ディア・フレンズ

2010年04月27日 | 佐野元春 Radio Days

■ディア・フレンズ
JFN系列全国ネット 2010年4月26日(月) 11:00-11:30
DJ:赤坂泰彦
GUEST:佐野元春

Playlist
ラジオ・デイズ / 佐野元春
Young Forever / 佐野元春
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■内容の一部を抜粋
・ラジオ・デイズ
元春がかつてNHK-FMでDJを務めていた「サウンドストリート」の当時の模様を振り返りながら作った曲。ちなみに4月26日はFM TOKYOが開局した日で、今年で40周年になるという。

・30周年を迎えて感じたことは?
「長いようで短いようで、短いようで長いようで、長いようで短い(笑)」と元春。

・ニチイ Everyday Thanks
元春が感謝しているのは「ラジオDJ」。
http://www.tfm.co.jp/thanks/
http://www.tfm.co.jp/thanks/index.php?itemid=28509

・Young Forever
FM TOKYOで赤坂さんがレギュラーでやっていた番組の最終回に、元春が花束を持って現れたそうだ。当時、ウッドストックでホーボーキングバンドとレコーディングした新曲のサンプル盤CDを持って。それが「Young Forever」だったとか。"同じ夜明けを見つけて/同じ言葉に傷ついた/変わらない君だけが/そこにいてくれた"という歌詞がDJとリスナーを繋いでる言葉に聴こえたと赤坂さん。



■ディア・フレンズ
JFN系列全国ネット 2010年4月27日(火) 11:00-11:30
DJ:赤坂泰彦
GUEST:佐野元春

Playlist
Innocent / 佐野元春
Sitting In The Park / Georgie Fame
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■内容の一部を抜粋
・3月21日
今年の3月21日で元春はデビュー30周年を迎えた。その日はレコーディング・スタジオにいたそうだ。スタッフがショート・ケーキを用意してお祝いしてくれたとか。ちなみにシングル「アンジェリーナ」がリリースされた1980年の3月21日はリハーサル・スタジオにいたという。

・Innocent
「リスナーに感謝ということでありがとうという気持ちを込めて書いた曲」と元春。

・これからの音楽界について
「今まで通りいい曲を書いて、いいライヴをする、これに尽きますね。それの発表の形態とか、どうやって売ったらいいのかというのは僕の友人たちが考えること。いつの時代でも自分が満足できる、自分がエキサイトできる曲を書き、ライヴをやる。これに尽きます」と元春。

・ニチイ Everyday Thanks
今日、元春が感謝しているのは「ロックンロール」。
http://www.tfm.co.jp/thanks/
http://www.tfm.co.jp/thanks/index.php?itemid=28538

・自分の曲に対してニュートラルな気持ちでいるためにしていることは?
スタジオにいるときはわざとあくびをするという。そうすることによってリラックスするし、リフレッシュに繋がるのだという。

・Sitting In The Park
元春は十代の頃、好きな女の子が来るのを公園のベンチに座って待っていたという。女の子になかなか声がかけられず、でも公園で待ってると彼女が通りかかることを知っている。日なたぼっこしながらベンチに座って待ってる。そんな曲が実際にあった。いろいろな人が歌ってるそうだが今回はジョージィ・フェイムのヴァージョン。

・音楽の神様がいたとして、ひとつあなたに賞をあげようとするならタイトルは何ですか?
「一言声をかけてあげるならでもいいですよ」と赤坂さん。
「もうちょっとましなことができたんじゃねぇか」と元春。
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希望という名の光

2010年04月26日 | 山下達郎

個人サイト「SITEDOI」に山下達郎の新曲「希望という名の光」のレビューをアップしました。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/

●希望という名の光



4月26日付けオリコン・チャートで初登場9位。
これで「ずっと一緒さ」、「僕らの夏の夢」、「希望という名の光」のバラード三部作はすべてベストテン入り。
今回の実売数は今のところ約7千枚ということです。
山下達郎の場合、シングルはカップリング曲を含めてすべてアルバムに収録されますので、
シングルよりもアルバムを購入するほうが多いのでしょう。
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Sunday Song Book #916

2010年04月25日 | Sunday Song Book

<04月25日プレイリスト>
[TOKYO FM 開局40周年記念企画「私が選ぶ五大アーティスト」]
希望という名の光/山下達郎 4月14日発売ニューシングル
WE'LL RUN AWAY/THE BEACH BOYS "ALL SUMMER LONG" '64
SURF'S UP/THE BEACH BOYS "SURF'S UP" '71
GOOD LOVIN'/THE YOUNG RASCALS '66
RAINY DAY/THE YOUNG RASCALS "ONCE UPON A DREAM" '68
GET IT TOGETHER PART 1/JAMES BROWN '67
I CRIED/JAMES BROWN '71
IT'S A DISCO NIGHT(ROCK DON'T STOP)/THE ISLEY BROTHERS '79
GET OUT OF TOWN/SMOKEY ROBINSON "SMOKEY'S FAMILY ROBINSON" '76
ダウンタウン/シュガー・ベイブ '75
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週はプライヴェートで地方の何ヶ所かへ行って来たのだとか。

・TOKYO FM 開局40周年記念企画「私が選ぶ五大アーティスト」
明日4月26日にTOKYO FMは40周年を迎える。今年は民放のFMが誕生して40周年。いちばん最初は愛知、大阪、福岡、東京の4局ではじまった。それぞれの放送局が今年開局40周年となる。そこで今日は民放FM40周年を記念して、日曜日の午後のゾーンは「ポピュラー・ミュージック40周年の歴史の中であなたが選ぶ五大アーティストの特集」というお題が出たとか。タツローさんはいちばん多感だった十代のとき好きだったミュージシャンを選ぶので、1970年以降に制限されると飛び越えてしまうので「40ン年の中から選ばしてもらいます」ということだそうだ。自分史に沿って好きなもの、ミュージシャンとして影響を受けた音楽の中から5人(5組)の特集。

・希望という名の光
4月14日に発売となった『希望という名の光』は昨日4月24日からロードショウ公開されてる映画『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』の主題歌。エンドロールでながれるそうだ。
http://tida.goo.ne.jp/

・WE'LL RUN AWAY
TOKYO FMは開局40周だがその前から実験放送がFM東海としてはじまっていた。「ジェット・ストリーム」は1967年から番組がスタートしている。言い訳めくが大体45年の中から今回は選曲しているとか。1965,6年、タツローさんが中学に入る頃から洋楽に耳を傾けるようになったそうだ。ラジオを通じてヒット曲を聴いていたという。ブラスバンドでドラムをやっていた関係でヴェンチャーズからスタート。その次にハマったのがビーチボーイズ。ビートルズやストーンズの人気が高かったが、タツローさんはコーラス・ワークに興味があったのだとか。タツローさんの仲間の間ではビーチボーイズが世界でいちばんのバンドだった。それから40数年経ったがそれは今も変わりないという。昨今だと『PET SOUNDS』や出なかった『SMiLE』がもてはやされているが、タツローさんくらいの年になると、ビーチボーイズというと1964,5年頃の初期に戻ってゆくのだとか。1964年の名作アルバム『ALL SUMMER LONG』からブライアン・ウィルソンのほとんどソロと言っていいトラックの「WE'LL RUN AWAY」。ティーネイジャーの駆け落ちをテーマにした曲。

・SURF'S UP
「SURF'S UP」はもともと1966年にレコーディングされた。しかしアルバム『SMiLE』は完成することなく、その5年後にアルバム『SURF'S UP』で発表された。

・GOOD LOVIN'
ヤング・ラスカルズはニューヨークの4人組のロック・グループ。イタリア系アメリカ人のフェリックス・キャバリエとエディ・ブリガッティという二人のリード・ヴォーカルによって展開される白人のR&B、いわゆるブルー・アイド・ソウル。タツローさんはある日ラジオで聴いて知ったとか。以来タツローさんにとって最も重要なグループになった。自分がミュージシャンをやる上でフェリックス・キャバリエとエディ・ブリガッティの二人の歌い方には影響されたそうだ。1966年の全米NO.1。フェリックス・キャバリエのリード・ヴォーカル。エディ・ブリガッティの作詞、フェリックス・キャバリエの作曲。

・RAINY DAY
タツローさんの雨好きの基になった曲。エディ・ブリガッティのリード・ヴォーカル。エディ・ブリガッティの作詞、フェリックス・キャバリエの作曲。アリフ・マーディンのオーケストレーションが素晴らしいとタツローさん。蛇足だが「希望という名の光」はラスカルズの「A RAY OF HOPE」にインスパイアされて付けたそうだ。「A RAY OF HOPE」は心の1曲だとか。

・GET IT TOGETHER PART 1
1968年、タツローさんが高校一年の頃、ビーチボーイズの出る映画を虎ノ門ホールに観に行ったそうだ。テレビ番組「タミー・ショウ」が映画化されたもので、その映画に出てきたジェームン・ブラウンにノック・アウトされて人生が変わったのだとか。そこから一挙にR&Bに没入。以来、ジェームス・ブラウンはタツローさんにとって最も偉大な歌手となった。「GET IT TOGETHER PART 1」は1967年全米R&Bチャート11位。

・I CRIED
ジェームス・ブラウンの数あるバラードの中で一番の出来。1971年、全米R&Bチャート11位。デビット・マシューズの素晴らしいオーケストレーションとタツローさん。

・街物語
4月18日スタートのTBS系日曜劇場「新参者」の主題歌をタツローさんが担当している。新ドラマ「新参者」は東野圭吾さんが原作で阿部寛さん、黒木メイサさんが出演。
http://www.tbs.co.jp/shinzanmono/

主題歌「街物語」は6月2日に「希望という名の光」の次のシングルとしてリリースされる。来週くらいにテレビ・サイズがオンエアできる見込みだとか。

・IT'S A DISCO NIGHT(ROCK DON'T STOP)
二十代のときにいちばん影響を受けたのがアイズリー・ブラザーズ。アイズリー・ブラザーズはもともと3人組のヴォーカル・グループだったが1970年代になって6人編成のバンドとなった。バンドのポリリズムの素晴らしさは比類がないとタツローさん。正にワン・アンド・オンリー。「IT'S A DISCO NIGHT(ROCK DON'T STOP)」は1979年、全米ソウル・チャート27位。リード・ヴォーカルのロナルド・アイズリーは現在、脱税で服役中。そろそろ出てくる頃だとか。

・GET OUT OF TOWN
いちばん好きなヴォーカリストはジェームス・ブラウンと、あと誰かと考えると、出てくるのはスモーキー・ロビンソンなのだそうだ。1979年のアルバム『SMOKEY'S FAMILY ROBINSON』はまだCD化されてない。その中でベスト・トラックは「GET OUT OF TOWN」。

・ダウンタウン
今日4月25日はシュガーベイブがデビューした日。「ダウンタウン」はデビュー・シングル。1975年のことだから今日でデビュー35周年となる。デビュー時は22歳、今年でタツローさんは57歳。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
05月02日は、ゴールデンウィーク企画「黄金で棚からひとつかみ」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #040

2010年04月21日 | Motoharu Radio Show

2010/04/20 OnAir - 3rd. Week
01.Peter Gabriel:I Think It's Going to Rain Today
02.佐野元春:シーズン・イン・ザ・サン - 夏草の誘い
03.Talking Heads:Psycho Killer
04.佐野元春:陽気にいこうぜ
05.Chicago:Beginnings
06.佐野元春:月と専制君主
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■内容の一部を抜粋
・トーク・セッション「ALTERNATIVE 80's」
Motoharu Radio Show 一周年を記念して4週に渡って特別番組を届ける。題してトーク・セッション「ALTERNATIVE 80's」。東京、恵比寿で開催された元春の30周年キック・オフ・イベント「アンジェリーナの日」の中で、元春がキャリアをスタートした'80年代のことを語るトーク・セッションが行われた。ミュージシャンの伊藤銀次、片寄明人、グラフィック・デザイナーの駿東宏、ジャーナリストの長谷川博一の4人との対談を4週に渡って特集する。第三回目は3月26日に行われた駿東宏とのトーク・セッション。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月4月の「3PICKS!」はダッシュボード・コンフェショナル『Alter the Ending』、マナサス『Pieces』、そしてピーター・ゲイブリエル『Scratch My Back』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はピーター・ゲイブリエル『Scratch My Back』。

・ピーター・ゲイブリエル
ピーター・ゲイブリエルの7年ぶりのスタジオ録音盤はいろいろなアーティストのカヴァー・アルバム。デヴィッド・ボウイ、ポール・サイモン、ニール・ヤング、トーキング・ヘッズ、ルー・リード、ランディ・ニューマン、どの曲もピーター・ゲイブリエル風に解釈したユニークな仕上がりとなっている。ピーター・ゲイブリエルはとても尊敬できる素晴らしいアーティスト。そのクリエイティヴィティはとても大胆で革新的。影響を受けたアーティストも少なくない。ピーター・ゲイブリエルが初めて名前を知られるようになったのは'70年代彼がジェネシスというバンドで活動していたとき。その後ソロとなってこれまで7枚のスタジオ・アルバムを出している。活動は音楽だけではなく人権問題や世界の貧困の問題にも取り組んでいる。ミュージシャンとして社会的に影響力を持ってる一人と言っていい。そのピーター・ゲイブリエルの新しい作品はいろいろなアーティストのカヴァー・アルバム。今回オンエアするランディ・ニューマンのカヴァー「Think It's Going to Rain Today」についてピーター・ゲイブリエルは「30年来、ランディ・ニューマンは好きなソングライターの一人だった。彼の曲にはすぐれたメロディと歌詞、そして素晴らしいアレンジがある。今回カヴァーした『Think It's Going to Rain Today』は自分がファースト・アルバムを作ってるとき、彼が実際に目の前で弾いて聴かせてくれた曲。本当に最高の曲だ」と話している。プロデューサーはピンク・フロイド『The Wall』を手掛けたボブ・エゼリンが担当している。エンジニアリングはチャド・ブレイク。サウンドはとても完成度の高いものとなっている。ニュー・アルバム『Scratch My Back』からランディ・ニューマンのカヴァー「Think It's Going to Rain Today」。

・M's Factory レーベルのグランド・デザイナー
元春がニューヨークから帰国後、M's Factory レーベルを立ち上げたときに、レーベルのグランド・デザイナーになってくれる人を探していたという。何かの本で駿東さんのことを知り連絡したそうだ。そのとき元春は駿東さんに今後十年の計画を話し、それを全部やってほしいと依頼したとか。アルバムのアート・ワークだけではなくレーベルのデザイン全体を少なくとも十年はやってほしいとのことだったそうだ。

・駿東さんの音楽体験
駿東さんは小学校に入る前からロックを知っていたそうだ。まだ50'sの名残が残る頃のことを覚えているらしい。意識して聴くようになったのは中学生になってから。プログレのジャケットから音を聴き出したみたいなところがあったそうだ。ラジオで音楽を聴いて一日一回はレコード屋に行ってたという。

・元春との出会い
ヒプノシスやロジャー・ディーンといったレコードのジャケットを手掛ける人たちの仕事を知っていたから、日本ではまずあり得ないので海外に行って仕事をしたいと思っていたそうだ。そんなとき元春から声をかけられて驚いたという。元春は'80年代の中盤くらいから音楽とグラフィック・デザインが急速に接近した印象があったという。音楽とグラフィック・デザインによる何か新しい文化を作ってみたいと思っていたそうだ。

・シーズン・イン・ザ・サン - 夏草の誘い
M's Factory レーベルの立ち上げ時、二ヶ月毎にシングルをリリースした。「ストレンジ・デイズ」、「シーズン・イン・ザ・サン」、「ワイルド・ハーツ」の三枚連続シングルはダブル・ジャケットで、それは元春のアイディアだった。ジャケットに顔写真がないことを当時よく言われたそうだ。厳しいことを言う人は「顔写真がないとレコード売れないから顔写真を出してくれ」と言ったとか。

・雑誌「THIS」
元春責任編集の雑誌「THIS」は当時あまり売れなかったそうだが、業界にはインパクトを与えたという。今でもいろんなデザイナーから「佐野さん、『THIS』読んでました」と声をかけられるそうだ。駿東さんは雑誌「THIS」を一人でやっていたという。雑誌はそれまで作ったことがなく、いわゆるグラフィック・デザイナーの視点から見た雑誌だった。駿東さんは海外の人が見てかっこいいと思う雑誌を作りたかったという。元春が作るワードにリズムがあり、グラフィック・デザインに反映していたとか。言葉とデザインのコラボレーション作業だったと元春。この後、雑誌「THIS」を見た人との繋がりができたのが大きいと駿東さん。'90年代の雑誌「03(ゼロサン)」は駿東さんがグラフィック・デザインを手掛けた。元春の要望に応えきれずに不完全燃焼だった雑誌「THIS」の拡大版という意識があったのだという。

・Psycho Killer
独立する前はデザイン・センターというところのサラリーマンだったという駿東さん。はじめてプロとしてやった仕事はビデオの広告だったとか。サラリーマン生活でストレスが溜まったときトーキング・ヘッズを爆音で聴いていたという。

・陽気にいこうぜ
アルバム『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』の当初のレコード・ジャケットのアート・ワークは元春がスフィンクスを頭で押さえつけてるというものだったそうだ。元春のアイディアだったそうだが、駿東さんが作ったスフィンクスは発砲スチロールで、元春のイメージとは違っていたためボツになったとか。専制君主のメタファーがスフィンクスだったと元春。

・Beginnings
駿東さんがいちばん最初に行ったロック・コンサートは1971年のシカゴだったそうだ。

・月と専制君主
'60年代、'70年代の紙に印刷されたアート・ワークは今でも好きだが、アナログ・ディスクからCD、そしてダウンロードとなった現在では、昔のパロディをやっても仕方がないと駿東さん。何か今の時代に合う新しいことがしたいそうだ。

・WORDS IN MOTION
インターネットで限定販売されたボックス・セット。ペーパー・アートがぎっしりと詰まっていた。アルバム『FRUITS』から『Stones and Eggs』までしばらく元春の仕事をしてなかった駿東さん。久しぶりに声をかけてもらったのが『WORDS IN MOTION』だった。アッセンブリー(組み立て)まで二人でやったとか。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送
Motoharu Radio Show 一周年記念トーク・セッション「ALTERNATIVE 80's」。第四回はジャーナリストの長谷川博一。5月4日オンエア。
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Sunday Song Book #915

2010年04月19日 | Sunday Song Book

<04月18日プレイリスト>
[棚からひとつかみ+リクエスト]
HAPPY GATHERING DAY/山下達郎 4月14日発売ニューシングル
BITS AND PIECES/THE DAVE CLARK FIVE '64
BUT I DO/CLARENCE HENRY '61
DANCING IN THE MOONLIGHT/KING HARVEST '72
GIVING UP/DONNY HATHAWAY "DONNY HATHAWAY" '71
YOU SEND ME/ARETHA FRANKLIN "ARETHA NOW" '68
NOBODY KNOWS YOU WHEN YOU'RE DOWN AND OUT/BESSIE SMITH '29
希望という名の光/山下達郎 4月14日発売ニューシングル
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週は人間ドッグに行ったそうだ。ほぼ問題なしということだったとか。今週からアルバムの曲書き。4月一杯までそういうのをやってアルバムのレコーディングに入る予定だということ。

・HAPPY GATHERING DAY
先週4月14日に発売となった「希望という名の光」のカップリング曲。ケンタッキー・フライドチキン40周年のテーマ・ソング。
http://www.kfc.co.jp/40th/

・BITS AND PIECES
デイブ・クラーク・ファイブの1964年の代表作の「BITS AND PIECES」は全米4位、全英2位。デイブ・クラーク・ファイブはデイブ・クラーク自身が権利を持っててカタログを小出しにしてなかなか出さないでいる。そのあいだに歴史の彼方に埋もれそうな気配。

・BUT I DO
クラレンス・ヘンリーは'50年代から'60年代のニューオリンズを代表するシンガー。ミドルネームにフロッグマンをつけてクラレンス・フロッグマン・ヘンリーとしても知られている。「BUT I DO」は1961年全米4位。

・J-POP、J-ROCKのCD
3月21日の放送で、タツローさんがCDの棚が溢れてきたので、いわゆるJ-POP、J-ROCKのCDを紙袋で10何個捨てたと話したことについて、捨てるくらいならリスナーに譲ってくれというフィードバックがあった。実際に捨てたのではなく事務所の社員に無償で配布したのだそうだ。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/7b23401f3ce61b5aa0ce995682ca1b3b

・DANCING IN THE MOONLIGHT
キング・ハーヴェストはニューヨーク出身の6人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。いわゆるワンヒット・ワンダー、一発屋。「DANCING IN THE MOONLIGHT」は1972年の彼らの代表作にして唯一のヒット曲。タツローさんはこの曲とスティーリー・ダンの「DO IT AGAIN」を聴くと運送屋のバイトを思い出すという。いつもこの2曲を聴いてたので今でも日光街道の大渋滞をパブロフの犬のように条件反射で思い出すそうだ。

・GIVING UP
ソングライターもののコンピを精力的に出しているイギリスのオールディーズ専門レーベル、ケントからヴァン・マッコイのソングブックがリリースされたそうだ。ヴァン・マッコイが1962年から1973年までに人に書いた作品が収録されている。その中に入ってるのがダニー・ハザウェイの「GIVING UP」。もともとはグラデス・ナイト&ザ・ピップスのモータウン以前のレコーディング作。この曲はクレジットのミスプリで数十年間、ヴァン・マッコイに印税が支払われてなかったということが今回わかったのだそうだ。

・SUNDAY SONG BOOK 900回番組記念ステッカー
「SUNDAY SONG BOOK」が1月3日に900回を迎えたことを記念して、900名のリスナーに番組記念ステッカーをプレゼントする企画。今週中に発送される予定だとか。おまけで900枚のうち9枚だけステッカーの裏の台紙に「当り」と入ってるそうだ。テープのリールの形をしたTOKYO FM特製の掛け時計が当たるのだという。

・TOKYO FM 40周年記念
4月25日にTOKYO FMは40周年を迎える。ということなので来週の放送は40周年記念番組となる。「ポピュラー・ミュージック40周年の歴史の中で山下達郎が選ぶ五大アーティストの特集」というお題が出たとか。タツローさんは十代のとき好きだったミュージシャンを選ぶので、「40年からは少しずれてしまうが堅いことはいわないように」ということだそうだ。

・サイマルラジオ
TOKYO FMに絡んで言うと先月からラジオがパソコンで聴けるようになった。今のところ実験放送なので東京は東京エリアのものだけ、大阪は大阪エリアのものしか聴けない。タツローさんも仕事場はFMが入らないので重宝しているそうだ。
http://radiko.jp/

・映画『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』
映画『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』はいよいよ今週末4月24日からロードショウ公開。世界で初めて養殖サンゴの移植・産卵に成功した方の実話に基づいた夫婦愛の物語。岡村隆さんと松雪泰子さんが主演。
http://tida.goo.ne.jp/

・街物語
4月18日スタートのTBS系日曜劇場「新参者」の主題歌「街物語(まちものがたり)」。新ドラマ「新参者」は東野圭吾さんが原作で阿部寛さん、黒木メイサさんが出演。4月18日から着うたが配信される予定。「新参者」は東京の人形町が舞台なので、主題歌「街物語」は日本橋、人形町の情緒に合わせるようにして書いた曲だそうだ。二三日、人形町をぶらぶら歩いていろいろ考えて作ったとか。「えらいアナクロな、いつ作ったかわかんないような曲でございます」とタローさん。
http://www.tbs.co.jp/shinzanmono/

街物語(まちものがたり)」は6月2日にシングルがリリースされる。

・ウィスキーが、お好きでしょ
「サントリー「角瓶」」のCMソングをまりやさんが担当している。「ウィスキーが、お好きでしょ」という曲で、かつて石川さゆりさんが同じサントリーのCMで歌っていた曲。作詞作曲は杉真理さん。今回はジャズ・ヴァージョンだが杉さんがバック・コーラスを担当している。

・仕事中の食事
リスナーからの質問で「仕事中の食事はどうなさっているのでしょうか?」。
スタジオでは自然食品屋のお弁当なんかを買ってきてもらうそうだ。もう二十年以上前からちゃんとした食事をするようにしているのだとか。

・ギターのピックへのこだわり
リスナーからの質問で「ピックの材質、厚さ、硬さなどのこだわりはありますか?」。
ピックは昔からフェンダーの三角形のをレギュラーで使ってるが、フェンダーの昔のに比べると最近のは割れるのや減るのが早いので、それによく似たものを自作で作り山下達郎のロゴ入りのピックを使ってるのだとか。結構苦労しているのだそうだ。

・YOU SEND ME
先日、NHK-FMでアレサ・フランクリンのミニ特集をやっていたが、高音の最も伸びるところでアレサの声が割れていたというお便りを読んで。アレサはものすごい声量のある人なのでシャウトするときは拾いきれなくて割れたように聴こえるそうだ。タツローさんはそういう音源をオンエアする場合はノイズ・リダクションで取ってるという。その典型の音源が1968年の『ARETHA NOW』の「YOU SEND ME」(サム・クックのカヴァー)。バリバリという感じの高音のノイズをノイズ・リダクションで取り除いたそうだ。

・NOBODY KNOWS YOU WHEN YOU'RE DOWN AND OUT
エリック・クラプトンがカヴァーした「NOBODY KNOWS YOU WHEN YOU'RE DOWN AND OUT」のオリジナル。ベッシー・スミスは黒人女性ブルース・シンガーの開祖。1929年だからSP。今回はマーティン・スコセッシが編纂したブルースのCDのシリーズから。

・希望という名の光
先週4月14日に発売となった「希望という名の光」から。映画『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』(4月24日公開)の主題歌。エンディングのタイトル・バックで流れる。この曲も「NOBODY KNOWS YOU WHEN YOU'RE DOWN AND OUT」と同じく世相に一抹の光をと思って作った曲だそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
04月25日は、TOKYO FM 開局40周年記念企画「私が選ぶ五大アーティスト」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #039

2010年04月14日 | Motoharu Radio Show

2010/04/13 OnAir - 2nd. Week
01.Manassas:Witching Hour
02.Manassas:Sugar Babe
03.佐野元春:プリーズ・ドント・テル・ミー・ア・ライ
04.佐野元春:ハッピーマン
05.佐野元春:マンハッタンブリッジにたたずんで
06.佐野元春:ダウンタウンボーイ
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■内容の一部を抜粋
・トーク・セッション「ALTERNATIVE 80's」
Motoharu Radio Show 一周年を記念して4週に渡って特別番組を届ける。題してトーク・セッション「ALTERNATIVE 80's」。東京、恵比寿で開催された元春の30周年キック・オフ・イベント「アンジェリーナの日」の中で、元春がキャリアをスタートした'80年代のことを語るトーク・セッションが行われた。ミュージシャンの伊藤銀次、片寄明人、グラフィック・デザイナーの駿東宏、ジャーナリストの長谷川博一の4人との対談を4週に渡って特集する。第二回目は3月21日に行われた伊藤銀次とのトーク・セッション。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月4月の「3PICKS!」はダッシュボード・コンフェショナル『Alter the Ending』、マナサス『Pieces』、そしてピーター・ゲイブリエル『Scratch My Back』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はマナサスの『Pieces』。

・マナサス
マナサスはクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのメンバー、スティーブン・スティルスが作ったバンド。そのマナサスの未発表音源を集めたレコードが出た。実に37年ぶりに公開されたという。スティーブン・スティルスが26歳だった頃の作品になる。マナサスにはスティーブン・スティルスのほかにもうひとり重要なメンバーが参加している。それはクリス・ヒルマン。バーズ、フライング・ブリット・ブラザーズというカントリー・ロックの元祖のようなバンドにいた人物。スティーブン・スティルスが持ってるR&B的な要素、クリス・ヒルマンのカントリー・ロック的な要素、それにラテン音楽の要素が加わってマナサスは独特のサウンドを作っていた。それは一種の化学反応のようなものだった。マナサスが活動したのは1971年から1973年。カントリー・ロックはその当時トレンディな音楽だった。イーグルスやリンダ・ロンシュタット、ほかにもたくさんのアーティストがカントリー・ロックのテイストでヒットを放っていた。『Pieces』からその後クリス・ヒルマンのソロ・アルバムに収録された「Witching Hour」と、「Sugar Babe」。

・3月21日
伊藤銀次とのトーク・セッションが行われた3月21日は佐野元春が1980年にシングル「アンジェリーナ」でデビューした日。

・最初の出会い
銀次と元春が最初に顔を合わせたのはアルバム『Back To The Street』のレコーディングが行われたテイク・ワン・スタジオだった。当時、松原みきのバックでギターを弾いていた銀次。松原みきのディレクターから「アンジェリーナ」と「さよならベイブ」のテープをクルマの中で聴かせてもらって、感想を訊かれたそうだ。銀次はそのときの印象を「とにかく言葉がたくさん詰まってるのが衝撃だった」と話している。そのディレクターから「アルバムのレコーディングをはじめるのだけど、彼はシンガー・ソングライター的な曲と、ロックンローラー的な曲と両方持ってる。ロックンローラー的な曲のアレンジを手伝ってもらえる人を探しているんだけど、銀次さんどうですか?」と依頼されたそうだ。
元春の話によると、スタジオには当時流行っていたAORに詳しい人は周りにたくさんいたが、ロックンロールに詳しい人がいなくて、このままレコーディングを始めるのに不安があってディレクターに相談したという。だから初対面で元春は銀次に堰を切ったように自分の思いをぶつけたそうだ。
銀次もそのことを覚えていて、元春は訊いてもないのに「僕はマンフレッド・マンが好きです」と言ったとか。「アンジェリーナ」を聴いた印象では革ジャンを着てバイクに乗ってるような、いわゆるグリーサーの人物を思い浮かべていたが、現実はスーツを着て、きれいなワイシャツ(ネクタイはしてなかった)で、礼儀正しい人だったので、そのギャップにまず驚いたのだという。
元春がもっとも多感だった頃、例えば1974年頃というとシンガー・ソングライターの時代だった。ヴェトナム戦争が激化し、その影響で人々は疲弊していた。そんな心を癒してくれるような、ギルバート・オサリバンやランディ・ニューマン、サイモン&ガーファンクルといった音楽が当時はよく聴かれていた。しかし元春は音楽的に早熟だったのでドアーズやジェファーソン・エアプレインのようなサイケデリック・ロックや、レイト60'sのディランやバーズといったフォーク・ロックを好んで聴いていたそうだ。そうした音楽を周りで聴いてる人はいなかったので、銀次と会ったときは話が出来る人が現れて本当にうれしかったのだとか。
銀次は元春と同じように1965年から1967年くらいまでのレイト60'sの音楽が好きだったが、AORやフュージョンが流行って音楽が大人っぽくなって、自分が聴いていた音楽は過去のものになったように感じ寂しく思っていたという。しかし1970年代末にパンク・ムーブメントが起こり、パプロックやニューウェイブが出てきて、その中から例えばニック・ロウの曲がモータウン・フレイバーだったので、自分が青春時代に聴いてた音楽に近くてわくわくしていたそうだ。そんなときに元春と会ったのだとか。

・プリーズ・ドント・テル・ミー・ア・ライ
ブルース進行の曲だったが銀次は過去のブルースにあった湿り気のようなものを感じさせないように工夫したのだという。銀次が施したアレンジはカーズのような感じ。

・銀次の洋楽体験
テレビでビートルズを知り友達に「Please Mr. Postman」のシングルを借りて聴いたのがはじまり。それからテレビは見なくなりラジオから情報を得るようになった。初めて買ったレコードは、ビートルズのシングルは友達が持ってたので、ストーンズの「Tell Me」だったという。続けて買ったのがマンフレッド・マン、そしてハニーカムズ。

・ザ・バンド
アメリカのルーツ傾向のロックが銀次と元春の共通する音楽体験。ごまのはえはザ・バンドの影響を受けていたと元春は話す。そのことを当時ほかに指摘したのは竹内まりやだったという。山下達郎がごまのはえのレコードを聴いてたら「バンドね」と言ったとか。

・ハッピーマン
ロックンロール・ナイト・ツアーの鹿児島公演の日。会場へ向かうためホテルのロビーでバンドと待ち合わせていたときに、マネージャーからアルバム『SOMEDAY』がチャートの4位にランクインしたことを伝えられたそうだ。これまでリリースしたアルバムはセールス的に成功しているとはいえなかったので、はじめてのベスト10ヒットだった。元春はバンドと一緒にチャートを見て喜んだという。あまりにうれしかったので火山灰の積もったクルマに指で「Happy」と落書きしたそうだ。

・マンハッタンブリッジにたたずんで
「マンハッタンブリッジにたたずんで」はアルバム『SOMEDAY』のB面2曲目として用意していた曲。それを大瀧詠一さんが聴いてアルバム『Niagara Triangle Vol.2』にと持って行ったのだという。その代わりに書いたのが「麗しのドンナ・アンナ」なのだそうだ。大瀧さんはその後完成したアルバム『SOMEDAY』を聴いて「『シュガータイム』みたいな曲があれば、これをA面のトップにすればよかった」と言ったとか。「シュガータイム」はレコーディングの最後に出来た曲だったので大瀧さんに取られずに済んだそうだ。

・ダウンタウンボーイ
銀次はアルバム『SOMEDAY』のリリースの後、元春は一年ほど休んだほうがいいと思っていたそうだ。ファンはきっとアルバム『SOMEDAY』のような作品を望んだろうし、元春が期待に応えるかたちでアルバム『SOMEDAY』と同じような作品をすぐに出していたら、それで佐野元春は終わってしまうんじゃないかと危惧していたんだとか。だからニューヨーク行きの話を聞いて大正解と思ったらしい。

・次回放送
Motoharu Radio Show 一周年記念トーク・セッション「ALTERNATIVE 80's」。第三回はグラフィック・デザイナーの駿東宏。
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Sunday Song Book #914

2010年04月11日 | Sunday Song Book

<04月11日プレイリスト>
[棚からひとつかみ+リクエスト]
希望という名の光/山下達郎4月14日発売ニューシングル
HEY THERE LONELY GIRL/EDDIE HOLMAN '69
BABY BABY DON'T WASTE YOUR TIME/GLADYS KNIGHT & THE PIPS "TOUCH" '77
SEND IT/ASHFORD & SIMPSON "SEND IT" '77
WAIT UNTIL DARK/SCOTT WALKER "SCOTT 2" '68
POCKETFULL OF RAINBOWS/ELVIS PRESLEY "G.I. BLUES" '60
HAPPY GATHERING DAY/山下達郎 4月14日発売ニューシングル
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
約半年に渡り仕事してきたがここで小休止。人間ドッグへ行く予定だとか。一段落したらアルバムの制作に入るという。これまで発表したシングルに数曲加えた内容となる。その後はライヴ・ツアーを行うそうだ。

・希望という名の光
ニュー・シングル「希望という名の光」がいよいよ今週4月14日に発売される。「希望という名の光」は映画『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』(4月24日公開)の主題歌。
http://tida.goo.ne.jp/

・HEY THERE LONELY GIRL
エディ・ホルマンは裏声のとてもきれいな黒人シンガー。「HEY THERE LONELY GIRL」はエディ・ホルマンの代表作で1970年初頭のヒット曲。厳密に言えば「HEY THERE LONELY GIRL」は1963年のルビー&ザ・ロマンティックスがオリジナルだが、タツローさんがカヴァーしたのはエディ・ホルマンの「HEY THERE LONELY GIRL」のヴァージョン。今ではエディ・ホルマンのカヴァーのほうがよく知られている。「だんだん年を取ると裏声のほうが...、シャウトはまだ大丈夫ですけれど、裏声のほうがだんだんきつくなってます(笑)。もう2,3年ツアーをやれれば『HEY THERE LONELY GIRL』できるようになるかなと思っております」とタツローさん。

・ミックス違い
リスナーからの質問で「通常のCDのミックスと映画用のミックスの違いはどのようなものなんですか?」。
今はデジタルになり映画館は5.1サラウンドになったが音質は2チャンネルCDの音質に近づけるように仕上げてるとか。

・BABY BABY DON'T WASTE YOUR TIME
グラデス・ナイト&ザ・ピップスのコロムビア時代のカタログがようやくCD化された。1977年の『TOUCH』はアシュフォード&シンプソンのプロデュースで制作された。アルバムからシングル・カットされた「BABY BABY DON'T WASTE YOUR TIME」は全米ソウル・チャート10位、全米チャート52位。作曲、プロデュースド・バイ・アシュフォード&シンプソン。

・『希望という名の光』の題字と名前
リスナーからの質問で「CD『希望という名の光』の題字と名前はタツローさんの直筆ですか?」。
アルバム『COZY』以来12年間、アート・ディレクションを担当している東北新社のデザイナー梁間修作(はりましゅうさく)さんがガラス・ペンで書いたものだとか。「僕らの夏の夢」もそうなんだそうだ。

・SEND IT
グラデス・ナイト&ザ・ピップスのアルバム『TOUCH』の数ヶ月後にリリースされたアシュフォード&シンプソンのアルバム『SEND IT』のタイトル曲。シングル・カットされて1977年、全米ソウル・チャート11位。

・WAIT UNTIL DARK
リスナーから「棚つかの『JOANNA』を歌ってた人の声がもっと聴きたいのでリクエストします」というリクエスト。
スコット・ウォーカーなのだそうだ。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/feb877e35dcc7ee559792e5125951265

「WAIT UNTIL DARK」はオードリー・ヘプバーン主演の映画『暗くなるまで待って』(1967年)の主題歌。作曲はヘンリー・マンシーニ。スコット・ウォーカーの1968年のアルバム『SCOTT 2』に収められている。

・ケータイ「海とサンゴの再生ゲーム」
映画『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』は世界で初めて養殖サンゴの移植・産卵に成功した方の実話に基づいた夫婦愛の物語。このストーリーにちなんでケータイでサンゴの育成を体験できる「海とサンゴの再生ゲーム」を作ったそうだ。4月14日発売のニュー・シングル「希望という名の光」の発売日から遊ぶことができるとか。ワーナーミュージック・ジャパンの「希望という名の光」特設サイト特設サイトで4月14日に詳細が発表されるそうだ。15日からはタツローさんのオフィシャル・インタビューが掲載される予定だとか。
http://wmg.jp/tatsuro/

・キーの設定
リスナーからキーの設定についての質問。
いちばんアピールするとか、いちばんきれいなキー、タツローさんの場合G#なのだとか。そのG#へ行くようになるべく作るようにしているそうだ。レコードを録音した後、ライヴで歌うとキツい場合がしばしばあるという。キーを下げて歌ってると揶揄されることがあるが、タツローさんの場合、ライヴは半音下げて歌ってることが多いそうだ。アレンジの響き方の問題等、キーを下げて歌うのには、それなりの意味があるという。

・POCKETFULL OF RAINBOWS
邦題は「ポケットに虹がいっぱい」。作曲はベン・ワイズマン。エルヴィス・プレスリーの1960年の映画『G.I.ブルース』で歌われている。アルバム『G.I. BLUES』は全米アルバム・チャート10週間連続NO.1。111週間チャートインした。

・サタデー・ソングブックのエンディング曲
3月21日の放送でリスナーから「現在のエンディング曲"GROOVIN'"は日曜の午後にぴったりですが、サタデー・ソングブックのエンディング曲は何だったのでしょうか?」という質問があった。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/7b23401f3ce61b5aa0ce995682ca1b3b

何人かのリスナーからサタデー・ソングブック時代はエンディングも(オープニングと同じ)「ONLY WITH YOU」のインスト・ヴァージョンだったというお便りがあったとか。

・HAPPY GATHERING DAY
4月14日発売のニュー・シングル「希望という名の光」はダブル・タイアップのシングル。「HAPPY GATHERING DAY」はケンタッキー・フライドチキン40周年のテーマ・ソング。
http://www.kfc.co.jp/40th/

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
04月18日は、引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #038

2010年04月08日 | Motoharu Radio Show

2010/04/06 OnAir - 1st. Week
01.Dashboard Confessional:Belle of the Boulevard
02.The Police:Walking On the Moon
03.The Jam:Town Called Malice
04.佐野元春:New Age
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・トーク・セッション「ALTERNATIVE 80's」
Motoharu Radio Show 一周年を記念して今回から4週に渡って特別番組を届ける。題してトーク・セッション「ALTERNATIVE 80's」。東京、恵比寿で開催された元春の30周年キック・オフ・イベント「アンジェリーナの日」の中で、元春がキャリアをスタートした'80年代のことを語るトーク・セッションが行われた。ミュージシャンの片寄明人、伊藤銀次、グラフィック・デザイナーの駿東宏、ジャーナリストの長谷川博一の4人との対談を4週に渡って特集する。第一回目は3月20日に行われた片寄明人とのトーク・セッション。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月4月の「3PICKS!」はダッシュボード・コンフェショナル『Alter the Ending』、マナサス『Pieces』、そしてピーター・ゲイブリエル『Scratch My Back』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はダッシュボード・コンフェショナルの『Alter the Ending』。

・ダッシュボード・コンフェショナル
米国フロリダ出身のオルタナティブなロック・バンド。ソングライターのクリス・キャラバーを中心にした4人編成のバンド。彼らのライヴが評判を呼んで、その後2000年に出したデビュー・アルバムがヒットした。今回の新作はニューヨークでレコーディングした3年ぶりのレコード。
「とてもエモーショナルなメロディが魅力的です」と元春。
ダッシュボード・コンフェッショナルのニュー・アルバム『Alter the Ending』から「Belle of the Boulevard」。

・片寄明人
'80年代のサウンド・ストリート「Motoharu Radio Show」のヘビー・リスナーだったという片寄さん。番組をエア・チェックしたカセット・テープが段ボール一箱分、今でも持ってるそうだ。1968年生まれ。元春とはちょうど一回り年齢が違う。東京生まれで干支が申、血液型Bということで共通している。「申B」は忘れ物が多いそうだ。

・最初に聴いた音楽
片寄さんは沢田研二の「勝手にしやがれ」が印象に残ってるとか。ほかに西城秀樹、ピンクレディーが小学校低学年の頃流行った音楽だそうだ。テレビとAMラジオが音楽の情報源だったという。

・Walking On the Moon
片寄さんが最初に聴いた洋楽はポリスの『白いレガッタ』。小学校4年生のとき、アンディ・サマーズの切り抜きを下敷きに入れてる女の子がいて興味を持ったとか。その女の子がちょっと好きだったので話題にしようと思いレコードを買ったそうだ。

・'80年代の音楽シーン
'80年代当時中学生だった片寄さん。実は'80年代の音楽はそんなに夢中になって聴いたわけではなかったという。あまりいい時代ではないと感じていたそうだ。モータウンや'50年代のロックンロールを振り返った音楽が顕著に出てきたのが'80年代に入ってからだったと元春。

・バディ・ホリー、エルヴィス・コステロ
'80年代当時元春がバディ・ホリーの曲を「Motoharu Radio Show」で紹介したり、バディ・ホリーのTシャツを着た元春の写真を見た片寄さんはバディ・ホリーに興味を持ったとか。自分も眼鏡をかけていたので、眼鏡をかけたロックンローラーということでエルヴィス・コステロに繋がっていったという。当時のエピソードで、従兄弟に図書館でエルヴィス・プレスリーを借りてきてほしいと頼んだところ、プレスリーはなかったけれどコステロがあったから、と『This Year's Model』を借りてきたことがあったらしい。それでコステロを聴いてショックを受けたという。ちょうどラジオで「Motoharu Radio Show」を聴いていたら、当時ニューヨーク滞在中だった元春がコステロのライヴを聴きに行ったところ、会場に入るコステロを見かけたと話していたという。「横山やすしそっくり」と元春は感想を言ったとか。
「ラジオの影響力は強いんだなと思いました」と元春。

・時代と音楽の関わり
元春の音楽体験でいうと'60年代末のドアーズ、ジェファーソン・エアプレインからはじまって、ヴェトナム戦争の激化に伴い、シンガー・ソングライターたちが日常を歌う時代になると、自分もソングライティングをはじめていたことから、ディランやサイモン&ガーファンクル、トム・ウェイツ、ランディ・ニューマン、ジェームス・テイラーを聴くようになったそうだ。片寄さんはそうした時代と音楽の関わりというと、9.11のあとノラ・ジョーンズがアメリカで受けたのは、彼女の声とか、生楽器の響きが人々のメンタリティーに訴えかけて、心に入っていったのと似ていると話す。流行する音楽が時代と密接に結びつくのはよくあることだと元春。

・ハートランド
リスナーから音楽のクリエイターとなったのは元春の場合は13歳、片寄さんは19歳だっという。1990年にロッテンハッツを結成。元春とはやはり10年くらいの開きがある。元春がデビュー・アルバムをレコーディングしたのは1980年。新大久保のフリーダム・スタジオだったとか。ディレクターが集めたセッション・ミュージシャンとのレコーディング。自分のヘッド・アレンジをミュージシャンに伝えて演奏してもらったのだそうだ。文句はなかったが、演奏は上手いけれどグルーヴ感がないなと感じていたという。その後すぐにバンドを結成することにしたのだとか。それが後のハートランドになった。

・シナモン・チェリー・パイ
片寄さんはトーク中に目の前に出されたシナモン・チェリー・パイを見て、楽屋で元春が「評判がいいから僕も食べてみたいんだ」と言って食べてたことを明かした。カフェでは期間中、元春の楽曲にちなんだお菓子などのメニューがあったという。片寄さんはお客さんの視線があるので食べにくいと話す。



・Town Called Malice
'60年代のモッズやニュー・ソウル、モータウンをコピーし、新しい解釈を与えたのが'80年代の音楽だと言える。ポール・ウェラーが率いるジャムもそんなバンドのひとつだった。片寄さんは'80年代のバンドを聴いて、オリジナルまで遡って聴くということをしていたらしい。当時東京ではモッズを再評価する動きがあって、元春が取材して「Motoharu Radio Show」で紹介したことがあった。片寄さんの話によると、スタイル・カウンシルのライヴ会場で開演前にポーカーをやっているような、気取っていて、とてもひねくれた連中だったそうだが、元春の取材の後、持っていた扇子にサインを貰って「いい人だったなぁ」と話していたらしい。彼らの仲間にはコレクターズのメンバーたちがいたそうだ。

・元春と片寄さんのエピソード1
グレート3を結成した当時の話。元春のファクトリーでグレート3の音源を聴いてもらって、その後、食事するために外へと出たそうだ。そのとき目の前に犬が現れて、元春が「ジョン」と呼んでかわいがったとか。すると飼い主さんが出てこられて「だからジョンじゃないって何回言ったらわかるんですか」と言ったそうだ。元春は片寄さんのほうを振り返り、悲しそうに「僕にとってはジョンなんだ」と言ったとか。
「近所の犬は全部僕の友達なんだ」と元春は笑い泣きして話す。

・元春と片寄さんのエピソード2
あるとき二人で話していてテレビ版の「鉄腕アトム」の最終回の話題となった。話の途中で感極まった元春は「片寄くん、ごめん」と言ってトイレに駆け込み、トイレの中で泣いてたことがあったとか。

・バブル経済の頃
'80年代の中盤以降、'90年代にかけて文化が企業に取り込まれていった時期があった。企業のコマーシャルに曲を書く話や、ライヴ・ツアーに協賛金を出すので商品のPRをしてくれといった条件の話があった。クリエイターやアーティストが資本に取り込まれていく不安があったと元春は話す。アーティストは自分で力を持ってないといけないんじゃないかと思い、レーベルを作ったりしてアクションを起こしたのだそうだ。当時の狂乱の時代、金ピカの時代に対しては疑いの目、批評的な目を持っていたし、巻き込まれないように気をつけてないといけないという気持ちだったとか。その当時リリースしたアルバム『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』はもっとも先鋭的で怒りの感情が出ているのだと話す。

・New Age
佐野元春サウンドや佐野元春の歌詞の雰囲気が、商業的な形でコピーに使われたり、アイドルの曲の中に取り込まれたりしたのに、元春が憤りを感じてたんじゃないかと片寄さんが尋ねると、元春は「いや憤りはあんまり感じなかった。WA~O!という感じ(笑)」と答えた。アルバム『THE SUN』の中で"夢見る力を、もっと"と歌ったが、一年半くらいして北海道に公演に行ったら、空港のショッピングモールのお菓子のショーケースに"夢見る力を、もっと"というコピーが書いてあったそうだ。
「僕たちが作るポップ音楽というのは人々に意識的にしろ、無意識的にしろ、とても大きな影響力を持っているって、そう思って間違いないと僕は思うんだよね」と元春。
それくらいポップ音楽は力のあるアート・フォーム。昔は地元のクラブで演奏し、人気になるとレコードを作って、それをラジオのDJが紹介して、曲が街や国でヒットするという流れがあった。でもある時期からテレビやインターネットというユニバーサルなメディアに乗ることで一辺でみんなのものになった。ロックンロールは世界中に影響力を持つメディアになった。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・ツイッター
「また番組ではオンエアと同時にツイッターもやってます。番組を聴きながら全国のほかのリスナーとつぶやきあってみるのも楽しいと思います。興味のある方は今からURLを言うのでチェックしてみてください。Motoharu Radio Show ツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送
Motoharu Radio Show 一周年記念トーク・セッション「ALTERNATIVE 80's」。第二回は伊藤銀次。
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花見2010

2010年04月06日 | 京都

4月4日(日) 晴れ。
桜を見に京都へ行って来ました。
大河ドラマ『龍馬伝』にハマってまして、今年は龍馬の墓参りをかねての花見でした。

まずは京都東山霊山(りょうぜん)の明治維新史跡「旧霊山官修墳墓」です。
ここでは明治維新の誕生につくした志士たち1356名の御霊を祀っているそうです。
上の写真は陵内に立てられている坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像。

坂本龍馬と中岡慎太郎の墓。



墓前からは京都の街が一望できます。



旧霊山官修墳墓には木戸孝允の墓もあります。



京都東山霊山から歩いて10分ほどの円山公園にも行きました。
長楽館で休憩。昨年もこのカフェに来てます。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/128f08b506c4c84069e5bec67d5330aa



案内されたのは二階の貴賓室でした。



円山公園は花見客で大混雑してますた。
円山公園の祇園しだれ。



せっかく円山公園に来たので、公園内に立てられた坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像を見に行きました。



東山から河原町へ。
帰る前に河原町にある坂本龍馬・中岡慎太郎遭難之地へ行くことにしました。
そういえば僕は今まで土佐藩邸跡には行ったことがなかったので探してみることにしました。
木屋町通の高瀬川沿いにあるということだったのでとぼとぼと歩いていると、
元立誠小学校の一角にありました。



龍馬が出入りしていた近江屋は土佐藩邸から近いですね。
近江屋跡にある坂本龍馬・中岡慎太郎遭難之地は一年半ほど前はひっそりとしてました。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/194d17106fe26f096c016d905783e4fc

近江屋跡、今はコンビニになってます。



三条通を散策してイノダコーヒ本店で休憩。
イノダは今年創業70周年だそうです。
アラビヤの真珠とイチゴとブルーベリーのタルトのケーキセットを食べました。



イノダでまったりとしたあとは六角堂へ。
しだれ桜が見事でした。

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Sunday Song Book #913

2010年04月04日 | Sunday Song Book

<04月04日プレイリスト>
[棚からひとつかみ+リクエスト]
HAPPY GATHERING DAY/山下達郎 4月14日発売ニューシングル
16 CANDLES/THE CRESTS '58
WORST THAT COULD HAPPEN/THE BROOKLYN BRIDGE '68
NO ONE TO LOVE/THE CRESTS '57
OUR CAR CLUB/THE BEACH BOYS "SURFER GIRL" "LITTLE DEUCE COUPE" '63
NEVER GROW OLD(CM Size 60sec)/山下達郎 "三ツ矢サイダー ALL ZERO CM" '10
BECAUSE I LOVE YOU/THE IMAGINATIONS "THE IMAGINATIONS" '74
VOO DOO/SERGIO MENDEZ "SERGIO MENDEZ" '83
希望という名の光/山下達郎 4月14日発売ニューシングル
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
6月に発売するシングルのミックス・ダウンを行っているとか。スタジオからTOKYO FMに入り、収録が終わったらまたスタジオに戻るというスケジュールなのだそうだ。今日、明日がヤマ。頭がパッツン、パッツンなのだとか。

・HAPPY GATHERING DAY
4月14日発売のニュー・シングル「希望という名の光」のカップリングでケンタッキー・フライドチキン40周年のテーマ・ソング。
http://www.kfc.co.jp/40th/

・16 CANDLES
ジョニー・マエストロが3月24日に亡くなった。1939年生まれなので享年70歳。タツローさんの大好きなシンガー。ニョーヨークのドゥーワップから出てきたイタリア系アメリカ人、イタロ・アメリカンの白人シンガー。ホワイト・ドゥーワップの雄でディオン、フランキー・ヴァリと並んでニューヨーク・ドゥーワップのひじょうに重要なシンガー。ハイスクールの頃にクレスツというヴォーカル・グループを結成。最も有名なヒット曲が「16 CANDLES」。1958年の全米2位。ジョニー・マエストロは当時19歳だった。映画『アメリカン・グラフィティー』の中で印象的な使われ方をされていることでも知られている。

・WORST THAT COULD HAPPEN
ジョニー・マエストロはその後ソロになり、ディオンのヴァッキング・コラース・グループのデルサテンズで活躍した。1960年代末期にはブルックリン・ブリッジという大所帯バンドのリード・シンガーとしてもう一度大ヒットが生まれる。ジミー・ウェッブのペンになる「WORST THAT COULD HAPPEN」(邦題「恋のハプニング」)。1968年全米3位、ロックンロールのスタンダード。

・イタリア系アメリカ人のヴォーカル
タツローさんが個人的にいちばん影響を受けた歌唱法がイタリア系アメリカ人のヴォーカルなのだそうだ。ラスカルズのフェリックス・キャバリエ、エディ・ブリガッティ、フランキー・ヴァリ、ディオン、ジョニー・マエストロ、ジェイ & アメリカンズのジェリー・ブラックといったイタリア系アメリカ人の朗々たる歌唱。この人たちの曲がカラオケにあったら毎日でも歌いに行くそうだ。

・NO ONE TO LOVE
1957年、クレスツの最初期の曲。タツローさんがいちばん好きなクレスツの曲だそうだ。名義はザ・クレスツ・ウィズ・ジョニー・マエストロとなっている。この時代のクレスツは女性が一人入った5人組だった。その女性はルーサ・ヴァンドロスの実のお姉さんだったという。その後、レーベル移籍時に女性が脱退し、白人二人、黒人二人の混成の4人組グループとなった。

・OUR CAR CLUB
最近になってビーチボーイズに目覚めたというリスナーからのリクエスト。ビーチボーイズは1963年にアルバムを二枚同時発売した。『SURFER GIRL』はサーフィン、『LITTLE DEUCE COUPE』はホットロッドのアルバム。「OUR CAR CLUB」はどちらのアルバムにも入ってる。

・「希望という名の光」特設サイト
4月14日発売のニュー・シングル「希望という名の光」の特設サイトが開設した。4月7日からはテレビ・スポットが見られるようになるそうだ。15日からはタツローさんのオフィシャル・インタビューが掲載される予定だとか。
http://wmg.jp/tatsuro/

・第一回山下達郎お宝くじ
「希望という名の光」の初回盤は初回特典としてスペシャル・グッズの当たる抽選券「第一回山下達郎お宝くじ」が封入されているそうだ。券には本物の宝くじのように通し番号が印刷されていてホームページで当選番号を発表する。第一回目のお宝グッズは「希望という名の光」(C/W HAPPY GATHERING DAY)のスペシャル・アナログ盤(12インチの重量盤)を100名。当選番号の発表は6月1日に「希望という名の光」特設サイトで行う。はずれくじで年末にダブル抽選を行うそうだ。
http://wmg.jp/tatsuro/

・街物語
6月2日に「希望という名の光」の次のシングルがリリース。4月18日スタートのTBS系日曜劇場「新参者」の主題歌「街物語」。新ドラマ「新参者」は東野圭吾さんが原作で阿部寛さん、黒木メイサさんが出演。4月18日から着うたが配信される予定。「新参者」は東京の人形町が舞台なので、主題歌「街物語」は人形町の風情に合わせるような、ちょっともの悲しい、レトロなメロディだとか。
http://www.tbs.co.jp/shinzanmono/

・NEVER GROW OLD(CM Size 60sec)
「三ツ矢サイダー ALL ZERO」のCMソングをタツローさんが担当している。「NEVER GROW OLD」というタイトル。16ビートの曲でフル・ヴァージョンにしてニュー・アルバムに収録予定。今のところCMサイズしか出来てないそうだ。
http://www.asahiinryo.co.jp/newsrelease/topics/2010/pick_0315-2.html

・BECAUSE I LOVE YOU
イマジネーションズはシカゴ出身の4人組の黒人男性グループ。いわゆるスィート・ソウルのグループ。1974年のアルバム『THE IMAGINATIONS』から。クラレンス・ジョンソンのプロデュース。

・VOO DOO
セルジオ・メンデスの1983年のA&Mレーベルからのアルバム『SERGIO MENDEZ』収録曲。「VOO DOO」はAOR然とした曲。

・希望という名の光
4月14日発売のニュー・シングル「希望という名の光」は岡村隆さんと松雪泰子さんが主演する映画『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』(4月24日公開)の主題歌と、ケンタッキー・フライドチキン40周年のテーマ・ソングのダブル・タイアップ。レコード会社は「ずっと一緒さ」、「僕らの夏の夢」、「希望という名の光」をバラード三部作と名付けているとか。「希望という名の光」はその完結編。
http://tida.goo.ne.jp/

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
04月11日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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懐かしい未来 #012

2010年04月02日 | 懐かしい未来

■大貫妙子 ~懐かしい未来~
2010年3月30日(火) NHK-FM PM11:00 - AM00:00
DJ: 大貫妙子
GUEST: 毛利衛

Playlist
宇宙みつけた / 大貫妙子
Voyage / 大貫妙子
星に願いを ディズニー映画「ピノキオ」オリジナルサウンドトラックより
蜃気楼の街 / SUGAR BABE
懐かしい未来~longing future~ / 大貫妙子
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・懐かしい未来
2009年4月から毎月最終火曜日の夜11時から生放送でお届けする番組。毎回ゲストを迎えての60分。再放送は翌週火曜日の午前10時から。生放送の番組へのメッセージは番組ホームページで受け付けているそうだ。
http://www.nhk.or.jp/n-mirai/

・宇宙みつけた
1984年から一年半続いた「おしゃべり人物伝」のテーマ曲。歌詞の中にこの番組「懐かしい未来」に通じるものがあるとター坊。

・Voyage
愛知万博のために作られた曲。「宇宙的な空間を感じる」と毛利さん。毛利さんは以前、ター坊のコンサートを聴きに行ったことがあるそうだ。直接お会いすることはなかったものの、人づてにそのことを聞いたター坊は当時やっていたラジオ番組で「宇宙飛行士が聴きに来た」と話したという。

・星に願いを
毛利さんからのリクエスト。毛利さんは小さな頃からディズニー映画が好きだったとか。「星に願いを」は1992年にはじめて宇宙に行ったとき聴いた思い出の曲なんだそうだ。当時に再生機はカセット・デッキだったとか。

・蜃気楼の街
毛利さんのリクエスト。毛利さんは今回ゲスト出演するというのでインターネットでター坊を検索したという。そのときに「蜃気楼の街」を見つけて聴いたそうだ。「正に懐かしい未来に繋がってる」と毛利さん。

・懐かしい未来~longing future~
この番組のテーマ・ソング。2009年4月29日にリリースされたアルバム『palette』に収録。

・次回放送
4月27日(火)
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Bob Dylan Tokyo 032110

2010年04月01日 | Live

3月21日(日) 曇りのち晴れ。
Zepp Tokyoで行われたディランのライヴを聴きに行った。

ディランのライヴは毎公演セットリストが大きく変わることで知られている。
公演毎のセットリストは一体誰が考えているのかが気になる。
僕はディランが考えてバンドに
「今夜はこれで行くから」と曲目表を配ってると想像している。

東京公演初日。
整理番号はBブロック、ライトサイド47番。
Bブロックはエリアが狭かったので開演すると満員電車並みの込み具合となった。
ステージまで遠くてディランの表情までは見えなかった。
ディランは白のスペイン帽子に黒の上下の衣装。シャツは水玉だったようだ。
バンドは黒の衣装。

2曲目に「Don't Think Twice, It's All Right」。
まさかもう一度この曲が聴けるとは思いもしなかったので驚いた。
ディランはサンバーストのストラトを弾きながら歌った。
大阪の夜と同様に僕はまたディランに励まされた。
ディランは「I'll Be Your Baby Tonight」もギターを弾きながら歌った。

「嵐からの隠れ場所」はディランのキーボードにペダル・スティールとウッドベースを
フィーチャーしたヴァージョンだった。ディランのソロがチャーミングだと思った。

アルバム『Time Out Of Mind』からは「Not Dark Yet」など3曲。
個人的にはライヴではじめて聴いた「Mr. Tambourine Man」がよかった。
今回の日本公演では初演だったそうだ。

ステージの後半になると「Maggie's Farm」をリクエストする声があった。
僕も「Maggie's Farm」は聴いてみたかったがディランはやらなかった。
「Thunder On The Mountain」ではチャーリー・セクストンのソロに
ディランがキーボード・ソロで応酬する場面があった。

大阪、名古屋とラストの5曲は固定していたので
東京初日でも本編の最後に「Ballad Of A Thin Man」が聴けた。
スタンド・マイクで歌うディラン。素晴らしいパフォーマンスだった。

アンコールは東京でもたいへんな盛り上がりとなった。
「Like A Rolling Stone」のサビで大合唱。
「見張り塔からずっと」は大阪公演よりあっさりとした印象だったが、
ドラマチックなアレンジなので大歓声で迎えられていた。

2010年3月21日(日) Zepp Tokyo
1階スタンディング整理番号BR47番

Band Members
Bob Dylan - guitar, keyboard, harp
Tony Garnier - bass
George Recile - drums
Stu Kimball - rhythm guitar
Charlie Sexton - lead guitar
Donnie Herron - trumpet, electric mandolin, pedal steel, lap steel

Setlist
01. Watching The River Flow (Bob on keyboard, Donnie on lap steel)
02. Don't Think Twice, It's All Right (Bob on guitar, Donnie on lap steel, Tony on standup bass)
03. I'll Be Your Baby Tonight (Bob on guitar, Donnie on pedal steel, Stu on acoustic guitar)
04. Sugar Baby (Bob on keyboard and harp, Donnie on pedal steel, Stu on acoustic guitar, Tony on standup bass)
05. Tweedle Dee & Tweedle Dum (Bob on keyboard, Donnie on pedal steel)
06. Shelter From The Storm (Bob on keyboard and harp, Donnie on pedal steel, Stu on acoustic guitar, Tony on standup bass)
07. Summer Days (Bob on keyboard, Donnie on pedal steel, Tony on standup bass)
08. Tryin' To Get To Heaven (Bob on keyboard and harp, Donnie on pedal steel)
09. Cold Irons Bound (Bob center stage on harp, Donnie on lap steel)
10. Mr. Tambourine Man (Bob on keyboard, Donnie on lap steel, Stu on acoustic guitar, Tony on standup bass)
11. Highway 61 Revisited (Bob on keyboard, Donnie on lap steel)
12. Not Dark Yet (Bob center stage on harp, Donnie on lap steel)
13. Thunder On The Mountain (Bob on keyboard, Donnie on lap steel, Stu on acoustic guitar)
14. Ballad Of A Thin Man (Bob center stage on harp, Donnie on lap steel)
Encore
15. Like A Rolling Stone (Bob on keyboard, Donnie on pedal steel)
16. Jolene (Bob on keyboard, Donnie on lap steel, Tony on standup bass)
17. All Along The Watchtower (Bob on keyboard, Donnie on lap steel)
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