東通りで唄あしび

2007年10月31日 | Live

■東通りで唄あしび
2007年10月21日(日)
大阪梅田 OSビル前特設ステージ

晴れ。
友人に誘われて阪急東通商店街連合会が主催するフリー・コンサート「東通りで唄あしび」を聴きに行った。

出演者
昼 時(13時~): 長井ゆみ、加那、野村麻紀
茶 時(15時~): 良元優作、てぃんさぐトリオ、山下卓也、宮里ひろし
黄昏時(18時~): 三井ぱんと大村はん、木村充揮

今回のフリー・コンサートの出演者で知ってるのは元憂歌団の木村充揮さんのみ。三井ぱんと大村はんはライヴハウスを中心にした活動をしている中年デュオといった程度の情報しか持ってなかった。友人によると三井ぱんこと三井雅弘さんは元TOPSのメンバーで、解散後は爆風スランプのマネージャーをしていたという。

TOPSというと20年くらい前、テレビに出ているのを見たことがある。三井さんの名前までは覚えてなかったが、黒のセル・フレームのメガネをかけたヴォーカリストがいたことは記憶に残っている。あのヴォーカリストが三井さんだったようだ。容姿の変貌ぶりに時間の残酷さを感じたものの(苦笑)、芸人顔負けのトークには驚かされた。あのトークがなければ退屈なイベントとなったことだろう。

昼時の出演者は女性ばかり。一番手で出演した長井ゆみさんは独特な世界を持っていた。念願だったパリ旅行に行って、その記憶がまだ抜けないとのことで、パリにまつわる曲を披露した。のんびりとした雰囲気で、力が抜けてて、かなりゆるかった。彼女は個性的というか天然系なので、なんか妙におかしかった(笑)。「テネシー・ワルツ」の日本語カヴァーをやってたみたいだが、日本語詞を聴いてると全く「テネシー・ワルツ」に聞こえなかった。しかし、このキャラは捨てがたいと思った。



加那さんはバナナホールで三線教室を開いてたらしい。沖縄出身なのかと思っていたが、兵庫県伊丹市出身だという。「てぃんさぐの花」とか「安里屋ユンタ」といった沖縄民謡、「十九の春」、「涙そうそう」といった曲を披露していた。背筋をシャンと伸ばして歌う姿が印象的だった。



野村麻紀さんは昔でいうと平山みき、今で言うと、ちょっと小島麻由美っぽい声質。



500mlの缶ビールをグビグビ飲みながらのステージだった。



昼時は大体ひとり30分ずつのステージだった。午後2時半頃終わって、しばらくOSビル内のナムコで休憩した。OSビルはかつて、映画館だった。大スクリーンのシネラマ方式で上映するOS劇場、隣にはレコード屋のOSレコードがあった。阪急梅田の名所だったのに、ブレーブスを身売りした直後、閉鎖してしまった。現在はゲームセンターと餃子の店が軒を連ねるレジャー・ビルとなっている。娯楽は娯楽、文化は文化。いろいろあると思うが、映画産業、音楽産業が廃れてゆくのを目の当たりにしているようで、なんだか寂しい気持ちになる。休憩の間、ステージに設置されたスピーカーからはボブ・ディランの「Like A Rolling Stone」がながれていた。
"どんな気分だい/ひとりぼっちで/帰る家がなく/ぜんぜん知られなくて/転がる石みたいなことは"

さて、午後3時からは茶時のステージがはじまった。良元優作さんははじめてみたが、表情豊かにギターをかき鳴らしながらブルースを歌う姿に釘付けとなった。お客さんからもらった焼酎を飲みながらの演奏だったが、1曲毎に調子をあげていき、与えられた30分の時間をさらに延長して歌いまくった。楽しいステージだった。



茶時のステージが始まる前だったか、山下卓也さんがエレクトリック・ヴァイオリンを従えリハーサルしていた。それが滅茶苦茶かっこよかった。名前の知らないミュージシャンでもなめてはいけない。

てぃんさぐトリオのメンバーのひとり杉本"Q"仁美さんがそのエレクトリック・ヴァイオリンの奏者だった。ヴォーカルの珊瑚ちゃんがかわいらしい。このトリオも沖縄民謡を演奏していた。



このイベントの出演者は、東通りの「HeavenHiLL」というライヴハウスの常連ミュージシャンが多いようなのだが、そこではこういった沖縄の音楽をやってる人の溜まり場みたいになってるのだろうか。興味津々だ。



山下卓也さんは奄美大島出身。現在は富山在住だとか。レゲエの曲「加計呂麻(かけろま)レゲエ」が渋かった。奄美大島の島唄なんかも披露していた。しばらく聴いていたが、足が痛くなってきたので集中できなくなり、途中退場した。ナムコでしばし休憩。30分くらい休んだ後、ステージを見るため戻ると、宮里ひろしさんが歌っていた。ムーミンパパのような風貌でやさしい感じのフォークソングを歌っていた。



宮里ひろしさんは堂山町のバー「HeavenHiLL」のマスターだそうだ。約30年前に「関西フォーク最後の大物」というふれこみでURCレコードからデビュー。URCレコードは東通り周縁で花開いたとされている。

茶時のステージは4時半過ぎぐらいに終わった。黄昏時のステージまで時間があったので阪急村といわれる一帯をなんとなく散策。陽が落ちてくるとやや肌寒く感じてきて、自動販売機で今シーズン初の缶コーヒー(HOT)を買って飲んだ。



黄昏時のステージは午後6時に開演した。昼からずっと司会進行を続けていた三井雅弘さんが、ジャケットを着て、「三井ぱんと大村はん」として登場。相棒はギタリストのザビエル大村さん。三井さんは神戸生まれだが、学生時代からこの東通りによく来ていたので、思い出が多い場所なのだと話していた。お客さんからのリクエストに応えて、下ネタの「加古川の男」を演奏。ちょっとここでは書けない内容(苦笑)。歌が終った後タイミングよく、パトカーがサイレンを鳴らして後ろの道を通った。思わず「すいません」と謝る三井さんに会場は大爆笑。



大トリは元憂歌団の木村充揮さん。さすがに地元大阪では人気があり、セット・チェンジの間に会場は満員となった。木村さんは赤ワインを飲みつつのステージ。「胸が痛い」、「おそうじオバチャン」などの代表曲を次から次へと歌った。常連客の「早よ、歌え! あほ!」という激しい野次に「まぁまぁ、まぁまぁ。あほ言うもんがあほじゃ!(笑)」と余裕の返し。独特のフェイクを交えた「ゲゲゲの鬼太郎」、高齢化社会に対応した歌詞で「野風僧」などを披露。約1時間、たったひとりでギター弾き語り。最後は集まった観衆から大きな拍手が送られた。
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Sunday Songbook Playlist

2007年10月28日 | Sunday Song Book

<10月28日プレイリスト>
[アルコールで棚からひとつかみ]
I LOVE YOU/山下達郎 "BIG WAVE" '84
STRAWBERRY WINE/THE BAND "STAGE FRIGHT" '70
TWO MORE BOTTLES OF WINE/EMMYLOU HARRIS
"QUARTER MOON IN A TEN CENT TOWN" '78
GIN HOUSE BLUES/THE AMEN CORNER '67
WINE, WOMEN, AND SONG/SMOKEY ROBINSON "WARM THOUGHTS" '80
カルアミルク/岡村靖幸 "家庭教師" '90
ウィスキーがお好きでしょ?/SAYURI '91
ニコニコワイン/村田和人 '84
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■内容の一部を抜粋
・近況
新しい曲のレコーディング準備でウダウダとやってるそうだ。ちょっとだけ余裕があって芝居を観に行ったとか。

・アルコールで棚からひとつかみ
先週に引き続いて「アルコールで棚からひとつかみ」。テーマに沿って選曲すると曲の粒が揃わないことが多いけれど、さすがに「お酒」だと、ミュージシャンの人たちはお酒に思い入れがあるらしく、優れた作品が多くて、密度の濃い特集となった。

・I LOVE YOU
タツローさんには「お酒」をテーマにした曲がない。先週の「LOVELAND, ISLAND」は1981年にビールのCMに使われたタイアップ曲だったが、「I LOVE YOU」は1983年の暮、ウイスキー(サントリー)のCMに使用された。

・STRAWBERRY WINE
ザ・バンドの「STRAWBERRY WINE」は「アルコールで棚からひとつかみ」でタツローさんがいちばん最初に浮かんだ曲だそうだ。1970年のアルバム『STAGE FRIGHT』の1曲目に入ってる。とても難解な詞。ザ・バンドは演奏の上手いバンド。コピーがなかなか出来ないくらいインタープレイの応酬で、長年一緒にやったメンバーにしか出せない整合性のとれた音。ミックスド・バイ・トッド・ラングレン、ミックスダウンはグリーン・ジョーンズ。

・お酒を飲んでの失敗談
十数年前の大晦日、友だちと二人で一升飲んで、朝の三時に帰り、そのまま犬の散歩に出かけたことがあるそうだ。途中で仕事場の留守電とファクスをチェックしようと思い、そこまで記憶があったものの、その先は覚えてないという。まりやさんはタツローさんがなかなか犬の散歩から帰ってこないので心配になり探し歩いたそうだ。ひょっとしたらと思い仕事場に行くと、タツローさんが仕事場の玄関に横倒しになり、その周りを犬がグルグルと回っていたことがあったそうだ。

・TWO MORE BOTTLES OF WINE
エミルー・ハルスの「TWO MORE BOTTLES OF WINE」は1978年のアルバム『QUARTER MOON IN A TEN CENT TOWN』に収録された曲。カントリー・チャートではかなりのヒットとなったそうだ。デルバート・マクリントン作曲。ギター・ソロはアルバート・リー。ピアノ・ソロはグレンディー・ハーディン。

・GIN HOUSE BLUES
ジンにまつわる曲。「GIN HOUSE BLUES」はニナ・シモンとかベッシー・スミスが歌っていることで有名な曲。タツローさんの世代ではイギリスのエーメン・コーナー。エーメン・コーナーは7人編成のブラス・ロック・バンド。1967年のテビュー・シングルで全英12位。歌っているのはアンディー・ヘアウェイザロー。一頃、エリック・クラプトンの横でギターを弾いていた人。当時は超アイドルだった。

・WINE, WOMEN, AND SONG
スモーキー・ロビンソンの「WINE, WOMEN, AND SONG」は1980年のアルバム『WARM THOUGHTS』のA面最後に入ってる曲。未CD化アルバム。歌いはじめは奥さんのクローデット・ロビンソンが担当している。声質はスモーキー・ロビンソンに似ている。アレンジ、キーボードはソニー・バーク。プロデュース、曲はスモーキー・ロビンソン。

・アナログ盤『DENIM』
15周年記念として2枚組アナログ盤『DENIM』を15枚プレゼント。まりやさんのサイン入り。締め切りは10月末まで。

・世界一キレイな花嫁になるための14日間
まりやさんがP&G「パンテーン」とリクルート「ゼクシィ」のコラボレーションCMのためにオリジナル・ウェディング・ソングを書き下ろした。既にネットでながれていてる。
世界一キレイな花嫁になるための14日間

・ANGEL OF THE LIGHT
ニコンの企業CMにタツローさんの新曲が使われている。ニコンのサイトでCMが見られる。「ANGEL OF THE LIGHT」は作詞アラン・オディ、作・編曲は山下達郎。ニコンは光学機器の会社なので「光の歌」を書いたそうだ。

・カルアミルク
「カルアミルク」は岡村靖幸さんの1990年のアルバム『家庭教師』に収められている。一人多重録音。レコーディングはタツローさんと同じスマイル・ガレージで行われたので「スマイル・ガレージの音がしているんですよね(笑)」とタツローさん。

・ウィスキーがお好きでしょ?
石川さゆりさんがSAYURI名義で出した1曲。1991年、サントリー・ウィスキーのCMタイアップ曲。作曲は杉真理さん。

・ニコニコワイン
村田和人さん1984年のアルバム『ひとかけらの夏』(山下達郎プロデュース)の最後に収められた曲。ワインのCMに使われた。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
11月4日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
11月11日からはP.F.スローンの特集
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1+1(ONE PLUS ONE)

2007年10月27日 | Rock

24日は麗蘭のミニ・アルバム『1+1(ONE PLUS ONE)』も届いた。『1+1(ONE PLUS ONE)』といえばジャン=リュック・ゴダール監督が撮ったストーンズの映画のタイトルが『ONE PLUS ONE』だった。映画『ONE PLUS ONE』は観たことがないので関連があるのかどうかわからない。麗蘭の「ONE PLUS ONE」はインストゥルメンタルで、この曲のみが麗蘭作曲である。

仲井戸"CHABO"麗市と土屋公平のふたりだけでセッションしたアルバム『1+1(ONE PLUS ONE)』は正に原点回帰となる作品だ。幕開けはチャボのバンドマン宣言の「I'm a BAND MAN」。「Blue Blue」はチャボのイディオムにある曲。ライヴではコール & レスポンスで盛り上がった。公平のイディオムにある「光るゼブラのブギー」はビートルズの「Hello Goodbye」の歌詞を織り込んでいるんじゃないだろうか。この曲もライヴではハイライトとなる作品だ。

一方でゆるみ系ともいえるのが表題曲の「ONE PLUS ONE」と「おいしい水」。「おいしい水」はアストラッド・ジルベルトからタイトルを引用したらしく、曲調もボサノヴァだ。麗蘭ではひじょうに珍しいタイプだが、ボサノヴァの曲はひょっとしてはじめてだろうか。

先日のシャングリラ公演二日目の記事にセットリストをアップしました。レポも少し書き加えました。ネタバレしていますので、これから聴きに行かれる方は注意してください。よろしくお願いいたします。
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LOVE PARADE(Re-issue)

2007年10月24日 | 佐野元春

今日、ネットで予約注文した伊藤銀次の『LOVE PARADE』が届きました。今、聴いてるところですが、ライナーノーツ、クレジットを見ながら前回の記事では紹介そびれた情報を追加したいと思います。

その前に、似顔絵漫談家として活躍されていた晴乃ピーチクさんが、昨日亡くなられたというニュースが入ってきました。僕自身は晴乃ピーチクさんのことを知らなかったんですけれど、数日前に「佐野元春ミュージッククリップ・コンテスト」の受賞作品でお姿を見たばかりなので、突然の訃報に驚いています。心からご冥福をお祈りいたします。

My SpaceとMWS合同企画の「佐野元春ミュージッククリップ・コンテスト」の選考審査会で、急遽設置された「佐野元春賞」を受賞したtottiさんの作品に晴乃ピーチクさんが出演しておられます。審査会の模様がMWSでフォトレポートとして公開されていますが、tottiさんの受賞作品も見ることができます。

さて、『LOVE PARADE』ですが、「HELLO AGAIN」は佐野元春のアイディアが半分入ってるそうで、佐野元春はジョン・セバスチャンの「WELCOME BACK」をイメージしてプロデュースしたとか。曲の冒頭で「WELCOME BACK」と言ってるのは佐野元春だそうです。ボーナス・トラックとして収録されたこの曲のライヴ・ヴァージョンは1993年12月16日にNISSIN POWER STATIONで行われたアルバム発売記念のライヴからで、佐野元春はアコースティック・ギターとコーラスを担当しています。

それから「FLOWERS IN THE RAIN」のセルフ・カヴァーですが、この曲は伊藤銀次がニック・ロウとエルヴィス・コステロのシングル「BABY IT'S YOU」を聴いて、この感じを佐野元春と一緒にやってみたいという思いに駆られたのが元々のアイディアだったそうです。伊藤銀次としては佐野元春を逆プロデュースするつもりで、話を持っていったというんですね。あの"シャラララ"のコーラスはやっぱし今聴いてもいいです!

この「FLOWERS IN THE RAIN」の後にボーナス・トラックとして収録された佐野元春プロデュースの「BABY BLUE(Moto's '93 Version)」が続くんですが、流れとして見事です。
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Sunday Songbook Playlist

2007年10月22日 | Sunday Song Book

<10月21日プレイリスト>
[アルコールで棚からひとつかみ]
LOVELAND, ISLAND/山下達郎 "FOR YOU" '82
TEQUILA/THE CHAMPS '58
WINE, WINE, WINE/FLOYD DIXON '52
A STEEL GUITAR & A GLASS OF WINE/PAUL ANKA '62
SUMMER WINE/NANCY SINATRAE '67
ワインのばか/奥田民生 '99
LOVE TO HAVE A CHANCE TO TASTE THE WINE/JOHNNY BRISTOL "BRISTOL'S CREME" '76
SCOTCH & SODA/竹内まりや 未発表 '03
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■内容の一部を抜粋
・近況
10日以上家に籠もって曲書き。デモ・テープがようやく上がったという。

・アルコールで棚からひとつかみ
10月からプロデューサーが変わって新編成となった。新しいプロデューサーはウエダさん。ウエダさんからのオーダーで今週は「お酒」の特集。リサーチしてみるとお酒がテーマの曲はほとんどがワインを取り上げている。ジン、ウイスキーは意外にないのだという。

・LOVELAND, ISLAND
タツローさんには「お酒」をテーマにした曲がない。「LOVELAND, ISLAND」は1981年にビールのCMに使われたタイアップ曲。

・TEQUILA
チャンプスの「TEQUILA」は1958年に全米NO.1を5週間続けた。

・WINE, WINE, WINE
最近はアルコールをテーマにした曲が少なくなった。'50年代、'60年代が圧倒的に多い。ジャズでもそう。タツローさんの好きなアルコールをテーマにした曲といえば、フロイド・ディクソンの1952年のジャンプ・ブルース「WINE, WINE, WINE」。フロイド・ディクソンは昨年亡くなったそうだ。テキサス生まれで13歳のときに西海岸に移った。ピアニストでシンガー。ブルース・ブラザーズがカヴァーした「ヘイ・バーテンダー」もフロイド・ディクソンの曲。

・A STEEL GUITAR & A GLASS OF WINE
ポール・アンカが1962年にABCからRCAに移籍後の第二弾。邦題は「ギターとワインで忘れたい」。全米13位のヒット。作詞作曲ポール・アンカ。このときまだ21歳だった。

・SUMMER WINE
ナンシー・シナトラとプロデューサーのリー・ヘイゼルウッドとのデュオ。1967年全米47位のスモール・ヒットだったが、日本ではベスト10ヒットとなった。作曲、プロデュースはリー・ヘイゼルウッド、アレンジはビリー・ストレンジ。

・アナログ盤『DENIM』
15周年記念として2枚組アナログ盤『DENIM』を15枚プレゼント。まりやさんのサイン入り。締め切りは10月末まで。

・ワインのばか
奥田民生さん、1999年のシングル「月を越えろ」のカップリング。なんとモノラル録音。

・好きなお酒
タツローさんの好きなのは日本酒かワイン。年取ってきたので蒸留酒より醸造酒のほうが身体にいいかと思ってるそうだ。あまり好きじゃないのはブランデーと焼酎。鰻屋で飲むのが好きだがお酒のつまみの好みは特にないという。ワインは塩辛とチーズがあればいいそうだ。二日酔い対策は遅くまで飲まないこと、酵素を飲んでおくとかくらい。

・LOVE TO HAVE A CHANCE TO TASTE THE WINE
ジョニー・ブリストルは元々はモータウンのスタッフライターとして活躍した。'70年代にはシンガー・ソングライターとしてMGMで作品を発表した後、1976年にアトランティックに移籍して2枚名盤を残した。「LOVE TO HAVE A CHANCE TO TASTE THE WINE」はその1976年のアルバム『BRISTOL'S CREME』に収録された曲。作詞作曲ジョニー・ブリストル、プロデュースとキーボードはソニー・バーク、ドラムはアル・パーマー、ベースはウィリー・ウィックス。

・SCOTCH & SODA
夫婦放談用に、松木恒秀さん、渡嘉敷祐一さん、岡沢章さん、野力奏一さんのWhat is HIP?に佐橋佳幸さんが加わった編成でまりやさんがレコーディングした曲。「SCOTCH & SODA」はキングストン・トリオの代表曲。作者不詳。1977年にマンハッタン・トランスファーが取り上げ、まりやさんはそれを元にしているそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
10月28日は、引き続き「アルコールで棚からひとつかみ」
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LOVE PARADE

2007年10月19日 | 佐野元春

伊藤銀次のオフィシャルサイト「SILVERTONE」が開設され、現在、プレオープン中です。'80年代ポリスター・レーベル時代のアルバムが、最新デジタル・リマスタリングを施し、ボーナス・トラック追加、紙ジャケ仕様で、10月24日にリイシューとなりますが、特集されています。24日には渋谷のアップルストアでイベントが20:00(30min)から開催されるようです。

今回のリイシューには、'93年、ki/oonに移籍してリリースされたアルバム『LOVE PARADE』も含まれています。このアルバムに収録された「今でも君を忘れない」、「Hello Again」、「Flowers In The Rain」を佐野元春がプロデュース。「Hello Again」ではコーラスに参加、「Flowers In The Rain」は伊藤銀次とデュエットを披露しています。同時発売のシングル「涙の理由」のカップリング曲「Baby Blue(Moto's '93 Version)」も佐野元春がプロデュース。アルバム未収録だったのが、ボーナス・トラックで収められることになりました。僕はこのシングル未入手だったのでうれしいです。さっそく予約しました。

ソロ・デビュー30周年記念ツアーの秋冬編も明後日の日曜日からはじまりますね。

■Ginji Ito:The 30th Anniversary Toue "STARDUST SYMPHONY '07-'08"
伊藤銀次(Vo,G)
小野田清文(B)
市田ユウキ(Dr)
佐藤史朗(Key)
青木ともこ(Vo,Key)

前売4,500円/当日5,000円(共にドリンク代別)
入場特典「ツアー限定/特製ポストカード」(当日・入場時に配布)

01:東京公演 2007年10月21日(日) 17:30開場/18:00開演
東京・町田「clove」(http://clove.cc/)
〒107-0052 東京都町田市中町1-18-15 クローヴビル1F (042-851-8311)

02:神戸公演 2007年11月9日(金) 18:30開場/19:30開演
兵庫・神戸「WYNTERLAND」(http://www.kobewynterland.info/index.html)
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-27 ネザーランズセンターB1(078-252-8030)

03:岡山公演 2007年11月10日(土) 18:30開場/19:30開演
岡山・岡山「MO:GLA」(http://www.mo-gla.com/home.html)
〒700-0836 岡山市中央町3-17 橋本興産第一ビル 地下1F (086-235-3277)

04:広島公演 2007年11月11日(日) 18:30開場/19:00開演
広島・広島「RAKUZA」(http://www13.ocn.ne.jp/~rakuza/)
〒730-0032 広島市中区立町6-1 立町ウィング BF1-A (082-246-1019)

05:福岡公演 200711月12日(月) 18:30開場/19:30開演
福岡・博多「Gate's7」(http://www.gates7.com/)
〒810-0801 福岡市博多区中洲3-7-24 Gate's7F (092-283-0577)

06:横浜公演 2007年12月6日(木) 18:30開場/19:30開演
神奈川・横浜「THUMBS UP」(http://www.terra.dti.ne.jp/~stoves/tup/)
〒220-0005 横浜市西区南幸2-1-22 相鉄ムービル3F (045-314-8705)
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COUNTDOWN JAPAN 07/08

2007年10月18日 | 佐野元春

COUNTDOWN JAPAN 07/08」の第二弾出演アーティストが今日発表されましたが、その中に佐野元春の名前が出ています。幕張メッセ国際展示場が30日(日)、WEST(インテックス大阪)が大晦日(月)となっています。

佐野元春サイドの公式発表はまだのようなので、どのような形態のバンドになるのかは不明。僕もとりあえずは参加保留です。うむ、大晦日はレッド・ホワイト・ソング・バトルではないのか。。

ところでnifty提供のウェブサイト「わかば対談」で、佐野元春とキッズ・ミュージシャンの対談記事が掲載されています。同サイトでは、佐野元春直筆サイン入り『BEATITUDE-Collection Poems and Vision 1985-2003』が抽選で2名に当たるプレゼントを実施しています。応募期間は10月31日まで。一応、応募してみました。それにしても元春は日焼けして、黒光りしてるなぁ(苦笑)。
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麗と蘭 Acoustical tour 「1+1」

2007年10月16日 | Live

10月14日(日) 曇り。

麗蘭のアコースティック・ライヴを聴きに行った。会場のシャングリラは2005年8月にオープンしたライヴ・ハウス。行ったのは今回はじめて。天井からぶら下がったシャンデリア、赤を基調としたキャバレーを思わせるような内装、ちょっと猥雑で、でも落ち着いた雰囲気があって素晴らしい空間だった。

13日、土曜日からはじまった仲井戸"CHABO"麗市と土屋公平二人だけのライヴ・ツアーは年末まで続く。今回は全会場イス席でゆったりと見られるように配慮されている。開演まで立って待たなくていいのがうれしい。シャングリラはほぼ満席で、ざっと見たところ130人くらい入ってたみたいだった。舞台セットとしてステージには10月24日発売のミニ・アルバム『1+1(ONE PLUS ONE)』のフロント・カバーが掲げられていた。

シャングリラで行われたライヴでは、『SOSが鳴ってる』からの曲が多かったような印象だが、『1+1(ONE PLUS ONE)』からの曲がすべて演奏されていた。「アメリカン・フットボール」や「今夜R&Bを...」という初期の代表曲がなくて、実はがっかりした面もあったのだが、「悲惨な戦争」や「平和ブルース」と現実の荒地に通用する代表曲もあり、麗蘭らしさというものは出ていた。

公平くんは心斎橋の三木楽器でギターを購入したと話していた。店員さんに写真を撮られまくったそうだ(苦笑)。「安くしてもらったんで、みんな、オレの名前出したら安くしてくれるよ」と公平くん。「オレの名前出したらボラれるぞ(笑)」とチャボさん。それにしても公平くんはよく喋るようになりましたね~。二人だけのライヴは意外に楽しい雰囲気だった。僕はもうこれから聴きに行く予定がなのでライヴがどんなふうに変わってゆくのかを見届けられないのが残念です。

■麗と蘭 Acoustical tour 「1+1」(One plus One)
10月14日(日) 大阪Shangri-La
整理番号103番

仲井戸"CHABO"麗市(Vocal/Guitar)
土屋公平(Guitar/Vocal)

Set List
01 ミッドナイト・ブギ
02 運
03 たそがれSong
04 マンボーのボーイフレンド
05 I'm a BAND MAN
06 Well Alright
07 光るゼブラのブギー
08 おいしい水
09 バビロン
10 あこがれのSouthern Man
11 悲惨な戦争
12 SOSが鳴ってる
13 Blue Blue
14 Get Back
Encore
15 One Plus One
16 平和ブルース
17 I Feel Beat
18 ミュージック
19 夏の色調

コメント (2)
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Sunday Songbook Playlist

2007年10月14日 | Sunday Song Book

<10月14日プレイリスト>
[棚からひとつかみ]
SPARKLE/PECOMBO "SERENDIPITY" '07
19TH NERVOUS BREAKDOWN/THE ROLLING STONES '66
DIFFERENT STROKES/SYL JOHNSON '67
BABY THAT'S ME/THE CAKE '67
LITTLE BIT OF YOUR LOVE/JEAN CARN "ALL PLATINUM GIRLS" '07
I FOUND AN ANGEL/TONY ALLEN '56
ターナーの汽灌車/山下達郎 "ARTISAN" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週は一歩も家を出ずに曲書きをしていたそうだ。まもなくできるとか。

・SPARKLE
ペコンボは男二人、女性三人のヴォーカル・グループ。スキャットを中心にしたヴォーカル・グループでボサノヴァ、ラテンのフレーバーが入ってる。このグループの2枚目となるアルバム『SERENDIPITY』(掘り出し物という意味)が3月21日に出た。ひじょうに珍しいスキャットによる「SPARKLE」のカヴァー。

・19TH NERVOUS BREAKDOWN
邦題「19回目の神経衰弱」。1966年、全米2位、全英2位。

・DIFFERENT STROKES
シル・ジョンソンはシカゴのR&Bシンガー。その後、南部に行った。「DIFFERENT STROKES」はシカゴ時代の曲。一昨年、その頃のベストが出た。1967年、R&Bチャート17位、全米95位。先週かけたシュガー・ベイリーの評判がよかったそうだ。同傾向でワン・コードのファンク。

・BABY THAT'S ME
ザ・ケーク(ケーキ)は女3人組のヴォーカル・グループ。1967年の「BABY THAT'S ME」はジャッキー・デシャノンとジャック・ニッチェの共作。フィル・スペクター風味のアレンジでマニアに人気がある。レスリー・ゴアが先にシングルを出している。

・LITTLE BIT OF YOUR LOVE
ニュージャージーのソウル・レーベル「スタン・オール・プラチナム」のコンピレーション・アルバム『ALL PLATINUM GIRLS』が出た。スタン・オール・プラチナム・レーベルは後にシュガーヒル・レーベルとなる。
このコンピレーション・アルバム『ALL PLATINUM GIRLS』にジーン・カーンの曲が収録されている。元々はジャズ、クロスオーバー系のシンガー。「LITTLE BIT OF YOUR LOVE」はギャンブル・ハフのペンになる曲で未発表曲。

・アナログ盤『DENIM』
15周年記念として2枚組アナログ盤『DENIM』を15枚プレゼント。まりやさんのサイン入り。締め切りは10月末まで。

・I FOUND AN ANGEL
トニー・アレンがヴォーカル・グループのナイト・アウルスと一緒にやった1956年のシングル。

・ターナーの汽灌車
1991年のアルバム『ARTISAN』に収められた「ターナーの汽灌車」。今回はシングル・ヴァージョンでオンエア。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
10月21日は、「アルコールで棚からひとつかみ」
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TOUR 2008 'Sweet Soul, Blue Beat'

2007年10月11日 | 佐野元春

佐野元春のオフィシャル・ファンクラブmofa(Motoharu Sano Official Fan Association)が発行する会報「Cafe bohemia」が今日届いた。2008年1月中旬より全国ツアーがはじまるそうだ。現時点で決定しているのは17公演。東北地区と東京地区公演も予定しており、最終的には20~25公演になる見通し。4月中旬まで続く長いロードとなりそうだ。ツアーのタイトルは「佐野元春 and The Hobo King Band TOUR 2008 'Sweet Soul, Blue Beat'」。

そう、意外にもホーボーキングバンドとのライヴ・ツアーだった。佐野元春の発言によると、アフター『COYOTE』というテーマで、ホーボーキングバンドのロック魂、ミュージシャン魂を見せつけるツアー、になるそうだ。

佐野元春は「表現者として、演奏者がHKBであろうが誰であろうが、その曲の確固たるテーマ性や表現のコアとなるものが揺らぐようでは名曲とは言えないです。そう僕が踏み切れるものがあれば『COYOTE』アルバムから[この曲は]と思うものは、徹底して自分のひとつの新たな表現としてHKBに演奏させるつもりです」とも言っていて、アルバム『COYOTE』の楽曲もホーボーキングバンドによって演奏される可能性にも言及してました。

■佐野元春 and The Hobo King Band TOUR 2008 'Sweet Soul, Blue Beat'
1/22(火)伊勢原市民文化会館(神奈川) 開演19:00
1/25(金)熊本県立劇場・演劇ホール 開演19:00
1/26(土)中津文化会館(大分) 開演17:30
2/01(金)札幌市教育文化会館 開演19:00
2/10(日)みかぼみらい館(群馬) 開演18:30
2/14(木)岡谷市文化会館(長野) 開演19:00
2/15(金)東京エレクトロニクス韮崎文化ホール(山梨) 開演19:00
2/17(日)神奈川県民ホール 開演18:00
3/01(土)愛知県勤労会館 開演17:30
3/05(水)那須野が原ハーモニーホール(栃木) 開演18:30
3/07(金)広島アステールプラザ 開演19:00
3/09(日)大阪フェスティバルホール 開演17:00
3/19(水)川口総合文化センターリリア(埼玉) 開演19:00
3/21(金)明石市立市民会館(兵庫) 開演19:00
3/23(日)海津市文化会館(岐阜) 開演18:00
3/25(火)都城市総合文化ホール(宮崎) 開演19:00
3/26(水)福岡市民会館 開演19:00
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Pat Metheny Brad Mehldah

2007年10月09日 | Live

9月28日(金) 晴れのち曇り。

BMT(Brad Mehldah Trio)のライヴを聴きに行ったのは昨年の今頃だった。場所はブルーノート大阪。1時間半と時間が短かったほかは不満のないライヴだった。叙情的な美しいピアノの音、それがすべてだった。たしか、その直後にリリースされたのが『METHENY MEHLDAH』だった。パット・メセニーとブラッド・メルドーの共演というのは夢のような組み合わせだった。

そしてこの春に『QUARTET』という続編となるアルバムが出て日本公演のスケジュールが発表された。実をいうと僕はPMG(Pat Metheny Group)のライヴを聴きに行ったことは今まで一度もない。昔、Live Under The Skyという野外で開催されるジャズ・フェスティバルがあった。今となってはなぜ聴きに行かなかったのかと思う。パット・メセニーを野外の芝生の上で聴くというのは、なかなか素敵なことなんじゃないかと、後になって僕は妄想した。だからなのか、これまでPMGの来日公演があっても何となく違うような気がして、聴きに行かなかったのだ。

今回はNHK大阪ホールでの開催だった。本当はフェスティバルホールで見たかった。まあ、ぜいたくを言えばきりがない。チケットは案外何も考えず手配したのだが、それは自分の中では自然の成り行きだった。何がどうというのではなく、「メセニー・メルドーを聴きに行く」、ただそれだけで十分その気になったのだ。

しかし、ライヴが近づくにつれて、「あぁ、オレはとうとうパット・メセニーを見るんだなぁ」という何かこう不思議な感慨があった。1992年のソロ・アルバム『Secret Story』(Collector's Editionがつい最近リリースされたみたいですね)に矢野顕子が参加しているというので聴いたのが最初だった。それ以降、パット・メセニーの作品はほとんど聴いている。でも来日公演は一度も行ったことがなかった。初パット・メセニーだ。そう思うだけで何だか落ち着かない気持ちになった。

ステージには椰子の木が3,4本セットとしてあった。微妙にはずしてるような感じがした。開演のベルが鳴って10分後、まずブラッド・メルドーが下手から現れた。続いてパット・メセニー。ふたりは肩を組んで客席に軽く会釈。そのままブラッド・メルドーはピアノに、パット・メセニーはギターを手に取った。まず最初はデュオで何曲か披露した。

ふたりだけの演奏は美しく、僕は目を閉じて聴いた。そのまま眠ってしまいそうになり、慌ててポケットからガムを取り出し眠気覚ましに噛んだ。パット・メセニーはバリトン・ギターを弾いていたが、その音はPMGで聴ける音とは少し違うような感じがした。

ラリー・グレナディアとジェフ・バラードが登場してカルテットになってからは一変してアグレッシブな演奏になった。とにかくジェフ・バラードのドラムは手数が多くて、ジャズの即興演奏がそれによって助長されるところがあった。ソロの応酬があり、音での丁々発止があった。素晴らしいパフォーマンスだった。ライヴの後半、ギター・シンセの音なのか、いかにもパット・メセニーという音がしたとき、そこはやはり感動した。「これだよ、これ」と僕は興奮した。いや、もちろん声には出さなかったが(苦笑)。

本編が終わって時計を見ると2時間が経過していた。あっという間の2時間だった。アンコールがあるのかどうかわからなかった。あの緊張感のある演奏の後、もう何も必要がないとさえ思った。しかしアンコールはあった。ジャム・セッションのようなものがあり、すべてが終わったとき、時間は2時間40分が経過していた。

■Pat Metheny Brad Mehldah "Quartet Japan Tour 2007"
2007年9月28日(金) NHK大阪ホール
1階 L7列 5番

Pat Metheny(Guitar)
Brad Mehldah(Piano)
Larry Grenadier(Bass)
Jorge Rossy(Drums)

[duo]
01 Unrequited
02
03
04

[quartet]
05 A Night Away
06
07
08 Ring Of Life
09 The Sound Of Water
10 Seqret Beach
11 Vera Cruz

[Encore]
12 Bachelor III
13
14

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Sunday Songbook Playlist

2007年10月07日 | Sunday Song Book

<10月07日プレイリスト>
[リクエスト特集]
パレード(REMIX)/山下達郎 "TREASURES" '94('76)
LIKE I DO/NANCY SINATRA '62
SUGAR PIE/SUGAR BILLY '75
NEVER LET HIM GO/JODY MILLER '65
I DON'T WANT TO TALK ABOUT IT/CRAZY HORSE "CRAZY HORSE" '71
ANGELICA/ROY HAMILTON '66
LET ME BE YOUR PACIFIER/
WILLARD BURTON & THE PACIFIERS '71
LAVIE EN ROSE(バラ色の人生)/山下達郎 "TBS系「ブロードキャスター」テーマ"
'07
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・15周年
1992年10月に「Saturday Song Book」としてはじまったこの番組も15周年を迎えた。来年の2月(3日)で800回となる。

・パレード(REMIX)
運動会のシーズン。「パレード」は運動会でよく使われる曲だという。

・LIKE I DO
ナンシー・シナトラの「LIKE I DO」は1962年に日本とイタリアだけでヒットした曲。邦題は「レモンのキッス」。ポンキエッリの「時の踊り」のメロディーから引っ張ってきて作った。

・SUGAR PIE
シュガー・ビリーのアルバム『SUPER DUPER LOVE』がP-Vineから7月に紙ジャケで発売された。世界初CD化だそうだ。タイトル曲「SUPER DUPER LOVE」はジョス・ストーンがカヴァーしている。シュガー・ビリーは本名ウィリアム・ガーナーといってデトロイトあたりで活躍していたシンガー。「SUGAR PIE」は「SUPER DUPER LOVE」に続くセカンド・ヒットで1975年の全米43位。

・NEVER LET HIM GO
デビット・ゲイツが作詞作曲。ジョディー・ミラーのヴァージョンはアレンジとコンダクトもデビット・ゲイツがやっている。デビット・ゲイツのセルフ・カヴァー・ヴァージョンもあり、それはブレッド風のアレンジだという。

・I DON'T WANT TO TALK ABOUT IT
クレイジー・ホースのファースト・アルバムにジャック・ニッチェがなぜかメンバーとして写真まで載っている。ニール・ヤングとは切っても切れない関係のクレイジー・ホース。「I DON'T WANT TO TALK ABOUT IT」は後にロッド・スチュワートがカヴァーして有名になった。邦題は「もう話したくない」。曲を書いたのはギタリストのダニー・ウィットンで、この翌年1972年にドラッグのオーヴァー・ドーズで死亡。当時のセッションにはニルス・ロフグレンも参加、スライド・ギターはライ・クーダーという豪華なメンバー。

・アナログ盤『DENIM』
15周年記念として2枚組アナログ盤『DENIM』を15枚プレゼント。まりやさんのサイン入り。締め切りは10月末まで。

・ANGELICA
バリー・マン/シンシア・ワイルの作品。プロデュースはチップス・モーマンとトム・コグヴィル。ロイ・ハミルトンの1968年、AGPレーベルからのシングル。

・LET ME BE YOUR PACIFIER
「LET ME BE YOUR PACIFIER」は'80年代前後にタイロン・ディヴィスがカヴァーして、ちょっとヒットした。オリジナルはウィラード・バートン&ザ・パシファイアーズ。「パシファイア」というのは「おしゃぶり」という意味だとか。

・LAVIE EN ROSE(バラ色の人生)
最近、最後によくかかるのは曲が短いので時間調整がやりやすいから、とタツローさん(苦笑)。

■プレゼント・リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
10月14日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
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綾戸智恵 10th Anniversary Tour 2007-2008

2007年10月06日 | Live

9月22日(土) 晴れ。

50歳の誕生日(9月10日)に「智絵」から「智恵」に改名した綾戸智恵のデビュー10周年記念コンサートに行ってきた。綾戸智恵公認オフィシャル・ファンクラブ・サイト「綾戸倶楽部」にセットリストがアップされたので、こちらのブログのほうでも公開します。ネタバレしてますので、これから聴きに行かれる予定でまだ内容を知りたくない方は注意してください。

今回のライヴを聴きに行くと「10周年記念特別パンフレット」が無料でもらえる。プロフィール、メンバー紹介、過去10年のライヴの記録、ディスコグラフィー、所属事務所イーストハウスの守崎幸夫氏との対談が掲載されている。今回のツアーは日興アセットマネジメントが特別協賛しているので、そこからの援助があったのだ(CMで共演しているビル・ワイルダー氏との対談が掲載されたパンフレットも付いている)。

守崎氏との対談を読んだ。綾戸智恵は今回のツアーをもってライヴを休止するのだが、それは事実上の引退ともとれるような発言を対談の中でしている。10年で終わりにしようということらしい。その後、ライヴは続けるのかもしれないが、もう1年中ツアーすることはないようだ。活動のほうも未定とのことである。

綾戸智恵は「今日で終わりです」とは言えるが、引退興行みたいにして、それを毎回口にすることはできないのだと言ってる。ある日突然消えるのではなく、ゆっくりと消えてゆくみたいな活動になるみたいだ。

ボレロのリズムの「What Now My Love」ではじまったコンサート。「まいど! ようこそ!」といつもの大阪弁の挨拶。軽妙なお喋りとピアノの弾き語りで前半は進んだ。10周年記念コンサートということで、これまで歌ってこられたことへの感謝の言葉が何度となく出てた。綾戸智恵といえば「Tenessee Waltz」だが、この曲もソロで早々に歌われた。

ピアノトリオで演奏されたエルトン・ジョンの「Your Song」からが第二部。メンバーが全員揃って披露された「Comes Love」は「ゲゲゲの鬼太郎」のフレーズをフィーチャーしていた。続いてメンバー一人ひとりとデュオで演奏するコーナーがあった。大阪出身のピアニスト中村真とデュオで披露したエルヴィスの「好きにならずにはいられない」。相当渋い演奏だったが、このときの綾戸智恵の歌唱は心に沁みた。

ブルースの「Stormy Monday」も重くディープにならず、はじけていたのは彼女のキャラクターが成せる技。「Route 66」はスウィングしていたがシャウトが飛び出すという熱いパフォーマンスだった。名人芸ともいえるスキャットを披露した「Oleo」。会場の盛り上がりは最高潮に達した。「What A Wonderful World」で本編が終了した。

アンコールは綾戸智恵のピアノ演奏による「Greensleeves」、「愛の賛歌」、「家路」というセット。最後が「家路」というのが暗示的だった。本編最後の「What A Wonderful World」と対になってるような感じもあり、余韻が深く残った。

■綾戸知恵 10th Anniversary Tour 2007-2008
2007年9月22日(土) 大阪フェスティバルホール
2階 L列 Lサイド33番

綾戸智恵(Vocal, Piano)
宮野弘紀(Guitar)
中村真(Piano, Melodica)
小前賢吾(Drums)
西嶋徹(Contrabass)
田中倫明(Percussion)

この日はピアニスト中村くんのご両親が見に来てたらしい。

Setlist
01 What Now My Love(solo)
02 Always On My Mind(solo)
03 C'est Si Bon(solo)
04 Tennessee Waltz(solo)
05 Swanee(solo)
06 Your Song(綾戸vo&pf/西嶋b/小前b)
07 Ooh Child(綾戸vo&p/宮野g西嶋b小前ds田中perc)
08 Comes Love(綾戸vo&pf/バンド~中村pianica~)
09 Can't Help Falling Love With You(綾戸vo/中村pf)
10 Feelings(綾戸vo&pf/田中perc)
11 Heartbreak Hotel(綾戸vo/西嶋b)
12 If You Go Away(綾戸vo/宮野g)
13 別れの朝[Was Ich Dir Sagen Will](綾戸vo&pf/西嶋b田中perc/中村pianica)
14 Stormy Monday(綾戸vo/バンド)
15 Route 66(綾戸vo/バンド)
16 Oleo(綾戸vo/バンド)
17 What A Wonderful World(綾戸vo/バンド)
Encore
18 I Love Being Here With You(綾戸vo/バンド)
19 Greensleeves(solo)
20 愛の賛歌[If You Love Me(Really Love Me)](solo)
21 家路[Going Home](solo)
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知られてたまるか!

2007年10月03日 | 

ABC朝日放送で月曜から金曜まで放送されてる夕方の情報番組「ムーブ!」。隔週火曜の名物コーナー「知られてたまるか!」が書籍化され、単行本『勝谷誠彦の知られてたまるか!』として発売されたと聞いて、さっそく今日購入してきた。

「知られてたまるか!」は日本一不親切なグルメ・コーナーで、勝谷誠彦がお酒のおいしく飲めるお店を紹介しているのだが、取材したお店の店名や場所、問合せ先を一切明かさないことを原則として放送しているので、視聴者は僅かなヒントをたよりにして探すしかなかった。

それが今回の書籍化で店名と場所が判明することになったのだ。ただし店名も場所も袋とじとなっているので立ち読みではわからない仕組みとなっている。日本一不親切なグルメ・ガイドなのだ。ちなみに僕の知り合いのお店も紹介されています。「探せるもんなら、探してみ!」(苦笑)。
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