分03秒)

・ジャニス・ジョプリン
1969/3 スウェーデンで収録
「ピース・オブ・マイ・ハート」(3分37秒)
「サマー・タイム」(4分50秒)
「レイズ・ユア・ハンド」(2分00秒)
「ワーク・ミー、ロード」(7分12秒)

・タワー・オブ・パワー
1976 アメリカ・シカゴで収録
「ホワット・イズ・ヒップ」(5分15秒)

・エンディング・テーマ
オールマン・ブラザーズ・バンド
「ジェシカ」(1分00秒)
--------------------------------------------------------------
■内容の一部抜粋
1960年代から1980年代にかけて洋楽アーティストのレア音源を集めて、萩原健太のDJのもとで1時間50分に渡り放送された。その二回目。

・オールマン・ブラザーズ・バンド
この番組のオープニング・テーマとエンディング・テーマはオールマン・ブラザーズ・バンドの「ジェシカ」(画像は「ジェシカ」が収録されているアルバム『Brothers & Sisters』)。

・渡辺友紀
ゲストの渡辺友紀さんはニューヨーク在住の音楽プロデューサー。この番組でかける音源の権利をクリアしてもってきたという。

・マドンナ
1977年にニューヨークの大学に入ったという渡辺友紀さん。第二期ダンステリア(ディスコ)のプロデューサーをしていたという。そこに売り込みに来たのがマドンナ。「クラブ・ニューヨーク」というイベントをフェンウェイパーク・スタジアムの近くのメトロというクラブで開催した時、マドンナに出てもらったという。その時の音源が今回かけた「ホリデー」だった。

・ポリス
渡辺友紀さんはA&Mに「ロクサーヌ」を売り込みに来た時に会ったという。当時のライヴでは受けると「ロクサーヌ」ばかり何度も演奏したのだとか(笑)。健太さんが見た日本公演でも3回「ロクサーヌ」を演奏したそうだ。

・ヴァン・モリソン
来日が実現していない最後の大物スーパスター。「嫌われてるんでしょうか、我々は(笑)」と健太さん。

・ピース・オブ・マイ・ハート
「ピース・オブ・マイ・ハート」はアレサ・フランクリンの姉アーマ・フランクリンのレパートリー。アーマ・フランクリンのプロデュースを手掛けていたのがジョン・サイモン。そのジョン・サイモンがジャニス・ジョップリンのプロデュースもしていたので、その流れでこの曲がジャニスのもとにながれついた。バート・バーンズとジェリー・ラガヴォイのソング・ライター・チームが書いた。

・レイズ・ユア・ハンド
「レイズ・ユア・ハンド」はディープなソウル・シンガーのエディー・フロイドのヒット曲のカヴァー。ジャニス・ジョップリンのスタジオ録音盤には収録されておらず、残っているのはライヴ・ヴァージョンのみ。

・ジャニス・ジョップリン
ジミ・ヘンドリックスとかジム・モリソンとかと同じ時期に亡くなってしまったので、ロック的な視点での再評価が多いけれど、ブルー・アイド・ソウル・シンガーとしてソウル的な面から再評価してもいいんじゃないか、ホーン・セクション入りのライヴ・テイクを聴いてるとそう思う、と健太さん。

・ボーナス・トラック
昨夜のエンディングでかけたタワー・オブ・パワーがフェイドアウトだったので、健太さんが残念に思っていたら、それを知ったスタッフが気を利かせて、ボーナス・トラックとしてもう1曲かけてよい、と言ってくれたそうだ。
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伝説のスーパースター列伝

2007年01月05日 | RADIO

■伝説のスーパースター列伝
NHK-FM 2007年1月4日 21時10分 - 23時
DJ 萩原健太
GUEST 渡辺友紀

Playlist
☆オープニング・テーマ
「ジェシカ」(オールマン・ブラザーズ・バンド)

・ローリング・ストーンズ
1971/3/13 イギリス・リーズ大学で収録
「ビッチ」(4分30秒)
「ホンキー・トンク・ウイメン」(3分59秒)
「(アイ・キャント・ゲット・ノー・)サティスファクション」(5分10秒)

・アレサ・フランクリン
1968/5/1 スウェーデンで収録
「ベイビー・アイ・ラヴ・ユー」(2分42秒)
「(ユー・メイク・ミー・フィール・ライク・ア・)ナチュラル・ウーマン」(3分17秒)
「チェイン・オブ・フールズ」(2分46秒)

・ドアーズ
1968年 スウェーデンで収録
「バックドア・マン」(2分46秒)
「ラヴ・ミー・トゥー・タイムズ」(5分16秒)
「ジ・アンノウン・ソルジャー」(5分39秒)

☆ゲスト・コーナー(渡辺友紀)
・カーペンターズ
1974/8/1 ベルギーで収録
「クロース・トゥ・ユー」(3分26秒)
・エルヴィス・コステロ
1979/6/8 オランダで収録
「ウォッチング・ザ・ディテクティヴズ」(5分50秒)

☆ジングル
タワー・オブ・パワー
「ユーアー・スティル・ア・ヤング・マン」(0分30秒)

・リトル・フィート
1976/6/7 オランダ ピンク・ポップ・フェスティバルで収録
「ファット・マン・イン・ザ・バスタブ」(5分20秒)
「ディキシー・チキン」(10分10秒)

・ジミ・ヘンドリックス
1969/6/7 スウェーデンで収録
「スパニッシュ・キャッスル・マジック」(7分14秒)
「サンシャイン・オブ・ユア・ラブ」

☆エンディング・テーマ
タワー・オブ・パワー
「オークランド・ストローク~ユー・オート・トゥ・ビー・ハヴィング・ファン」(8分00秒)
--------------------------------------------------------------
■内容の一部抜粋
1960年代から1980年代にかけて洋楽アーティストのレア音源を集めて、萩原健太のDJのもとで1時間50分に渡り放送された。

・オールマン・ブラザーズ・バンド
この番組のオープニング・テーマはオールマン・ブラザーズ・バンドの「ジェシカ」(画像は「ジェシカ」が収録されているアルバム『Brothers & Sisters』)。

・渡辺友紀
ゲストの渡辺友紀さんはニューヨーク在住の音楽プロデューサー。この番組でかける音源の権利をクリアしてもってきたという。カーペンターズのリチャードとは家族ぐるみの付き合いだとか。

・リチャード・カーペンターのクリスマス・アルバム
ヘレン・レディーを使って3年前からクリスマス・アルバムをレコーディングしているそうだ。今のところ3曲しかできてないそうだ。「リチャードは完璧主義者だから」と健太さん。

・エルヴィス・コステロの初来日公演のエピソード
デイブ・ロビンソンとジェイク・リビエラが作ったスティッフ・レーベルの日本での代理人だった渡辺友紀さん。初来日公演をブッキングしたが、チケットは全く売れなかったという。同じ日に武道館でロッド・スチュワートがやるのでタイミングが悪かったのだと話すと、コステロは、それでは武道館の前で路上ライヴをやると言いだしたそうだ。それをやられたら困るので、トラックの荷台に乗って、銀座で路上ライヴをやったらどうだろうと提案すると、それはいいということになり決行することになった。ただ荷台に楽器やアンプを積んではいたものの、コステロが歌を歌うことはなく、実際はレコードを配っただけだったという。

・アトラクションズ
ベースのブルース・トーマスとドラムのピート・トーマスは顔つきが違うけれど兄弟なのだそうだ! し、知らなかった。。

・エンディング・テーマ
エンディング・テーマは健太さんが是非聴いてほしいのだというタワー・オブ・パワーの「オークランド・ストローク~ユー・オート・トゥ・ビー・ハヴィング・ファン」。
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COUNTDOWN JAPAN 06/07 -WEST-

2007年01月04日 | Live

2006年12月31日(日) 晴。

午後5時過ぎに年越しそばを食べて、それからFM COCOLOを聴きながら「COUNTDOWN JAPAN 06/07 -WEST-」に行く準備をした。上柴とおるさんがJBを追悼して曲をかけていた。

午後6時頃に新大阪駅に到着。インテックス大阪にははじめて行く。公演案内パンフレットには、コスモスクエア駅下車徒歩10分と書いてあったが、ニュートラムが使えるはずだと思い、地下鉄に乗る際に確認したところ、中ふ頭で降りればいいのだとわかった。地下鉄は空いていたので座れた。

会場に着いたのは午後7時頃だっただろうか。音が外に洩れていたが入り口は閑散としていた。この時間から入場する客は少なかったのだ。チケットと交換でリストバンドを受け取った。エントラスには地球儀があった。

その足でAURORA STAGEに入り、エレファントカシマシを途中から見た。白いシャツを着た長髪の男がスクリーンに映っていた。宮本浩次だ。しかし前に進めない。後部スペースからではステージが全く見えなかった。

エレファントカシマシは新曲を演奏したところで終わった。
「山崎ー、よかったなーオマエ!」
宮本浩次はその独特の口調で大阪会場プロデューサーの山崎洋一郎に賛辞を述べた。その一言でロックフェスに参加していることを実感した。

20分のセットチェンジの間に会場内を移動した。AURORA STAGEの次の出演は東京事変。今回の「COUNTDOWN JAPAN 06/07 -WEST-」では佐野元春に次いで見たかったアーティストだ。同じ日の出演となったことについてはプロデューサーの山崎洋一郎に感謝しなければならない。

東京事変は人気があるだけに、どれだけ前に行こうとしても会場の真ん中ぐらいまでしか進めなかった。でも、なんとかステージの様子は窺えるし、そのままその場所ではじまるまで待機することにした。会場内は暖まっていたので上着が必要ないくらいだった。

ほとんどジャスト・タイムで東京事変のステージははじまった。プレリュードがながれて1曲目の「秘密」へとなだれ込んだ。椎名林檎はグレーの薄手のコートを羽織っていた。マイクに対して半身になり首だけまっすぐこちらに向けて歌った。髪の毛はショートになっていた。

彼女はすっと背筋を伸ばしたままステージを右に左に歩きながら歌った。その動きを見るだけでよかった。ライヴ・パフォーマンスというのは究極的に言えば動きがすべてだと思う。少なくとも僕の場合はそうだ。二次元だけの情報から三次元を体感することにより、目的の半分は達せたといえる。

2曲目の「喧嘩上等」では冒頭の啖呵で会場は盛り上がった。このバンドの曲はいろいろな音楽ジャンルの要素が含まれているが、ほとんどが3分程度という短さ。小気味よく切れがある。

3曲目に「丸ノ内サディスティック」。この曲が聴けただけでもう僕は満足した。今回のアレンジは椎名林檎がピアニカを吹くヴァージョン。ここでコートを脱いだが、下に着ていたのは背中が開いたヒラヒラした衣装だった。片手を横に伸ばして半歩ずつスライドしながら進むステップも出た。

セットリストはアルバム『大人(アダルト)』からがほとんどだった。今年出る椎名林檎×斎藤ネコ名義のアルバム『平成風俗』からの新曲「花魁」もあった。

東京事変のステージは約1時間だった。AURORA STAGEからPLANET STAGEへと移動している時に、友人からケータイにメールが届いた。どうやら会場に到着したらしい。「PLANET STAGEの前にいる」と返信したが、なかなか会えなかった。後で聞いたらPLANET STAGEの中にいるのだと思っていたらしい。しばらくして友人と3ヶ月ぶりに再会した。彼の知り合いだという岐阜から聴きに来た男性と3人で佐野元春を見ることになった。この続きはこちらで。

■COUNTDOWN JAPAN 06/07 -WEST-
2006年12月31日(日) インテックス大阪

東京事変

椎名林檎(Vocal/Guitar/Pianica)
亀田誠治(Bass)
刄田綴色(Drums)
浮雲(Guitar)
伊澤一葉(Keyboards)

セットリスト
01 秘密
02 喧嘩上等
03 丸ノ内サディスティック
04 林檎の唄
05 群青日和
06 花魁(新曲)
07 ミラーボール
08 夢のあと
09 ブラックアウト
10 透明人間
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ダブルDJショー 鈴木慶一×岩井俊二

2007年01月03日 | RADIO

■ダブルDJショー 鈴木慶一×岩井俊二
NHK-FM 1月2日(火) 23:00-25:00

プレイリスト                         
「青空のマリー」(ムーンライダーズ)

「クール・ダイナモ、ライト・オン」(ムーンライダーズ)

「愛のバラード(“犬神家の一族”サウンドトラックから)」

「午後のレディ」(ムーンライダーズ)

「スワロウテイル・バタフライ~あいのうた~」(イェン・タウン・バンド)
                   
「ニットキャップマン」(ムーンライダーズ)

「パイプライン」(ベンチャーズ)

「仙人峠」(“悪魔の手毬唄”サウンドトラックから)

「パペーテの夜明け」(フレデリック・ダール・オーケストラ)
                      
「雨のクリスマス」(“ゴースト・スープ”サウンドトラックから)
                  
「フーズ・ゴナ・ダイ・ファースト?」(ムーンライダーズ)

「ゆうがたフレンド」(ムーンライダーズ)

「夢が見れる機械が欲しい」(ムーンライダーズ)
                   
「時 代」(岩井 俊二)

「ウヲアイニ」(“花とアリス”サウンドトラックから)

「花とアリス・桜」(“花とアリス”サウンドトラックから)
                  
「髭と口紅とバルコニー」(ムーンライダーズ)
-------------------------------------------------

■内容の一部を抜粋
「ダブルDJショー」は二組のアーティストがペアでDJを担当するお正月スペシャル番組。1月2日から1月5日の4日間に渡り放送される。第一回は鈴木慶一と岩井俊二のふたりによるDJショー。

・近況
岩井俊二は最新作となるドキュメンタリー映画『市川崑物語』が12月から公開されている。
鈴木慶一は昨年、ムーンライダーズが30周年を迎えた。

・夏至物語
鈴木慶一が見たテレビドラマ『夏至物語』のエンディングにムーンライダーズの曲が使われていたことによりふたりは出会うこととなった。岩井俊二はムーンライダーズの音楽が好きだったという。

・Love Letter
岩井俊二作品『PiCNiC』に出演した鈴木慶一。続いて出演したのが『Love Letter』。関西弁のセリフが喋れなかったそうだ。岩井俊二は、『Love Letter』は韓国で大ヒットしたので、もし行く機会があれば映画に出たことを自慢できるのだと話した。

画像はムーンライダーズの最新アルバム『Moon Over The Rosebud』。
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