SOUND MUSEUM 音楽の美術館 「忌野清志郎」

2008年06月30日 | RADIO

■音楽の美術館 SOUND MUSEUM「忌野清志郎」
http://www.nhk.or.jp/sound-m/

2008年6月29日(日) 19:20 - 22:00
忌野清志郎
DJ: 松本和也
COMMENT GUEST: 大竹しのぶ 坂本冬美 桜井和寿(Mr.Children) Chara トータス松本 間寛平 原田知世 ゆず(五十音順)

Playlist
01 JUMP
02 雨あがりの夜空に
03 キモちE
04 ステップ!
05 ダンスミュージック☆あいつ
06 毎日がブランニューデイ
07 いい事ばかりはありゃしない
08 The Fool on the Hill (ビートルズ)
09 The Moon Struck One (ザ・バンド)
10 Try a Little Tenderness (オーティスレディング)
11 オーティスが教えてくれた
12 Oh!Baby
13 サイクリング・ブルース
14 帰れない二人 (井上陽水)
15 アンド・アイ・ラヴ・ハー (HIS)
16 ジャングル・ジム (間寛平)
17 AROUND THE CORNER / 曲がり角のところで
18 3部作
19 プリプリ・ベイビー
20 約束
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■内容の一部を抜粋
・番組紹介(番組サイト)
今回は、日本ロック界のGODこと忌野清志郎さんをゲストに迎えてお送りする、2時間40分。
一昨年の夏「喉頭癌」と診断された忌野清志郎さんは、長い療養生活を経て、今年2月10日の日本武道館のライブで「完全復活」を果たしました。
番組では、武道館以降、活発な活動を行う清志郎さんの近況をはじめ、RCサクセションやタイマーズからソロまでのヒストリー、そして最近ハマッている趣味の世界まで、清志郎さんの魅力を余すところなく伝えます。
また、大竹しのぶさんやMr.Childrenの桜井和寿さんら、清志郎さんを慕うアーティストや俳優の方々から、復活へ寄せられたお祝いメッセージの数々もご紹介します。

・ファンにメッセージ
「ファンのみなさん、ありがとうございました。おかげさまで見事復活いたしました。今後とも応援よろしくお願いします」と清志郎。
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Sunday Songbook Playlist

2008年06月29日 | Sunday Song Book

<06月29日プレイリスト>
[「山下達郎アコースティク・ミニ・ライブ」特集 Part 3]
ソカロ/佐橋佳幸 "TRUST ME(DELUXE EDITION)" '08('93) 2008年08月06日発売
[07] ずっと一緒さ/山下達郎 '08
[08] LET IT BE ME/山下達郎 & 竹内まりや
[09] クリスマス・イブ/山下達郎 "MELODIES" '83
終演後の観客にインタビュー
伊藤広規インタビュー
難波弘之インタビュー
コーヒー・ブルース~サンフランシスコ・ベイ・ブルース/山下達郎 (08/05/10 大阪夜の部)
2000tの雨~YOUR EYES/山下達郎 (03/05/11 読売ホール)
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■内容の一部を抜粋
・近況
秋にリリースする予定のまりやさんのデビュー30周年記念コンプリート・ベストアルバム(3枚組)の音源を整理して、いよいよ今週からマスタリングの作業に入る予定。

・最後のタンゴ
まりやさんの新曲はNHKラジオ第1「ラジオ深夜便」の“深夜便のうた”で「最後のタンゴ」。明日6月30日深夜からオンエア。この次のシングルに収録予定。竹内まりや作曲、歌、伊集院静作詞、服部克久編曲。まりやさんにとって異色となるタンゴ。
NHKラジオ第1「ラジオ深夜便」
http://www.nhk.or.jp/radiodir/shou/shinya/shin.html

・ソカロ
佐橋佳幸さんのソロ・アルバム『TRUST ME』の1曲目に入ってるインストゥルメンタル・ナンバー。『TRUST ME』は1994年リリースの佐橋さん唯一のソロ・アルバム。タツローさんはエクゼクティブ・プロデューサーだった。長らく廃盤となっていたが、この度8月6日に最新のデジタル・リマスタリングが施され、デラックス・エディションとしてリイシューされることになった。ボーナス・トラックのほか、特典映像にスタジオでジョン・ホールと一緒にギターを弾いてる映像を付ける予定だとか。
http://www.fareastcafe.co.jp/sahashi/habanero_b.html

・『TRUST ME DELUXE EDITION』レコ発記念ライヴ
8月5日、半蔵門のTOKYO FMホールで佐橋佳幸アルバム『TRUST ME DELUXE EDITION』発売記念トーク&ミニライヴを行うことが決定。19時開場、19時半開演。
チケットは7月5日土曜日からプレイガイドで発売。

・山下達郎アコースティック・ミニ・ライブ特集
3月12日発売のニュー・シングル「ずっと一緒さ」の初回盤CD封入の応募ハガキにて応募したリスナーと、「サンデー・ソングブック」800回記念ライヴに応募したリスナーを抽選で招待して、山下達郎(ギター)、難波弘之(ピアノ)、伊藤広規(ベース)の編成で東京と大阪でインストア・イベントの拡大版としてアコースティック・ミニ・ライブを行った。

公演日程
東京は浜離宮の朝日ホールで4回公演。
5月5日(月・祝日) 1回目16時 2回目19時
5月6日(火・祝日) 1回目15時 2回目18時
大阪は厚生年金会館藝術ホールで1日2回公演。
5月10日(土) 1回目16時 2回目19時

計6回行われた「山下達郎アコースティック・ミニ・ライブ」の特集。今週はアンコール部分。

・ずっと一緒さ
3人での演奏だと「あまく危険な香り」は全然駄目だったらしい。「ゲット・バック・イン・ラブ」も3人でやると滅茶苦茶間抜け。本当は今回は「THEME FROM BIG WAVE」からはじめようと思ったらしいが、これも全然駄目だったらしい。「ずっと一緒さ」も3人だと全然駄目。次のツアーでは10人編成のバンドで演奏する予定なので今回はカラオケ。

・カラオケ
昔、タツローさんはカラオケに連れて行かれたことがあって「ゲット・バック・イン・ラブ」を歌ったそうだ。カラオケの「ゲット・バック・イン・ラブ」はキーが高くて、2音半下げたら低くて、聴いてる人が「なんか違う。下手」と言ったとか。更に悪いことに点数が出て18点と表示された。下にテロップで「もっと作った人の気持ちになって歌いましょう」と出たらしい。

・LET IT BE ME
大阪最終公演にまりやさんがゲスト出演した。
5年ぶりとなるデュエット。

・クリスマス・イブ
「3人では寂しいので、ひとつ手拍子を」とタツローさん。

・使用楽器
伊藤広規さんはエレキ・ベース、難波弘之さんはアコースティック・ピアノ。
タツローさんはギルドのD50、マーチンのD-28はF#とかのキーを半音下げて弾くため変則チューニング用で持ってる。ほかにタンバリン、シェーカー、グロッケン。

・伊藤広規インタビュー
いつも大変でドラムの役割がすごかったんだと認識したとか。「クリスマス・イブ」が難しかったという。「BOMBER」は伊藤広規さんの進言で選曲されたようだ。

・難波弘之インタビュー
今回でやっと楽しんでやれるようになったという。厚生年金会館藝術ホールは残響時間が短く、音の鳴りはポップスっぽい粒立ちのいい鳴りで、1回目が終わった後でモニターを直したんだそうだ。ドラムがいないのでアフタービートを誰もやってない、つくづくロックなトリオだなと思ったとか。
「毎年やるって、言ったなという感じですよね(笑)。言った手前やりましょう。有言実行」と難波さん。

・コーヒー・ブルース~サンフランシスコ・ベイ・ブルース
「さよなら夏の日」の歌詞が飛んでやり直したテイク。すぐに頭からやり直すと決まりが悪いので、あいだに高田渡さんのメドレーを披露した。いわゆるNG集みたいなもの。

・2000tの雨~YOUR EYES
時間が余ったので過去のアコースティック・ライヴから。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
07月06日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
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佐野ROCK VS 健太ROCK

2008年06月27日 | 佐野元春ポッドキャスティング

今週22日(日)の深夜にJ-WAVEで放送された『J-WAVE 25』[佐野ROCK VS 健太ROCK]がポッドキャスティングで公開されました。
http://www.moto.co.jp/dj/dj.html

ポッドキャスティングは全4回(71分52秒)でトーク完全版(オンエアされた音源はカット)となっています。
さっそくダウンロードして今聴いてます。
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イノトモ×笹倉慎介 In Store Live

2008年06月25日 | Live

■イノトモ×笹倉慎介 In Store Live
2008年6月22日(日) タワーレコード梅田NU茶屋町店イベントスペース
笹倉慎介(Vocal/Guitar)
http://sasakurashinsuke.com/

イノトモ(Vocal/Guitar)
http://inotomo.com/

曇りのち雨。
たまたま訪れたタワレコNU茶屋町で、イノトモのインストア・ライヴが行われることを知り、せっかくなので観覧することにした。イノトモを観るのは1年8ヶ月ぶり。前回は滋賀県大津市の雲住寺で開催された第十三回俵藤太と百足供養会の奉納ライヴ『バンバンバザール・イノトモ』。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/a0ea668c05cfdc55384d9c9fead93f5f

今回は笹倉慎介という'60~'70年代のミュージシャンに憧れ入間市の米軍ハウスに移り住んだ27歳の青年とコラボレーションだった。僕は彼のことを全く知らなかったので、ライヴはあまり期待してなかったのだが、なかなかよかった。

今回のインストア・イベントはCD購入者優先入場だったのだが、開演30分前になっても入場の呼び込みがはじまらなかった。もしかしたらCD購入者に配布されてるイベント参加券がそれほど出てなかったのかもしれない。僕はCDを買わず自由参加で観覧することにして開演を待っていた。すると驚くことに笹倉慎介のリハーサルがはじまった。開演が遅れるのかとも思ったが、そういうことでもないようで、笹倉慎介は何曲か演奏したあと、いきなり入場待ちの一団に、「今のは本番ではやらない曲です」と話しかけた。

イノトモがサウンド・チェックのために出てきてギターやギタレレの音を出したりしている間も、笹倉慎介は何気ない感じで「本番は4曲くらいしかやらないので、所属している草野球チームのテーマ・ソングを歌います」と縦横無尽なノリで歌いだす始末。イノトモもコーラスをつけていたりしていたが、それでイノトモのリハーサルは終了してしまった。

その後はまた笹倉慎介のひとり舞台。とはいってもまだリハーサルなのだが(苦笑)。開演10分前になってようやく入場がはじまると「サヨナラCOLOR」を一節歌ってサービスしたり、「時間前ですけどはじめましょうか」とか「このまま本番になだれ込みましょうか」と気さくに話しかけて場を和ませていた。スタッフに促されて一旦ステージ裏に引っ込んでから、改めてインストア・イベントは開演した。

まず笹倉慎介のステージ。ギター弾き語りでデビュー・アルバム『Rocking Chair Girl』からの曲を披露した。タイトル・ソングの「Rocking Chair Girl」はニール・ヤングの影響が窺えるような曲。そういえば髪型も服装もなんとなくニール・ヤングっぽい。

他の曲を聴くあいだ僕は、どうしたらこの新人が売れるようになるだろうかと考えていた。よけいなお世話なんだが、なんかこのままでは一般受けしないような気がした。昔、渋谷陽一はデビューしたばかりの佐野元春に「佐野くん、君のような音楽はこの国では売れないんだよ。やりたいことはわかるんだけどね」というふうなことを言ったのだそうだ(後に謝罪することになるのだが。ちなみに渋谷陽一に売れないと言われたら売れるというジンクスがあるらしい)。僕も笹倉慎介を見ていて同じようなことを思った。笹倉慎介はいい曲を書くので売れてほしいと思った。

Setlist
1 Rocking Chair Girl
2 花ざかりの通り
3 南風がふくと
4 カントリー・メード

今回のインストア・イベントはコラボレーションではなくて交代でステージを務める形式だった。ふたりは『イノトモ×笹倉慎介 LIVE [赤い傘]ツアー』を行っていて、この夜はダイニング・カフェ marthaでライヴが開催されるらしく、ふたりのコラボレーションはそちらで披露するとのことだった。ただ僕は野暮用があって夜のmartha公演は聴きに行けなかった。
http://www.marthanet.com/

笹倉慎介が「カントリー・メード」を歌いながらバック・ステージに去ってゆくと、しばらくしてイノトモが現れた。今年デビュー10周年を迎えたイノトモは5月に10周年記念のベスト盤をリリースし、6月にオリジナル・フル・アルバム『夜明けの星』を発表した。今回の[赤い傘]ツアーは偶然アルバムの発売日が近かったので一緒にツアーすることになったらしい。

イノトモのステージは椅子に座りながらのギター弾き語りだった。自分にとっていちばんおいしいコロッケは母親が作ったナツメグが隠し味のコロッケで、自分も大切な人にナツメグが隠し味のコロッケを作って食べさせたい、そういう思いで作ったのが「愛のコロッケ」という曲だそうだ。ただ最近はコロッケを作ってないらしい(笑)。

「わたげのお散歩」はNHKの「みんなのうた」のために作った曲で、ちょうど今月再放送されているらしい。「要チェックですよ~」とイノトモ。ふんわりとした包み込むような歌声に、どこからかやって来た小さな子どもがじっと耳を傾けていた。

Setlist
1
2 愛のコロッケ
3 夜明けの星
4 わたげのお散歩
5 虹色

終演後、NU茶屋町を出ると雨が降っていた。いいライヴを見て気分がよかったのか、まぁ、それもいいかなと思った。
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捧ぐるは愛のみ

2008年06月24日 | 音楽
タワレコでルイス・ボンファのアルバム『The Brazilian Scene』を発見!
ついに「捧ぐるは愛のみ」が聴けることになった。

「捧ぐるは愛のみ」はよみうりテレビの深夜枠で長く続いていた玉姫殿提供の天気予報に使われていた曲。たぶん関西地方のみのオンエアだったと思う。これです。

■玉姫殿の天気予報


その昔、ゴンチチのチチ松村さんが気になってる曲として紹介していた。もう'90年代のはじめぐらいからCDで探してました。チチ松村さん自身もテレビ局に問い合わせて曲名と演奏者を知り、中古レコード屋さんに頼んで探してもらったそうです。
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Sunday Songbook Playlist

2008年06月22日 | Sunday Song Book

<06月22日プレイリスト>
[「山下達郎アコースティク・ミニ・ライブ」特集 Part 2]
[07] SMOKE GETS IN YOUR EYES/山下達郎 "SEASON'S GREETINGS" '93
[08] WHAT'S GOIN' ON/山下達郎
[09] 蒼氓/山下達郎 "僕の中の少年" '88
[10] さよなら夏の日/山下達郎 "ARTISAN" '91
[11] RIDE ON TIME/山下達郎 '80
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週はまりやさんの次のシングルのカップリングのミックスをしていたそうだ。まりやさんはこの後続々とレコーディングが詰まっている。次のシングル、ミュージカル、コンプリート・ベスト・アルバムの選曲、マスタリングと延々と続いてる。7月になるとまたまりやさんの次のシングルのレコーディングがスタートするので、タツローさんは今そのための準備、コンプリート・ベスト・アルバムのマスタリングのための準備、そうした下ごしらえの段階だという。

・山下達郎アコースティック・ミニ・ライブ特集
3月12日発売のニュー・シングル「ずっと一緒さ」の初回盤CD封入の応募ハガキにて応募したリスナーと、「サンデー・ソングブック」800回記念に応募したリスナーを抽選で招待して、山下達郎(ギター)、難波弘之(ピアノ)、伊藤広規(ベース)の編成で東京と大阪でインストア・イベントの拡大版としてアコースティック・ミニ・ライブを行った。

公演日程
東京は浜離宮の朝日ホールで4回公演。
5月5日(月・祝日) 1回目16時 2回目19時
5月6日(火・祝日) 1回目15時 2回目18時
大阪は厚生年金会館藝術ホールで1日2回公演。
5月10日(土) 1回目16時 2回目19時

計6回行われた「山下達郎アコースティック・ミニ・ライブ」の特集。先週、今週、来週の半分を使って2週間半かけて特集する。先週は前半部分、今週は後半部分。今日はアンコール前まで一気に行って、来週はアンコール後。

・SMOKE GETS IN YOUR EYES
今年2008年は「クリスマス・イブ」が入っているアルバム『MELODIES』をリリースしてから25年になるという。30年目だとアルバム『GO AHEAD!』。タツローさんはあまり25周年とか30周年とか好きじゃないので、さりげなく(笑)。もうひとつオーケストラとアカペラで構成された『SEASON'S GREETINGS』がリリースされて15年になるという。『SEASON'S GREETINGS』は『ON THE STREET CORNER』の延長で、クリスマス・ソングをひとりアカペラで仕立てたものと、服部克久さんにストリングス・アレンジ、オーケストレーションをお願いしてクリスマス・ソングとスタンダード・ナンバーをちりばめて作ったアルバム。この服部克久さんの作ったオーケストラのカラオケが好きで、クリスマス・ソングとスタンダード・ナンバーをステージでずいぶんと歌ってきたが、タツローさんにとってベスト・オブ・ベストが「SMOKE GETS IN YOUR EYES」。服部克久さんの作ったオーケストラのカラオケに包まれて歌うのが気持ちがいいそうだ。「一生大切に歌い続けて行きたいと思います、なんて演歌歌手みたいなことを言ってますが(笑)」とタツローさん。

・歌は世につれ...
最後にライヴをやったのはこのアコースティック・ライヴの形で、5年前のファンクラブ10周年記念のイベントで、北海道から福岡まで全国ツアーをやった。そのツアーがはじまる数週間前にアメリカがイラクに侵攻して、タツローさんはそのプログラムに急遽1曲加えて歌を歌ったんだそうだ。あれから5年経って相変わらず世界中は騒乱、戦争が絶えることなく続いている。タツローさんは1960年代から1970年代にかけての政治の季節に高校生で、いわゆる70年安保の世代になる。その時代の政治的プロパガンダの馬鹿らしさに失望して、以来ミュージシャンをやってずっと長い。努めて政治的な発言とか、そういうような表明はなるべくしないように心がけてきたという。

タツローさんは音楽で世の中が変えられると思ったことは今まで一度もない。「歌は世につれ、世は歌につれる」というが、歌は世につれても世は絶対に歌につれないというのがタツローさんの考え方。ただ文化に関わってる端くれの人間なので、こうした文化メディアというのはそうした世の中の流れに否応無しに左右されるメディアなので、然らば音楽にとって何ができるのかとふと考えると、そうした騒乱とか争いとかから、心の痛み、哀しみ、そういうふうなものを慰めたり、癒したり、励ましたり、そういうふうなことだったら音楽にもできるのだとずっと考えて生きてきた。

そうしたことの大本にある音楽の経験はアメリカやイギリスのロックンロールとかR&Bだった。19歳の頃に出会ったある1曲はそうしたものの中でもワン・オブ・ベストで、タツローさんの魂に強烈なメッセージを投げかけくれる曲。1番はいわゆる反戦歌で、"泣いてる母親はこんなに多くて、死んでゆく息子たちはもっと多い。お父さん、僕たちそうしたエスカレートを望んでいないのだ。愛だけが憎しみを和らげてくれる"、これが1番。それ以上にタツローさんが感動したのは2番の歌詞で"みんな僕らが悪いって言ってる。でも僕らの髪が長いって、ただそれだけでどうして僕らを裁くことができるんだ"。タツローさんは高校時代からロン毛(長髪)だったので、教師にロン毛を引っ張られて早く切れって脅かされたんだという。そんな時代だったのでタツローさん19歳の魂にすごく響いたそうだ。30数年経っても自分にとっては大事な曲で、5年前にその曲を急遽加えたのだが、そういうふうな曲を自分でも作れないかとずっ~と思っていて、30代の半ばに、内容的には違うけれど、思想と言ったら口幅ったいけれど、タツローさん自身のものの考え方といったものを込めて作った1曲があるという。

「5年前にその外国の曲と僕自身の曲を2曲メドレーで続けてやったんですけれど、今日もそれと同じセットで是非ともみなさんにお聴きいただければなと思って持って参りました。よろしくお願いします」とタツローさん。

・音楽を作る環境
ここ10年くらい、思うように行かない時代が長く続いて、長くやってると音楽を作る環境が変わる。特に21世紀に入ってそういうふうなものが激変して、最初はじめた頃はアナログのテープ・レコーダーで、それがデジタルのテープ・レコーダーになって、そのときも結構苦労したけれど、最近はハードディスクで音楽を録音する時代になった。一見やり方は同じなんだけれど、やはり機械が変われば音楽の響き方が変わる。2000年のあたまくらいからハードディスク・レコーディングがはじまったんだけれど、それまで長いことをやってると自分の経験則で、こういう楽器とこういう楽器を合わせて、こういう録音の仕方をすればこういう音になるというのが、ある日突然全然通用しない世界になった。自分では15年前や20年前と同じように作ってるのに上がったものが全然似て非なるものになってしまって七転八倒した時代が21世紀に入って3、4年続いた。ようやく最近調子を取り戻してきたので、そのおかげでヒットも出るようになった。

・人生とは不思議なもの
レコード会社の人の問題もいろいろあって、レコード会社ともこの10年紆余曲折がありまして、一時は移籍しようかなとも思ったんだが、ここ数年、上の役員の人たちから現場までがガラッと陣容が変わって、今度は逆にすごく大切にしてくれるようになった。そのおかげでまりやさんもタツローさんもヒットが出たり、新作が出せるようになった。人間の運命なんて本当にどこでどう変わるかわからない。今は悪くてもまた先は良くなるかもしれない。その先にまた何か待ち構えてるかもしれない。とりあえず先に進んで行くしかない。勝ち組とか負け組とか下らない言葉があるが、そういうふうなものと全然違って人生とは不思議なものだなと思っている。

・ツアー再開
ずいぶん曲を作ってきたので次のツアーをやるにも選曲が大変。自分でやりたい曲、まずはベスト・ヒット曲集でツアーを再開してみようかなと思っているそうだ。

・さよなら夏の日
限りなく真実に近いフィクション。最近はこの曲みたいな曲を書いてくれというオファーが多いそうだ。
「でもこういう曲は人生でそんなに何曲もかける曲じゃないんです。実はこの曲はステージでかけたのは1回しかない。アルチザンのアルバムが出たときにやったきりなんですけれども。そのときは10人編成のバンドの編成でやったんですけれど、実はこの曲はこうした小ちゃな編成で、難波くんと伊藤広規と僕と3人で、この編成でやったほうがこの曲の本来の持ち味がよく出ているような気がします」とタツローさん。

・復帰
今年の末からいよいよコンサート・ツアーをはじめる運びとなったそうだ。あと5年で還暦なので、最低でも還暦までできるだけどんな少ない本数でも毎年ツアーをやれればなと思っているとか。ここ数年間その計画をずっとやっていたそうで、中長期的計画で今後数年間ずっとツアーをやるためには、いろいろなことをやらなければならないので、25年同じメンバーでやってきたけれど、何人か若いメンバーに代えて、メンバー・チェンジをして、そういう意味でコンスタントにライヴをできるシフトで今計画をやっているそうだ。夏ぐらいからそのメンバーで練習をはじめて、年末にツアーをはじめられればと思っているという。
「もうそろそろコテコテのお客様が毎年毎年見に来られて、また同じ曲だとそういうことは言わないで、これから先は老後の楽しみだと思ってですね、あたたかくやっていただければと思います。毎年少しでもツアーができれば一人でも多くの方に見ていただけると思うし、まだまだ見てない方がたくさんいらっしゃいます。ヤフオフのお世話になんなくてもご覧になれる機会をなるべくたくさん作れればなぁと思ってます」とタツローさん。

・まだ尖ってる
「昔のヒット曲を聴きたいお客さんもたくさんいるし、だがらと言って昔の曲ばかりだと、それは懐メロ歌手になりますし、昔は良かったなっていうには、そういうふうになるにはまだちょっと尖ってるんですよね。だからもうちょっと前に進みたいなという感じがいたしますので、また新曲を書いてシングルを出したときにはよろしくお願いしたいと思っています(笑)」とタツローさん。

・RIDE ON TIME
5年前にもやった曲だが、そのときはこの曲をこの3人でたぶん演奏するのは、これが最初で最後だと言っていたが、なぜかこういうことがまた起こった。

・ノーギャラ
タツローさんひとりがノーギャラ。拍手するなら金をくれと言うと100円投げたヤツがいるとか。
「俺は動物園の猿か。猿は100円玉食えねぇだろうって。そうするとバナナ投げられそうですが。嫌ですね、まじめにやるヤツがいますからね(笑)」とタツローさん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
06月15日・22日・29日は、「『山下達郎アコースティク・ミニ・ライブ』特集!」
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TRUST ME Deluxe Edition

2008年06月20日 | Rock

佐橋佳幸が1994年4月に発表したファースト・アルバム『TRUST ME』が8月6日にリイシューされます。長らく廃盤となってましたがエクゼグティブ・プロデューサーの山下達郎の協力があり、佐橋佳幸と山下達郎によって最新デジタル・リマスタリングが施され、ボーナストラックを2曲、米国レコーディングの秘蔵映像をCD EXTRAで収録というDeluxe Editionとなっての復刻です。ブックレットには佐橋佳幸×山下達郎のスペシャル対談が収められるそうです。
http://www.fareastcafe.co.jp/cgi-bin/sahashi/information/index.cgi

僕が『TRUST ME』をはじめて買ったのは山下達郎のライヴ・ツアー"Performance 1998-1999"を聴きに行ったときだと思い出しました。たしか1999年2月、大阪フェスティバルホールのCD売り場。終演後に手に入れました。CDショップでは数年前までたまに置いてあるのを見かけましたが廃盤となっていたんですね。

TRUST ME Deluxe Edition
WPCL-10498 価格2,500(税込)

01. ソカロ 作曲:佐橋佳幸 編曲:佐橋佳幸
02. フリーダズ・フリーダム 作詞:佐橋佳幸 作曲:佐橋佳幸 編曲:佐橋佳幸
03. 僕とロージーとみんな 作詞:佐橋佳幸 作曲:佐橋佳幸 編曲:佐橋佳幸
04. トゥルー・ラブ 作詞:福島浩 作曲:佐橋佳幸 編曲:佐橋佳幸
05. 故郷の人々 作曲:Stephen Foster 編曲:佐橋佳幸
06. ダイアリー 作詞:福島浩 作曲:佐橋佳幸 編曲:佐橋佳幸
07. タイム・パッシズ・オン 作詞:JOHANNA HALL / JOHN HALL /日本語詞:竹内まりや 作曲:JOHANNA HALL / JOHN HALL 編曲:佐橋佳幸
08. リトル・クライムズ 作曲:佐橋佳幸 編曲:佐橋佳幸
09. オールウェイズ・フォー・ユー 作詞:佐橋佳幸 作曲:佐橋佳幸 編曲:佐橋佳幸
10. ユア・デイズ 作詞:福島浩 作曲:佐橋佳幸 編曲:佐橋佳幸
11. トラスト・ミー 作曲:佐橋佳幸 編曲:佐橋佳幸
* Bonus Track
12. タイム・パッシズ・オン(オリジナル・カラオケ) 作詞:JOHANNA HALL/JOHN HALL/日本語詞:竹内まりや 作曲:JOHANNA HALL/JOHN HALL 編曲:佐橋佳幸
13. タイム・パッシズ・オン(レコーディング・セッション作詞:JOHANNA HALL/JOHN HALL/日本語詞:竹内まりや 作曲:JOHANNA HALL/JOHN HALL 編曲:佐橋佳幸
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潮騒

2008年06月19日 | 山下達郎

先日、仕事中にクルマのラジオで「潮騒」のカヴァー・ヴァージョンを聴いた。女性ヴォーカルでボサノヴァ仕立てのアレンジだった。ラジオ・ステーションのソングリストを検索して歌っているのが沖縄出身の多和田えみだとわかった。
http://www.techesko.com/index.html

7月23日リリースのミニ・アルバム『LOVE & PEACE』(画像)に収録されるようだ。
http://www.techesko.com/loveandpeace.html

Yahoo!ミュージック内のミュージックマガジンで試聴できるみたいだが、Macでは見られないのです。。
http://magazine.music.yahoo.co.jp/rep/20080602_001/

ところで、難波弘之さんが網膜剥離の手術で2週間ほど入院されたとか。お見舞いに訪れたタツローさんが落語480演目の入ったiPodを差し入れたそうです。
http://www.vega-net.ne.jp/Namba/

iTunesでセレブリティ・プレイリストを公開してほしいなぁ。それにしても難波さん、退院早々こんな長文書くなんてすごいですねぇ。
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液晶絵画 Still/Motion

2008年06月16日 | アート

6月15日(日) 曇り。

国立国際美術館で15日まで開催されてる「液晶絵画 Still/Motion」を観に行った。
http://www.nmao.go.jp/japanese/still_motion/index.html

この展覧会の中でブライアン・イーノの作品が公開されてるということを、10日くらい前に新聞で読んで知った。イーノといえばロキシー・ミュージックやアンビエント・ミュージックでロック音楽のファンに知られている。アート作品を手がけてるらしいことは情報として知ってはいたが、それが大阪で見られるとあっては放っておけない。最終日とギリギリになってしまったが鑑賞することができた。

イーノの作品は上映時間が47分もあった。灯りを落とした試写室の壁に65インチの液晶ディスプレイが4つ縦に並べてかけられていて、僕が到着したときには既に上映がはじまっていた。両サイドの液晶ディスプレイには「ミステイクン・メモリーズ・オヴ・ミディーヴァル・マンハッタン」が上映されており、中央に並んだ液晶モニター2台には「サーズデイ・アフタヌーン」が上映されていた。

これらの作品は関連がなく、映像は両サイドが全く同じで、上映作品の違う中央の2台も左右同じ映像で、壁に並んだ4画面にただ映像が映し出されているだけ。イーノのアンビエント・ミュージックがながれているのだが、上映作品とシンクロしているわけでもなかった。「ミステイクン・メモリーズ・オヴ・ミディーヴァル・マンハッタン」は定点観測のドキュメンタリー。「サーズデイ・アフタヌーン」は女性モデルをスローモーションやストップモーションで撮影し映像加工を施している。

あとで展覧会のリーフレットの作品解説を読むと、「ミステイクン・メモリーズ・オヴ・ミディーヴァル・マンハッタン」は1980年から81年にかけてイーノが住んでいたニューヨークのいくつかの部屋の窓から撮影したものらしく、7部構成になっているという。「サーズデイ・アフタヌーン」も7部構成になっているそうだが、こちらの上映時間は82分もあるようだ。「ミステイクン・メモリーズ・オヴ・ミディーヴァル・マンハッタン」の上映時間に合わせて短く編集されていたのかもしれない。そもそもこれらの映像作品は映画のようにじっと座って観るものではなく、絵画のようにしばらく鑑賞し遠ざかることを想定して製作されたらしい。

そうとは知らなかったので、上映途中に入って見始めたのだが、「サーズデイ・アフタヌーン」のエンディングとオープニングがどうなってるのか知りたくて、見始めたところと同じシーンが再び出てくるまで観てしまった。全く終わる気配がなくエンドレスで続くのでおかしいなぁとは思っていたのだが(苦笑)。

館内のスーヴェニール売り場に上映作品を収録したDVD『14video paintings』が置いてあったのでイーノの作品に興味のある方はどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/dp/B000C1YYFY



■液晶絵画 Still/Motion
2008年4月29日|火・祝|-6月15日|日|
国立国際美術館 大阪・中之島
http://www.nmao.go.jp/

主催 国立国際美術館、朝日新聞社、朝日放送
特別協力 シャープ株式会社
協力 ボーズ株式会社、エプソン販売株式会社
協賛 (財)ダイキン工業現代美術振興財団、関西電力株式会社
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Sunday Songbook Playlist

2008年06月15日 | Sunday Song Book

<06月15日プレイリスト>
[『山下達郎アコースティク・ミニ・ライブ』特集 Part 1]
幸せのものさし/竹内まりや 5月21日発売ニュー・シングル
[01] BOMBER/山下達郎 "GO AHEAD" 78
[02] ドーナツ・ソング/山下達郎 "COZY" '98
[03] PAPER DOLL/山下達郎 "GO AHEAD" 78
[04] FOREVER MINE/山下達郎 "SONORITE" '04
[05] LA VIE EN ROSE~バラ色の人生/山下達郎 '08
[06] CHAPEL OF DREAMS/山下達郎 "ON THE STREET CORNER 2" '86
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・岩手・宮城内陸地震
「被災されたみなさま、心よりお見舞い申し上げます」とタツローさん。

・幸せのものさし
「幸せのものさし」は毎週金曜日の午後10時からTBS系列でオンエアされてる天海祐希さん主演のドラマ『Around 40 ~注文の多いオンナたち~』の主題歌。今週いよいよ最終回を迎えるそうだ。

・山下達郎アコースティック・ミニ・ライブ特集
6月15日、23日は先月行われた「山下達郎アコースティック・ミニ・ライブ」の特集。2週間かけてやるつもりだったのだが、こぼれそうなので再来週の半分くらいまで使わなくちゃならなくなったとか。2週間半かけてほぼ全編、下らない喋りもほぼノーカットでとのこと。

3月12日発売のニュー・シングル「ずっと一緒さ」の初回盤CD封入の応募ハガキにて応募したリスナーと、「サンデー・ソングブック」800回記念に応募したリスナーを抽選で招待して、山下達郎(ギター)、難波弘之(ピアノ)、伊藤広規(ベース)の編成で東京と大阪でインストア・イベントの拡大版としてアコースティック・ミニ・ライブを行った。

公演日程
東京は浜離宮の朝日ホールで4回公演。
5月5日(月・祝日) 1回目16時 2回目19時
5月6日(火・祝日) 1回目15時 2回目18時
大阪は厚生年金会館藝術ホールで1日2回公演。
5月10日(土) 1回目16時 2回目19時

この中から「サンデー・ソングブック」800回記念だった5月6日夜の部と5月10日夜の部のテイクを中心に各日いいとこ取りしてオンエア。「喋りが大阪行ったり東京行ったりうろうろしますが、それは太く鷹揚にお許しをいただきたいと思います」とタツローさん

・二日で四公演
「俺は氷川きよしかって感じでございます」とタツローさん。
22歳のときに神戸三宮の地下街にあったサンターハウスというライヴハウスで、シュガーベイブと大滝詠一さんのジョイントで二日で四公演をやったことがあるという。それ以来だとか。

・アコースティック・トリオ
通常は6リズムとサックスと3コーラスの10人編成のバンドで25年くらいライヴを行っている。今回は予算が合わないので山下達郎(ギター)、難波弘之(ピアノ)、伊藤広規(ベース)の編成。それぞれ池袋、巣鴨、西新井という東京の城北地区出身なので人呼んで「城北トリオ」。東京でもがらの悪いほうの地区なので、よりロックンロールなノリだとか。

・FOREVER MINE
'90年に入ってからは6年に一度しかライヴ・ツアーを行ってない。前回は2002年のRCA/AIRイヤーズのツアーだったので、新譜のツアーは『COZY』以来10年行ってないとか。だから新曲を披露する機会がないそうだ。

・バラ色の人生~ラヴィアンローズ
アカペラ・コーナーで披露。「正直言いまして別にカラオケで歌ってもレコード聴いてもあまり変わらないんですよ(苦笑)。ただ本人が前にいるので口パクじゃないということです」とタツローさん。

・CHAPEL OF DREAMS
ひとりアカペラはもともとステージでやっていたもので、それをレコーディングしたものが『On The Street Corner』。ライヴ・ツアーの度に新しい曲をアカペラで歌うので、どんどん増えてシリーズとなってこれまで3枚出ている。デビュー33周年を迎えてオリジナル曲は230曲を超えるくらいあるそうで、その中からライヴで演奏する曲を選曲するのは大変なのだという。結局は自分の歌いたい曲、好きな曲を選んでやっていこうと思っているそうだ。『On The Street Corner』の中でベスト・オブ・ベストが「CHAPEL OF DREAMS」だとか。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
06月15日・22日・29日は、「『山下達郎アコースティク・ミニ・ライブ』特集!」
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ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 限定編集版

2008年06月12日 | 佐野元春

SITEDOIに『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 限定編集版』をアップしました。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/

今回のリイシュー盤ではシングルのカップリング曲でアルバム・アウトテイクの「風の中の友達」、「君が訪れる日」、「水の中のグラジオラス」の収録が見送られている。それは「ハートランド・セッションズとの統合、兼ね合いが悪いので」という理由からだが、こういったリイシュー盤の場合、最新のデジタル・リマスタリングを施して、ボーナス・トラックにアルバム未収録のシングルのカップリング曲を入れるのが常道というもの。『The Essential Cafe Bohemia』でもそうしてきたではないか。オリジナル・アルバムをそのままの形にしているのは芸がなさ過ぎるんじゃないだろうか。ボーナス・ディスクのDisc 2にしても収録時間が31分48秒と短いので全体として物足りなさが残る。未収録曲が重複する『GRASS』と統合すべきじゃないのか。とにかく8,400円という高額価格からすればひじょうに残念な内容だ。DVDと切り離してリイシュー盤を制作すべきだと思った。DVDは限定盤のセットにしなくても販売できたと思う。

6月16日付けのオリコン・チャートでは初登場50位にライクイン。推定売り上げ枚数は3637枚。
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/w/more/5/

価格からすれば健闘したかなという感じ。固定ファン以外にどれだけアピールしたかで売り上げ枚数というのは変わると思うけれど、8,400円だとそれも厳しいのでは。初回限定盤なので順位というものもあまり関係ないのかもしれない。初回限定盤は5000セットくらいというのは少ない予想だろうか。
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Sunday Songbook Playlist

2008年06月08日 | Sunday Song Book

<06月08日プレイリスト>
[棚からひとつかみ]
うれしくてさみしい日(YOUR WEDDING DAY)/竹内まりや 5月21日発売ニュー・シングル
THERE'S NO GOOD IN GOODBYE/THE MANHATTANS "THERE'S NO GOOD IN GOODBYE" '78
RISING COST OF LOVE/MILLIE JACKSON "A MOMENT'S PLEASURE" '79
THAT OTHER PLACE/SUSAN MAUGHAN '64
BOATS AGAINST THE CURRENT/ERIC CARMEN "BOATS AGAINST THE CURRENT" '77
DON'T GIVE ME THAT/THE HUDSON BROTHERS "THE TRUTH ABOUT US" '78
2000tの雨(2003 NEW VOCAL REMIX)/山下達郎 '03('78)
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
先週タツローさんはまりやさんの音源のアーカイヴと、佐橋佳幸さんのソロ・アルバム『TRUST ME』のマスタリング、その他ボーナス・トラックの選曲、特典映像のチェックをしていたそうだ。映像はタツローさん所有のものが使われるらしい。

・佐橋佳幸さんのソロ・アルバム『TRUST ME』
1994年リリースの佐橋さん唯一のソロ・アルバム。タツローさんはエグゼクティブ・プロデューサーだった。
長らく廃盤となっていたが、この度8月6日に最新のデジタル・リマスタリングが施され、デラックス・エディションとしてリイシューされることになった。ボーナス・トラックのほか、特典映像にスタジオでジョン・ホールと一緒にギターを弾いてる映像を付ける予定だとか。
http://www.fareastcafe.co.jp/sahashi/habanero_b.html

・まりやさんのニュー・シングル
6月末からはまりやさんのニュー・シングルの仕事が入ってるそうだ。
それまで空いた時間があると映画を観に行ってるとか。スティーブン・キング原作の『ミスト』を観たそうだ。
http://www.mistmovie.jp/

・うれしくてさみしい日(YOUR WEDDING DAY)
6月になったのでまりやさんの5月21日発売ニュー・シングルから「うれしくてさみしい日(YOUR WEDDING DAY)」。

・THERE'S NO GOOD IN GOODBYE
タツローさんは先日マンハッタンズのライヴを聴きに行ったそうだ。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=6376&shop=1

あまり期待せずに行ったところ素晴らしいショウだったとか。
「リード・ヴォーカリストのジェラルド・アルストン、まだバリバリに声が出ております。素晴らしい『CHANGE GONNA COME』のソロ・パフォーマンス。リーダーのベース・ヴォイスのブルーさんも元気な低音を聴かせておりまして。真ん中の二人が元のオリジナル・メンバーじゃないんです。この二人もすごくいいハーモニーでございまして。一人はテンプテーションズのロン・タイソン(元ラブ・コメッティー)の弟だそうでございまして。その真ん中の二人のミドル・パートが充実していたので、すごくきれいなハーモニーで。それからバンドももう10年以上もやってるという、過不足のないいわゆる歌伴のバックでは申し分のない邪魔しない演奏で素晴らしいショウを聴かせてくれまして。なので今日の1曲目はマンハッタンズ(笑)」とタツローさん。

「THERE'S NO GOOD IN GOODBYE」は1978年のアルバム『THERE'S NO GOOD IN GOODBYE』の1曲目。曲を書いてるのはテディ・ランダッツオ。プロデュースド・バイ・ボビー・マーティン、フィラデルフィアのレコーディング。昔、アドリブ誌で対談したことがあってアルバムにサインを入れてもらったのだとか。

・RISING COST OF LOVE
イギリスのケント・レーベルからミリー・ジャクソンのアップ・テンポばかり集めたCDが発売されたばかり。スプリング・レーベルを中心にしたコンピレーション。その中から「RISING COST OF LOVE」は1979年のアルバム『A MOMENT'S PLEASURE』に入ってる曲。グレイ&ハンクスの曲。

・THAT OTHER PLACE
スーザン・モーンはイギリスのガール・シンガー。「THAT OTHER PLACE」はシングルのB面としてリリースされた。曲を書いてるのはクリント・バラード。

・BOATS AGAINST THE CURRENT
エリック・カルメンの1977年のアルバム『BOATS AGAINST THE CURRENT』のタイトル曲。シングル・カットされ全米88位。直訳すれば"流れに逆らう小舟"となるが、なぜか邦題は「雄々しき翼」となっていた。

・山下達郎アコースティック・ライブ特集
6月15日、23日は先月行われた「山下達郎アコースティック・ライブ」の特集。2週間かけてやるので、全部、喋ってることも含めてなるべくコンプリートでとのこと。

・デビュー30周年記念ミュージカル『本気でオンリーユー』
まりやさんのデビュー30周年企画の一環として、竹内まりやの楽曲で構成されるミュージカルの公演が決定した。タイトルは竹内まりやソング・ミュージカル『本気でオンリーユー』。唯川恵さんの『キスよりもせつなく』を原作で松浦亜弥さんが主演。9月12日~10月5日まで30公演、渋谷PARCO劇場にて行われる。
http://www.mariya-musical.com/

・DON'T GIVE ME THAT
ハドソン・ブラザースの「DON'T GIVE ME THAT」はアリスタ・レーベルからのアルバム『THE TRUTH ABOUT US』に入ってる曲。トニー・マコーレが共作で加わってるとのこと。

・カラオケ
通信カラオケのチープなオケがとにかく駄目なのでカラオケにはほとんど行かないというタツローさん。年に何回か引っ張っていかれて、どうしても歌わなくちゃならないときは「UNCHAINED MELODY」をやるそうだ。自分のは絶対やらないとか。どうしても通信カラオケに納得ができないそうだ。

・泳げない?
桑田佳祐さんが先日ラジオの番組内でタツローさんは泳げないと言ってたとか。
「私泳げます。佳ちゃん、一緒にプールに行ったじゃない」とタツローさん。

・2000tの雨(2003 NEW VOCAL REMIX)
梅雨入りということでリクエストが殺到した。

・納涼リクエスト大会
7月はまた納涼リクエスト大会を予定している。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
06月15日・22日は、「『山下達郎アコースティク・ミニ・ライブ』特集!」
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中之島

2008年06月08日 | 大阪
中央公会堂の前には京阪中之島線のなにわ橋駅が秋にオープンするようです。




「なにわ橋」ってこの周辺にありましたっけ?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%82%8F%E6%A9%8B%E9%A7%85

そうですよね、京阪北浜駅のところにあるのが難波(なにわ)橋ですよね。
通称ライオン橋ですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A3%E6%B3%A2%E6%A9%8B





橋のたもとから工事現場を撮影。



中央公会堂の近くには図書館があります。



大阪市役所です。



その向かい側に日銀の古い建物があります。



ここまで来たらついでにフェスティバルホールまで歩いて行きますか。
フェスティバルホールです。



今年で一旦、50年の歴史に幕を閉じます。
毎年春に開催される大阪国際フェスティバルのスケジュール表が掲げられていました。



フェスティバルホールには早くも完成予定図が掲げられてます。



中之島フェスティバル・タワー。
2013年の再開後も今と同じ2,700席の収容数になるとか。
レリーフも今と同じものが再現される予定みたいですね。



大阪朝日ビルディングも2013年以降に取り壊されてしまうとか。
こちらの建物も実は歴史的な価値があるようですよ。戦前の昭和6年に建てられたそうです。
文化財クラスの近代建築ですよ。



取り壊してツインビルにするそうです。
先日の山下達郎アコースティック・ミニライヴで達郎さんは
「カーネギホールとかミラノ座に匹敵するフェスティバルホールを壊すなんて愚行だ」
と話しておられました。
本当に残念な話です。

大阪朝日ビルディングの前にある渡辺橋にも京阪電車中之島線の駅ができるようです。

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ちりとてちん完全版 DVD BOX I 「苦あれば落語あり」

2008年06月04日 | ちりとてちん

発売延期となっていた『ちりとてちん 完全版 DVD-BOX I 苦あれば落語あり』が届きました。
http://www.nhk-ep.com/shop/commodity_param/ctc/+/shc/0/cmc/12000A1

前半は見逃した回が多いので見るのが楽しみです。

「ちりとてちん」特設サイトは現在こちらに移っております。
http://www.nhk.or.jp/drama/html_news_chiri.html

ところで先日僕は中之島を散策してきました。



中央公会堂に行って中之島倶楽部で毎日200食限定のオムライスを食べてきましたよ。



「ちりとてちん」では第4週「小さな鯉のメロディ」(第24回)にここのオムライスが出てきます。
ドラマの中ではレストランの名前が「丸月倶楽部」となってました。
徒然亭草々が喜代美にこう言います。
「ここのは二番目にうまいオムライスや」
一番は亡くなったおかみさんが作ってくれたオムライスというわけだったんですね。

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幸せのものさし/うれしくてさみしい日(Your Wedding Day)

2008年06月02日 | 山下達郎

SITEDOIにまりやさんのマキシシングル「幸せのものさし/うれしくてさみしい日(Your Wedding Day)」をアップしました。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/index.htm

オリコン・チャート初登場6位。ベストテン・ヒットは「返信/シンクロニシティ(素敵な偶然)」以来です。

●竹内まりや「幸せのものさし」


プロモーション・ビデオにも天海祐希さんが出演しています。
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