Sunday Song Book #1202

2015年10月25日 | Sunday Song Book

2015年10月25日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. FRAGILE / 山下達郎 "コージー" '98
2. TAKE ME TO THE RIVER / AL GREEN "EXPLORES YOUR MIND" '74
3. SILVER SHADOW / ATLANTIC STARR '85
4. JOANNA / SCOTT WALKER '68
5. JOIN TOGETHER / THE WHO '72
6. SOMETIMES / KENNY RANKIN "LIKE A SEED" '72
7. 静かな伝説(レジェンド) / 竹内まりや "トラッド" '14
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーがはじまり早くも5本が終わった。
「初日の千葉の市川からはじまりまして、栃木県宇都宮市、群馬県は前橋行きまして旧群馬県民会館。今、ベイシア文化ホール。福島県はいつもは郡山なんですけれど今回は會津若松。きれいなホールでしたね。それから山形県できたばかりの南陽市文化会館。赤湯温泉の駅から降りてすぐ。こけら落としでございました、私。木のすごくきれいなホール。5本終わりました」と達郎さん。「今週は明日月曜日が横須賀でございます。横須賀久し振りですね。よこすか芸術劇場。オペラハウス系のきれいなホールですね。週末、金土と10月30日、31日、大阪フェスティバルホール一回目でございます。今回は3回お邪魔するのかな。まずは初っ端フェスティバルホール。大阪やってまいります。今週、横須賀、大阪フェスティバルホール。お出でのみなさま、お待ち申し上げております」と達郎さん。

・PERFORMANCE 2015-2016
山下達郎デビュー40周年記念の40th Anniversary、35都市64公演で半年に渡るロング・ツアー「PERFORMANCE 2015-2016」。ツアーに関する詳細は特設サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・リクエスト特集
ツアーのあたまの10本あたりは段取りとその他、いろいろと考えるところがあるので、また特集の準備をしているものの詰めが足りないので、ここのところ番組はずーっとリクエスト特集でしのいでいるとか。今週でパート4。

・FRAGILE
達郎さんの曲へのリクエストはバラけていて、ひとり一曲という感じだとか。今週は1998年のアルバム『COZY』から「FRAGILE」。

・TAKE ME TO THE RIVER
アル・グリーンがシル・ジョンソンのために書き下ろした曲「TAKE ME TO THE RIVER」。シル・ジョンソンのヴァージョンは1975年、全米ソウル・チャート7位。アル・グリーンはその一年前のアルバム『EXPLORES YOUR MIND』に収録。その後、1979年にトーキング・ヘッズがカヴァーしてヒットした。アル・グリーンとハイのリズム・セクションのギタリスト、ティーニー・ホッジスとの共作。イントロでアル・グリーンが「リトル・ジュニア・パーカーは私の従兄弟だ」と語っているけれど真偽の程はわからない。

・SILVER SHADOW
アトランティック・スターの「SILVER SHADOW」は1985年、全米ソウル・チャート13位。アトランティック・スターがいわゆる人力からマシーン・ミュージックに変わった端境期の作品。

リクエストしたリスナーは「達郎さん40周年おめでとうございます。私が思うに40年前にデビューしてよかったと思います。情報もあんまりない時代で、テレビに出なくても真の音楽好きに支持されて、いろいろあったと思いますが、結構やりたいことができた時代だったと思いますよ。もし達郎青年が1975年ではなくて2015年にデビューしていたら、出たくもないテレビの歌番組に出て、プロモーション・ビデオでは踊りたくもないダンスもしなくてはならないと思います。もし今の世の中にデビューしたらと考えたことがありますか?」という質問。
「今の世の中だったら絶対デビューなんかしませんよ(笑)。芸能界入りません、恐ろしくて(笑)。全然時代が違いますからですね。私は本当に、その時代のスリットみたいなところでデビューしたので、幸運だったということがいえると思いますが。この方、お若い方ですね、きっと」と達郎さん。

・山下達郎って実在するのですか?
「私たちのようなキャリアが古い人間ですと、今のいわゆるショー・ビジネスの世界は全然違うものに見えますが」と達郎さん。神奈川県小田原市の超常連のリスナーから「一世代下の知人に山下達郎のファンなんだって言うと、『山下達郎って実在するのですか? だってテレビには出ないし』。どう答えてよいのかわからなかったのは言うまでもありません」というお便り。
「でもごもっともなんですよ、本当に。別にいいんですけれどね。適当に答えてやってください」と達郎さん。

・JOANNA
スコット・ウォーカーの1968年の作品「JOANNA」。作曲はトニー・ハッチとジャッキー・トレントの夫婦コンビ。全英7位。

・JOIN TOGETHER
ザ・フーの「JOIN TOGETHER」はシングル・オンリー。1972年、全英9位、全米17位の意外と知られてない曲。資料を調べると『WHO'S NEXT』のあとに出た作品でなので、その時期のレコーディングと思われる。その頃のアルバムには入らなくて、後にアルバム化されてる。

・JA共済の看板
「先日、山形県の南陽市文化会館というところでライヴをやりましたが。赤湯駅というですね、山形新幹線のところですけれども。そこの駅前にJA共済の、私のスポンサーの大きな看板が立っておりましてですね。あの辺行くと、なんかこう、主っていうか」と達郎さん。

・サンデー・ソングブックのリクエスト専用ハガキとオリジナル52円切手のセットを10枚
番組1200回を記念して20周年にときに作ったアイテムで、タツローくんのイラストがあしらわれたサンデー・ソングブックのリクエスト専用ハガキとオリジナル52円切手のセットを10枚ずつ100名にプレゼント。1200回記念グッズ・プレゼントとわかるように明記のうえ応募とのこと。10月25日の消印有効。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

・SOMETIMES
ケニー・ランキンはL.A.生まれのニューヨーク育ち。1972年の名盤『LIKE A SEED』から「SOMETIMES」。

・静かな伝説(レジェンド)
今年のツアーは10月31日に大阪フェスティバルホールで観るという宮城県の超常連のリスナーから、「コンサートに行くついでに一泊二日で京都、大阪を廻ってみようと思います。LCCって安くていいですね。仕事は現場から事務所に変わり悪戦苦闘の日々です。達郎さんのコンサートで英気を養おうと思います」というお便りとリクエスト。「最近こういう方、あの多いですね。地元じゃなくて他へ行ってついでに旅行しちゃおう。なかなか余裕があっていいですね。お楽しみください。お待ち申し上げております」と達郎さん。

11月01日は引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SOUND AVENUE 905 Motoharu Radio Show #04

2015年10月21日 | Motoharu Radio Show

2015/10/20 OnAir - 3rd. Week - 元春が選ぶ1976年国内ベストポップ&ロック
01.伊藤銀次:日射病
02.鈴木慶一とムーンライダーズ:あの娘のラブレター
03.吉田美奈子:ラムはお好き?
04.憂歌団:お政治オバチャン
05.高田渡:魚つりブルース
06.矢野顕子:電話線
07.佐野元春 & ザ・コヨーテバンド:本当の彼女
08.佐野元春 & ザ・コヨーテバンド:誰かの神
09.CERO:Orphans
10.山下達郎:CIRCUS TOWN
11.細野晴臣:北京ダック
12.佐野元春:私の人生
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
佐野元春 : こんばんは佐野元春です。Motoharu Radio Show、この番組は東京赤坂TBSのスタジオからお届けしています。季節はもうすっかり秋ということで、みなさんはいかがお過ごしでしょうか? 僕は8月から続いたツアーがようやく終わってホッとしているところです。今夜も秋の夜長にグッとくるレコードをたくさん用意してきました。そして僕の新しい曲もラジオ初オンエアします。一時間最後までゆっくりお楽しみください。火曜の夜はMotoharu Radio Show。DJ、佐野元春でお送りします。

佐野元春 : 今夜の一曲目は僕の友人のレコードですね。1976年、大瀧詠一、山下達郎、伊藤銀次の3人で作った『Niagara Triangle Vol.1』からの曲、伊藤銀次、曲は「日射病」。

・日射病

佐野元春 : 伊藤銀次、曲は「日射病」。銀次らしいチャンキーなギターが楽しい曲ですね。1976年、大瀧詠一、山下達郎、伊藤銀次の3人で作った『Niagara Triangle Vol.1』からの曲でした。このあとは鈴木慶一とムーンライダーズ。ファースト・アルバム『火の玉ボーイ』。このアルバムから一曲聴いてみます。

・あの娘のラブレター

佐野元春 : 鈴木慶一とムーンライダーズ。曲は「あの娘のラブレター」。1976年に出た彼らのファースト・アルバム『火の玉ボーイ』からの曲。バンドはムーンライダーズの前ははちみつぱいと名乗ってました。はっぴいえんどと並んで日本のロックの先駆者です。さて、ここまで聴いて気づいた方もいると思います。今夜のMotoharu Radio Showは'70年代の日本のミュージシャンを特集してみます。'70年代の中でも特に1976年。この年は日本のロック & ポップスにとって貴重な年となりました。この年には今聴いてもいいなと思える素晴らしいレコードが続々とリリースされました。今夜のMotoharu Radio Showは1976年、国内でリリースされたクリエイティブなロック &・ポップスを特集します。

・ラムはお好き?

佐野元春 : 今聴いてもらってる曲は吉田美奈子。曲は「ラムはお好き?」ですね。1976年に出た『FLAPPER』からの曲です。今でこそ国内のR&Bの女性ヴォーカリスト、歌の上手なディーバはたくさんいます。その先駆的な存在といっていいのが吉田美奈子さんですね。もちろん今でも活躍なさっています。先日もあるコンサート(風街レジェンド2015)の楽屋で久しぶりにお会いしましたけれども、とても元気、そして相変わらず素晴らしいパフォーマンスをやられていました。

佐野元春 : さて、Motoharu Radio Show。今夜は1976年、国内でリリースされたロック & ポップスを特集しています。'70年代に入ると日本ではシンガー・ソングライターの時代になります。自分で作った歌を欧米のロック音楽のスタイルで表現するという新しい音楽が出てきました。ジャンルでいうとブルース、フォーク、ロック、そしてR&B。特に米国のルーツ音楽を研究するミュージシャンたちが多くいました。では1976年のレコードから米国のブルースやフォーク音楽に影響を受けたミュージシャンのレコードを聴いてみます。憂歌団「お政治オバチャン」、そして高田渡「魚つりブルース」。2曲続きます。

・お政治オバチャン
・魚つりブルース

佐野元春 : 憂歌団「お政治オバチャン」、そして今聴いたのは高田渡。曲は「魚つりブルース」。憂歌団、そして高田渡さん。ギター演奏の技術がとても素晴らしい尊敬できるミュージシャンです。またリリックがおもしろいですよね。憂歌団で今聴いた「お政治オバチャン」。実は彼らのレパートリーに「お掃除オバチャン」という曲があるんですが、これが職業差別だということで放送禁止になります。そこで面白く切り返したのがこの「お政治オバチャン」。これには誰も文句を言えなかったんじゃないかと思います。ユーモアのセンスも抜群ですよね。1976年のレコード。続いてこの年デビューした矢野顕子のアルバム『JAPANESE GIRL』から曲は「電話線」。

・電話線

火曜の夜はMotoharu Radio Show。番組ではみなさんからリクエストをお待ちしています。聴きたい曲があれば是非リクエストをお寄せください。宛先はメール・アドレス mrs@tbs.co.jp 。

佐野元春 : 今夜はみなさんに聴いてもらいたいレコードを持ってきました。つい先日になるんですけれども僕の新しいアルバムが出ました。タイトルは『Blood Moon』。先週に続いてこのアルバムから何曲か聴いていただきたいと思います。『Blood Moon』。レコーディングは結局、約一年ぐらいかかりましたね。ツアーの合間を縫ってスタジオでレコーディングしました。大体前もって、プリプロダクションっていうんですけれども、デモテープを作ってバンドのメンバーに渡します。それを聴いてもらってみんなスタジオに集まります。ですのでスタジオで音を出すときには大体もう曲の構成とかテンポとかわかってるんですね。僕とバンドはこれまで何回もコンサート・ツアーをやってるので、とにかくレコーディングでいちばん大事にしていることはバンドの生なライヴ感を活かすということですね。みなさんがレコードを聴いていただいてバンドのメンバーの演奏の表情がきちんと見えるような、そんなレコーディングを心掛けています。では新しいアルバム『Blood Moon』から2曲、アルバムはアナログ盤も出しているので今夜はアナログ・レコードの音で聴いてみてください。「本当の彼女」そして「誰かの神」2曲続きます。

・本当の彼女
・誰かの神

リスナーからのリクエストでCEROの「Orphans」。

・Orphans
・CIRCUS TOWN

佐野元春 : 1976年に出たアルバムからアルバム・タイトル・ナンバーですね「CIRCUS TOWN」。山下達郎、聴いてもらいました。

火曜の夜はMotoharu Radio Show。番組ではみなさんからリクエストをお待ちしています。聴きたい曲があれば是非リクエストをお寄せください。宛先はメール・アドレス mrs@tbs.co.jp 。

・北京ダック

佐野元春 : 細野晴臣、曲は「北京ダック」聴いてみました。この曲は1975年、アルバム『TROPICAL DANDY』からの曲。1976年、シングルで出てましたね。Motoharu Radio Show、今夜は1976年、国内でリリースされたロック & ポップスを特集してきましたけれどもどうでしたか? 今夜特集して思ったんですけれども、音楽がとてもいい感じでゆるいですよね。当時、レイドバックなんていう言葉もありました。今聴いた細野さんの音楽もそうですが、例えばニューオリンズやカリブの音楽、そしてハワイ、ポリネシア、沖縄といった非欧米のリズムを取り入れてユニークなサウンドになってました。1976年の日本のロック & ポップス。今夜紹介しきれなかった音楽もたくさんあります。久保田麻琴と夕焼け楽団、そしてセンチメンタル・シティ・ロマンス、めんたんぴん。こうした素晴らしいシンガー・ソングライター、バンド。1976年にみんなデビューしています。今に続くロック & ポップスのいろいろなアイディアの元がこの時代にあったんじゃないかなと、そんなふうに思います。みなさんも是非、これを機会に日本の'70年代の音楽を聴いてみてください。そこに何か新しい発見があるかもしれません。

火曜の夜はMotoharu Radio Show。番組ではみなさんからリクエストをお待ちしています。聴きたい曲があれば是非リクエストをお寄せください。宛先はメール・アドレス mrs@tbs.co.jp 。

佐野元春 : 番組ここまで聴いてくれてありがとう。そろそろお別れの時間です。前回の放送で予告しました、僕の新しい曲を持ってきました。この曲はあるカメラのメーカーの宣伝で使われたんですが、残念ながらまだパッケージになってません。今夜がラジオでの初公開となりますが、Motoharu Radio Show、リスナーのみなさんに是非聴いていただきたいと思います。正式に発表するときには、またちょっと楽器の構成とか変えるかもしれません。今夜限りのヴァージョンということで聴いてください。佐野元春、曲は「私の人生」。

・私の人生

佐野元春 : 今夜のMotoharu Radio Show、楽しんでいただけましたか? 番組では専用のアプリケーションも用意しています。今日のオンエア曲、番組で紹介したプレイリストがチェックできるので是非、活用してください。ダウンロードは専用ウェブサイトでご案内しています。http://www.moto.co.jp/MRS/ こちらのほうからダウンロードしてみてください。DJ、佐野元春、ではまた次回に。

来週10月28日のMotoharu Radio Showはプロ野球日本シリーズ中継のためお休みです。ただ試合が中止になった場合は放送があります。その日の状況は番組ホームページやツイッターでお知らせします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Sunday Song Book #1201

2015年10月18日 | Sunday Song Book

2015年10月18日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. 涙のワンサイデッド・ラヴ / 竹内まりや "ユニヴァーシティー・ストリート" "エクスプレッションズ" '79
2. GET OFF OF MY CLOUD / THE ROLLING STONES '65
3. THE DRIFTER / ROGER NICHOLS & THE SMALL CIRCLE OF FRIENDS '69
4. CLUB SAVOY / ROCKIN' LOUIE & THE MAMMA JAMMERS '80
5. LAY ANOTHER LOG ON THE FIRE / C.L.BLAST "C.L.BLAST" '84
6. I'LL REMEMBER APRIL / 宮里陽太 "COLORS" 10月14日発売
7. YOU'RE NOTHING BUT A GIRL / THE TOKENS "AGAIN" '63
8. マリン・ブルー / マザー・グース '77
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーがはじまり番組は前倒しで収録している。先週は13日(火)が栃木県の宇都宮市文化会館、16日(金)が群馬県のベイシア文化ホールで無事に終了しているはず。明日からはいよいよ泊まりがけがはじまって、まず19日(月)は福島県の會津風雅堂、福島県はいつも郡山だったが今年は会津若松のほうに。21日(水)が山形県の南陽市文化会館で山形も県民会館ではない。「ちょっと今年は毛色を変えていってみよう。知りません、私がそうしたいんじゃないんです。あの、イベンターの人がそういうアレなので。福島と山形に今週は参ります。お客さま、お待ち申し上げております。ツアー、だんだんだんだんエンジンがかかっていってるはずでございます。よろしくお願いします」と達郎さん。

・PERFORMANCE 2015-2016
10月9日の市川市文化会館で初日の幕が開いた。35都市64公演で半年に渡るロング・ツアー「PERFORMANCE 2015-2016」。ツアーに関する詳細は特設サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・リクエスト特集
ツアーの前半はバタバタしてるので今週もリクエスト特集。

・涙のワンサイデッド・ラヴ
毎年この季節になると10月の歌にご所望が多くなるとか。まりやさんの1978年のアルバム『UNIVERSITY STREET』から「涙のワンサイデッド・ラヴ」。

・GET OFF OF MY CLOUD
リクエスト特集ではCM開けの一曲目は大体UKビート。ローリング・ストーンズの1965年「GET OFF OF MY CLOUD」、邦題は「一人ぼっちの世界」というよくわからない邦題。「今度ナンセンスな邦題の特集でもやってみましょうかね」と達郎さん。全米、全英ともにNO.1。

・ライヴ本番に体調が悪くなったことは?
リスナーから「ライヴ本番に体調が悪くなったことは?」という質問。
「やってるほうは意外とですね、アドレナリンというものがありまして、少々具合悪くてもステージ出ると治っちゃうんですね。数年前に口内炎ができまして親知らずの後ろでむちゃくちゃ痛いんですよ。で、痛み止めもらってきたんですけれど、ちょっと喉に影響が出るので、どーしょうかなーと考えて、じゃあまぁいいや、本当に痛かったら本番で飲もうと思って、ステージに持って出たんですけれど、ステージに出るとあら不思議全然痛くなくなるんですよね。それはアドレナリンでという感じですね」と達郎さん。

・THE DRIFTER
ロジャー・ニコルス & ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズの「THE DRIFTER」はアルバム未収録で1969年にA&Mレーベルからシングルとしてリリースされた。ロジャー・ニコルスとポール・ウィリアムスの名作でハーパス・ビザールのカヴァーなどがある。「たぶんこれデモ・テープなんですが、ですので音色、それからバランスが変なんですけれども曲のよさには変わりません」と達郎さん。

・悪役キャラ
リスナーから「これまで見てきた中でいちばんの悪役キャラを教えて下さい」というお便り。
悪役といえばプロレスで達郎さんたちの世代だとタイガー・ジェット・シンとアブドラ・ザ・ブッチャー。この双璧に敵う人は誰もいないという。

・CLUB SAVOY
ロッキン・ルイ & ザ・マンマ・ジャマーズというイギリスのジャンプ・ミュージックのレコード「CLUB SAVOY」。いわゆるシェイキン・スティーヴンスのながれで、シェイキン・スティーヴンスのバックでドラムを叩いていた人がロッキン・ルイ。1980年のアルバムに入ってる曲が「CLUB SAVOY」。

・LAY ANOTHER LOG ON THE FIRE
C.L.ブラストはサザン・ソウルのシンガー。1984年のアルバム『C.L.BLAST』から「LAY ANOTHER LOG ON THE FIRE」。レコーディングはマッスル・ショールズのスタジオで行われた。プロデュースはフレデリック・ナイト。間奏の渋いソロはマイケル・ワード。

・サンデー・ソングブックのリクエスト専用ハガキとオリジナル52円切手のセットを10枚
番組1200回を記念して20周年にときに作ったアイテムで、タツローくんのイラストがあしらわれたサンデー・ソングブックのリクエスト専用ハガキとオリジナル52円切手のセットを10枚ずつ100名にプレゼント。1200回記念グッズ・プレゼントとわかるように明記のうえ応募とのこと。10月25日の消印有効。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

・チケット一般発売
11月27日の北海道の帯広公演から12月26日の青森公演までのチケットの一般発売が今週末の24日になっている。ツアー・チケットに関する詳細は特設サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・I'LL REMEMBER APRIL
ツアーに参加しているサックスの宮里陽太さんのセカンド・アルバムが完成した。先週10月14日(水)発売の『COLORS』。副題は「WITH HORNS & STRINGS」。ストリングス・セクションとホーン・セクションと一緒にレコーディングしたアルバム。前作はニューヨーク・レコーディングだったが今作はロサンジェルスの名門スタジオのユナイテッド・レコード、元のオーシャン・ウェイで録音を行った。前作はコンボだったが今作はスタンダードと彼のオリジナルを加えて全11トラック。この中からアルバムの2曲目「I'LL REMEMBER APRIL」。オリジナルは'40年代の古いスタンダード・ナンバー。ホーンズと一緒に一発録音。今回は前作でバンマスだったキーボードのジョン・ビーズリーがキーボードとホーンのアレンジを全面的に行った。季節感があって春夏秋冬の曲が散りばめられている。イヴァン・リンスの「STEMBRO(Brazilian Wedding Song)」、チック・コリアの「BUD POWELL」やチャーリー・パーカーの「DONNA LEE」、異色なのはディアンジェロの今年出たばかりのアルバムから「ANOTHER LIFE」をカヴァーしている。彼自身のオリジナルでファーストに入っていた「HAPPY TREE」をストリングス・ヴァージョンで再録している。

・YOU'RE NOTHING BUT A GIRL
レコード・コレクターズ誌の「山下達郎が語る1975年のナイアガラ」特集を読んだリスナーから聴いてみたい曲としてリクエスト。トーケンズの1963年の作品「YOU'RE NOTHING BUT A GIRL」。

・通勤カバン
リスナーから「達郎さんの通勤カバンは?」という質問。
達郎さんはバックパックがダメなのでショルダー・バックを袈裟懸けにしてやってるとか。

・マリン・ブルー
達郎さんがプロデュースと編曲を担当したマザー・グースの「マリン・ブルー」。マザー・グースは金沢の女の子三人組でコーラスの綺麗なグループ。もう解散して活動していない。1977年にシングルの「貿易風にさらされて」とカップリングの「マリン・ブルー」を達郎さんがプロデュース。達郎さんが生まれてはじめてプロデュースを手掛けた作品。林立夫さんのドラム、細野晴臣さんのベース、鈴木茂さんとセンチメンタル・シティ・ロマンスの中野督夫さんがギター、坂本龍一さんがピアノで達郎さんがストリングスの譜面を書いてるそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

10月25日は引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SOUND AVENUE 905 Motoharu Radio Show #03

2015年10月14日 | Motoharu Radio Show

2015/10/13 OnAir - 2nd. Week - 夢の1966年
01.The Monkees:Last Train to Clarksville
02.The Beatles:Paperback Writer
03.The Byrds:Eight Miles High
04.The Supremes:My World Is Empty Without You
05.Jimmy Ruffin:What Becomes of the Brokenhearted
06.The Four Seasons:I've Got You Under My Skin
07.佐野元春 & ザ・コヨーテバンド:優しい闇
08.佐野元春 & ザ・コヨーテバンド:新世界の夜
09.The Beach Boys:God Only Knows
10.The Beatles:Rain
11.Bob Dylan:Rainy Day Women #12 & 35
12.Martha Reeves & The Vandellas:My Baby Loves Me
13.Simon & Garfunkel:I Am a Rock
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
佐野元春 : こんばんは佐野元春です。この番組は東京赤坂TBSのスタジオからお届けしています。番組がはじまって今夜で3回め。リスナーのみなさんからもメールをたくさんいただいてます。どうもありがとう。さて、Motoharu Radio Show。ポップ音楽の歴史の中で僕が個人的にいちばん気になってる時代。それは'60年代です。特にミドル・オブ・シックスティーズといわれる'60年代中盤のヒット・レコード。それはまるで魔法がかかったかのようにきらめいてます。番組今夜の特集はミドル・オブ・シックスティーズ。特に1966年のヒット・レコードを集めてみます。火曜の夜はMotoharu Radio Show。DJ、佐野元春でお送りします。

・Last Train to Clarksville
ザ・モンキーズの「Last Train to Clarksville」。「恋の終列車」という邦題がついていた。当時人気絶頂だったビートルズに対抗しようということでオーディションによって作られたグループ。ザ・モンキーズ・ショーというテレビ番組もはじまってたちまち全米で人気ものになった。

・Paperback Writer
「Last Train to Clarksville」を作るときに参考にしたというビートルズの「Paperback Writer」。

佐野元春 : 確かにギターのリフの感じとか似てますよね。この曲を参考にしたというモンキーズの「Last Train to Clarksville」という曲。作詞作曲はソングライター・チーム、ボイス&ハートですね。モンキーズのスタッフ・ライターです。どうにかビートルズの人気を超えたいということで当時このモンキーズには一流のソングライターたちが曲を提供していました。

・Eight Miles High
ザ・バーズの「Eight Miles High」。邦題は「霧の8マイル」。1966年、ザ・バーズの3枚目のスタジオ・アルバム『Fifth Dimension』からの曲。「それにしてもロジャー・マッギンの弾くリッケンバッカーの12弦ギターの音。このレコード、僕は何回も聴いていますけれどもいつ聴いても魅力的です」と元春。

・My World Is Empty Without You
モータウン・レーベルといえばシュープリームス。1966年の「My World Is Empty Without You」。

・What Becomes of the Brokenhearted
モータウン・レーベルの1966年のヒット曲からもう1曲、ジミー・ラフィン「What Becomes of the Brokenhearted」。

・I've Got You Under My Skin
最近、クリント・イーストウッドが監督した映画『ジャージー・ボーイズ』という映画も公開されたフランキー・ヴァリ & フォー・シーズンズ。「僕も観ましたけれども、とっても感動的ないい映画でした」と元春。フォー・シーズンズの1966年の「I've Got You Under My Skin」。「米国の偉大な作曲家、コール・ポーターの曲ですよね」と元春。

火曜の夜はMotoharu Radio Show。番組ではみなさんからリクエストをお待ちしています。聴きたい曲があれば是非リクエストをお寄せください。宛先はメール・アドレス mrs@tbs.co.jp 。

佐野元春 : ついこの間になるんですけれども僕の新しいアルバムが出ました。タイトルは『Blood Moon』。前回の放送に続いてこのアルバムから何曲か聴いていただきたいと思います。新しいアルバム『Blood Moon』は『COYOTE』、『ZOOEY』というアルバムに続いてコヨーテバンド名義による3枚目のオリジナル盤です。バンドを結成して今年で11年目を迎えました。これまで全国ツアーを何回かやってますけれども、やはりツアーでバンドはどんどん良くなってきたと思います。この新しいアルバム『Blood Moon』もここにきてバンドがとてもいい状態でレコーディングができました。そんなバンドのライヴ感を感じていただけるいいレコードになったんじゃないかなと思っています。そして内容的にはこれまで出した『COYOTE』、そして『ZOOEY』という2枚のアルバムと響き合ってるところもあるので、もしこの『Blood Moon』を聴いて気に入ったという方は是非、その前の2枚のアルバム『COYOTE』、そして『ZOOEY』、こちらのほうも聴いてみてください。では新しいアルバム『Blood Moon』から2曲、アルバムはアナログ盤も出しているので今夜はアナログ・レコードの音で聴いてみてください。「優しい闇」そして「新世界の夜」2曲続きます。

・優しい闇
・新世界の夜

佐野元春 : 今夜の特集はミドル・オブ・シックスティーズ。1966年のレコードを集めています。ポップ音楽の歴史の中で僕が個人的にいちばん気になってる時代、それは'60年代ですね。特にミドル・オブ・シックスティーズと呼ばれる'60年代中盤のヒット・レコード。素晴らしいレコードがたくさんあります。ロックンロール音楽を人間の成長に例えるとしたら、'50年代に生まれたロックンロール音楽が、'60年代の中盤になってちょうど思春期を迎えたという感じですね。この頃の音楽、とにかく音楽が多感です。そして何よりもなにか新しいことをやってみようという実験の精神に溢れていた時代だったと思います。ではそんな自由でハッピーな時代に革命を起こした三組のアーティストです。ビートルズ、ビーチボーイズ、そしてボブ・ディラン。それぞれが1966年に出したレコードを聴いてみたいと思います。まず最初にビーチボーイズ。アルバム『Pet Sounds』から「God Only Knows」。続いてビートルズ「Rain」。そしてボブ・ディラン。アルバム『Blonde On Blonde』から「Rainy Day Women」。3曲続きます。

・God Only Knows
・Rain
・Rainy Day Women #12 & 35

佐野元春 : さて、今夜特集している'60年代中盤のポップ音楽。個人的に僕が魅力的に感じるのは米国デトロイトに本拠地があったモータウン・レコードですね。マイケル・ジャクソンがいたジャクソン5,ダイアナ・ロスとシュープリームス、テンプテーションズ、フォー・トップス、そしてスティービー・ワンダー。すごいスターが揃っていました。ベリー・ゴーディー・ジュニアという腕利きのプロデューサーのもとに、レーベルには専属の作詞作曲家、ミュージシャン、そしてアレンジャーがいました。このモータウン・レーベルが成功して'60年代中盤以降、R&Bが注目されます。ではここで'60年代のモータウン・ヒットから1曲聴いてみたいと思います。これ僕が好きなバンドですね。マーサ & ヴァンデラス、曲は「My Baby Loves Me」。

・My Baby Loves Me

番組に届いたリスナーからのコメントを読んで。

佐野元春 : 有料なんですけれどもradico premium に登録すれば関東以外の方でも番組が聴けます。是非、友だちや仲間にも知らせてください。イギリスでもradikoを使って聴けるといいんですけれどもどうなんでしょうか? できるんでしょうか? それが駄目でも番組専用のアプリケーションがあるので、是非、そちらで楽しんでくださいね。

●radikoを使って全国どこででも聴くこともできます。詳しくはインターネットradiko.jp プレミアムで検索してください。
http://radiko.jp

●番組専用アプリケーション
このアプリケーションは、1981~1987年、そして2009年から現在までのMRS全プレイリストを瞬時に表示・検索できます。さらに9月からの番組オンエア中は、番組内のタイムテーブルと連動してリアルタイムにオンエア曲が表示されるなど、番組をより深く楽しめる機能が満載です。アプリケーション・アイコンはDJ Motoがデザイン。iPhoneをお使いの方は是非ダウンロードを!
http://www.moto.co.jp/MRS/

佐野元春 : 今夜は'60年代中盤のヒット・レコードを特集してきました。資料を調べていたら今日10月13日はポール・サイモンの誕生日だそうです。素晴らしいソングライターですよね。番組でもポール・サイモンの曲、1966年のレコード何かないか探してみたらありました。「I Am a Rock」という曲。僕のこの曲大好きです。歌の中ではこんなこと言ってます。僕には本がある 僕にはポエトリーがある それが僕を守ってくれる たとえ僕が岩のように孤独だとしても 今夜最後の曲はサイモン & ガーファンクルのレコードから「I Am a Rock」。この曲を聴いてお別れです。

・I Am a Rock

佐野元春 : 今夜のMotoharu Radio Show。楽しんでいただけましたか? ここで番組からのお知らせです。今週のSOUND AVENUE 905はプロ野球中継のため水曜日、木曜日、金曜日はお休みになります。そして来週この放送で僕の新しい曲を持ってきます。是非、聴いてください。DJ、佐野元春、ではまた来週。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Sunday Song Book #1200

2015年10月11日 | Sunday Song Book

2015年10月11日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. ターナーの汽罐車 / 山下達郎 "アルチザン" "オーパス" '92
2. MELLOW YELLOW / DONOVAN '66
3. YOU TO ME ARE EVERYTHING / THE REAL THING '76
4. I WANT YOU TO BE MY BABY / ELLIE GREENWICH '67
5. TO WAIT FOR LOVE / HERB ALPERT '68
6. ESTATE / 宮里陽太 "COLORS" 10月14日発売
7. GETTING THROUGH TO ME / ANNABELLE FOX '65
8. 駅 / 竹内まりや "ヴァラエティー" "エクスプレッションズ" '87
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
「PERFORMANCE 2015-2016」の初日の幕がめでたく開いたそうだ。10月9日(金)の市川市文化会館で無事に。「市川お出でいただきましたお客さま、ありがとうございました。温かいお客さんでございました。気持よくやれました」と達郎さん。今週は明後日13日(火)が宇都宮、16日(金)が群馬県のベイシア文化ホール、旧群馬県民会館。ツアーの最初は関東近郊で行うそうだ。

・PERFORMANCE 2015-2016
10月9日の市川市文化会館で初日の幕が開いた。35都市64公演で半年に渡るロング・ツアー「PERFORMANCE 2015-2016」。ツアーに関する詳細は特設サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・1200回
番組は今週の放送で1200回。10月で丸23年、24周年目に突入した。今週は先週に引き続いてリクエスト特集。1200回記念はプレゼントということで考えてるそうだ。

・ターナーの汽罐車
1991年のアルバム『ARTISAN』に収録、シングル・カットにもなった「ターナーの汽罐車」。

・MELLOW YELLOW
ドノヴァンの1966年の「MELLOW YELLOW」は全米2位のミリオン・セラー。イギリスでは8位。オーケストレーションはジョン・ポール・ジョーンズ。

・YOU TO ME ARE EVERYTHING
UKソウル・グループのザ・リアル・シング。1976年の「YOU TO ME ARE EVERYTHING」は全英NO.1、アメリカでは64位というスマッシュ・ヒット。作曲とプロデュースはケン・ゴールド。

・I WANT YOU TO BE MY BABY
エリー・グリニッチの1967年のシングル「I WANT YOU TO BE MY BABY」。レコード・コレクターズ誌の「山下達郎が語る1975年のナイアガラ」特集のインタビューで、はじめて福生の大瀧詠一さんのところを訪ねたときに持っていたシングル。大瀧さんはニューヨークのスクリーン・ジェムズ関係のソングライターに造詣が深いという噂があったので「なめられちゃいけない」と思って持っていたそうだ。最終的にラスカルズのシングルと交換した思い出があるとか。エリー・グリニッチのシングルでチャートに入ったのはこの曲だけで1967年、全米83位というスマッシュ・ヒット。プロデュースド・バイ・ボブ・クリュ。作曲はランバート、ヘンドリックス & ロスのジェイ・ヘンドリックスで古いスタンダード。

・TO WAIT FOR LOVE
ハーブ・アルパートの「TO WAIT FOR LOVE」は1968年の全米51位。達郎さんもカヴァーしているバート・バカラックの名作。トム・ジョーンズのヴァージョンとかいろいろあるが達郎さんはハーブ・アルパートのヴァージョンがいちばん好き。しかしハーブ・アルパート自身はこの歌があまり好きではないらしくてなかなかベストとかに入れない。この曲が収録されたアルバム『WARM』もまだ未CD化。「ハーブ・アルパートの拙い歌が曲によく合ってる。愛を待っていてはダメだという」と達郎さん。

・サンデー・ソングブックのリクエスト専用ハガキとオリジナル52円切手のセットを10枚
番組1200回を記念して20周年にときに作ったアイテムで、サンデー・ソングブックのリクエスト専用ハガキとオリジナル52円切手のセットを10枚ずつ100名にプレゼント。1200回記念グッズ・プレゼントとわかるように明記のうえ応募とのこと。10月24日の消印有効。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

・ESTATE
ツアーに参加しているサックスの宮里陽太さんのセカンド・アルバムが完成した。今週10月14日(水)発売の『COLORS』。前作はニューヨーク・レコーディングだったが今作はロサンジェルスのユナイテッド・レコード、元のオーシャン・ウェイで録音を行った。前作はコンボだったが今作はウィズ・ストリングスとウィズ・ホーンズという豪華版。スタンダードと彼のオリジナルを含めて一発録音。この中からアルバムの1曲目「ESTATE」。イタリアの作曲家、ブルーノ・マルティーノの作品でヨーロピアンのテイストがある。ジョアン・ジルベルトのレパートリーで有名。オリジナルの他にバラエティに富んだ選曲でチック・コリアの「BUD POWELL」やチャーリー・パーカーの「DONNA LEE」、ディアンジェロの「ANOTHER LIFE」、メル・トーメの「THE CHRISTMAS SONG」をカヴァーしている。それにオリジナルを加えて全11トラック。「だんだん自分のトーンが出てきました。32歳でございますがこれからであります。ライヴでも素晴らしいプレイが聴けますのでですね、私のライヴもご期待ください」と達郎さん。詳細は宮里陽太ホームページにて。
http://www.yotamiyazato.com/index.html

・全国ツアーの初日について
リスナーから「全国ツアーの初日は市川市文化会館で行うミュージシャンが多いのはなぜ?」という質問。
全国ツアーの初日は東京近郊で行われることが多い。何かアクシデントが起こったときにすぐに取って返せる距離で行う。達郎さんの場合は厚木、戸田、千葉でもやったことがあるとか。最近は市川が定番化しているそうだ。

・GETTING THROUGH TO ME
アナベル・フォックスはブラック・シンガーだと思われる。1965年のシングル「GETTING THROUGH TO ME」はテディ・ランダッツオの作品。ロイヤレッツのヴァージョンも有名。「気張ったディオンヌ・ワーウィックといった感じですが。これサテンというマイナー・レーベルですが。ディストリヴュート、ルーレットだからワーナーにあるんだな、これ。まだ出せますね」と達郎さん。

・ガラケー
リスナーからの「先日、久しぶりに地元のJRに乗車しました。ケータイを取り出して友人にメールしていたのです。そしたら隣の席の小学生ぐらいの男の子が『あんなスマホあるの? ママ』と言ってました。そうです、私、まだガラケーなんです。私は久しぶりに顔が赤くなるほど恥ずかしかったです。ガラケー、私にはぴったりくるので変更する気ないんです。いいですよね、一人ぐらいガラケー使ってても(笑)」というお便りを読んで。
「私もガラケーです。だいじょうぶです。電話とメールはガラケーです。他はiPhoneでございますね。だから二丁持ちというのがいいですよ。オススメします。何を勧めて...」と達郎さん。

・駅
まりやさんの1987年の「駅」。小学校三年生の女の子、しおりちゃんからのリクエスト。名前は達郎さんの「潮騒」から取ったそうでパパと聴いていて「駅」が気に入ったとか。カラオケに行くといつも歌うそうだ。

10月18日は引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SOUND AVENUE 905 Motoharu Radio Show #02

2015年10月07日 | Motoharu Radio Show

2015/10/06 OnAir - 私のメインストリーム宣言 #2
01.Eagles:Take It Easy
02.Van Morrison:Domino
03.Steely Dan:Dirty Work
04.Alabama Shakes:Shoegaze
05.Los Lobos:Made To Break Your Heart
06.佐野元春 & ザ・コヨーテバンド:バイ・ザ・シー
07.佐野元春 & ザ・コヨーテバンド:境界線
08.Gabe Dixon:Holding Her Freedom
09.U2:Beautiful Day
10.Phil Collins:Going Back
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
佐野元春 : こんばんは佐野元春です。この番組は東京赤坂TBSのスタジオからお届けしています。先週、第一回目が終わってたくさんのみなさんからメールをいただきました。ありがとうございます。来年3月までの期間限定の放送となりますけれども応援をよろしくお願いします。さて、季節はすっかり秋ということでみなさんはどんなふうに過ごしてますか? 僕は今頃になってなんとなく夏の疲れが来てるんですよね。今夜はそんなダウナーな気持ちをちょっと引きずりつつ、でもグッとくるレコードをたくさん用意してきました。みなさんと一緒に楽しんで行きたいと思います。火曜の夜はMotoharu Radio Show。DJ、佐野元春でお送りします。

・Take It Easy
1972年に発表されたイーグルスのデビュー曲「Take It Easy」。イーグルスのグレン・フライとソングライター、ジャクソン・ブラウンの共作。「カントリー・ロックの名曲と言っていいと思います」と元春。

・Domino
ヴァン・モリソンの'70年代のヒット・レコード「Domino」。「いい感じですよね。まぁ、Radio Showではこのヴァン・モリソンのレコードよくかけています。イギリス、北アイルランド出身のミュージシャン、現在70歳です。じぶんもミュージシャンなのでよくわかるんですけれども、ヴァン・モリソンのソングライティング、そしてヴォーカルとバンドの演奏。どれを取ってみても最高です。ただ残念なのはまだ一度も日本に来てライヴをやってないんですね。聞くところによると、飛行機が嫌いであまり国外のコンサートとはやらないという話です。そうであれば仕方がないのかもしれませんけれども、個人的には是非観てみたいアーティストの一人です」と元春。

・Dirty Work
スティーリー・ダンの「Dirty Work」。

佐野元春 : スティーリー・ダンも僕が大好きなバンドのひとつ。ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーのふたりがやってます。やはりブルースが基本の音楽なんですが、そこにジャズやR&Bのフィーリングを加えて、とてもモダンな音楽になってます。それと僕のアメリカの友人も言ってたんですが、リリックですね、歌詞がとっても面白いです。先ほど聴いてもらった「Dirty Work」という曲もフックのところではこんなことを言ってます。「君のその汚れた仕事にはもう手を貸したくないよ」、世の中そんなふうに思ってる方、きっとたくさんいるんじゃないかと思いますが、どうでしょうか?

最近の音楽から元春が気になってるレコード。ひとつがアラバマ・シェイクス、そしてもうひとつがロス・ロボス。それぞれ新しいアルバムが出ている。アラバマ・シェイクスは5年くらい前にデビューした新しいバンドで、ここ最近のバンドの中で元春が個人的にいちばんピンときているバンドだとか。ソングライターでギタリストの女性、ブリトニー・ハワードを中心にした5人編成のバンド。ブルースを基本にした渋い音楽だが、2013年のグラミー賞で新人賞と最優秀ロック演奏賞で候補にあがった。ロス・ロボスには5年ぶりに出した新作『Gates Of Gold』からリクエストも来ている。ロス・ロボスも魅力的なバンドでメンバーはメキシコ系アメリカ人で5人編成のバンド。基本的にアメリカのルーツ音楽やメキシコの音楽が土台にあり、ときどき新しい試みを入れたりして、ちょっと不思議なバンド。

・Shoegaze
・Made To Break Your Heart

火曜の夜はMotoharu Radio Show。番組ではみなさんからリクエストをお待ちしています。聴きたい曲があれば是非リクエストをお寄せください。宛先はメール・アドレス mrs@tbs.co.jp 。

佐野元春 : 今夜はみなさんにちょっと聴いてもらいたいレコードを持ってきました。つい三ヶ月前になるんですが僕の新しいアルバムが出ました。タイトルは『Blood Moon』。先週に続いてこのアルバムから何曲か聴いていただきたいと思います。
ここ10年くらいコヨーテバンドと一緒にやってます。メンバーはドラムスが小松シゲル、ノーナリーヴスのドラマー。ベースは高桑圭、元グレート3、現在、カーリージラフとしてやってます。ギターは深沼元昭、元プレイグスですね。現在、メロウヘッドでやってます。最近ではchayという女性シンガーが注目されてますけれども、そのchayのプロデュースを手掛けて活躍しています。もうひとりのギターは藤田顕。バンド、プレクトラムのメンバー。そしてキーボードは渡辺シュンスケ。主にシュローダー・ヘッズというバンドで活躍しています。みんなソングライティングもするし、演奏もしてプロデュースもするというスーパー・バンドですね。全員、血液型O型、僕だけB型というちょっと珍しい構成なんですけれども、僕ら結束すると物凄く大きな力を出します。そんな連中たちと作った、これが僕ら3枚目に当たるスタジオ・アルバムですけれども、アルバムのタイトルは『Blood Moon』。すごくいいアルバムなので是非、多くの方に聴いていただけれたらなぁと思っています。では新しいアルバム『Blood Moon』から2曲、このアルバムはアナログ盤も出しているので今夜はそのアナログ・レコードの音で聴いてみてください。「バイ・ザ・シー」そして「境界線」2曲続きます。

・バイ・ザ・シー
・境界線

現在、全国ライヴハウスでのサマー・ツアー真っ只中の元春とコヨーテバンド。「今夜は青森でのライヴが終わったところになりますね。明日は埼玉でやります。チケットを持ってる方、是非、楽しみに待っていてください。そして年末12月から来年3月までは35周年アニバサリー・ツアーとして全国主要都市のホール・ツアーがあります。35周年のメモリアルなコンサートになるので是非、みなさん集まってください」と元春。

今、レコードが売れなくなってるので、レコーディングするミュージシャンは資金不足で悩んでる人が多いという。「プレッジ・ミュージック」という仕組みは画期的でリスナーからファンドを募って作品を作る。言ってみればファウンドしてくれた人たちは株主なので、アーティストはその株主に心のこもった贈り物をする。「芸術ごとというのは昔からパトロンがいて成り立っていた時代もありました。案外このプレッジ・ミュージックという仕組み、これから世界的に広がってゆくような気がします」と元春。

火曜の夜はMotoharu Radio Show。radikoを使って全国どこででも聴くこともできます。詳しくはインターネットradiko.jp プレミアムで検索してください。
http://radiko.jp

・Holding Her Freedom
リスナーからのリクエストはプレッジ・ミュージックという仕組みで作品を作ったゲーブ・ディクソンの「Holding Her Freedom」。

・Beautiful Day
「この季節、秋晴れ、気持ちいいですよね。明日是非、晴れることを祈って、U2。ダニエル・ラノワのプロデュース、曲はBeautiful Day」と元春。

火曜の夜はMotoharu Radio Show。番組ではみなさんからリクエストをお待ちしています。聴きたい曲があれば是非リクエストをお寄せください。宛先はメール・アドレス mrs@tbs.co.jp 。

佐野元春 : 誰にでも自分にとってのメインストリームの音楽というものがあると思います。僕にとってメインストリームの音楽。それは聴いたときからずっといつまでも心に残ってる曲のことです。次に聴いてみたいこの曲。オリジナルはキャロル・キング。'60年代にザ・バーズが歌ってヒットしました。そうですね、この曲はとってもよくって、いろいろな人がカヴァーしてるんですけれども、今夜はフィル・コリンズのカヴァーで聴いてみたいと思います。ザ・バーズのヴァージョンもいいんですけれども、僕はもしかしたらザ・バーズよりもこのフィル・コリンズのカヴァーのほうが好きかもしれません。歌の中ではこんなことを言ってます。「若いころ学んだことを思い出してみよう。今はもう人生の勝利を目指すゲームはできないけれど、僕は少しずつあの頃に戻ってゆく」。今夜最後の曲はフィル・コリンズのレコードから「Going Back」。この曲を聴いてお別れです。

・Going Back

佐野元春 : こうしてTBSでじぶんがDJできることとてもうれしいですし、光栄に思ってます。そうですね、TBSラジオで思い出すのは今はもうお亡くなりになったTBS伝説のDJ、林義雄さんですね。彼がご自身の番組の中で"ユア・ヒットしないパレード"というコーナーを持ってらっしゃったんですけれども、僕のデビュー曲「アンジェリーナ」がその"ユア・ヒットしないパレード"でになんとNO.1を獲ったという懐かしい思い出があります。林義雄DJ、天国でこの番組を聴いてくれてたらいいなと、そんなふうに思ってます。DJ、佐野元春、ではまた来週。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Sunday Song Book #1199

2015年10月04日 | Sunday Song Book

2015年10月04日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. うれしくてさみしい日 / 竹内まりや '08
2. A MUST TO AVIOD / THE HERMAN'S HERMITS '65
3. IF I COULD GIVE YOU THE WORLD / HEARTS OF STONE "STOP THE WORLD-WE WANNA GET ON..." '71
4. SEALED WITH A KISS / BRIAN HYLAND '62
5. ROUTE 66 (LIVE) / THE FOUR FRESHMEN "IN PERSON VOL.2" '63
6. POINCIANA (LIVE) / THE FOUR FRESHMEN "IN PERSON VOL.2" '63
7. KEEP THE BALL ROLLIN' / JAY & THE TECHNIQUES '67
8. COTTONFIELDS / LEADBERRY '40
9. マーマレイド・グッドバイ / 山下達郎 "僕の中の少年" '88
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
10月に入り新年度。サンデー・ソングブックはもともとはサタデー・ソングブックとして1992年10月にスタート。この10月で満23年、いよいよ24周年に突入した。JFN系列でも長寿番組の仲間入りして来週でなんと1200回の放送回数を迎えることになる。

・リクエスト特集
9月はリクエスト特集を一旦休んで、3週間ワーナーのコンピレーションを特集したので、リクエストが溜まっていて選りすぐり、粒ぞろいのリクエスト特集。今週金曜日にいよいよ全国ツアーがスタートするので番組は前倒しで収録していて来週もリクエスト特集。

・PERFORMANCE 2015-2016
今年も全国ツアーが決定した。35都市64公演で半年に渡るロング・ツアー「PERFORMANCE 2015-2016」。10月9日の市川市文化会館が初日。ツアーに関する詳細は特設サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・うれしくてさみしい日
10月12日に娘さんが結婚するというリスナーからのリクエスト。まりやさんの2008年のシングルで「うれしくてさみしい日」。 

・A MUST TO AVIOD
ハーマンズ・ハーミッツの1965年のシングル「A MUST TO AVIOD」。年末にリリースされたので1966年に全米8位。P.F.スローンとスティーヴ・バリの作品で邦題は「あの娘にご用心」。プロデュースはミッキー・モースト。

・IF I COULD GIVE YOU THE WORLD
黒人4人組のヴォーカル・グループ、ハーツ・オブ・ストーンはボストン出身のグループだがモータウンのサブ・レーベル、ビップからアルバムが1枚出ている。「IF I COULD GIVE YOU THE WORLD」は1971年にシンクル・カットされたがヒットはしていない。その筋では昔から有名な曲とグループ。プロデューサーのヘンリー・コスビーはファンク・ブラザーズのメンバー、サックス・プレーヤーでモータウン系のソングライター。スティービー・ワンダーの「I WAS MADE TO LOVE HER」、「MY CHERIE AMORE」、「UPTIGHT」、スモーキー・ロビンソン & ザ・ミラクルズの「TEARS OF CLOWN」ほかたくさん書いている。

・虫歯
リスナーから「達郎さんは虫歯ができたことありますか?」という質問。
小学校の頃は虫歯が何本かできて歯医者で抜かれたそうだ。最近は抜かないで治す歯医者に四半世紀通っていて、今は親知らずの治療をしていて今週医者に行って終わり、直してからツアーに臨むとか。

・SEALED WITH A KISS
ブライアン・ハイランドの「SEALED WITH A KISS」、邦題「涙の口づけ」は1962年のピーター・アデルとゲーリー・ゲルドの名作。「SEALED WITH A KISS」はモノラル・ヴァージョンしかなかったがリミックスしたと思われるリアル・ステレオ・ヴァージョンが3年ほど前に変なコンピレーションに入っていたとか。「SEALED WITH A KISS」は後にレターメンでヒットしたので日本ではレターメンのほうが知られている。

・ROUTE 66 (LIVE)
・POINCIANA (LIVE)
リクエストは「フォー・フレッシュメンの楽器を弾いてるヴァージョンの達郎さんのお気に入りを最高の最強の音質でお願いします」。佐橋佳幸さんがラジオ番組「レコチョク選曲大学」で「フォー・フレッシュメンのメンバーが実際に楽器を弾いてるアルバムとハイロウズはお勧め」と言ってたそうだ。
1963年のライヴ・アルバム『IN PERSON VOL.2』、1962年9月19日にカリフォルニアのシティ・ヴィレッジで行われた、その頃盛んだったキャンパス・コンサートからオープニングの2曲「ROUTE 66」から「POINCIANA」。

・「踊ろよ、フィッシュ」の読点について
リスナーからの「『踊ろよ、フィッシュ』はなぜ踊ろよとフイッシュの間に読点(、)が入ってるのですか? 歌のタイトルなのだから別に読点をつけなくてもいいのではないでしょうか?」という質問。
「1987年のシングルでございますが。当時はコピーライトが全盛でございましてですね。僕はCM長いので、そういうコピーライトみたいなものが(笑)、きらいじゃないのでですね、『踊ろよ、フィッシュ』とタイトル付けるときに、じゃあ点つけようかという、そういうまぁ軽い気持ちでございます。後々までそうやって2015年まで突っ込まれると困りますね」と達郎さん。

・KEEP THE BALL ROLLIN'
ジェイ & ザ・テクニクスはフィラデルフィアのグループ。クラブバンドからスタートして、リード・ヴォーカルはジェイ・プロクター。黒人二人のリード・シンガーに白人5人組のリズム・セクションという当時の混成グループ。この人たちのセカンド・ヒットの「KEEP THE BALL ROLLIN'」はサンデー・リッツァーとデニー・ランデルの作家コンビによる作品で、プロデュースド・バイ・ジェリー・ロス。1967年、全米14位。当時の日本盤の邦題は「ハートで転がせ!」。

・COTTONFIELDS
「COTTONFIELDS」のいちばん古い録音はフォーク・ブルースのシンガー、レッドベリーの1940年のレコードが最古。その後、デルタからニューヨークのフォーク・ムーブメントに飛び火してC.C.R.からビーチボーイズまで延々と続くスタンダード・ナンバーになった。レッドベリーは本名ハディ・レッドベター。ルイジアナ生まれのテキサス育ち。12弦ギターを弾きながら歌うフォーク・ブルース。いろんな楽器が演奏できる。人殺しで刑務所に入って、刑務所と娑婆を入ったり出たりして、そのときに作った曲が「MIDNIGHT SPECIAL」で、この曲が役人に気に入られて釈放されたという逸話がある。

・マーマレイド・グッドバイ
この季節になるとよくかかる曲「マーマレイド・グッドバイ」。1988年のアルバム『僕の中の少年』収録曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

10月11日は引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする