2020年12月27日プレイリスト「疫病退散!年忘れ夫婦放談 (ゲスト:竹内まりや)」
1. 今日はなんだか (LIVE) / 山下達郎 "10/09/10 東京エレクトロンホール宮城"
2. 恋のひとこと (SOMETHING STUPID) / 竹内まりや & 大滝詠一 "ロングタイム・フェイヴァリッツ" '03
3. LA VIE EN ROSE (HOME ACAPPELLA) / 山下達郎 "おうちアカペラ"
4. キミの笑顔 / 広末涼子 "NHKみんなのうた" 2020年12月04日発売
5. シェットランドに頬をうずめて / 竹内まりや "ヴァラエティ" '84
6. 人生の扉 (LIVE) / 竹内まりや "SOUVENIR THE MOVIE" '20
7. LET IT BE ME / 竹内まりや & 山下達郎 "エクスプレッションズ" '08
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■内容の一部を抜粋
・近況
新型コロナウイルスは感染がまだまだ拡大していて変異種というものまで出てきた。番組はちょっと前倒しで収録しているので、昨夜の山下達郎ライヴ映像配信第二弾「Tatsuro Yamashita SUPER STREAMING ACOUSTIC LIVE in Live Music JIROKICHI supported by G-SHOCK」の感想は申し上げられないとのこと。
・疫病退散!年忘れ夫婦放談 (ゲスト:竹内まりや)
毎年恒例の「年忘れ夫婦放談」。先週は2時間スペシャルだったので今週はパート3。
・今日はなんだか(LIVE)
達郎さんは今年デビュー45周年。ハンバなのが嫌いなので50年までがんばるつもりだとか。達郎さんの最初のキャリアはシュガーベイブ。シュガーベイブのアルバム『SONGS』に納められている「今日はなんだか」は2000年代に入ってライヴを再開してからコンスタントにできるようになっという。今日は2010年9月10日に東京エレクトロンホール宮城(旧宮城県民会館)のライヴ・ヴァージョン。
・恋のひとこと(SOMETHING STUPID)
12月30日は大瀧詠一さんの命日。今年で八回忌。あっという間に7年が経った。二人はこの時期になると大瀧さんのことを思い出すという。2003年の『LONGTIME FAVORITES』に収録されているデュエット「恋のひとこと(SOMETHING STUPID)」(フランク・シナトラとナンシー・シナトラの全米NO.1)は大瀧さんの公式レコーディングでは最後になる作品。英語の早口の歌詞が難しくて縦の線を合わせるのに苦労する曲。「オレ、けっこう練習してきたから」と大瀧さんは言ってたそうだ。大瀧さんはクルーナーのバリトンだから、これを真似するのはなかなかできない、ボトムのこの響きが出せないと達郎さん。
・アルバム・ジャケット
リスナーから「最近のアルバム・ジャケットにはどうして達郎さん自身が登場しないのですか?」という質問。
達郎さん自身の写真を使ったアルバム・ジャケットは『ON THE STREET CORNER 3』が最後だとか。「『RIDE ON TIME』でブレイクするまでは顔のこと一度も言われたことがないけれど、メジャー・メディアってそういうもんなんだよね」と達郎さん。
・バラ色の人生〜ラヴィアンローズ
5月頃に番組制作をテレワークで行っていた頃のおうちアカペラで「バラ色の人生〜ラヴィアンローズ」。スタジオのスピーカーで聴くのは今日が初めてだという。自宅のアンビエンスがストレンジな気分(笑)、と達郎さん。
・キミの笑顔
今年、NHKの『みんなのうた』のためにまりやさんが広末涼子さんに書き下ろした「キミの笑顔」。配信で発売されている。広末さんとは「MajiでKoiする5秒前」以来23年ぶりになるとか。
・山中貞雄4K修復版
リスナーから「まりやさんはステイホームのとき映画をけっこうご覧になりましたか?」という質問。
Netflixでたくさん観たそうだ。見逃しているいろんなシリーズとかマザー・テレサの映画も観たそうだ。達郎さんは今年の東京国際映画祭の山中貞雄4K修復版が全てだという。「感動しました」と達郎さん。
・クリスマス・ローズ
リスナーから「まりやさんの好きな冬の花は何ですか?」という質問。
クリスマス・ローズだそうです。特に赤いクリスマス・ローズが好きだという。
・英語を忘れないために
リスナーから「英語が堪能で留学体験もあるまりやさんは英語を忘れないために何をしてますか?」という質問。
「やってることがあるとすればBBCをつけてニュースをずっと見るというようなこと」とまりやさん。
・シェットランドに頬をうずめて
まりやさんの1984年のアルバム『VARIETY』から「シェットランドに頬をうずめて」。
・TATSURO YAMASHITA SPECIAL ACOUSTIC LIVE展
池袋PARCOで12月18日(金)から「山下達郎 SPECIAL ACOUSTIC LIVE展」がはじまった。2021年1月4日(月)まで開催。この次は大阪の心斎橋PARCOで2021年1月1月9日(土)から1月24日(日)まで。チケットは23日(水)20時から発売されている。詳しくは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp
・新春放談
新年1月3日と10日は宮治淳一さんを迎えて新春放題。現在、宮治さんから送られてきたアナログ盤をリマスタリング中だとか。桑田佳祐さんは二人が紹介する曲をいっこも知らないと言ってたそうだ。桑田さんと宮治さんは同級生で、宮治さんがサザンオールスターズと名前をつけたという。
・人生の扉
今日最もリクエストが多かった曲。映画『souvenir the movie』から2014年のライヴ・ヴァージョン。
・来年の予定
まりやさんは7年ぶりのツアーがあるので、それに向けていろいろと準備するつもりだとか。達郎さんはその間にニュー・アルバムを仕上げるそうだ。人に曲を書いてるのでそっちもあるとのこと。
・初めて心を動かされた映画
リスナーから「初めて映画館でご覧になった作品は何ですか? また映画というものに初めて心を動かされた作品は何ですか?」という質問。
いちばんインパクトを受けた作品ということなら、まりやさんは『風と共に去りぬ』と『サウンド・オブ・ミュージック』だという。達郎さんは映画好きのご両親に連れられて幼稚園児の頃から映画を観ていたという。そんな中で父と4回、母と3回観た『リオ・ブラボー』。幼稚園の頃に木琴で挿入歌の「ライフルと愛馬」を弾いていたとか。あとはディズニー映画。まりやさんは『10匹わんちゃん』で、達郎さんは『わんわん物語』とか『ファンタジア』。
・ハーモニカ
リスナーから「『souvenir the movie』でハーモニカを吹いてらっしゃいましたが、何のモデルをお使いなのでしょうか?」という質問。
まりやさんがいつも使ってるのはホーナーのブルース・ハープ。ハーモニカを習ってるときに勧められたのはトンボのハーモニカだとか。達郎さんはトンボのメジャーボーイC。
・LET IT BE ME
「LET IT BE ME」も今回リクエストが多かった曲。
・番組の最後に
達郎「今年は本当に大変な一年でございまして、いろんなことがありました。なかなか、こうすっきりと年明け迎えられません。特に医療関係、介護、保育関係、それからスーパー、コンビニ、ドラッグストア、宅配業者のみなさん、郵便事業の方々、ごみ収集、清掃業者のみなさん、公共交通機関、役所の窓口、銀行の窓口、学校の先生はじめ教育関係の方々、警察、消防、自衛隊、海上保安庁、こうした公的サービスのみならず、清掃業、飲食業、ホテル、旅館業、サービス業、そして我々のエンターテイメント業界含めまして、エトセトラ、エトセトラ、切迫感、緊張感を強いられるあらゆる業種、業界のみなさん、引き続き助け合って、励ましあって、労わりあって、この危機乗り越えてまいりましょう。行政面で政策面でなかなか凛としたアピールが得られないためにですね、先々の不安が募る、こうしたご時世ですけれども、ならば我々生活者同士で心支えあってまいりましょう。会社の経営難でお悩みの方々とか、生活が困窮している方々のお話を伺うにつけ心が痛ます。私には何の力もありませんけれど、せめて自分の音楽やこの番組を通じて少しでも心の癒しと、お手伝いができればと、そういう思いをもって、来年も音楽活動とこの番組を続けてまいりたいと思います。どんな危機的な状況でも、冷静に、寛容に、微笑み失わずにまいりましょう。一刻も早い疫病退散祈りつつ、みなさまどうぞお身体お大事に」
まりや「みなさん、どうぞお身体をくれぐれも大切になさって、お元気にお過ごしください。来年またお目にかかることを楽しみにしております」
達郎「それでは山下達郎サンデー・ソングブック、来年も何卒よろしくお願いします。みなさまどうぞ...」
ふたり「よいお年を」
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〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
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https://www.tfm.co.jp/ssb/
2021年01月03日・10日は「新春放談 (ゲスト:宮治淳一)」
http://www.tatsuro.co.jp