Sunday Song Book #1324

2018年02月25日 | Sunday Song Book

2018年02月25日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. 愛してるって言えなくたって / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" "オーパス" '11
2. WONDERFUL WORLD / SAM COOKE '60
3. STEP INSIDE / THE HOLLIES '67
4. ELEVATOR / THE GRAPEFRUIT '68
5. LOVE BE NOT A STRANGER / THE RADIATIONS '67
6. LOOK AT ME / THE MOMENTS '75
7. A LOT OF LIVIN' TO DO / SAMMY DAVIS JR. "WHAT KIND OF FOOL AM I" '62
8. FULL FORCE GALE / VAN MORRISON "INTO THE MUSIC" '79
9. 夜翔(NIGHT-FLY) / 山下達郎 "メロディーズ" '83
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■内容の一部を抜粋
・近況
相変わらず曲書きに励んでいるとのこと。番組は前倒しで収録しているそうだ。
「本当になんとか、ひっきりなしに曲を書いてる感じですけれど。まぁ、おかげさまでなんとか順調に行っております。この調子で3月はレコーディングに邁進するという感じでございます」と達郎さん。

・リクエスト特集
2月は達郎さんの誕生日とBRUTUS「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」にフィードバックがあり、たくさんのお便りとリクエスト・カードが集まってるので、今週は「リクエスト特集」。

・納豆
リスナーから「昨年末の夫婦放談で山下家では納豆を常備していると話してましたが、納豆には主に何を混ぜていますか?」という質問。
「ふつうに醤油をちょっとだけ。塩分控えめ」と達郎さん。

・楽譜
福岡県の超常連のリスナーから「今まで楽譜をどのくらい書かれましたか? 楽譜の保管はどうされていますか?」という質問。
「楽譜の数はもう数え切れません(笑)。本当に数え切れません。楽譜の保管はですね、ストリングスとかブラスのスコアはグッチョグッチョで紙袋にぎゃーと突っ込んでありますが。レコーディングの譜面は割りとアルバム毎にちゃんとファイルにパックしてですね、見れるようにしております。マメなところと杜撰なところがはっきりしている今日この頃」と達郎さん。

・愛してるって言えなくたって
寒い季節なので目に見えて「愛してるって言えなくたって」へのリクエストが増えてるとか。「2011年のですね、3月9日発売。震災の二日前に発売になりましたので(笑)、不運のシングルになりましたが曲は割りとじぶんで気に入っております」と達郎さん。

・WONDERFUL WORLD
まずはサム・クック。1960年、全米12位の「WONDERFUL WORLD」。ハーブ・アルパートとルー・アドラーの共作。

・32歳
リクエストしたリスナーは達郎さんの半分の年齢の32歳。「達郎さんが32歳のときはどんな事を考えて、どんな音楽を聴いていましたか?」という質問。
達郎さんが32歳の年は1985年で、レコーディングがアナログからデジタルに代わり七転八倒した思い出があるそうだ。ちょうど「WE ARE THE WORLD」の年で、音楽がハードもソフトもデジタルへと急激に移行していった頃。「アナログからデジタルへ、LPからCDへというそういう時代で。レコーディングもデジタルになりまして、思い出すだに(笑)。そういうときでありますが、でもそのときの苦労が今になって血肉になっております」と達郎さん。

・STEP INSIDE
姫路市の超常連のリスナーから「ザ・ホリーズで達郎さんののおすすめの曲を」というリクエスト。ザ・ホリーズの1967年のアルバム『BUTTERFLY』に入ってる「STEP INSIDE」。日本ではシングル・カットされてそこそこラジオでかかったが、本国ではシングルになっておらずホリーズのベスト盤にも収録されていない。
曲をかけおえて。ちょうど『BUTTERFLY』が出る直前にホリーズが来日して、今はなき大手町のサンケイホールに達郎さんは観に行ったそうだ。「素晴らしい演奏で、わが人生ベスト5に入るライヴでした」と達郎さん。

・ELEVATOR
グレープフルーツは'60年代に活躍した4人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。1968年のセカンド・シングルで「ELEVATOR」。

・LOVE BE NOT A STRANGER
ザ・レディエーションズはニュージャージーのヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。ファンク・グループだがスィート・ソウルの名曲がある。1967年のシングル「LOVE BE NOT A STRANGER」。アレンジャーはバート・キースでニュージャージ然としたやつ。

・LOOK AT ME
もう一曲ニュージャージー系のリクエスト。モーメンツの1975年の全米ソウル・チャートNO.1の「LOOK AT ME」。メンバーのオリジナル曲。

・BRUTUS SONGBOOK リクエスト特集
サンデー・ソングブック25周年の企画で雑誌の「BRUTUS」とサンデー・ソングブックがコラボした「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」が2月1日に発売された。記事の中で取り上げられてる曲のリクエスト、記事の中でよくわからないことについての質問等を受け付けて3月4日に特集をする。題して「BRUTUS SONGBOOK リクエスト特集」。BRUTUS SONGBOOKリクエストに応募したリスナー25名に、BRUTUS「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」の表紙をB2のポスターにしてサイン入りでプレゼント。いつものようにハガキでのリクエスト、お便りに加えて、今回はメールでのお便り、リクエストも受け付ける。
tatsuro@tfm.co.jp

・まりやさんの「元気を出して」のコピーについて
リスナーから「まりやさんの元気を出してをコピーしたいんですが、市販のスコアは12弦ギターを前提にしており、NHKのSONGSを見ると達郎さんと佐橋さん二人でギターのパートを分け合ってるように見えます。コピーする際のアドバイスをお願いします」というお便り。
ライヴでは6弦2本で、達郎さんはガットギターを弾いてるそうだ。レコーディングでは2本のギター両方スティール弦だとか。下の方は普通のCのコード、上の方は5カポでGで弾いてる記憶があるけれど、「佐橋くんに確認しないとわかりません(笑)」と達郎さん。12弦ではないとのこと。

・A LOT OF LIVIN' TO DO
サミー・デイヴィス・ジュニアの「A LOT OF LIVIN' TO DO」にリクエスト。もともとは1953年のアン・マーグレットが主演しているミュージカル映画『バイ・バイ・バーディー』の歌。サミー・デイヴィス・ジュニアのヴァージョンは1962年のアルバム『WHAT KIND OF FOOL AM I』に収録されている。

・FULL FORCE GALE
ヴァン・モリソンの1979年のアルバム『INTO THE MUSIC』から「FULL FORCE GALE」、邦題は「疾風」。全体的に明るい曲調のアルバムで歌の内容も明るいと達郎さん。

・落語
リスナーから「志ん生の噺でいちばん好きなネタは何ですか? また現役の落語家ではどなたがお好きですか?」という質問。
「替り目」と「五人廻し」だそうだ。現役の落語家では立川志の輔さん、柳家喬太郎さん、立川談笑さん、春風亭昇太さん。「このあいだ難波くんに連れて行かれた(入船亭)扇辰さん、素晴らしくよかったですね。喬太郎さん扇辰さん二人会観に行きましたけれど素晴らしかったです。まだまだ勉強が足りません。寄席に行く暇がない(笑)」と達郎さん。

・斎太郎(さいたら)節
リスナーからの質問で「達郎さんが好む日本の民謡はありますか?」という質問。
「あ〜ん、♪まつしまぁあの、かな。仙台ですからね。しょうがないな(笑)」と達郎さん。

・カレンダー
リスナーから「達郎さんのご自宅にはカレンダー何本壁に貼ってますか?」という質問。
「そんなこと訊いてどうすんだ(笑)。一部屋に一個ですよ。あ〜でもリビングは2つ3つあるかな。そんなこと訊いて(笑)、自分の仕事場は一個です。桐立勘十郎さんのカレンダーです。だからどうしたていうやつ」と達郎さん。

・夜翔(NIGHT-FLY)
1983年のアルバム『MELODIES』から「夜翔(NIGHT-FLY)」。

・番組の終わりに
「いよいよ3月でございます。年度末に近づいております。みなさまお身体くれぐれもお大事に」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年03月04日は、「BRUTUS SONGBOOK リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1323

2018年02月18日 | Sunday Song Book

2018年02月18日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. ヘロン / 山下達郎 '98
2. WHO LOVES YOU BETTER / THE ISLEY BROTHERS '76
3. HEY LITTLE GIRL / THE FLYING MACHINE '70
4. DON'T LOOK ANY FURTHER / DENNIS EDWARDS feat. SIEDAH GARRETT '84
5. CLOSE YOUR EYES / THE RONETTES "BIG HITS & UNRELEASED TRACKS" '17('6?)
6. FEBRUARY BRINGS THE RAIN / JULIE LONDON "CALENDER GIRL" '56
7. SAVE THE LAST DANCE FOR ME / THE DRIFTERS '60
8. GET BACK IN LOVE / 山下達郎 '88
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■内容の一部を抜粋
・近況
「雪で大変だというお便りたくさんいただいております。お見舞い申し上げます。オリンピックのほうは日本勢が活躍してるようですけれども。私、曲書きがようやく一段落しまして、今週からまた違う曲書きに入ります。どこが一段落かわかりませんですけれどね(笑)。一難去って一難じゃない、そんなこと言っちゃあいけない。一個終わってまた次がはじまる。仕事しております。相変わらずがんばってます」と達郎さん。

・棚からひとつかみ+リクエスト
今週はいつものレギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」。それにリクエストをちょいとまぶして先週に引き続いて「棚つか+リクエスト」。

・ヘロン
今は冬季オリンピック真っ最中。冬季オリンピックの季節になると「ヘロン」へのリクエストが増えるそうだ。「まっ、20年ほど前にそういうことがありまして」と達郎さん。

・WHO LOVES YOU BETTER
「唯一無二。比類なきアイズリー・ブラザーズ。仕事が一段落したときには景気のいいやつが聴きたくなる」と達郎さん。1976年のアルバム『HARVEST FOR THE WORLD』からのシングル・カット「WHO LOVES YOU BETTER」。

・HEY LITTLE GIRL
和歌山市の超常連のリスナーからのリクエスト。ザ・フライング・マシーンはイギリスの4人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。名プロデューサー、ソングライターのトニー・マコーレの「笑ってローズマリーちゃん」の大ヒットで人気が出た。このリクエストの「HEY LITTLE GIRL」は後期の作品で1970年のシングルのB面としてリリース。

・DON'T LOOK ANY FURTHER (feat.Siedah Garrett)
デヴィッド・ラフィンの代わりにテンプテーションズのリード・ヴォーカルになったデニス・エドワーズが2月1日に亡くなった。享年74歳。1984年のソロ・アルバム『DON'T LOOK ANY FURTHER』からシングル・カットされた「DON'T LOOK ANY FURTHER (feat.Siedah Garrett)」は全米ソウル・チャート2位。プロデュースはデニス・ランバート。

曲をかけおえて。達郎さんはブロデューサーのデニス・ランバートの特集を計画中で、曲のリストは作ってあるけれど、レコードを出してきてリマスタリングする時間がないとか。夏までにはやってみたいそうだ。

・CLOSE YOUR EYES
突然、昨年末にロネッツの未発表曲を含むCDが出た。『EVERYTHING YOU WANTED TO KNOW ABOUT... THE RONETTES BUT WERE AFRAID TO ASK』というタイトルで『ファビュラス・ザ・ロネッツ(Presenting The Fabulous Ronettes Featuring Veronica)』のステレオ・ヴァージョンが入っていて(あまり音はよくない)、ヨーロッパ盤のブートレッグのようなものらしい。このCDに未発表曲が入っていたので達郎さんは購入したとか。けれども何のデータもないそうだ。「PADRE」と「CLOSE YOUR EYES」と「SOMEDAY」の3曲。この中から「CLOSE YOUR EYES」。「まぁ、これ'60年代の当時の録音だと思われます。たぶんバリー/グリニッチの曲のような気がしますがわかりません。でもゴールドスターの音がしております」と達郎さん。

・今後の予定
来週は曲書きのためスケジュールが詰まってるので番組は前倒しして収録とのこと。新年度に向けてリクエスト大会を行うつもりなのでリクエスト、お便りを募集中。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

・BRUTUS SONGBOOK リクエスト特集
サンデー・ソングブック25周年の企画で雑誌の「BRUTUS」とサンデー・ソングブックがコラボした「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」が2月1日に発売された。記事の中で取り上げられてる曲のリクエスト、記事の中でよくわからないことについての質問等を受け付けて3月4日に特集をする。題して「BRUTUS SONGBOOK リクエスト特集」。BRUTUS SONGBOOKリクエストに応募したリスナー25名に、BRUTUS「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」の表紙をB2のポスターにしてサイン入りでプレゼント。いつものようにハガキでのリクエスト、お便りに加えて、今回はメールでのお便り、リクエストも受け付ける。
tatsuro@tfm.co.jp

・FEBRUARY BRINGS THE RAIN
先週、二月の歌はあまり大したことがないと言ってジャイアント・フラワーをかけたら、長崎県諫早市のリスナーからジュリー・ロンドンの「雨降る2月」(「FEBRUARY BRINGS THE RAIN」)にリクエストが来た。1956年のジュリー・ロンドンのアルバム『CALENDAR GIRL』は、大瀧詠一さんの『NIAGARA CALENDAR』の、たぶんアイディアの元ネタと思われる。

・SAVE THE LAST DANCE FOR ME
ゴルフで怪我をしたという24歳のリスナーからのリクエストでザ・ドリフターズの「SAVE THE LAST DANCE FOR ME」。1960年に全米NO.1を3週続けたミリオンセラー。日本では越路吹雪さんの「ラストダンスは私に」というシャンソンで知られている。ザ・ドリフターズのオリジナルはドク・ポーマス、モルト・シューマンの共作でロックンロール。プロデュースはジェリー・リーバーとマイク・ストーラー。ベンE.キングはこのもう一作後で、ドリフターズから脱退してソロに転身する。作詞のドク・ポーマスは小さい頃に小児麻痺を患い、ダンスができなかったので、そこからこの歌を発想したという逸話がある。

・スティービー・ワンダーのハーモニカについて
宇都宮市の超常連のリスナーはスティービー・ワンダーの「HAPPY STREET」にリクエスト。「間奏のハーモニカはスティービー自身の演奏でしょうか?」という質問。
アネットの映画『ビキニ・ビーチ』にスティービー・ワンダーが登場してじぶんでハーモニカを吹いているそうだ。

・GET BACK IN LOVE
東松山市のリスナーから、2017年の初頭から白血病で入院して、退院できたらハガキを書こうと胸に秘めて闘病し、暮に無事退院したというお便り。リクエストは「GET BACK IN LOVE」。
1988年のアルバム『僕の中の少年』からのシングル・カット。今年は『僕の中の少年』30周年なのでリマスター盤を出したいと思いますと達郎さん。

・番組の終わりに
「来週は前倒しですのでお天気の話申し上げられません。本当に雪が大変でございます。北の方々、くれぐれもお気をつけて」と達郎さん。

2018年02月25日は、「リクエスト特集」
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Sunday Song Book #1322

2018年02月11日 | Sunday Song Book

2018年02月11日プレイリスト
「棚からひとつかみ」
1. REBORN / 山下達郎 '17
2. IF I HAD A HAMMER / TORINI LOPEZ '63
3. GRAZING IN THE GRASS / HUGH MASEKELA '68
4. EVERYBODY PLAYS THE FOOL / THE MAIN INGREDIENT '72
5. HOLDING ON / THE DETROIT EMERALDS '69
6. SO VERY HARD TO GO / TOWER OF POWER '73
7. FEBRUARY SUNSHINE / THE GIANT SUNFLOWER '67
8. NIGHT TIME GIRL / M.F.Q. '66
9. ブルー・ヴァレンタイン・デイ / 大瀧詠一 "ナイアガラ・カレンダー '78" '77
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■内容の一部を抜粋
・近況
北陸を襲った暴風雪の災害に触れて「心よりお見舞い申し上げます。お大事に」と達郎さん。

・棚からひとつかみ
達郎さんはスタジオ仕事の真っ最中。一曲出来上がり、今は違う仕事に取り掛かってるという。今週片がついて、来週から違う曲の曲書きの予定だとか。誕生日が過ぎて年金の申請に行ってきたそうだが大変だったという。機会があればボヤキの続きを聞いてくださいとのこと。今週はスタジオ仕事のためにレギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」。

・REBORN
相変わらず「REBORN」へのリクエストがたくさん来ているとか。

・IF I HAD A HAMMER
ダラス、テキサス出身のクラブ・シンガー、トリニ・ロペス。PJ'Sというクラブで歌っていたところドン・コスタに見出されてレコード・デビューしたという。ファースト・アルバム『TORNI LOPEZ AT PJ'S』からシングル・カットされた「IF I HAD A HAMMER」は1963年、全米3位。アルバムも101週チャートインするロング・セラーになった。「IF I HAD A HAMMER」はピーター、ポール&メアリーのピート・シーガーの歌。

・60代後半戦への意気込み
リスナーから「65歳のお誕生日おめでとうございます。60代後半戦への意気込みを教えてください」というお便り。
「節制して一年でも一日でも多く現役でいたいと思いますが、もうちょっとレコードのリリースを早めたいというのが(笑)、正直なところでございますが。え〜寄る年波」と達郎さん。

・声が出る秘訣
リスナーから「達郎さんのライヴに行くたび、この人は若い頃より声が出てるんじゃないか、衰えを知らないんじゃないかとつくづく思いますが、何か秘訣はあるのですか?」という質問。
「節制してます(笑)。若い頃はデタラメでしたからね。タバコ吸って、酒飲んで、朝まで起きて。今そんなことやったら死んじゃいますからですね。石部金吉でやっております。がんばります」と達郎さん。

・GRAZING IN THE GRASS
ヒュー・マサケラの訃報が飛び込んできた。南アフリカ出身のジャズ・トランペッター。10年近く癌と戦っていたが1月23日に逝去。享年78歳。ヒュー・マサケラといえば1968年の全米NO.1、ミリオンセラーの「GRAZING IN THE GRASS」。この曲が代表作。

・EVERYBODY PLAYS THE FOOL
「今日は棚からひとつかみなので完全に気分です。レコード棚を見ておりましたら、これ行きたいなという、CDが私を呼んでいるというやつ」と達郎さん。ニューヨーク出身の黒人3人組のヴォーカル・グループ、メイン・イングレディエント。1972年の全米3位「EVERYBODY PLAYS THE FOOL」。

・HOLDING ON
CDは絶滅寸前だがイギリスのエース・レーベルは精力的にリイシューをしている。日本のカスタマー向けだと達郎さん。昨年末にデトロイト・エメラルズのベスト盤が久しぶりに出たとか。デトロイト・エメラルズはデトロイトの黒人ヴォーカル・グループ。でも出身はアーカンソー州。いわゆるノーザン・ソウルでイギリスでは人気がある人たち。達郎さんがいちばん好きなのは1969年の「HOLDING ON」。ヒットはしてないそうだ。

・SO VERY HARD TO GO
タワー・オブ・パワーの「SO VERY HARD TO GO」にリクエスト。同名のアルバム『SO VERY HARD TO GO』のタイトル・ソングでシングル・カットになり1973年、全米17位。タワー・オブ・パワーのチャート・アクションとしてはこの曲がいちばん高かったそうだ。

・今後の予定
サンデー・ソングブック25周年の企画で雑誌の「BRUTUS」とサンデー・ソングブックがコラボした「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」が2月1日に発売された。好評なので3月に入ったら本の中で取り上げられてる曲のリクエスト特集を計画中とのこと。題して「BRUTUS SONGBOOKで棚からひとつかみ」。今のところ3月4日のオンエアを予定していてBRUTUS SONGBOOKリクエストに応募したリスナー25名に、BRUTUS「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」の表紙をポスターにしてサイン入りでプレゼント。今回はメールでのリクエストを受け付ける。
tatsuro@tfm.co.jp

・拾得でアコースティック・ライヴ
2018年3月16日(金)、17日(土)の二日間、京都の拾得で山下達郎、伊藤広規、難波弘之によるアコースティック・ライヴを行うことが決定。拾得は蔵を改装したライヴハウスで45周年だとか。達郎さんがライヴを行った会場の中でいちばん小さいところになるそうだ。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp

「先日も目黒のブルース・アレイ・ジャパンでやりましたけれども。そんな狭いところでやってお客さんが全部観れないじゃないかと、いろいろなこと、お叱りも受けましたけれども。あくまで心と声のストレッチ。そうしますと本チャンのツアーがひじょうに順調に行けますので。体調管理の一環としてやりますので、その辺をご理解いただきたいと思っております。よろしくお願いします」と達郎さん。

・FEBRUARY SUNSHINE
2月の歌ということで「FEBRUARY SUNSHINE」。ジャイアント・サンフラワーはいわゆるウェスト・コーストのサイケERAのグループ。男性4人、女性1人、5人組のグループ。「FEBRUARY SUNSHINE」は1967年のデビュー・シングル。昨年オンエアするつもりでかけられなかった曲だとか。
このグループのリーダー格、ギターとヴォーカルをやっているバル・ガレイはキム・カーンズの1981年のメガ・ヒット「BETTE DAVIS EYES」のプロデューサー&エンジニアとして知られているそうだ。

もうひとりドラマーのエディ・ホーはジャイアント・サンフラワーを作る前にモダン・フォーク・カルテットのメンバーとしてスタート。その後、セッション・ドラマーになりモンキーズの数々のレコーディングに参加した。モダン・フォーク・カルテットのチップ・ダグラスがモンキーズのプロデュースに関わっていたためにそのまま参加したという経緯があるという。

・NIGHT TIME GIRL
1966年のモダン・フォーク・カルテットのシングル「NIGHT TIME GIRL」。曲を書いてるのはアル・クーパーとアーウィン・レヴィン。プロデュース&アレンジがジャック・ニッチェ、コーラス・アレンジがカート・ベッチャー。

・BRUTUSを買ったことがありますか?
リスナーから「過去にBRUTUSを買ったことがありましたか?」という質問。
達郎さんはBRUTUSに蓮實重彦さんが映画評を書いていて、それで『人情紙風船』を知って日本映画にハマったそうだ。

・ブルー・ヴァレンタイン・デイ
まもなくヴァレンタインズ・デイなので「ブルー・ヴァレンタイン・デイ」にリクエストが集まってるそうだ。ここ数年は達郎さんが歌っているヴァージョンだったので、今年は久しぶりに大瀧詠一さんの1977年のアルバム『NIAGARA CALENDER '78』から。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年02月18日は、引き続き、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1321

2018年02月04日 | Sunday Song Book

2018年02月04日プレイリスト
誕生日記念「山下達郎で棚からひとつかみ」
1. 君の声に恋してる / 山下達郎 "レアリティーズ" "オーパス" '01
2. 新・東京ラプソディー (LIVE) / 山下達郎 "13/11/05 神奈川県民ホール"
3. ココナツ・ホリデー (LIVE) / 山下達郎 "14/10/08 大阪フェスティバルホール"
4. OH PRETTY WOMAN / 山下達郎 "ファンクラブ X'MAS CD" '06
5. パレード (LIVE) / 山下達郎 "17/08/31 長野ホクト文化ホール"
6. ENDLESS GAME (LIVE) / 山下達郎 "16/04/17 横浜関内文化ホール"
7. SOUTHBOUND #9 / 山下達郎 "コージー" '98
8. ずっと一緒さ / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" "オーパス" '08
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■内容の一部を抜粋
・近況
レコーディングの最中なので番組は前倒しで収録しているそうだ。
「本日2018年2月4日、私65歳の誕生日でございます。この番組、おかげさまでサンデー・ソングブック、25周年継続中でございますけれども。はじめたときは(笑)、39歳でありました。それが65であります(笑)。しんじられないというか(笑)。予想だにしておりませんでした。3年持つかっていう、そんな感じでありました。25年も持ってですね、この番組をやりつつ65の誕生日を迎えるとは夢にも思いませんでした。私と同世代のみなさん、全く同じ感想を持ってらっしゃると思いますけれども。全くそういう実感がわきません。おかげさまでわたし、身体の方はすこぶる健康でございまして、取り立ててどこが悪いってこともありませんので、それもあると思いますけれども。おかげさまでライヴを再開して今年で10年になります。いろいろと順調に現役を続けておりますものも、みなさんのご支援の賜物と深く御礼を申し上げます。引き続きがんばっていきたいと思います(笑)。あの65から年金受給者になりますので、ずーっとその年金の書類を書いております(笑)。わかりにくいんですよ、これが向こうから来る書類がですね、何をいいたいのかよくわからないという、そういうものでございます。もうちょっとわかりやすいようにしてほしいなって。そういうのもありますが。それはこっちにおいといて」と達郎さん。

・誕生日記念「山下達郎で棚からひとつかみ」
今日は日曜日が誕生日が珍しいことなので、じぶんの好きな曲とリクエストに基いて、誕生日記念「山下達郎で棚からひとつかみ」。レコードかけるだけでは何なので、ライヴ・ヴァージョンを中心にしたプログラム。ライヴ・ソースは全部2013年以降のものを使用するそうだ。

・君の声に恋してる
大田区の超常連のリスナーから2001年のシングル「君の声に恋してる」にリクエスト。

・新・東京ラプソディー (LIVE)
2018年は1988年発売のアルバム『僕の中の少年』の30週年。2016年はアルバム『POCKET MUSIC』の30周年だったが積み残してしまい、今年はその2枚の30TH ANNIVERSARY EDITIONを作らないと、と話す達郎さん。そんなわけでアルバム『僕の中の少年』の1曲目、2013年11月5日に神奈川県民ホールで行われたライヴから「新・東京ラプソディー」。いつものようにライヴ・ソースはP.A. OUT。ミックスしてない、修正してないP.A. OUTそのまま。

・ココナツ・ホリデー (LIVE)
「ココナツ・ホリデー」は1973年のはっぴいえんどの解散コンサートのときに大瀧詠一さんが率いるココナツ・バンクの演奏。シュガーベイブはコーラス・グループとしてはっぴいえんど解散コンサートでデビューした。2014年10月8日、大阪フェスティバルホールで行われたマニアック・ツアーから「ココナツ・ホリデー」。前年の2013年に大瀧詠一さんが亡くなったため、マニアック・ツアーではずいぶん大瀧さんの曲を引用してやっている。

・OH PRETTY WOMAN
ファンクラブ会報に毎年年末にCDを付けていて、2006年にカラオケで歌ったロイ・オービソンの「OH PRETTY WOMAN」を収録。今の通信カラオケと違い、当時は人間が演奏したCDカラオケだった。「これじゃなきゃやっぱり歌った気がしません(笑)。最近できせん、これもね」と達郎さん。

・パレード (LIVE)
昨年のツアーの千穐楽、2017年8月31日に長野ホクト文化ホールで行われたライヴから「パレード」。

・拾得でアコースティック・ライヴ
2018年3月16日(金)、17日(土)の二日間、京都の拾得で山下達郎、伊藤広規、難波弘之によるアコースティック・ライヴを行うことが決定。達郎さんが拾得でライヴを行うのはシュガー・ベイブで出て以来44年ぶりだとか。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp

・BRUTUS
サンデー・ソングブック25周年の企画で雑誌の「BRUTUS」とサンデー・ソングブックがコラボ。サンデー・ソングブック25年の歴史を総括した「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」が2月1日に発売された。慶応大学の大和田俊之教授、名古屋経済大学准教授の佐藤豊和さんのかなり濃い解説なので読み応えがあると達郎さん。

・ENDLESS GAME (LIVE)
2016年4月17日に横浜関内文化ホールで行われたライヴから「ENDLESS GAME」。このライヴは神奈川県民ホールがオーバブッキングして700人あぶれてしまい、ツアー終了後にその700人を引き受けて関内文化ホールで行った。その3日後に(ライヴの途中で声が出なくなり中止になった)盛岡の振替公演。「その年のツアーは冬のツアーで辛かったという、そういうような思い出(笑)」と達郎さん。

・SOUTHBOUND #9
先日のブルース・アレイ・ジャパンではじめて山下達郎のライヴを観たというリスナーからのリクエストで「SOUTHBOUND #9」。アルバム『COZY』は1998年の発売なのでちょうど今年で20週年。20TH ANNIVERSARY EDITIONを計画しているとか。今年はニュー・アルバムをリリースする予定でもあるそうだ。

・ずっと一緒さ
「ずっと一緒さ」にたくさんのリクエストが集まったとか。「65歳でございますが。がんばってやっていきたいと思います(笑)。みなさんもお互いにがんばりましょう」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年02月11日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
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