Sunday Song Book #1276

2017年03月26日 | Sunday Song Book

2017年03月26日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. BE MY LOVE / 山下達郎 "SEASON'S GREETINGS" '93
2. HOW DO YOU DO IT / GERRY & THE PACEMAKERS '63
3. FLASHBACK / THE 5TH DIMENSION '73
4. MAGIC MONA / PHYLLIS HYMAN "THE FISH SAVED PITTSBURGH" '79
5. COUNT TO TEN / FRANKIE & THE SPINDLES '68
6. REBECCA / LONGBRANCH/PENNYWHISTLE "LONGBRANCH/PENNYWHISTLE" '70
7. PRADARIA / 宮里陽太 "BLESSINGS" 3月15日発売
8. BE GOOD TO ME / PETULA CLARK '63
9. TONIGHT(COULD BE THE NIGHT) / THE VELVETS '61
10. FOREVER MINE / 増田貴久(NEWS) "NEVERLAND" 3月22日発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
ツアーがはじまり千葉の市川が初日、先週は郡山。「どちらもとっても良いお客さんで、ちょっとお客さんにいじられたりしましたが、お出でくださいました方、ありがとうございました。本日は3月26日、群馬県の前橋のホールでございます。ベイシア文化ホールという一昨年の10月以来ですから一年半ぶりの群馬前橋でございます。古いホールでございますがお待ち申し上げております。今年はまだ2本しか終わってないんですけれども、声の調子はそんなに悪くないという自分では感じが致します。のんびり行ってみたいと思います。これから暖かくなってきますので体調管理も楽になってまいりますので、はりきって行ってみたいと思います」と達郎さん。

・民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』
先週の月曜日に日本の民放ラジオ局101局が合同で同日にスペシャル番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』という対談番組がオンエアされて好評を得たとか。「星野源さん、その後、ご自分の番組で私についてのコメントなんかをしていただいたようですが、本当に好青年といいましょうか、親子の対話を(笑)、充実した対話をいたしまして(笑)。ラジオ大好き少年でありまして、わたくしとおんなじような感じでございますが。本当に親子くらい年が違うんですがラジオに対するスタンスというのはひじょうに似た方で内容のきちっとした番組が作れたと思います。お聴き下さいましたみなさまありがとうございます。またチャンスがあればという感じでございます」と達郎さん。
本当はチャック・ベリーが亡くなったので、今週はチャック・ベリーを番組で取り上げようと思ったそうだが、『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』関連でお便りをたくさん頂いたので、おそらく先週の放送を聴いて今日初めてダイヤルしたリスナーにチャック・ベリーの特集はどうかなと思ったそうだ。なので今日はレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」にちょっとリクエストをまぶして「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・BE MY LOVE
娘さんの結婚式で入場のときに使った思い出の曲というリクエスト。1993年のクリスマス・アルバム『SEASON'S GREETINGS』に収録されている「BE MY LOVE」。1950年のマリオ・ランツァの全米NO.1のカヴァー。

・HOW DO YOU DO IT
先週の番組でジェリー&ペースメーカーズの「HOW DO YOU DO IT」を間違って再録版をかけてしまったそうだ。なので改めてオリジナル・ヴァージョンをオンエア。

・FLASHBACK
新着のオールディーズCDから。年末にフィフス・ディメンションのシングル・コレクション『THE COMPLETE SOUL CITY/BELL SINGLES 1966-1975』が出た。シングル・オンリーだった「FLASHBACK」が初CD化。1973年の全米82位。「(活動)最晩年の、ボーンズ・ハウがプロデュースした最後のシングルですが、これはアラン・オディの作品で、とっても僕大好きで、イントロのハル・ブレインのドラムからもうしびれる。フィフス・ディメンションらしい一曲」と達郎さん。

・MAGIC MONA
1979年の映画『THE FISH SAVED PITTSBURGH』(日本未公開)のオリジナル・サウンドトラックを全面的にトム・ベルが手がけている。初CD化。フィリー・ソウルが好きならマストの一枚。この中から番組ではお馴染みのフィリス・ハイマンが歌っている「MAGIC MONA」。
曲をかけ終えて。達郎さんが1980年の夏にロサンジェルスへ行って、その当時は120分のテープを回し放しにしてR&Bのステーションをエアチェックしていたそうだが、東京に帰ってテープを青山純さんに渡したら、「この曲はなんだ」と夜中に電話してきて、必死に途中のナレーションを聴き取ってオーダーした思い出があるそうだ。

・COUNT TO TEN
フランキー&ザ・スピンドルスはキャリアの長いグループで、基本的に5人組と言われている。1960年代のレコーディングはジョージ・カーが手がけているので有名。達郎さんはこの時代のシングルを集めてるそうだがまだコンプリートじゃないとか。この度シングル・コレクションがCD化。『COUNT TO TEN THE COMPLETE SINGLES COLLECTION 1968-1977』の中から1968年の「COUNT TO TEN」。作曲・プロデュース、ジョージ・カー。アレンジはホレス・オット。

・REBECCA
ロングブランチ/ペニーホイッスルはグレン・フライとJ.D.サウザーのユニット。デュエット・アルバムの『LONGBRANCH/PENNYWHISTLE』が世界初CD化。この中からグレン・フライの作品で「REBECCA」。

・「NON-STOP CHUCK BERRY」
来週はチャック・ベリー追悼「NON-STOP CHUCK BERRY」。これまでノンストップでオンエアしたのはジェームズ・ブラウン、テディ・ペンタグラス。3人目がチャック・ベリー。再来週はチャック・ベリーをカヴァーした作品の特集。

・前倒し録音
リスナーから「これからライヴ(・ツアー)がはじまりますとまとめ録音でサンソンが放送されると思いますが、最高何本、何週間分まとめて収録したことがありますか?」という質問。
「いや2本しかやりません。一月後のを録っても全然ラジオとしての即効性がないので。基本的にはなるべく溜め録りしないようにとはアレしてますが、だいたい2本でございます」と達郎さん。

・PRADARIA
ツアーのメンバーでサックスの宮里陽太さんが3月15日に3枚めとなるオリジナル・アルバム『BLESSINGS』を発売。今回は全曲本人の作曲によるアルバム。全12曲中4曲がL.A.録音で、その他8曲は日本で一緒にライヴを回ったメンバーと11月に録音。このアルバム『BLESSINGS』の中から先週はちょっと長めの曲をオンエアしたが、短い曲ですごくいいのがある。L.A.録音でポール・ジャクソンのギターが素晴らしい「PRADARIA」。「草原」という意味だとか。アルバム発売を記念して3月30日にモーションブルー横浜までライヴが行われる。詳しくはワーナーの特設サイトにて。
http://wmg.jp/artist/miyazatoyota/

・BE GOOD TO ME
ペトラ・クラークの1963年の「BE GOOD TO ME」。作曲はトニー・ハッチでペトラ・クラークとトニー・ハッチの共作。

・ベタ
リスナーから「達郎さんがよくベタな音楽と仰ってますが、ベタな音楽とはどういう音楽なんでしょうか? 教えて下さい」という質問。
「関西の芸人の隠語ですね、ベタ。ありきたり。そっから派生してありきたりなやつ。一般的という」と達郎さん。

・TONIGHT(COULD BE THE NIGHT)
質問したリスナーからのリクエスト。ヴェルベッツはテキサス出身の5人組の黒人ヴォーカル・グループ。ハイスクールの生徒と先生で結成されたグループ。1961年、全米26位のデビュー・ヒット「TONIGHT(COULD BE THE NIGHT)」。

・FOREVER MINE
3月22日にNEWSのニュー・アルバム『NEVERLAND』が出た。この中に達郎さんの「FOREVER MINE」のカヴァーが収録されている。増田貴久さんはいつも達郎さんのライヴを観に来てるという。「どうしてもこの曲をやりたい」ということでデータを渡して同じオケで完コピしてるとか。

・番組の終わりに
「来週から新年度ですね。新年度も変わりもせずサンデー・ソングブックご愛顧のほどよろしくお願い致します」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年04月02日はチャック・ベリー追悼「NON-STOP CHUCK BERRY」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1275

2017年03月19日 | Sunday Song Book

2017年03月19日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. 色・ホワイトブレンド / 竹内まりや "リクエスト" "エクスプレッションズ" '87
2. ONLY THE LONELY / ROY ORBISON '60
3. HOW DO YOU DO IT / GERRY & THE PACEMAKERS '63
4. WILDFIRE / MICHAEL MURPHY '75
5. I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN / THE DELLS "SING DIONNE WARWICK'S GREATEST HITS" '72
6. NAVY BLUE RAIN / 宮里陽太 "BLESSINGS" 3月15日発売
7. PUPPY LOVE / DANNY OSMOND '72
8. 明日の私 / 竹内まりや "インプレッションズ" '94
*「HOW DO YOU DO IT」を誤って再録ヴァージョンをオン・エアしてしまいました。申し訳ありません。後日フォローします。
*DELLSのアルバムはCD化されたことがあるようですが、すでに廃盤です。
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■内容の一部を抜粋
・近況
「わたくし山下達郎。今年のツアーが昨日からいよいよはじまりました。市川が初日でございます。こっから全国49公演、8月の末まで続きます。昨日が初日でありまして、従いまして今日は前倒しで録っております。うまくいってるはずでございます。私も60代半ばになってまいりましたので今年のツアーは前半余裕のあるスケジュールで組んでおりまして。楽な感じで行ければなと思っております。今週は水曜日22日が郡山でございます。大体北関東、南東北が序盤のですね、ここから群馬、宇都宮と浜松と近郊と続いてまいります。今週水曜日は郡山にまいります。お待ち申し上げております」と達郎さん。

・リクエスト特集
ツアーの初日はテンパるので今週は「リクエスト特集」。

・色・ホワイトブレンド
まりやさんの1987年のシングル「色・ホワイトブレンド」。この季節になるとリクエストが増えるそうだ。先週の「棚つか」でもよかったが季節柄今週に。リクエストしたリスナーのひとりから「この曲の3分25秒のころに達郎さんが何か叫んでるのですが、あれは何と言ってるのでしょうか?」という質問。「One more time」と言ってるそうだ。

・ONLY THE LONELY
ロイ・オービソンの初期の代表曲「ONLY THE LONELY」は1960年、全米2位、全英NO.1のミリオンセラー。ロイ・オービソンが亡くなってもう30年近い月日が流れた。52歳という若さでの逝去。美空ひばりさんと同じ。

・HOW DO YOU DO IT
「HOW DO YOU DO IT」はビートルズのデビュー曲として予定されていた曲。ビートルズが「LOVE ME DO」でデビューしたことにより、ブライアン・エプスタインの手によって世に出たジェリー&ペースメーカーズが取り上げ、1963年、全英NO.1。作曲したのはミッチ・マリー。

・WILDFIRE
マイケル・マーフィーはカントリー系の人だが、デビュー時はスクリーン・ジェムズのスタッフ・ライターとしてポップな曲を書いてる人。1975年の全米3位のミリオンセラー「WILDFIRE」。シングル・ヴァージョンはイントロとエンディングのピアノがなかったけれど、アメリカのFM局はそれをかけないでアルバム・ヴァージョンばかりオンエアしたので、ヒットしたのはアルバム・ヴァージョンだという経緯がある。「ピアノがなければ魅力が半減します」と達郎さん。

・I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
デルズが1972年にリリースしたアルバム『SING DIONNE WARWICK'S GREATEST HITS』は要するにバート・バカラックのソングブック。「実は僕これシールドで買ったんですけれど一度も聴いたことがなかったんですよね(笑)。で今回じゃあかけてみようかってI'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN、よかったんですよ、素晴らしい歌ですね。デルズのはマーヴィン・ジュニアとかは何を歌ってもいいんですよね。作品選ばないという。恐れ入りました」と達郎さん。「I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN」のプロデュースとアレンジメントはチャールズ・ステップリン。

・民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』
日本の民放ラジオ局が全部で101局あり、その101局が合同で同日にスペシャル番組を企画することになった。達郎さんは日本民間放送連盟、民放連から出演を依頼されて先日収録してきたという。明日月曜日、3月20日春分の日にオンエアされる。題して『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』という達郎さんと星野源さんが対談しながら進行する番組。進行役はマンボウやしろさん。番組は達郎さんと星野源さんの対談を中心にそれぞれ一曲ずつ番組用にスペシャル・ライヴも行っている。3月20日(月・祝)、よる19時以降に一斉放送。ほとんどの放送局はよる19時からだが各放送局でオンエア時間が異なるところもあるので詳細は特設サイトにて。
http://minpo-radio101.jp

・NAVY BLUE RAIN
昨日からはじまったツアーのメンバーでサックスの宮里陽太さんが先週、3月15日に3枚めとなるオリジナル・アルバム『BLESSINGS』を発売。今回は全曲本人の作曲によるアルバム。全12曲中4曲がL.A.録音で、その他8曲は日本で一緒にライヴを回ったメンバーと11月に録音。今回はスウィング・ナンバーが一曲もなくコンテンポラリーで間口が広がった内容となっている。このアルバム『BLESSINGS』の中からちょっとラテン風味の「NAVY BLUE RAIN」。

・PUPPY LOVE
ダニー・オズボンド1972年、全米3位の「PUPPY LOVE」はもともとはポール・アンカの1960年のヒット曲のカヴァー。

・明日の私
この季節になるとリクエストが多くなるそうだ。「竹内まりや、1994年のシングルですが『EXPRESSIONS』に入れられなかったのが悔やまれるところ」と達郎さん。

・番組の最後に
「3月末でございます。年度末、決算、入学、進学、卒業。慌ただしい時期でございます。お身体みなさまご自愛ください」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年03月26日は「棚からひとつかみ+リクエスト」
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Sunday Song Book #1274

2017年03月12日 | Sunday Song Book

2017年03月12日プレイリスト
「『ホワイト』で棚からひとつかみ」
1. 希望という名の光 / 山下達郎 '10
2. WHITE LIES / GRIN '72
3. WHITE RABBIT / JEFFERSON AIRPLANE '67
4. RIDE A WHITE SWAN / T.REX '71
5. RHAPSODY IN WHITE / LOVE UNLIMITED ORCHESTRA '74
6. SAIL ON WHITE MOON / JOHNNY MATHIS "THE HEART OF A WOMAN" '74
7. LITTLE WHITE LIES / DIANE RENAY '62
8. WHITE HORSES / CLAUDINE LONGET '67
9. THE WHITE CLIFFS OF DOVER / VERA LYNN '42
10. THE GIRL IN WHITE / 14 KARAT SOUL '88
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■内容の一部を抜粋
・近況
いよいよ今週の土曜日、3月18日にツアーがはじまる。千葉の市川市文化会館を皮切りに全国49公演、8月31日まで続く。「ずーっとリハやっておりますが。今週最後のリハーサルで、それからいわゆるゲネプロと言いまして通しリハというのをやりまして、いよいよ初日を迎えるわけですけれども。今年は練習しながらですね(笑)、あんまり声が(笑)、嗄れないというか、普通なんですね。なので妙に声の調子がいい感じでございまして。まぁ、暖かいところに向かってなのでそうなんでしょうけれど。まぁ、この調子でですね、乗り切って行きたいと思っております。全国のみなさん、いよいよツアーがはじまります。今年もよろしくお願い申し上げます」と達郎さん。

・『ホワイト』で棚からひとつかみ
今週はホワイトデーの週なので、白にちなんだ「『ホワイト』で棚からひとつかみ」。これまでバレンタインデーの特集は組んだことがあるけれどホワイトデーに絡んだことは一度もやったことがないそうだ。

・希望という名の光
「昨日、3月11日。東日本大震災から6年を迎えました。復興がなかなか進まないところもございますし、復興の息吹が力強く響いてるところもございます。場所、人によって大きく差があったりいたしますけれども。まだ6年、もう6年というアレもございますが、まだ6年、引き続き国民全員でですね、取り組んでいかなければならないと思います。復興に携わる方々引き続きよろしくお願い申し上げます」と達郎さん。「希望という名の光」にリクエストが集まっているという。

・WHITE LIES
後にブルース・スプリングスティーンのE ストリート・バンドのメンバーになるニルス・ロフグレンが結成したグリンの唯一のヒット曲、いわゆるワンヒット・ワンダー、1972年、全米75位の「WHITE LIES」。

・WHITE RABBIT
「白」の代表曲といえばジェファーソン・エアプレインの1967年のベスト10ヒット「WHITE RABBIT」。当時のアシッド・ロック、サイケ。『ふしぎの国のアリス』から題材を取りいわゆるドラッグ・ソングと呼ばれた。

・RIDE A WHITE SWAN
T.レックスは達郎さんの番組ではほとんどかかったことがない。しかし、達郎さんは実はT.レックスがティラノザウルス・レックスの頃から好きなんだという。1971年、全英2位、全米76位の「RIDE A WHITE SWAN」はT.レックスとして最初のヒット。
曲をかけ終えて。
「いかにもUKの当時のリミッターのびっしょりのギターのサウンドでございます。このマーク・ボランのまた特徴のある声、若い頃よく真似しましたね」と達郎さん。

・RHAPSODY IN WHITE
次の曲はバリー・ホワイト。なんたって名前がホワイト。バリー・ホワイトの出世作「愛のテーマ」はラヴ・アンリミテッド・オーケストラの名義で発表された大ヒット曲。「愛のテーマ」に続いてシングル・カットされたアルバム『RHAPSODY IN WHITE』のタイトル・ソング「RHAPSODY IN WHITE」は全米ソウル・チャート48位、全米63位。

・SAIL ON WHITE MOON
こういう「棚つか」のときはまだCD化されてない曲を積極的にオンエアしようと思ってるそうだ。ジョニー・マティスの1974年のアルバム『THE HEART OF A WOMAN』はジョニー・ブリストルのプロデュース。ジョニー・ブリストルのペンになる曲「SAIL ON WHITE MOON」。

・民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』
日本の民放ラジオ局が全部で101局あり、その101局が合同で同日にスペシャル番組を企画することになった。達郎さんは日本民間放送連盟、民放連からラジオを広くアピールする特別番組の出演を依頼されて、先日収録してきたという。3月20日(月)春分の日にオンエアされる。題して『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』という達郎さんと星野源さんが対談しながら進行する番組。進行役はマンボウやしろさん。番組は達郎さんと星野源さんの対談を中心にそれぞれ一曲ずつ番組用にスペシャル・ライヴも行っている。3月20日(月・祝)、よる19時以降に一斉放送。ほとんどの放送局はよる19時からだが各放送局でオンエア時間が異なるところもあるので詳細は特設サイトにて。
http://minpo-radio101.jp

・LITTLE WHITE LIES
1930年代に作られたひじょうに古い曲「LITTLE WHITE LIES」は1957年にベティ・ジョンソンがちょっとヒットさせた。ダイアン・リネイが1962年にアトコ・レーベルから出したヴァージョンが素晴らしい。ピート・デアンジェルスがアレンジしたガール・ポップ然とした素晴らしいオケになっている。「ホワイト・ライズ」というのは罪のない嘘とか他愛のない嘘という意味だそうだ。

・WHITE HORSES
クローディンヌ・ロンジェの1967年の「WHITE HORSES」。2005年にCD化されたがシングル・オンリーの曲なのでモノラル。アレンジは多分ニック・デカロと達郎さん。

・THE WHITE CLIFFS OF DOVER
「ホワイト」もので大変有名な一作。イギリスのシンガー、ベラ・リンは第二次世界大戦中のイギリスの兵隊たちのアイドルだった。彼女の代表曲で1942年の「THE WHITE CLIFFS OF DOVER」。当時はオケと歌の一発録りで、今みたいに後で修正できなかったので、緊張感による表現力が素晴らしいと達郎さん。

・人間ドック
リスナーからの「ツアーがもうすぐはじまりますが人間ドック等の検診には行きましたか?」という質問。
「私も人間ドックには行きました。お陰さまでほぼ、ほぼほぼ(笑)、でございます。心置きなくツアーに臨めます。今週からはじまりますので、みなさまお待ち申し上げております」と達郎さん。

・THE GIRL IN WHITE
14カラット・ソウルはニュージャージーのアカペラの黒人ヴォーカル・グループ。1988年に達郎さんが曲を提供した「THE GIRL IN WHITE」は達郎さんもセルフ・カヴァーしている。

・番組の終わりに
「ホワイトデーはみなさん、如何なされますでしょうか。ご愁傷さまです。てなわけで来週はリクエスト特集でございます。いよいよ今週18日から今年のPERFORMANCE 2017のツアーがはじまります。全国のみなさま、8月までよろしくお願いします。先程も申し上げましたが、まだまだ春がちょっと、なかなか本格的な春が来てくれません。気温差が大変ございます。季節の変わり目、みなさんくれぐれもご自愛の程を」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年03月19日は「リクエスト特集」
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Sunday Song Book #1273

2017年03月05日 | Sunday Song Book

2017年03月05日プレイリスト
「かまやつひろし追悼」
1. ターナーの汽罐車 / 山下達郎 "アルチザン" "オーパス" '91
2. フリ・フリ / 田辺昭知とザ・スパイダース '65
3. ヘイ・ボーイ / ザ・スパイダース '66
4. バン!バン! (アルバム・ヴァージョン) / ザ・スパイダース "アルバム No.4" '67
5. 恋のドクター / ザ・スパイダース '67
6. 夢のDC8 / ザ・スパイダース "ゴー!スパイダース・フライ!サヴェージ" '67
7. 君なき世界 / ザ・ビーバーズ '67
8. エレクトリックおばあちゃん / ザ・スパイダース '70
9. ボブ・ディランはいま何を考えているか / かまやつひろし "スタジオ・ムッシュ" '79
10. お先にどうぞ / かまやつひろし "あゝ我が良き友よ" '75
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■内容の一部を抜粋
・近況
3月18日からスタートする全国ツアーのリハーサルの真っ只中。「毎度のことながらリハーサルの曲が多くて(笑)、曲を何をやるかじゃなくて何を削るか(笑)、というですね、それで悩んでる今日このごろですが。お陰さまで順調にリハーサルは進行しております。もうすぐツアーははじまりますのでお楽しみに」と達郎さん。

・かまやつひろし追悼
3月1日に78歳でお亡くなりになられたかまやつひろしさんの追悼特集。スパイダース以前のテイチク時代はロカビリー・シンガーとして活動していたが、とても一週間では全部かけられないので、今日はロックンロール系の曲を中心に作家かまやつさんの足跡を追う。

・ターナーの汽罐車
中学三年生の受験生のリスナーからのリクエストで「ターナーの汽罐車」。

・フリ・フリ
かまやつひろしさんはスパイダースからソロになって、日本のロック、歌謡曲、最近ではいわゆるフリー・ソウルと呼ばれるレア・グルーヴ系でも人気があり、パンクなロックンロールの草分けと言っていい存在。1964年に今も知られている7人組のスパイダースのかたちが完成して、1965年に記念すべきデビュー・シングル「フリ・フリ」をリリース。かまやつひろしさんの作詞作曲。パンパンパンという3つの手拍子でずっと行くブルース進行のロックンロール。この時代は田辺昭知とザ・スパイダースという名義でクラウン・レコードから発売された。ジャケット写真にかまやつさんが写ってないのはフォト・セッションに遅刻したからという有名な逸話がある。

・ヘイ・ボーイ
1966年のファースト・アルバム『アルバム No.1』に収録されたシングル・カットの「ヘイ・ボーイ」もかまやつさんの作品。作詞はささきひろとさん。今聴くとひじょうにパンキッシュなサウンドで当時はそういうのがあまりなかった。1965年当時中学生だった達郎さんは、日本教育テレビ[NET](現在のテレビ朝日)で放送されていた「エキサイト・ショー」というディスコティークのTV版みたいな番組にスパイダースがレギュラー出演していて、かまやつさんが「フリ・フリ」の演奏でボックスのギターを弾いてアームを引っ張りまくっている映像が鮮烈な記憶として残ってるという。

・バン!バン!
1967年の4枚目のアルバム『アルバム No.4』に収録された「バン!バン!」。先日、シングル・ヴァージョンをオンエアしたので今日はアルバム・ヴァージョンで。ライヴでも大変演奏力のあるバンドで、達郎さんはジャズ喫茶で何回も見たことがあるそうだ。田辺昭知さんのドラムス、加藤充さんのベース、大野克夫さんのオルガンとスチール・ギター、そして井上堯之さんのギター、それにかまやつさんのギターというファイブ・リズム。後に大野さんや井上さんはアレンジャーとして大御所になっていく。そこに堺正章さんと井上順さんのヴォーカルが加わり、演奏はタイトなんだけれどもMCはコミカルというようなバンドで一世を風靡した。

・恋のドクター
1967年のシングル「あの虹をつかもう」のB面の「恋のドクター」。作詞作曲はかまやつひろしさん。この頃のロックンロールには恋煩いの歌がたくさんあって、例えばラスカルズの「GOOD LOVIN'」なんか内容的に似ているので、たぶんインスパイアされて日本語でやったものと思われる。堺正章さんのコミカルな部分が十分に発揮されている。歌もうまい。

・夢のDC8
1967年にJALが世界一周路線を開設した記念に発表されたアルバム『ゴー!スパイダース・フライ!サヴェージ』。スパイダースとサヴェージがA面B面分割して担当している。このアルバムに入ってる「夢のDC8」はかまやつさんがリード・ヴォーカル。「DC8は当時のジェット機でございます。いちばん人気のあった世界路線のダグラスDC8。私乗ったことがありません。乗ってみたかったです」と達郎さん。
曲をかけ終えて。「途中でホリーズのI CAN'T LET GOになってしまうというですね、かまやつさんらしい一曲でございます。ファルセットも」と達郎さん。

・『ホワイト』で棚からひとつかみ
来週は3月12日なのでホワイトデーにちなんだ特集「『ホワイト』で棚からひとつかみ」。これまでバレンタインデーの特集は組んだことがあるけれどホワイトデーに絡んだことは一度もやったことがないそうだ。3月18日にツアーがはじまると、最初の一ヶ月間はツアーで頭が一杯になるので3月19日の放送はリクエスト特集と棚つかのミックスになる予定。

・民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』
日本の民放ラジオ局が全部で101局あり、その101局が合同で同日にスペシャル番組を企画することになった。達郎さんは日本民間放送連盟、民放連から出演を依頼されて先日収録してきたという。3月20日春分の日にオンエアされる。題して『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』という達郎さんと星野源さんが対談しながら進行する番組。進行役はマンボウやしろさん。「星野源さん、初対面でありますけれども、とってもいい方で、もう完全に親子なんですけれど(笑)、へへ。彼も本当にラジオが好きな方でですね、現在、オールナイトニッポンを担当されておりますし、ラジオに対する思いというのがとっても共通するものがたくさんあって、ひじょうに充実した番組を作ることができました」と達郎さん。番組は達郎さんと星野源さんの対談を中心にそれぞれ一曲ずつ番組用にスペシャル・ライヴも行っている。3月20日(月・祝)、よる19時以降に一斉放送。ほとんどの放送局はよる19時からだが各放送局でオンエア時間が異なるところもあるので詳細は特設サイトにて。
http://minpo-radio101.jp

・君なき世界
かまやつさんがグルプサウンズのビーバーズに提供した「君なき世界」。達郎さんはビーバーズが好きでいちばん見たGSのひとつだったけれど、今回かまやつさんの提供作品を調べてみて、セカンド・ヒットの「君なき世界」がかまやつさんの作品だと初めて知ったという。「リアルタイムで聴いているとわかんないんです、そういうこと」と達郎さん。醐樹弦(ごきげん)というペンネームで作詞作曲していたとか。ちょっとサイケな感じ。ビーバーズは後にトランザムのメンバーになる石間秀機さんがリード・ギター。七色のギターと言われた大変に魅力的な音色を持ったギターを聴かせてくれる。1967年の一作。

・エレクトリックおばあちゃん
1970年のスパイダース解散前の人気曲「エレクトリックおばあちゃん」。堺正章さんのキャラクターがよく出ている。明らかにジャン&ディーンの「パサディナのおばあちゃん」にインスパイアされている。この時代はまだ洋楽の情報が十分に入ってきてない状況で、日本のバンドは試行錯誤やトライを繰り返してきた。「むしろこうしたトライをする人がほとんどいなかった。当時は歌謡曲全盛の時代だからまだ。そんな中かまやつさんもそういうことに果敢にトライしてきた。特にスパイダース時代はそういう歴史だと考えられます」と達郎さん。

・ボブ・ディランはいま何を考えているか
ソロ時代は'90年あたりからレア・グルーヴ的な視点から例えば「ゴロワーズ」が再評価されて、そういう実験的なアプローチをかまやつさんはしてきた。1979年のトリオの作品『スタジオ・ムッシュ』の「ボブ・ディランはいま何を考えているか」は高度経済成長時代のスノビッシュな感じがよく出ている一作。作詞はかまやつさん。最後のわけのわからない言語のナレーションはタモリさん。

・お先にどうぞ
1975年のアルバム『あゝ我が良き友よ』に収録された「お先にどうぞ」は大瀧詠一さんが提供した作品。達郎さんはコーラスを担当している。これが達郎さんがかまやつさんと仕事した唯一のもの。「よく考えてみますと、かまやつひろしさんと大瀧さんはひじょうに音楽のベクトルは全然違うんですけれども、ある意味すごく似通ったテイストといいましょうか、いい意味での雑食性といいましょうか、バーサタイルないろんなところに目配りをする、そういう感覚が研ぎ澄まされた点で、ひじょうに大瀧さんとかまやつさんは似たところがあったようなそういう気がいたします。今日もばらっと聴いてそういう感をすごく強くいたしました」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年03月12日は「『ホワイト』で棚からひとつかみ」
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