Sunday Songbook #1624

2023年11月26日 | Sunday Song Book

2023年11月26日プレイリスト「ドゥー・ワップ・リクエスト特集」
1. 君の居場所 (Have a Good Time Here) / 竹内まりや 12月20日発売ニュー・シングル
2. BLUE MOON / THE MARCELS '61
3. I'M SO IN LOVE WITH YOU / THE HARPTONES "LOVE NEEDS" '82
4. MY JELLY BEAN / BOBBY & THE CONSOLES '63
5. UNTIL THEN / THE PENTAGONS '62
6. BRING ME LOVE / THE CLOVERS '56
7. JUST TO BE WITH YOU / THE PARAMOUNTS '63
8. BABY TALK / THE LAURELS '58
9. DON'T ASK ME TO BE LONELY / TATS YAMASHITA "ON THE STREET CORNER 3" '99
10. SHE'S GONE (WITH THE WIND) / TATS YAMASHITA "ON THE STREET CORNER 0" '00
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■内容の一部を抜粋
・近況
東京は気温差の激しい一週間で周りはみんな風邪を引いているそうだ。特に若い人たちが多くてインフルでもコロナでもない風邪。

・ドゥー・ワップ・リクエスト特集
先週の「ドゥー・ワップで棚からひとつかみ」の延長で今週来週の二週間は「ドゥー・ワップ・リクエスト特集」。

・君の居場所 (Have a Good Time Here)
竹内まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」が12月20日に発売。ポケモンの新作ストップ・モーション・アニメ『ポケモンコンシェルジュ』のテーマ・ソング。Netflixで12月28日から独占配信。4年ぶりのシングルで、カップリングには今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている「Brighten up your day !」、クリスマス前の発売なのでこの時期の定番曲となる「すてきなホリデイ」、そして洋楽カヴァーの「The Christmas Song」(アルバム『QUIET LIFE』に収録)、オリジナル・カラオケ入りで合計8トラックの豪華盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/「君の居場所 (Have a Good Time Here)」

・BLUE MOON
ザ・マーセルズはピッツバーグの黒人白人混成のグループ。「BLUE MOON」は1961年、全米NO.1。スタンダード・ナンバーをアップ・テンポのドゥー・ワップに変身させて大受けした。先週オンエアしたザ・バインダーズのコーネリアス・ハープがリード・ヴォーカル。今、マーセルズの「BLUE MOON」をCDで探せばほとんどステレオ。でも「BLUE MOON」はモノラルでないと迫力が出ないのでオリジナルのモノラル・ヴァージョン。

・I'M SO IN LOVE WITH YOU
今年のライヴの開演前の「客入れ」ドゥー・ワップにリクエスト。1982年のザ・ハープトーンズのアルバム『LOVE NEEDS』に入っている達郎さんの大お気に入りの一曲「I'M SO IN LOVE WITH YOU」。リアル・ステレオのいい音。

・MY JELLY BEAN
続いて今年のライヴの開演前の「客入れ」ドゥー・ワップから。「MY JELLY BEAN」にリクエスト。1963年の曲で歌っているのはボビー&ザ・コンソールズ。ボビーさんの本名はボビー・ペドリックで、のちのロバート・ジョン。子どもの頃から子役で働いていて、70年代にロバート・ジョン名義で「ライオンは寝ている」が大ヒットして日本でも知られるようになった。「MY JELLY BEAN」は60年代初めのホワイト・ドゥー・ワップのムーブメントの中から生まれた一曲。

・UNTIL THEN
ザ・ペンタゴンズはウェスト・コーストの黒人ヴォーカル・グループ。最末期、1962年の「UNTIL THEN」。

今日かけてる曲は2018年に達郎さんが監修して発売になった『ドゥー・ワップ・ナゲッツ』に、権利関係で入らなかった曲ばっかり。

・BRING ME LOVE
ザ・クローバーズはアトランティック・レーベルの代表的なグループ。1956年のシングル・オンリーの「BRING ME LOVE」。

リクエストした質問魔のリスナーから「レスラー界、相撲界のご贔屓を教えていただけますか?」という質問。
プロレスはアントニオ猪木さん。「初めて卍固めをやったときのあの興奮は。スゲェ! 相撲はもう富士櫻関。突き押しの富士櫻関ではじまり富士櫻関で終わったという。そういう感じであります」と達郎さん。

・クリスマス・イブ40周年記念盤
今年は「クリスマス・イブ」が40周年なので40th Anniversary Editionとして12月13日に12インチ・アナログ盤を発売。オリジナルの「クリスマス・イブ」と「ホワイト・クリスマス」のカップリングに、『SEASON'S GREETINGS』のボーナス・トラックに入ってる「ホワイト・クリスマス」の“Happy Xmas Show! Version”を収録。完全生産限定盤とのこと。詳しくはワーナーミュージック・ジャパンの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・「TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS VINYL COLLECTION 1976-1982」オリジナルフレーム切手
「TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS VINYL COLLECTION 1976-1982」のリリースを記念してオリジナルフレーム切手を販売する。63円切手が10枚で1シートになっている。山下達郎オンラインショップにて11月27日18時から販売開始。山下達郎オンラインショップのみの限定販売となり、郵便局では販売しない。詳しくは山下達郎オンラインショップにて。
https://shop.fannect.jp/tatsuro/pc/syousai.asp?item=SCYT000397

・JUST TO BE WITH YOU
今年のライヴの開演前の「客入れ」ドゥー・ワップから。もともとは1959年のザ・パッションズのヒット・ソング「JUST TO BE WITH YOU」。この曲をカヴァーしたのがザ・パラマウンツ。1963年のリリース。ザ・パラマウンツはたくさん同名のグループがいて、これはニューヨークのブロンクスの白人ドゥー・ワップ・グループだというデータが80年代、90年代にあった。最近はそうではないという話がネットに出ており、実際4つのザ・パラマウンツが存在している。テネシーのグループはロバート・ナイトが率いる黒人のグループ。声の感じだと白人のような感じがすると達郎さん。

・BABY TALK
ザ・ローレルズはブルックリンの白人ヴォーカル・グループ。1958年のシングル「BABY TALK」をウェスト・コーストのジャン&ディーンが翌1959年に出してベスト10ヒットになった。

・DON'T ASK ME TO BE LONELY
達郎さんの1999年のアルバム『ON THE STREET CORNER 3』に入ってる「DON'T ASK ME TO BE LONELY」。もともとはニューヨークのドゥー・ワップ・グループ、ダブスの1957年のヒット曲のカヴァー。

・未来都市を想定したセット
ライヴに関する質問で「ステージのセットの建物の書体がどれも個性的な書体で解読できなかったのですが、あの4つの看板は何と書いてあったのか教えてください」。
未来都市を想定したセットなので完全なフィクション。デザイナーが勝手に考えたもの。

・ゴジラ
ライヴに関する質問。「この度、『ゴジラ −1.0』が公開されましたが来年のコンサートからゴジラが三体に増えるのでしょうか」。
達郎さんのステージには1953年のゴジラとシン・ゴジラのフィギュアが飾ってある。「今回の『ゴジラ −1.0』のゴジラはデザインがあんまり好きじゃない。私が好きなのはとにかく初代のゴジラと、でもシン・ゴジラはよかったので、その二つを飾っています。三体にはなりません。このまま二体のままです。よしなにひとつ」と達郎さん。

・SHE'S GONE (WITH THE WIND)
達郎さんの『ON THE STREET CORNER 0』のアナログから「SHE'S GONE (WITH THE WIND)」。1999年に『ON THE STREET CORNER 1』と『ON THE STREET CORNER 2』をリマスターで再発し、そのときに『ON THE STREET CORNER 3』も出し、アナログ盤も3枚出した。そのアナログ盤を3枚お買い上げになった人に『ON THE STREET CORNER 0』というアナログ盤を進呈した。レアものが入っていて「SHE'S GONE (WITH THE WIND)」はファイブ・サテンズの作品。アカペラでやろうとしたがメロディの構造に問題があってアカペラではできなかったので、演奏付きで作った。数少ない演奏付きの達郎さんのドゥー・ワップ・ヴァージョン。このアナログ盤に収録されたのは歌が最終的にOKを出したやつじゃない仮歌なので「リハーサル・ヴァージョン」となっている。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年12月03日は、引き続き「ドゥー・ワップ・リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Songbook #1623

2023年11月19日 | Sunday Song Book

2023年11月19日プレイリスト「ドゥー・ワップで棚からひとつかみ」
1. WHY DO I CRY / LISA & THE LULLABIES '64
2. IT'S YOU / THE DEANS '61
3. DON'T LEAVE MY BROKEN HEART / THE PARAKEETS '54('73)
4. BEYOND THE SEA / THE REVERES '60
5. GOODNIGHT / THE PLURALS '59
6. YOU DON'T HAVE TO CRY ANYMORE / THE BINDERS '70
7. EVERYTHING ABOUT YOU / TY HUNTER WITH THE VOICE MASTERS '60
8. LUCKY ME, I'M IN LOVE / THE EL DOMINGOS '62
9. YOU CAN CALL / THE DELMONICOS '63
10. おやすみ、ロージー / 山下達郎 '89
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■内容の一部を抜粋
・近況
ライヴが終わって二週間、風邪をひくこともなくスタジオ仕事に励んでるそうだ。

・ドゥー・ワップで棚からひとつかみ
達郎さんのライヴはいわゆる「客入れ」と呼ばれる開演前のB.G.M.が、40数年ドゥー・ワップをかけている。最初はカセットだったが、CD-Rになり、今はデータで流している。開演の一時間前から開場するので一時間強ドゥー・ワップをかけている。最近は熱心な人がスマホのアプリ(Shazamその他)で曲目を調べているそうだ。大阪府茨木市の超常連のリスナーからは、28曲調べて5曲解明できなかったので、そのうちの1曲でもオンエアしてほしいとリクエストが届いているとか。プレイリストが同封されていて空白部分がわからない曲。そういうリスナーが他にも数人いるという。なので今日は社会還元。久しぶりに「ドゥー・ワップで棚からひとつかみ」。今年のツアーのB.G.M.でShazamでわからない曲を中心に。

ドゥー・ワップ。1940年代末から60年代初頭まで10数年間アメリカで流行ったスタイル。ストリート・ミュージックで、楽器を買う経済的余裕がない若い人が、街角に集まりヒット・ソングを歌だけでやっていたことからはじまった。映画『ロッキー』の一作目でそういう場面が出てきたり、アメリカ映画ではしばしばドゥー・ワップのストリート・パフォーマンスが出てくる。達郎さんはドゥー・ワップが好きで趣味が高じてレコード・コレクションをしていて、ライヴの開演前のB.G.M.で使い続けている。今年も一時間強で28曲ほど会場で流れている。

・WHY DO I CRY
まずは12曲めでかかったリサ&ザ・ララバイズ。ニューヨークの白人ガール・シンガー、リッキー・リッシーと白人のヴォーカル・グループ、コンコーズがバックアップし、リサ&ザ・ララバイズの名前で出した1964年の「WHY DO I CRY」。

・IT'S YOU
12曲目のリサ&ザ・ララバイズの後にジョーイ&ザ・オベーションズと書かれたリストが何人かから送られてきている。Shazamも間違えているが、YouTubeに出ているクレジットも間違えている。曲をリッピングしたときに間違えた曲名、アーティスト名が出てくるようなもので、よくあることだという。正確なデータは、やはりニューヨークの白人グループ、ディーンズが1961年に出した「IT'S YOU」。
曲をかけ終えて。
ディーン・マーチンのファンだからディーンズと付けた。だからイタリア系のグループ。

・DON'T LEAVE MY BROKEN HEART
19曲目はザ・パラキーズ。ワシントンD.C.の黒人ヴォーカル・グループ。「DON'T LEAVE MY BROKEN HEART」は1954年のレコーディングだけど発売されなかった。1973年になって世に出たので、たぶんデータがないのかShazamでは出てこないと思われる。

・BEYOND THE SEA
20番目はザ・リビアーズというニュージャージーの白人ヴォーカル・グループ。1963年にたった一枚だけシングルを出した。ボビー・ダーリンの1960年のヒット「BEYOND THE SEA」、もともとはシャンソンの「ラ・メール(La Mer)」をドゥー・ワップ仕立てにしている。

・GOODNIGHT
23番目はニュージャージーの白人ヴォーカル・グループ、プルーラルズ。2枚しかシングルが出てないが、そのうちの1枚で、1959年の「GOODNIGHT」。イースト・コーストではかなりのヒットになったという記録が残っている。

・YOU DON'T HAVE TO CRY ANYMORE
番組の前半は不明の5曲と間違えてる1曲を全て紹介。不明のドゥー・ワップ、最後はこの曲も正確な録音年代がわからないが新しいドゥー・ワップなので、相当濃いファンじゃないと顧みられないのではと推測される。ザ・バインダーズはピッツバーグの黒人ヴォーカル・グループ。歌ってるのはコーネリアス・ハープでデル・バイキンスに在籍していた。曲を書いてるもコーネリアス・ハープ。アレンジは大物のジョー・シャーマンなので、1970年代の録音かもしれない。正確な録音年代がわからない謎に満ちた一枚。だけど出来はとってもいい「YOU DON'T HAVE TO CRY ANYMORE」。

・竹内まりやニューシングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」
竹内まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」が12月20日に発売。
今回はポケモンの新作ストップ・モーション・アニメ『ポケモンコンシェルジュ』のテーマ・ソング。Netflixで12月28日から独占配信。
4年ぶりのシングルで、カップリングには今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている「Brighten up your day !」、クリスマス前の発売なのでこの時期の定番曲となる「すてきなホリデイ」、そして洋楽カヴァーの「The Christmas Song」(アルバム『QUIET LIFE』に収録)、オリジナル・カラオケ入りで合計8トラックの豪華盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・EVERYTHING ABOUT YOU
後半は今年のツアーのB.G.M.でかかったドゥー・ワップから達郎さんの好きな曲。モータウンの初期の作品でタイ・ハンター。デトロイト出身の黒人ヴォーカリスト。タイ・ハンター・ウィズ・ザ・ヴォイス・マスターズという名前で1960年、R&Bチャート18位の「EVERYTHING ABOUT YOU」。

・LUCKY ME, I'M IN LOVE
ニューヨークの黒人ヴォーカル・グループ、ザ・エル・ドミンゴスの1958年のレコーディングで発売されたのは1962年の「LUCKY ME, I'M IN LOVE」。

・YOU CAN CALL
ライヴの開演前の「客入れ」ドゥー・ワップ。今年も一時間強で大体28曲くらいかかる。いろいろな事故があって、開演が10分、15分遅れたりすることを見越して、今回は全部で37曲用意していたそうだ。29番目からは今回かかっておらず、来年のライヴの開演前のB.G.M.に散らして使用するとか。もったいないので最後はかからなかった曲。ザ・デル・モニコスはニューヨークの黒人ヴォーカル・グループでイースト・ハーレムのグループ。1963年の「YOU CAN CALL」。
曲をかけ終えて。
ドゥー・ワップ・ナゲッツのご所望も多いけれど、許諾を取るのが難しいそうだ。今回の28曲もよくて2/3というところ。今は利権の時代なので、ちょっとでも金になるのなら寄越せみたいなすごい世界。

・おやすみ、ロージー
神奈川県東山市の超常連のリスナーからのリクエストで「おやすみ、ロージー」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年11月26日は、サンソンならでは「ドゥー・ワップ・リクエスト特集」
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Sunday Songbook #1622

2023年11月12日 | Sunday Song Book

2023年11月12日プレイリスト「リクエスト特集」
1. JUNGLE SWING / 山下達郎 '93
2. GEORGY GIRL / THE SEEKERS '67
3. SECOND BEST (IS NEVER ENOUGH) / THE FINISHING TOUCH '74
4. HAND CLAPPING SONG / THE METERS '70
5. AGUA DE BEBER / ASTRAD GILBERTO "THE ASTRAD GILBERTO ALBUM" '65
6. LET'S NOT FORGET / CURTIS MAYFIELD "NEW WORLD ORDER" '96
7. TOKYO WOMAN / 竹内まりや フジテレビ系 "TOKYO WOMAN" 主題歌 発売未定 '23
8. JOCK-A-MO (IKO IKO) / JAMES "SUGARBOY" CRAWFORD '54
9. CHESTNUT MARE / THE BYRDS '70
10. ENDLESS GAME / 山下達郎 '90
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■内容の一部を抜粋
・近況
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は11月6日(日)、7日(月)の沖縄市民会館で千穐楽を迎えた。
ツアーが終わって今度は新しい仕事があってスタジオに入ってるそうだ。

・リクエスト特集
そんなわけで番組は引き続き今週も「リクエスト特集」。

・JUNGLE SWING
達郎さんの曲へのリクエストはバラけているので、今週は自分が聴きたい曲、この季節にはいいかなという感じで「JUNGLE SWING」。ディレクターの山岸さんからは「10月もかけてます」と。「いいんです、別に」と達郎さん。

・GEORGY GIRL
ザ・シーカーズはオーストラリア出身の4人組のフォーク・グループ。1967年、全英3位、全米2位の「GEORGY GIRL」。

リクエストしたリスナーが生まれた頃の曲。最近はネットで生まれた頃の曲が手軽に聴ける。達郎さんの時代にはそんなわけにはいかなかったが、だから最近のビートルズの新曲が成立すると達郎さん。

・SECOND BEST (IS NEVER ENOUGH)
ザ・フィニッシング・タッチはフィラデルフィアの3人組のヴォーカル・グループ。1974年のシングルで「SECOND BEST (IS NEVER ENOUGH)」。

・HAND CLAPPING SONG
ミーターズはニューオリンズを代表するインストゥルメンタル・グループ。1970年のアルバム『STRUTTIN'』からシングル・カットされて全米ソウル・チャート26位の「HAND CLAPPING SONG」。「この曲からたぶん大滝さんはインスパイアされた曲があります」と達郎さん。

・AGUA DE BEBER
ブラジルや中南米の音楽をかける番組が少なくなったせいか、ここ数年、目に見えてそういう音楽へのリクエストが増えてるそうだ。アストラッド・ジルベルトの1965年のアルバム『THE ASTRAD GILBERTO ALBUM』からアストラッド・ジルベルト・フィーチャリング・アントニオ・カルロス・ジョビンの「AGUA DE BEBER」(「おいしい水」)。

・LET'S NOT FORGET
カーティス・メイフィールドの1996年のアルバム『NEW WORLD ORDER』から「LET'S NOT FORGET」。この一曲はアトランタのソングライター、プロデューサーのアーノルド・ヘニングスのプロデュース&アレンジ、作曲もカーティスと共作している。

・ドゥー・ワップ特集
達郎さんのライヴはいつも開演前の一時間、ドゥー・ワップ・ソングがかかっている。来週はそんな中から選びながら「ドゥー・ワップで棚からひとつかみ」。

・TOKYO WOMAN
11月6日月曜日から4夜連続でフジテレビの深夜ドラマ枠にて「TOKYO WOMAN」というドラマが放映されていた。竹内まりやさんの未発表のカバー曲「TOKYO WOMAN」を主題歌にしたドラマで、「TOKYO WOMAN」は竹内まりやさんが度々レコーディングで共演をしている杉真理さんのバンド、BOXが2012年にリリースしたアルバム『MIGHTY ROSE』の収録曲。関東ローカルだったが放送終了後はTVerで見逃し配信されている。気の早いリスナーからリクエストが届いている。今日はTVサイズ。完成版はまだ先とのこと。

・竹内まりやニューシングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」
竹内まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」が12月20日に発売。4年ぶりのシングルで、カップリングには今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている「Brighten up your day !」、クリスマス前の発売なのでこの時期の定番曲となる「すてきなホリデイ」、そして洋楽カヴァーの「The Christmas Song」(アルバム『QUIET LIFE』に収録)、オリジナル・カラオケ入りで合計8トラックの豪華盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・JOCK-A-MO (IKO IKO)
今年のツアーで達郎さんはディキシー・カップス、ドクター・ジョンの「IKO IKO」を一節やっていたのでオリジナルにリクエスト。ニューオリンズのトラッド・ソングで、1954年にジェームス・"シュガーボーイ"・クロフォードが「JOCK-A-MO」というタイトルで発表して知られるようになった。その後、ディキシー・カップス、ドクター・ジョンとニューオリンズのムーブメントで歌い継がれている。

・CHESTNUT MARE
今年の10月27日は十三夜で「栗名月」と言われている。リスナーから「栗」にちなんだ曲にリクエスト。達郎さんが調べた結果、栗の曲はなかったという。「CHESTNUT(チェスナット)」だったらクリスマス・ソングに出てくるそうだ。いろいろ調べたらザ・バーズの1970年のアルバム『UNTITLED ALBUM』に入ってる「CHESTNUT MARE」がヨーロッパでヒットしたことがわかった。「CHESTNUT MARE」はロジャー・マッキンの曲で栗毛の雌馬のこと。達郎さんはバーズの「CHESTNUT MARE」が大好きなので選曲。アルバム・バージョンはものすごく長いので今日は短く編集されたシングル・バージョン。クラレンス・ホワイトのギターが素晴らしいと達郎さん。
曲をかけ終えて。
野生の馬がほしくて、それを追いかけるという歌で、ひじょうに象徴的な、ラヴ・ソングとも取れるし、メタファーがいっぱいな詞。「これ久しぶりに聴いたんですが、バーズはもうちょっと勉強しないとダメだなという、そういうアレですが。少年老い易く学成り難しという正に」と達郎さん。

・ENDLESS GAME
愛知県知多郡のリスナーからのリクエストで「ENDLESS GAME」。連城三紀彦さんの原作『飾り火』をドラマ化して篠ひろ子さんが主演したテレビ・ドラマ『誘惑』の主題歌。1990年のリリースから今年で33年の歳月がながれた。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年11月19日は「ドゥー・ワップで棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Songbook #1621

2023年11月05日 | Sunday Song Book

2023年11月05日プレイリスト「リクエスト特集」
1. 世界の果てまで / 山下達郎 '95
2. YOU GOT IT / ROY ORBISON '89
3. SWEET LOVER MAN / POINTER SISTERS "BLACK & WHITE" '81
4. TURNED AWAY / CHUCKII BOOKER '89
5. DINING ALONE / CARLA BLEY "DINNER MUSIC" '77
6. OUR LIPS ARE SEALED / THE GO-GO'S '81
7. LET ME DREAM / GEORGIA GIBBS "CALL ME" '66
8. ずっと一緒さ / 山下達郎 '08
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録。いよいよツアーは11月6日(日)、7日(月)の沖縄市民会館で千穐楽を迎える。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
チケットの一般発売日などの詳細は山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・リクエスト特集
先週に引き続いて「リクエスト特集」。

・世界の果てまで
気の早いリスナーから「まだ冬の気配が近づいてくる前なのに」、1995年のシングル「世界の果てまで」にリクエストがたくさん届いてるそうだ。

・YOU GOT IT
ロイ・オービソンの1989年のベスト10ヒットで本格復活作「YOU GOT IT」。

・SWEET LOVER MAN
ポインター・シスターズは4人組でデビューしたが、途中で3人組になり、あわやと思ったがリチャード・ペリーの手腕で復活した。1981年のアルバム『BLACK & WHITE』はゴールド・レコードを獲得。A面の1曲目でジェリー・ラゴヴォイの作曲作「SWEET LOVER MAN」。

・TURNED AWAY
チャッキー・ブッカーの1989年、全米ソウル・チャートNO.1の大ヒット・ナンバー「TURNED AWAY」。チャッキー・ブッカーはL.A.出身でバリー・ホワイトに見出された人。

・DINING ALONE
カーラ・ブレイが亡くなった。ピアニストで作曲家だがアヴァンギャルドなアプローチの人。リクエストしたリスナーから、村上"PONTA"秀一さんの自伝にカーラ・ブレイのアルバム『DINNER MUSIC』でスティーヴ・ガッドの代わりに叩いたと書かれているけれど、アルバム『DINNER MUSIC』はSTUFFのメンバーとレコーディングした作品で、スティーヴ・ガッドの名前がクレジットされてます。真相はどうなんでしょうか?というお便り。リクエストはカーラ・ブレイが珍しく歌っている「DINING ALONE」。
『DINNER MUSIC』は1977年のアルバムで、達郎さんもポンタさんの話も知ってるが、「はっきり言ってわかりません。アメリカの場合はユニオンがうるさいですから、影武者とかそういうのありますけど、記録には残らないのが多いです」と達郎さん。アナログ・レコーディングはエンジニアの力量に音色がものすごく左右されるので、同じドラマーでもエンジニアによって全く違う音で聞こえる場合もあるそうだ。でもポンタさんが大ボラを吹くこともないので、ある程度は事実のような気がするとのこと。「謎です」と達郎さん。

・TOWER RECORDS SHIBUYA Presents RCA/AIR YEARS 〜TATSURO YAMASHITA FRIDAY NIGHT BOMBER〜
RCA/AIR YEARSのアナログ盤、全8タイトルの発売を記念して、DJイベントが決定した。『TOWER RECORDS SHIBUYA Presents RCA/AIR YEARS 〜TATSURO YAMASHITA FRIDAY NIGHT BOMBER〜』という長いタイトル。タワーレコード渋谷店で11月17日(金)、18時開場 / 18時30分開演。出演はDJ MURO、「SPARKLE」のミュージック・ビデオに出演したダンサーのTHE D SoraKi、あとDJのNatsu Summer。会場はタワーレコード渋谷店地下一階 CUTUP STUDIO。詳しくは山下達郎 RCA/AIR YEARSのX、旧ツイッターにて。
https://twitter.com/TATSURO_RCA_AIR/

・Tokyo Woman
竹内まりやさんの未発表のカバー曲「Tokyo Woman」をモチーフにしたドラマが、フジテレビの深夜ドラマ枠にて、明日11月6日月曜日から4夜連続で放送される。この「Tokyo Woman」は、竹内まりやさんが度々レコーディングで共演をしている杉真理さんのバンド、BOXが2012年にリリースしたアルバムの収録曲。ドラマは関東ローカル。詳しくは竹内まりやオフィシャル・サイトにて。
https://www.mariyat.co.jp

・OUR LIPS ARE SEALED
L.A.の4人組のガールズ・バンド、ゴーゴーズ。ベリンダ・カーライルが在籍していたことで知られている。1981年のファースト・ヒット、全米20位の「OUR LIPS ARE SEALED」。

・LET ME DREAM
ジョージア・ギブスは戦前から活動している、いわゆるジャズ・ヴォーカルの範疇に入るシンガー。1966年のアルバム『CALL ME』にテディ・ランダッツォが3曲書いている。その中から「LET ME DREAM」。

・ずっと一緒さ
今日の最後は富山県滑川市の超常連のリスナーからのリクエストで「ずっと一緒さ」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年11月12日は引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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