COZY

2007年02月27日 | 山下達郎

SITEDOIに山下達郎のアルバム『COZY』(1998年)のレビューをアップしました。

『COZY』はオリジナルとクリスマス仕様の2枚があり、アナログ・ディスクでも発売された。アナログ盤をどこで買ったのか思い出せない。たぶん心斎橋にあったWAVEだったと思う。発売日は10月25日。ライヴ・ツアー「PERFORMANCE '98-'99」がはじまっていて、会場でも売っていた。クリスマス仕様盤はCDだけで11月から期間限定で発売された。正確な発売日は覚えていない。パッケージだけが別でCDは同内容だった。マニア向けのレアな商品だった。こちらは梅田のタワレコで買った記憶がある。自分へのクリスマス・プレゼントみたいなものだ。誰も僕にプレゼントしてくれそうになかったし、実際にもらわなかった(苦笑)。

そんなわけで『COZY』3種をそっと公開してみました。
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Sunday Songbook Playlist

2007年02月25日 | Sunday Song Book

<02月25日プレイリスト>
[「100%リクエスト」]
明日のない恋/竹内まりや 3月7日発売ニュー・シングル
WILL YOU BE STAYING AFTER SUNDAY/THE PEPPERMINT RAINBOW '69
YESTERDAY WHEN I WAS YOUNG/ROY CLARK '69
YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN(IF YOU BREAK MY HEART)/THE STYLISTICS "ROUND 2" '72
ACADIAN DRIFTWOD(LIVE)/THE BAND "THE LAST WALTZ" '02
人生の扉(CM VERSION)/竹内まりや '07
GUABI GUABI/GEORGE SIBANDA
シングル・アゲイン(2007 New Remaster)/竹内まりや '89
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■内容の一部を抜粋
・竹内まりやのニュー・アルバムのレコーディング
レコーディングは佳境に入ってきた。毎日、毎日スタジオ暮らし。締め切りが迫ってきたので一所懸命製作にいそしんでいるそうだ。

・明日のない恋
3月7日発売のニュー・シングル。
日本テレビ系で火曜日の午後9時から放送されている「火曜ドラマゴールド」の主題歌。「火曜サスペンス」から長らく続いた火曜日の2時間枠も今年の3月一杯で終了となるそうで、その最後を飾るテーマ・ソングとして、竹内まりやの新曲「明日のない恋」が1月9日より使用されている。かつて「火曜サスペンス」時代に竹内まりやは「シングル・アゲイン」(1989年)、「告白」(1990年)と2曲作品提供しているので、今回のシングル「明日のない恋」はスペシャル・エディションで、「シングル・アゲイン」と「告白」のリマスター・ヴァージョンとそれぞれのカラオケの全6曲を収録して、1000円のお買得パッケージとなっている。
「明日のない恋」のパーソナルは、ドラムは今回コンピュータ・ミュージックなのでマシン。パーカッションはラテン・フレーバーなので浜口茂外也さんにお願いしている。ギターは山下達郎。アコースティック・ピアノは珍しく佐藤博さん。いつもの一発で聴けばわかる特徴的なフレーズが出てくる。ストリングス、ブラス関係のオーケストレーションは服部克久さん。

・WILL YOU BE STAYING AFTER SUNDAY
ペパーミント・レインボウは'60年代の後期に活躍したメリーランド州ボルティモア出身の男女混成のグループ。「WILL YOU BE STAYING AFTER SUNDAY」は1969年のデビュー・ヒット。全米32位。ソフトロック傾向の曲。曲を書いたのはアル・カーシャーとジョエル・ハーシュホンで、モリー・マクガバンの1973年のNo.1「モーニング・アフター」(映画『ポセイドン・アドベンチャー』の主題歌でアカデミー賞を獲得した)の作曲者。プロデュースはポール・レイカー。バブルガム・ポップの立役者でスティームの「ナ・ナ・ヘイ・ヘイ・キス・ミー・グッバイ」、レモンパイパーズの「グリーン・タンバリン」などプロデュースしている。「サンシャイン・ポップ然とした'60年代の後期のアメリカン・ポップの名曲でございます」とタツローさん。

・YESTERDAY WHEN I WAS YOUNG
イ・ビョンホン主演の『夏物語』の韓国上映のエンディング・ロールにロイ・クラークの「YESTERDAY WHEN I WAS YOUNG」が使われたが、日本では著作権の関係で別の曲に差し替えられた。
ロイ・クラークはカントリーのフィールドの人で、ギタリスト、バンジョー・フィドル奏者。大変なテクニックを持っているが、歌っても渋い声で、カントリー界の重鎮。「YESTERDAY WHEN I WAS YOUNG」は1969年全米19位となった。カントリー・チャートではベステンヒットとなった。もともとはシャンソンで、シャルル・アズナブールの作品に英語詩を付けた。過ぎてゆく若さへの郷愁を歌っている。

・YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN(IF YOU BREAK MY HEART)
リスナーから「春にぴったりなスタイリスティクスの曲」というリクエストに、タツローさんは「寝技でいってみます。トム・ベルの曲じゃないやつ」と選曲した。
バート・バカラック/ハル・ディヴィッドが書いた曲のカヴァーだが、トム・ベルがアレンジするとまるでオリジナルのように聴こえてしまうのだという。トム・ベルのアレンジャーとしてのセンスが発揮された「YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN(IF YOU BREAK MY HEART)」。シングル・カットされて1973年全米23位。もともとはディオンヌ・ワーウィックの1964年のヒット曲。
「"私に冷たくしたらあなた天国に行けないわよ"というオソロシイ曲」とタツローさん。

・花粉症
タツローさんはまだ花粉症になってないそうだが、毎年何人かずつ増えてゆくが食品添加物のせいかもしれないと考察。毎冬、かぜ予防の対策のために鼻うがいをやっているそうだ。生理食塩水で鼻の穴を洗浄するのだが花粉症にも効くという。友人に勧めると花粉症がかなり改善するという報告が来ているのだそうだ。

・ACADIAN DRIFTWOD(LIVE)
2002年に出たザ・バンドの『ラスト・ワルツ(完全版)』から未発表ヴァージョン。「アケーディアン」はアカーディア(カナダ東南部の旧フランス領植民地)の流浪の民を差す。
「ちょっと長いんですが最高の演奏、最高の歌が聴けます」とタツローさん。

・人生の扉(CM VERSION)
協和発酵のCMソングで竹内まりやの新曲「人生の扉」がながれている。CMサイズは曲の歌いだしのところで、まだミックスが終ってないので、そこまでしか出来てないそうだ。この楽曲は現在製作中のアルバムに収録される予定とのこと。アルバムの中核となるナンバー。シングル・カットはされない。演奏は「シンクロニシティ」と同じセンチメンタル・シティ・ロマンス。ベースは伊藤広規、山下達郎のアコースティック・ギター。

・GUABI GUABI
「GUABI GUABI」という曲は1960年代の前期にニューヨークあたりのフォーク・シーンでかなり歌われた曲。アーロー・ガスリー、ランブリン・ジャック・エリオット、タージ・マハール、ジム・クウェスキンといろいろな人のレコーディングが残っている。元を辿れば南部のアフリカのフォーク・ソング。1940年代の終わりにアフリカの現地の音楽を録音する作業が大規模に行われ、その時に発見された曲。
ジョージ・シバンダという南部アフリカ南ローデシア出身の人が歌ったフォーク・ギターのヴァージョンがSPで録音され残っている。それが'60年代のフォーク・リバイバルの時に発見されていろいろな人に歌われてポピュラーになり、ブロードウェイの舞台にも乗った。
現在はCD化されているが、1枚の写真も残ってないし、アフリカ語なので歌詞の内容もよくわかってない。"GUABI GUABI"というのは人の名前だそうで、その人に呼びかけながら、僕はガールフレンドがいる、僕は彼女を愛していると、ガビガビに自分の彼女のことを話しているという。1950年頃のレコーディング。

・シングル・アゲイン(2007 New Remaster)
今回のシングル「明日のない恋」のカップリング。1980年代当時のレコーディングでは歌が小さく聞こえるので、歌を少し上げたそうだ。バランス的に上げて作ったとか。

・告知
来週はひなまつり前後なので恒例のガール・シンガー、ガール・グループ特集。
3月はリクエスト特集を重点的にやりたいそうだ。
先週か今週で750回を迎えているはずとのこと。

・バースデイ・メッセージ
僕から友人に送った「Happy Birthday」のメッセージが読まれました。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
03月04日は、ひなまつり恒例「ガール・シンガー、ガール・グループ特集」
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生田神社

2007年02月23日 | 神戸、兵庫

これは今年の正月、生田神社へ初詣に行った時、撮った写真だ。僕はきっとミーハーなんだろう(苦笑)。あちこちで「藤原紀香」の名前が出ていたが、相方さんの名前は一度も耳にすることはなかった。 帰りは南出口から出てチキンジョージの跡地を撮影した。

2005年12月に佐野元春が出演する堂島孝平のライヴを聴きに行った。その時に年末(2005年)で一旦休業すると発表があった。それから1年あまりが過ぎたけれど、まだ着工したばかりという感じだ。今年中にはリニューアルできるのだろうか? バナナホールも明け渡しで二転三転しているが決着はついてないみたいだ。
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Love Letter

2007年02月22日 | 映画

これは岩井俊二監督作品『Love Letter』のDVDだ。春先の話なので今の季節に見るのがいい。淡い色調の映像をただぼんやりと見ているだけで心が温かくなる。

ロードショー公開が1995年ということだ。最初に見たのは衛星放送で1997,8年頃だったと思う。映画の中の小物にワープロが出てくる。今見ると相当古いタイプの機種だと感じる。もちろん、まだケータイも普及してない頃の映画。10年と少し前ですよ。時の流れは早い。

最初に見た時から好きな映画で、それは今も変わらない。中山美穂が「渡辺博子」と「藤井樹」の二役を演じるのだけど、どちらの役も好きだ。ストーリー自体はリアリティーのない話だと思うけど、脚本はうまく書けてる。松田聖子の「青い珊瑚礁」と豊川悦司の関西弁がいい感じ。

今年の1月2日にNHK-FMで放送された「ダブルDJショー 鈴木慶一 × 岩井俊二」で『Love Letter』の話が出ていた。この映画に出てるだけで韓国では有名人になるくらい、韓国で大ヒットしたらしい。
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第49回グラミー賞授賞式

2007年02月19日 | Rock

録画していた第49回グラミー賞授賞式を見た。今回のオープニング・アクトは結成30周年のポリス。あのポリスだ。歌った曲は「ロクサーヌ」。パフォーマンス自体は悪くなかった。スティングの声は衰えなし。グラミー賞の翌日に記者会見して再結成ツアーの発表があった。

授賞式は最優秀ポップ・コラボレーション・ウィズ・ボーカル賞をトニー・ベネット&スティーヴィー・ワンダーの「For Once In My Life」が獲得したところからはじまった。

R&B部門の授賞式でパフォーマンスを披露したのはビヨンセ。彼女を紹介したのがプリンスで、出てきて「一言だけ。ビヨンセ」と言い放った。印象的な場面だった。R&B部門はメアリーJ.ブライジがほぼ独占した。

トリヴュート・ライヴはいつもセグメントの後にやっていたが、今回は独立していて、イーグルスとジェームス・ブラウンが取り上げられた。セグメントの後にダンス・パフォーマンスがあって、ここで取り上げられたのもJB。最後に真っ赤なマントがマイク・スタンドにかけられ、そこにスポットライトがあてられた。非常に感動的なシーンだった。

今回のグラミーは「グラミー・モーメンツ」というコンテストも同時に開催されていた。アメリカでは「アメリカン・アイドル」という「スター誕生」みたいなオーディション番組が当っている。最優秀新人賞もこの番組の出身者が初受賞。なんだかツマラナイ。

カントリー・アルバムを受賞したのがディクシー・チックス。2003年のロンドン公演で「ブッシュ大統領が同郷のテキサス出身なんていうのが恥なの」と発言してアメリカで大バッシングを受けた。不買運動、ラジオでの放送禁止などを乗り越えての受賞。カントリー界からは未だに冷たくされているそうで、「私たちが喜んでいる時、テレビを切った人たちもいるんでしょうね」と堂々の勝利宣言があった。結局、ディクシー・チックスはノミネートされた賞をすべて受賞。主要三部門を独占した。リベラルの風が吹き荒れたのだ。最後の最優秀アルバム賞のプレゼンターはドン・ヘンリーだったが、ディクシー・チックスとその家族、そして友人たちをリスペクトしていた。

グラミー賞はショウを優先させるから、ちゃんと紹介されない受賞者も多い。ドン・ヘンリーも名誉パーソン賞というのを受賞している。オフィシャル・サイトのウィナー・リストを見たら、ブルース・スプリングスティーンがトラディショナル・フォーク・アルバム部門と『メイキング・オブ・ボーン・トゥ・ラン』で長編ミュージック・ビデオ部門のグラミーを獲っていたし、ディランもソロ・ロック・ヴォーカル部門とコンテンポラリ・フォーク/アメリカン・アルバム部門でグラミーを獲ったし、映画音楽楽曲賞でランディー・ニューマン(作曲)とジェームス・テイラー(歌)がグラミーを獲っていた。

第49回グラミー・アワーズ、主要部門の受賞アーティストは以下の通り(BARKSより)。

●レコード・オヴ・ザ・イヤー
ディクシー・チックス「Not Ready To Make Nice」

●アルバム・オヴ・ザ・イヤー
ディクシー・チックス『Taking The Long Way』

●ソング・オヴ・ザ・イヤー
ディクシー・チックス「Not Ready To Make Nice」

●最優秀新人
キャリー・アンダーウッド

●最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス
クリスティーナ・アギレラ「Ain't No Other Man」

●最優秀男性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス
ジョン・メイヤー「Waiting On The World To Change」

●最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオ or グループ)
ブラック・アイド・ピーズ「My Humps」

●最優秀ポップ・コラボレーション
トニー・ベネット&スティービー・ワンダー「For Once In My Life」

●最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム
ジョン・メイヤー『Continuum』

●最優秀ダンス・レコーディング
ジャスティン・ティンバーレイク&ティンバランド「Sexy Back」

●最優秀エレクトロニック/ダンス・アルバム
マドンナ『Confessions On A Dance Floor』

●最優秀ソロ・ロック・パフォーマンス
ボブ・ディラン「Someday Baby」

●最優秀ロック・パフォーマンス(デュオ or グループ)
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「Dani California」

●最優秀ハード・ロック・パフォーマンス
ウルフマザー「Woman」

●最優秀メタル・パフォーマンス
スレイヤー「Eyes Of The Insane」

●最優秀ロック・ソング
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「Dani California」

●最優秀ロック・アルバム
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『Stadium Arcadium』

●最優秀オルタナティヴ・アルバム
ナールズ・バークレイ『St Elsewhere』

●最優秀女性R&Bパフォーマンス
メアリー・J.ブライジ「Be Without You」

●最優秀男性R&Bパフォーマンス
ジョン・レジェンド「Heaven」

●最優秀R&Bパフォーマンス(ディオ or グループ)
スライ&ザ・ファミリー・ストーン、ジョン・レジェンド、ジョス・ストーン、ヴァン・ハント「Family Affair」

●最優秀アーバン/オルタナティヴ・パフォーマンス
ナールズ・バークレイ「Crazy」

●最優秀R&Bソング
メアリー・J.ブライジ「Be Without You」

●最優秀R&Bアルバム
メアリー・J.ブライジ「The Breakthrough」

●最優秀コンテンポラリーR&B・アルバム
ビヨンセ『B'Day』

●最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンス
T.I.「What You Know」

●最優秀ラップ・パフォーマンス(ディオ or グループ)
カミリオネア ft. クレイジー・ボーン「Ridin'」

●最優秀ラップ/スナッグ・コラボレーション
ジャスティン・ティンバーレイク ft. TI「My Love」

●最優秀ラップ・ソング
リュダクリス ft. ファレル「Money Maker」

●最優秀ラップ・アルバム
リュダクリス『Release Therapy』

●最優秀女性カントリー・ヴォーカル・パフォーマンス
キャリー・アンダーウッド「Jesus, Take The Wheel」

●最優秀男性カントリー・ヴォーカル・パフォーマンス
ヴィンス・ジル「The Reason Why」

●最優秀カントリー・パフォーマンス(デュオ or グループ)
ディクシー・チックス「Not Ready Make Nice」

●最優秀カントリー・ソング
キャリー・アンダーウッド「Jesus, Take The Wheel」

●最優秀カントリー・アルバム
ディクシー・チックス『Taking The Long Way』

●プロデューサー・オヴ・ザ・イヤー
リック・ルービン

●最優秀ショート・フォーム・ミュージック・ビデオ
OK GO「Here It Goes Again」

●最優秀ロング・フォーム・ミュージック・ビデオ
ブルース・スプリングスティーン「Wings For Wheels: The Making Of Born To Run」

●最優秀ボックス/スペシャル・エディション・パッケージ
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『Stadium Arcadium』
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Sunday Songbook Playlist

2007年02月18日 | Sunday Song Book

<02月18日プレイリスト>
[「棚からひとつかみ」]
明日のない恋/竹内まりや 3月7日発売ニュー・シングル
HIPPY HIPPY SHAKE/THE SWINGING BLUE JEANS '64
SWEET BABY/HARRY RAY "IT'S GOOD TO BE HOME" '82
MR. FIX-IT/JEFFREE "JEFFREE" '78
ANGEL/ELVIS PRESLEY "FOLLOW THAT DREAM" '62
BOY WONDER(WHO MADE GOOD)/COOL SOUNDS '72
I LOVE HOW YOU LOVE ME(STEREO VERSION)/THE PARIS SISTERS '61
アトムの子/山下達郎 "アルチザン" '91
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■内容の一部を抜粋
・竹内まりやのニュー・アルバムのレコーディング
レコーディングは佳境に入ってきた。毎日、毎日スタジオ暮らし。とはいうものの歌舞伎を見に行ったり、人形浄瑠璃を見に行ったり、単館上映の映画のモーニング・ショーを見に行ったりして、刺激を受けているという。

・明日のない恋
3月7日発売のニュー・シングル。
日本テレビ系で火曜日の午後9時から放送されている「火曜ドラマゴールド」のテーマ・ソング。「火曜サスペンス」から長らく続いた火曜日のドラマ枠も今年の3月一杯で終了となるそうで、その最後を飾るテーマ・ソングとして、竹内まりやの新曲「明日のない恋」が1月9日より使用されている。かつて「火曜サスペンス」時代に竹内まりやは「シングル・アゲイン」(1989年)、「告白」(1990年)と2曲作品提供しているので、今回のシングル「明日のない恋」はプレミアム・エディションということで、この火曜ドラマ枠にゆかりのある懐かしい2曲のリマスター・ヴァージョンを足した3曲、それぞれのカラオケが付いて全6曲を収録している。それで1000円のお徳用パッケージ。

・HIPPY HIPPY SHAKE
スウィンギン・ブルージーンズはビートルズと同郷リヴァプール出身で、クラブでもいつも一緒にやっていた仲間だった。そして同じEMIと契約して1963年に出したシングルが「HIPPY HIPPY SHAKE」。全英チャート2位のヒット曲。元々はチャン・ロミオというメキシカン・アメリカンの人がオリジナルだったが、「HIPPY HIPPY SHAKE」といえばスウィンギン・ブルージーンズの代表曲として知られている。EMIはシングルにするつもりがなかったけれど、メンバーの強烈なアピールでシングルにしたところヒットしたという曰く付きの曲。全米チャートでも1964年に24位まで上がった。

・SWEET BABY
リスナーからのリクエスト。
モーメンツのリード・ヴォーカリスト、ハリー・レイ。今は亡きファルセットの名手だった。ハリー・レイのアルバム『IT'S GOOD TO BE HOME』は日本のP-Vineから1992年にCD化されたがすでに廃盤となっている。
「SWEET BABY」は1982年全米ソウル・チャート37位。途中で出てくる女性ヴォーカルはシルビア・ロビンソンで、プロデューサーだということだ。

・JBのお薦めCDは?
リスナーからの質問で「ジェームス・ブラウンの特集がよかったのでCDを買ってみようと思っています。何から聴けばいいのでしょうか?」。タツローさんは50周年記念の2枚組『50th Anniversary Collection』がいいと思いますよ、うまくまとまっているCDです、と答えた。

・MR. FIX-IT
ジェフリーはあまり有名ではないソウル・シンガー。元々はジェフ・ペリーという名前で何枚かシングルを出していた。1978年にジェフリーという名前でMCAからアルバムを1枚だしている。ここからシングル・カットした「MR. FIX-IT」が彼の唯一のソウル・チャートに乗ったヒット曲となった。1978年全米ソウル・チャート53位。カーティス・メイフィールドのレコードの現場にマーヴィン・ゲイが迷い込んだような作品。ウェスト・コーストのレコーディングで弦アレンジをしているのがジーン・ペイジ。「クラブ受けしそうな1曲」とタツローさん。

・ANGEL
リスナーからのリクエスト。
「ANGEL」はエルヴィス・プレスリーの映画『夢の渚』(1962年)で歌われる曲。それをクリフ・リチャードがカヴァーして日本でヒットした。アメリカではヒットしてない。曲を書いているのはシド・ペッパー、ロイ・ベネットのコンビ。「ブルー・レディーに赤いバラ」とか「G.I.ブルース」とか名曲をたくさん書いている。タツローさんはこの曲が好きで『On The Street Corner 3』でカヴァーした。
今回はオリジナル・ヴァージョンを、ということでエルヴィス・プレスリーの映画のサントラから。

・BOY WONDER(WHO MADE GOOD)
クール・サウンズはヤング・ハーツのメンバーだったジェームス・ムーアがリード・ヴォーカルをやっているディープ・ソウルのグループ。「BOY WONDER(WHO MADE GOOD)」は1972年にワーナーから出たシングル。

・コンサート中の出来事
リスナーから、とあるアーティストのコンサート中に、隣の席のカップルが喧嘩をやりはじめて、楽しい気分が台無しになったことがあった、というハガキを読んで。タツローさんは、ライヴでブレイク・ダウンした時に、ケイタイが鳴ったことがある、と話した。P.A.の近くだったので、スタッフがその側にいて見ていたら、「ピ、ピ、ピ」と鳴った瞬間に、周りのお客さんがその着信したお客さんをザンッと睨みつけて「殺すぞ」と言ったとか。ある日の大阪フェスティバルホールでの出来事だそうだ。どこまで本当の話かわからない(笑)とタツローさん。
*このエピソードは昨年の6月18日の放送でもはなしています。

・やさしい夜遊び
桑田佳祐さんが、JFN系毎週土曜日午後11時からのレギュラー番組「やさしい夜遊び」で、時々タツローさんのことをネタにして喋るらしい。先週の放送で「タツローさんは飲めば飲むほど巻き舌になる。芸風と違うところに行ってしまう」と話していたそうだ。
タツローさんは、池袋生まれなので、そんなに柄がいいことはない、パブリックなところではちゃんとしているが、飲めば「そんなオマエ、オレは...」って調子になると話した。
「ですけど、桑田さんだって、そのままそっくりお返ししようと思ったら、いくらだってネタはあるんですけど、私は敢えてそんなことは語らない。その節度といいますか、そういうものでございます。このあいだ桑田くんと飲んだんですよね(笑)。けっこう飲んだらそういうことになってしまいました(笑)。あの人、ホントにね、無垢な人で、いい人なんですよ、ホントに(笑)。だけど翌朝になると記憶が、私もそうですけどね、怪しくなるところが、不安になるところが、こういうこと言うんですよね、きっとね。照れ隠しですね」とタツローさん。

・I LOVE HOW YOU LOVE ME(STEREO VERSION)
リスナーからのリクエスト。
パリス・シスターズのフィル・スペクターがセッションしたコンプリート盤『The Complete Phil Spector Sessions』がリリースされた。この中にバリー・マン、ラリー・コルバーが書いた「I LOVE HOW YOU LOVE ME」のリアル・ステレオ・ヴァージョンがボーナス・トラックとして収録されていて、ミックスしたのがトム・モールトン。

・アトムの子
リスナーからのリクエスト。
このリスナーの人は、昨年、事故で小2の息子さんを亡くされたという。まだ半年しか経っていず悲しみが癒えないのだとか。その息子さんが幼稚園児だった頃、家族で日曜日に、親戚の家にクルマで遊びに行って、その日は事情があって、息子さんと二人だけでクルマに乗って帰ることになったそうだ。母親がいないことで寂しがる息子さんを励まそうとしていたら、「お父さん、タツローのラジオやってるんじゃない?」と教えられ、その後はラジオを聴きながら移りゆく風景を楽しみながら帰ったのだという。
自分と息子との関係の中にも、タツローさんの存在があるのだと、この番組を聴く度にそのことを思い出す、と書いてあった。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
02月25日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
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グッドバイからはじめよう

2007年02月14日 | 佐野元春

SITEDOIに「Amazon ライブリンク(キーワード:佐野元春)」を貼っているのだが、今日はじめて、The Whey-hey-hey Brothersの「じぶんの詩 -A Beautiful Day」の画像が出た。ちょっと前までまだ仮タイトルのままだったが、ようやく正式タイトルでアップされたんだなと思って、見に行くと佐野元春による楽曲のテキストがどんっとあった。

佐野元春は、世の中に結婚前の「彼」や「彼女」のことを唄った曲は多いが、結婚後の「彼」や「彼女」のことを唄った曲は少ない、と言う。この国で10代や20代と同じくらい、いやそれよりもっと以上に「唄=詩」を必要としているのは30代以上の「オトナ」たちかもしれない、と話している。その上で「この唄はそんな格差社会にあって、しかし自らを発見するに至った幸運な男についてスケッチしてみた。(中略)他人のモノサシで生きるなんて本当にばからしい。[楽天]や[ノー天気]とはまた違う楽観主義。これがロック」と言い放っている。

またカップリングの「グッドバイからはじめよう」についても解説。「今回のレコーディングの一部始終はTVクルーが記録していたから近い内に公開されるかもしれない。そのときにはぜひ、視聴者のみなさんから、『ロックと言っていいんじゃないか』とお墨付きをいただきたい。どうぞよろしくお願いします」と言っている。ちょうど今日辺りの放送から、このレコーディングの模様が日本テレビ系列の音楽バラエティー番組「MUSIG」で公開されるのだと思う。とても楽しみだ。 

ところで、「じぶんの詩 -A Beautiful Day」のジャケットはIt's A Beautiful Dayの『It's A Beautiful Day』のパロディーですね(笑)。
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音楽のちから ~吉野金次の復帰を願う緊急コンサート

2007年02月13日 | 佐野元春

MWS最新ニュースが更新された。サンボマスターの新宿コマ劇場「世界ロック選抜 <東京スペシャル> グレイトな佐野元春とグレイトなロックンロールを! しかもコマ劇場で!!」は聴きに行きたいのだが、平日なので難しい。無理だなあ。。

2006年の春に脳出血で倒れた吉野金次のために、矢野顕子が細野晴臣を誘って開催した「吉野金次の復帰を願う緊急コンサート」が予約限定生産DVDとして発売。このDVDの収益は治療費に充てられることが発表されている。

●音楽のちから ~吉野金次の復帰を願う緊急コンサート
XQCH-92001 4,800
4月25日リリース
予約限定生産商品(予約期間2月9日から3月11日)
参加アーティスト: 矢野顕子、細野晴臣&東京シャイネス・オールスターズ(細野晴臣・浜口茂外也・徳武弘文・コシミハル・鈴木惣一朗・高野寛・高田漣・伊賀航)、ゆず、友部正人、大貫妙子、佐野元春

予約限定生産なので、グリーンドア音楽出版のサイトでは、全国有名レコード店、またはDVD取扱の有名ネット通信販売サイトでご予約ください、と書いてある。アマゾンHMVで予約が開始されている。

DVDに関しては大貫妙子が珍しいのではないのかな。たぶん過去の映像作品はDVD化されてないし、DVD作品自体が出てないのだと思う。YOUTUBEにはレアな映像が出ていたけれど。

閑話休題。
矢野顕子といえば「ミュージックマガジン」2006年12月号の特集[矢野顕子]におもしろい記事が掲載されていた。

1987年にリリースされたアルバム『GRANOLA』(画像)には佐野元春がゲスト参加している。コラボレーションした曲「自転車でおいで」自体は穏やかなものだが、佐野元春を迎え入れたという事実自体に矢野顕子の自覚があるのだという。それまでライヴでの共演を通じて、矢野顕子は佐野元春に、YMOや坂本龍一人脈とは違う感性から出てきた挑発的なアプローチを感じ取り、対抗心を大いにあおられていたように思える、というのだ。

矢野顕子はソロ活動と並行して、ティンパンアレー、YMOのセッション・メンバーとして活動していた。YMO散開以降も、教授と共同作業でアルバムやライヴを行っていた。『GRANOLA』以降、しばしの休養の後、復帰作の『WELCOME BACK』では共同プロデューサーとして坂本龍一の名前がクレジットされているが、結果的にそれが最後の仕事となり、YMO、坂本龍一人脈から離れてのソロ活動がはじまった。矢野顕子は佐野元春と同じエピック・レコードに移籍。1992年にはNEWS23のエンディングテーマになった「また明日...」で再び共演(佐野元春のアルバム『sweet16』に収録された)。また同年、矢野顕子の弾き語りアルバム『Super Folk Song』には「SOMEDAY」のカヴァー・ヴァージョンが収録された。

僕が矢野顕子を自覚的に聴きはじめたのは、アルバムでいうと『峠のわが家』のあたり。はじめて買ったアルバムはCD版の『BROOCH』だった。だから『GRANOLA』はオンタイムで聴いていたはずなのだが、佐野元春と矢野顕子の交流が、互いに影響を及ぼすものだとは、当時考えていなかった。だから、その記事の視点はとても興味深かった。
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Sunday Songbook Playlist

2007年02月11日 | Sunday Song Book

<02月04日プレイリスト>
[「棚からひとつかみ」]
明日のない恋/竹内まりや 3月7日発売ニュー・シングル
LOVIN' THINGS/THE GRASS ROOTS '69
DON'T SEND NOBODY ELSE/ACE SPECTRUM "INNER SPECTRUM" '74
DON'T MAKE MY BABY BLUE/FRANKIE LAINE '63
北京ダック/細野晴臣 '76
RAINBOW OF LOVE/THE CHEROKEES '55
YOU BLEW MY MIND/CWCP '81
I LOVE YOU/山下達郎 "BIG WAVE" '84
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・暖冬
暖かい冬なので過しやすいが、朝晩の寒暖の差が激しい。ディレクターの長崎栄さんも風邪でダウンしていたが、ようやく復帰したそうだ。

・竹内まりやのニュー・アルバムのレコーディング
段々佳境に入ってきて忙しくなってきたそうだ。そんな中、最新スペックのパソコンに買い換えたという。先週の日曜は誕生日だったが、ひたすら設定をしていたらしい。ソフトがうまく動いてくれないので、一週間経ったら、グショグショになってしまったという。昨日からまた再インストール。これがなかったら仕事にならないので、ただでさえ忙しいのに、ますます忙しくなったとぼやいていた。ともかく、スタジオ、スタジオで、竹内まりやのアルバムはラスト・スパートにかかるところだという。

・明日のない恋
今日からオンエア解禁でフルコーラスをこの番組で初オンエア。発売日は3月7日。
日本テレビ系で火曜日の午後9時から放送されている「火曜ドラマゴールド」のテーマ・ソング。「火曜サスペンス」から長らく続いた火曜日のドラマ枠も今年の3月一杯で終了となるそうで、その最後を飾るテーマ・ソングとして、竹内まりやの新曲「明日のない恋」が1月9日より使用されている。かつて「火曜サスペンス」時代に竹内まりやは「シングル・アゲイン」(1989年)、「告白」(1990年)と2曲作品提供している。そういうことなので、今回のシングル「明日のない恋」はプレミアム・エディションということで、この火曜ドラマ枠にゆかりのある懐かしい2曲を足して3曲、そのカラオケが付いて全6曲。それで1000円のお徳用パッケージ。

・LOVIN' THINGS
グラスルーツは'60年代カリフォルニアを代表するヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。初めはフォーク・ロック然としたグループだったが、だんだんとポップ路線に行くという変遷を経た。1966年、全米49位のスマッシュ・ヒット。この時代の30位代、40位代にはすごくいい曲があるのだという。それだけ曲の層が厚く粒揃いの時代だった。「LOVIN' THINGS」はリード・ヴォーカリストのボブ・グリルの素晴らしいヴォーカルが聴ける1曲。

・DON'T SEND NOBODY ELSE
ワーナー・ミュージック・ジャパンからアトランティック・レコード60周年にちなんでカタログがたくさん出た。国内初CD化となるのはエース・スペクトラム。ニューヨークの4人組のヴォーカル・グループ。1974年にデビュー・アルバム『INNER SPECTRUM』からシングル・カットされた「DON'T SEND NOBODY ELSE」は全米ソウル・チャート20位、全米チャートでは57位になった。プロデュースド・バイ・トニー・シルヴェスター。アレンジはバースデ・コトゥーン。曲はアシュフォード & シンプソン。
「DON'T SEND NOBODY ELSE」はエース・スペクトラムの唯一のヒットで、前年の1973年にミリー・ジャクソンのアルバムに収録されたのが最初。1975年にはアシュフォード & シンプソンがデトロイトのヴォーカル・グループ、ダイナミック・エクスペリヤーズをプロデュースした時にカヴァーされている。

・DON'T MAKE MY BABY BLUE
「ローハイド」で有名なフランキー・レインが亡くなった。1913年生まれで93歳だった。1940年代から活躍していた。この人はイタロ・アメリカンなので「ローハイド」は歌い上げたりしていたが、実はいろいろな歌い方をする。
1963年の「DON'T MAKE MY BABY BLUE」はバリー・マン & シンシア・ワイルの曲で、プロデュースド・バイ・テリー・メルチャー、アレンジド・バイ・ジャック・ニッチェ。フランキー・レイン50歳の時の作品。全米51位。日本では発売されなかった。日本ではシャドウズのヴァージョンのほうが有名。

・北京ダック
細野晴臣さんのクラウン・レコード時代の音源が3CD+1DVDの豪華盤で発売された。1974年から1977年までクラウン・レコードで2枚のアルバム『トロピカル・ダンディ』、『泰安洋行』、それからティン・パン・アレーのアルバムと素晴らしい作品を残した。それが一堂に会してCD-BOX化された。この中からシングル・ヴァージョンの「北京ダック」。『泰安洋行』が出た時に発売された。元々は『トロピカル・ダンディ』のアルバムの中に収録されていたが違うヴァージョン、シングル・ヴァージョンとして録音し直されて、シングルとして発売された。ちなみにB面は「ブラック・ピーナッツ」というロッキード事件を揶揄した歌だった。この「北京ダック」のシングル・ヴァージョンは素晴らしいアレンジと素晴らしい演奏、とタツローさん。

・人生の扉
協和発酵のCMソングで竹内まりやの新曲「人生の扉」がながれている。この楽曲は現在製作中のアルバムに収録される予定とのこと。シングル・カットはされない。

・音楽に興味を持ったのはいつ?
リスナーからの質問。タツローさんは小学校6年の時に鼓笛隊でドラムを叩かされたのが、楽器を自覚的にやるはじまりだったそうだ。はじめて持った楽器は従ってドラム、それから中高と6年間ドラムをやっていた。アマチュア・バンドでもドラマーだった。

・RAINBOW OF LOVE
先週かけたキャステルズの「HEAVENLY FATHER」が好評だったので、今週もドゥーワップを1曲。キャステルズと同じグランド・レーベルからチェロキーズ。5人組の黒人ドゥーワップ・グループだが、それ以上のことは全くわからない。曲が確認されているのは8曲だけ。「RAINBOW OF LOVE」はクレジットではチェロキーズのメンバーが書いた曲ということになってる。1954年のドゥーワップ然とした素晴らしい曲。

・土岐英史
先週、土岐英史さんの娘さんの土岐麻子さんがカヴァーした「DOWNTOWN」を書けたが、20年くらい前に土岐麻子さんは、お父さんの土岐英史さんのことを「ウチのお父さんはね、朝は寝てて、夜はお酒飲んで帰ってくるの」と言ってたと、リスナーからのお便りが届いた(笑)。
タツローさんによると、土岐麻子さんは小さい頃から、とってもしっかりとした子だったらしい。
「麻子ちゃんと村上"PONTA"秀一さんの娘のナミちゃんは同世代で、中学生の頃から挨拶はちゃんとしているし、親父の血を全く継いでない、キリッとした二人のお嬢さんであります(笑)。ようするにお母さんの教育がよかったと。父親がなくても子は育つのではないだろうかという感じございます(笑)。土岐英史さんの名誉のために申し上げておきますが、昼間は一生懸命働いている。ちなみに土岐さんは私と同じでお酒大好きですけれど、ジャズ・クラブで演奏する前は一滴も飲みません。ジャズ・クラブで演奏が終った後の、一杯のウオッカを楽しみに演奏する、そういったジャズのメンタリティーでございます。土岐さん、どっかでくしゃみしてるかもしれません(笑)」とタツローさん。

・YOU BLEW MY MIND
CWCPはイリノイあたりのヴォーカル・グループだが、たったシングル1枚しかないという。遅れてきたスウィート・ソウル・グループ。1981年の「YOU BLEW MY MIND」はスウィート・ソウル・ファンには有名な1枚。典型的なB級ソウルといった感じ。

・I LOVE YOU
リスナーからのリクエスト。声も顔も知らないメル友へのヴァレンタイン代わりの1曲。「なかなか素敵なお便りです。早く実物と会って確認したいところです。そんなこと言っちゃあいけません(笑)」とタツローさん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
02月18日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
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TREASURES

2007年02月09日 | 山下達郎

SITEDOIに山下達郎の『TREASURES』(1995年)のレビューをアップしました。

アルバム・ジャケットのイラストは松下進。前年にはポンキッキーズのエンディング・テーマに「パレード」が使用されました。シュガーベイブ時代の未発表曲。ここでは大滝詠一による「'82 Remix Version」で収録されています。このシングルのアート・ディレクションはクレジットがないのですが、WORK SHOP MU!の中山泰さんじゃないのでしょうか。新春放談ではまだ自分の作品ではやってもらったことがないと、タツローさんは話していらっしゃいましたが。

前年の1994年にはシュガーベイブの『SONGS』のリイシューと「山下達郎 SINGS SUGARBABE」がありました。このライヴでギターを弾いていたのが佐橋佳幸。この年ソロ作品『TRUST ME』をリリースしています。エグゼクティブ・プロデュースにタツローさん。そして、東京湾の再開発でスマイル・ガレージが閉鎖されたのも1994年。身辺ではいろいろとありましたね。
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REBOOT 2007 FEB.

2007年02月08日 | 佐野元春

30~40歳代男性のための"こだわり再起動"マガジン「REBOOT」の2月号に佐野元春の記事が掲載されている(画像)。"reboot"はコンピュータ用語らしい。意味は「再起動」。

「REBOOT」という雑誌はソニー・マガジンズから出ているのだが、僕は今回はじめて手にした。中を見ると創刊準備号と書いてあった。道理で知らなかったわけだ。編集長は今年40歳になるという。編集後記には「小誌は、30歳~40歳代の男性に向けてのバイヤーズ・ガイド」と書いてあった。僕はターゲット層にいた。

佐野元春のインタビューは、同ソニー・マガジンズの「デジモノ×ステーション」で以前掲載されたものを流用しているみたいだが、再構成してカットされた部分なども含めて公開している。

「SOMEDAY」について佐野元春は、日本の伝承歌みたいなものとした上で、「僕が死んで80年後くらいに教科書の片隅に載って"作者アンノウン"であってもいいかなって思っている。世の中、泡のように生まれては消えていく音楽がたくさんあるなかで、心の隅っこのほうにこの曲がひっかかってくれているのであれば、僕はソングライター冥利に尽きる」と話している。その部分を読んで心が揺れた。

アルバム『The Barn』のライヴ・ツアーを見た時のこと。ライヴの最中に涙がこぼれた。一緒に「SOMEDAY」を歌った時、なぜだかわからないが、ずっと昔、佐野元春を熱心に聴いていた自分自身のことを思い出し、それで胸が熱くなった。気づいたら頬をぬらしていた。そんなことははじめてだった。

2005年の「THE SUN TOUR」神戸国際会館こくさいホールでのこと。僕は佐野元春のパフォーマンスを冷静に観察していた。佐野元春のヴォーカルは不安定であった。披露される楽曲も僕の琴線に触れるものではなかった。しかし、アンコールの最後の曲として「SOMEDAY」が演奏されようとした時、僕は何もかも忘れてステージに見入った。このツアーでは当初「SOMEDAY」は歌われていなかったのだ。

佐野元春は歌う前に「この曲を書いたのは僕が20代前半の頃だった。その時は20代のいつかきっとという思いを込めた。そのいつかきっとという思いはどの世代にもあるんじゃないかと思う。30代には30代の、40代には40代のいつかきっとという思いがあるはずだ。そして50代にもそれはあるんじゃないのかなって、最近僕は思っている」と話した。佐野元春のその言葉は僕を打った。そして驚いたのは、佐野元春は声を振り絞るようにして歌っていたのだが、泣いているように見えたのだ。顔が真っ赤になっていた。それを見て僕は胸が熱くなった。

「THE SUN TOUR」のファイナルとなったNHKホール。東京で佐野元春が「SOMEDAY」を歌うのは本当に久し振りだったはずだ。もしかしたらスキップして、「SOMEDAY」を歌わないまま終るかもしれないということも考えられた。しかし佐野元春は歌った。「時間や場所を越えて集まったんだ。一緒に歌おう」、そんな言葉があった。それは感動的な夜で、「SOMEDAY」だった。ほとばしる感情を抑えきれず、佐野元春は涙をこぼした。僕はその姿を見て熱い涙を流した。

先日の「COUNTDOWN JAPAN 06/07」の帰り道のことだ。僕の隣で見知らぬ誰かがその友人と話しているのを立ち聞きした。「佐野元春は見た?」と尋ねていた。こんな時(フェス)でなければ佐野元春なんて見ないだろ、とそんな話だった。たぶん、普通はそうなんだろうな、と僕は思った。でも、誰かがそんなふうにして見て、そこで「SOMEDAY」を聴いた時、あの時の僕みたいに何か感じるものがあったなら、何千人の中の何人かでもいいから、もし居たとしたら、そんなにうれしいことはない。

最近、気が付いたことだが、僕は佐野元春のパフォーマンスを楽しんでいる。もう20年以上も見てきているので、もっとクールに見ていてもいいはずなのに。ビートルズの「Come Together」1曲しか歌わなかった「ジョン・レノン・スーパー・ライヴ 2006」にしても、「COWNTDOWN JAPAN 06/07」にしても楽しんだ。いつからこんな風に楽しめるようになったのだろう。それで思い当たったのが、「THE SUN TOUR」神戸国際会館こくさいホールの公演だった。あの夜を境にして僕は何かを受け入れたのだ。言葉では上手く説明できないが今はそう思っている。「再起動」した夜だったのかもしれない。
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小川洋子対話集

2007年02月05日 | 佐野元春

幻冬舎から発行された「小川洋子対話集」に佐野元春との対話が収録されている。二人の対談といえば、2005年1月21日の朝日新聞夕刊(Culture & Entertainment欄「ARTIST MEETS ARTIST」)に掲載されたことがあった。今回の対談はその時と同じ「言葉を探して」という表題だったが内容は異なっている。語りおろしだそうだ。

アルバム『VISITORS』(1984年)の話が出てくる。小川洋子と佐野元春の対話を読んでいて、僕はいつしかその会話に加わっていた。

はじめてアルバムの中の曲を聴いたのはラジオからだった。先行シングルの「Tonight」だ。曲を聴いてニューヨークの風景が目の前に広がった。僕はいつ気がついたのだろう? この曲の主題が"No more pain tonight"だということに。賢明なリスナーならこの曲を聴いて変化に気が付いたはずだ。

アルバム『VISITORS』リリース時に、Motoharu Radio Showで、一ヶ月に渡って4人の音楽評論家を招き、『VISITORS』をそれぞれの視点から批評してもらうという試みが行われた。3週目に出演した萩原健太のクリティクスが強く印象に残っている。それは、佐野元春は一人称で歌うことが少なかったのに、いきなり"オレを壊してほしい"(「Wild On The Street」)って出てきて驚いた、と指摘したからだ。

僕はそれまで佐野元春のソングライティングに関してまともに考えた事などなかった。確かに検証してみれば、一人称が出てくる楽曲を簡単に思い出すことができない。「Please Don't Tell Me A Lie」や「君をさがしている(朝が来るまで)」くらいだろうか。そんなふうに、佐野元春のソングライティングを分析した萩原健太に、僕は一目置いた。あとから聞いた話では、この時の放送が初ラジオ出演だったらしい。

『VISITORS』はヒップホップをいち早く導入したアルバムだとか、今聴けばあれはファンク・ロックだとか、サウンド面で語られることが多いけれど、言葉に特化したアルバムだと僕は思う。

小川洋子は2005年の「THE SUN TOUR」神戸国際会館こくさいホールの公演を見に行ったという。その日は僕も神戸にライヴを聴きに行っていた。震災から10年目ということで、僕は友人とライヴの前に神戸の街を歩いた。そのことはブログに書いている。ここここここだ。

そんな午後の時間があったからなのか、僕はいつもと違う気持ちになってライヴを見ていた。「あの日の朝に亡くなった人の中に佐野元春のファンもいたのだろうな」と考えて神妙な気持ちになっていた。彼らはこの会場のどこかにいるのかもしれないと思って会場を見渡したりした。

神戸国際会館こくさいホールで「太陽」を聴いた時のことを、「佐野さんが私の体を通して、誰かここに来ていない人に向かって歌われているような、不思議な感覚に陥った」と小川洋子は話している。それまで暗かったステージの背景が開いて、白い光が差し込んだ時のことだったという。さすがに小説家だと僕は思った。そこの部分はもう彼女の語り口で物語になっているような気がしたから。

この対話は昨年『THE SINGLES』がリリースされる直前に行われたようだ。シングルの「Down Town Boy」に関する話題があった。そのレコーディングの日は大雨でスタジオは湿気ていたという。楽器に湿気は大敵でギターもドラムも音が鳴らなかったのだそうだ。レコーディングの時間はその日だけしかなく、「音に妥協してリリースした」と佐野元春はずっと思っていた。だからアルバムではリテイクし、新しいアレンジで仕上げた。しばらくしてファンから手紙が来て「『Down Town Boy』はシングル・ヴァージョンのほうが演奏も歌も優れている」と指摘されたことがあったという。そこで聴き直してみると、確かに気持ちの入り方といったものはシングル・ヴァージョンのほうが数段上だった。

小川洋子はその話を聞いて「そこで雨が降ったことはよきことだったんですね」と言った。佐野元春はあまりにも若かったので気づかなかったと言ってるのだが、「雨」に注目するあたりは小説家ならではの視点だな、と僕は感じた。それがとても興味深かった。
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Sunday Songbook Playlist

2007年02月04日 | Sunday Song Book

<02月04日プレイリスト>
[「棚からひとつかみ」]
HAPPY HAPPY GREETING/山下達郎 "レアリティーズ" '02
CALIFORNIA DREAMIN'/THE MAMAS & THE PAPAS '66
I'M STILL/LEVERT "I GET HOT" '85
STILL CRAZY AFTER ALL THESE YEARS/PAUL SIMON '76
津軽じょんがら節/寺内タケシとブルージーンズ '65
HEAVENLY FATHER/THE CASTELLES '55
MAGIC MAN/ROBERT WINTERS & FALL '81
DOWNTOWN/土岐麻子 "ウィークエンド・シャッフル" '06
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・誕生日
2月4日はタツローさんの誕生日で54歳になったそうです。この番組が「サタデー・ソングブック」ではじまった時はまだ30代だったという。今年の秋でこの番組も15周年を迎える。

・HAPPY HAPPY GREETING
1998年にkinki kidsに提供した曲のセルフ・カヴァー。2002年の『Rarities』に収録されている。誕生日なのでリクエストが多かった。

・物故者の棚つか
今日の前半は最近逝去したミュージシャンの関連のレコードから。

・デニー・ドハーティ
ママス&パパスはジョン・フィリップス、デニー・ドハーティ、ママキャス・エリオット、ミシェル・フィリップスの男女混声の4人組。'60年代中期のウエスト・コーストを代表するヴォーカル・グループ。男声のリード・ヴォーカルの中心だったデニー・ドハーティが1月19日、66歳で亡くなった。
「CALIFORNIA DREAMIN'」はママス&パパスのデビュー・ヒット。1966年全米4位。2番の頭で出てくる男声のソロがデニー・ドハーティ。大変にいい声をしている人でソロ・アルバムが2枚出ている。

・ジェラルド・リバート
2006年11月10日に40歳で亡くなったのがジェラルド・リバート。フィラデルフィアを代表するシンガー。リバートのリード・ヴォーカル。1985年、リバートのデビュー・ヒット「I'M STILL」は全米ソウルチャート70位。
「インディーから出しましたのでチャートはそんなによくないですが、素晴らしいデビュー・ヒット。ここからリバート、華々しく登場いたします」とタツローさん。

・マイケル・ブレッカー
1月13日に亡くなったのがマイケル・ブレッカー。1976年のポール・サイモンのアルバム『時の流れに(STILL CRAZY AFTER ALL THESE YEARS)』はグラミーのアルバム・オブ・ジ・イヤーを獲得した名作。シングル・カットされたタイトル・ソング「時の流れに(STILL CRAZY AFTER ALL THESE YEARS)」は全米40位。マイケル・ブレッカーはこの曲でテナー・サックスを吹いている。

・津軽じょんがら節
寺内タケシの'60年代の作品(キング・レコード時代)が、昨年、紙ジャケでどっと発売された。その中でも最高傑作の1枚が『レッツゴー・エレキ節』(1965年)。日本民謡をエレキで挑戦した大ヒット・アルバム。その中の1曲。

・竹内まりやのニュー・シングル
日本テレビ系で火曜日の午後9時から放送されている「火曜ドラマゴールド」のテーマ・ソング。「火曜サスペンス」から長らく続いた火曜日のドラマ枠も今年の3月一杯で終了となるそうで、その最後を飾るテーマ・ソングとして、竹内まりやの新曲「明日のない恋」が1月9日より使用されている。この曲が次のシングルとなるそうだ。かつて「火曜サスペンス」時代に竹内まりやは「シングル・アゲイン」(1989年)、「告白」(1990年)と2曲作品提供している。そういうことなので今回のシングルはプレミアム・エディションということで、この火曜ドラマ枠にゆかりのある曲を3曲並べてシングル・カットするそうだ。発売日は3月7日。「シングル・アゲイン」と「告白」はデジタル・リマスタリングしたので音質が向上しているとのこと。「明日のない恋」は来週オンエア予定。

・人生の扉
協和発酵のCMソングで竹内まりやの新曲「人生の扉」がながれている。この楽曲は現在製作中のアルバムに収録される予定とのこと。シングル・カットはされない。ニュー・アルバムはあと何週間かしたら具体的なリリース・デイトが発表されるそうだ。
竹内まりやのオフィシャル・サイト

・HEAVENLY FATHER
毎年この季節に、レコード・コレクターズ誌の「私の収穫この一枚」に寄稿しているタツローさん。昨年1年間に買ったシングル盤の中から1枚選んでコメントを書いている。昨年の収穫はキャステルズというドゥーワップのグループの「HEAVENLY FATHER」で、この曲は『On The Street Corner 3』でカヴァーしている曲と同じ曲。もともとはエドナ・マクグリフという女性シンガーのヒット曲(1952年)だったそうだ。それをキャステルズが1955年にグランドというフィラデルフィアのマイナー・レーベルから出した。
「私のオール・タイム・フェイバリッツ。ドゥーワップの原点というサウンドをしています。後のフィラデルフィア・ソウル、スウィート・ソウルの原点でもある名曲、名唱、名演です。リード・ヴォーカルはジョージ・グラントという人でございますが、素晴らしい声でございます」とタツローさん。

・MAGIC MAN
ロバート・ウィンタースは小児麻痺のハンディーがあるにも関わらず、車椅子でキーボードを弾いて歌うそうだ。「MAGIC MAN」は1981年全米ソウル・チャート11位。

・DOWNTOWN
タツローさんと、ステージとレコーディングで30年、お世話になっているサックスの土岐英史さんの娘さん土岐麻子さん。シンバルズというグループで活動していたがソロになりアルバムを何枚か出している。昨年末にリリースされた『Weekend Shuffle』は彼女の好きな洋邦の楽曲のカヴァー・アルバム。この中にタツローさんの曲が2曲選ばれている。「土曜日の恋人」とシュガーベイブの「DOWNTOWN」が取り上げられている。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
02月11日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
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RYDEEN 79/07

2007年02月03日 | Rock

先月末、登録しているメルマガから「YMO再集結」のメールが届いた。「キリンラガービール」のテレビCMにYMOが登場するとのことだ。細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の3人が揃ってテレビに出演するということで一部でたいへん盛り上がっている。

まず2月1日からだと思うのだが、「KIRIN LAGER meet YMO」特設サイトでCMが先行公開された。さっそく僕は「タイムスリップ」篇を全ヴァージョン見た。「トリオ・ザ・テクノ」としてTHE MANZAIに出演したこともあるだけにユニークな作りであった。テレビでのオンエアは今日からで、先程放映しているのを見た。

このシリーズではサディスティックミカバンド、寺尾聰 With Friends、チューリップが登場している。僕はミーハーだからなのかサディスティックミカバンドの『NARKISSOS』と寺尾聰の『Re-Cool Reflections』のCDを購入した。そういうことから考えるとCM製作サイドがターゲットと捉える層の中に僕は入るのかもしれない。うまく騙されたわけだ(苦笑)。今後の活動予定が気になるところだが、今回は「RYDEEN 79/07」の楽曲配信だけしかなさそうだ。

その「RYDEEN 79/07」の楽曲配信も今日からはじまったので、速攻でダウンロードした(苦笑)。聴いた第一印象はセルフ・カヴァーは原曲より見劣りするなぁ、というものだったが、悪くはない。

イエロー・マジック・オーケストラ - RYDEEN 79/07 -Single - RYDEEN 79/07

関連のリンク
「RYDEEN 79/07」公式サイト

*iTunes Storeでレイハラカミ featuring 原田郁子の『暗やみの色』を偶然見つけました。「暗やみの色」の記事に追記という形でiTunes Storeのリンクを貼っております。
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Rhythm & Drums magazine 2007年2月号

2007年02月02日 | 佐野元春

月刊誌「Rhythm & Drums magazine」2007年2月号(第23巻2号/通巻195号)に、佐野元春と古田たかしの対談が掲載されています。特集「歌とドラム 共鳴するメロディとリズムの関係」の中で、出会いから音楽観、ドラミングなどについて、具体的な曲名を挙げながら語り合っています。

佐野元春は「彼の躍動的なドラムと、僕のインテレクチュアルな部分とが相まって、初期のThe Heartlandのサウンドができていた」と話していて、古田たかしは「佐野君と出会わなければ、僕の今のドラム・スタイルっていうものにはなっていなかったと思う」と感謝の気持ちを表明しています。

佐野元春が選ぶ古田たかしの名演は「ホーム・プラネット -地球こそ私の家」と「エイジアン・フラワーズ」。「すごくユニークで、彼の印象(骨太なロック・ドラマー)とは違うけれど本来彼が持っている素晴らしさが表現できている2曲」と話しています。

本家「SITEDOI」のほうでも「佐野元春の100人」に同内容をアップしています。古田たかしがハウスバンドとして参加した「札幌市民会館最後の日」のことにも触れてます。

駅の大きな書店で週間売り上げでNO.1になっていたのは「不都合な真実」でした。タレント本が平積みされた一角に、村上春樹が翻訳したC・V・オールズバーグ 「さぁ、犬になるんだ!」が飾られていました。この絵本はお正月に梅田のブックファーストで買って読みました。
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