Sunday Song Book #1246

2016年08月28日 | Sunday Song Book

2016年08月28日プレイリスト
「納涼夫婦放談 (ゲスト:竹内まりや)」
1. CHEER UP! THE SUMMER / 山下達郎 09月14日発売ニュー・シングル 08月18日配信開始
2. 夢の続き('89 REMIX) / 竹内まりや "リクエスト" '87
3. テコのテーマ / 竹内まりや "リクエスト" '87
4. 時空の旅人 / 竹内まりや "リクエスト" '87
5. NEW KID IN TOWN / 竹内まりや with SCR & 佐橋佳幸 未発表クラブ活動 '15
6. CRY ME A RIVER / 竹内まりや with WHAT IS HIP? 未発表クラブ活動 '15
7. AFTER YEARS / 竹内まりや "クワイエット・ライフ" '92('87)
8. MISTY MAUVE / 山下達郎 "レアリティーズ" '02
9. さよなら夏の日 / 山下達郎 "アルチザン" '91
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■内容の一部を抜粋
・納涼夫婦放談
先週に引き続いて毎年恒例竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。今回はまりやさんからの要望で、普段あまりかからないアルバムの曲だとか、地味な存在の曲、あるいは今までにオンエアした洋楽カヴァーとかレア音源、そうした普段あまりかからない曲のリクエストを募ったところ、普段より多くのハガキが集まったという。

・CHEER UP! THE SUMMER
フジテレビの木曜の午後10時「木10」のドラマ「営業部長 吉良奈津子」(主演は松嶋菜々子さん)の主題歌。9月14日発売予定。詳しくはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

●営業部長 吉良奈津子
http://www.fujitv.co.jp/kiranatsuko/index.html

ニュー・シングル「CHEER UP! THE SUMMER」は9月14日発売だが、CDのリリースに先駆けて8月18日からダウンロード配信がはじまった。iTune Store、レコチョク、その他主要な配信サイトにて配信中。CDの初回プレス盤は7インチ・サイズのジャケット仕様で、アナログのドーナツ盤にCDが封入されている感じ。ジャケットはお馴染みとり・みきさんのイラスト「タツローくん」を使用している。CDショップもしくはオンライン・ストアで「CHEER UP! THE SUMMER」を予約すると先着特典として、ジャケットのイラストをあしらった特製うちわをプレゼント。なくなり次第終了とのこと。またCDの初回プレス分には封入はがきによる応募特典があり、抽選で300名にミュージック・ビデオのDVDをプレゼント。詳しくはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・夢の続き('89 REMIX)
今週は1987年のまりやさんのアルバム『REQUEST』からの曲にリクエストが集まっているという。1987年のシングル「夢の続き」は映画『ハワイアン・ドリーム』の主題歌。その後、1989年にリミックスしてCD化。まりやさんはこの曲を聴くとスマイル・ガレージの風景を思い出すとか。アルバムのミックスをしてる最中、朝の10時半にテレコが壊れて、修理して午後にマスタリングしたことがあったそうだ。まりやさんは娘さんがまだ2,3歳の頃で、娘さんを連れてスタジオに行って、子どもはピアノの下で寝かせて「駅」とか歌入れしたのを覚えてるという。

・収集
リスナーから「達郎さんのレコード収集はよく知られていますが、まりやさんも何か集めているものがありますか?」という質問。
まりやさんによると達郎さんはレコード以外にもワインを集めているそうだ。あとはドラクエのスライムのグッズやエヴァンゲリオンなどのアニメ関連も集めてるとか。昔、少年サンデーに連載していた潜水艦の『サプマリン707』というフィギュアが素晴らしかったと達郎さん。まりやさんは帽子とか、海外のカード・ショップでバースデー・カードやサンキュー・カードを買うのが好きなんだそうだ。

・ゴジラ
リスナーから「ステージのゴジラはいつ頃からコンサートに参戦してるのでしょうか? また歴代のゴジラ映画で好きなものは何でしょうか?」という質問。
ゴジラ映画は一作目の『ゴジラ』と二作目の『ゴジラの逆襲』。「最新作(『シン・ゴジラ』)はエヴァンゲリオンが好きだったら諸手を上げて賛同しますよ。エヴァンゲリオンがあまり好きじゃない友人はいいこと言ってませんでしたが、僕は素晴らしいと思いますよ」と達郎さん。まりやさんはまだ観に行ってないという。

・テコのテーマ
・時の旅人
まりやさんが手掛けたアニメ映画の主題歌。1986年の『時の旅人』に「時の旅人」と「テコのテーマ」の2曲を書き下ろした。どちらも英語の歌詞。もともと「時空の旅人」は「GOODBYE」というタイトルの英語のバラードを映画用に歌詞を書き変えたとか。角川映画で監督がりんたろうさん。キャラクター・デザインは萩尾望都さん。併映が手塚治虫さんの『火の鳥』で、手塚治虫さんと萩尾望都さんとまりやさん、そしてりんたろうさんと一緒に写真を撮ったのを覚えてるという。達郎さんは英語の歌詞は角川春樹さんのオーダーか、若しくはりんたろうさんのオーダーだったと記憶しているそうだ。「テコのテーマ」は打ち込みで達郎さんと青山純さんの二人だけでやってるとか。「このドラムはいい音してんだ。キックの抜けといいね、素晴らしい」と達郎さん。「時空の旅人」のリード・ギターは北島健二さん。青山純、伊藤広規人脈で「素晴らしいリード・ギター」と達郎さん。

・もう一度見てみたい風景
リスナーから「達郎さん、まりやさんには懐かしい風景、もう一度見てみたい景色はありますか?」という質問。
達郎さんは中学のときに行った西芳寺苔寺にもう一度行ってみたいとか。まりやさんはイリノイのロックフォールズの街の冬景色。まりやさんはこの間、Google Earthでイリノイの自分が住んでた家を初めて見てときめいたという。「ふふ。おせーんだよ(笑)」と達郎さん。

・NEW KID IN TOWN
昨年の12月ぐらいにセンチメンタル・シティ・ロマンスと佐橋佳幸さんとまりやさんでレコーディングした中の一曲でイーグルスの「NEW KID IN TOWN」のカヴァー。まだ仮ミックスと仮歌の段階。この一ヶ月後にグレン・フライが亡くなったので、思い入れもひとしおになったとまりやさん。歌は「せーの」で録音したので仮歌。

・SELECTIVE SUNDAY
今日この後、午後3時からの番組「SELECTIVE SUNDAY」で山下達郎特集。「SELECTIVE SUNDAY」は音楽の歴史にその名を残したアーティストの誰もが知る有名な1曲や、隠れた名曲を物語のように紡ぐ30分。

・CRY ME A RIVER
昨年、松木恒秀さんの現在のWHAT IS HIP?(松木恒秀さん、野力奏一さん、高水健司さん、村上"PONTA"秀一さん)と一緒にジャズを何曲か録音した中から「CRY ME A RIVER」。ジュリー・ロンドンのオリジナルで、1955年、まりやさんの生まれた年のヒット曲。松木恒秀さんの編曲。この曲もまだ仮歌、仮ミックスの段階だがせっかくなのでということ。まりやさんはジュリー・ロンドンの曲がすごく好きでよく聴いていたそうだ。「ジュリー・ロンドン、美人ですよね、ホント。松木さんのこのスロー・ハンド・ギターというかですね...」と達郎さん。「歌ってみると難しい曲ですよね。松木さんのアレンジもギターもすごくいい感じで」とまりやさん。

・AFTER YEARS
まりやさんの1987年のシングル「駅」のカップリングで「AFTER YEARS」。「素敵にドキュメント」というドキュメンタリー番組のエンディング・テーマ。この曲も達郎さんがひとりで演奏している。「フリューゲルホーンのアレンジがあるじゃない? あのフレーズが好きだった。私、じぶんで口でフレーズを言って、こういうフレーズを入れてくれって注文したのを覚えてんですけどね」というまりやさんに、「フリューゲルフホーンとシンセをくっつけてね。手弾きですよ、アレ(笑)。打ち込みだとね、全然あの感じが... 手弾きじゃないとあのタイミングが作れなかったなぁ、あの頃はね」と達郎さん。

・MISTY MAUVE
1988年の鈴木雅之さんのアルバム『RADIO DAYS』のために書き下ろした曲で竹内まりや作詞、山下達郎作曲の「MISTY MAUVE」。2002年のコンピレーション・アルバム『RARITIES』でセルフ・カヴァー・ヴァージョンを収録している。

・曲提供
まりやさんは今後、若い女性シンガーに曲を書くことになってるそうだ。

・さよなら夏の日
「さよなら夏の日」にリクエストが集まっている。毎年かけてるので達郎さんは「もういいや」と思っていたそうだが、ディレクターのヤマギシサヤカさんが「絶対かけてください」とリクエストしたとか。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年09月04日は、 レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1245

2016年08月21日 | Sunday Song Book

2016年08月21日プレイリスト
「納涼夫婦放談 (ゲスト:竹内まりや)」
1. CHEER UP! THE SUMMER / 山下達郎 09月14日発売ニュー・シングル 08月18日配信開始
2. 氷のマニキュア('15 REMIX) / 山下達郎 "コージー" '98
3. 待っているわ '05 / 竹内まりや With WHAT IS HIP? '05
4. 水とあなたと太陽と / 竹内まりや "ヴァラエティ" '84
5. MR.サマータイム / 竹内まりや レーザーカラオケ使用 '05
6. 恋のバカンス / 竹野屋セントラルヒーティング '80
7. SUMMER VACATION / 村田和人 & 竹内まりや "マイ・クルー" '84
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週末は東京で大雨が降り、渋谷あたりで川が氾濫しそうになったりしたそうだ。「天気予報で降るといってた時間に降らなくて、降らないといってた時間に降る、どーなってんだぁーっていうそういう... あわよく濡れそうになってしまいました。必死に軒下に逃げたりしましてですね、一杯引っ掛けて酔っ払っております。どうしていいかわからないそういう... 気象庁のみなさん、よろしくお願い致します(笑)」と達郎さん。相変わらずスタジオ暮らしで昼はスタジオ、夜は映画とかお芝居とかそういうようなもの、ちょっと時間の余裕があるのでそういうような日々だとか。

・納涼夫婦放談
8月21日、28日は毎年恒例竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。まりやさんは意外とプライヴェートで忙しくて、達郎さんのツアー終了後に出雲の実家の旅館が改修工事をはじめたので、月に二三回は確認するため帰ってるそうだ。数週間前は過労で気管支炎になったという。ディレクターのヤマギシサヤカさんに「サヤカちゃん、また来たね」とまりやさん。最近、たまに声の出演がある女性ディレクターに「ご利用いただいております」とまりやさん。今回はまりやさんからの要望で、普段あまりかからないアルバムの曲だとか、地味な存在の曲、あるいは今までにオンエアした洋楽カヴァーとかレア音源、そうした普段あまりかからない曲のリクエストを募ったところ、普段より多くのハガキが集まったという。今回は直近の録音なので来週分もまだ間に合うとのこと。

・CHEER UP! THE SUMMER
フジテレビの木曜の午後10時「木10」のドラマ「営業部長 吉良奈津子」(主演は松嶋菜々子さん)の主題歌。9月14日発売予定。詳しくはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

●営業部長 吉良奈津子
http://www.fujitv.co.jp/kiranatsuko/index.html

・氷のマニキュア('15 REMIX)
「氷のマニキュア('15 REMIX)」は2015年発売の佐橋佳幸さんの3枚組プレイ集『佐橋佳幸の仕事 1983 - 2015 Time Passes On』のためにリミックスしたヴァージョン。「音圧が上がりましたね」とまりやさん。

・リオデジャネイロ・オリンピック
リスナーから「まりやさんが今回のリオ・オリンピックでいちばん印象に残ってる競技や選手があるのなら教えてください」というお便り。
まりやさんは今回のオリンピックは感動の連続なんだそうだ。佇まいが精悍で日本語がすごい、体操男子のチームワークとか美しいとまりやさん。ピュアなマインドを感じるという。達郎さんは時代が明らかに変わってきている、震災後に政治とか経済は別として、人の人格とか違ってきて、子どもたちが緊張感を持って生きているという実感があるとか。スポーツの育成が花開いてるし、シンクロナイズド・スイミングでメダルを奪還したのを見て泣いてしまったとまりやさん。

・待っているわ '05
1980年のアルバム『LOVE SONGS』に収録した「待っているわ」を、2005年に松木恒秀さんのWHAT IS HIP? 松木恒秀さん、野力奏一さん、岡沢章さん、渡嘉敷祐一さん、+ 佐橋佳幸さんのギターを入れてリレコしたのが「待っているわ '05」。

・サマーとタイトルに入ってる曲で好きな曲
リスナーから「サマーとタイトルに入ってる曲で好きな曲?」という質問。
まりやさんはナンシー・シナトラとリー・ヘイゼルウッドのデュエットで「SUMMER WINE」とか、ミッシェル・ルグランの「おもいでの夏(SUMMER OF '42)」。達郎さんはラヴィン・スプーンフルの「SUMMER IN THE CITY」。

・水とあなたと太陽と
今回「水とあなたと太陽と」にリクエストが集まってるという。達郎さんは『VARIETY』(1984年)を2年前にリマスターしたからかもと推測。まりやさん自身もフェイバリットなんだそうだ。

・アレンジ能力
リスナーから「まりやさんは以前、達郎さんのアレンジ能力の凄さに惚れたと仰ってましたが、具体的に教えて下さい」というお便り。
引き出しの多さなのだとか。アレンジには印税がないので、プロのアレンジャーは数をこなさいないとならないので、そんなに丁寧な仕事ができないんだと達郎さん。時間と予算の関係で試行錯誤して仕事する余裕がないのだそうだ。達郎さんの場合はプロデュースだからアレンジ料はもともとないので楽しみながらいろいろやってるという。例えば坂本龍一さんのアルバム『音楽図鑑』は1曲60テイクくらいあるので、淘汰されてキチッとしたものができるけれど、普通のポップスや歌謡曲はそんな時間やお金を絶対かけられないから悲劇。達郎さんの場合は自分がシンガー・ソングライターなのと、自分が自分のためにそれができるので恵まれてると話す。

・MR.サマータイム
オリジナルはサーカスだが、もともとの曲はフランスのシンガー・ソングライター、ミッシェル・フュガンのシャンソン。歌詞は「ドリーム・オブ・ユー」を書いた竜真知子さん。編曲は前田憲男さん。2005年のレーザー・カラオケ・ヴァージョン。この頃のカラオケは打ち込みではなくて実演だから人力でちゃんとやっているそうだ。まりやさんはコーラスを聴き取って全部やったとか。

・「CHEER UP! THE SUMMER」先行ダウンロード配信とCDの特典
ニュー・シングル「CHEER UP! THE SUMMER」は9月14日発売だが、CDのリリースに先駆けて先週8月18日からダウンロード配信がはじまった。iTune Store、レコチョク、その他主要な配信サイトにて配信中。CDの初回プレス盤は7インチ・サイズのジャケット仕様で、アナログのドーナツ盤にCDが封入されている感じ。ジャケットはお馴染みとり・みきさんのイラスト「タツローくん」を使用している。CDショップもしくはオンライン・ストアで「CHEER UP! THE SUMMER」を予約すると先着特典として、ジャケットのイラストをあしらった特製うちわをプレゼント。なくなり次第終了とのこと。またCDの初回プレス分には封入はがきによる応募特典があり、抽選で300名にミュージック・ビデオのDVDをプレゼント。詳しくはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・帰省したときにすること
リスナーから「まりやさんは帰省したときに必ずやることや行く場所はありますか?」という質問。
まりやさんは出雲大社とお墓参りに行くそうだ。

・ひらめ
リスナーから「山下家では実は私のほうが上なんていう話はありますか?」というお便り。
まりやさんが絶対に達郎さんに勝てると思うことは植物の名前と魚の名前だそうだ。「だって、たっつぁんはですね、白身の魚全部ひらめって言うんだからね。もう恥ずかしいんだよね、料理屋さんとか行くと(笑)。これ、ひらめですか〜って」とまりやさん。

・恋のバカンス
1980年とか1981年に竹内まりや(ピアノ)、山下達郎(ドラム)、桑田佳祐(ギター)、世良公則(ベース)、ダディ竹千代の5人でお遊びでやっていたバンド、竹野屋セントラルヒーティングの「恋のバカンス」にリクエストが集まってるという。まりやさんはザ・ピーナッツのお二人が他界されたので思い入れがさらに強くなった曲で、ザ・ピーナッツはまりやさんが最も好きな日本人の女性シンガーなんだそうだ。達郎さんは当時、全員二十代で「恋のバカンス」をみんな知っていたので、言ってみれば共通言語だったが、今はそういうものが得られにくい時代になってると話す。達郎さんはこういうマイナー・メロディーが全然ダメで似合ってないのだとか。竹野屋セントラルヒーティングは大橋純子さんの美乃屋セントラル・ステイションが流行っていた時代に、たぶん桑田佳祐さんがもじってつけた名前。

・SUMMER VACATION
年末の夫婦放談からこの8ヶ月のあいだに村田和人さんが2月22日に亡くなった。まりやさんは昨年12月に、ふと思い立って村田さんと伊藤銀次さんと杉真理さんの3人による吉祥寺のライヴを聴きに行ったそうだ。そのときに3人が「SUMMER VACATION」を歌っていて、それが村田さんと会った最後だったとか。「SUMMER VACATION」は村田さんとまりやさんが1984年の『MY CREW』の発売時にレコード店のディーラーのコンベンションで歌ったきりで、村田さんは生前、「僕が引退するときのために取ってあるんだ」と話していたとか。まりやさんは「それはやりたかったですね」と話す。「村田くんのご冥福をお祈りしつつ」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年08月28日は、引き続き「納涼夫婦放談 (ゲスト:竹内まりや)」
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Sunday Song Book #1244

2016年08月14日 | Sunday Song Book

2016年08月14日プレイリスト
「納涼リクエスト大会」
1. CHEER UP! THE SUMMER / 山下達郎 09月14日発売ニュー・シングル 08月18日配信開始
2. SUMMERTIME BLUES / THE WHO "LIVE AT LEEDS" '70
3. DRIFT AWAY / DOBIE GRAY '73
4. OO WEE BABY, I LOVE YOU / FRED HUGHES '65
5. WHERE EVER YOU GO / SKIP MAHOANEY & THE CASUALS "LAND OF LOVE" '76
6. SUMMER SOUVENIRS / KARL HAMMEL JR. '61
7. YOU SURE KNOW HOW TO HURT SOMEONE / ANN-MARGRET '64
8. BOMBER / 山下達郎 "ゴー・アヘッド" "オーパス" '78
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■内容の一部を抜粋
・近況
涼しいスタジオでのんびりとレコーディングしつつ、夜は映画を観たり文楽や落語を見たりしてるとか。落語は立川一門会で番組の超常連リスナーから声をかけられたという。達郎さんは運のいい事にイープラスでチケットが当選したそうだ。

・毎年恒例「納涼リクエスト大会」
毎年恒例「納涼リクエスト大会」。今週は濃い曲が並んでるとか。

・CHEER UP! THE SUMMER
フジテレビの木曜の午後10時「木10」のドラマ「営業部長 吉良奈津子」(主演は松嶋菜々子さん)の主題歌。9月14日発売予定。3年ぶりのシングルになるそうだ。「この間ツアーを割りとタイトにやっておりましたのと、竹内まりやさんのアルバム、その他いろいろとやっておりましたので、久しぶりのシングルでございますけれども。もう若いころと違いまして、私もだいぶ年を取ってきましたので、シングルと言いましても、昔みたいにゴリゴリでありません。マイペースで自分のやりたいことを(笑)、世の中のヒット路線とかそういうようなものとは違う、自分のやりたいことをやりたいようにやらしていただくというようなものにだんだんなってきております。言ってみれば道楽といったものにだんだんなってきておりますが(笑)」と達郎さん。

●営業部長 吉良奈津子
http://www.fujitv.co.jp/kiranatsuko/index.html

・SUMMERTIME BLUES
ザ・フーの「SUMMERTIME BLUES」はエディ・コクランがオリジナルだが、今やザ・フーの定番レパートリーになっている。1970年のライヴ・アルバム『LIVE AT LEEDS』はリーズ大学でのライヴ録音盤で、ロックのライヴ・アルバムのスタンダード。達郎さんは高校のときに聴いて「えらい燃えてるライヴ・アルバムだなと、今聴いてもそうです(笑)」。このライヴ・アルバムからシングル・カットされて全米27位、全英33位。ライヴ・ヴァージョンはこの他にモンタレーとかウッドストックもあるが、オフィシャル盤がいちばんいいと達郎さん。

・DRIFT AWAY
超常連のリスナーから「いろんな人が歌ってますが原曲をリクエストします」というお便り。「DRIFT AWAY」のオリジナル・ヒットはドビー・グレイという黒人シンガーで、1973年に全米3位のミリオン・セラー。ドビー・グレイはテキサス生まれ。ロサンゼルスやナッシュビルと転々としながら変名でレコーディングしていたが、ドビー・グレイ名義で何曲かヒットを出しているのがいちばん有名。作詞作曲はポール・ウィリアムスの弟さん、メンター・ウィリアムスでプロデュースもしている。イントロのーギターは達郎さんが敬愛するレジー・ヤング。ナッシュビル録音。厳密に言うと1972年のジョン・ヘンリー・カーツが最初のレコーディング。しかし大ヒットしたのは翌年のドビー・グレイで「DRIFT AWAY」が全世界に知られるようになったので、こちらがオリジナルと言っても差し支えないと思います、と達郎さん。

・OO WEE BABY, I LOVE YOU
フレッド・ヒューズはアーカンソー生まれ。L.A.に移り住んで歌手をはじめた。1965年のデビュー・ヒットがR&Bチャート3位。全米でも23位のスマッシュ・ヒット。

・熱中症対策
19歳のリスナーから熱中症対策の質問(7/31放送で同じ質問を取り上げている)。
「私、腰湯を一年中やっておりますので熱中症で具合悪くなったことほとんどないですね最近。このあいだメンバーが寄り集まってバーベキュー大会をしようということになって、炎天下でしたけれど全然だいじょうぶでした。汗だくだくかきます。普段冷房の中でずーっといて、いきなりぐったりすると駄目なんですよね。ですので私はウォーキングと腰湯で健康でございます。若い人はかえってあまり冷房の当たり過ぎとかしないようにお気をつけ下さい」と達郎さん。

・WHERE EVER YOU GO
スキップ・マホニー&ザ・カジュアルズはワシントンDCのスウィート・ソウルのグループ。1976年、全米ソウル・チャート60位の「WHERE EVER YOU GO」。

・「CHEER UP! THE SUMMER」先行ダウンロード配信
ニュー・シングル「CHEER UP! THE SUMMER」は9月14日発売だが、CDのリリースに先駆けて今週8月18日からダウンロード配信がスタートする。iTune Store、レコチョク、その他主要な配信サイトにて先行配信。CDの初回プレス盤は7インチ・サイズのジャケット仕様で、アナログのドーナツ盤にCDが封入されている感じ。ジャケットはお馴染みとり・みきさんのイラスト「タツローくん」を使用している。詳しくはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・納涼夫婦放談
8月21日、28日は毎年恒例竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。「今回は本人からの要望で、普段あまりかからないアルバムの曲でありますとか、地味な存在の曲、あるいは今までにオンエアした洋楽カヴァーとかレア音源、そうしたものの普段あまりかからない曲をリクエストしていただけるとうれしい、というコメントでございますので、何卒よろしくお願いします」と達郎さん。

・難波弘之鍵盤生活40週年記念コンサート 〜一生鍵命〜
難波弘之さんが今年で鍵盤生活40週年(ミュージシャンをはじめて40週年)。「難波弘之鍵盤生活40週年記念コンサート 〜一生鍵命〜」が9月10日(土)にEXシアター六本木で午後6時よりライヴをはじめる。15年前は「THANKS FOR SINGERS」と銘打ってシンガーのゲストをたくさん呼んでライヴを行った。達郎さんもそのときゲスト出演したが、今回は難波弘之さんのバンド、SENSE OF WONDERのトリオで、彼の好きなNICE、ELPといったプログレのコンセプトを中心にして行われる。ゲストは高嶋政宏さん、ギタリストのBunny 日下部さん、娘さんの玲里ちゃん。

・SUMMER SOUVENIRS
ワンヒットワンダー(一発屋)のカール・ハンメル・ジュニアの1961年にビルボード68位となった「SUMMER SOUVENIRS」。

・YOU SURE KNOW HOW TO HURT SOMEONE
アン・マーグレットの「YOU SURE KNOW HOW TO HURT SOMEONE」はP.F.スローンの作品。1964年のレコーディングだが未発表で1998年にBOX-SETに入れられた。スティーヴ・ヴァリとP.F.スローンの作詞作曲。演奏はレッキング・クルー。

・BOMBER
掘削機のSE入り「BOMBER」のリクエスト。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年08月21日・28日は、「納涼夫婦放談 (ゲスト:竹内まりや)」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1243

2016年08月07日 | Sunday Song Book

2016年08月07日プレイリスト
「納涼リクエスト大会」
1. THEME FROM BIG WAVE / 山下達郎 "ビッグ・ウエイブ" "オーパス" '84
2. YOU NEVER CAN TELL / CHUCK BERRY '64
3. STAGE FRIGHT / THE BAND "STAGE FRIGHT" '70
4. GEMINI LADY / RON HENDERSON & CHOICE OF COLOUR '82
5. BRAZIL / ANTONIO CARLOS JOBIM "STONE FLOWER" '70
6. SOMETHING ELSE / EDDIE COCHRAN '59
7. LOVE IS A WONDERFUL THING / DANN PENN '15
8. TARNISHED ANGEL / ANITA MAY '67
9. CHEER UP! THE SUMMER (TV SIZE) / 山下達郎 09月14日発売ニュー・シングル
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■内容の一部を抜粋
・近況
8月の第一週は休んでちょっとのんびりしたと達郎さん。番組は前倒しで収録しているという。「シングルの制作が終わりまして、今週からのんびりとですね、アルバムをいろいろとやってみようと思っています。新曲、それから今までの曲のちょいとチェック、そういうのをですね、踏まえまして、うまくいけば10曲入りのアルバムになるかなという感じがいたしますが。まぁ、のんびりと行ってみたいと思います。あとは今年は『POCKET MUSIC』の30周年でございますので、それのリマスターの準備もそろそろしなければなりません。いろいろとやっております。それの前哨戦で、ちょいとお休みをいただきました(笑)」と達郎さん。

・納涼リクエスト大会
先週に引き続いて毎年恒例「納涼リクエスト大会」。

・THEME FROM BIG WAVE
1984年のアルバム『BIG WAVE』から「THEME FROM BIG WAVE」に多くのリクエストが集まった。

・YOU NEVER CAN TELL
チャック・ベリーの1964年のアルバム『ST. LOUIS TO LIVERPOOL』からのシングル・カット「YOU NEVER CAN TELL」は全米14位。チャック・ベリー自身は少女淫行の罪で服役していたが、ムショ帰りで出したアルバムが、折しもブリテッシュ・インベージョン、ビートルズをはじめとするイギリスのミュージシャンのチャック・ベリー讃歌で人気が復活して、このアルバムはよく売れたという。日本では発売が覚束なくて、達郎さんの世代は手に入りにくくて苦労したとか。「YOU NEVER CAN TELL」は人気の曲でティーンネイジ・ウェディングの、十代の二人が結婚して生活してゆく、でも先は何が起こるかわからないという歌。「ブルース・スプリングスティーンがライヴで、なんかキーを確認しながらやってる、アレ素晴らしく楽しい映像でしたけれども」と達郎さん。

・STAGE FRIGHT
ザ・バンドの1970年のサード・アルバム『STAGE FRIGHT』のタイトル・ソング「STAGE FRIGHT」。「リック・ダンコの歌が映えます」と達郎さん。

・GEMINI LADY
リクエストはロン・ヘンダーソン&チョイス・オブ・カラーの『SOUL JUNCTION』から一曲というもの。ロン・ヘンダーソンは誰だか全くわからない人。彼らの名義によるアルバムはヨーロッパだと6万円くらいするそうだ。最近の資料によればロン・ヘンダーソンはワシントンD.C.生まれで録音されたのはノース・キャロライナのスタジオ。チェルシーというレーベルから出たアルバム『SOUL JUNCTION』からシングル・カットされた「DON'T TAKE HER FOR GRANTED」が、このグループの唯一のヒット曲で、1977年、全米ソウル・チャート76位。2005年に未発表テイクが入ったCDが出てて、その中から達郎さんのいちばん好きな曲をかけようと思って持ってきたが、実はこのアルバムの曲ではなかったそうだ。1982年のシングル「GEMINI LADY」は2000年代にノーザン・ソウルで人気が出てシングルになった。達郎さんはそのときに買ったそうだ。
曲をかけ終えて。この曲は番組で2011年にかけていたとか。ロン・ヘンダーソンはワシントンD.C.時代にトゥルー・トーンズというドゥーワップのグループで活動していたと資料に書いてあり、達郎さんはトゥルー・トーンズは2,3枚持ってるので今度機会があればオンエアするとのこと。

・達郎さんがレコーディングで使用するドラムの機材について
リスナーからの「達郎さんがレコーディングで使用するドラムのメーカー、シンバル、スティック、キックのペダル等、機材について教えて」という質問。
「ドラムは私も久しく叩いてませんがですね、もう年ですので、なかなか辛くなってきまして(笑)。レコーディングでさすがにもう自信がなくなりましたが。ドラムはラディックのですね、'60年代中期のツータムのやつを使っています。シンバルはもうジルジャン一辺倒です。パイステもちょっとあるか。スティックはいろいろですがなるべく重めのやつ。やまきしさんのスティック・モデルを使っております。キックのペダルはスピードキングです。二十代からずっと。高くって十代の頃は買えなかったのでスピードキング夢でした。そんなこと訊いてどうすんでしょうね(笑)。ヘッドが何かとかやめてくださいね、そういうの。恥ずかしいですから」と達郎さん。

・BRAZIL
リオのオリンピック絡みでブラジル音楽のリクエストが増えてるとか。今日はそのままズバリ「BRAZIL」という曲。とても古い曲で1938、9年に書かれている。その後、アメリカに渡って歌詞が付いてアメリカで有名になった。今日はアントニオ・カルロス・ジョビンが1970年のアメリカでレコーディングしたアルバム『STONE FLOWER』に収録されてる「BRAZIL」。

・納涼夫婦放談
8月21日、28日は竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。「今回は本人からの要望で、普段あまりかからないアルバムの曲でありますとか、地味な存在の曲、あるいは今までにオンエアした洋楽カヴァーとかレア音源、そうしたものの普段あまりかからない曲をリクエストしていただけるとうれしい、というコメントでございますので、何卒よろしくお願いします」と達郎さん。

・新曲「CHEER UP! THE SUMMER」
フジテレビの木曜の午後10時「木10」は「営業部長 吉良奈津子」(主演は松嶋菜々子さん)がオンエア中。このドラマの主題歌を達郎さんが担当している。タイトルは「CHEER UP! THE SUMMER」で9月14日発売予定。3年ぶりのシングル。9月14日だと秋にかかってしまうので、今回は先行して8月18日からダウンロード配信を行う予定。初回プレス盤は7インチ・サイズのジャケット仕様で、アナログのドーナツ盤にCDが封入されている感じ。カップリング曲は昨年から今年にかけての最新ライヴのソースから選んだとか。今回の40th Anniversary Tour(デビュー40周年ツアー)でいちばん受けた曲がなんとフランキー・ヴァリのカヴァーで「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」(邦題「君の瞳に恋してる」)。この曲のライヴ・ヴァージョンを収録することにしたそうだ。詳しくはワーナーミュージックの山下達郎特設サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・SOMETHING ELSE
リスナーから「達郎さんにとってロックとは何ですか? リクエストはこれぞロックンロールという一曲をお願いします」という質問とリクエスト。
「ロックンロールというのはすごく雑駁な音楽です。ロックンロールというジャンルは実はありません。ロックンロールという言葉はアラン・フリードという有名なDJが作った言葉なので。簡単に申しますとそれまでの白人の聴衆には無縁だった黒人の音楽、ブルース・ベーシックなですね、黒人のハーレムで行われていた、そうした音楽を白人の子ども向けにですね、提供しようというところでできた言葉がロックンロールでありますとか、リズム&ブルースでありますとか、そういう言葉でございますので。でもロックンロールはできた当初は、こんなものは雑音と同じで二三年でなくなるといわれておりました。ラップもそうです、ヒップホップもそうでしたが、それが何十年も残っております。ロックンロールとは何かといいますと、自分にとっては根性です。えー、ガッツです。常に申し上げておりますが。あとは寛容さです。どんな音楽の要素もごった煮のごとくですね、貪欲に吸収する寛容な表現力、それがロックンロールというものだと思います。人それぞれの解釈で、ロックンロールとは何かというのは厳密にはないので定義が。ですので人それぞれの解釈が生まれるということです(笑)。私にとってこれぞロックンロールという曲は枚挙に暇がございませんけれども。夏ですので、これぞロックンロール。エディ・コクラン、1959年のSOMETHING ELSE」と達郎さん

・LOVE IS A WONDERFUL THING
ダン・ペンは南部マッスル・ショールズの偉大なソングライターでシンガー。「LOVE IS A WONDERFUL THING」はプリンス・フリップ・ミッチェルが1968年に発表した曲のデモ。先日、発売されたエース・レーベルの未発表デモを中心としたCD『CLOSE TO ME 〜MORE FAME RECORDINGS〜』から。

・TARNISHED ANGEL
アニタ・メイの1967年の「TARNISHED ANGEL」。1961年のバーサ・ティルマンの「OH MY ANGEL」にひじょうによく似た曲で、ここからインスパイアされたものと思われる。この曲は達郎さんが1970年代にニューヨークへ行ったとき、ラジオのドゥーワップ・チャンネルで聴いて、偶然にレコード・ショップで見つけて買った一枚。アニタ・メイ&インターステイト・ファイブという名義のシングル。

・楽器屋で試し弾き
リスナーから「達郎さんはどんな曲を楽器屋で試し弾きしますか?」という質問。
ギターのチェックなら「WALK DON'T RUN」でフレット音知がわかり、後はジェームス・ブラウンの「DOING IT TO DEATH」で自分のカッティングのやり方がわかり、後は自分の曲「SPARKLE」で完璧、自分のスタイルに合わせるので、とのこと。

・CHEER UP! THE SUMMER (TV SIZE)
ドラマ「営業部長 吉良奈津子」の主題歌で9月14日発売の新曲「CHEER UP! THE SUMMER」。今日はTVサイズ。

●営業部長 吉良奈津子
http://www.fujitv.co.jp/kiranatsuko/index.html

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2016年08月14日は、引き続き「納涼リクエスト大会」
http://www.tatsuro.co.jp
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