Sunday Song Book #1389

2019年05月26日 | Sunday Song Book

2019年05月26日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. 夏への扉 / 山下達郎 "RIDE ON TIME" '80
2. LADY WILLPOWER / GARY PUCKETT & THE UNION GAP '68
3. SUCH A NIGHT / DR. JOHN '73
4. WITHOUT HER / BLOOD, SWEAT & TEARS "CHILD IS FATHER TO THE MAN" '68
5. THE DEVIL GUN / FRANKIE MILLER "HIGH LIFE" '74
6. SINCE I FELL FOR YOU / LAURA LEE "WEMEN'S LOVE RIGHTS" '72
7. EARLY MORNING HUSH / B.J.THOMAS "SONGS" '73
8. ROUTE 66 / CHUCK BERRY "NEW JUKE BOX HITS" '61
9. 俺の空 / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" '11
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーの初日まで二週間を切りリハーサルも佳境に入ってるはず、と達郎さん。番組は前倒しで収録しているそうだ。

・PERFORMANCE 2019
今年も全国ホール・ツアーが開催される。6月から10月まで5ヶ月間、26都市50公演。初日は6月6日(木)千葉県の市川市文化会館。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・リクエスト特集
リハーサルを行ってるので今週も「リクエスト特集」。

・夏への扉
ちょうど季節なのでリクエストが集まった。1980年のアルバム『RIDE ON TIME』から「夏への扉」。

・LADY WILLPOWER
ゲイリー・パケット&ザ・ユニオン・ギャップの3枚目のシングル「LADY WILLPOWER」。1968年、全米チャート2位。ゲイリー・パケット&ザ・ユニオン・ギャップはデビュー・シングルから4枚目のシングルまで連続ミリオンセラーの記録を持っている。

・SUCH A NIGHT
ドクター・ジョンの「SUCH A NIGHT」は1973年、全米チャート42位。ザ・バンドのラスト・ワルツのパフォーマンスのほうが知られている。

・WITHOUT HER
ブラッド、スウェット&ティアーズはアル・クーパーの肝いりで結成されたブラス・ロックというかクロスオーバーのグループ。アル・クーパーが抜けてからメガ・ヒットになったがファースト・アルバムも評価の高い一枚。1968年のアルバム『CHILD IS FATHER TO THE MAN』に入ってる「WITHOUT HER」はハリー・ニルソンの作品だが、ハーブ・アルバートのサード・シングルとして出た曲のカヴァー・ソング。

・THE DEVIL GUN
フランキー・ミラーはブリティッシュのパブ・ロックの人。アラン・トゥーサン・プロデュースの1974年のセカンド・アルバム『HIGH LIFE』から「THE DEVIL GUN」。

・SINCE I FELL FOR YOU
ローラ・リーはシカゴ出身の黒人女性シンガー。ゴスペル畑から出てきたので歌唱力は抜群。リクエストはアルバム『WEMEN'S LOVE RIGHTS』から達郎さんのお好きな曲をというもの。1974年のアルバム『WEMEN'S LOVE RIGHTS』はインビクタス、ホットワックスから出たホーランド=ドジャー=ホーランドのプロデュース作品。古いブルース・ソング「SINCE I FELL FOR YOU」がシングル・カットされて全米ソウル・チャート24位、全米チャート76位。大変長い曲で後半は前半のカラオケが延々流れるので歌の部分だけ切り取って。

・アンコール上映
5月17日(金)から2012年に公開された『山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984 - 2012』がアンコール上映されている。いよいよ5月30日(木)まで二週間限定上映。昨年公開されたまりやさんのライヴ・ドキュメンタリー映画『souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~』も同時にアンコール上映されている。ただし二本立てではなくそれぞれ別々の上映となる。上映時間は各劇場によって異なる。詳しくはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・EARLY MORNING HUSH
B.J.トーマスの1973年のアルバム『SONGS』からキャロル・キングの作詞作曲「EARLY MORNING HUSH」。

・CD、アナログ、シングルに関する質問
リスナーから「レコード、CD何枚くらいお持ちですか?」という質問。
CD、アナログ、シングル全部合わせて6万枚ぐらいだとか。

CD断捨離中のリスナーから「アーティストをアルファベット順で並べたときにどの頭文字がいちばん多いですか? 棚が足りなくなったらどうしてるのでしょうか?」という質問。
SとTが多いそうだ。ひとりで整理するので棚の隙間が詰まったら後ろに全部移動していくという。ABC全部揃えるのに2年半くらいかかったとか。

・ROUTE 66
映画『カーズ』のファンだという3歳のリスナーからのリクエスト。チャック・ベリーの「ROUTE 66」。1961年のアルバム『NEW JUKE BOX HITS』に収録されている。

・俺の空
広島市のリスナーから「昨年夏からの工事が終わり、我が家の隣に15階建てのビルが完成しました。晴れた日の夜にはベランダからきれいな月が見えてました。涙を拭くタオルを手にしてラジオの前で待ってます」というお便りとリクエスト。2011年のアルバム『RAY OF HOPE』から「俺の空」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2019年06月02日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1388

2019年05月19日 | Sunday Song Book

2019年05月19日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. 踊ろよ、フィッシュ / 山下達郎 '87
2. MY SPECIAL ANGEL / THE VOGUES '68
3. PRETTY FLAMINGO / MANFRED MANN '66
4. IF YOU WANT ME TO STAY / SLY & THE FAMILY STONE '73
5. WINNERS & LOSERS / HAMILTON, JOE FRANK & REYNOLDS '75
6. BABY BLUES / LOVE UNLIMITED ORCHESTRA "RHAPSODY IN WHITE" '74
7. MY ONE AND ONLY LOVE / DORIS DAY "DUET" '62
8. PLEASE MR. POSTMAN / THE MARVELETTES '61
9. 本気でオンリーユー (LET'S GET MARRIED) / 竹内まりや "ヴァラエティ" "エクスプレッションズ" '84
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■内容の一部を抜粋
・近況
来月からはじまるコンサート・ツアー「PERFORMANCE 2019」のリハーサル真っ最中。「(ライヴを再開して11年目になり)レパートリーがたくさん増えましたので、演奏可能なレパートリー曲が'80年代の倍以上なので、何を選ぼうかというですね、常に消去法といいましょうか、やりたい曲があっても、これをやるとこっちができないとか、こっちもやりたい、そういう感じでございますね。選曲に苦労しているリハーサルでございますが、一所懸命、おかげさまで順調に進行しております」と達郎さん。

・リクエスト特集
ため録りがあるとハガキが山のように増えるので、今週も先々週に引き続いて「リクエスト特集」。

・踊ろよ、フィッシュ
達郎さんの曲へのリクエストはひとり一曲みたいな感じなので何をかけても同じなんだそうだ。札幌市のリスナーから5月13日に10歳になった娘さんのためにというリクエストで「踊ろよ、フィッシュ」。

・MY SPECIAL ANGEL
先週、「最近亡くなったミュージシャンをしのんで、棚からひとつかみ」の特集をしたが、今週もまずはハル・ブレインから。ザ・ボーグス1968年のベスト10ヒット「MY SPECIAL ANGEL」。

・PRETTY FLAMINGO
マンフレッド・マンはリーダーのマンフレッド・マン率いるグループで、その後アース・バンドとか名前を変えながら活動が続いた。その最初期の1966年のヒット「PRETTY FLAMINGO」。
曲をかけ終えて。「全然関係ない話なんですけれど『(闇金)ウシジマくん』の映画を観たときにマンフレッド・マンだ! ウシジマくんがマンフレッド・マンに似ているんです。マンフレッド・マンが似てるんじゃなくて。くだらない話ですいません(笑)」と達郎さん。

・IF YOU WANT ME TO STAY
スライ&ザ・ファミリー・ストーンのリクエストもコンスタントに来るけれど中でも多いのが「IF YOU WANT ME TO STAY」。1973年、全米ソウル・チャート3位のミリオンセラー。

・WINNERS & LOSERS
我孫子市の超常連のリスナーからのリクエスト。毎回観に行った展覧会や芝居、コンサートのレポートを書いて送ってくださるとか。今週はクリムトのポストカードで、「国立新美術館と、あともうひとつクリムトやってますね。行きたいけど今、全然時間が取れない(笑)」と達郎さん。リクエストはハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズ1975年のアルバム『FALLIN' IN LOVE』からシングル・カットされた「WINNERS & LOSERS」。全米21位。

・BABY BLUES
宇都宮市の超常連のリスナーから7ヶ月のお孫さんのお便りとリクエスト。バリー・ホワイト率いるラヴ・アンリミテッド・オーケストラの1974年のアルバム『RHAPSODY IN WHITE』に入ってる「BABY BLUES」。

・アンコール上映
金曜日から2012年に公開された『山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984 - 2012』がアンコール上映されている。5月17日(金)から二週間限定。昨年公開されたまりやさんのライヴ・ドキュメンタリー映画『souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~』も同時にアンコール上映されている。ただし二本立てではなくそれぞれ別々の上映となる。上映時間は各劇場によって異なる。詳しくはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・竹内まりや40周年記念アルバム
竹内まりや40周年記念アルバムの発売が決定した。アルバムタイトルは『Turntable』。モア・ベスト&レアリティーズ&カバーズというコンセプトごとに分けられた3枚組。8月21日に発売。DISC1は『EXPRESSIONS』に収録されなかった楽曲。DISC2はアルバム未収録の楽曲やレア音源を収録。岡田有希子さんに提供した「ファースト・デイト」ほかセルフ・カヴァー、初出音源満載。DISC3はサンソンの納涼夫婦放談や年忘れ夫婦放談で披露した竹内まりやの課外活動が初CD化。ディズニー映画『ダンボ』日本版エンドソング「BABY MINE」の英語ヴァージョンを収録。詳しくは竹内まりや40周年特設サイトにて。
https://www.mariya40th.com

・PERFORMANCE 2019
今年の全国ホール・ツアーが決定した。6月から10月まで5ヶ月間、26都市50公演。5月11日から7月公演分のファミリーマート先行受付がはじまっている。エントリーは本日5月19日18時まで。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・MY ONE AND ONLY LOVE
先週、追悼特集をしたが、また訃報が入ってきた。ドリス・デイが5月13日に亡くなった。享年97歳。大往生だが歌手、女優と華々しいキャリア。息子さんはテリー・メルチャーで先に亡くなっている。達郎さんのいちばん好きなシンガーのひとりなので特集を組みたいそうだが、「サンソンでドリス・デイの特集、大丈夫かな? ジェット・ストリームでしてくんないかな? そういう感じがしますけれど」と達郎さん。取り急ぎ今日はアンドレ・プレヴィンのアレンジで1962年のアルバム『DORIS DAY DUET ANDRE PREVIN』に入ってる「MY ONE AND ONLY LOVE」。東日本大震災の一周年の2012年にかけた記憶があるとか。「アンドレ・プレヴィンも先日亡くなりましたね。天国で同じ曲やってるかもしれません」と達郎さん。

・PLEASE MR. POSTMAN
リスナーから「カーペンターズの[PLEASE MR. POSTMAN]のオリジナルのマーベレッツをお願いします」というリクエスト。「PLEASE MR. POSTMAN」というとビートルズなのだが今はカーペンターズなんですね、と達郎さん。マーベレッツはモータウンのガール・グループ。1961年のデビュー・ヒットにして全米NO.1の「PLEASE MR. POSTMAN」。モータウン・レーベル初の全米NO.1シングルでもある。

・本気でオンリーユー (LET'S GET MARRIED)
松本市の女性のリスナーから長女が結婚式を挙げたというお便りと、「私たちの結婚式手違いでかけてもらえなかった」という「本気でオンリーユー (LET'S GET MARRIED)」へのリクエスト。

・番組の終わりに
「だんだん暖かくなってきましたが気温差が激しいというですね、気候でございます。季節柄という感じですが、季節の変わり目でございます。みなさまくれぐれもお身体お大事に」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2019年05月26日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1387

2019年05月12日 | Sunday Song Book

2019年05月12日プレイリスト
「最近亡くなったミュージシャンをしのんで、棚からひとつかみ」
1. パレード / 山下達郎 '76
2. THE MAGIC GARDEN / THE 5TH DIMENSION "THE MAGIC GARDEN" '68
3. HAVA NAGIRA / DICK DALE & HIS DEL-TONES "KING OF THE SURF GUITAR" '63
4. LOOKING UP TO YOU / MICHAEL WYCOFF '82
5. I'LL RUN TO YOUR SIDE / SIDNEY JOE QUALLS "SO SEXY" '79
6. JOANNA / SCOTT WALKER '68
7. ROCK AND ROLL IS HERE TO STAY / DANNY & THE JUNIORS '58
8. DRIFT AWAY / DOBIE GRAY '73
9. 片想い / 山下達郎 "アルチザン" '91
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■内容の一部を抜粋
・最近亡くなったミュージシャンをしのんで、棚からひとつかみ
達郎さんは昔から音楽が好きで'60年代からリアル・タイムでロックンロールを聴き続けてきた。自分が歳を重ねると共に、愛聴していたミュージシャンが次々と鬼籍に入っていくので、しみじみとした気分になるのだとか。特に今年入ってから相次いでいろいろな方の訃報が飛び込んできて、それぞれが一週間もしくは二週間の特集が組める方々なんだけれども、そういうプログラムを綿密に構築する時間的な余裕がなくて、今週は今年に入って亡くなられた方を中心に「最近亡くなったミュージシャンをしのんで、棚からひとつかみ」という企画。音楽は明るい曲ばかりなので明るく偲べるかなという感じなんだそうだ。

・パレード
「パレード」は達郎さんがシュガー・ベイブ時代に作った曲で当時はライヴでもやっていた。アルバム『SONGS』には収録できなかった。現在『SONGS』のCDに入ってるのはボーナス・トラックでシュガーベイブのデモ音源の「パレード」。達郎さんがソロになる前の1976年に大瀧詠一さんと伊藤銀次さんと達郎さんの3人で作った『NIAGARA TRIANGLE』というアルバムにソロ名義で収録しているのが公式のテイク。それがその後、『ポンキッキーズ』などに使われて認知されている。上原裕さんのドラム、寺尾次郎さんのベース、坂本龍一さんのピアノ、達郎さんのギターという4リズムでレコーディングしたものに、ブラスとコーラスを足したもの。

・THE MAGIC GARDEN
最近亡くなったミュージシャンの偉業を偲んで。まずはハル・ブレイン。3月11日に亡くなった。享年90歳なので大往生。達郎さんが最も敬愛するドラマー。達郎さんもドラムをやっていたのでドラマーを初めて意識した人のひとり。今はレッキング・クルーなんて誰でも口にするが、昔は達郎さんがハル・ブレインと言ったとき、「誰それ?」と散々言われた。今は普通にハル・ブレインという名前がメディアに上がっていい時代になったと達郎さん。本当は特集してもいいのだけれど、'90年代に一度特集しているので、今特集しようとしたらもう少しそのときより突っ込んだ内容にしなければならない。そうすると時間と手間がかかるので、ちょっと今はできないそうだ。一段落して心の余裕ができたらハル・ブレインの特集を組んでみたいとか。今日はフィフス・ディメンション。1967年のアルバム『THE MAGIC GARDEN』からジミー・ウェブの名曲「THE MAGIC GARDEN」。「このあいだ特集したジョー・オズボーンと天国で演奏していることでしょう」と達郎さん。

・HAVA NAGIRA
サーフィン・ミュージックの草分け、ディック・デイルが3月16日に亡くなった。享年81歳。今は誰でも「MISIRLOU(ミザルー)」を知ってる時代だけどチャートには入ってない。ヒットしてない。そのときのヒットというものが歴史に残るか残らないかは別問題。例えばディック・デイルの作品は好きな人が口にして継がれてゆくもの。もうどこに行っても「MISIRLOU」なので、達郎さんがいちばん好きなのは「KING OF THE SURF GUITAR」という歌入りの曲なんだけれど、今日はちょっと趣向を変えて「MISIRLOU」に勝るとも劣らないグルーヴの演奏、1963年のレコーディングで「HAVA NAGIRA」。いわゆるトラディショナル・ソングでインスト・グループがたくさんカヴァーしているが、ディック・デイルのヴァージョンが秀逸。スパニッシュ・メロディのナンバー。ディック・デイルはもともとプロのサーファーだったがサーフ・ボードをギターに持ち替えてサーフ・ミュージックをはじめた。

・LOOKING UP TO YOU
次はR&B系でマイケル・ワイコフ。3月13日に亡くなった。67歳だった。達郎さんよりちょっと上だが同世代。キーボード・プレーヤーでシンガー。スティービー・ワンダーのレコーディングに参加したあたりから名前が知られるようになった。いちばん有名なのはRCAでのセカンド・アルバム『LOVE CONQUERS AL』に収められ1982年にシングル・カットされてソウル・チャート47位の「LOOKING UP TO YOU」。リオン・ウェアの作品。マイケル・ワイコフは洒落た音楽をやってた人で、'80年代以降はドラッグとアルコール中毒に悩まされて、最後はゴスペルに救いを求めた。ちなみに息子はDJ マイケル・ワイコフ。DJで活躍している。

・I'LL RUN TO YOUR SIDE
シドニー・ジョー・クオールズはR&Bのシンガー。享年65歳。南部からシカゴに移り、1974年にベイカー・レーベルでシングル・ヒットを出した。この人はアル・グリーンに傾倒している人で、アル・グリーンに似た歌い方をしていて、逆に評価は低かったのだが、1979年のアルバム『SO SEXY』がいい出来で達郎さんもよく聴いていた。その中から「I'LL RUN TO YOUR SIDE」。当時は達郎さんと同い年だと知らなかったそうだ。

・スマホ
北九州市の56歳の超常連のリスナーからスマホ・デビューのお便りを読んで。
「私はちなみに今でも電話とメールはガラケーです。セキュリティーの問題がありますので。iPhone、スマホ関係はネット見るだけにしております。そういう人間もおりますので(笑)。いいんです、そんなもん。人が作ったものなんですからね。わかりますからそのうち。そんなものがですね、少しくらい遅かったり、わからなかったりしてもですね、別になんでもないんです。そんなものは。ええ」と達郎さん。

・JOANNA
スコット・ウォーカーは3月26日に亡くなった。76歳。ウォーカー・ブラザーズからソロ、その後のひじょうにアヴァンギャルドな作品と沢田研二さんに似た感じがある。「大スターからそれを拒否した、そうした、語弊あるかな(笑)。でも、ちょっとテイストがですね、スピリットとかそういうものが似てるような感じがしますが」と達郎さん。スコット・ウォーカーも特集したいそうだが、全く余裕がないという。今日はすごくベタなやつで1968年の「JOANNA」。全英チャート7位。心の余裕ができたら近日中にスコット・ウォーカーの特集をするつもりと達郎さん。

・アンコール上映
昨年公開されたまりやさんのライヴ・ドキュメンタリー映画『souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~』のアンコール上映が決定した。今回はそれに加えて2012年に公開された『山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984 - 2012』が同時にアンコール上映される。共に今週5月17日(金)から二週間限定。ただし二本立てではなくそれぞれ別々の上映となる。上映時間は各劇場によって異なる。今回は前売り券の販売はない。詳しくは竹内まりや40周年特設サイトにて。
https://www.mariya40th.com
あるいはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・関ジャム完全燃SHOW
本日よるテレビ朝日系列にて音楽バラエティー番組『関ジャム完全燃SHOW』で竹内まりや特集がオンエアされる。詳しくは竹内まりや40周年特設サイトにて。
https://www.mariya40th.com
https://www.tv-asahi.co.jp/kanjam/

・竹内まりや40周年記念アルバム
竹内まりや40周年記念アルバムの発売が決定した。アルバムタイトルは『Turntable』。モア・ベスト&レアリティーズ&カバーズというコンセプトごとに分けられた3枚組。8月21日に発売。DISC1は『EXPRESSIONS』に収録されなかった楽曲。DISC2はアルバム未収録の楽曲やレア音源を収録。岡田有希子さんに提供した「ファースト・デイト」ほかセルフ・カヴァー、初出音源満載。DISC3はサンソンでおなじみ、いわゆる「課外活動」と言われた、納涼夫婦放談や年忘れ夫婦放談で披露した竹内まりやの課外活動が初CD化。ディズニー映画『ダンボ』日本版エンドソング「BABY MINE」の英語ヴァージョンを収録。詳しくは竹内まりや40周年特設サイトにて。
https://www.mariya40th.com

・PERFORMANCE 2019
今年の全国ホール・ツアーが決定した。6月から10月まで5ヶ月間、26都市50公演。5月11日から7月公演分のファミリーマート先行受付がはじまっている。エントリーは5月19日18時まで。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・ROCK AND ROLL IS HERE TO STAY
デヴィット・ホワイトは作曲家。享年79歳。もともとはドゥー・ワップ・グループのダニー&ザ・ジュニアーズでスタート。その時代のヒット曲は今やロックンロールのアンセムとなっている。1958年、全米19位の「ROCK AND ROLL IS HERE TO STAY」。フィラデルフィア・ドゥー・ワップ。

・DRIFT AWAY
ギタリストのレジー・ヤング。南部のメンフィス、ナシュビルで長いあいだ活躍した。享年82歳。1973年のドビー・グレイのミリオンセラー「DRIFT AWAY」はレジー・ヤングの代表作。

・片想い
5月になるとこの曲。1991年のアルバム『ARTISAN』から「片想い」。

・近況
ツアーのリハーサル真っ最中だとか。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2019年05月19日は、「リクエスト+棚からひとつかみ」
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Sunday Song Book #1386

2019年05月05日 | Sunday Song Book

2019年05月05日プレイリスト
「リクエスト+棚からひとつかみ 」
1. N.O. / 電気グルーヴ '94
2. THE HORSE / CLIFF NOBLES & CO. '68
3. THE LITTLE OLD LADY(FROM PASADENA) / JAN & DEAN '64
4. DAY BY DAY / THE FOUR FRESHMEN "LIVE IN TOKYO '68" '69
5. POETRY IN MOTION / JOHNNY TILLIOTSON '60
6. RIDE ON TIME / スターリン "奇跡の人" '92
7. BLUE MONDAY PEOPLE / CURTIS MAYFIELD "THERE'S NO PLACE LIKE AMERICA TODAY" '75
8. HERE COME THE HURT / GAYLE HARRIS '63
9. I SHALL BE RELEASED / THE BAND "MUSIC FROM BIG PINK" '68
10. NEVER GROW OLD / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" '11
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■内容の一部を抜粋
・近況
「この番組もいよいよ平成が終わりまして令和に入ってまいりました。令和最初の、もう何かと言うと、さよなら平成、こんにちは令和のオンパレードでございますけれども。一応(笑)。合わせて」と達郎さん。
今週からツアーのリハーサルがはじまるとか。ちょっとレコーディングが長引いてるので、レコーディングをやりながらツアーのリハーサルをはじめる感じなのだそうだ。

・リクエスト+棚からひとつかみ
番組のほうは仕事がテンパってるのでリクエストを中心に「リクエスト+棚からひとつかみ」。

・N.O.
「で、ですね。唐突なんですけども、今日は最初にですね、一曲おかけしたい作品があります。数年前に石野卓球さんがですね、イベントのオープニングに私の[希望という名の光]のア・カペラを使ってくださいました。とってもうれしい出来事があったんですけれども。遅ればせながら(笑)、そのことへの御礼とそして応援の気持ちを込めまして、電気グルーヴ、N.O」と達郎さん。

・THE HORSE
フィラデルフィアのクリフ・ノーブルズ&カンパニー。クリフ・ノーブルズはヴォーカリストなんだけれどヒット曲はなんとインストゥルメンタル。1968年のミリオンセラー「THE HORSE」。達郎さんの記憶では日本盤が出なかったという。達郎さんがはじめて聴いたのはブッカーT & MG'Sのほうで、FENでクリフ・ノーブルズのオリジナルを聴いてうまい演奏だと思ったとか。今になって資料を見たらスタジオ・ミュージシャンの演奏だった。

・THE LITTLE OLD LADY(FROM PASADENA)
ジャン&ディーンの「THE LITTLE OLD LADY(FROM PASADENA)」(邦題は「パサディナのおばあちゃん」)は1964年の大ヒット・ナンバー。

・DAY BY DAY
フォー・フレッシュメンの「DAY BY DAY」のライヴ・ヴァージョン。東京でのライヴが東芝からアルバム化されたことがある。1968年8月15日、大手町のパレスホテルでのディナー・ショー。『LIVE IN TOKYO '68』というタイトルで1969年に発売されたが未だに未CD化。でも近いうちにCD化されるという情報もある。

・マイナンバー
リスナーから「マイナンバー制度がはじまって今年で4年経つそうですが、カード未取得者が7割もいるそうです。達郎さんはマイナンバー・カードを作りましたか?」という質問。
「全然作ってませーん。んな、一から十まで役人の言うとおりにはなりませーん」と達郎さん。

・POETRY IN MOTION
ジョニー・ティロットソンの1960年、全米2位の「POETRY IN MOTION」。達郎さんは小学校4年生のときに山中湖におじに連れて行かれて、湖のほとりの、昔のラッパのスピーカーから「POETRY IN MOTION」がながれていたことを覚えているそうだ。

・RIDE ON TIME
スタリーンの遠藤ミチロウさんが亡くなった。遠藤ミチロウさんといえば1992年のスターリンのアルバム『奇跡の人』で「RIDE ON TIME」をカヴァーしたことがある。「この番組でも一回かけたことがあります。とってもパンクな[RIDE ON TIME]なんですけれども。ご本人の弁によりますと至極まっとうなアプローチだという。とってもそのときうれしくてですね、光栄な思いで一杯でありました。心よりご冥福お祈りします。日本のパンクのパイオニアといいましょうか、草分けといいましょうか、そういう存在でありました」と達郎さん。

・最近亡くなったミュージシャンを偲んで棚からひとつかみ
来週は今年に入って亡くなったミュージシャンの追悼。特定の人物を特集していては間に合わないくらい多くの方が亡くなった。最近亡くなったミュージシャンを偲んで棚からひとつかみ。でも明るい曲ばかり、と達郎さん。

・アンコール上映
昨年公開されたまりやさんのライヴ・ドキュメンタリー映画『souvenir the movie ~Mariya Takeuchi Theater Live~』のアンコール上映が決定した。今回はそれに加えて2012年に公開された『山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984 - 2012』が同時にアンコール上映される。共に5月17日(金)から二週間の限定公開。ただし二本立てではなくそれぞれ別々の上映となる。上映時間は各劇場によって異なる。詳しくは竹内まりや40周年特設サイトにて。
https://www.mariya40th.com
あるいはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・BLUE MONDAY PEOPLE
カーティス・メイフィールドの1975年のアルバム『THERE'S NO PLACE LIKE AMERICA TODAY』から」「BLUE MONDAY PEOPLE」。『THERE'S NO PLACE LIKE AMERICA TODAY』は達郎さんの人生の中で1,2を争う好きなアルバム。「BLUE MONDAY PEOPLE」は東日本大震災のときに一度かけたことがあるそうだ。

・HERE COME THE HURT
ゲイル・ハリスは1950年代から1960年代にかけて、ファビュラス・ウェイラーズというワシントン州タコマのロックンロール・バンドにヴォーカリストとして入った。ブルー・アイド・ソウル系でシングル二枚しか確認できなかったが、そのうちの一枚にリクエスト。1963年のシングル「HERE COME THE HURT」。カルトなリクエストが来たときはまずシングル盤の棚を見るそうだ。達郎さんもいつ買ったのか覚えてないという。たぶん二十代か三十代の頃にアメリカでシングル一枚10セントでたくさん買った中の一枚だろうとのこと。

・I SHALL BE RELEASED
ザ・バンドの1968年のファースト・アルバム『MUSIC FROM BIG PINK』のラストに入ってる「I SHALL BE RELEASED」。ボブ・ディランの曲。

・NEVER GROW OLD
今、野村不動産のプラウドというCMで達郎さんの「NEVER GROW OLD」がオンエアされている。2011年のアルバム『RAY OF HOPE』から「NEVER GROW OLD」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2019年05月12日は、「最近亡くなったミュージシャンをしのんで、棚からひとつかみ」
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