Sunday Song Book #1150

2014年10月26日 | Sunday Song Book

2014年10月26日プレイリスト
「山下達郎 最新ライブで棚からひとつかみ」
1. THE THEME FROM BIG WAVE (LIVE) / 山下達郎 "SWEET LOVE SHOWER 2014"
14/08/30 山中湖交流プラザ きらら
2. SPARKLE (LIVE) / 山下達郎 "SWEET LOVE SHOWER 2014"
14/08/30 山中湖交流プラザ きらら
3. JUNGLE SWING (LIVE) / 山下達郎 "SWEET LOVE SHOWER 2014"
14/08/30 山中湖交流プラザ きらら
4. あまく危険な香り (LIVE) / 山下達郎 "SWEET LOVE SHOWER 2014"
14/08/30 山中湖交流プラザ きらら
5. PINK SHADOW (LIVE) / 山下達郎 14/10/10 名古屋 BOTTOM LINE
6. 恋のBOOGIE WOOGIE TRAIN (LIVE) / 山下達郎 "SWEET LOVE SHOWER 2014"
14/08/30 山中湖交流プラザ きらら
7. さよなら夏の日 (LIVE) / 山下達郎 "SWEET LOVE SHOWER 2014"
14/08/30 山中湖交流プラザ きらら
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーが終わって家の片付け、領収書の整理、観られなかった映画を観に行ったりいろいろとやってるそうだ。いよいよ竹内まりやさんのツアーのリハーサルがはじまるのでそれの準備に追われている今日この頃だとか。

・souvenir 2014 LIVE
まりやさんの33年ぶりとなる全国ツアーが11月22日からスタート。全国6都市9公演のアリーナ・ツアー。詳しい情報は竹内まりやスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

11月22日(土)、23日(日) 広島県 広島グリーンアリーナ
11月29日(土) 宮城県 ゼビオアリーナ仙台
12月4日(木) 北海道 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
12月9日(火) 福岡県 マリンメッセ福岡
12月13日(土)、14日(日) 大阪府 大阪城ホール
12月20日(土)、21日(日) 東京都 日本武道館

山下達郎 : さて、今週はラジオの、お馴染みの聴取率週間でありましてですね。もういいじゃないかという感じがしますがですね。聴取率週間だから何かやれということでございまして。他の番組はみなさん、誰かゲストに呼んでですね、そういうようなものをやっておりますが。私のところはそういうお呼びできるようなゲストがおりませんですので、ライヴをやってくれというご所望でございます。いろいろライヴ特集はずっとやってきましたが、せっかく(笑)、ツアーが終わったばっかりなので、じゃあ今年のライヴ・ソースからやってみようと。でもいわゆるライヴ録ってあるやつのミックスをする時間がないので、今日はP.A.OUTからお聴きをいただきます。でも今年のツアーから抜いてやりますので、いちばん新しいライヴでございます。で、いろいろ考えたんですが、8月30日に山中湖でやりました「SWEET LOVE SHOWER」。これが割と、けっこう荒いんですけれど、野外ですので、夏フェスですので、荒いんですけど、雰囲気も演奏がいいのでこれを中心に今日はお聴きをいただこうと。約一時間ほどのライヴでしたので、全部はおかけできませんけども、前半と後半をピックアップして今日はお届けしたいと思います。なのでノンストップです、今日は。「山下達郎最新ライヴで棚からひとつかみ」と言いましても内容はほとんど8月30日の「SWEET LOVE SHOWER」からのP.A.OUTでお聴きをいただこうと思います。P.A.OUTですのでバランスもけっこうラフですけども、そのぶん雰囲気をお楽しみいただければというかんじでございます。55分ギリギリで(笑)、収めてありますので、今日は前枠の曲も何にもなしで、お知らせを挟んで、さっそくはじめることに致します。

山下達郎 : 今年はマニアック・ツアーというですね、シングル・ヒットをほとんどやらないツアーでして、そっからいってもよろしかったんですけれども、夏フェス二本出ました。北海道の「RISING SUN」、それから山中湖の「SWEET LOVE SHOWER」。こちらのほうは、いわゆる不特定多数のお客さんがいるので、いつものようなレパートリーでやっておりますので今日はこれをお楽しみいただければと思います。2014年本年8月30日に山中湖で行われました「SWEET LOVE SHOWER」の山下達郎のライヴ。先ほど申し上げたみたいにP.A.OUTでございますので若干バランスは荒いですけれども、そのぶんなんかちょっとワイルドなかたちをお楽しみいただければと思います。それではどうぞ。

山下達郎 : 今年の夏フェス、8月30日に行われました山中湖での「SWEET LOVE SHOWER 2014」。ここのライヴ・ソースの中から前半部分と後半部分をピック・アップでお届けしました。冒頭にも申し上げたようにP.A.OUTでございますので、一切修正ありません。てかできません(笑)、のでちょっと演奏がよれてるとことかですね、歌がひっくり返ってるとこはご愛嬌でございます。夏の思い出。時間がパッツン、パッツンでしたのでノンストップでお聴きをいただきました。お聴きをいただきました曲は「THE THEME FROM BIG WAVE」(ビッグ・ウェーブのテーマ)、「SPARKLE」、「JUNGLE SWING」、「あまく危険な香り」、そして「PINK SHADOW」。これで前半が終わりですが「PINK SHADOW」だけですね、このときのライヴのデータがですね、P.A.OUTのデータがちょっとよれっておりましたので、この「PINK SHADOW」だけ先日10月の10日にやりました名古屋のボトムライン、33年ぶりにライヴハウスやりましたが、このソースからお聴きをいただきました。「PINK SHADOW」。で、お知らせを挟みまして「恋のBOOGIE WOOGIE TRAIN 」、そしい今お聴きをいただきました「さよなら夏の日」。以上全7曲お送りしました。今年のマニアック・ツアーのソースなんかもですね、本当はお聴かせしたかったんですが、なんてたってこれでも55分あっという間でございます。ライヴは一曲長いので。また年末にでもライヴ・ソース、お聴きいただければなと思います。そのときはホールのライヴ・ソースなんかをお届けできればと思います。今日はもうノンストップで何もお届けできませんですけれども、先週はなんかもうちょっと楽な感じでですね、ライヴの質問とか、ライヴの感想なんかのお便りをご紹介しつつ、思っておりましたが、とにかくもう(笑)、パッツン、パッツンでございまして(笑)。また来週あたりフォローしたいと思います。来週は普通の「棚つか」ですので、そんなお便りなんかをご紹介したいと思っております。竹内まりやさんのライヴのリハーサルもはじまりましたら、またけっこうスケジュールがタイトになってまいります。そういうときはまたみなさんのお便り、リクエストが大きな助けとなります。お便りたくさんお待ち申し上げております。今日はもうライヴ三昧の55分間でありました。ご清聴ありがとうございました。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

11月02日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp


・お願い
番組のダビング依頼はお断りしております。悪しからずご了承いただけますように、よろしくお願い申し上げます。
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大貫妙子 40TH ANNIVERSARY LIVE / ENCORE

2014年10月22日 | Live

先月、佐橋さんのデビュー30周年記念公演を聴きに行きましたが、
その翌週に大貫妙子さんのアニバーサリー・アンコール公演を聴きに行きました。
ター坊は昨年、2013年で40周年。
シュガーベイブ結成から数えて40年ですよ。

ター坊は昨年もビルボードライブ公演が行われたんですが、
時間がなくてアップできませんでした。
今回もビルボードライブで行われたので
遅くなりましたがこの記事の中で同時に公開しますね。

今年3月に東京国際フォーラムで40周年記念の公演が行われて
そのアンコール公演がビルボードライブで開催されました。
東京には行ってないんですがメンバーは東京国際フォーラム公演と同じだと思います。
小倉博和さんのギター、フェビアン・レザ・パネさんのピアノ、ベースは鈴木正人さん。
ドラムは林立夫さんと沼澤尚さんのツイン・ドラム。
キーボードで森俊之さんも参加というラインナップですね。
ター坊はリボンの付いた白の半袖ブラウスとボーダーのスカートという衣装でした。

ここ数年、ご両親を立て続けに失ったことがエッセイ集「私の暮らしかた」に書いてありましたが、
そうしたこともあってか音楽活動をしばらく休んでいたそうです。
昨年頃からまた活動を再開して、
今はレコード会社との契約に縛られることなく活動しているとか。
新曲「朝のパレット」がお披露目されましたが、
本人曰く小品でライヴで歌い込んでからレコーディングしたいそうです。
昔からそういう感じでやりたかったんだけど
スケジュールに追いまくられてできなかったと話してました。

今回、ツインドラムにしたのは「Berimbau Do Bem」をやりたかったからだとか。
もの凄くかっこいい演奏でした。
個人的には「Happy Go Lucky」や細野晴臣さんの曲をカヴァーした「ファムファタール」がよかった。
「はるかなHome Town」はいろいろと思うところがあり泣きそうになりました。

会場では増刷された40周年記念コンサートのパンフレットが販売されていました。
ター坊自ら選曲したコンピレーションCDが付いてました。
それとおぐちゃんのソロ作品『Golden Time』を購入しました。
1852年製のマーティン2-27でレコーディングした作品だということです。
http://www.hirokazuogura.com

■大貫妙子 40TH ANNIVERSARY LIVE / ENCORE
2014年9月15日(月・祝) ビルボードライブ大阪
1st Stage 整理番号 自由席 9番

大貫妙子(Vocals)
林立夫(Drums)
沼澤尚(Drums)
鈴木正人(Bass)
小倉博和(Guitar)
Febian Reza Pane(Piano)
森俊之(Electric Piano, Organ, Synthesizer)

Set List
01 ピーターラビットとわたし
02 海と少年
03 新しいシャツ
04 朝のパレット
05 Berimbau Do Bem
06 夏に恋する女たち
07 船出
08 Happy Go Lucky
09 Time To Go
10 都会
11 ファムファタール
Encore
12 はるかなHome Town


■大貫妙子 LIVE at Billboard Live OSAKA 2013



ビルボードライブ大阪で大貫妙子さんを観てきました。
開演前には「カンドーレ」というカクテルを飲みました。
ジャックダニエルハニーと卵黄のリキュールをベースにした
ミルクとシナモンが優しく香るデザート・カクテルだそうです。



僕がこの前に観たター坊というと教授とのUTAU TOUR。
単独公演を観るのは4年ぶり。
確か2009年にPURE ACOUSTICがあったと思うんですが、
それ以来ですね。
ライヴは1時間20分とビルボードライブの公演にしては長くやってくれました。
通常のライヴだと大体2時間ぐらいなので短縮版みたいな感じですね。

メンバーはベースの鈴木正人さん以外は不動のラインナップ。
林立夫さんのドラム、小倉博和さんのギター、フェビアン・レザ・パネさんのピアノ。
小倉さんも2011年の山弦以来でしょうか。久し振りでした。
僕は2000年のBeautiful Songsからター坊を観るようになったので、
小倉さんの前任のギタリスト、大村憲司さんの時代は知らないんですが、
大村さんの命日が11月18日と近かったので、
ふと大村さんのことを思い出したりしました。

セットリストは以前とそう変わったということもなくて
「いつも通り」が聴きたかったんですが、それもなくて。
定番となった代表曲はもちろんですが、
そうですね、「Mon doux soleil」がよかったですね。
終演後にはここ何年かの日常を綴ったエッセイ集「私の暮らしかた」に
サインを入れてもらいました。
ただ直接サインがもらえたのではなくて
スタッフに本を預けてというかたちでしたけれども。。

2013年11月21日(木) ビルボードライブ大阪
2nd Stage 整理番号 自由席 8番

大貫妙子(Vocals)
Febian Reza Pane(Piano)
小倉博和(Guitar)
鈴木正人(Bass)
林立夫(Drums)

Set List
01 Spring come(小倉博和インスト曲)
02 Monochrome & Colours
03 La Musique
04 横顔
05 色彩都市
06 あなたを思うと
07 新しいシャツ
08 Time to go
09 空の水族館(フェビアン・レザ・パネ インスト曲)
10 都会
11 Mon doux soleil
12 ファムファタール
Encore
13 突然の贈りもの

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Sunday Song Book #1149

2014年10月19日 | Sunday Song Book

2014年10月19日プレイリスト
「ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ」
1. JUNGLE SWING / 山下達郎 "オーパス" '93('12)
2. FUNNY FACE / THE 4 SEASONS "RAG DOLL" '64
3. JERRY (I'M YOUR SHERRY) / TRACEY DEY '62
4. SILENCE IS GOLDEN / THE TREMELOES '67
5. THE SUN AIN'T GONNA SHINE ANYMORE / THE WALKER BROTHERS '66
6. LADY MARMALADE / THE ELEVENTH HOUR "GREATEST HITS"'74
7. SWEARIN' TO GOD / FRANKIE VALLI "CLOSE UP" '75
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は直近に収録しているとか。マニアック・ツアーが終わって十日が過ぎ、この一週間は曲書きのためスタジオでウンウンやってるそうだ。ツアーの最中は声が嗄れて低音が響いていたが、ようやく低音がローカット気味になって、普通のいつもの声に戻ってきたという。
「千秋楽終わった、すぐの番組がですね、前倒しで録っておりますので全然リアリティがございませんでしたが。今年はマニアック・ツアーというシングル・ヒットを一曲もやらないという変なツアーでございましたけれども、たくさんのお客さんにお出でいただきまして、お陰さまでいつもに増して(笑)、ご好評いただきましてですね、ホッと胸を撫で下ろしております。お越しいただきましたみなさま、心より御礼申し上げます。また来年、来年はライヴでも申し上げましたが、デビュー40周年を迎えますので、ライヴは楽しく明るくやってみたいと思っております。引き続き竹内まりやさんのツアーがはじまりますので、それのリハーサルがもうすぐはじまります。曲書きの仕事が終わりましたら、今度は譜面書きで、竹内まりやさんのリハーサル用の譜面書きのアレがはじまりますので、今年はもう忙しい、忙しいで、どこにも行けません。スタジオと家の往復でございます。でもまたスタジオに入りましたのでウォーキングをはじめております。また汗かいてがんばってやりたいと思っております」と達郎さん。

・JUNGLE SWING
秋口なので1993年のシングル「JUNGLE SWING」。

・ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ
先週に引き続いて「ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ」。ボブ・クルーは作品集が多くて作家として関わった作品は900曲を越える。一週や二週ではとても間に合わない。ツアーが終わったので凝ったものにしようとしたが、注文したお皿(レコード)がまだ届いてない。なので今週は目論んでたものとちょっと違うが、ボブ・クルーの追悼で日本ではこういうプログラムはないなぐらいなものにはなっている。特集をするには詰めが甘く緻密にできなかったので、今週も先週に引き続いて「ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ」。

・FUNNY FACE
ボブ・クルーはアメリカの1950年代、'60年代、'70年代、'80年代と長い間活躍した大プロデューサー。今週は達郎さんの好きなボブ・クルーの作品の中から、ボブ・クルーがプロデュースして作曲にも関わっている楽曲を集めて。
フォー・シーズンズの1964年のヒット・シングル「SAVE IT FOR ME」のカップリング「FUNNY FACE」。1964年のアルバム『RAG DOLL』に収録している。フォー・シーズンズは1964年にフィリップスに移籍してたくさんのアルバムを出すが、フォー・シーズンズはあくまでシングル主体のグループなので、アルバムのチャート・アクションはそれほどいいものではない。アルバム『RAG DOLL』は珍しく全曲ボブ・クルー/ボブ・ゴーディオもしくはボブ・クルーとサンディ・リンツァーのオリジナルで占められていて、内容がとっても優れた作品なのでフォー・シーズンズの全アルバムの中でも最高傑作と思われる。

・JERRY (I'M YOUR SHERRY)
ボブ・クルーが手掛けたガール・シンガー、ガール・グループの中からニューヨーク出身のガール・シンガーでトレイシー・デイのデビュー作1962年の「JERRY (I'M YOUR SHERRY)」。フォー・シーズンズの「SHERRY」のアンサー・ソング。

・SILENCE IS GOLDEN
ボブ・クルーの作品を取り上げてカヴァーした大ヒット作品の中から、中でもとりわけ'60年代の有名な曲を2曲。どちらもイギリスの作品。
トレメローズはフォー・シーズンズの1967年の「RAG DOLL」のB面「SILENCE IS GOLDEN」をカヴァーして全英NO.1、全米11位。日本でも大変ヒットして達郎さんもアマチュア・バンドでやっていた。

・THE SUN AIN'T GONNA SHINE ANYMORE
ウォーカー・ブラザーズの1966年のシングル「THE SUN AIN'T GONNA SHINE ANYMORE」は全英NO.1、全米13位。日本でも大変ヒットして達郎さんもシングルを買ったそうだ。邦題は「太陽はもう輝かない」。オリジナルはフランキー・ヴァリのソロ・アルバムに入っていた。

・カヴァー作品
他にカヴァーで有名なのは1965年のハーマンズ・ハーミッツの「SILHOUETTES」、1967年のレターメンの「GOING OUT OF MY HEAD」と「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」のメドレー、1991年のペットショップ・ボーイズのU2の曲と「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」のメドレー、1999年のローリン・ヒルの「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」のカヴァーと枚挙に暇がない。

・LADY MARMALADE
ラヴェルの1975年の「LADY MARMALADE」は全米NO.1。「LADY MARMALADE」はもともとはラヴェルの1974年のアルバム『NIGHTBIRDS』からシングル・カットされた。同じ年にイレブンス・アワーというバンド、チャーリー・カレロによるとニューヨークのスタジオ・ミュージシャンをかき集めて作ったでっち上げバンドが、ボブ・クルーのプロデュースで全曲ボブ・クルーとケニー・ノーランの作品でアルバムをレコーディングした。このアルバムの中に「LADY MARMALADE」も入っていてシングル・カットされたが、こちらは全然当たらなかった。今日は捻ってこちらのヴァージョンをオンエア。ヴォーカルはケニー・ノーランといわれている。アレンジはチャーリー・カレロ。ニューヨーク然としたサウンド。実は翌1975年にL.A.制作でイレブンス・アワーのアルバムが出る。このアルバムにも「LADY MARMALADE」が入っていて、こちらはなんとディスコ・ヴァージョン。

・山下達郎ライブで棚からひとつかみ
ボブ・クルーはシンガーとしても、あとはボブ・クルー・プロダクションというじぶんのブロダクションがあって、じぶんで歌っているものもなかなかいい。それから達郎さんが持ってるレアものを含めて、もう一週やろうかなと思ってるそうだが、来週10月26日は聴取率週間で「何かやってくれ」と言われてるので、ライヴが終わったから「山下達郎ライブで棚からひとつかみ」。「今年のライヴのミックスはまだ全然やれる時間がありませんので、今までやったやつからピックアップして。まぁ、P.A. OUTでよろしかったら、なんかやってみたいと思いますが」と達郎さん。11月入ってからもう一度「ボブ・クルーで棚からひとつかみ」パート3。

・ジャージー・ボーイズ
ようやく達郎さんもクリント・イーストウッド監督作品の映画『ジャージー・ボーイズ』を観たそうだ。「オリジナル・キャストの人がフランキー・ヴァリ役をやっておりますのでミュージカルと近いものがありますが、でも、ああいう音楽映画というのは完全に歴史を忠実になぞってるものではないので、若干のフィクションがあります。それはあらかじめお含みおきいただいてご覧になるのがよろしいかと思います。でもいい映画でした」と達郎さん。

・ニュー・アルバム『TRAD』アナログ盤とアルバム『VARIETY』30th Anniversary Edition
まりやさんのニュー・アルバム『TRAD』のアナログ盤が11月19日に発売されることになった。二枚組仕様の重量盤。まりやさんの1984年のアルバム『VARIETY』30th Anniversary Editionも11月19日に発売。最新デジタル・リマスタリングを施して、ボーナス・トラックは当時12インチでクラブミックスというエディットしたロング・ヴァージョンの「プラスティック・ラブ」 (12" Extended Club Mix)、そのB面のオリジナルをリミックスしてシンプルにした「プラスティック・ラブ」 (12" Original Length ReMix)、中森明菜さんに提供した「赤のエナメル」の竹内まりやヴォーカル・ヴァージョン。リズム・トラックを取り除いて歌が入ってるだけのいちばん初期の未発表のデモ・ヴァージョン。今まで発表されてないカラオケ、「アンフィシアターの夜」、「マージー・ビートで唄わせて」、それに「プラスティック・ラブ」と「本気でオンリー・ユー(Let's Get Married)」のカラオケという7トラックを収録。アナログ盤は二枚組仕様の重量盤でボーナス・トラックの収録はない。こちらはCDとアナログ盤を同日に発売する予定だったが、アナログ盤は少し発売が遅れることになった。また追って番組で告知する予定だとか。

竹内まりや情報についてはスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

・souvenir 2014 LIVE
まりやさんの33年ぶりとなる全国ツアーが11月22日からスタート。全国6都市9公演のアリーナ・ツアー。詳しい情報は竹内まりやスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

11月22日(土)、23日(日) 広島県 広島グリーンアリーナ
11月29日(土) 宮城県 ゼビオアリーナ仙台
12月4日(木) 北海道 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
12月9日(火) 福岡県 マリンメッセ福岡
12月13日(土)、14日(日) 大阪府 大阪城ホール
12月20日(土)、21日(日) 東京都 日本武道館

・「クリスマス・イブ」2014 VERSION
今年も「クリスマス・イブ」が発売されることになった。11月19日発売。11月22日から全国公開がはじまる映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』の音楽監修を達郎さんが担当しているが、原作の中村航さんの小説「デビクロくんの恋と魔法」は「クリスマス・イブ」をモチーフにしているので、「クリスマス・イブ」のシングルが2014年期間限定ヴァージョンとして発売することになったそうだ。映画の中でまりやさんの「CHRISTMAS SONG」と達郎さんの「HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS」のメドレーがエンディング・テーマに使われることから、今年だけ「クリスマス・イブ」のシングルにメドレーを足したかたちで発売される。詳しくはワーナーの山下達郎スペシュル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・SWEARIN' TO GOD
フランキー・ヴァリの1975年のアルバム『CLOSE UP』からシングル・カットされた「SWEARIN' TO GOD」は全米6位。アルバム・ヴァージョンのアレンジはチャーリー・カレロ。当時のニューヨークのスタジオ・ミュージシャンの素晴らしい演奏とソロ回しが堪能できる。このアルバムを夢中になって聴いて達郎さんは翌1976年にチャーリー・カレロにアレンジを頼もうと思ったという。アルバム『CIRCUS TOWN』に繋がってゆく思い出の「SWEARIN' TO GOD」のロング・ヴァージョン。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

10月26日は、「山下達郎ライブで棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1148

2014年10月12日 | Sunday Song Book

2014年10月12日プレイリスト
「ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ」
1. 風の回廊 / 山下達郎 '85
2. SILHOUETTES / THE RAYS '57
3. TALLAHASSEE LASSIE / FREDDY CANNON '59
4. RAG DOLL / THE 4 SEASONS '64
5. SAVE IT FOR ME / THE 4 SEASONS '64
6. WATCH OUT SALLY / DIANE RENAY '64
7. CALIFORNIA NIGHTS / LESLEY GORE '67
8. DEVIL WITH A BLUE DRESS~GOOD GOLLY MISS MOLLY / MITCH RYDER & THE DETROIT WHEELS '66
9. CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU / FRANKIE VALLI '67
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているそうだ。今年のツアー「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」全29公演は終了しているはずだが、10月2日の島根県松江市の島根県民会館から大阪のフェスティバルホール、そして名古屋のボトムラインが終わるまで東京に帰れない日程なのだとか。今回のツアーでいちばん長い10泊11日の長旅。これまでの達郎さん自身の記録は15泊16日で、これはすごいと思っていたが、ハウンドドッグの36泊37日というのがあるそうで、そういうのに比べればまだ全然かわいい、と達郎さん。これで旅が一段落したが、曲書きの仕事が入ってきたのであまり休めないという。それが終わればまりやさんのツアーのリハーサル。今年一年はどこにも出かけられず、外国にも行けなかったそうだ。番組で特集をしたくてうずうずしているがレコードを聴くのもままならない状態だとか。

・風の回廊
秋深くなったので今週は1985年のシングル「風の回廊」。

・ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ
ボブ・クルーが9月11日に亡くなった。享年83歳。ボブ・クルーは偉大なるプロデューサー、そしてソングライター。特集をするには詰めが甘く緻密にできなかったので、今週は「ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ」。ボブ・クルーは作品数が多く、擦るほどしかできない。'60年代から'80年代までヒットを出し続けた大プロデューサー。今週は達郎さんの好きなボブ・クルーの作品の中から、ボブ・クルーがプロデュースして作曲にも関わっている楽曲を集めて。

・SILHOUETTES
ボブ・クルーは1930年生まれ。昭和で言うと昭和3年生まれ。はじめは歌手でデビューしたが鳴かず飛ばず。それで裏方に、プロデューサー、ソングライターの道を歩みはじめる。ボブ・クルーがいちばん最初に組んだのはフランク・スレイ。彼と組んで最初に出たヒットがザ・レイズの「SILHOUETTES」。1957年、全米3位。いわゆるドゥーワップ・ソング。この曲は1965年にハーマンズ・ハーミッツで全米5位のリヴァイヴァル・ヒットになった。

・TALLAHASSEE LASSIE
フランク・スレイと組んでいちばん当てたのがロックンロール・シンガーのフレディ・キャノン。達郎さんの好きなの1959年の「TALLAHASSEE LASSIE」。

・RAG DOLL
ボブ・クルー/フランク・スレイのコンビは1950年代の終わりまで続き、1960年代に入るといよいよフォー・シーズンズに関わってくる。ボブ・クルー/ボブ・ゴーディオのゴールデン・コンビでフォー・シーズンズが大当りして一世を風靡することになる。ボブ・クルーが作曲に関わった作品は900曲を越えるが、大ヒットしたものもあれば箸にも棒にもかからなかったものもある。玉石混淆なので今週は大ヒット曲ばかり。珠玉の名曲が並ぶことになる。達郎さんの好きな「RAG DOLL」は1964年の全米NO.1ヒットでミリオン・セラー。B面の「SILENCE IS GOLDEN」はのちにトレメローズで大ヒットする。

・SAVE IT FOR ME
フォー・シーズンズの「SAVE IT FOR ME」は同じ1964年のヒットで全米10位。映画『ジャージー・ボーイズ』が日本で封切られたが達郎さんはまだ観に行く暇がないという。スクリーンで上映されてるうちに観に行きたいそうだ。東京は上映館が少なく、ああいう映画は人が入らないのかもしれず、お便りでも「おじさんばかり」という内容で届いていたとか。「当然でしょうね」と達郎さん。ボブ・クルーの作品はCD化が少ない。フォー・シーズンズも長い間、権利が複雑で出なかったが、ようやく最近、廉価版で出るようになったものの、オリジナル・アルバムと内容が違ってたりして、情報がちゃんとしてないから若い人に届かないところがある。

・WATCH OUT SALLY
フォー・シーズンズはかけるときりがないので、'60年代中期のガール・シンガー、ガール・グループものの中から最も代表的なものでダイアン・リネー。1964年の「WATCH OUT SALLY」はボブ・クルーとサンディ・リンツァー、デニー・ランデルのコンビの作品。フォー・シーズンズ以外ではリンツァー/ランデルと組むことが多い。

・来週の予定
今週だけではボブ・クルー作品の紹介は無理なので来週も引き続いて「ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ」。来週はレア・アイテムと人がカヴァーしたボブ・クルー作品を中心に。来週からは直近の収録を行う予定だとか。

・souvenir 2014 LIVE
まりやさんの33年ぶりとなる全国ツアーが11月23日からスタート。全国6都市9公演のアリーナ・ツアー。抽選制のチケットに当選した方は明日13日が支払い期限。詳しい情報は竹内まりやスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

11月23日(土)、24日(日) 広島県 広島グリーンアリーナ
11月29日(土) 宮城県 ゼビオアリーナ仙台
12月4日(木) 北海道 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
12月9日(火) 福岡県 マリンメッセ福岡
12月13日(土)、14日(日) 大阪府 大阪城ホール
12月20日(土)、21日(日) 東京都 日本武道館

・ニュー・アルバム『TRAD』アナログ盤とアルバム『VARIETY』30th Anniversary Edition
まりやさんのニュー・アルバム『TRAD』のアナログ盤が11月19日に発売されることになった。二枚組仕様の重量盤。まりやさんの1984年のアルバム『VARIETY』30th Anniversary Editionも11月19日に発売。最新デジタル・リマスタリングを施して、ボーナス・トラックが付く。アナログ盤は二枚組仕様の重量盤でボーナス・トラックの収録はない。こちらはCDとアナログ盤を同日に発売する予定だったが、アナログ盤は少し発売が遅れることになった。また追って番組で告知する予定だとか。

竹内まりや情報についてはスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

・「クリスマス・イブ」2014 VERSION
今年も「クリスマス・イブ」が発売されることになった。11月19日発売。11月22日から全国公開がはじまる映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』の音楽監修を達郎さんが担当しているが、原作の中村航さんの小説「デビクロくんの恋と魔法」は「クリスマス・イブ」をモチーフにしているので、「クリスマス・イブ」のシングルが2014年期間限定ヴァージョンとして発売することになったそうだ。映画の中でまりやさんの「CHRISTMAS SONG」と達郎さんの「HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS」のメドレーがエンディング・テーマに使われることから、今年だけ「クリスマス・イブ」のシングルにメドレーを足したかたちで発売される。詳しくはワーナーの山下達郎スペシュル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・MIRACLE デビクロくんの恋と魔法
11月22日から全国公開がはじまる映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』の音楽監修を達郎さんが担当している。中村航さんの小説「デビクロくんの恋と魔法」をもとに作られた作品で、この小説が「クリスマス・イブ」をモチーフに作られたものなので達郎さんのところにオファーがきたそうだ。監督は犬堂一心さん、主演は相葉雅紀さん、榮倉奈々さん、ハン・ヒュジュさん、生田斗真さん。
http://miracle-movie.com

・CALIFORNIA NIGHTS
後半はボブ・クルーが作曲に関わってないプロデュース作品から。ボブ・クルーはレスリー・ゴアの1967年のアルバム『CALIFORNIA NIGHTS』をプロデュースしている。それまでレスリー・ゴアのアルバムのプロデュースはクインシー・ジョーンズの独断場だった。「コーラスライン」で有名な作曲家マーヴィン・ハムリッシュのペンになる作品「CALIFORNIA NIGHTS」は全米16位。日本では大変人気のある曲。

・DEVIL WITH A BLUE DRESS~GOOD GOLLY MISS MOLLY
ボブ・クルーはフォー・シーズンズの相次ぐ大ヒットに気をよくして自分のレーベルを作る。ダイノボイス、ニューボイス。ここで制作されたレコードからも大ヒット・ソングがたくさん生まれた。このレーベルは曲作り、プロデュースもあるときは人任せにして自分はフォー・シーズンズに専念していた。その中から自分のプロデュースで全面的にやっていたグループがミッチ・ライダーとデトロイト・ホイールズ。要するにロックンロールが好きだった。ミッチ・ライダーとデトロイト・ホイールズはデトロイトのクラブバンドでブルーアイドソウルの大変に演奏力のあるグループ。1966年の全米4位の「DEVIL WITH A BLUE DRESS~GOOD GOLLY MISS MOLLY」はショーティ・ロングの「DEVIL WITH A BLUE DRESS」とリトル・リチャードの「GOOD GOLLY MISS MOLLY」をメドレーにしている。邦題は「悪魔とモリー」。

・CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU
日本でボブ・クルーといえばこの曲。フランキー・ヴァリの1967年、全米2位のミリオン・ヒット「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」。1位はヤング・ラスカルズの「GROOVIN'」だった。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

10月19日は、引き続き「ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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山下達郎 Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~

2014年10月11日 | 山下達郎

山下達郎 Maniac Tour PERFORMANCE 2014 大阪フェスティバルホール公演を聴きに行きました。
千秋楽は何年ぶりだろう。



2008年にツアーを再開してからは初めてになるから10年ぶり以上かな。
開演前には大西ユカリさんやクリス松村さんの姿をお見かけしました。
終演後には読売テレビ「共鳴野郎」の宇野プロデューサーがいるのも確認してます。
放送局の関係者はたぶんほかにもいたことでしょうね。



ライヴは千秋楽ならではの盛り上がり。
よい雰囲気でバンドの演奏もよかった。
達郎さんのMCがだんだん破綻してゆく様子は見物でした(笑)。
アンコールにまりやさんは現れなかったものの、
ラストに弾き語りで「Blue Valentine's Day」と「Last Step」が追加されて3時間半の長丁場でした。
個人サイトにレビューをアップしましたので
宜しくお願い致します。



個人的には2008年の大阪フェスティバルホール最後の日が達郎さんのライヴではベストだと思ってます。
僕はあれを覆すものはなかなか観られないんじゃないかなと思ってます。
それでもちょうど一年前にフェスティバルホールで開催された
読売テレビ開局55年記念の「大阪ほんわかミュージックホールでっせ」の開演前に、
客入れでながれたドラマの主題歌の「世界の果てまで」を
実際にライヴで聴くことができたことは僥倖だと思っています。
あのときはまさかフェスティバルホールで
「世界の果てまで」が聴ける日がくるなんて思いもしなかったのだから。

だからこそ、この先に何が起こるのかわからないとも言える。
来年の秋口から再来年にかけて行われるデビュー40周年のツアーで、
とあるライヴの定番曲に号泣することもあるかもしれないのだ。
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Sunday Song Book #1147

2014年10月05日 | Sunday Song Book

2014年10月05日プレイリスト
「棚からひとつかみ」
1. DOWNTOWN / SUGAR BABE '75
2. DON & DEWEY / IT'S A BEAUTIFUL DAY "MARRYING MAIDEN" '70
3. CALL ME / CHRIS MONTEZ '66
4. IF YOU EVER LEAVE ME / JACK JONES '68
5. MOVE OVER, DARLING / DORIS DAY '63
6. HE'S GONE TO ANOTHER / YOUNG LADIES '70
7. 群青の炎 / 山下達郎 "コージー" '98
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
新年度に入り最初の放送。この番組はもともと「サタデー・ソングブック」として1992年10月3日に初放送。この10月で満22年を迎えることになった。いよいよ23年目に突入する。マニアック・ツアーは先週の木曜日が島根県民会館、昨日は倉敷。うまくやってるはずだと達郎さん。いよいよ明後日7日(火)、明々後日8日(水)にフェスティバルホールで千秋楽を迎えることになる。10日(金)に名古屋ボトムラインのスケジュールが入ってきたが、それはおまけみたいなもの。本チャン29本にライヴハウス1本で30本。来年はもっと増やしてやりたいと思います、と達郎さん。

・Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~
全国ツアー「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」がスタート。全国14都市全29公演。詳しいスケジュールは達郎さんのオフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・棚からひとつかみ
ツアーのラストが長旅となり番組は前倒しで収録している。御嶽山の噴火についても前倒しなので今週は何もコメントできないそうだ。新年度なので今週は「棚つか」。

・DOWNTOWN
リスナーから1992年の番組スタート時に達郎さんが最初にかけた曲へリクエスト。最初の二年は土曜日の午後の放送だったので歌詞に"土曜日の夜は"と出てくるシュガーベイブの1975年の「DOWNTOWN」。

・DON & DEWEY
イッツ・ア・ビューティフル・デイはサンフランシスコのいわゆるサイケデリックERAの有名なバンド。彼らの1970年のセカンド・アルバム『MARRYING MAIDEN』の1曲目「DON & DEWEY」。インスト曲だが演奏力のあるバンドなのでみんな上手くて安心して聴けると達郎さん。

・CALL ME
イギリスのエース・レーベルはソングライターのコンピレーションを精力的に出しているが、このたび、トニー・ハッチの作品のコンピレーションが出た。その中からクリス・モンテスの1966年、全米22位の「CALL ME」。何も知らないで聴くと女の人かと思うが、クリス・モンテスは立派な男性。もともとはリッチー・バレンスのフォロワーとしてロカビリーを歌っていたが、トニー・リプーマの手により、いわゆるミドル・オブ・ザ・ロードのイージー・リスニング・シンガーに見事変身して、日本でも大変に人気がある人。トニー・ハッチの『COLOR MY WORLD: THE SONGS OF TONY HATCH』のライナーにはいろいろなことが書いてあるそうだ。

・IF YOU EVER LEAVE ME
『COLOR MY WORLD: THE SONGS OF TONY HATCH』からもう1曲。1968年のジャック・ジョーンズのレコーディングで「IF YOU EVER LEAVE ME」。もともとジャッキー・トレント、トニー・ハッチの奥さんが1966年にシングル・カットして、その2年後にジャック・ジョーンズがアメリカで出した。「こうしたジャック・ジョーンズのような一世代前のシンガーが新しい若い世代の作家の歌を歌うととってもいい感じになります」と達郎さん。

・MOVE OVER, DARLING
ソニー・ミュージック・ダイレクトという通販のサイトからドリス・デイの5枚組のボックスが出た。達郎さんは今、愛聴しているという。'60年代の中期に息子のテリー・メルチャーがプロデュースした作品の中から1963年の映画『女房は生きていた』の主題歌で「MOVE OVER, DARLING」。ドリス・デイはアメリカでは女優としてのほうが知られていた。テリー・メルチャーが作曲にも関わり、アレンジはジャック・ニッチェ。映画『女房は生きていた』は最初、マリリン・モンロー主演で制作されたが制作中止になり、そのショックでマリリンはオーバー・ドーズのため急死。翌年にリメイクしてタイトルも『MOVE OVER, DARLING』と変わったが、邦題はそのまま『女房は生きていた』。ジャック・ニッチェの作曲、編曲、プロデュースした作品がイギリスのエースからコンピレーションで出ている。現在第3集まで出ているが、そのVOL.1にもドリス・デイの作品が入ってる。

・曲書き
ツアーは残すところフェスティバルホール公演のみになったが、曲書きの仕事が入ってきたという。曲書きの仕事が終わったら、もうまりやさんのライヴのリハーサル。番組はその間、当分「棚つか」と「リクエスト」が続くことになりそうだとか。

・竹内まりやのニュー・アルバム『TRAD』
まりやさんのニュー・アルバム『TRAD』が9月10日に発売された。オリコン初登場1位に続いて2週目も連続して1位。

・souvenir 2014 LIVE
まりやさんの33年ぶりとなる全国ツアーが決定した。全国6都市9公演のアリーナ・ツアー。イープラスでのチケットの受付は6日午後11時59分で終了する。

11月23日(土)、24日(日) 広島県 広島グリーンアリーナ
11月29日(土) 宮城県 ゼビオアリーナ仙台
12月4日(木) 北海道 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
12月9日(火) 福岡県 マリンメッセ福岡
12月13日(土)、14日(日) 大阪府 大阪城ホール
12月20日(土)、21日(日) 東京都 日本武道館

・ニュー・アルバム『TRAD』アナログ盤とアルバム『VARIETY』30th Anniversary Edition
まりやさんのニュー・アルバム『TRAD』のアナログ盤が11月19日に発売されることになった。二枚組仕様の重量盤。まりやさんの1984年のアルバム『VARIETY』30th Anniversary Editionも11月19日に発売。最新デジタル・リマスタリングを施して、ボーナス・トラックが付く。アナログ盤は二枚組仕様の重量盤でボーナス・トラックの収録はない。こちらはCDとアナログ盤を同日に発売する予定だったが、アナログ盤は少し発売が遅れることになった。また追って番組で告知する予定だとか。

竹内まりや情報についてはスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/mariya/

・「クリスマス・イブ」2014 VERSION
今年も「クリスマス・イブ」が発売されることになった。11月19日発売。11月22日から全国公開がはじまる映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』の音楽監修を達郎さんが担当しているが、原作の中村航さんの小説「デビクロくんの恋と魔法」は「クリスマス・イブ」をモチーフにしているので、「クリスマス・イブ」のシングルが2014年期間限定ヴァージョンとして発売することになったそうだ。映画の中でまりやさんの「CHRISTMAS SONG」と達郎さんの「HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS」のメドレーがエンディング・テーマに使われることから、今年だけ「クリスマス・イブ」のシングルにメドレーを足したかたちで発売される。詳しくはワーナーの山下達郎スペシュル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・MIRACLE デビクロくんの恋と魔法
11月22日から全国公開がはじまる映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』の音楽監修を達郎さんが担当している。中村航さんの小説「デビクロくんの恋と魔法」をもとに作られた作品で、この小説が「クリスマス・イブ」をモチーフに作られたものなので達郎さんのところにオファーがきたそうだ。監督は犬堂一心さん、主演は相葉雅紀さん、榮倉奈々さん、ハン・ヒュジュさん、生田斗真さん。
http://miracle-movie.com

・ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ
9月11日にボブ・クルーが亡くなった。特集したいところだが作品数が多くて資料のチェックができず、「ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ」。「棚つか」なのでメガ・レアとかそういうのはやらないそうだ。

・ジグソー・パズル
7月23日発売の『BIG WAVE 30th Anniversary Edition』は8月4日付けのオリコン・ウィークリー・チャートで3位という結果。ヒット御礼のジグソー・パズルをワーナーのサイトでプレゼントしていたが、番組でも抽選で10名にプレゼント。225ピースの『BIG WAVE』のジャケットのジグソー・パズル。締め切りは10月中頃。

・プレゼント
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」プレゼント係
http://www.tatsuro.co.jp

・テレキャス
リスナーから「達郎さんはテレキャスを使ってらっしゃいますが理由を教えてください」というお便り。
「テレキャスターがいちばん簡単なんです。つまみが一個、トーンが一個。でもトーンはフルテンで、つまみもフルテンじゃなきゃ使いません。マイクがふたつでセンター、ブリッジ側、ネック側。この三つのセレクションしかないので、もう本当に楽。ギブソンのギターなんてトーン絞れば絞ったそういう音色になりますが。とっても音色作りが難しい。テレキャスはシンプル明瞭。だから使ってます。テレキャス一筋40周年」と達郎さん。

・HE'S GONE TO ANOTHER
スイート・ソウルもの。達郎さんが欲しくてずーっと探してたシングルをようやく手に入れることができたとか。ヤング・レディーズというニュージャージーの女性ヴォーカル・グループの1970年の作品で「HE'S GONE TO ANOTHER」。作曲・プロデュースは達郎さんの大好きなジョージ・カー。

・群青の炎
秋口になったので1998年のアルバム『COZY』から「群青の炎」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

10月12日は、「ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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