Sunday Song Book #1507

2021年08月29日 | Sunday Song Book

2021年08月29日プレイリスト「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. SUMMER VACATION / 竹内まりや& 山下達郎 "未発表音源"
2. 水とあなたと太陽と / 竹内まりや "ヴァラエティ" '84
3. ALL I HAVE TO DO IS DREAM / 竹内まりや&山下達郎 "配信ライブ 「LIVE TURNTABLE」" '21
4. 悲惨な戦争(THE CRUEL WAR) / 竹内まりや "配信ライブ「LIVE TURNTABLE」" '21
5. プラスティック・ラブ / 竹内まりや "14/12/20 日本武道館" '14
6. さよなら夏の日 / 山下達郎 "アルチザン" 30th記念リマスター盤 8月18日発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組はちょっと前倒しで収録しているそうだ。

・納涼夫婦放談
先週に引き続いて竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」パート2。

・SUMMER VACATION
1984年の村田和人さんのアルバム『MY CREW』に収録されている村田和人さんと竹内まりやさんのデュエット「SUMMER VACATION」。このカラオケを使って「納涼夫婦放談」のために達郎さんとまりやさんの「SUMMER VACATION」を作った。毎年「納涼夫婦放談」になるとリクエストが分かれるそうだ。リスナーから過去のオンエアリストを調べたお便りがあり、その方によると達郎さんヴァージョンがこれまでに10回、村田和人さんのオリジナル・ヴァージョンが13回オンエアされていて、昨年はオリジナル・ヴァージョンがかかっていたことがわかった。なので今年は達郎さんとまりやさん版のリクエストを採用。

・水とあなたと太陽と
1984年のまりやさんの復帰作『VARIETY』に収録されている「水とあなたと太陽と」。『VARIETY』は11月3日にアナログ盤がリリースされる。今回は重量盤ではなくてレギュラー盤。数年前までアナログ盤を買う人はハイスペックな音を求めていたので、だから二枚組の重量盤にして、なるべく音質を上げようとしたが、最近は違って一枚組でいいというニーズがあるとか。

達郎さんのアルバム、例えば重量盤二枚組で復刻された『MELODIES』とか『BIG WAVE』も、おいおい一枚組で発売する予定だという。でも『ARTISAN』30th Anniversary Editionはとりあえず音質重視の二枚組で発売している。

・ALL I HAVE TO DO IS DREAM
5月29日(土)にライブ映像配信された『LIVE Turntable Plus』の音源にリクエストがずいぶん届いてるそうだ。まずは「ALL I HAVE TO DO IS DREAM」。エヴァリー・ブラザーズの1958年のヒット曲「ALL I HAVE TO DO IS DREAM」。達郎さんとまりやさんが参考にしているのはグレン・キャンベルとボビー・ジェントリーの1970年のヴァージョン。「ずーっとこれはやりたかった曲で、バンドと一緒にやれてよかったなぁと思います」とまりやさん。昨年2020年11月20日、Zepp Tokyoでの無観客ライヴ。



・カラー筆ペン
リスナーから「まりやさんが使ってる万年筆を教えてください」という質問。
まりやさんは筆ペンを使うことが多く、パイロットの筆まかせというカラー筆ペンのブルーブラックを愛用しているそうだ。

・悲惨な戦争(THE CRUEL WAR)
『LIVE Turntable Plus』から「悲惨な戦争(THE CRUEL WAR)」。まりやさんの大好きなピーター、ポール&メアリーの「悲惨な戦争(THE CRUEL WAR)」。諸説あって、南北戦争からあるトラッドという説、もっと前のイングランドから来ている説もある。まりやさんはイングランド説を信じてるそうだ。この曲をまりやさんが達郎さんと三谷泰弘さんの3人でやりたいと申し出たら、達郎さんが「え〜今更PPM?」って言ったという。
「今でもそう思ってる。そんですごく低いんです、キーが。マリー・トラバースだってアルトの人なのに、さらに低くて、で僕はいちばんボトムを歌ってるので、ベース・シンガーって言ってもいいくらいで。で三谷くん楽勝で歌ってますけれど、僕は本当に難しかったです」と達郎さん。
前の曲の「ALL I HAVE TO DO IS DREAM」でギターを弾いてるのは達郎さんで、こっちは佐橋佳幸さん。
曲をかけ終えて。
無観客でお客さんがいないほうが余計緊張するとのこと。達郎さんは手拍子する間もなく歌詞カードを握りしめてたそうだ。「なんか昔のコーラスボーイなってたときのこと思い出しました」と達郎さん。



・プレゼント
番組1500回記念のオリジナル・レコード・バッジを150名にプレゼント。"We've reached 1500"というフレーズが入ったミニチュア・レコード型のバッジ。まりやさんからは今年の春に行われる予定だったsouvenir 2021のグッズのポーチを20名にプレゼント。
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012
2012年に映画館で公開された「山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012」が9月3日から配信ロードショーが決定した。映画館と同じ仕様にしたいので期間限定の配信。いつものように配信プラットホームはMUSIC/SLASH。チケット料金はシアター・ライヴの劇場料金と同じ2500円。9月3日から9月12日までの10日間。全16回の配信。詳しいスケジュールは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

MUSIC/SLASHのスペシャル・サイト
https://special.musicslash.jp/tatsuro-theaterlive/

・竹内まりやアナログ盤3枚発売
11月3日にまりやさんのアナログ盤が3枚リリースされる。『VARIETY』と『REQUEST』のアナログ盤は再発。前回は重量盤二枚組で復刻されたが、今回はオリジナル仕様に戻して一枚組。それにプラスして『VARIETY』を出したときに、12インチ・シングルで出した「プラスティック・ラブ」のExtended Club Mixを再発することになった。当時のB面はリミックスだったが、今回は『VARIETY』に入ってるオリジナル・ミックスの「プラスティック・ラブ」を収録しているとのこと。まりやさんによると「プラスティック・ラブ」はアナログ盤の要望が多かったので、今回リマスター盤で発売することにしたそうだ。3枚とも完全生産限定のためご希望の方はお早めにとのこと。詳しくは竹内まりやさんのオフィシャル・サイトにて。
https://www.mariyat.co.jp

・プラスティック・ラブ(LIVE)
「プラスティック・ラブ」のリクエストは相変わらず多い。今回は『LIVE Turntable Plus』で配信した未公開ライヴから。2014年12月20日に日本武道館で行われたsouvenir live 2014の音源。
曲をかけ終えて。
達郎さんが二番を歌い終えた後、お客さんが沸いてるので、まりやさんは歌いにくかったという。「めっちゃ壊れてるから。あはは」とまりやさん。



・還暦
リスナーから妻の還暦祝いのため赤いちゃんちゃんこと頭巾を用意するというお便り。「山下家の還暦はどのようなお祝いで迎えましたか?」という質問。
スタッフがどこかに赤を身につけたドレス・コードで集まって祝ってもらったとか。達郎さんは赤いカバーが付いたiPadと赤いギターをプレゼントしてもらったという。ちゃんちゃんこはなかったが、大瀧詠一さんが還暦のときはちゃんちゃんこを着てたそうだ。「あぁ着てたね。写真ある」と達郎さん。

・駄洒落
昔、ソニーに「今日はどこに池内淳子?」「そんなことは有馬稲子」と駄洒落を言う人がいたそうだ。

・さよなら夏の日
今年は『ARTISAN』30th Anniversary Editionが出たので「さよなら夏の日」のミュージック・ビデオを作った。藍にいなさんという若いアニメーターが手がけたそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

2021年09月05日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」(予定)
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1506

2021年08月22日 | Sunday Song Book

2021年08月22日プレイリスト「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. 象牙海岸 / 竹内まりや "ラブ・ソングス" '80
2. 突然の贈りもの / 竹内まりや "ビギニング" '78
3. 雨はいつか / センチメンタル・シティー・ロマンス "シティー・マジック" '77
4. 駅 / 竹内まりや "スーベニール" '00
5. プラスティック・ラブ / eill 09月08日発売
6. 人生の扉 / 竹内まりや "デニム" '07
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■内容の一部を抜粋
・近況
達郎さんはレコーディングをウンウン唸りながらやっているという。少しずつできてきているとか。テクノロジーが一変していて、それについて行くのに必死だけれど、要領が分かってきたそうだ。

・納涼夫婦放談
夏の終わりは毎年恒例、竹内まりやさんを迎えて「納涼夫婦放談」。達郎さんもまりやさんもワクチンを二回摂取したという。感染者が増えてきたので、今回は番組の収録をテレワークにしようと思ったとか。でも夫婦放談を家で収録するのに、マイク2本立てて、録音してと考えると、大変な手間がかかることがわかったそうだ。収録の前日もハガキとメールの整理だけで朝方までやっていたし、今はツアーをやってないからできてるけれど、ツアーがはじまったら無理なんで、現在の感染者増加の状況でも、今回の夫婦放談はスタジオで収録しているとか。

・象牙海岸
「象牙海岸」にたくさんリクエストが届いているそうだ。

・音楽雑誌の編集者
宮城県塩竈市のリスナーから「まりやさんはもし歌ってなければ、他の職業で目指していた仕事はありますか?」という質問。
まりやさんは星加ルミ子さんという編集者に憧れて音楽雑誌の編集者になりたかったとか。

・『ARTISAN』30th Anniversary Edition
1991年のアルバム『ARTISAN』の2021年の最新リマスタリング、30th Anniversary Editionが8月18日に発売されたばかり。ワーナーのマスタリング・エンジニアの菊池功さんに「菊池さん、ありがとう」と達郎さんからお礼の言葉。

センチメンタル・シティ・ロマンスの中野督夫さんが、長い闘病の末、亡くなった。まりやさんのキャリアの中でいちばん最初に出会ったバンドがセンチメンタル・シティ・ロマンスだった。まりやさんは中野督夫さんの明るさと名古屋弁の豪快さがとても好きだったという。「人生の扉」、「シンクロニシティ(素敵な偶然)」、『VARIETY』の中に入ってる「ONE NIGHT STAND」とか、アルバム『PORTRAIT』の「NATALIE」、センチのコーラスがなければ成り立たない曲というのがたくさんある。一緒に赤バスでツアーしたことも思い出に残ってるという。「本当はコロナでなければ会いに行けたかなぁというのが、ちょっと悔やまれるんですけれど」とまりやさん。

・突然の贈りもの
1978年のデビュー・アルバム『BEGINNING』から中野督夫さんが間奏でギターを弾いている「突然の贈りもの」。大貫妙子さんのカヴァー。アルバム『BEGINNING』は箱根のロックウェル・スタジオでセンチと合宿しながら5曲くらいレコーディングしたという。

達郎さんはシュガーベイブ時代の1974年に池袋のシアター・グリーンでセンチメンタル・シティ・ロマンスと対バンになったそうだ。そのときが初対面で「ずいぶんおしゃれな音を出すバンドだな」と思ったそうだ。それから一月にいっぺんくらい雲竜ホール、今のダイヤモンドホールでジョイントしていたとか。マネージャーの実家がお風呂屋さんだったので泊まったりした思い出があるそうだ。達郎さんはセンチのシングル「ゴーイング・バック」に詞を提供している。日仏会館のセンチのデビュー・ライヴにゲスト出演して「DOWN TOWN」を歌ったこともあるとか。

まりやさんが最後にセンチとレコーディングしたのは2019年の『TURNTABLE』に入ってる「TEQUILA SUNRISE」。

・雨はいつか
まりやさんからのリクエストで1977年のアルバム『シティ・マジック』から「雨はいつか」。よく一緒に歌ったそうだ。

達郎さんのツアー・バンドで30年間一緒に活動した土岐英史さんが亡くなった。達郎さんは実のところ、土岐さんとあんまり話をしたことがないという。ジャズ・ミュージシャンなので愛想がよくなく、達郎さんはライヴ・ハウスに土岐さんをよく見に行っていたそうだが、そこでも話らしい話をしたことがないとか。まりやさんは逆に愛想がいいイメージで、土岐英史さんというとスタイリッシュで、ツアーで選ぶ衣装に感心していたという。達郎さんによるとステージ衣装は土岐さんの奥さんが選んでいたそうだ。土岐さんは末っ子で甘えん坊。神戸生まれだけれど、若い頃から東京に出てライヴで全国を回っていたので、関西の人という感じがしなかった。関西弁で喋るところを見たこともなかったとか。

・駅(LIVE)
まりやさんからのリクエスト。思い出深い土岐さんのソロがフィーチャーされてる「駅」。2000年の武道館ライヴから。リクエストも届いてるそうだ。

・納涼夫婦放談パート2
来週の「納涼夫婦放談パート2」はスケジュールの都合で前倒しで収録するので、今からハガキ、メール、リクエストを送っても間に合わない。

・『ARTISAN』30th Anniversary Editionのアナログ盤
『ARTISAN』30th Anniversary Editionのアナログ・レコードはプレスの関係で限定生産になっている。購入予定の方はなるべく急いでとのこと。

・山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012
今年はツアーができないので、他に何かできることはないかといろいろ考えて、2012年に映画館で公開された「山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012」の素材を使って、9月3日から配信ロードショーが決定した。映画館と同じ仕様にしたいので期間限定の配信。いつものように配信プラットホームはMUSIC/SLASH。チケット料金はシアター・ライヴの劇場料金と同じ2500円。9月3日から9月12日までの10日間。全16回の配信。詳しいスケジュールは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

MUSIC/SLASHのスペシャル・サイト
https://special.musicslash.jp/tatsuro-theaterlive/

・プレゼント
番組1500回記念のオリジナル・レコード・バッジを150名にプレゼント。まりやさんからは今年の春に行われる予定だったsouvenir 2021のグッズのポーチを20名にプレゼント。
宛先は
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・プラスティック・ラブ
スマイル・カンパニー所属の若いシンガー・ソングライターのeillが「プラスティック・ラブ」をカヴァー。黒木華さんと柄本佑さん主演の映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』のエンディング・テーマ。9月8日に配信される。

曲をかけ終えて。
まりや「いい歌声だね」
達 郎「新世代ですね。もう孫ですかね。ええっ。んふふ」
まりや「えっ?(笑)。うふふ」

・先生、私の隣に座っていただけませんか?
9月10日ロードショー。まりやさんによると、漫画家夫婦の不倫の話なんだけれど、退屈させないで、最後までワーっと見せる感じだとか。
https://www.phantom-film.com/watatona/

大阪府池田市のリスナーから、ひとりでいるときにまりやさんの歌を歌うけれど「人生の扉」や「いのちの歌」は涙なしで最後まで歌うことができないから、カラオケは無理というお便り。「まりやさんはどうしたら涙なしで最後まで歌い切れるのでしょうか?」という質問。
ライヴのときはお客さんの顔が見えて、ちょっと心が揺れることもあるけれど、何度も歌って、それをクリアする。レコーディングのときも泣きそうになることがあるそうだ。できるだけ何度も歌って平気になっておくとのこと。以前、達郎さんが旅で披露宴に出席できないことがあり、まりやさんに達郎さんのスピーチを代読してもらった。達郎さん自身、自分でも名文だと思っていたが、まりやさんは練習のため家で読んでるときにボロ泣きしたので、50回くらい読んで泣かない準備をしてから臨み、なんとか本番は泣かずに代読したことがあったそうだ。
達郎さんによると、四人囃子がつボイノリオさんの「金太の大冒険」の演奏をしているのだけれど、レコーディングではワンコーラスで演奏できないくらい抱腹絶倒になり、一回最後まで歌ってもらって、地べたをのたうち回って、それでレコーディングを終えたという逸話が残っているとか。林家三平さんの後ろでアコーディオンを弾いてるあの有名な方は、三平さんのネタににこりともしない。ドリフの大爆笑もわざと笑わせるけれど、さんざんぱら笑ってから本番に臨んでいる。それが極意なんだそうだ。

・人生の扉
「人生の扉」にリクエストが来ている。センチメンタル・シティ・ロマンスがコーラスで参加している。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

2021年08月29日は、引き続き「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
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Sunday Song Book #1505

2021年08月15日 | Sunday Song Book

2021年08月15日プレイリスト「『アルチザン』30th記念リマスター盤 特集」
1. アトムの子 / 山下達郎 "アルチザン" 30th記念リマスター盤 8月18日発売
2. ターナーの汽罐車 / 山下達郎 "アルチザン" 30th記念リマスター盤8月18日発売
3. 片想い / 山下達郎 "アルチザン" 30th記念リマスター盤 8月18日発売
4. NEW YORK'S A LONELY TOWN / THE TRADEWINDS '65
5. TOKYO'S A LONELY TOWN / 山下達郎 "アルチザン" 30th記念リマスター盤 8月18日発売
6. 飛遊人 / 山下達郎 "アルチザン" 30th記念リマスター盤 8月18日発売
7. SPLENDOR / 山下達郎 "アルチザン" 30th記念リマスター盤 8月18日発売
8. MIGHTY SMILE / 山下達郎 "アルチザン" 30th記念リマスター盤 8月18日発売
9. "QUEEN OF HYPE" BLUES / 山下達郎 "アルチザン" 30th記念リマスター盤 8月18日発売
10. モーニング・シャイン / 山下達郎 "アルチザン" 30th記念リマスター盤 8月18日発売
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■内容の一部を抜粋
番組の冒頭に
山下達郎です。本日放送のサンデー・ソングブックは少々前倒しで録っとりまして水害に対するコメントができておりませんことをあらかじめご了承ください。被災されたみなさまに心よりお見舞い申しあげます。

・近況
相変わらずスタジオ仕事の日々だそうだ。10年ぶりなので、いろいろと変化があって、トラック・メイキングに苦労しているとか。

・『アルチザン』30th記念リマスター盤 特集
今週は8月18日に発売になる1991年に発表した10枚目のオリジナル・アルバム『ARTISAN』の30th Anniversary Editionの特集。30周年記念でボーナス・トラック付き、ライナー・ノーツを書き下ろしたヴァージョンとのこと。達郎さん自身気に入ったアルバムで思い入れが強いという。

・アトムの子
この番組がはじまったのは1992年で『ARTISAN』の直後。今でもオープニングとエンディングは『ARTISAN』からの曲になっている。
"ARTISAN"は「職人」のこと。当時、1980年代の終わり頃からミュージシャンのことをアーティストと呼ぶような風潮が出てきた。元々は芸術家というニュアンスだが、ミュージシャン自身がアーティストというのに抵抗があったとか。そうした文化人志向が嫌で、「敵がアーティストならこっちはアルチザンだ」ということで思いついたという。寡黙な技術者たちへの尊敬の意味も込めて『ARTISAN』というタイトルにしたそうだ。
1曲目の「アトムの子」は1989年に手塚治虫さんが亡くなり、それから手塚治虫作品を読み直す中で、自分の幼少の記憶と密接に結びついてきて、そこから「われわれはアトムの子」というイメージが浮かび、そこから曲を作りたくなり、アルバムの締め切りの十日ほど前に突貫工事で製作したという。「やればできるじゃないか」と言われたとか。

2曲目は1991年にシングルとして発売された「さよなら夏の日」。夏の終わりのイメージとジュブナイル、自分の青春の終わりをオーバーラップした曲。夏の終わりに番組でオンエアするので今日はB.G.M.で。『ARTISAN』の大きな特徴はほとんど一人きりで作ったアルバムだということ。広義な意味ではいわゆるテクノのアルバムで、自分で打ち込んで、シンセサイザーの音色も全て自分で作って、一人きりでトラックを作っている。ギター・ソロが何曲かあるが、全て自分で弾いているという前代未聞のアルバム。そういう意味では個人的な、パーソナルな色合いが濃く出たアルバムで、「アトムの子」にしろ「さよなら夏の日」にしろ、歌詞はひじょうに個人的な思い入れが強く出ている。なので自分では気に入ってる一作。

・ターナーの汽罐車
3曲目の「ターナーの汽罐車」も一人で作ってる曲。バブル経済の直後に作ってるアルバムなので、80年代のバブルの頃のわさわさした感じに対する抵抗感が曲調によく出ていると自分で思っているそうだ。青山に外タレのライヴをやっていたカフェバーというかパブがあって、ドラマティックスを見に行ったとき、終演後に友人と飲んでいて、トイレに行きたくなり、店内の奥まった廊下に出たら、そこに女の子がうずくまって泣いていた。バブルの頃なのでワンレン、ボディコンの女の子ですごく寂しそうな佇まい。それが印象に残っていて、それで閃いたのが「ターナーの汽罐車」という曲。そういうような場所で男女の倦怠というか、そういうものを歌った曲。それの小道具で登場するのがイギリスの風景画家でジョセフ・ターナーの代表作の『雨、蒸気、速力』。ひじょうに朦朧とした絵だけど好きな絵なので、それを小道具に持ってきて作ったという。最初、ドラムとベースと普通のリズム・セクションで録ったが、全然耽美的な感じが出ないので、ドラムマシーンとシンセベースとアコースティック・ギターのいわゆるコンピューター・ミュージックとして仕上げた。ピアノのソロだけは難波弘之さんに頼んだとか。
曲をかけ終えて。
ライヴでフル・メンバーで演奏したことがほとんどなく、最近は3人ライヴでよくやっている。一曲目にやっているそうだ。

・片想い
4曲目は「片想い」。この番組では5月になったらよくかけている。一人で作っているアルバムなので、コンピューター・ミュージックとしてどう構築するか考えて作った曲。色合いが自分では気に入ってる曲で、若いときに女の子になかなか告白できない、そういうもどかしさみたいなものの思い出を、35,6のときに引っ張り出して作った曲。

このアルバムには2曲カヴァー作品が入っていて、この頃は竹内まりやさんのアルバムと並行して、毎年、山下達郎、竹内まりや、と順番にアルバムを作っていた。曲数が揃わず大変なので、そういうときはカヴァー作品に助けられてもらっていた。

・NEW YORK'S A LONELY TOWN
トレードウィンズの1965年のヒット「NEW YORK'S A LONELY TOWN」。ピート・アンダースとヴィンセント・ポンシアのソングライター・コンビが作ったサーフィン・ホットロッドのスプンオフというかもじり。ニューヨークにはサーフィンがない寂しい街だという歌。その曲をイギリスのデイヴ・エドモンズが「LONDON'S A LONELY TOWN」という替え歌にした。それを達郎さんと萩原健太さんがお茶を飲んでるときに、「じゃあ、TOKYO'S A LONELY TOWNがあってもいいじゃないか」という話になり、それを作ったらどうだ、とそそのかされて作ったそうだ。

・TOKYO'S A LONELY TOWN
『ARTISAN』というアルバムは初めてのCDオンリーのアルバムで、アナログ盤が当時でなかった。アナログがCDに凌駕された時代。なので今回初めてアナログ盤を作った。2枚組の180グラム重量盤で音質重視のいつもの仕様。特にウォール・オブ・サウンド風の「TOKYO'S A LONELY TOWN」はアナログのメディアで聴くと、また違ったテイストで聴こえるという。

・飛遊人
初CDのアルバム、でもアナログのテイストを残したくて、6曲目に入れたのが短い曲「飛遊人(ヒューマン)」。ANAのCMに使った曲にイントロを付けた。この曲はアナログのA面とB面の転換のイメージで作ったそうだ。

・納涼夫婦放談
8月22日、29日は竹内まりやさんをゲストに迎えて毎年恒例の「納涼夫婦放談」。今年後半のスケジュールをいろいろと報告する予定。

・山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012
今年はツアーができないので、他に何かできることはないかといろいろ考えて、2012年に映画館で公開された「山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012」の素材を使って、9月3日から配信ロードショーが決定した。映画館と同じ仕様にしたいので期間限定の配信。いつものように配信プラットホームはMUSIC/SLASH。チケットの販売開始は本日15日の午後3時から。チケット料金はシアター・ライヴの劇場料金と同じ2500円。9月3日から9月12日までの10日間。平日は1回のみの配信で土曜日は3回、日曜日は2回。全16回の配信。詳しいスケジュールは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

MUSIC/SLASHのスペシャル・サイト
https://special.musicslash.jp/tatsuro-theaterlive/

・『ARTISAN』30th Anniversary Edition
1991年のアルバム『ARTISAN』の2021年の最新リマスタリング、30th Anniversary Editionが今週8月18日に発売。同時にアナログ・レコードも発売。CDかアナログ盤のどちらか初回プレスのご購入者の中から抽選で、200名に7インチ・シングル盤をプレゼント。A面「さよなら夏の日」、B面「エンドレス・ゲーム」。当時のシングル・カットの2曲で、今回のために新しく製作されたもの。ワーナーが考えた先着プレゼント(ポストカード)は実施してない店舗やウェブサイトがあるのでご注意くださいとのこと。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・SPLENDOR
アルバム『ARTISAN』の中で一曲だけリズム・セクションと録音したのが精神的B面の1曲目、7曲目に収録されている「SPLENDOR」。小さな頃に星を見るのが好きだったので、田舎に行って星空を眺めていると、星が降ってくるような感じがした。そのイメージで書いたSFチックな一曲。
曲をかけ終えて。
達郎さんの作品の中で異色の一曲。『ARTISAN』が出たときのツアーで一度だけライヴで演奏したことがあるそうだ。またやりたいんだけど、最近曲の頭数が多いのでライヴでなかなかやることができないとか。「次のツアーでやろうかなと思ってますがわかりません。これ言うとまたいろいろ言われる」と達郎さん。

・MIGHTY SMILE
8曲目の「MIGHTY SMILE」はいわゆるモータウン・ビート。これも普通にリズム・セクションでレコーディングしてみたが、この時代だと使い古された感じがあったので、コンピューターで仕上げると、何とんなく普遍的なもの、そう言う感じになり、自分でも気に入ってるものになったという。

・ "QUEEN OF HYPE" BLUES
この時代に使いはじめたローランドのD-110という音源モジュールが優れもので、このアルバムはそれをフルに使って、一人で打ち込んで作っている。その典型は「片想い」と9曲目に入っている「 "QUEEN OF HYPE" BLUES」。いわゆるファンクもので、ほとんどD-110一台で構築しているとか。バブルの雰囲気が達郎さんは全然ダメで、特に、きつい、汚い、危険の「3K」、そういうようなキャッチフレーズのいい加減さとか、表面的なヤラセ、オーバー・プロモーションや誇大広告に、どうしても馴染めなくて、その空気を反映した一作。
曲をかけ終えて。
達郎さん自身は気に入ってるが、ときどきこういうのやると「こういうの嫌い」とか言われる。アルバム『FOR YOU』に入ってる「HEY REPORTER!」も同じ感じ。

10曲目の「ENDLESS GAME」は先週かけたので今日はオンエアしない。リスナーから先週の「ENDLESS GAME」はデジタル・プロセッシングしたのか質問があったが、今回発売されるCDのソースをそのままかけたとか。また先週の「ENDLESS GAME」には今まで聴こえなかった音が入ってたというリスナーもいたが、もとの「ENDLESS GAME」から『OPUS』に至るまで全て同じ音源で同じマスターを使ってるそうだ。リマスターが若干違ってるだけ。イントロの残響についてもリスナーから質問があったけれど、「いつものリバーヴです。全く同じです。リバーヴも使い方でいろいろあるんです」と達郎さん。

・モーニング・シャイン
駆け足の放送で時間内に11曲全部かけられなかった。最後の11曲目の「GROOVIN'」はこの番組のエンディング・テーマなので割愛。でもこの番組とアルバム『ARTISAN』がこんなに密接だとは思ってもみなかったという。「それではみなさん、よろしくお願いします」では締まりがないので、最後は時間までボーナス・トラックの「モーニング・シャイン」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
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2021年08月22日・29日は、「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
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Sunday Song Book #1504

2021年08月08日 | Sunday Song Book

2021年08月08日プレイリスト「納涼リクエスト大会」
1. LOVELAND, ISLAND / 山下達郎 "フォー・ユー" "オーパス" '82
2. HOLD TIGHT / DAVE DEE, DOZY, BEAKY, Mick & TICH '66
3. LATIN'IA / THE SENTINALS '62
4. NEVER TURNIN' BACK / BRUCE HIBBARD "NEVER TURNIN' BACK" '80
5. IT'S IMPOSSIBLE / PERRY COMO '70
6. DAY TRIPPER / OTIS REDDING "LIVE IN EUROPE" '67
7. WE'RE NOT GETTING ANY YOUNGER / KALEIDOSCOPE '75
8. ENDLESS GAME / 山下達郎 "アルチザン" 30th記念リマスター盤 8月18日発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
台風がふたつ来ている。番組は前日に収録しているそうだ。

・納涼リクエスト大会
先週に引き続いて毎年恒例の「納涼リクエスト大会」。ハガキ、メールを全部読むのに半日かかるという。

・LOVELAND, ISLAND
1982年のアルバム『FOR YOU』に収録されている「LOVELAND, ISLAND」にリクエストが集まった。

・HOLD TIGHT
デイヴ・ディー、ドジー、ビーキー、ミック&ティチは日本だとデイヴ・ディー・グループと呼ばれている。少しバブルガム・ポップの傾向があるブリティッシュ・ポップ。彼らの出世作で1966年、全米4位の「HOLD TIGHT」。

・LATIN'IA
サーフィン・ホットロッドもの。ザ・センチナルスはカリフォルニアの5人組のインスト・バンド。ドラムを担当していたジョン・バルバータはのちにタートルズのメンバーになり、その後、ジェファーソン・エアプレイン、ジェファーソン・スターシップ、スタジオでもたくさんのドラムの仕事をしている。その彼が在籍していたことでも有名なグループ、センチナルスの1962年のシングル「LATIN'IA」。

・鰻の蒲焼
神奈川県横浜市のリスナーから「達郎さんの好物である鰻の蒲焼はいわゆる関東風、関西風どちらがお好きですか?」という質問。
「私はどっちでも。鰻だったらどっちでも。関東の例えば噺家さんでしたら、関西行くと鰻はやっぱり蒸さなきゃ。これじゃあ、ただの魚だと言いますけれど、それは鰻が別にそれほど重要じゃないということなんでしょう。好物でしたらどんなかたちでも。エニー・カインド・オブ・フォルム」と達郎さん。

・NEVER TURNIN' BACK
キリスト教の布教のため歌詞に重点を置いたコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(CCM)。サウンドだけ聴いてるとAORと全く変わらない。そんな中の実力派、ブルース・ヒバードの1980年のセカンド・アルバムのタイトル・ソング「NEVER TURNIN' BACK」。

・IT'S IMPOSSIBLE
ペリー・コモの1970年の久しぶりのベスト10ヒットで「IT'S IMPOSSIBLE」。もともとはメキシコの作曲家の作品に英語の歌詞をつけている。邦題は「愛の夢」。

・『ARTISAN』30th Anniversary Edition
1991年のアルバム『ARTISAN』の2021年の最新リマスタリング、30th Anniversary Editionが来週の水曜日8月18日に発売される。来週は「納涼リクエスト大会」を一休みして『ARTISAN』の特集。『ARTISAN』が出たときはまだサンデー・ソングブックがはじまってなかったので番組で取り上げるのは初めてになる。ボーナス・トラック複数曲収録、アルバム解説、楽曲解説を新たに書き下ろしたので、そのような話をするとのこと。ワーナーが考えた先着プレゼント(ポストカード)は実施してない店舗やウェブサイトがあるのでご注意くださいとのこと。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・動物で棚つか
先週、「猫で棚つか」の御所望がリスナーからあり、以前やったのでと答えた達郎さん。今週はウサギを飼ってるリスナーから「ウサギで棚つか」の御所望。卯年にやってみましょうか、2023年?、と達郎さん。実は「鰻で棚つか」を計画したことがあり、調べたら「電気うなぎ」という曲ぐらいしか見つからなかったことがあったとか。

・納涼夫婦放談
8月22日、29日は竹内まりやさんをゲストに迎えて毎年恒例の「納涼夫婦放談」。「納涼リクエスト大会」は9月に入っても続ける予定だという。

・DAY TRIPPER
オーティス・レディングの1967年のライヴ・アルバム『LIVE IN EUROPE』から「DAY TRIPPER」。ブッカーT&ザ・MG'sにブラス・セクションの熱いライヴ。『LIVE IN EUROPE』は1967年3月にツアーで回ったボルト/スタックス・レビューと呼ばれる、カーラ・トーマスやサム&デイヴなどレビュー形式で行ったライヴから、オーティス・レディングのところだけ抜き出して、何ヶ所かのライヴ・ソースをまとめたもの。「DAY TRIPPER」はあまり演奏されなくて2回しか録音が残ってない。当時の日本盤には2回しかやってないのであまり出来が良くないと書かれているが、達郎さんは逆に「たった2回しかやってないのにこの出来かよ」とそっちの方がすごいなと思ったんだそうだ。時代が移れば評価は変わるもの。

・WE'RE NOT GETTING ANY YOUNGER
カレイドスコープはフィリーのヴォーカル・グループ。あまりよくわかってないとか。ベイカー・ハリス・ヤングのプロダクションでTSOP(The Sound of Philadelphia)からのシングル、1975年の「WE'RE NOT GETTING ANY YOUNGER」。未だにCD化されておらず、ちょっとスクラッチの多い達郎さんのシングルから。

・ENDLESS GAME
8月18日発売の『ARTISAN』30th Anniversary Editionから「ENDLESS GAME」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

2021年08月15日は、「『アルチザン』30th記念リマスター盤 特集」
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Sunday Song Book #1503

2021年08月01日 | Sunday Song Book

2021年08月01日プレイリスト「納涼リクエスト大会」
1. SPARKLE (LIVE) / 山下達郎 "2019/10/13 根室市総合文化会館"
2. G.T.O. / RONNY & THE DAYTONAS '64
3. SCUTTLE BUTTIN'(LIVE) / STEVIE RAY VAUGHAN & DOUBLE TROUBLE "LIVE AT MONTREUX 1982 & 1985" '02
4. YOU'RE ALWAYS ON MY MIND / BLACK ICE "I JUDGE THE FUNK" '79
5. HOOK ME UP / JOHNNY "GUITAR" WATSON "BOW WOW" '94
6. LET'S GO TO TAHITI / J.J.CALE "5" '79
7. パレード (イントロ付き) / 山下達郎 "ナイアガラ・トライアングル VOL.1" '76
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・納涼リクエスト大会
今年はいつもより遅めになるが毎年恒例の「納涼リクエスト大会」。

・SPARKLE (LIVE)
2019年10月13日、根室市総合文化会館での「SPARKLE」。本邦初公開のP.A.OUT。

・G.T.O.
まずはナッシュビルからのサーフィン・ホットロッド。ジョン・バッキー・ウィルキー率いるロニー&ザ・デイトナス。でもバックはナッシュビルの一流スタジオ・ミュージシャンの演奏。彼らの「G.T.O.」は1964年、全米4位の大ヒット。いつも番組でかけるのは日本盤。日本で出すにあたってクルマのS.E.を頭からお尻まで入れまくってる。これでヒットした。オリジナル・シングルにはそれが入ってない。

・SCUTTLE BUTTIN'(LIVE)
暑いときには熱いものを。スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブルの「SCUTTLE BUTTIN'」。1985年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでのライヴ・レコーディング。1982年に初めてモントルーに出たときは保守的な客からブーイングが出るような感じだったが、2回目の1985年には熱狂的に迎え入れられた。

・YOU'RE ALWAYS ON MY MIND
L.A.の5人組のヴォーカル・グループ、ブラック・アイス。1979年のセカンド・アルバム『I JUDGE THE FUNK』から「YOU'RE ALWAYS ON MY MIND」。

「最近、巷を見ておりますと、なんかこうシャレが通じない世の中だなと思うことがたくさんあります。私なんかシャレで生きてるような人間なので。なんか発言が誤解されるとか、そんなような恐れが最近あるので、いちいち確認せねばなりません」と達郎さん。

・シャレが通じない
神奈川県横浜市の超常連のリスナーから「達郎さんはやってみたい仕事ってありますか?」という質問。
「風呂屋の番台。冗談ですよ、シャレですからね。これでまともに捉えられたり、切り取られたりすると、"山下達郎のやりたい仕事 風呂屋の番台"とか切り取られるんです。シャレが通じないな、本当に今の世の中。なのであえて(笑)」と達郎さん。

・HOOK ME UP
ジョニー "ギター" ワトソンは古いブルース・ギタリスト。日本公演のときに亡くなった人。1994年のアルバム『BOW WOW』に入ってる「HOOK ME UP」。

・『ARTISAN』30th Anniversary Edition
1991年のアルバム『ARTISAN』の2021年の最新リマスタリング、30th Anniversary Editionが8月18日に発売。ボーナス・トラック収録。アルバム解説、楽曲解説を新たに書き下ろすとのこと。同時にアナログ・レコードも発売。2枚組の180グラム重量盤。音質重視のいつもの仕様。ボーナス・トラックはCDのみの収録。同時発売のアナログ・レコードには時間の関係で収録されない。CDかアナログ盤のどちらか初回プレスのご購入者の中から抽選で、200名に7インチ・シングル盤をプレゼント。A面「さよなら夏の日」、B面「エンドレス・ゲーム」。当時のシングル・カットの2曲で、今回のために新しく製作されたもの。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・納涼夫婦放談
8月22日、29日は竹内まりやさんをゲストに迎えて毎年恒例の「納涼夫婦放談」。現在制作中の番組1500回記念のグッズはそのときに発表する予定。

・LET'S GO TO TAHITI
J.J.ケイルの1979年の5枚目のアルバム『5』から「LET'S GO TO TAHITI」。

・モーニング・シャインのオリジナル・カラオケ
青森県弘前市の超常連のリスナーから『ARTISAN』30th Anniversary Editionについて「モーニング・シャインのオリジナル・カラオケは収録されますか?」という質問。
「テープのコンディションが悪くて、すいません、今回入れることができませんでした。もうちょっと他のものがあるかもしれませんので探してみます。ファンクラブかなんかでオリジナル・カラオケ集かなんか出してみようかなという感じですかね。よろしくお願いします(笑)」と達郎さん。

・パレード (イントロ付き)
1976年のアルバム『NIAGARA TRIANGLE VOL.1』から「パレード」。坂本龍一さんのピアノのイントロ付き。ただし長いのでエンディングのアバンギャルドなピアノは割愛。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/

2021年08月08日は、引き続き「納涼リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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