Sunday Song Book #1011

2012年02月26日 | Sunday Song Book

2012年02月26日プレイリスト
「山下家の歌の贈りもの~山下家の曲をあの人にプレゼント」
1. ドーナツ・ソング / 山下達郎 "コージー" '98
2. I LOVE YOU Part II/ 山下達郎 "ビッグ・ウェイヴ" '84
3. 潮騒 / 山下達郎 "ゴー・アヘッド" '78
4. MUSIC BOOK / 山下達郎 "フォー・ユー" '82
5. プロポーズ / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" '11
6. ふたり / 山下達郎 "フォー・ユー" '82
7. ずっと一緒さ / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" '11
8. ドリーミング・ガール / 山下達郎 "コージー" '98
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■内容の一部を抜粋
・近況
全国ツアーの真っ只中。今週は大阪。このツアー二回目の大阪公演でグランキューブ大阪。
「グランキューブ、音どうかなと思ってはじめましたが全然問題ないので、今回は安心して迎えます。昨日、一昨日は中野のサンプラザでやってるはずでございます。前倒しでございますので、うまくいってるはずでございます(笑)。東京はまだNHKホール、中野サンプラザ2日とあと4公演残っておりますが、大阪は今回のツアー4公演でございますので、後半の3月1日、2日、木金、グランキューブ大阪、お待ち申し上げております」と達郎さん。
番組のほうは相当前倒しで収録しているそうだ。まりやさんのレコーディングがはじまったので、今週来週はライヴの合間を縫って番組収録をするスケジュールとなり、番組はかなり前倒しとなっているとか。

・山下家の曲をあの人にプレゼント
今週は聴取率週間。「なにかやれ」と言われて考えたのが「山下家の歌のプレゼント」。山下家(山下達郎、竹内まりや)の曲をあの人にプレゼントしよう、というリクエスト企画。忙しいスケジュールなのではじめての試みでメール・リクエストを募ったところ、たくさんのメールをもらったそうだ。この20年間ずっとハガキでやってきたから、スタッフ一同の不安はメールに対する苦情が来ないかということだったらしい。しかしほとんど来なかったという。おっかなびっくりはじめたがたくさんのリクエストが来て、ほぼ山下達郎の曲オンリーでやれることになったとか。自分に対するお便りを選んだらこういうふうになったと達郎さん。音は全てリマスターしてきたそうだ。

・ドーナツ・ソング
家族にプレゼントというお便りを紹介して。

・I LOVE YOU Part.II
「妻に送るとしたらストレート過ぎて、ちょっと照れてしまうので、子どもたちにも送りたいと思います。メール・アドレスを入力する手が震えました」というお便り。

・潮騒
結婚生活22年を迎えたという男性が奥様に。結婚前に「潮騒」をキーボードで弾いたテープを渡したという思い出とともに。
そして2月27日に50歳になるご主人に奥様から。結婚前に洋楽やフュージョンをよく聴いていたご主人が「潮騒」を絶賛したそうだ。
1978年のアルバム『GO AHEAD!』収録曲。

・MUSIC BOOK
実家で両親の面倒を見ている弟さんにお兄さんから。弟さんは今年の一月にお子さんが生まれたとか。そのお祝いに弟さんが好きだった「MUSIC BOOK」をプレゼント。
またライヴで聴きたいというコメントに「そのうちにまたMUSIC BOOKやってみたいと思います」と達郎さん。
1982年のアルバム『FOR YOU』から。

曲をかけ終えて「なんかAMの深夜番組やってるような感じになってきましたね、これね。やればできるんだという感じですね。いつもがあまりにもマニアックかということですよね。ひじょうにベタなラジオ番組ていう感じがしますね。SUNDAY SONG BOOKじゃないみたい。プロデューサーのスナイくん、これ嵌めたなぁ。がっちり嵌ってるな、これな。しょうがねぇな」と達郎さん。

・プロポーズ
56歳の男性が3月に27年目の結婚記念日を迎える奥様にプレゼント。
お身体を壊されたリスナーからもリクエスト。「家内にはこんな私からの改めてのプロポーズを受け入れてくれたらと思います」という長文のお便りを一部紹介して。
2011年のアルバム『RAY OF HOPE』から。

・ふたり
お姉さんから弟さんへプレゼント。弟さんは平成16年の夏に脳梗塞を起こし半身不随の障害者になったという。2月23日に弟さんは46歳の誕生日を迎えたので、お母様に「生んでくれてありがとう」という思いとともに、弟さんの大好きな曲をリクエスト。
「お大事に。音楽で少しでもリクエストしてください。お身体よくなりましたら、是非ともライヴにもお越しください。お待ちしております」と達郎さん。
1982年のアルバム『FOR YOU』から。久しぶりにかけるのでデジタル・プロセッシングでドーンと上げたそうだ。

曲をかけ終えて「本日のSUNDAY SONG BOOKはまるでSUNDAY SONG BOOKでないようなプログラム。山下家の曲をあの方にプレゼント。山下家ではじめましたが、今日はわたし一人でございます。とにかく本当にたくさんいただきましてですね。感じますことは、特にメールなんですが、みなさん、夫婦仲、親子仲、兄弟仲、家族仲、みなさんよろしいよね。お互いがそれに対する思いやりとか、そういうことが文面から溢れてきます。こんな時代だからこそ、そうなるのかもしれませんが、本当にそういう、捧げる、プレゼントという気持ちが溢れております。たくさんご紹介したいんですが、何分の一しか、また機会があったらやろうと思っております」と達郎さん。

・今後の特集
3月4日はひなまつりに合わせてガール・シンガー、ガール・グループの特集。

再来週はオンエア日が3月11日。地震が起こったのは2時46分なので、普段とは違った構成の番組を考えているそうだ。
あんまり硬くなってもしょうがないので、そのあたりが難しいとのこと。2時46分には弔意を表したり鎮魂はするつもりだとか。
今回の曲のプレゼント企画では震災に関連したものはあえて外してるそうだ。それは3月11日に紹介するつもりで取っているとのこと。
被災された方やご家族、ご親族からのメールも受付るそうだ。tatsuro@tfm.co.jp まで。

・ずっと一緒さ
57歳になった男性から奥様にプレゼント。
歯科の開業医の男性から奥様にプレゼント。
千葉県の男性からもリクエスト。

曲をかけ終えて「そろそろお時間ですかね。え~と、そういうわけでいつもと全然空気が違いましたけど(笑)。これで聴取率にどれくらい貢献できたか、よくわかりませんけれどね(笑)。山下家の歌のプレゼントとしてはじめましたが、結局山下達郎オンリーで(笑)、展開しました。まぁ、こういうのはいつでもできますので、気が向いたら、どっかでチャンスがあったらやってみたいと思っております。本当にみなさんのメール、お便り、心温まるものが多かったので、それはみなさんのおかげでプログラムが成立しました。ありがとうございました。このほかにもたくさんありましてですね、ご紹介できないのが本当に辛いんですが」と達郎さん。

・ドリーミング・ガール
川崎市の超常連の男性から仕事も夢を持ってこなしてる奥様にぴったりの曲としてプレゼント。
1998年のアルバム『COZY』から。久しぶりにかけるのでデジタル・プロセッシングでドーンと上げたそうだ。

僕から友人への誕生日代読メッセージも読んでもらえました。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
03月04日は、ひなまつり恒例「ガールシンガー・ガールグループ特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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Motoharu Radio Show #105

2012年02月22日 | Motoharu Radio Show

2012/02/21 OnAir - 3rd. Week - ボブ・ディラン・トリビュート
01.Lenny Kravitz:Rainy Day Women # 12 & 35
02.Jackson Browne:Love Minus Zero / No Limit
03.Diana Krall:Simple Twist of Fate
04.Mick Hucknall:One of Us Must Know (Sooner or Later)
05.Maroon 5:I Shall Be Released
06.ADELE:Set Fire to the Rain
07.The Decemberists:Down By the Water
08.Tedeschi Trucks Band:Midnight in Harlem
09.The Living Sisters:Blue
10.Simon & Garfunkel:Scarborough Fair/Canticle
11.Bob Dylan:Girl from the North Country
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■内容の一部を抜粋
・Rainy Day Women # 12 & 35
今週の特集はボブ・ディランのカヴァー集『Chimes of Freedom: Songs of Bob Dylan』。ライミングがごきげんなディランの曲「雨の日の女」。レニー・クラヴィッツがカヴァー。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月2月の「3PICKS!」はポール・マッカートニー『Kisses On The Bottom』、レナード・コーエン『Old Ideas』、そしてボブ・ディランのカヴァー集『Chimes of Freedom: Songs of Bob Dylan』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はボブ・ディランのカヴァー集『Chimes of Freedom: Songs of Bob Dylan』。

・チャイムス・オブ・フリーダム
ボブ・ディランの曲を総勢80組を超えるアーティストたちがカヴァーしている。4枚組のCDということでボリュウムもたっぷりとある。人種について考えようという国際的な組織アムネスティ。このディランのカヴァー集はアムネスティ創立50周年を記念して作られた。アルバム・ライナー・ノーツにはこんなふうに書かれている。
「これまでアムネスティは不当に人権を侵害されている人々を助けてきた。ボブ・ディランも同様に今の時代を生きる人々の苦しみや希望を歌い続けてきた。両者がつながるのはとても自然なことだ」
「そうですね、ディランはこれまでにソングライティングを通じて、自由とは何か、平等とは何か、そうしたことをテーマに多くの曲を書いてきました。Blowin' In The Wind、The Times They Are A-Changin、そしてI Shall Be Released。特に'60年代ディランは社会の矛盾を突いた、いわゆるプロテスト・ソングと呼ばれる歌をよく歌ってました。そうして見てみると今回のディランとアムネスティのコラボレーション、素晴らしいことだと思います。何と言っても総勢80組を超えるアーティストたち。これだけまとめてディランの曲を聴けるというのも珍しいことだと思います。ロック、フォーク、ジャズ、ルーツ・ミュージック、ヒップホップ、いろいろなジャンルのミュージシャンがそれぞれの解釈でディランの曲をカヴァーしています」と元春。
ボブ・ディランのカヴァー・アルバム『Chimes of Freedom: Songs of Bob Dylan』からジャクソン・ブラウンの「Love Minus Zero / No Limit」とダイアナ・クラールの「Simple Twist of Fate」。

・ダイアナ・クラール
「先日、インターネットでポール・マッカートニーのライヴ中継がありました。そのときのセッション・プレーヤーとしてダイアナ・クラールが参加してました。僕も見ましたけれども、とてもいい感じでしたね。ちなみにダイアナ・クラールはエルヴィス・コステロの奥さんでもあります」と元春。

「以前、番組でも言ったんですが、ディランの曲というと本人が歌うより、なぜか他の人が歌ったほうがいい曲に聴こえる。実際、ディランの初期の曲、Blowin' In The Wind、風に吹かれて。このレコードが出た'60年代当時、ディランのレコードよりも先にフォークのトリオ、ピーター、ポール&マリーが歌ってヒットしました。どうなんでしょうか。カヴァーをするアーティストがその曲のよさを引き出してくれるという、はっきり言ってディランはずいぶん得をしているような気がしますけれども。まぁ、よく言えばディランの曲というのは磨き甲斐のあるダイアモンドの石のような、そんな存在なんじゃないかなと思います」

・One of Us Must Know (Sooner or Later)
・I Shall Be Released

「しかしこのアルバムに参加しているミュージシャンの年齢はかなり幅広いですね。下は19歳から上は92歳のフォーク・シンガー、ピート・シーガーまで。ディランというソングライター、本当に影響力が大きいんだなぁということを感じます」と元春。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週はNPO法人「アサザ基金」。茨城県にある日本で二番目に大きな湖、霞ヶ浦。そこで小学校や企業、一般市民など二十万人以上が参加し、環境の再生と地域の活性化に取り組んでる。

・Set Fire to the Rain
23歳のソングライター、アデルの「Set Fire to the Rain」。一時喉を壊して手術をするという心配な出来事があったけれども、アデルにとって今年は最高の年になった。グラミー賞で年間最優秀アルバム賞をはじめとして全部で6つの賞を獲得した。

・Down By the Water
ディセンバリスツの「Down By the Water」は今年のグラミー賞でベスト・ロック・ソング、ベスト・ロック・パフォーマンスの二部門にノミネートされた。
「ディセンバリスツ、フリート・フォクシーズ、いいバンドです。確か今年のグラミーにはマムフォード&サンズもノミネートされていたと思います。この3バンド、新しい世代のフォーク・ミュージックといっていいと思います。番組ではこのあたりの音楽、これからもフォローしていきたいと思ってます」と元春。

・Midnight in Harlem
先日、来日公演を行って素晴らしいライヴだったというテデスキ・トラックス・バンドの「Midnight in Harlem」。
「デレク・トラックス。フィンガー・ピッキングのギター・プレー、素晴らしいです」と元春。

・Blue
ロウエル・ジョージの娘、イナラ・ジョージのグループ、ザ・リビング・シスターズの「Blue」。

・Scarborough Fair/Canticle
サイモン&ガーファンクルの「Scarborough Fair/Canticle」では曲の一節でこんなふうに歌っている。
「もしスカボローフェアに行くことがあったら そこに住んでる人に よろしくと伝えてくれ 彼女は僕の最愛の人だった」
この曲はポール・サイモンの作詞作曲となっているが、この一節はイギリスの古いフォーク・ソングから持ってきたもの。
そしてこの一節と全く同じ詩が使われてる曲がある。ディランの「Girl from the North Country」。

・Girl from the North Country
「もし北国のお祭りに行くことがあったら そこに住んでる人に よろしくと伝えてくれ 彼女は僕の最愛の人だった」
ディランの「北国の少女」もまたイギリスの古い民謡をヒントにして曲を書いた。
サイモン&ガーファンクルの曲と「北国の少女」、この二曲は同じフォーク・ソングから生まれた兄弟のような関係といえる。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・次回放送
3月6日火曜日午後11時
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Sunday Song Book #1010

2012年02月19日 | Sunday Song Book

2012年02月19日プレイリスト
「棚からひとつかみ」
1. アトムの子 / 山下達郎 "アルチザン" '91
2. SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / WHITNEY HOUSTON '85
3. I'D RATHER GO BLIND / ETTA JAMES "TELL MAMA" '67
4. からのベッドのブルース / 布谷文夫 '72
5. 愛のめざめ / 朱里エイコ '76
6. IT SHOULD HAVE BEEN YOU / THE NEW CHRISTY MINSTRELS '66
7. MANTECA / DIZZY GILLESPIE "MANTECA" '54
8. いのちの歌 / 竹内まりや 01月25日発売ニューシングル
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■内容の一部を抜粋
・近況
全国ツアーの真っ只中。先週は岐阜と静岡。岐阜ははじめてに関わらずたくさん観に来られて、いいお客さんで盛り上がって終わったそうだ。静岡もいいお客さんで気持ちよく帰ってきたという。
「おかげさまで34本終了致しましたが、だいぶ調子が出てまいりました。声も、お聴きをいただければわかると思いますが、今日は直近でやっておりますが、だいぶ安定してまいりましてですね、なかなか演奏、歌ともにですね、けっこういい感じになってまいりました。この調子で後半も頑張ってまいりたいと思います。いよいよ今週はですね、中野のサンプラザ。24日(金)、25日(土)とサンプラザでございます。今週はサンプラザで、来週は大阪行きます。今週からまりやのレコーディングがはじまります。4月からのタイアップといいましょうか、4月からの番組のテーマソングでございますので、レコーディングと並行してライヴなので、ちょっとお忙しになりますが頑張っていきたいと思っております」と達郎さん。

・棚からひとつかみ
今週は特集が一段落したのでレギュラー・プログラム。
番組の前倒し収録でかけそこなった曲や、いろいろと訃報が届いてるのでそうした関連の曲を集めて「棚からひとつかみ」。

・アトムの子
リスナーからのリクエストに応えて。1991年のアルバム『アルチザン』に収録している「アトムの子」。

・SAVING ALL MY LOVE FOR YOU
このところ番組を前倒しで収録していて、その間にたくさんの訃報が届いた。その中でいちばんショッキングだったのがホイットニー・ヒューストンの急死。
「ホイットニー・ヒューストンは1985年にデビュー。ストレートな歌、全然いじってない歌、お母さんがシシー・ヒューストンなので当たり前ですが、アリスタから出たファースト・アルバムはほんとうによく聴きました。考えてみればR&Bの女性シンガーで本当にいいと思った最後の女性シンガーのような(笑)。私にとって気がしますが。いい歌なんですがね、この1985年のファースト・アルバムは思い出が深くて。SAVING ALL MY LOVE FOR YOU。先日のキャロル・キング、ジェリー・ゴフィンの特集でいちばん最後にかけましたが、マイケル・マッサーとジェリー・ゴフィンの共作でございます。これも実はオリジナルではないんですね。マリリン・マックーとビリー・ディヴィスの'70年代のアルバムに入ってたやつを、ホイットニー・ヒューストンがカヴァーして、全米1位になりました。本当はオリジナルをかけてもいいんですがそれは次の機会ということで。今日はホイットニー・ヒューストンの追悼の一曲でございますので。私はやっぱりこのファースト・アルバムが好きです。とりわけこのSAVING ALL MY LOVE FOR YOUが大好きなのでこれで今日ははじめてみました。心よりご冥福をお祈りいたします。またひとり、上手い歌手が減ってしまいましたね。ここから全米NO.1が7作連続するという大記録がはじまるわけでございます。1985年の話。もう26年経ってしまいました。長い時間が経ってしまいました」と達郎さん。

・I'D RATHER GO BLIND
ホイットニー・ヒューストンの急死のちょっと前にエタ・ジェームズの訃報があった。
エタ・ジェームズのルックスが好きだったと達郎さん。悲しそうな顔がものすごく好きだったとか。ビヨンセがエタ・ジェームズの役をやった映画『キャデラック・レコード』も感慨深く観たそうだ。
1967年の彼女の代表作「TELL MAMA」というヒット曲のB面に入ってた「I'D RATHER GO BLIND」はスペンサー・ウイギンスやクラレンス・カーターで有名。スペンサー・ウイギンスの超絶なものと違って、エタ・ジェームズの抑制した感じが曲の悲しさを益々際立たせる。マッスル・ショールズのフェイムのリズム・セクションの素晴らしいバッキングを得て、エタ・ジェイムズのヴォーカルが冴える。エタ・ジェームズ29歳の歌。さきほどのホイットニーは22歳。

・からのベッドのブルース
日本でもたくさん訃報があった。達郎さんにとっていちばん身近だったのは布谷文夫さんが亡くなったこと。達郎さんはずいぶん布谷さんのバックをやったとか。上原裕さん、寺尾次郎さん、達郎さんのシュガー・ベイブ、伊藤銀次さんや矢野誠さんが参加したこともあった。あとは坂本龍一さんと一緒に布谷さんのバックでやったこともあり、思い出がたくさんあるそうだ。布谷さんは誰にも真似できない超絶ヴォーカル。ブルース・クリエーションというブルース・バンドからスタートして、いろいろなバンドを転々としてソロになった。1972年のソロ・デビューのシングル「からのベッドのブルース」。ドラムが松本隆さん、ベースが細野晴臣さん、ピアノが矢野誠さん、ギターは末期のブルース・クリエーションの田中さんというラインナップ。布谷さんはセンテンスの切りかたがものすごく特徴がある。実像は本当にシャイでとても大人しい。性格と歌のギャップがいいと達郎さん。「思い出がつきませんが。まだ64歳。お若いですね。ほんの数年前までの歌は全く変わらなくてですね、バリバリに出ておりましたのでもったいない。心よりご冥福を申し上げます」と。

・愛のめざめ
1月1日の放送で朱里エイコさんの「愛のめざめ」をオンエアしたが、地震情報がかぶってしまったとか。1976年にタワー・オブ・パワーと共演した一作。

・山下家の曲をあのひとにプレゼント
2月の最終週は聴取率週間にあたるので来週26日は特集を組むことになったという。バレンタインとホワイトデーの真ん中になるので、バレンタインは女性から男性に、ホワイトデーは男性から女性にお返しするので、歌の贈りもの特集をしたらどうかというアイディアが出たそうだ。放送を通じて誰かに歌をプレゼントしようという企画で、どうせだったら山下家(山下達郎、竹内まりや)の曲をプレゼントにするというもの。先週募集したところ多くのリクエスト曲が集まりもう頭数が揃ったという。前倒しで収録するため今から送っても間に合わないそうだ。

・今後の特集
3月のひなまつりに合わせてガール・シンガー、ガール・グループの特集。そろそろ珍盤奇盤もやりたいそうだ。ネタも揃ってきたという。

・IT SHOULD HAVE BEEN YOU
先日のソングライター「GEORGE FISCHOFF(ジョージ・フィショフ)特集」でかけられなかった曲から。
ニューヨークのフォーク・グループ、ニュー・クリスティ・ミーストレズ。1966年のシングル「IT SHOULD HAVE BEEN YOU」がジョージ・フィショフの作品。

・MANTECA
先週オンエアしたボビー・パーカーの1961年の「WATCH YOUR STEP」。イギリスではかなり人気のあった作品。ジョン・レノンがこの曲を自分の家のジューク・ボックスに入れおり、この曲からインスパイアされて「I FEEL FINE」を書いた。その後、レッド・ツェッペリンがこの曲にインスパイアされて「MOBY DICK」を作った。ボビー・パーカーが「WATCH YOUR STEP」を作った動機はディジー・ガレスピーのアフロ・キューバン・ジャズの作品「MANTECA」にインスパイアされて、こういう曲が作りたいと思って作った曲。そんなわけで今日はディジー・ガレスピーの「MANTECA」。ディジー・ガレスピーはジャズ・トランペッター。「MANTECA」は1954年の曲。

・いのちの歌
まりやさんのニュー・シングル「いのちの歌」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
02月26日はリクエスト企画「山下家の歌の贈りもの~山下家の曲をあの人にプレゼント」
http://www.tatsuro.co.jp
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Motoharu Radio Show #104

2012年02月15日 | Motoharu Radio Show

2012/02/14 OnAir - 2nd. Week - バレンタインズ・デイ ~ 心に響くラブソングス特集
01.Sam Cooke:Nothing Can Change This Love
02.The Beatles:And I Love Her
03.Leonard Cohen:Crazy to Love You
04.STING:Fields of Gold
05.佐野元春:情けない週末
06.Sade:Your Love Is King
07.Al Green:Let's Stay Together
08.Van Morrison:Have I Told You Lately That I Love You
09.Taylor Swift:Love Story
10.Jason Mraz:I'm Yours
11.Eric Clapton:Wonderful Tonight
12.Norah Jones:Come Away With Me
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■内容の一部を抜粋
・特集「心に響くラブソングス」
ヴァレンタインズ・デイにちなんで「心に響くラブソングス」の特集。
冬の寒い夜が続いてる。スロー・ソングスで心を温めてくださいと元春。

・Nothing Can Change This Love
・And I Love Her

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月2月の「3PICKS!」はポール・マッカートニー『Kisses On The Bottom』、レナード・コーエン『Old Ideas』、そしてボブ・ディランのカヴァー集『Chimes of Freedom: Songs of Bob Dylan』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はレナード・コーエン『Old Ideas』。

・レナード・コーエン
カナダ出身のソングライター。現在77歳、現役。この年齢でこのクリエイティヴィティは本当に素晴らしい。つい最近行われたワールド・ツアーでも世界各地とても盛況だった。レナード・コーエンはソングライターだけではなく、詩人として、また小説家として評価の高いアーティスト。レナード・コーエンが詩を書きだしたのは16歳のとき。大学を卒業して詩集を出版する。その後、ニューヨークに行ってコロンビア大学に入学。'50年代、コロンビア大学といえばビート・ジェネレーションと縁のある大学。おそらくレナード・コーエンもこのあたりの文学運動に影響を受けたものと思われる。そんな中、当時ボブ・ディランのマネージャーだったアルバート・グロスマンという人物に出会う。そのことがきっかけとなってレナード・コーエンは本格的にソングライターを目指す。おもしろいのはレナード・コーエンは日本の禅を学んでいて指導者としての資格を持っているということ。
「日本の禅の精神がソングライティングにどんな影響をあたえるのか、実際本人に訊いてみたい気がする」と元春。
レナード・コーエンの歌ということでいうと、魅力的なのは彼が書くリリックにある。どちらかというと暗い歌が多いので、自殺志望の鬱病シンガーと言われたこともあった。しかしレナード・コーエンの歌には本物の力があった。現在世界中の多くのファンが彼の音楽を聴いている。新しいアルバム『Old Ideas』のプロデュースは彼の息子であるパトリック・コーエンが担当している。このアルバム『Old Ideas』から「Crazy to Love You」。

ヴァレンタインズ・デイということで「愛」について語った言葉を集めた。古今東西「愛」について本当に様々な人がいろいろな発言をしている。特に作家から詩人、ソングライターといったアーティストは人が見えないものをかたちにするのが職業の人たちだから、「愛」はアーティストにとって語っても語っても語り足らない永遠のテーマとなっている。
作家の太宰治は「愛は最高の奉仕だ。微塵も自分の満足を思ってはいけない」と語っている。
同じようなことをロシアの作家トルストイが語ってる。「愛は惜しみなく与えるもの」と言ってる。
「愛というのは相手から奪うものではなく、限りなく与え続けるもの。僕もそう思います」と元春。
そうかと思うと作家の有島武郎は「愛の表現は惜しみなく与えるだろう。しかし愛の本体は惜しみなく奪うものだ」と言ってる。
逆のことを言ってるんたげれども、確かにそうかもしれない。じゃあ一体愛って何なんだよ? そんな疑問にフランスの作家ラ・ロシュフコーはこう答えている。
「真実の愛は幽霊のようなもの。誰もがそれについて話をするが、それを見たものはほとんどいない」

・Fields of Gold
・情けない週末

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週は「再生可能エネルギー推進協会」。これまで太陽光や風力といった自然エネルギーの重要性を訴えてきた。環境を守る豊かな社会を実現するため2006年から活動している。

・Your Love Is King

人は誰かのことを愛するとできるだけ長くその愛が続いたらいいな、そんなふうに思うもの。
愛を長続きさせるにはどうしたらいいのか?
イタリアの劇作家ディエゴ・ファブリは「愛とは相手に変わることを要求せず相手をありのままに受け入れることだ」と言ってる。
それはそうなんだけれど、かなり男性女性どちらかに試練が伴う場合がある。あまり無理すると愛が壊れてしまうこともある。
愛を長続きさせるにはどうしたらいいのか?
フランスの詩人ビクトル・ユーゴは「愛することはほとんど信じることである」と言ってる。
「そうですね。愛してるんだったら何でも信じ切って行け。相手の携帯電話を覗いたりするな。そういうことだと思います」と元春。
愛を長続きさせるにはどうしたらいいのか?
最後にイギリスの作家サマセット・モームの言葉。これは切ないけれども真実かもしれない。
「最も長く続く愛は報われぬ愛である」

・Let's Stay Together
・Have I Told You Lately That I Love You

人はよく恋愛の状態に入ると急に詩人になったり哲学者になったりしておもしろい。
ロマン主義最高の詩人バイロンの言葉は情熱的だ。
「君のために世界を失うことがあろうとも、世界のために君を失いたくはない」
作家の野上弥生子は「愛と憎しみは双子だ。愛すればこそ憎むし、憎むほどの愛があって初めて愛するのだ」と言ってる。
「そこにあるのは激しい感情。愛してる憎たらしいというのは紙一重。ちょっと間違うと大げんかになります。もうちょっと冷静になれないかと思います」と元春。
フランスの作家ポール・ヴァレリーはそんな男と女のドタバタ騒ぎに「恋愛とは二人で愚かになることだ」と言ってる。

・Love Story
・I'm Yours

元春が好きな愛の言葉。
フランスの作家サン・テグジュペリの言葉。「愛する? それはお互い見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見つめることである」
「これいいですよね。正に人生のパートナーといった感じです」と元春。
大作家ゲーテは「人生でいちばん楽しい時間は誰にもわからない二人だけの言葉で誰もわからない二人だけの秘密をともに語り合ってるときである」と言ってる。
「いいですね、こういう関係。二人心からの仲良しといった感じです」と元春。
愛の言葉でいうとラブレター。
ラブレターについてフランスの作家アンドレ・プレボーは「ラブレター。青年は急いで読み、壮年はゆっくり読み、老人は読み返す」と言ってる。
「ラブレターどうなんでしょう? もし相手と別れたりしたとき、ラブレターを取っておくか、捨ててしまうか、みなさんはどうですか?」と元春。

・Wonderful Tonight

「僕もソングライティングをしていて愛というのは本当に永遠のテーマといっていいくらい深いものを感じてます。最後に僕が好きな作家の言葉があるので聞いてください。ヘルマン・ヘッセ。彼はこんなことを言ってます。愛されることは幸福ではない。愛することこそ幸福だ」

・Come Away With Me

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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Sunday Song Book #1009

2012年02月12日 | Sunday Song Book

2012年02月12日プレイリスト
「オリジナル・ヴァージョン特集(ヒットソング、本当はこっちがオリジナル)」
1. 輝く女性(ひと)よ! / 竹内まりや 01月25日発売ニューシングル
2. ROCK AROUND THE CLOCK / SONNY DAE & HIS KNIGHTS '53
3. WOMAN, WOMAN / JIMMY PAYNE "SINGS HIS OWN HIT SONG" '67
4. ALWAYS ON MY MIND / BRENDA LEE "BRENDA" '71
5. COLDEST DAYS OF MY LIFE / WALTER JACKSON '70
6. DADDY DON'T YOU WALK SO FAST / DANIEL BOONE '71
7. FOR ALL WE KNOW / LARRY MEREDITH "LOVERS & OTHER STRANGERS" '70
8. WATCH YOUR STEP / BOBBY PARKER '61
9. いのちの歌 / 竹内まりや 01月25日発売ニューシングル
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録。昨日は島根県民会館でやってるはず。今週は15日(水)が岐阜県の長良川国際会議場。プロモーションでは岐阜に行ったことがあるものの、ライヴでははじめてとのこと。16日(木)は静岡県の静岡市民文化会館。古いホールだがいい音のする会場だと達郎さん。このライヴが終わるとまりやさんのレコーディングが入ってるのでスケジュールが詰まってくるそうだ。

・オリジナル・ヴァージョン特集(ヒットソング、本当はこっちがオリジナル)
先週に引き続いて「オリジナル・ヴァージョン特集(ヒットソング、本当はこっちがオリジナル)」。今週はそのパート2。ヒットしたヴァージョンは今回もオンエアなし。あまり電波に乗らないそのオリジナルをフル・サイズでオンエア。ツアー中の3月か4月にはこの特集の続きでドゥーワップのオリジナル・ヴァージョンの特集を計画中だとか。

・輝く女性(ひと)よ!
まりやさんのニュー・シングル「いのちの歌」のカップリング曲。

・ROCK AROUND THE CLOCK
ロック・ヒストリーの中で最も有名な曲の1曲、ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツ「ROCK AROUND THE CLOCK」。映画『暴力教室』の主題歌に起用されて1955年に全米NO.1を8週間続けた。この曲のオリジナルはソニー・デー&ヒズ・ナイツというフィラデルフィアのウエスタン・スウィング・バンド。1953年の作品。マネージメントを通じてビル・ヘイリーに伝わり、もともとはB面だったが、映画『暴力教室』の主題歌に起用されて大ブレイク。

・WOMAN, WOMAN
ゲイリー・パケット&ザ・ユニオン・ギャップの1968年のデビュー・ヒットにしてミリオンセラー「WOMAN, WOMAN」は全米4位まで上がった。この曲のオリジナルはジミー・ペイン。作曲もしている。カントリー系のソングライターで1967年に出したアルバム『SINGS HIS OWN HIT SONG』のA面1曲目に入ってる。プロデュースはビリー・シェリルだからカントリー・サウンド。

・ALWAYS ON MY MIND
ウイリー・ネルソンの1982年のNO.1のヒット「ALWAYS ON MY MIND」。プラチナ・ディスクを獲得した作品。この曲の初出はブレンダ・リーだそうだ。1971年のアルバム『BRENDA』に収められてて、全米カントリー・チャート45位まで上がった。1987年にはペット・ショップ・ボーイズのヴァージョンも全英NO.1に輝いた。

・COLDEST DAYS OF MY LIFE
チャイライツの「COLDEST DAYS OF MY LIFE」は1970年に全米ソウル・チャート8位、全米チャート47位とスマッシュ・ヒットした。ユージン・レコードの作曲だが、先にウォルター・ジャクソンがシングル・カットしていた。

・山下家の歌で誰かへの贈りもの
2月の最終週は聴取率週間にあたるので26日は特集を組むことになったという。バレンタインとホワイトデーの真ん中になるので、バレンタインは女性から男性に、ホワイトデーは男性から女性にお返しするので、歌の贈りもの特集をしたらどうかというアイディアが出たそうだ。放送を通じて誰かに歌をプレゼントしようという企画で、どうせだったら山下家の曲をプレゼントにするというもの。愛するあの人に、好きなお母さん、お父さんにという感じで。リクエストの宛先は
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

今回は緊急企画なのでメールでの受付も行うそうだ。
tatsuro@tfm.co.jp まで。

・DADDY DON'T YOU WALK SO FAST
ウェイン・ニュートンの1972年のミリオンセラー「DADDY DON'T YOU WALK SO FAST」邦題は「行かないで! パパ」。もともとはピーター・カレンダー、ジェフ・スティーヴンスという有名なソングライター・コンビの歌で初出は1971年のダニエル・ブーン。

・FOR ALL WE KNOW
カーペンターズのヒット曲として有名な「FOR ALL WE KNOW」邦題「ふたりの誓い」。1971年のミリオンセラー。もともとは1970年公開の映画『LOVERS & OTHER STRANGERS(ふたりの誓い)』の主題歌。アカデミーの主題歌賞を獲得した。オリジナル・サウンド・トラックからラリー・メレディス。音楽はフレッド・カーリンで、詞を書いたのはブレッドのジェームズ・グリフィンとロブ・ロイヤー。ちなみに映画はダイアン・キートンのデビュー作だそうだ。

・WATCH YOUR STEP
最後は寝技でボビー・パーカーの1961年の「WATCH YOUR STEP」。イギリスではかなり人気のあった作品。ジョン・レノンがこの曲を自分の家のジューク・ボックスに入れおり、この曲からインスパイアされて「I FEEL FINE」を書いた。その後、レッド・ツェッペリンがこの曲にインスパイアされて「MOBY DICK」を作った。

・いのちの歌
1月25日に発売されたまりやさんのニュー・シングル「いのちの歌」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
02月19日はレギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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山下達郎 Performance 2011 - 2012 大阪公演(1.27)

2012年02月11日 | 山下達郎

1月27日にグランキューブ大阪で行われた達郎さんのコンサートを聴きに行きました。
個人サイトにレビューをアップしてます。
ネタばれしてますので自己責任において読む、読まないを選択してください。
よろしくお願いします。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/

大阪フェスティバルホールが建て替えのため閉館したのが2008年の年末。
2010年のツアーは関西では神戸国際会館とびわ湖ホールでしか行われなかったため実に3年ぶり。
今回のツアーでは1月26日と27日、3月1日と2日の全4公演がグランキューブで行われます。

フェスティバルタワー。1月29日に撮影。



肥後橋側からの撮影です。角がカーブしています。
レリーフはまだ公開されてません。設置場所はグレーのシート部分ですね。



渡辺橋側。



こちらは一部ガラス張りですね。
新装フェスティバルホールは来年の春にオープン。楽しみです。
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Motoharu Radio Show #103

2012年02月08日 | Motoharu Radio Show

2012/02/07 OnAir - 1st. Week - オリジナルを超えたカバー曲特集
Los Lonely Boys:Fly Away
Ani DiFranco:Mariachi
Paul McCartney:My Valentine
Foster the People:Waste
Best Coast:Our Deal
The Isley Brothers:Twist and Shout
The Beatles:Twist and Shout
Bobby Fuller Four:I Fought the Law
The Clash:I Fought the Law
Bob Dylan:All Along the Watchtower
The Jimi Hendrix Experience:All Along the Watchtower
Oasis:Wonderwall
Ryan Adams:Wonderwall
Fleetwood Mac:Black Magic Woman
Santana:Black Magic Woman
佐野元春:君が気高い孤独なら
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■内容の一部を抜粋
・Fly Away
米国、テキサスからのロス・ロンリー・ボーイズは現在来日中。2月7日は東京のライヴハウスで演奏を行ったそうだ。

・Mariachi
ニューヨークの女性ソングライター、アーニー・ディフランコ。自分で運営するインディ・レーベルからの新しいレコード。
「詞曲ともに素晴らしい、とてもクリエイティブなソングライターです」と元春。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月2月の「3PICKS!」はポール・マッカートニー『Kisses On The Bottom』、『Chimes of Freedom: Songs of Bob Dylan』、そしてレナード・コーエン『Old Ideas』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はポール・マッカートニー『Kisses On The Bottom』。

・ポール・マッカートニー
ビートルズのメンバーの一人。現在69歳。今も現役で音楽活動を続けている。ポピュラー音楽史上最も成功した音楽家。ポールは昨年三度目の結婚をした。相手はアメリカ人で会社役員をしている。
「まっ、余計なお世話かもしれませんけれども、いつまでも仲良く、互いに支えあってほしいですね」と元春。
ポールの新しいレコードは自分の気に入りのスタンダード・ナンバーのカヴァー曲を歌っている。コール・ポーターやファッツ・ワーラー、そうした初期のティン・パン・アレーの名曲をカヴァーしている。そこはポールらしくありふれたカヴァー集にしないということ。ヴァッキング・ミュージシャンにダイアナ・クラールのピアノ・トリオが参加している。ポールはこのアルバムについてこんなふうに語っている。
「とても繊細で、親密感がある作品。仕事のあと家でワイングラスやティーカップを手にしながら聴くアルバムだ」
アルバム『Kisses On The Bottom』から「My Valentine」。

・Waste
・Our Deal
「ポピュラー音楽ということでいうとアイディアの楽しさ、新しさというのはポップ音楽でとても大事な要素だと思うんですけれども、それに加えてどのように時代と共鳴しあうか、これも大事なことだと思います。次に聴いてみたい二組のバンド、今この時代と上手に響き合ってるようです。アメリカ西海岸で人気のあるバンド二組、フォスター・ザ・ピープル、そしてベスト・コースト。エコーのかかり具合が'60年代フィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドを思わせます」と元春。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週は「市民ZOOネットワーク」。動物園を通して人と動物の関係を考えるをテーマに2001年から活動している。

・特集「オリジナルを超えたカヴァー・ソングス」
「よくカヴァー・レコードという言葉を聞きます。これはほかのシンガーが録音した曲を違うシンガーが歌ったレコードのことです。音楽好きの人たちの会話を聞いてるとこのカヴァー・レコードという言葉をこんなふうに使ってます。例えば『今回コール・ポーターの曲をカヴァーしたポール・マッカートニーのレコード、いいよね』そんな感じです。あるいは『このジミ・ヘンドリックスがやったカヴァー、オリジナルのディランを超えてるんじゃない?』そんな感じですよね。それとか『ちょっとこのエルヴィス・コステロのカヴァー・レコード、原曲と全然違うんだけれど、どうかな?』そんな使いかたもします。まっ、僕もミュージシャンなのでわかるんですけれども、人の曲をカヴァーするとき、いちばん望むことは、オリジナルを超えてるよね、そのように思われたらうれしいということです。そこでMotoharu Radio Show。番組後半は特集『オリジナルを超えたカヴァー・ソングス』。何曲かレコードを選んできました。まずはこの曲。'60年代、アイズレー・ブラザーズのヒット・レコード『Twist and Shout』。まずオリジナルを聴いて、そのあとカヴァー・レコードを聴いてみます」と元春。

・Twist and Shout
オリジナル、アイズレー・ブラザーズの曲をビートルズがカヴァーした。

・I Fought the Law
'80年代のUKバンド、クラッシュがシングル・レコードで出したカヴァー・レコード。バディ・ホリーのバンド、クリケッツの曲。その後、ボビー・フラー・フォーが歌ってヒットした。クラッシュのカヴァー・レコードは1979年にリリースしたが、もはやクラッシュの持ち歌といっていいくらい、ファンのあいだでは馴染み深い曲となっている。

・All Along the Watchtower
オリジナルはボブ・ディランの曲。ジミ・ヘンドリックスが演奏してヒットした。

・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・Oasis
・Black Magic Woman
「カヴァー・レコードでいうと多くの人にカヴァーされてるソングライターの一人にボブ・ディランがいます。個人的に僕いつも思うんですがディランのレコードで聴いたかぎりではピンとこなかった曲でも、ほかのアーティストがカヴァーしたレコードで聴くと、あっこんないい曲だったんだとびっくりすることがあります。ディランの曲は音楽的には比較的シンプルな作りの曲が多いです。そこに的を得た言葉が乗ると、たちまち強いイメージが浮かんできます。思わず自分も歌ってみたくなるような曲ということですよね。次に聴いてみたいこの曲はどうでしょうか? オリジナルはUKバンド、オアシスの曲。ライアン・アダムスがカヴァーしています。そして続くもう一曲はサンタナのヒット・レコード、『Black Magic Woman』。この曲はサンタナのオリジナルだと思ってる人多いんじゃないかと思います。実はカヴァー・レコードです。オリジナルはフリートウッド・マック」と元春。

・リクエスト
「番組ではみなさんからの曲のリクエストを待ってます。ほかのリスナーに紹介したい曲などがあったら、是非番組専用のウェブサイトを使って送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・君が気高い孤独なら
リスナーから「この曲をラジオで聴きたくてリクエストしました」というコメントを読んで。
「CDや携帯ガジェットで聴くのと感じかたが違うということですよね。これはよくわかりますね。たぶんラジオで聴くと見知らぬ仲間とこの曲をみんなで一緒に聴いてるんだ、そういうようなちょっと楽しい気持ちがあるんだと思います。そこがラジオならではのいいところですよね」と元春。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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Sunday Song Book #1008

2012年02月05日 | Sunday Song Book

2012年02月05日プレイリスト
「オリジナル・ヴァージョン特集(ヒットソング、本当はこっちがオリジナル)」
1. いのちの歌 / 竹内まりや 01月25日発売ニューシングル
2. EVERYBODY'S TALKIN' / FRED NEIL "EVERYBODY'S TALKIN'" '66
3. DANCING IN THE MOONLIGHT / BOFFALONGO "BEYOND YOUR HEAD" '70
4. SOMETHING STUPID / CARSON & GAILE "SAN ANTONIO ROSE" '66
5. THE THRILL IS GONE / ROY HAWKINS '51
6. SPEEDY GONZALES / DAVID DANTE '61
7. JESUS IS JUST ALRIGHT / THE ART REYNOLDS SINGERS "TELLIN' IT LIKE IT IS!" '69
8. WALK DON'T RUN / CHET ATKINS "HI-FI IN FOCUS" '57
9. LULLABYE OF THE LEAVES / CHET ATKINS "HI-FI IN FOCUS" '57
10. いのちの歌 / 茉奈佳奈 '09
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■内容の一部を抜粋
・近況
「2月になりました。わたくし、 昨日2月4日でめでたく59歳にあいなりましてですね、還暦まであと一年というふうに。たくさんバースデー・カード、お祝いのお便り、いろんな方からいただきました。この場を借りて、厚く厚く御礼を申し上げます。どうもありがとうございます。還暦まであと一年です。頑張って今年のツアーを乗り切ってですね、備えたいと思っておりますが(笑)」と達郎さん。
番組は前倒しで収録しているそうだ。ツアーは2月2日、3日に名古屋が行われてうまくいってるはず。明日6日は浜松のアクトシティ浜松、9日木曜日は岡山市の倉敷市民会館、11日土曜日(祝日)は島根の松江、島根県民会館。この先はライヴのスケジュールが詰まってきて、それに加えてまりやさんの新曲のレコーディングが入ってくるので、その前の最後の休みに番組を収録しているという。

・いのちの歌
1月25日に発売となったまりやさんのニュー・シングル「いのちの歌」。

・オリジナル・ヴァージョン特集(ヒットソング、本当はこっちがオリジナル)
達郎さんは昔から誰かの曲をカヴァーしてヒットした、その元曲を集めるのが好きなんだそうだ。今週来週の2週間は以前も何度か特集したことがあるが、今回はありったけ行こうという、ツアーにかこつけたマニアな企画「オリジナル・ヴァージョン特集(ヒットソング、本当はこっちがオリジナル)」。ヒットしたヴァージョンは今回オンエアなし。あまり電波に乗らないそのオリジナルをフル・サイズでオンエア。こうした企画は最近はコンピレーションしたCDで発売されたりしてるが、ヒットしなかったものがほとんどなので音が悪い。板起こしなので雑音だらけというひどいものもあるそうだ。そういうことだったらちゃんとした音でラジオでオンエアしようというのが特集の動機なのだとか。

・EVERYBODY'S TALKIN'
ハリー・ニルソンが1968年に映画『真夜中のカーボーイ』の主題歌として歌って全米6位の大ヒットになった「EVERYBODY'S TALKIN'」。邦題は「うわさの男」。アカデミーの主題歌賞も受賞した。この曲のオリジナル・ヴァージョンはフレッド・ニールの1966年のアルバム『EVERYBODY'S TALKIN'』に収められた「EVERYBODY'S TALKIN'」。フレッド・ニールの自作自演。

・DANCING IN THE MOONLIGHT
達郎さんの大好きな1972年のキング・ハーヴェストの「DANCING IN THE MOONLIGHT」。オリジナルはブォッファロンゴというグループ。のちにオーリアンズになるメンバーが在籍していたという。ラリー・ホッペンが歌っていたそうだ。ブォッファロンゴの1970年のアルバム『BEYOND YOUR HEAD』に収録されている。この2年後にキング・ハーヴェストがシングル・カットして、いわゆる一発屋だったがヒット・シングルにした。

・SOMETHING STUPID
1967年にフランク・シナトラとナンシー・シナトラのデュオで1967年に全米1位となった「SOMETHING STUPID」。大滝詠一さんとまりやさんのカヴァーも『ロングタイム・フェイバリッツ』に入ってたり、最近でもデュオもので何回かこの曲はヒットしている。その大本は1966年のカーソン&ゲイルという男女デュオがアルバム『SAN ANTONIO ROSE』に収録している。カーソンという男性はカーソン・パークスといってヴァン・ダイク・パークスのお兄さん。

・THE THRILL IS GONE
B.B.キングの代表曲の1曲「THE THRILL IS GONE」は1951年のウエスト・コーストのシンガー、ピアニストのロイ・ホーキンスがオリジナル。ロイ・ホーキンスのオリジナルはR&Bチャートで6位になっている。B.B.キングのヴァージョンは1970年R&Bチャート3位、全米15位。

・SPEEDY GONZALES
パット・ブーンの1962年の大ヒット曲「SPEEDY GONZALES」。この「SPEEDY GONZALES」は1961年にデイヴィッド・ダンテという白人シンガーが歌ったヴァージョンが最初。プロデュースはアイズリー・ブラザーズをやっていたヒューゴ&ルイジー。

・竹内まりやさんのニュー・シングル
まりやさんのニュー・シングル「いのちの歌」のプロモーション・ビデオがまりやさんとスタッフがセレクトして無事完成した。「みんなの写真」で「いのちの歌」のプロモーションビデオはワーナーのまりやさんの特設サイトで公開されている。達郎さんも見たそうだがシンプルで写真が優れてるそうだ。
http://wmg.jp/mariya/

・ラスカルズのボックス・セット
以前イーストウエスト・ジャパンで出したラスカルズのボックス・セットがアメリカのライノで究極のラスカルズのベストとして発表された。この度、そのラスカルズのアトランティック時代のボックス・セットの日本語解説付きを発売することになり、現在企画中なんだとか。達郎さんもかなり資料を出したという。決定したらまた告知する予定。
http://item.rakuten.co.jp/warnermusic/wqcd-5/

・JESUS IS JUST ALRIGHT
ドゥービー・ブラザーズのファースト・アルバムに入ってて初期の代表作として知られる「JESUS IS JUST ALRIGHT」。この曲はもともとはゴスペル・ソングでウエスト・コーストのアート・レイノルズ・シンガーズの1969年のアルバム『TELLIN' IT LIKE IT IS!』に入ってる。キャピトル・レコードが契約した最初のゴスペル・グループでテルマ・ヒューストンも在籍したこともあるという。

・WALK DON'T RUN
ヴェンチャーズの「WALK DON'T RUN」のオリジナルはジョニー・スミスというジャズ・ギタリストの曲。でもヴェンチャーズが元にしたのはチェット・アトキンスのヴァージョンで1957年のアルバム『HI-FI IN FOCUS』に収録されている。今回はチェット・アトキンスのヴァージョン。

・LULLABYE OF THE LEAVES
ヴェンチャーズの「LULLABYE OF THE LEAVES」邦題「木の葉の子守唄」もチェット・アトキンスの1957年のアルバム『HI-FI IN FOCUS』に収録されている。このアルバムは2007年にリマスターでCD化されたそうだ。

・いのちの歌
「いのちの歌」はもともとはNHK朝ドラ「だんだん」の劇中歌。のちに主演の茉奈佳奈さんが2009年にシングルとして発表した曲。このときは作詞家が誰なのかは明らかにされてなかったが、「だんだん」で主題歌と語りを担当したまりやさんがMIYABIというペンネームで作詞をしている。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
02月12日は引き続き「オリジナル・ヴァージョン特集(ヒットソング、本当はこっちがオリジナル)」
http://www.tatsuro.co.jp
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DVD5枚組デラックス・パッケージ『ALL FLOWERS IN TIME』

2012年02月02日 | 佐野元春
寒い日が続いています。
大阪では午後から曇ってきて3時頃に猛吹雪となりました。
積雪までには至らなかったもののすごかったです。

久しぶりに個人サイトを更新しました。
佐野元春のDVD5枚組デラックス・パッケージ『ALL FLOWERS IN TIME』、
iTunes Store限定ライブ・アルバム『ALL FLOWERS IN TIME』、
Billboard Live 'Smoke & Blue'を取り上げています。
よろしくお願いします。

これだけでは何なので小ネタを公開します。
1987年の佐野元春の「Cafe Bohemia Meeting」で終演後のテーマ曲に使われていた曲があります。
Laid Backの「Sunshine Reggae」。当時のMRSでもオンエアされたので覚えてる人も多いかと思います。
当時はインターネットもなく謎のグループでしたが便利な世の中になったものです。
検索したらヒットしました。
Laid Backはデンマーク出身の二人組のユニットで
「Sunshine Reggae」は1983年のアルバム『…Keep Smiling』収録曲。
12インチ・シングルとしてカットされてると判明しました。

●Laid Back - Sunshine Reggae



「Cafe Bohemia Meeting」から四半世紀も経ってしまったんですね。。
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