大貫妙子 ~懐かしい未来~

2008年08月23日 | 懐かしい未来

■大貫妙子 ~懐かしい未来~
2008年8月22日(金) NHK-FM 23:00 - 25:00
DJ: 大貫妙子
GUEST: 坂本龍一 , 高城剛
http://www.nhk.or.jp/n-mirai/

Playlist
夏に恋する女たち / 大貫妙子
TOKYO TOWN PAGES / HASYMO
色彩都市 / 大貫妙子
WAR & PEACE(LIVE) / 坂本龍一
懐かしい未来~longing future~ / alan
この道 / 大貫妙子
koko / 坂本龍一
地球温暖化進行曲 / 植木等
Breeze(Summer Afternoon Remix)/ 元気ロケッツ
Yes We Can / House Music United
Most Precious Love(Main Mix)/ 高城剛リミックス
懐かしい未来~longing future~ / 大貫妙子
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■内容の一部を抜粋
・生放送
二時間の生放送。
この日の東京はノースリーブだと肌寒いくらいだったとター坊。
クルマが故障して(傷つけたらしい)修理中なので、神奈川県の自宅から電車に乗ってNHKまで来たという。
昨日は熱海の花火大会へ行ってきたのだそうだ。

・夏に恋する女たち
大貫妙子は1973年、シュガーベイブでデビュー。
ソロになりシンガー・ソングライターとしてオリジナル・アルバムを26枚発表している。
音楽活動の他には雑誌での執筆活動、テレビの取材での世界旅行といろいろとやっている。
ネイチャー・マガジンの取材でアフリカに延べ1年、南極、ガラパゴスなどいろんな大陸に行ってる。

・いちばん好きな国
よく訊かれる質問だが「日本」なのだそうだ。

●対談「大貫妙子×坂本龍一」
・ソロ・アルバム
今年、教授はソロ・アルバムを制作する予定だったが、忙しくてなかなかはじめられないとか。
これからニューヨークに帰ってスタジオに籠って作る予定だとか。
前作『CHASM』から4年、来年リリースだと5年ぶりになるそうだ。

・ロンドン
6月にYMOで28年ぶりのロンドン公演を行ったそうだ。
細野晴臣のベースが上手いと絶賛。1公演、ベースを持ってるのが辛いと言いながら、
だんだん思い出してくるそうで、チャック・レイニーみたいなフレーズが出てくるのだという。
だからベースばかり聴いていると教授。

・TOKYO TOWN PAGES
8月6日にHASYMOのマキシ・シングル『THE CITY OF LIGHT / TOKYO TOWN PAGES』をリリース。
今回はシンセサイザーを使わず生楽器で演奏している。
ピアノ、ベース、ドラムでの即興演奏をレコーディング。それを元にして編集したのが今回の2曲だとか。
「TOKYO TOWN PAGES」は映画『TOKYO』のテーマ・ソング。

・恥ずかしさ
年を経て今や何のこだわりもないと教授。
「老いるってことは恥がなくなってくることなんよ(笑)」と教授。
若い頃は人の目を気にしていたと。
「先日、惜しくも亡くなられた赤塚不二夫先生の『これでいいのだ』は至言ですな」と教授。

・色彩都市
ター坊と教授は1976年の『グレイ・スカイズ』から1985年の『コパン』までの8枚を一緒に制作したという。
その後、教授がニューヨークに居を移して、多忙となったことから中断。
それから少し飛んで1997年の『LUCY』、『東京日和』をまた一緒に作った。
最初はバンドのアレンジだったが、1980年以降は打ち込みのアレンジへと変わったのだという。
ドラムのアレンジも自分の思うものにするため、「黒のクレール」では教授自らが叩いたという。
「色彩都市」も教授が叩いているのだという。
ただライヴで「色彩都市」をやるときは原曲の感じが出ず上手く行かないとター坊。
教授も「TONGPOO」がライヴで上手く行かないと話していた。

・メッセージ性
ター坊のアレンジではほとんど歌詞を聴かずにやっていた教授。
ター坊自身は本当はメロディだけ書いてたいタイプだとか。
でも歌手だから歌詞も書かないとなぁと思うのだとか。
だから歌の中に強いメッセージ性を込めるのは好きじゃないとター坊。
「歌詞さえなければポップスってこんなに楽しいものはないよね」とタツローがいつも言ってたと教授。
「私の周りはみんなそう。矢野さんも」とター坊。

・WAR & PEACE(LIVE)
メッセージ性のあるおもしろい曲で言葉の意味を直接使って音楽にしたと教授。
6月に行われたロンドン公演から。

・社会活動
地雷ゼロのキャンペーンやアーティスト・パワーなどのメッセージ性の強い社会的発言を行うようになった二人。
そもそもはアルバム『LUCY』のレコーディングの打ち上げでター坊から東洋医学のことを教えてもらったのがきっかけだったとか。自分の身体のことから環境問題を考えるようになったのだという。

・懐かしい未来~longing future~
今年、NHKは「地球エコ2008」というキャンペーンを行っている。
http://www.nhk.or.jp/eco2008/future/future.html

6月に「SAVE THE FUTURE」という番組を三日間に渡り放送した。
そのイメージ・ソングを教授がプロデュース。ター坊が作詞した。なんと二日で書いたという。
歌っているのはチベット民族の中国人alan。
ター坊のもとには「自然との共存」というテーマでオファーがきたのだとか。
「とにかく地球には時間がない」とター坊。
「懐かしい未来」と言っても懐古主義ではなく精神的なもので、未来に取り戻したいものがあるということだと。
それは人間の帰りたい「本質」なんだとター坊。
教授は自分が子どもの頃の東京をイメージしたのだという。

・この道
教授が主催するcommmonsレーベルからリリースされた『にほんのうた 第一集』に収録された。
http://www.commmons.com/index.html#artists/nihon/disco/071024nihon

・koko
3月19日に発売された教授の最新マキシシングル。
kokoは「ここにいるよ」という意味と「こころ」から取ったという。
教授「"こころ"というと恥ずかしいから。シャイだからオレ(笑)。"koko"とかって言ったわけ」
ター坊「全然ちがうじゃない。年取ったら恥ずかしくなくなるって、さっき言ったじゃない(笑)」

・なまけもの
コスタリカに行ってなまけものを見てきたというター坊。
コスタリカは1960年代の日本に似ていたという。
今の日本は物質に溢れた社会となってしまったが、本当に大切なものはあまりないのだと話す。

●対談「大貫妙子×高城剛」
・地球温暖化進行曲
植木等が1990年に発表した曲。アルバム『スーダラ伝説』に収録。
教授が高城剛にぴったりだと選曲していった曲。
高城剛は「デジタル・メディアの植木等になりたい」という。

・西表島
西表島に魅せられて土地を買って風力発電の風車を7本建てたのだという。
西表島で電気自動車のレンタカー屋をやりたいと話す。

・野宿
先週もシベリアで野宿したという。
沖縄ではビーチで必ず寝るとか。暑くなったら起きるそうだ。

・Breeze(Summer Afternoon Remix)
元気ロケッツといういろいろなクリエーターが参加した覆面ユニットの曲を高城剛がリミックスした。
風車を見ながらリミックスしたのだという。

・二十代の若者
ケータイを持って家に引きこもりテレビを見ているのが今の二十代だという。

・Yes We Can
オバマの演説をサンプリングしたハウス・ミュージック。
いい演説を聞きたいと高城剛。
高城剛と話していたら言っちゃあいけないことも言ってしまいそうになるとター坊。

・ロンドン
高城剛は一年の半分ロンドンにいるという。

・Most Precious Love(Main Mix)
高城剛のリミックス・アルバム『KING STREET SOUNDS 15th ANNIVERSARY REMIXED BY DJ TAKASHIRO』に収録された曲。DJは40歳からはじめたという。このアルバムははじめて作ったアルバムだとか。

・ピュア・アコースティック2008
「大貫妙子ピュア・アコースティック2008」がこの秋に開催される。
大貫妙子(vo)、フェビアン・レザ・パネ(pf)、吉野弘志(b)、林立夫(ds)、ASKAストリングス

10月13日(月祝)17:30開場/18:00開演
新神戸オリエンタル劇場
info:キョードーチケットセンター 06-7732-8888

10月16日(木)19:00開場/19:30開演
東京国際フォーラム ホールC
info: ディスクガレージ 03-5436-9600(平日12:00~19:00)

10月24日(金)18:30開場/19:00開演
しらかわホール(名古屋)
info: サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

・懐かしい未来~longing future~
この番組のためにレコーディングしたそうだ。いずれCD化したいとのこと。

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3 コメント

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Unknown (Y2)
2008-08-24 01:04:49
妙子さんはともかく、教授が達郎さんのことを話していたというのが、やっぱりつながってるってことですね。

聞きたかったなぁ…。
返信する
Unknown (存在する音楽)
2008-08-24 07:17:32
またもや聞き逃してしまいました。
こちらで内容を知ることが出来て嬉しいです。

でも
ロンドンのwar & peaceを聴きたかったです。

大貫さんは確か三浦郡葉山町にお住まいだったと思いますが、テレビで地元が気に入っているという映像を見たことがあります。

教授と大貫さんのアルバムを全て聴いているわけではありませんが、良いコンビだと思います。
返信する
Unknown (どい)
2008-08-25 00:07:40
☆Y2さん
タツローさんは教授と仲が良かったとよく話してますものね。

☆存在する音楽さん
ロンドン公演のライヴ・ヴァージョンはさわりだけという感じでした。もっと長く聴いていたかった~。

ター坊は葉山在住ですね。
そうそう教授は今年の夏はニューヨークでも30度を超える日が続いていて暑いと言ってました。
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