『COYOTE』がiTunes Storeでダウンロード販売

2007年05月31日 | 佐野元春

佐野元春オフィシャル・サイトMWSの、6月13日発売ニュー・アルバム『COYOTE』特設サイトで、佐野元春がDJを務める「RADIO COYOTE」の第3回が、28日(月)から配信されている。その番組の中でアナウンスされたのがニュー・アルバム『COYOTE』の全曲がiTunes Storeでダウンロード販売されるというニュース。

アルバム予約特典がThe Whey-hey-hey Brothersとしてリリースした「じぶんの詩-A BEAUTIFUL DAY」のHKBヴァージョン(佐野元春ヴォーカル・ヴァージョン)と佐野元春による楽曲解説のオーディオ・コメンタリー。

昨夜30日からプレオーダーが開始されたが、僕はもうすでにCDの初回盤(CD+DVD)を予約しているので、iTunes Storeダウンロード販売予約特典は気になるものの、まだ予約購入する気持ちにはなってない。ただ、今回はiTunes Storeの新たな販売チャンネル「iTunes Plus」での販売も用意されていることは評価している。「iTunes Plus」はDRM(不正コピー防止機能)フリーで楽曲を販売をする。携帯デジタル音楽プレーヤーの機種を選ばずに再生できるという利点のほかに、音楽ファイルの音質も向上するといわれている。ユーザーはiTunes 7.2にアップグレードするだけで使える。

そうそう、30日からiTunes Storeでシングル「君が気高い孤独なら」のダウンロード販売が始まっていて、僕も朝にさっそく購入した。また個人サイトSITEDOIで取り上げるつもり。

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LIVE BEAT

2007年05月30日 | RADIO

LIVE BEAT
NHK-FM 2007年5月30日(水) 23:00-24:10
The Who BBC LIVE

Songlist
01. I Can't Explain
02. The Seeker
03. Who Are You
04. Fragments
05. Sound Round
06. Pick Up The Peace
07. Endless Wire
08. We Got A Hit
09. They Made My Dream Come True
10. Mirror Door
11. Baba O'Riley
12. My Generation
13. Pinball Wizard
14. Amazing Journey
15. Sparks
16. See Me Feel Me
17. Listening To You
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・The WhoのBBCライヴ
2006年に24年振りのニュー・アルバム『Endress Wire』をリリースしたザ・フーのBBCライヴ。2006年10月29日収録。今夜午後11時から70分。

Pete Townshend : G, etc...
Roger Daltrey : Vo
Zak Starkey : Ds
Pino Palladino : B
Simon Townshend : G
John Bundrick : Key
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Sunday Songbook Playlist

2007年05月27日 | Sunday Song Book

<05月27日プレイリスト>
[棚からひとつかみ]
人生の扉/竹内まりや "DENIM" 5月23日発売ニュー・アルバム
THANK YOU/SLY & THE FAMILY STONE '70
DON'T BRING ME DOWN/ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA "DISCOVERY" '79
I FEEL IN LOVE/CARLENE CATER "I FEEL IN LOVE" '90
I DON'T WANNA GO/BRUCE ROBERTS "BRUCE ROBERTS" '77
みんなひとり/竹内まりや "DENIM" 5月23日発売ニュー・アルバム
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■内容の一部を抜粋
・近況
まりやさんにニュー・シングルのオファーが入ってきて、先週はリズム録りをしたそうだ。それと平行して、タツローさんも番組のオファーで、アカペラでスタンダードを歌うことになり2タイプをレコーディングしているとか。どちらも締め切りが迫っていて、一所懸命スタジオ仕事をしているという。

・人生の扉
先週、先々週と[竹内まりやニューアルバム『Denim』特集 (ゲスト:竹内まりや)]をやったが、曲解説で終始したので、全国からたくさんいただいたお便りや質問に答えられなかった。先週の収録後に、まりやさんがアルバム以外の質問にコメントしたので、今週の番組の中ほどでオンエア。

・THANK YOU
スライ・ストーンが率いる黒人、白人混成のグループ、スライ & ファミリー・ストーンのバック・カタログが、今月の頭にソニー・ミュージックから紙ジャケ、最新デジタル・リマスターでリイシューされた。
スライ & ファミリー・ストーンの代表作で1970年のミリオンセラーが「THANK YOU」。シングル・オンリーだったので『GREATEST HITS』にしか入ってない。

・DON'T BRING ME DOWN
エレクトリック・ライト・オーケストラはジェフ・リン率いるイギリスのグループ。2月にソニー・ミュージックからアナログのアルバム・ジャケットを忠実に紙ジャケで再現し復刻したCDが完全生産限定盤でリイシューされた。
1979年のアルバム『DISCOVERY』に入ってるE.L.O.の代表作の1曲「DON'T BRING ME DOWN」は全英3位、全米4位。

・木崎義二のラジオ番組「DAY BREAK」
JFN系で月曜の深夜3時から5時まで木崎義二さんが生番組「DAY BREAK」を担当している。木崎さんはタツローさんの洋学の先生とも言うべき偉大な先達。

・I FEEL IN LOVE
木崎さんの「DAY BREAK」で先日、ジョニー・キャッシュ特集をやっていた。その中でかかった1曲。ジョニー・キャッシュと結婚したジューン・カーター(カーター・ファミリー)の前夫との子どもがカーリン・カーター。「I FEEL IN LOVE」はカーリン・カーターが1990年に出したアルバム『I FEEL IN LOVE』からシングル・カットされたタイトル・ナンバー。ドラムがエド・グリーン、ギターはアルバート・リー、コーラスにはレヴォン・ヘルムとかデイヴ・エドモンズ、キース・ウィルソン(ドゥービー・ブラザーズのドラム)といろいろな人が参加している。プロデューサーはハウイー・エプスタイン(トム・ペティー & ハートブレイカーズ)で後に彼女と結婚。

・ニューヨークでレコードを棚買いした?
日本テレビ系列のバラエティー番組「週刊オリラジ経済白書」(火曜日午後9時)で、あるタレントが、山下達郎がニューヨークの中古レコード屋で棚買いをした、と言っていたそうだ。なんでも、メジャーで計って「この棚、5メートル分のレコードをください」と言っていたのを見たらしい。
「私はこういう下品なレコードの買い方を絶対しません。また、こういうあることないことを誰が言ったのか知りませんけれど、そういう人はいますけれど、私はレコード屋に行ったら絶対1枚1枚見ます。そうじゃないとレコードに失礼です。それで1枚1枚全部見て何を買おうか決めます。死んでもそんな、メーター買いって言ってましたけど、1枚全部見たうえで買ったのが最終的にメーターになっただけで。これ、しかし誰が言ったのか知りませんけれどもですね、またこういうのテレビで言うと、今の人は素直ですから、『あっ、そうなんだ。山下達郎ってそういうことするんだ』って、違いますからね。絶対にしませんから! エキサイトしてきましたが(笑)。私の知り合いでイタリアに行ってヴェルサーチやエルメスとかのブランドものに行って、『ここの棚のサイズのやつ全部くれ』ってそういう人いますがね、そういうの下品です。止めたほうがいいです。1枚1枚、ちゃんと作った人の身になって、1枚1枚レコードは聴きましょう。そういうわけで(笑)、今後そういう同様なお話が来ても絶対に信用しないでください。よろしくお願いします。声を大にして」とタツローさん。

・I DON'T WANNA GO
ブルース・ロバーツが1977年にエレクトラ・レーベルから出したファースト・アルバム『BRUCE ROBERTS』が今年の2月にヴィヴィッドから紙ジャケで復刻された。もともとはワーナーのカタログ。ブルース・ロバーツは作曲家、シンガー・ソングライターとして自分でも歌を歌ってソロ・アルバムを出している。キャロル・ベイヤー・セイガーと組んでいい曲をたくさん書いている人。タツローさんと同じ歳だそうだ。『BRUCE ROBERTS』からの曲はたくさんの人に歌われている。「I DON'T WANNA GO」は後にモーメンツが取り上げて、タツローさんはモーメンツのヴァージョンで最初に知ったという。プロデュースはトム・ダウド。なぜかセカンド・アルバム復刻の許可が下りないらしい。

・プレゼント
EDWINの『Denim』特製ランチョン・マットを30名様にプレゼント。
ランチョン・マットにはト音記号が描かれている。

・ローレンスバーク
アルバム『ポートレイト』(1981年)に入ってる「ローレンスバークの想い出」に出てくるローレンスバークはどこにあるのかというリスナーからの質問。
まりやさんが留学していたイリノイ州ロックフォールズという小さな町にある公園がローレンスバークだそうだ。

・最近ハマってる食べ物
まりやさんは今、全国キャンペーン中なので、どこに行ってもおいしいものがあるのだという。「日本ってホントにおいしいものだらけだなってつくづく思っています」とまりやさん。
タツローさんはうなぎハムにハマってるらしい。

・黒髪にこだわりがあるのですか?
長くて黒い髪が素敵だというリスナーからのハガキに、
まりや「ありがとうございます。特に黒ってことにこだわってないですけれど、自然のままにしています」
タツロー「あまり茶髪金髪にするには歳が」
まりや「あまり似合わないような気がして、茶髪はね」
タツロー「ね。日本人には茶髪金髪が似合わないと思うという...」
まりや「いや人によってはすごく似合う人もいると思います。長崎さんのように」
タツロー「へへへへへ」
長崎さんとは番組のディレクターで、タツローさんによれば茶髪ではなくて白髪頭だそうです。

・みんなひとり
松たか子に提供した曲のセルフ・カヴァー。
タツローさんがアレンジャー/プロデューサーとしていちばん気に入ってる曲。やる気でアレンジした曲。ギターのオブリもタツローさんがやっているそうだ。
「自画自賛したりして(笑)。是非」とタツローさん。

■プレゼント・リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
06月03日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
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[code neo]vol.8

2007年05月26日 | 佐野元春

佐野元春のインタビュー映像が収められているフリーDVD[code neo]vol.8をローソンで貰ってきた。最初に行った最寄のローソン(病院の1階にある)では見つけられなかった。なんかひじょうに出にくかったのでカフェオレ飲料を買う(汗)。

そこから少し歩いたところにオフィスビルがあって、その下に小さめのローソンがある。そこで見つけた。

女の店員さんが僕のことを見ていたので「あなたみたいな素敵な女性に見つめられたら照れてしまいます」と言う(ウソ)。貰って帰ってもいいかを聞いたら、「どうぞ」と言ったのでそのまま礼を言って店を出た。

いくら無料配布のDVDだからといって、ほかに何も買い物せずに出るのはマズイんじゃないかと思ったが、まあいつか埋め合わせをしよう。

しかし、阪神は点が取れんな~。オリックスのオーナーって村上ファンドの出資者じゃなかったっけ? 負けてたらダメだろ。

[追記 5.27]
SITEDOIにcode neo vol.08をアップしました。
今日は午後から用事があるので「SSB Playlist」の更新は明日以降となる予定です。
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Sweet Swingin'

2007年05月24日 | 佐野元春

SITEDOIに佐野元春がデビュー前にコラボレーションした佐藤奈々子のソロ・アルバム『Sweet Swingin'』のレビューをアップしました。

収録時間が33分くらいで、あっという間に聴き終えてしまいます。それでレビューを書くにも苦労しました。ほとんどデータだけというありさまです。。

このアルバムに収められた「週末のハイウェイ」はアン・サリーが2003年のアルバム『Day Dream』でカヴァーしています。

そしてソロ3作目にあたる『Pillow-Talk』と『Kissing Fish』のレビューも同時にアップしております。こちらのほうもレビューは大変苦労しました。佐野元春のイディオムが見えないので。ということで、こちらもデータがほとんどです。。


『Pillow-Talk』


『Kissing Fish』
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Super J-Hits Radio

2007年05月22日 | 山下達郎

Super J-Hits Radio
2007年5月20日(日) FM802
DJ:加藤美樹
GUEST:竹内まりや

Playlist
1.シンクロニシティ(素敵な偶然)
2.哀しい恋人
3.人生の扉
------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・家庭生活
この10年くらい日常のペースは変わらないというまりやさん。5月23日発売ニュー・アルバム『Denim』の全国キャンペーンの非日常がまた楽しいのだという。旅をしていて家のことは気にならないのかという質問に、
まりや「今はメールがあるので、『どうしてる?』とか、タツローも私が留守だといえば、それは家のこともやってくれるし、まあ娘も成人しているし、楽になりましたね、昔に比べて」
かとみき「タツローさん、おうちでごはん作ったりするんですか?」
まりや「あっ、時々やりますよ。あの、娘と協力体制でやったりもしますので。はい。手がかかりませんね」
かとみき「はははは。前ね、昔ね、お風呂の掃除をタツローさんがなさるというのを聞いたことがあって」
まりや「はい、それは今もそうです。お風呂当番。そうです」
かとみき「ちなみにタツローさんが作られたお料理でおいしいものはありますか?」
まりや「かつてはねぇ、カレーをすごく本格的にスパイスを20種類くらい揃えてやってましたけれど、最近はもう、それもやらなくなりましたね。でもちょこっとしたものは作ったり手伝ったりしてくれます」
かとみき「でもなんかお料理とかね、男性は凝るっていいますからね」
まりや「そうなんですよね、男性は何でも凝りますものね。たっつあんの場合はとにかく凝ると、音楽でもバッーとマニアックに行きますから、お料理でも何十種類もスパイスを並べてたことがあったんですけど、最近はもう、はい(笑)」

・弁論夫婦
かとみき「ウチに帰ってきて仕事の続きの話をしたりするんですか?」
まりや「仕事の続きの話、大いにしますね。『今日のこれ、どうだったか』とか、まだ持ち越してるいろんなことがありますから、アレンジについての話合いがいちばん多いんですけれど、『私は今日はあの間奏のハーモニカがよかった』だとか、『いや僕はハーモニカじゃなくてエレキ・ソロにしたいんだ』とか、そういったことが延々と続いていって、まあ、ちゃんと結論が出るまで話し合いますし、結論が出なくても次の日スタジオに行って、もう一回それをやって、まあ、協議した結果、『これにしましょう』とか。だから、どこまでがそういう家庭モードで、どこからが仕事モードかというそういう切り替えはないんですけれど、分ける必要もない気がして(笑)、まあ、ご飯を食べながらそういうレコーディングの話もするし、普通の雑談もするし、あんまりそれで不便を感じたことは私はないんですけれどもね」
かとみき「お二人ともホントによくお話しするって聞きますもんね」
まりや「もお、喋りますね~。だって毎日毎日新しいこと見聞きするわけでしょう? そうすると言わずにいられない(笑)。『今日、みきちゃんが超カワイイデニムのスカート穿いててぇ~(笑)』、そういうことも全部言わないと、もうね、そうなんですよ」
かとみき「ふふふ。でも『それが長続きの秘訣だ』って、前にね、タツローさんも言ってましたけどもね」
まりや「でもね、長続きさせようと思って、また話してるわけでもないんですよ、これが。ええ。続かせようということのために話してるんじゃなくて、ただ話したくて(笑)、話してるだけなんですけどね」
かとみき「でも最高のパートナーですね」
まりや「そうですね。退屈しませんね、はい。うふふ」

・プロデューサーとしての山下達郎
かとみき「ではプロデューサー山下達郎のすごいところは?」
まりや「うん、これでもかっていう引き出しを持ってるということですね。あの30年近く一緒に仕事をしてると『もう、そろそろネタ尽きるかな』なんてね、見てる私がいるんですけど、ネタが尽きないんてす。ネタっていうとおかしいんですけど、要するに私が出したデモテープに対して、アレンジを施すヴァリエーションが、例えば引き出しを30個あるとすると40個ぐらいまだ持ってるんですよね。要するに30個しかないと思ってこの曲を出したら、きっとこういうのが返ってくるだろうと思いきや、全然違ったアレンジがまた返ってくると『まだ持ってるよ』っていうことを、毎回そうやって驚かしてくれるっていうこと自体が『すごいな』って、どこで勉強してるんだろ」
かとみき「でも、そうやってまりやさんも刺激してるんでしょうね」
まりや「ああ、まあ、そうですね。『ほら何見せてくれるの』って言いながら、向こうもね、ヘタなことはまたできないって意地もありますし。でも、それを見るたびに『あっ、この人と仕事してるってなんて刺激的なんだろ』って思いますよね」

・シンクロニシティ(素敵な偶然)
まりや「これはセンチメンタルシティロマンスという私のデビューの時から一緒にやってくれてるバンドのメンバーと一発録りしたんですけど、なんかこう打ち込みの作業が多くて、どうしても積み重なって、シンセを重ねて重ねてやっとカラオケができるってことが多い時代の中で、みんなでブースに入って『せーの』で出して、そのバンドの音がそのままオケになって、それで彼らのコーラスがかぶると、もうそこは一瞬にして『カリフォルニアの青い空』みたいな感じでね、ホントに楽しいレコーディングでしたね」
まりや「しばらく会ってない人の夢を見た当日にデパートで会っちゃったとか。あるでしょう?(笑) だからそういうシンクロな現象を、ラヴソングにしたらいいだろうなぁ~と、ずっと前から思っていて、今回『まあセンチとやるならやっぱシンクロニシティだな』って感じでこの曲にしたんですけどね」
かとみき「コーラスの心地よさがたまらないなと思うんですけども」
まりや「ええ。センチならではのあの感じはスタジオ・ミュージシャンのコーラスでは出せない空気感ですね。やっぱりあのセンチメンタルシティロマンスのメンバーが30年かけてあのコーラスにして行ったんだと思いますね」

・ピカデリー・サーカス
まりや「ピカデリー・サーカスの杉さんは、わたくしの一緒に、バンドをやっていた大学の先輩で、彼と出会わなかったら私は歌手になっていないので、それもある種運命的な出会いで、彼がデビューすることになったレコーディングに私が呼ばれて行ってコーラスをやったことが、この業界に入るきっかけだったので、もう杉さんとの繋がりも考えるとね、今私が音楽をやれているというのは、彼と出会えたことが大きくて、で、そんな彼が率いるピカデリーの99年の楽曲『ネバークライ』を聴いた時に、私はこれ絶対一緒に歌いたい曲だなって思って、それで今回カヴァーさせていただいて」
まりや「例えばセンチがアメリカの風であるならば、ピカデリーはイギリスの風を運んでくれるんですね。私は両方とも好きな音楽なので、やっぱりイギリスもあればアメリカもあっていいだろうということで、二つのグループが入ってくれたことでこの『Denim』もね、いい風合いにしてくれたかなと思っていますね」
かとみき「でも、なんかいくつになっても音を重ねられるっていうのは特別な関係ですよね」
まりや「そうですね。そして一緒にやっていて音楽を一緒に楽しめる関係だということが素敵で、何か遠慮したり、気を遣ったりして音楽をやるんではなくて、もう全てがわかってるからといって一緒に音が出せるっていうのは、なかなかありそうでないんですよね。しかも30年そういった関係が続くっていうのはとってもうれしいことだと」
かとみき「音楽以外でそういうことって出来るんですか?」
まりや「なかなかねぇ、途切れて行きますよね~。だから音楽は言語を超えるっていうか、しかも、みんなが50代になってポップスをやれているということがなんて喜ばしいんだろうと。まさかね、30年後もそんなふうにしてバンドと一緒にレコーディングができるなんていうことは20代の時は夢にも思ってなかったので、50代でこれをやる楽しさというのはまた格別ですね」

・みんなひとり
まりや「これはねぇ、アルバムのために自分自身が書いていて、途中まで書いていた曲に、松さんの『役者魂!』のお話があって、その『役者魂!』の打ち合わせに行ったら、なんか人々の繋がりみたいなものを言い表す詞のテーマにしてほしいと言われた時に、『あっ、今書いてるあの曲だ(パチンと指を鳴らす)』と思ったんです。後は後半の半分を書き上げるだけっていうところだったのでグッドタイミング。これもシンクロニシティのように」
かとみき「なんか松さんとまりやさん、ちょっと共通する魅力を感じるんですがね。松さんってさばさばしてるじゃないですか。で男っぽいところとか可愛らしい感じがね、少年ぽいところもあるんで」
まりや「そうですか。私の中の松さんが見たいちばんの形容詞は"少年ぽい"なんですよ。ええ、それなんです」
かとみき「なんか、その感じが、まりやさんとね、まりやさんも結構男っぽいところがありますよね」
まりや「バリバリですよね(笑)」
かとみき「ふふふ。昔の自伝とか拝見しても子どもの頃から男女だったって書いてある(笑)」
まりや「男女ですね。お転婆娘がそのままオバサンになっちゃった、オヤジに近い」
かとみき「ふふふ。オバサンって言葉は似合わないですけれどね(笑)」
まりや「オジサンに近いのかな」
かとみき「オジサン(笑)」
まりや「自分でなんかすごい中性的だなと思いますね。なので勢いラヴソングは女々しかったり、女っぽい歌を歌いたがるんですよ。自分が中性的だってわかってるから。ですから、よよと泣いてみたりする女の人を演じたいんでしょうね、きっとね。歌の中ではせめて。そういうちょっと切な目の自分も、ちょっとこう歌ぐらいでは表現したいかなって思っている、男っぽいわたくしがいます(笑)」
かとみき「今回も『哀しい恋人』、『明日のない私』と訳ありですよね。でも気持ちを想像して書くのは楽しいって言っちゃあいけないですけど、まあそういう恋を演じるってことは...」
まりや「なんかね、ドラマ性ってことで考えると、そういう禁じられた恋以上にドラマ性のある歌ってないんですよね。やっぱり恋が成就する歌だったら、もうハッピーでいいわけで、そこにこう、苦しさがあったり、切なさがあったりするほうが物語は進んでいくんですよね。まあ、それは出口のない物語であったりするんですけれど歌にはなる」

・哀しい恋人
まりや「これ歌いながら『あぁ、なんて切ないんだろう』と思いながら歌っておりました」

・今後の予定
まりや「今後ねぇ、夏に一枚シングルを出そうかなって思って、今新曲の締め切りを抱えつつ旅をしているので、旅にキーボードを持って行きながら(笑)。グルグル巻いて持ち運べる簡易のキーボードですけれど。そして近い将来というか遠い将来というかライヴをやりたいですね」
かとみき「えっ、ホントに(笑)?」
まりや「そうは思ってるんですよ(笑)。でもバンマスに立って下さるタツローさんが動き出せないことには。たっつあんがもうしばらくライヴをやっていないので、まず彼にライヴをやってもらってエンジンかかった頃に、なんかバンマスやってもらえたらなっていうふうには思ってるんですよ」
かとみき「ということは今年暮とかにタツローさんにも会えるかなって感じですかね?」
まりや「暮でしょか、どのくらいでしょうね。発破はかけてるんですけどね、いつも。『早くライヴをやってください』というふうには私は言ってるんですけど」
かとみき「そしたらまりやさんの番が来るという...」
まりや「私も少しはね、余力でやってもらえるかな~なんて踏んでるんですけど。どうでしょう」
かとみき「まりやさんのライヴ、2000年以来でしたっけ? もう楽しかったですぅ~」
まりや「あぁそうですか? ちょっと怖かったよ私(苦笑)。やっぱり18年舞台に立ってなかったし。歌詞、忘れるんじゃないかとか、ここにいる人たちを失望させちゃいけないとかね、そういうことにまだ慣れてない自分がいる」
かとみき「前回のライヴでは衣装が滅茶苦茶かっこよくて。黒のね、革のツナギのワンピースがすっごいかっこよかったんですよ」
まりや「よく覚えてるね~。あれタツローになんて言われたと思う? 築地の魚河岸だって。ひどい(笑)。黒のレザーのね、ジャンパー・スカートを穿いていたんですけどね、魚河岸の長い前掛けあるじゃないですか、あれに長靴履いてるみたいだ、なんてひどいことを言われました」
かとみき「ふふふ。あれはかっこよかったですね。あのラインが好きなんですよ。今回のジャケットでも着てらっしゃるデニムのロング・スカートもお尻のラインがきれいに出てるじゃないですか」
まりや「割とヒップボーンのスカートですよね。それは」

・人生の扉
かとみき「年を重ねるごとに扉が重くなってる気がするんです。今そういう時期かもしれないんですけど。でも、まりやさんはいくつになっても扉を開けることを楽しんでる気がしてね」
まりや「確かに扉は重いですよ。ただその重い扉を開けた後に見える景色は、すごく晴れやかだったりするってことを、その50代の扉の重いの開けた時に感じたんですよ。あっ見晴らしいいなっと思った、その気持ちを素直に歌にしたいなと思ったのがこの曲だったんです。私の今の人生観が詰まっております」

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Super J-Hits Selection(山下久美子)

2007年05月21日 | 佐野元春 Radio Days

昨夜のFM802「Super J-Hits Radio」(午後7時-10時の3時間)に、山下久美子がコメント出演していました。

「Super J-Hits Selection」というコーナーで、「Super J-Hits Selection」とは、毎年たくさんの曲が生まれ、その中から時代を超えて愛され続ける楽曲が誕生しているが、番組ではそんな楽曲を「Super J-Hits」と呼び、「Super J-Hits」を生み出しているアーティストたち自身の心に色褪せることなく響き続けている「Super J-Hits」を選曲してもらうというコーナーです。

山下久美子が選曲したのは佐野元春の「SOMEDAY」でした。

山下久美子「山下久美子にとってSuper J-Hitsということで選んだというか、思い浮かべた時に『SOMEDAY』佐野元春、この曲が思い浮かびました。やっぱりなんか夢中で駆け抜けた80年代のよい思い出がホントによみがえってくるっていう。特に佐野くんとは同期の仲だったりしますし(笑)、そして、まあ当時ライヴハウスを一緒に盛り上げていったというような、そういうこともあったりなんかして。それからあの当時、ニューヨークでレコーディングをワクワクしながらやっていたわけですけれども、マンハッタンを歩いていると、ふと見かけた佐野元春とかね(笑)、会うかな(苦笑)、とか思いながらも、すごい縁を感じるわけですね。やはり佐野くんの曲の中でも、ものすごい名曲がたくさんあるわけですけれども、この『SOMEDAY』を聴くとあの頃がんばっていたあたし自身がよみがえってくる。あの気持ちがもう一度ふつふつと。そういったあたしにとってはものすごく大切な邦楽かなと思ったので、今日はこの曲を選んでみました」

今週の土曜日には大阪スクール・オブ・ミュージック専門学校でライヴがあるそうです。大阪では8年振りとなるワンマン・ライヴだそうです。番組では4月22日にSHIBUYA BOXXで開催されたライヴから「SINGLE」のライヴ音源が流れました。
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Sunday Songbook Playlist

2007年05月20日 | Sunday Song Book

<05月20日プレイリスト>
[竹内まりやニューアルバム『Denim』特集 (ゲスト:竹内まりや)]
NEVER CRY BUTTERFLY/竹内まりや "DENIM"
ラスト・デイト/竹内まりや "DENIM"
クリスマスは一緒に/竹内まりや "DENIM"
ミラクル・ラブ/竹内まりや "DENIM"初回限定ボーナスディスク
真冬のデイト/竹内まりや "DENIM"初回限定ボーナスディスク
トライアングル/竹内まりや "DENIM"初回限定ボーナスディスク
終楽章/竹内まりや "DENIM"
明日のない恋/竹内まりや "DENIM"
人生の扉/竹内まりや "DENIM"
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・『Denim』リリース記念「夫婦放談番外編」
竹内まりやさんをゲストに迎えて、5月23日発売ニュー・アルバム『Denim』を先週、今週と2週間かけて全曲紹介をする。今週はそのPart.2。

・中耳炎と風邪を併発
まりやさんは5月23日発売ニュー・アルバム『Denim』の全国キャンペーン真最中だが、中耳炎を患い、風邪を併発したためダウン。そのため14日、15日の広島、岡山のキャンペーンには行けなかった。広島、岡山のキャンペーンは延期となり、スケジュールを調整して、6月に行くことになったそうだ。

・NEVER CRY BUTTERFLY
1999年にリリースされたピカデリー・サーカスのファースト・アルバム『ピカデリー・サーカス』の中の曲をカヴァー。演奏はピカデリー・サーカスが担当している。シングル「スロー・ラヴ」のカップリング曲。
タツロー「なんでこの『NEVER CRY BUTTERFLY』にしようと思ったの?」
まりや「なんでしょうね。あの、ピカデリ・サーカスのファースト・アルバムを聴いた時に、これは私が歌うべき曲だ(笑)と思ったんですよね、なんとなく。で、自分に書けない曲で、すごく自分らしい曲っていうものが世の中にあるんだとしたらこれかなと思って。是非、彼らの演奏でやっぱ歌いたいと思ったんですよね」
タツロー「こういうブリティッシュ然としたやつのほうが合うのかね、やっぱりね」
まりや「どうなんですかね。自分ではなかなか書けないタイプの曲ですけれど、"僕"っていうその主人公になりたかったというのはありますよね。男性系でやるというかな」
タツロー「男性的なオケだよね」
まりや「そうだね。歌い方も"僕"という男性だということを意識して歌ったつもりなんですけれどね」

・ラスト・デイト
まりや「これは私にとって定番のロッカバラードを今回も入れようということで、ささっと書けた曲ですけれど。このアレンジをタツローがドゥーワップ仕立てみたいな感じでするのかなと思ってみてたら、全然違ったものになりましたね」
タツロー「だってドゥーワップっていうのは循環コードだからさ、これはAメロ、Bメロとメロディーがあるので、こういうのはドゥーワップにならない(笑)」
まりや「だけど、コーラスを支えにしてなんとなくはじまるのかなと思ったら、ギターのアルペジオでやったじゃない、アコースティック・ギターの。それがね、往年のカレッジ・フォークとかカレッジ・ポップスを髣髴とさせて新鮮でしたね」
まりや「トレモロのギターがいいね」
タツロー「ウェスト・コーストのフリートウッズというのがあって、それとイースト・コーストのファイブ・ディスクスという僕の好きなドゥーワップ・グループがあってね、そのエッセンスが入ってる。結構凝った作りなんだ。何気ないようだけどコーラスが難しいんだ。こういう曲はフォーミュラーでパターン出尽くしてるから、普通にやると古色蒼然とするし、あまり過激にもできないし。サビの部分は'80年代のアリソン・ウィリアムスの曲に倍転になるやつがある(笑)。ツッチャチャ、ツッチャチャって、いきなりハチロクがワルツになるパターンがある。しかもマシーンで(笑)。それを思い出してそれにした」
まりや「いろいろとアレンジャーは大変なんだよね~、ワンパターンの私のロッカバラードをいろんなふうにお料理していただいて(苦笑)」

・アルバム・ジャケットのデニムのロング・スカートは私物?
リスナーからの質問。
まりや「私物で買いに行ったものなんですけれどね」
タツロー「そういうの全く知らないんだ。ははは」

・クリスマスは一緒に
昨年の年末にオンエアされた「Happy Xmas Show」のテーマ・ソングとして書き下ろした曲。
まりや「これはね、タツローのギター・カッティングを入れたいばっかりに書いたようなところがあるんですけれどね」
タツロー「なかなかこれも、大変な、結構苦労したレコーディングですが...」
まりや「この曲は空港で恋人の帰りを待つというのが詞のテーマですけれど、ちょうど今、全日空の飛行機に乗られると5月のスカイ・チャンネルで『ミュージック・デニム』というスペシャル・プログラムをやってますので、ここでも『Denim』の楽曲が聴けますので、全日空に乗られる方は是非聴いてみてください」

・ミラクル・ラブ
『Denim』の初回盤はボーナス・ディスク「Vintage Denim」(シングルのB面コレクション、6曲入り)が付いている。
タツロー「リマスターはもちろん、半分くらいはリミックスしております」
「ミラクル・ラブ」は「マンハッタン・キッス」のカップリング曲で牧瀬里穂のデビュー曲のセルフ・カヴァー。

・真冬のデイト
「真冬のデイト」は森下恵理さんに提供した曲で「今夜はハーティー・パーティー」のカップリング曲。

・トライアングル
「トライアングル」は「明日の私」のカップリング曲で薬師丸ひろ子に提供した曲。
ボーナス・ディスクの3曲をメドレーでオンエア。

・プレゼント
EDWINの『Denim』特製ランチョン・マットを30名様にプレゼント。
ランチョン・マットにはト音記号が描かれている。

・『Denim』通常盤
『Denim』の初回盤はボーナス・ディスク「Vintage Denim」(シングルのB面コレクション、6曲入り)が付いている。通常盤は応募特典のハガキが付いているそうだ。
A賞とB賞があり、A賞は『Denim』スペシャル・アナログ盤2枚組仕様。B賞はEDWINのオリジナル・グッズでデニム製トート・バッグ。どちらも100名に応募プレゼント。

・EDWIN×竹内まりやコラボ・ジーンズ
女性用のジーンズをEDWINと竹内まりやがコラボレーション。ト音記号がポケットに刺繍されている。シルエットはややブーツカットになっているそうだ。5月23日からオンラインで予約が開始される。

・終楽章
1988年に薬師丸ひろ子に書いた曲のセルフ・カヴァー。

・明日のない恋
日本テレビ系で火曜日の午後9時から放送されていた「火曜ドラマゴールド」の主題歌。「火曜サスペンス」から長らく続いた火曜日の2時間枠も今年の3月一杯で終了となった。その最後を飾るテーマ・ソングとして、竹内まりやの新曲「明日のない恋」が1月9日より使用されていた。
まりや「最初からこのビギンのリズムで作ろうと思って書いたんですが、歌詞は最初楽しい歌詞だったんですけれど、結局は暗いタイプの歌詞に書き換えましたね。そのほうがミスマッチで面白いかなと思って」
タツロー「明るいメロディーに暗い曲ってやつね。ふーん」
「最後の歌詞は"安心して。"となってるが、この最後の"。"にまりやさんはどんな意味を込めているのでしょうか」というリスナーからの質問に
タツロー「よく見てるな(笑)」
まりや「ホントね(笑)。"。"はあえて書いたんですけれど、全て丸く収まるかなということで"。"をつけたんですけれどね」
タツロー「ふふふ。そうだそうです」

・人生の扉
まりや「今回の全国のキャンペーンを回っていましても、若い方もそうですが、年配の方も、やはりこの曲にリクエストがとても多くて私自身もホントにびっくりしました。若い人が聴いても、どうなんだろう、そういう80代、90代のことを歌った曲にピンとくるのかなという気がしてたんですけれども、とても手応えがありました」
タツロー「やっぱり高齢化社会てか、若い人が老いた人たちをみるということが、たぷん僕らの世代よりも大きい意味があるんじゃないのかね。おじいちゃん、おばあちゃんのみなさん」
間奏は告井延隆さんが弾くフラット・マンドリンだそうだ。

・ワーナー・ミュージックの竹内まりやスペシャル・サイト
ワーナー・ミュージックの竹内まりやスペシャル・サイトに、アルバムの詳細や全国キャンペーンの様子を書いたスタッフ・ブログが公開されているとのこと。

■プレゼント・リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
05月27日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
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追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル

2007年05月18日 | Beatles

ポール・マッカートニーが前作の『Chaos And Creation In The Backyard』から2年振りにニュー・アルバム『追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル』をリリースする。この『追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル』はスターバックスが「Concord Music Group」というインディペンデント・レーベルと共同で設立した新レーベル「Hear Music」からの発売となり、日本では東芝EMIではなくユニバーサルから6月6日に発売される。

アルバムのプロデューサーは『Driving Rain』(2001年)、『Back In The Us - Live 2002』(2002年)、『Back In The World』(2003年) を手掛けたDavid Kahne。通常盤『追憶の彼方に~メモリー・オールモスト・フル』(ボーナス・トラック1曲付き)とボーナス・ディスク付きCD2枚組仕様の『追憶の彼方に ~メモリー・オールモスト・フル デラックス・エディション』(ボーナス・ディスクには3曲のボーナス・トラック+ポール自身の声による本作品についてのコメントを収録)の2種類があり、デラックス・エディションは1万枚限定ということである。

また、このニュー・アルバム『Memory Almost Full』はiTunes Storeでダウンロード販売される。現在、iTunes Storeの総合チャート、ロック・チャート共に予約だけで2位を記録している。このニュー・アルバムのリリースに合わせてソロ・アルバムのバック・カタログも今月末からダウンロード販売されるそうだ。アップル・コンピューター(ってもう言わないんでしたっけ? 「アップル」になったんでしたっけ)でビートルズの曲が販売できるというニュースが昨年あって、それがとうとう実現したわけだ。

・関連ニュース
iTunes、ポール・マッカートニーのニューアルバム、「Memory Almost Full」を独占予約販売


Paul McCartney - Memory Almost Full


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LIVE BEAT

2007年05月16日 | RADIO

■LIVE BEAT
2007年5月16日(水) NHK-FM 23:00-24:10
高田漣 : Pedal Steel Guitar, etc.
伊藤葉子 : Ds
鈴木正人 : B
ASA-CHANG : Percussion
斉藤哲也 : Key
権藤知彦 : Euphonium, Flugelhorn

【Special Guests】
高橋幸宏 星野 源(SAKEROCK):Cho

SONG LIST:
01. 12notes
02. Tiger Lilly
03. Pop Music
04. Instrumental 2
05. Neon Lights
06. Bao Shen
07. 薔薇と野獣
08. AJI
09. Cue
10. Radio Junk
11. Another Day
12. 私の青空
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・今夜午後11時から70分の放送です。
・12notes
高田漣、2006年11月1日リリースの『12notes』発売記念ライヴ(2007年1月21日東京・原宿QUEST HALLにて収録)の模様をオンエア。
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君が気高い孤独なら

2007年05月15日 | 佐野元春

MWSの佐野元春ニュー・アルバム『COYOTE』特集サイトでDJ佐野元春による期間限定のストリーミング放送「RADIO COYOTE」が公開されています。第一回は4月28日、昨日14日に第二回が配信されています。月曜日に放送があると、かつての「Motoharu Radio Show」と同じなのでうれしいですね。

第二回は先に『COYOTE』収録曲から5曲の視聴(30秒)が公開されたのを受けて、それぞれの曲について佐野元春がコメントしています。その中から「君が気高い孤独なら」をiTunes Store限定シングルとして5月30日にリリースすると発表しました。

アルバム『COYOTE』の初回盤はレコーディング・ドキュメンタリーが収められたDVDが付きますが、「君が気高い孤独なら」のミュージック・クリップも収められるようです。

そして、佐野元春は、今週19日の土曜日に原宿のギャラリー「ナディッフ」で開催される井上鑑のイベントに参加するようです。

■井上鑑 Soundings 2007「音は旅、音は砂、音は血のように熱く甘い闇」
Event#3 Beat/Talk Session & Performance
5月19日[土] 20:30-21:30 
「コヨーテ、海へ -Soundings In Motion-」
入場料 2,000円 [定員80名(立ち見を含む)・申し込み先着順]
◇トーク+パフォーマンス
佐野元春(スポークン・ワーズ)×金子飛鳥(ヴァイオリン)×井上鑑(キーボード)
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アンジェラ・アキ My Keys Tour 2007 ~サクラ色~

2007年05月14日 | Live

■アンジェラ・アキ My Keys Tour 2007 ~サクラ色~
2007年5月9日(水) 大阪フェスティバルホール
2階E列R1番

晴れ。
アンジェラ・アキはベージュのナンバリングTシャツ(32番)にジーンズ、コンバースのバスケット・シューズというかっこう。Tシャツは古着だそうだ。今回、グッズで販売されていたのは古着テイストのナンバリングTシャツで3種類あった。色はパープル、グリーン、ピンク。番号は2007年ということで「7」、アンジェラの実年齢が29歳なので「29」、そして今回のMy Keys Tour 2007が全16公演ということなので「16」、その3種類だった。

舞台の上はグランド・ピアノのほかは照明のセットが組んであるだけ。1曲目はレオン・ラッセルのカヴァーで「A Song For You」の日本語ヴァージョンだった。この曲はインディーズから出した6曲入りのミニ・アルバム『One』に収録されている。2曲目が「HOME」。2005年リリースのメジャー・デビュー・シングルだ。紅白で歌ったことでアンジェラ・アキの代表曲としても広く知られることになった。

「HOME」が終わったところで、「大阪フェスティバルホールは全国のどこのホールよりも音がいい」と山下達郎が話していことを紹介した。この大阪公演は2デイズで、前日演奏してみて、フェスティバルホールの「音の響き」を実感したのだという。そしてステージのいちばん近くの席にいる人も、2階席の最後列の人も、物理的な距離は離れていても「心の距離」は同じだから、「一期一会」の思いを共有し、アットホームな感じで楽しんでほしいと話した。

3曲目からはファースト・アルバム『HOME』からの曲が続く。DVD『アンジェラ・アキ My Keys 2006 in 武道館』のプログラムと同じだといっていい。考えてみればそれは当たり前の話だ。何しろまだメジャー・デビューして1年半程なのだから。アルバム1枚と5枚のシングルではセットリストも限られてくる。逆に言えばそれだけのキャリアでワンマンのホール・コンサートをやってしまえるだけの人気を獲得したのだ。おそろしいスピードだ。

マドンナの「Like A Virgin」のカヴァーがあって、ここでファンの間ではすっかりとお馴染みになった「アンジェラ・アキの勝手に英語でしゃべらナイト」のコーナーに突入した。これは一緒に英語の曲を歌うために、アンジェラが歌詞の意味を解説し、英語の発音と歌い方を教えるというもの。武道館の時はクィーンの「We Are The Champions」だった。

「Like A Virgin」はサビのところで"Like A Virgin"というラインが二度出てくる、いわゆる「リフレイン」、必殺の手法が使われている。この「リフレイン」は多くの曲で使われている。それを証明するために引用された曲は「こんにちは赤ちゃん」、「勝手にシンドバット」、「昴」。ここでオーディエンスと一体化することにより、続く「Again」では早くも1階席がスタンディングとなってしまった。

「Again」はこの4月からフジテレビ系列の「めざましテレビ」のオープニング・ナンバーとして使用されているらしい。

「Again」を歌い終えたところでピアノから離れ、ハンドマイクで話を始めた。昨年末の紅白歌合戦にまつわるエピソードで、子供の頃から好きだった歌手に会えたことや、そのことで気持ちが舞い上がり、失敗したり反省したりしたことを15分間近く話した。アンジェラ・アキのライヴはこういったノリで展開されるので、はじめて聴きに来た人は戸惑ってしまうのだという。そのことは本人も気にしているようで、「お喋りなんで引かないでほしい」と話していた。

ステージの後半は「宇宙」を核にした迫力のあるパフォーマンスが繰り広げられた。3月に出た「サクラ色」は武道館公演のために書かれた曲。青春時代を過ごしたワシントンDCでの思い出をベースにして、はじめて出会った大きな恋愛、失恋、そしてミュージシャンになるという夢を追いかけた日々への想いをワシントンのポトマック川沿いの桜に託したという。26歳と遅咲きのデビューだったが、実はそれまで何度も「夢」を前にして挫折してきたのだ。だから「夢を諦めないで」とは言えないけれど、"Keep on dreaming all your life"(いつまでも夢を見続けて)という言葉を一緒に伝えたいのだと話した。「サクラ色」は、"Keep on dreaming all your life"という一節を歌の中に入れたヴァージョンで披露された。

アンコールの1曲目はKANのカヴァーで「愛は勝つ」。この位置でいつもカヴァーを披露しているそうだ。5月23日発売の新曲「孤独のカケラ」が最後の曲となった。ここで結婚したことを発表した。ライヴはアンジェラ・アキのディスコグラフィーを最初から辿るクロニクル(年代記)といった構成だった。それは実に素晴らしいライヴだった。

Setlist
01.A Song For You
02.HOME
03.Rain
04.奇跡
05.Kiss Me Good-Bye
06.Like A Virgin
07.Again
08.大袈裟に「愛してる」
09.お願い
10.宇宙
11.This Love
12.心の戦士
13.サクラ色
14.On & On
15.MUSIC
Encore
16.愛は勝つ
17.孤独のカケラ

Yahoo!動画で新曲「孤独のカケラ」のPVが配信されてます。また発売日前日の22日(火)21時からYahoo!ライブトークに生出演するそうです。
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Sunday Songbook Playlist

2007年05月13日 | Sunday Song Book

<05月13日プレイリスト>
[竹内まりやニューアルバム『Denim』特集(ゲスト:竹内まりや)]
君住む街角/竹内まりや "DENIM"
スロー・ラヴ/竹内まりや "DENIM"
返信/竹内まりや "DENIM"
みんなひとり/竹内まりや "DENIM"
シンクロニシティ(素敵な偶然)/竹内まりや "DENIM"
哀しい恋人/竹内まりや "DENIM"
HEY! BABY/竹内まりや "DENIM"初回限定ボーナスディスク
夜景/竹内まりや "DENIM"初回限定ボーナスディスク
約束/竹内まりや "DENIM"初回限定ボーナスディスク
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・スタジオ
タツローさんは仕事でスタジオ入り。スタンダードをアカペラで歌って、それをレコーディングしているのだとか。先週、今週と何パターンか作って先方に渡す予定。今日もこの番組が終わってから歌入れをするのだとか。

・『Denim』リリース記念「夫婦放談番外編」
竹内まりやさんをゲストに迎えて、5月23日発売ニュー・アルバム『Denim』を今週、来週と2週間かけて全曲紹介をする。今週はそのPart.1。

・ニュー・アルバム『Denim』
プロデューサーのタツローさんからの質問「『Denim』はどんなアルバム?」
「今のわたしの音楽とか人生観が全部詰まったアルバムになったと思いますね」とまりやさん。
収録曲はこの1年数ヶ月に書いた曲ばかりなので、アルバム『Variety』を作ってる時を思い出したという。
「曲調としてはいろいろとバリエーションがあるんだけれども、集中してパーッとレコーディング作業ができたので、トータルでアルバムを作ったなという実感が今回はすごくありますね」とまりやさん。

・君住む街角
TBS系列の情報番組「ブロードキャスター」のテーマ・ソング。ミュージカル『マイ・フェア・レディー』の中の1曲「On The Street Where You Live」をカヴァー。この曲はいわゆるスタンダード・ナンバー。アレンジは服部克久。ラジオでは本邦初公開となる。CDのブックレットにはまりやさんによる歌詞の対訳が付いている。
「ちょっと『Longtime Favorites』の余韻のようなものからはじめたような感じでしょうか」とまりやさん。

・スロー・ラヴ
フジテレビ系列の連続ドラマ「役者魂!」の挿入歌。今回はシングルと同じミックスで収録している。

・NHK音楽番組「SONGS」出演
「いわゆる歌番組じゃなかったので、特に気構えというのはなく、『人生の扉』のミュージック・ビデオを作るということで、樹齢二千年の桜が見られたのは本当に感動的でした。わたしの足跡を辿るというか、人生観みたいなものも含めて紹介できたので反響が多くてびっくりいたしました。ありがとうございます」とまりやさん。

・返信
映画『出口のない海』のエンディング・テーマ。
番組には現代社会の高校教師からお便りが届いていて、それは生徒によるプレゼンテーションで、映画と「返信」を取り上げたところ、反響があって、教師として考えるところがあったというものだった。
「ものすごく若い時代に音楽を作ってた時代には客も若いし、我々も若いから作品で内省的なやりとりがなかなかないけれど、我々も年を取ってきて、リスナーの人たちもそれなりに年を重ねてきてるから、それが高校生に繋がるというのはおもしろい。いつも言ってるが、日本が戦後60年そんな大きな騒乱もなく、ずっーと平和で来たから、そういう感情がジェネレーション・ギャップを埋めることになった。平和に感謝するというのは、先の戦争で亡くなった人たちのうえに、我々の平和があるということを忘れないようにしなくてはいけませんね」とタツローさん。
「こんな形で『返信』が胸に届いた瞬間あるということはわたし自身がとても励まされました。ありがとうございます」とまりやさん。

・みんなひとり
フジテレビ系列の連続ドラマ「役者魂!」の主題歌。松たか子に提供した曲のセルフ・カヴァー。松たか子ヴァージョンのアレンジは村山晋一郎。竹内まりやヴァージョンのアレンジは山下達郎。

・プレゼント
EDWINの『Denim』特製ランチョン・マットを30名様にプレゼント。
ランチョン・マットにはト音記号が描かれている。

・『Denim』通常盤
『Denim』の初回盤はボーナス・ディスク「Vintage Denim」(シングルのB面コレクション、6曲入り)が付いている。通常盤は応募特典のハガキが付いているそうだ。
A賞とB賞があり、A賞は『Denim』スペシャル・アナログ盤2枚組仕様。B賞はEDWINのオリジナル・グッズでデニム製トート・バッグ。

・シンクロニシティ(素敵な偶然)
「返信」のカップリング曲でセンチメンタル・シティ・ロマンスと共演。
地方キャンペーンでは40代、50代の男性からリクエストが多かったという。

・『Denim』のジャケット写真
都内某所の古い日本家屋だそうだ。デニムのロング・スカートと和の空間とが違和感なくマッチしたのだという。

・哀しい恋人
本邦初公開。
「アナログ的なバンド・サウンドが多い中で、デジタル・サウンドに不倫をテーマにした歌詞が乗っかった曲にしようと思って書いた曲なんです」とまりやさん。
「'80年代ぽくしようかなという感じなんだけれど。今はプロツールだからシンセでもなんでもくっきりと出るので音色の複雑さがなかなか出せない。チープなクラブ・ミュージックだと簡単にできるのだけど、'80年代的なピャーっていうこんな感じが逆に難しかった」とタツローさん。
「シンセが1本しか聞こえないんだけれど、実は5本入ってて、そこは緻密に作ったなと思いましたね。タツローのギターも好きですね」とまりやさん。

・HEY! BABY
「HEY! BABY」は森下恵理さんに提供した曲で「シングル・アゲイン」のカップリング曲。

・夜景
「夜景」は「恋の嵐」のカップリング曲で、もともとはアルバム『Variety』(1984年)の時にレコーディングしていたが、発表したのは1986年になってから。

・約束
「約束」は中森明菜さんに提供した曲で「純愛ラプソディ」(1994年)のカップリング曲。
時間がないので後半はボーナス・ディスクの3曲をメドレーでオンエア。

■プレゼント・リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
05月13日・20日は、夫婦放談番外編
「竹内まりやニューアルバム『Denim』特集(ゲスト:竹内まりや)」
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木下航志ミニ・ライヴ & 握手会

2007年05月07日 | Live

5月4日(金)曇り。心斎橋そごうの滝の広場で開催された木下航志の山野楽器ミニ・ライヴ & 握手会を聴きに行った。昨年の夏、渋谷duo MUSIC EXCHANGEでのライヴの後の握手会、僕は木下くんと約束した。「また聴きに来るよ」と。

ニュー・アルバム『Voice』発売のプロモーションで木下航志による弾き語りライヴ。「Ribbon In The Sky」は木下航志がリスペクトするスティービー・ワンダーの曲。アルバム『Voice』と同時発売された単行本「voice とどけ、僕の声」の付録CDに収録されているそうだ。



「Ribbon In The Sky」は僕も昔から大好きな曲だ。盲目の木下航志はたぶん耳で覚えてコピーしたのだろう。音楽への愛情が伝わってくる。

「遠い街」は京成電鉄の京成スカイライナーのCMソング。本人出演のテレビCMが東京で放送されているらしい。作詞は高野寛が担当していて、作曲は木下航志と名村武。「Good bye 涙の日々 Good day 始めよう」というシンプルなラインが胸を打つ。

「たからもの」はシンガー・ソングライター市川喜康が作詞、木下航志と名村武が作曲。「最近の悲しい社会に触発されて作った」というコメントがあったと思う。

「Love Is Everywhere」はオレンジ・ペコーが提供した曲。ラテンの曲調は陽気な木下航志にはぴったりだった。

「絆」はデビュー・アルバム『』のタイトル・ソング。「お母さんと僕の絆についての歌」というコメントがあった。1年前よりも声が太くなった木下航志。その存在感も大きくなり成長を感じさせたミニ・ライヴだった。

■木下航志ミニ・ライヴ & 握手会@山野楽器(心斎橋そごう)
2007年5月4日(金) 心斎橋そごう 12階滝の広場

Setlist
1.Ribbon In The Sky(Stevie Wonder)
2.遠い街
3.たからもの
4.Love Is Everywhere
5.絆
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Sunday Songbook Playlist

2007年05月06日 | Sunday Song Book

<05月06日プレイリスト>
[ロジャー・ニコルス特集 Part 3]
人生の扉/竹内まりや "DENIM"5月23日発売ニュー・アルバム
SOMEBODY WAITING/EYDIE GORME "IT WAS A GOOD TIME" '71
I'M GONNA FIND HER/STEVE LAWRENCE
"THIS IS STEVE & EYDIE Vol.2" '71
ALWAYS YOU/LINDA BALL '67
WHEN LOVE IS NEAR/ORIGINAL CASTE '71
HAVE YOU HEARD THE NEWS/VIKKI CARR
"LIVE AT THE GREEK THEATRE" '73
SOME THINGS NEVER CHANGE/森山良子 "IN LONDON" '73
BE GENTLE WITH MY HEART/ROGER NICHOLS & A CIRCLE OF FRIENDS
"BE GENTLE WITH MY HEART" '94
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
タツローさんも大型連休明けから仕事に復帰。コマーシャルのリミックスと、また新しい仕事が入ってレコーディングがはじまる。竹内まりやさんは全国キャンペーン真っ最中。

・人生の扉
5月23日発売、竹内まりやのニュー・アルバム『Denim』(デニム)の収録曲で核となる曲。

・ロジャー・ニコルス特集
3週目なのでだんだんと濃~いところへ。なるべくレアなもの、CD化されてないもの、そういうおたくなやつ。本日のプレイリストはヒット・ソングはおろか、チャートインした曲は1曲もない。
ロジャー・ニコルスという作曲家は'60年代終わりから曲を書き始めて、'70年前後で全盛期を迎えた。当時のロックンロール音楽と趣きを異にする、どちらかというとミドル・オブ・ザ・ロード、一時代前のソングライターの傾向が強い人。ロジャー・ニコルスが書く曲を積極的に取り上げたのは、ラスベガスのショーで歌うクラブ・シンガー、ジャズ・ヴォーカルに近いようなアダルト・シンガーがほとんど。'60年代に活躍した人ばかりなので、ヴェトナム戦争が激しくなりロックの時代となった頃には、ミドル・オブ・ザ・ロードのシンガーは全くヒット・ソングが出なくなった。

・SOMEBODY WAITING
イーディー・ゴーメは夫のスティーブ・ローレンスと共に'60年代を代表するミドル・オブ・ザ・ロードのシンガー。1971年、MGMレコードからのアルバム『IT WAS A GOOD TIME』のA面1曲目。プロデュースド・バイ・ドン・コスタ。エンゲルベルト・フンバーディングのレコーディングもある。

・I'M GONNA FIND HER
イーディー・ゴーメの夫スティーブ・ローレンス。二人ともジャズ・シンガー志望だったがロックンロールの時代に入り、ロックンロール・エイジのソングライター、キャロル・キング、バリー・マンといった作家の曲を歌ってヒット曲をたくさん出した。'70年代に入り40の声を聞く頃にはクラブ・シンガー然とした作品を歌いはじめる。スティーブ・ローレンスとイーディー・ゴーメの夫婦名義のアルバムもたくさん出している。1971年、RCAレーベルから出た2枚組のアルバム『THIS IS STEVE & EYDIE Vol.2』から、スティーブ・ローレンスのソロ・ヴォーカル作品「I'M GONNA FIND HER」。アレンジはドン・コスタ。
こうした曲のほうが今手に入らないし、コンディションの良いアルバムがない。レコードおたくが喜ぶようなやつはどんどんCD化されるが、ミドル・オブ・ザ・ロードのロック・エイジから見向きもされないようなシンガーのものはかえって手に入れにくい。手に入ってもひじょうに盤質が悪い。
「すごく余談ですけれど、EARTH, WIND & FIREのコンディションの良いアルバムが全然ないんですね。シールドしてあるアルバムを何年も探していますが1枚も手に入りません。文化のいびつさをアナログ盤で感じる今日この頃であります」とタツローさん。

・ALWAYS YOU
タツローさんも持ってなかったので友達から借りてきたロジャー・ニコルス最初期の曲。いかなるコンピレーションCDにも入ってない。欧米では日本ほど熱狂的なロジャー・ニコルスのファンがいないので、たぶんそういうことになっている。1967年にリンダ・ボールという人が歌ってるシングル盤。特集の1週目でかけたサウンダウナーズの「ALWAYS YOU」は1968年のリリース。それより1年前に[JERDEN]というインディーのレーベルから出たが全くヒットしなかった。プロデュースはロジャー・ニコルス。ロジャー・ニコルスとトニー・アッシャーの共作。

・WHEN LOVE IS NEAR
ちょっとは日本で知られた曲。「MR.MONDAY」という大ヒット曲で知られるオリジナル・キャストが出した最後のシングル。アルバム未収録だったので長い間聴けなかったが、日本のソニーが出したベスト盤にボーナス・トラックで収録された。日本ではスマッシュ・ヒットした。邦題は「朝やけの二人」。
「優しい人たち 歌いましょう 真夜中の暗闇に日が差してくるわ 私たちの歌が祈りに変わるまで」というポール・ウィリアムスらしい優しい歌。

・HAVE YOU HEARD THE NEWS
ヴィッキー・カーも'60年代に活躍したミドル・オブ・ザ・ロードのクラブ・シンガー。「HAVE YOU HEARD THE NEWS」は1973年にコロムビアから出した2枚組のライヴ盤『LIVE AT THE GREEK THEATRE』に収録されている曲。

・SOME THINGS NEVER CHANGE
これもレア。「SOME THINGS NEVER CHANGE」は森山良子が1973年にロンドンで録音したアルバム『IN LONDON』に収録されている。ロジャー・ニコルスとジョン・ベティス(カーペンターズ)のコンビで書かれた曲で、この曲は森山良子以外のヴァージョンは確認されていない。これが唯一のレコード化されたヴァージョン。
このアルバム『IN LONDON』にはバリー・マンの「COME EASY」も取り上げているが、この曲も森山良子しかレコーディングしてないという。このアルバムのライナーを朝妻一郎さんが書いているので、おそらく当時、朝妻一郎さんが代表していたフジパシフィックという音楽出版社が、アービン・アルモやスクリーン・ジェームズの日本代行をやっていたので、そこからオファーしたのではないだろうか。

・BE GENTLE WITH MY HEART
ロジャー・ニコルスとポール・ウィリアムスは1967年頃からコンビを組んで幾多のヒット・ソングを出したが、1972年頃に仲たがいをする。かなり悪い形で仲たがいをしたそうで、それからロジャー・ニコルスは隠遁といってもいいぐらい、ぱったりと作品が激減する。'80年代まではぽつぽつとCMをやったりしていて、ヒット・シーンから後退する。'80年代初期に離婚を契機にオレゴンで隠遁する。貸しビルやビルのオーナーの大家とかで、ほとんど音楽活動はしなかった。'90年代に入り再婚した頃から音楽的な意欲が出てきて、ミュージカルを手掛けたりする中で、1994年突然アルバム『BE GENTLE WITH MY HEART』を出す。ROGER NICHOLS & A CIRCLE OF FRIENDSという名義で2枚組の3面を使ったアルバム。実に『ROGER NICHOLS & THE SMALL CIRCLE OF FRIENDS』から28年振りのロジャー・ニコルス名義のアルバムだった。アルバム・タイトル曲の「BE GENTLE WITH MY HEART」は奥さんのテリー・ニコルスとシェイラー・オコネルの共作。

・竹内まりやゲストのニュー・アルバム『Denim』特集
5月13日、20日の発売日直前の2週間は竹内まりやゲストのニュー・アルバム『Denim』特集。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
05月13日・20日は、お待ちかね
「竹内まりやニューアルバム『Denim』特集(ゲスト:竹内まりや)」
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