Inara George インストア・イベント

2008年02月28日 | Live

2月24日(日) 曇り時々雪。

土曜日、FM802で放送されたシャーリー富岡の番組にイナラ・ジョージが生出演していた。イナラ・ジョージはThe Bird & The Beeのヴォーカリストでリトル・フィートの故ロウエル・ジョージの娘。番組で聴いたスタジオ・ライヴがよかった。ノラ・ジョーンズに通じるヴォーカルだと思った。日曜日にタワレコ難波店でインストア・イベントがあると聞いたので見に行った。

インストア・ライヴはギタリストのマイケル・アンドリュースと二人で「Genius」、「No Poem」、「A Day」など7曲を披露した。リッキー・リー・ジョーンズっぽい感じがした。そういう意味ではリッキー・リー・ジョーンズやジョニ・ミッチェルというのは、女性シンガー・ソングライターに多大な影響を与えていて、その存在自体が偉大なのだと思った。

ライヴが終わった後、2月20日発売のソロ・アルバム『All Rise』にサインを入れてもらった。

その後、地下2階のMeal MUJIで蓮のキッシュと中国茶のプレート・セットを食べた。

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バート・バカラック来日公演

2008年02月26日 | Live

2月22日(金) 曇り時々晴れ。
大阪フェスティバルホールでバート・バカラックを観た。

"今世界が求めているものは/それは愛、優しい愛"
"手に入らなくて/みんなが望んでいるただひとつのもの "

"今世界が求めているものは/それは愛、優しい愛"
"一部の人だけじゃなく/すべての人に愛を"

"今世界が求めているものは/それは愛、優しい愛"

バカラックのピアノ演奏とオーケストラ指揮で演奏されたのは彼の代表作「What The World Needs Is Love」(邦題「世界は愛を求めている」)だった。21世紀、この荒んだ世界に向けて放たれたメッセージとして僕は受け取った。

ステージには東京ニューシティ管弦楽団と、8人編成のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループがいた。グループは男女混成のヴォーカル3人と、ベース、ドラム、キーボード、ウッドウインズ、トランペットの5人からなるバンドだ。

前半は「Walk On By」、「This Guy's In Love With You」、「I Say A Little Prayer」といった'60年代のヒット・メドレーが演奏された。ここでディオンヌ・ワーウィックやアレサ・フランクリンのヴォーカルが聴けたらもう本当に最高なのにと思ったが、それは贅沢な感想だろう。

3人いるヴォーカリストたちはバカラックの紹介のもとでそれぞれソロを披露した。男性ヴォーカリストが歌ったのはバカラックがエルヴィス・コステロと共作した「God Give Me Strength」だった。コステロのヴォーカルとの違いを感じながら聴いたが間違いなく名曲だと思った。前半のハイライトといってもいいと思う。

バカラックの最初のヒット曲「Magic Moments」とその時代に書かれた曲のメドレーが続いた。その後はバカラックが最近の作品を紹介した。まずは2005年に発表した最新アルバム『At This Time』からの曲を披露した。バカラック自身はキーボードを演奏。このアルバムについてバカラックは、
「ここにあるのは一対一のラブ・ソングではない。荒んだ世界に向けたラブ・ソングなんだ」とプレスに発言している。
このあたりのことは以前ブログに記事として書いた。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/0f1b91c42c23dd0b70f3faf58b2a1b6b

この『At This Time』の曲の後はカーペンターズが取り上げた「(The Long To Be)Close To You」や新曲の「For The Children」も一緒に披露した。前半と比較すると重めな感じがした。そしてオランダの歌手でバカラックの秘蔵っ子といわれるトレインチャがゲスト出演し、ブルーノートから出てる彼女自身が歌うバカラック・カヴァー集『Who'll Speak For Love』の中からも曲を披露した。

今回、最大の目玉だったのが映画音楽メドレー。『オースティン・パワーズ』のことを話題にしながら「The Look Of Love」、クリストファー・クロスの歌唱で有名な「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」、「April Fools」や「雨にぬれても」という誰もが聴いたことのある有名曲が続いた。途中でバカラックのピアノ弾き語りで「Me Japanese Boy I Love You」なんかもあった。

画像は『The Look Of Love: The Burt Bacharach Collection』のボックス・セットと、会場で配布されたリーフレット。リーフレットには特設サイトから高橋幸宏や佐野元春らのコメントが掲載されていた。
http://sp.eplus.jp/burt/comment.html

今、思い出したけど、高橋幸宏のバカラック・カヴァーって好きなんですよ。

■An Evening With BURT BACHARACH and The Tokyo Newcity Orchestra
2008年2月22日(金) 大阪フェスティバルホール
1階D列Lサイド8番

出演
Burt Bacharach
東京ニューシティ管弦楽団

Singer:
Donna Taylor
John Pagano
Josie James

David Coy(Bass)
Dennis Wilson(Woodwinds)
Rob Shrock(Keyboards)
David Crigger(Drums)
Tom Ehlen(Trumpet/Flugelhorn)

Guest
Traincha

Set List
01 What The World Needs Now Is Love

Record Medley
02 Don't Make Me Over
03 Walk On By
04 This Guy's In Fallin' Love With You
05 I Say A Little Prayer
06 Train And Boats And Planes
07 Wishin' & Hopin'
08 (They's)Always Something There

Record Medley 2
09 One Less Bell To Answer
10 I'll Never Fall In Love Again
11 Only Love Can Break A Heart
12 Do You Know The Way To San Jose

13 Anyone Who Had A Heart
14 Heart Light
15 God Give Me Strength

Beginnings Medley
16 Magic Moments
17 The Story Of My Life
18 The Blob
19 Tower Of Strength

20 Go Ask Shakespeare
21 In Our Time
22 (The Long To Be)Close To You
23 For The Children(新曲)

24 Falling Out Of Love
25 Who'll Speak For Love

Movie Medley
26 The Look Of Love
27 Arthur's Theme
28 What's New Pussy Cat
29 The World Is A Circle
30 April Fools
31 Rain Drops Keep Fallin' On My Head
32 The Man Who Shot Liverty Valantine
33 Making Love
34 Wives & Lovers
35 Alfie
36 A House Is Not A Home

37 That's What Friends Are For

Encore
38 Any Day Now
39 What The World Needs Now Is Love
40 Rain Drops Keep Fallin' On My Head
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Sunday Songbook Playlist

2008年02月25日 | Sunday Song Book

<02月24日プレイリスト>
[甘いもので棚からひとつかみ]
ずっと一緒さ/山下達郎 3月12日発売ニューシングル
APPLES, PEACHES PUMPKIN PIE/JAY & THE TECHNIQUES '67
SUGAR SUGAR/THE ARCHIES '69
CANDY GIRL/THE 4 SEASONS '63
CANDY STORE ROCK/LED ZEPPELIN "PRESENCE" '76
SWEETER THAN CANDY/THE GAP BAND "STRAIGHT FROM THE HEART" '87
ドーナツ・ソング/山下達郎 "COZY" '98
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
まりやさんのニュー・シングルのレコーディング。締め切りがタイトだががんばってるとのこと。

・甘いもので棚からひとつかみ
先週の「チョコレートで棚からひとつかみ」の延長で今週は「甘いもの」にちなんだ「甘いもので棚からひとつかみ」。

・ずっと一緒さ
「ずっと一緒さ」は香取慎吾さん、竹内結子さん主演のフジテレビ系列月9ドラマ『薔薇のない花屋』の主題歌。カップリングはTBS系情報バラエティー番組「ブロードキャスター」のテーマ曲「LAVIE EN ROSE(バラ色の人生)」と、ニコンの企業CM曲「ANGEL OF THE LIGHT」。3月12日に3曲入りのマキシシングルとして発売。

・APPLES, PEACHES PUMPKIN PIE
ジェイ&ザ・テクニクスは'60年代に活躍したフィラデルフィアのグルーブ。白人黒人混成のいわゆるクラブバンド。ヴォーカル・インストゥルメンタル・グループで、リード・ヴォーカルの人はハンドマイクで歌って、リズム・セクションにブラス隊がいる大所帯のクラブ・バンド。「APPLES, PEACHES PUMPKIN PIE」は1967年のベストテン・ヒット。

・SUGAR SUGAR
英語の場合はそうした「甘いもの」が愛情のメタファーで、"SWEET HEART"、"SWEET BABY"、"HONEY"、"SUGAR"といったように「甘いもの」に愛情の表現を例える歌が死ぬほどある。
アーチーズはテレビアニメのキャラクターが歌うという企画で、ジェフ・バリーがプロデュースした。リード・ヴォーカルのロン・ダンテは、後にプロデューサーとしてバリー・マニロウを手がけて有名になった。
スクリーン・ジェームスの社長ドン・カーシュナーは、アメリカ版のビートルズを作るためオーディションでバンドを編成した。それがモンキーズだった。だがモンキーズから不満が出たり、パブリック・イメージもオーディションででっち上げたのでよくなかった。それではアニメのキャラクターなら文句出ないだろうと、アニメのキャラクターに歌わせることにしたのがアーチーズ。完全なスタジオ・ミュージシャンの寄せ集めのバンド。これが当たって1969年、全米NO.1にしてミリオンセラーとなった。バブルガム・ロックの代表作。

・CANDY GIRL
フォーシーズンズの初期の傑作。1963年の全米3位の大ヒット曲。

・CANDY STORE ROCK
「どういう具合にキャンディーを食べようか」という「甘いもの」が性愛のメタファーとして扱われたツェッペリンの曲。

・アコースティック・ミニ・ライヴ
3月12日発売のニュー・シングル「ずっと一緒さ」の初回盤CD(応募ハガキが封入されている)を購入したリスナーを抽選で招待して、アコースティック・ミニ・ライヴを行うことになった。
http://www.smile-co.co.jp/tats/
http://wmg.jp/artist/tatsuro/news.html

山下達郎(ギター)、難波弘之(ピアノ)、伊藤広規(ベース)の編成で東京と大阪でインストア・イベントの拡大版として行う。そして「Sunday Songbook」の800回記念の公開録音アコースティック・ライヴを抱き合わせで行うことが決定した。

公演日程
東京は浜離宮の朝日ホールで1日2回計4回公演。
5月5日(月・祝日) 1回目16時 2回目19時
5月6日(火・祝日) 1回目15時 2回目18時
「Sunday Songbook」の800回記念の公開録音は5月6日(火・祝日)の2回目18時からの公演。

大阪は厚生年金会館藝術ホールで1日2回公演。
5月10日(土) 1回目16時 2回目19時
「Sunday Songbook」の800回記念の公開録音は2回目19時からの公演。

「Sunday Songbook」800回記念「山下達郎 アコースティック・ミニライヴ」
ペアで400名800人を招待。
応募宛先
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック800回記念ライヴ招待」係
ご応募には東京、大阪どちらかの会場を明記とのこと。
締め切りは3月10日消印有効。

詳しくはTOKYO FM「山下達郎 アコースティック・ミニライヴ」情報ページで!
http://www.tfm.co.jp/ssb800/

・SWEETER THAN CANDY
'80年代大活躍したギャップ・バンドはオクラハマはタルサの出身。長男ロニー、次男チャーリー、三男ロバートの兄弟3人のグループ。ブーツィ・コリンズの従兄弟としても知られている。タツローさんは先日チャーリー・ウィルソンが来日(公演)したときは見に行ったらしい。素晴らしいライヴだったとか。
「SWEETER THAN CANDY」は1987年の映画『暗闇のファイター』のサウンドトラックに入っていて、シングル・カットもされて、全米ソウル・チャート36位になった。彼らのアルバム『STRAIGHT FROM THE HEART』にも収録されている。

・ドーナツ・ソング
「甘いもの」特集なのでタツローさんの「ドーナツ・ソング」にリクエストが集中した。
渋谷の公園通りにあったミスター・ドーナツを想定した書いた曲だが、今はもうそのミスター・ドーナツはない。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
03月02日は、引き続き「甘いもので棚からひとつかみ」
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竹内まりや Complete Best

2008年02月23日 | 山下達郎

まりやさんが今年の11月25日でデビュー30周年を迎えます。それを記念して秋に初めてのコンプリート・ベスト・アルバムを発表します。RCA(今のBMG)時代と現在のワーナーの音源をまとめたコンプリート・ベストで、3枚組45~6曲収録予定とかで、ファンからのリクエストを参考にして選曲します。今年1月15日からインターネット、CDショップ、郵便などで受け付けてますが、その投票受付が今月いっぱいで締め切られます。まだ投票がお済でない方はお早めに。豪華プレゼントも用意されていますので。

■30周年特設サイト
http://wmg.jp/mariya/

ブログもリニューアルされてたんですね。今週は新曲のプリプロが終わったのでタツローさんと文楽を観に行かれたそうです。

■30周年ブログ
http://mariya30th.exblog.jp/
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越境者 松田優作

2008年02月21日 | 

■松田美智子著『越境者 松田優作
http://www.shinchosha.co.jp/book/306451/

二十回忌を迎える今年、元妻松田美智子がこの時間だからこそ語れる死の真相と、等身大の彼の姿を残しておきたいという思いで書いた評伝。

没後18年が過ぎたわけだが、この評伝はとても生々しい。松田美智子さんは優作と離婚後、シナリオ・ライターの勉強を始めたという。これまで多数のノンフィクション作品を手がけてきたそうだ。代表作に『完全なる飼育』という映画になった『女子高生誘拐飼育事件』がある。映画には相当の知識があるらしく、この評伝もプロットがしっかりしていて、まるで映画を観るようであった。

優作と交流のあった人たちの中に今も優作は生きている。熱い激情と繊細さを同時に持ち合わせた優作に愛憎半ばの気持ちを抱えたままで。しかし、それも時の経過とともに失われてゆく。多くの人たちは冷静に生前の優作を振り返っていた。

優作の長兄東さん、主治医の山藤医師をはじめ他界した関係者も多い。取材拒否した座禅道場のI氏は優作が「心の師」としてその教えに救いを求めていた。彼の証言がほしかった。胡散臭い新興宗教を信仰していたこと、そのせいで家族との絆が途切れたままで最期を迎えたこと、松田美智子さんはそれが残念でならなかった。その気持ちは同じように突然その死を知らされた僕にもわかる。

離婚直後、映画『誘拐報道』への出演オファーを断った理由に泣けた。村川透監督が製作サイドのクレームでカットした『野獣死すべし』の列車の中の優作の美しい殺戮シーンは、いつかディレクターズ・カットで公開してほしいものだ。
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ムンク展

2008年02月19日 | アート

2月17日(日)、曇り時々雪。

今週から週末はライヴという日々がしばらく続く。今現在、兵庫県立美術館で開催されてる「ムンク展」は、今日を逃すと3月中旬まで行けそうにない。今回見ておかないと、今度はまたいつになるのかわからないので見に行くことにした。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/home1.html
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_0801/index.html

阪神電車の岩屋から歩いて兵庫県立美術館へ。粉雪が舞う生憎の天気。



今回のムンク展はオスロ市立ムンク美術館の所蔵作品が中心ということで、「吸血鬼」、「不安」、「声/夏の夜」「生命のダンス」といった代表作が展示されていました。展覧会場は7章からなるクロニクルで、代表作のほとんどは最初の第一章「<生命のフリーズ>装飾への道」に展示されていました。

ムンクは自身のもっとも中心的な作品を<生命のフリーズ>という連作と見なしており、アトリエの壁にどのように組み合わせて配置するか、その順序に拘り試行錯誤していたそうです。つまり、<生命のフリーズ>というのはひとつの大きな壁画で「全体として生命のありさまを示すような一連の装飾的な絵画」と考えていたそうです。

第二章からは実際に絵画の装飾がどのように行われていたのかがわかるようになっています。アクセル・ハイベルク邸での作品の装飾、マックス・リンデ邸での装飾、ベルリン小劇場の装飾、オスロ大学講堂の壁画、フレイア・チョコレート工場の装飾、そして晩年のオスロ市庁舎のための壁画プロジェクト。

それまで知ることのなかったムンクの装飾性への関心が窺い知れておもしろかったですね。

ムンク展の後は三宮に行きました。久しぶりに散策してきました。
大丸神戸店前の三宮神社の境内では梅が満開となってました。

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Sunday Songbook Playlist

2008年02月17日 | Sunday Song Book

<02月17日プレイリスト>
[チョコレートで棚からひとつかみ]
ずっと一緒さ/山下達郎 3月12日発売ニューシングル
EVERY 1'S A WINNER/HOT CHOCOLATE '78
CHOCOLATE BUTTERMILK/KOOL & THE GANG '63
CHOCOLATE GIRL/THE WHISPERS "OPEN UP YOUR LOVE" '77
ACTION SPEAKS LOUDER THAN WORDS/CHOCOLATE MILK '75
不二家ハートチョコレートCM/山下達郎 '74
JUST IN THE NICK OF TIME/CHOCOLATE SYRUP '74
AIN'T NO WAY/CHOCOLATE BUTTERMILK BAND '8?
ANGEL OF THE LIGHT/山下達郎 3月12日発売ニューシングル
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
まりやさんのシングルのレコーディング。今回はアップ・テンポのにぎやかな曲になるとか。またスタジオ暮らしだが、十年ぶりにスタジオの空調をリニューアルしたそうだ。

・チョコレートで棚からひとつかみ
ヴァレンタイン・デーにちなんで「チョコレートで棚からひとつかみ」。

・ずっと一緒さ
「ずっと一緒さ」は香取慎吾さん、竹内結子さん主演のフジテレビ系列月9ドラマ『薔薇のない花屋』の主題歌。カップリングはTBS系情報バラエティー番組「ブロードキャスター」のテーマ曲「LAVIE EN ROSE(バラ色の人生)」と、ニコンの企業CM曲「ANGEL OF THE LIGHT」。3月12日に3曲入りのマキシシングルとして発売。

・EVERY 1'S A WINNER
最初はグループ名が「チョコレート」から。
ホット・チョコレートはイギリス、ロンドン出身で白人黒人混成の5人組。「EVERY 1'S A WINNER」は1978年、全英12位。全米6位、ソウル・チャート7位。

・CHOCOLATE BUTTERMILK
クール&ザ・ギャングの1970年のデビュー・アルバム『KOOL & THE GANG』に入ってるインストの曲。クール&ザ・ギャングは結成された当初はどちらかというとインスト主体のファンク・グループだったが、その後はヴォーカル主体に路線転換して全米を代表するグループに成長してゆく。

・CHOCOLATE GIRL
黒人の肌の色を「チョコレート」と表現することが多い。「CHOCOLATE GIRL」は1977年のアルバム『OPEN UP YOUR LOVE』に収録されている。

・ACTION SPEAKS LOUDER THAN WORDS
チョコレート・ミルクは1970年代に活躍したニューオリンズの7人組ファンク・バンド。
「ACTION SPEAKS LOUDER THAN WORDS」は「行動は言葉に勝る」と訳するんでしょうかね、とタツローさん。

・アコースティック・ライヴ
3月12日発売のニュー・シングル「ずっと一緒さ」の初回盤CD(応募ハガキが封入されている)を購入したリスナーを抽選で招待して、アコースティック・ライヴを行うことになった。そして「Sunday Songbook」の800回記念の公開録音アコースティック・ライヴを抱き合わせで行うことが決定した。応募方法その他の詳細は2月24日に発表するとのこと。

・不二家ハートチョコレートCM
リスナーからリクエスト。
タツローさんは34年前、不二家ハートチョコレートのCM音楽をやっていた。

・JUST IN THE NICK OF TIME
チョコレート・シロップはニューヨークの黒人ヴォーカル・グループ。後にドラマティックスのメンバーとなるL.J.レイノルズが在籍していたことで知られている。「JUST IN THE NICK OF TIME」は1974年全米ソウル・チャート97位。

・AIN'T NO WAY
チョコレート・バターミルク・バンドは全くプロフィールのわからないグループ。レーベルにニューヨーク録音と書いてあるらしい。先ほどかけたクール&ザ・ギャングの「CHOCOLATE BUTTERMILK」からグループ名を取ったのはほぼまちがいとのこと。マシンの音から'80年代中盤のレコーディングだと推測される。

・ANGEL OF THE LIGHT
マキシシングル『ずっと一緒さ』のカップリング曲でニコンの企業CM曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
02月24日は、「甘いもので棚からひとつかみ」
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Live Act Tulip 2007-2008 ~run~

2008年02月15日 | Live

2月12日(火)、曇り。
急遽、大阪フェスティバルホールで開催された「Live Act Tulip 2007-2008 ~run~」のファイナル公演を聴きに行った。 今回のチケットは友人から譲ってもらった。その夜、久しぶりに会うことになっていたのだが、夕方に連絡があり、
「チケットが余ってるので聴きに来ないか」と誘われたのだ。

会場には日本放送協会の撮影クルーが入っていた。この夜のライヴの模様は4月5日(土)、衛星第二で放送されるとのことだった。僕の周りはほとんど女性だった。場内アナウンスで収録が発表されるとリラックス・ムードの中、歓声が上がった。

Tulipは1972年にデビューした。僕が知ってるのは'80年代初期の頃。'80年代の終わりに一度活動を休止し、1997年に再結成したのだという。そしてバンドはデビュー35周年を迎え、現在バンドは最終章にいるのだという声明を出した。多くの人たちは今回をもってライヴ活動を終えるのだと捉えたようだ。

客電が落ちてスクリーンにショート・フィルムが上映された。タイムマシーンのように時代を遡り1972年に戻って、そこからバンドの歴史が写真のスライド・ショーで展開された。再び現代になったところでフィルムは終わった。温かい拍手の波があり、それは僕の胸を震わせた。

バンドの演奏する曲は知らない曲ばかりだったが、このバンドがビートルズからの影響を強く受けているのだと窺わせる楽曲が何曲かあった。財津和夫のリード・ヴォーカルがこんなにも心地よいなんて僕は今まで知らなかった。安部俊幸のギターもいい。

中盤にアコースティック・セットがあり、会場全体が丸くなった後で、「心の旅」が演奏された。この曲は知っている。彼らの代表曲だ。でも僕はまだ入っていけなかった。その直後、1979年に発表された「虹とスニーカーの頃」が演奏されたとき、心象風景が滲むように現れた。

それはラジオからながれてきた音楽だ。中学生でまだ主体的に音楽を聴くようになる前のことだ。僕のラジオ・デイズは中学生の頃からはじまった。僕はさだまさしの曲を好んで聴く少年だったが、夢中になるほどではなかった。そんな頃に深夜ラジオのリクエスト・アワーなんかでながれていた曲が「虹とスニーカーの頃」だった。何気なく聴いてた曲だった。あれから四半世紀という時間が過ぎた。なつかしい思い出のメロディー。それはとても素敵な一瞬だった。

「僕の言い方が悪かったのかもしれない。Tulipがライヴ・ツアーを行うのは今回が最後になるけれど、またいつか、今は何も決まってないけれど、野外コンサートや集大成となるイベントでみんなの前で演奏できるようにしたい」
そんな言葉が財津和夫からあった。オーディエンスは盛大な歓声と拍手でバンドの存続を喜んだ。

■Live Act Tulip 2007-2008 ~run~
2008年2月12日(火) 大阪フェスティバルホール
2階N列R34番

財津和夫(Vocal, Guitar, Keyboards, harmonica)
安部俊幸(Guitar)
上田雅利(Drums, Vocal)
姫野達也(Vocal, Keyboards, Guitar)
宮城伸一郎(Bass)
http://www.tulip-official.com/pc/top.html
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I LOVE fastival hall

2008年02月13日 | 佐野元春

昨夜、大阪フェスティバルホールで開催された「Live Act Tulip 2007-2008 "run"」のファイナル公演を聴きに行きました。主催のキョードー大阪から配布されたチラシの中に「TOUR 2008 'SWEET SOUL, BLUE BEAT'」のチラシが入ってました。

佐野元春、フェス最終ライブ。
NEW SONGSと、歴史的スタンダードナンバー達で綴る、佐野元春の全て。

佐野元春 AND THE HOBO KING BANDの左には「I LOVE fastival hall」と書いてあります。

Tulipのライヴの感想はまたいつか(苦笑)。
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Sunday Songbook Playlist

2008年02月10日 | Sunday Song Book

<02月10日プレイリスト>
[ミニ・ミニ・リクエスト特集]
ずっと一緒さ/山下達郎 3月12日発売ニューシングル
JEFF'S BOOGIE/THE YARDBIRDS '66
OUR DAY WILL COME/RUBY & THE ROMANTICS '63
LOVE OH LOVE/LEROY HUTSON "LOVE OH LOVE" '73
YOU FOR ME/REDD HOTT "REDD HOTT #1" '82
TAKE IT LIKE A MAN/KIP ANDERSON '67
I NEVER MEANT TO HURT YOU/LAURA NYRO "MORE THAN A NEW DISCOVERY" '67
ANGEL OF THE LIGHT/山下達郎 3月12日発売ニューシングル
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
まりやさんのレコーディングがはじまったそうだ。スタジオに入ってデモ・テープ作りで忙しいということで、今回は「ミニ・ミニ・リクエスト特集」。

・ずっと一緒さ
「ずっと一緒さ」は香取慎吾さん、竹内結子さん主演のフジテレビ系列月9ドラマ『薔薇のない花屋』の主題歌。カップリングはTBS系情報バラエティー番組「ブロードキャスター」のテーマ曲「LAVIE EN ROSE(バラ色の人生)」と、ニコンの企業CM曲「ANGEL OF THE LIGHT」。3月12日に3曲入りのマキシシングルとして発売。

・JEFF'S BOOGIE
ジェフ・ベック時代のヤードバーズ(1966年)のシングルのB面。

・OUR DAY WILL COME
リスナーからの「タツローさんお薦めのボサノヴァに影響を受けたアメリカン・ポップス」というリクエストに応えて。
ルビー&ザ・ロマンティックスはルビー・ナッシュ・カーティスという黒人女性がリード・ヴォーカルに男性4人の5人組ヴォーカル・グループ。彼らのデビュー・ヒットで邦題は「燃える初恋」。1963年の全米No.1ヒット。

・LOVE OH LOVE
リロイ・ハトソンはカーティス・メイフィールドが辞めた後にインプレッションズのメンバーとなった人で、プロデューサー、ソングライターとしてのほうが名前が通っている。1973年、全米ソウル・チャート75位。

・YOU FOR ME
レッド・ホットはジョージ・カーのプロデュースで1982年に1枚だけアルバムを出したグループ。アレンジャー、プロデューサーのレジー・グリフィンとベイビー・フェイスのケニー・エドモンズが在籍していたマン・チャイルドというグループの発展形がレッドホットだと90年代にわかったそうだ。

・アコースティック・ライヴ
3月12日発売のニュー・シングル「ずっと一緒さ」の初回盤CD(応募ハガキが封入されている)を購入したリスナーを抽選で招待して、アコースティック・ライヴを行うことになった。そして「Sunday Songbook」の800回記念の公開録音アコースティック・ライヴを抱き合わせで行うことが決定した。応募方法その他の詳細は2月24日に発表するとのこと。

・ヴァレンタイン・デイ
来週はヴァレンタイン・デーに因んで「チョコレートで棚からひとつかみ」。2週続けて特集したかったがチョコレートのネタがなく、再来週は「甘味どころで棚からひとつかみ」。今後、食べ物シリーズの特集が続くかも(苦笑)。

・TAKE IT LIKE A MAN
キップ・アンダーソンはいわゆる「サザン・ディープ・ソウル」のカテゴリーでひじょうに人気のある人。'90年代に入って突然カムバックし話題になった。「TAKE IT LIKE A MAN」は1967年チェッカー・レーベルからのシングル。リック・ホール・プロデュース。ギターはレジー・ヤングかもしれない。

・I NEVER MEANT TO HURT YOU
ローラ・ニーロの作品が紙ジャケで再発されたので「タツローさんが選ぶローラ・ニーロならこの1曲」というリスナーからのリクエスト。
1967年のローラ・ニーロのデビュー・アルバム『MORE THAN A NEW DISCOVERY』(後にコロムビアから『THE FIRST SONGS』として発売)の「I NEVER MEANT TO HURT YOU」がタツローさんは好きなのだそうだ。
「19歳にしては老成した曲調で歌もとても19歳とは思えない。ナイーブないい曲」とタツローさん。アルバムのオーケストレーションはオーバー・プロデュースで全編ピアノの弾き語りだったらすごくいいアルバムになったと思うのだとか。

・ANGEL OF THE LIGHT
マキシシングル『ずっと一緒さ』のカップリング曲でニコンの企業CM曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
02月17日は、ヴァレンタイン・デーに因んで「チョコレートで棚からひとつかみ」
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「3月といえば桜」とDr.kyOn

2008年02月08日 | 佐野元春

2月3日(日)、雨。

午後から京都に行った。友人から3月10日(月)に「HOBO KING SESSION Vol.9」が京都RAGで開催されるという情報をもらったので、ネットでチケットを予約し、その引き換えに行ったのだった。
http://www.ragnet.co.jp/live_spot_top.html

公演日が月曜日なのでまだ行けるかどうかわからない。前売りチケットを予約したのは、以前、ある人を通じてDr.kyOnへ伝言したことがあったのを思い出したからだった。
「京大西部講堂でHOBO KING SESSIONをやってください」、たしかそう伝言したはず。約束みたいなものだ。

そんなわけで久しぶりに京都へ行った。昨年の夏の「LIVE EARTH」以来だ。朝は冷えて雪が降るかもしれないという予報だったが、目覚めたのは昼前のことで、雪は降ってなかった。

ライヴ・スポットRAGのチケット・カウンターでチケットの引き換えをした後は、三条通りを散策しイノダコーヒ本店に行った。たぶん3年ぶりくらいに行ったのだと思う。イノダコーヒ本店というと思い出すのがビーフカツサンド。1999年、TBS系列の「はなまるマーケット」に大貫妙子さんが出演したとき、「おめざ」として紹介したのがイノダコーヒ本店のビーフカツサンドだった。


(2005年2月に行ったとき撮った写真)

ただ今回はお腹がすいてるわけではなかったので、ボリュームのあるビーフカツサンドはパスして、ケーキセットを注文した。飲み物はコーヒー(アラビアの真珠)。



ちなみに三条通りには「参上してん」じゃなくてイノダコーヒ三条支店がある(笑)。

三条通り散策中に撮った写真をし少し紹介します。
まずは佐野元春の12インチ・シングル『Individualists』のジャケ写でお馴染みの京都ダマシンです。




・12インチ・シングル『Individualists』

ダマシンの向かいには町家を改装したポール・スミス三条店がある。



店内には日本製の年代物のラジカセ・コレクションがあります。'70年代、'80年代のラジカセで音が出るかどうかはわかりませんが、見てると古いラジカセが欲しくなりますし、ラジカセで好きな曲を聴きたくなります。電化製品って男の子は好きですもんね(苦笑)。
コメント (5)
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Super J-Hits Radio

2008年02月05日 | 佐野元春 Radio Days

■Super J-Hits Radio
2008年2月3日(日) FM802 19:00-21:55
DJ:加藤美樹
GUEST:佐野元春
http://funky802.com/sjr/index.php

21時代に佐野元春がゲスト出演しました。一部、TOUR 2008 "Sweet Soul, Blue Beat"のネタばれになっておりますので、まだライヴに行かれてない方は、各自の判断と責任において、読むあるいは読まないの選択をして下さるよう、よろしくお願いいたします。

・Spoken Words - 共感伝達としての「言葉」と「音楽」
元春「昨年6月に新しいアルバム『COYOTE』を出して番組にも来ましたけれどもね。その後、普通だったら『COYOTE』のツアーがはじまるんですけれども、すぐにツアーに出られなかったんですね。というのは僕、母校が立教大学なんですけれどもね、その立教大学で講座を持ってみないかというオファーがあって、内容は[言葉と音楽]ですね。ソングライティングとか、それからポエトリー・リーディングとか、僕の考えを新しいジェネレーションの彼らにぶつけてみないかというお誘いがあって、僕もちょうどそういうことをやってみたいと思っていたときなんでね、お引き受けして約半年間立教大学で学生たちに教えていたんです」
かとみき「ちょっと聞きたーいと思ってたんですけれども。どーいうことになるのかなと」
元春「全部で12回。前半は僕の詩に関するレクチャーですよね。もともと文学部の講座なんでクリエイティブ・ライティングのコースということで、後半は実際彼らに詩を書いてもらって、自分でその詩をリーディングしてもらうという、そういう実践もやりました。でもね、びっくりしたのは、みんな自分で書いた詩を、自分で誰かに読んで聞かせるという経験がほとんどなかったんですよね。詩というのはなんか難しいもので、自分の恥ずかしい内面をさらけ出すものであり、そんな人にも見せられないみたいな、そんなものとして詩を捉えている学生が多いことに、僕は愕然として。それはそうかもしれないけれども、詩というのは書いたら自分の声を使って、[身体表現]なんて言い方を僕はしてたんですけれどもね、自分の身体表現で誰かに読んで聞かせて、その先に共感を取り付けてゆく、そういう日常の中で役に立つ道具のようなものとして、詩を書いてみないかってことを彼らに提案して、その先にメロディーが聞こえてきたり、リズムが聞こえてきたりしたら、それが自然に歌となってゆくんじゃないかっていうお話をしてたんです」
かとみき「大学生の今使う言葉ということで、佐野さんにも新しい発見があったりするのかなって...」
元春「えっとね、最初僕がクラスに入って行ったとき、[あっ、佐野元春だ!]って感じで、クラスがすごいざわついて、でも、そういうのこれから12回やるのに面倒だなって思ったんで、一線ピシッと引かせてもらって、[佐野元春]という感じでなくやったんです。なんかうまく説明できないんだけれど(苦笑)、でも学生たちもその意図がだんだんわかってくれて...」
かとみき「あっ、ご自身からまず外して、その空気は伝わっているんですね。ふうん」
元春「そうそう。最後は本当に仲間っていうような連帯感が出てきたんで、よかったなぁっと思って」
かとみき「そういうところから学ぶ言葉だったり、言葉の大切さだったり。詩を朗読するというのは間もあったりしますよね」
元春「そうそう。そうなんですよ。激しい調子の内容の詩、攻撃的な詩も、例えば言い方によって、喋り方によって、相手への伝わり方っていうのは変わってくるんですよね。激しい内容をソフトに言って、逆にソフトな内容を激しく言ったりすると、言葉の意味が変わって伝わっていく。そこがおもしろいですね」
かとみき「女性とかはギャルな言葉とか使ったりしないんですか? ふふふ(笑)」
元春「そう(笑)... 日常では彼ら使ってるんだろうけれども、クラスではギャルの言葉は飛び交ってなかったですね(笑)」
かとみき「詩に出てくることもなく?」
元春「割としっかりとした詩を書いてましたよ。ちょっとびっくりしました。あっ、すごい良い詩書くなって、ちょっと見くびってました。ごめんなさい。はい」
かとみき「その講義の内容が何かの形になって私たちにも届かないかななんて思ってしまうんですけれども、これはならないんですよね、今のところはね」
元春「そうですね。やっぱりアカデミーという、あるいい意味で閉ざされた場の中での追及なので、今のところ公開にするつもりはないです」

・TOUR 2008 "Sweet Soul, Blue Beat"
かとみき「いまどんな感じですか?」
佐野元春「いま、大学の先生からロックンローラーにスイッチ入れ替えたばかり、カチッってね(笑)。極端だよね~。だからストラト抱えてウェへヘイって言いながらステージ立って、うれしいとよだれ出ちゃう、そんな感じでやってます(笑)」

・君が気高い孤独なら - Sweet Soul, Blue Beat
かとみき「さすがにこれはやってくれるんじゃないかなという気が...」
元春「なんてたってツアー・タイトルですからね。ツアー・タイトルの副題ですからね」
かとみき「この"Sweet Soul, Blue Beat"という言葉は佐野さんの中にもともとある言葉なのかなと思ってしまいますが」
元春「そうだね。温かい魂と冷静な知性というかね、"Sweet Soul, Blue Beat"、そんな感じかな」
かとみき「この曲は若手のミュージシャンとの演奏となっておりますけれども...」
元春「うん、まぁね、僕、彼らのこと若手と思ってない。というのはね、確かにね、年齢でいうと十歳くらい違うんだけれども、聴いてきた音楽もかなり似通ってたりするんですよ。だから音楽仲間って言う感じ。で、僕ら創作の現場ではどれだけご機嫌にアイディアを交換して、ご機嫌にスパークできるかっていうふうなことに重点が置かれるんで、誰が先輩で誰が後輩とか年齢はほとんど意味がない、関係がなくなる。だからそうした意味で『COYOTE』っていうアルバムは彼らが多感な頃に僕の音楽を聴いていたその世代が4人集まってくれたけどね。おもしろかったのは彼らのほうが佐野元春をよく知ってるんだなぁーってこと。だから僕がレコーディング・スタジオで[ここをこういうふうにして、こうやりたいんだけど]って言うと誰かが[うーん、あんまり佐野元春らしくないですね]とか言われちゃう(笑)。けっこう僕もね、そういうアドバイスをね、[あぁ、そうか]とか言ってね、聞き入れて、そんなふうにして楽しく作ったんですね」
かとみき「ふ~ん。彼らが見てきた佐野元春、感じてきた佐野元春を、改めて佐野さん自身も知ることができたんですよね」
元春「そうなんですよ。おもしろかった」

・ホーボーキングバンド
かとみき「でも今回はザ・ホーボーキングバンドでのこの曲の演奏が聴ける。そちらもまた楽しみだなと思うんですけどね」
元春「もうバンド、手ぐすね引いて待ってましたね、ツアーがはじまるのを」
かとみき「うふふふ。カウントダウンの年末のライヴもほぼボーボーキングバンドと一緒にやってらっしゃいましたけれども、全員揃ってのツアーとしましては久しぶりになりますものね」
元春「そうなんです。2年半ぐらいだと思います。ホーボーキングバンドのコンプリート・メンバーでしょ。それにTTシスターズね。それから今回のツアーからパーカッション・プレイヤーをひとり、あの仲間が増えて」
かとみき「ひとり加わるだけでもだいぶ華やかになるでしょ?」
元春「スパムくん、二人分あるからね、幅が。ラジオ聞いてらっしゃる方は何を言ってるか全然わからないと思うんですが(笑)」
かとみき「大きい方なんですよね(笑)。でもね、すごい優しい方なんですけれどね、けっこうね、幅のある方ですよね。人としても大きな方だという印象がありますけれども。そんなメンバーでのツアーになります」

・大阪フェスティバルホール
かとみき「大阪のオーディエンスとほかの地域って違いがあったりするんですか?」
元春「今回僕が感じてるのは、これまで大阪の街で公演ということであれば、やはり僕の場合は大阪フェスティバルホールですよね。そのホールが建て替えということでしばらく舞台に立てない。ということは今年が最後のフェスに立つ公演なのだな、というそういう風に思うとね、何かちょっと期するものがありますね」
かとみき「そうですね。フェスティバルホール、今年でとりあえず閉館、また作り直すということになるんですけれども。あの音は特別のようですね」
元春「そうなんだよ。ホールというのは僕たちミュージシャンを育ててくれる場所ですからね。二十数年間、この街に来て僕はフェスの舞台に立って、本当に多くのことを教えられましたしね。正に大阪においてはフェスが僕を育ててくれたという思いが強い。数々のまた名場面がありましたからね。フェスではね」
かとみき「はあ。まずいちばん浮かぶのは?」
元春「オノヨーコさん、ショーン・レノン、あのふたりがツアーに参加して、大阪のフェスで一緒に歌ったことですね。ディランの曲を一緒に歌った。[天国の扉]ですよね。そのときヨーコさんとデュエットした[エイジアン・フラワーズ]という僕が作った曲を一緒に共演できたこと。それから『THE BARN』というアルバムをリリースした後は、ザ・バンドのメンバーのひとりガース・ハドソン、それからプロデューサーのジョン・サイモン、このふたりがやっぱり大阪フェス来てくれて素晴らしいプレイを僕たちと一緒にやってくれた。あれも思い出深いですね。ジョン・サイモンは阪神タイガースの帽子をかぶって出てきましたけれどね。はい」
かとみき「あははは。もうお茶目な方ですね(笑)」
元春「ええ」
かとみき「そうやって次から次へと思い出って出てくるものなんですね。フェスティバルホールがどんな形になるのかも楽しみなんですが、佐野さんにとっての、この形でのフェスティバルホールのラスト・フェスになりますけれども、ひじょうに楽しみにしております」

・ライヴ
かとみき「THE SUNの大阪フェスのとき、佐野さんおっしゃったんですよ。[30代、40代はたいへんな時だからがんばって。僕もがんばる]って(笑)。その言葉がすごーく優しくて力強かったんですけれども」
元春「僕の音楽を'80年代多感な頃に聴いてた世代であれば、もちろん今社会に生きている男性女性としてですね... 最近インターネットが発達してるので、そうした世代の方たちからもよくメールをもらったりするんですよ。大変な時代にみんな悪戦苦闘してがんばって生きてるなぁというのが実感としてわかりますね。特にステージに立つとそれがねわかるんですよ、僕は。はい」
かとみき「ステージに立って自然に言葉が出てきたりするものなんでしょうね」
元春「ステージに立つでしょ。そうするとレパートリーが何曲もあるんだけれども、そのうちその中からどんな曲を歌ったらいいのか、なんとなくわかってくるんですよね。だからツアー出てから少しセットリストが変わったりすることもよくあります」
かとみき「今、ツアーははじまったばかりですけれども、徐々にまた変わって行ったりするわけですね」
元春「そうですね、はい。テーマとして[再会]、それから[新しい出会い]というのもあるので、[再会]ということでいうと、しばらく僕のライヴに8年、9年来てなかった、でも今回自分の自由な時間ができたから行ってみようかなっていう女性もいると思うんですよね。これまではたぶん子どものためにとか家族のために時間を割いてきた彼女たちも、ようやく自分の時間がまた持てるような、そういう世代の人たちがまた多く今回のツアーに戻ってきてくれてるんですね。前回のツアーくらいからだんだんそんな感じ僕は受けている。だからそうした彼らと再会したときに、彼女たち彼らが喜んでくれる曲を用意している、そんな感じ」
かとみき「佐野さんご自身が忘れられないライヴというのはありますか?」
元春「うん。大阪においては、いちばん最初に僕がこの街でやったときは、バーボンハウスというライヴハウスがあって、そこで三日間連続でやった。まだデビューして間もない頃。うん。一日目はもう3人、二日目が12人くらい。でも三日目にはなぜか満員になって、前のほうに女の子たちがきゃあきゃあ言ってくれて、どうしたんだろうねっていう感じ。それがね、いちばん最初なんですよ。プロモーターの人が一生懸命宣伝してくれたのかもしれない」
かとみき「でも一日目から三日目までで満員になるというのはご自身もびっくりですね」
元春「びっくりしたし、はじめてだったんですよ。そのローカルで演奏し... それまで東京でしか演奏したことがなかったんでね。だからもううれしくてね、あっ、これでなんかやっていけそうだなって、ちょっとこう思った。それが大阪の最初のライヴでした」
かとみき「女の子が前にいてきゃあきゃあ言うのは、ちょっとうれしかったんじゃないですか?」
元春「いや、すごくうれしかったです、はい」
かとみき「うふふふ。でも、どちらかというと今でも女性もすごく多いですけれども、男の人の声も多いですからね」
元春「僕のファンはそうですね、大体半分半分くらいじゃないかな。だから次のライヴも男性に負けないくらい女性も、また女性に負けないくらい男性も声援欲しいな(笑)。はい」
かとみき「黄色い声出してもだいじょうぶ?(笑)」
元春「もちろんです。今回のライヴはね、パーティーですから」
かとみき「いろんなライヴがあったと思いますけれども、生なのでライヴというのは。ハプニングもあったかなと思うんですが。あちゃーみたいなハプニングとかあります?」
元春「思い出したくもないようなものもたくさんありますからね(笑)。ある曲イントロがはじまって、さあ歌いだすぞというときにどーしても一行目が出てこない。もう何回となく歌ってきてる曲なのになぜかその夜出てこないですよ。何気なくバンドのメンバーに、ちょっと一行目なんだっけって聞いても、みんな首を横に振ってるしね。全く埒あかなくって。そのまま1,2,3,4でジャーンと終わったときがあります」
かとみき「えっ!? いきなり? うふふふ(笑)」
元春「ええ。だからファンからしたら、なんか短いインストだねみたいな(笑)。それもあんまり有名な曲のイントロじゃなくて、よく僕はステージでアレンジ変えたりしますから...」
かとみき「気がつかないうちに...」
元春「お客さんのほうを見たら、みんなお客さんの頭の上にちっちゃなクエスチョンマークがいっぱい出てたのが見えました」
かとみき「あははは(笑)。そのまま次の曲に行く感じですか? 何も喋らずに?」
元春「元気に次の曲に歌い始めました(笑)」
かとみき「ちょっとかわいい佐野さんですけれどもね。ツアーの最中にメンバーとのハプニングなんかあったりするんですか?」
元春「ホーボーキングバンドのメンバーはひとりひとりミュージシャンとしてもすごいんですけれど、人間としても面白い人たちが集まっているんですよね。だから毎回毎回何かしら面白い話があります。はい」
かとみき「ホーボーキングバンドとも10年ですからね。みんな変わってきました?」
元春「うーん... 変わってないね」
かとみき「今、ニヤッとしながら[かわってないな]、全員の顔を思い浮かべた感じでしたね」
元春「彼らも本当にプロデューサーとして新進ミュージシャンを育てたりする立場になってきたけれどね。ホーボーキングバンドにみんな帰ってくると、なんか自分ちの庭みたいな、もう傍若無人許されるみたいなね、そんな感じでいるんじゃないかな。でも、そのなんかゆるい感じが僕は好きです」
かとみき「いつもはね、人のアレンジをしたり、プロデュースをしたり、そして誰かのサポートでもまとめる役だったりする人たちですからね」
元春「そう責任のある仕事をしているから。でもホーボーキングバンドに来ると責任者僕なんでみんな気楽に(笑)」
かとみき「いちばんやんちゃができる場所なんですね(笑)。わがまま言ったりしないですか?」
元春「すごいわがままですね、みんな。何気なく」
かとみき「ちなみにいちばんわがままなのは」
元春「佐橋くん?(笑)」
かとみき「あははは(笑)。あっ、そうですか。どんなわがままをおっしゃるんでしょう?」
元春「ははは(笑)。そうわがままじゃないですけどね。いちばん、こう...僕から見てたら弟っぽい感じ」
かとみき「弟っぽい感じ。いちばんかわいい感じ? みんな、かわいいでしょうけれどもね」
元春「kyOnは同級生って感じ。うん。実際一歳くらいしか年離れてない。kyOnとは同じ景色を見てきた同級生って感じだね。はい」
かとみき「ふんふん。拓夫さんは?」
元春「彼はなんか僕から見ればプロフェッサーみたいな... すごい理論的で、プレイも素晴らしいしね。うーん、すごいクールで冷静なミュージシャンって感じかな」
かとみき「ふうん、やっぱりでも仲間ですよね。佐野さんご自身も一緒にいると楽しいんでしょうね」
元春「うん。ホーボーキングバンドともう十年以上ですからね。なんかライヴ盤も出してみたいなという思いもあるし、これからも僕らのミュージシャンとしての絆というのはずっと続いて行くと思います」
かとみき「はい。その絆の音を楽しみにしております」

・メッセージ
かとみき「親子でいらっしゃる方も多いのかなと思いますので、そんなみんなにメッセージを最後にいただけますか?」
元春「大阪でのライヴ。今回はずっとお世話になってきた大阪フェスティバルホールでの最後のライヴということで、僕もその最後を飾るにふさわしい楽しくて素晴らしいライヴを展開してみたいと思っています。そのためには集まってくれたファンの皆さんの力が必要なので、みんなでパーティーな気分で楽しいライヴにしたいと思います。よろしくお願いします」

・Rock & Roll Night
かとみき「最後にですね、この曲をお送りしたいと思いますけれども。ちょっと懐かしい曲も[再会]ということなのでやって下さるのかなと思いまして、こんな曲で佐野さんを通して自分の思い出にも会う、そんなお客さんが多いのかなぁという感じで、この曲を選んでみたんですけれども...」
元春「そうだねぇ。この曲はちょっと長いよ。ラジオでこれかけてくれるんですか?」
かとみき「全く問題ない」
元春「すごくうれしいですよね。僕の'80年代初期のアンセムですよね、はい」
かとみき「これやる?」
元春「ライヴでやります!」
かとみき「言っちゃった(笑)」

Playlist
君が気高い孤独なら - Sweet Soul, Blue Beat / 佐野元春
君の魂 大事な魂 / 佐野元春
Rock & Roll Night / 佐野元春
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Sunday Songbook Playlist

2008年02月03日 | Sunday Song Book

<02月03日プレイリスト>
[800回記念「800で棚からひとつかみ」]
ずっと一緒さ/山下達郎 3月12日発売ニューシングル
WHOLE LOTTA SHAKIN' GOIN' ON/JERRY LEE LEWIS '57
LOVE IS A MANY SPLENDORED THING/THE LETTERMEN "A LETTERMEN KIND OF LOVE" '64
大人になりたい(TOO MANY RULES)/CONNIE FRANCIS '61
MANY RIVERS TO CROSS/JIMMY CLIFF "THE HARDER THEY COME" '72
A WHOLE LOT OF LOVE/THE STAPLE SINGERS "LET'S DO IT AGAIN" '75
ANGEL OF THE LIGHT/山下達郎 3月12日発売ニューシングル
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
明日2月4日はタツローさんの誕生日。55歳。

・800回
土曜日の午後3時から「Saturday Songbook」として2年半、日曜の午後2時に移って「Sunday Songbook」となり、以来足掛け16年。ついに本日2月3日の放送で通算800回となった。
これまでタツローさんのラジオのレギュラー番組は3年以上続いたためしがなかった。なので500回、600回、700回といろいろな特集をやってきた。3年目にはミニ・ライヴ、10周年もミニ・ライヴをやった。だんだん特集のネタがなくなってきた。800回の記念番組は「ライヴ特集」を予定していたが、レコーディングが立て込んでいて、ライヴ音源のミキシングをするにはレコーディングのセッティングをバラさなければならないので無理になった。今回はもう1000回が目前に迫ってきたのでのんびりとした気分でレギュラー・プログラムの延長といった特集をすることになった。

・800で棚からひとつかみ
「800」という数字は日本語では「数が多いこと」を意味する表現に使われている。
「八百八町」、「八百八橋」、「八百長」というのもあるし、「八百屋」はいろいろなものが置いてあるので「八百屋」というそういうふうなことを読んだことがあります、とタツローさん。
なので今回は800を使って「多い」とか「たくさん」、英語で言うと"many"、"lot" という言葉にちなんだ曲の特集。題して「800で棚からひとつかみ」。

・ずっと一緒さ
「ずっと一緒さ」は香取慎吾さん、竹内結子さん主演のフジテレビ系列月9ドラマ『薔薇のない花屋』の主題歌。
「久しぶりのドラマの主題歌はディレクターの方の熱烈な要望により、[山下達郎ベタ!]というバラードになりました」とタツローさん。

・WHOLE LOTTA SHAKIN' GOIN' ON
ジェリー・リー・ルイスといえば「WHOLE LOTTA SHAKIN' GOIN' ON」。
もともとはビッグ・メイヴェルの1955年の作品で、1957年にジェリー・リー・ルイスのヴァージョンが出てこれが大ヒットした。ロックンロールのスタンダード。ピアノを弾きながら絶叫するジェリー・リー・ルイス。ミッシェル・ポルナレフからエルトン・ジョン、いろいろな人が多大な影響を受けてきたロックンロールのパイオニア。

・LOVE IS A MANY SPLENDORED THING
「たくさん」でまず最初に浮かんだのが「LOVE IS A MANY SPLENDORED THING」。「愛とはたくさんの輝かしいもの」。同名の1955年の映画『LOVE IS A MANY SPLENDORED THING(邦題『慕情』)』(主演はウィリアム・ホールデン、ジェニファー・ジョーンズ)の主題歌。「LOVE IS A MANY SPLENDORED THING(慕情)」はフォー・エイセス(白人の4人組のヴォーカル・グループ)が1955年に出したシングルがメガ・ヒット。タツローさんの世代ではレターメンのヴァージョンで知られているそうだ。

・1000回はいつ?
リスナーからのお便り。
888回は2009年10月11日、900回は2010年1月3日、1000回は2011年12月4日に迎えるらしい。

・大人になりたい(TOO MANY RULES)
コニー・フランシスが歌う「TOO MANY RULES」の日本語ヴァージョン。訳詞は漣健児さん。
オリジナルはシングルのB面で全米72位。

・MANY RIVERS TO CROSS
ジミー・クリフはレゲエ界を代表するシンガー・ソングライター。1972年、本人が出演する映画『THE HARDER THEY COME』で有名になった。

・マキシシングル『ずっと一緒さ』
「ずっと一緒さ」は香取慎吾さん、竹内結子さん主演のフジテレビ系列月9ドラマ『薔薇のない花屋』の主題歌。カップリングはTBS系情報バラエティー番組「ブロードキャスター」のテーマ曲「LAVIE EN ROSE(バラ色の人生)」と、ニコンの企業CM曲「ANGEL OF THE LIGHT」。3月12日に3曲入りのマキシシングルとして発売決定。

・着うたギフト
「ずっと一緒さ」の着うたが配信されているが、ドラマ『薔薇のない花屋』にちなんで、花とともに大切な人に音楽を贈ろうという「着うたギフト」の企画が立ち上がった。本日2月3日の午後3時からスタートする。「フジメロ」や「レコ着」といった携帯サイトから申し込みができるほか、フジテレビのフラワーネットの加盟全国2,500店のお花屋さんにて専用フライヤーを配布中。

・販促イベントのアコースティック・ライヴ
インストア・ライヴの拡大版で、東京と大阪で3月12日発売のニュー・シングル「ずっと一緒さ」初回盤CD(ハガキ封入)を購入したリスナーを抽選で招待して、ミニ・ライヴを行うそうだ。アコースティック・ライヴとなるらしい。
そして800回記念の公開録音イベントも同じ会場で行うことも決定した。こちらは1,2週間先に詳しい応募方法を発表するらしい。
ゴールデン・ウィーク前後に東京、大阪の2会場で実施する予定で、今のところ動員合計で4,000名くらい招待できる予定だとか。

・A WHOLE LOT OF LOVE
カーティス・メイフィールドがプロデュースしていたカートム時代のステイプル・シンガーズの曲。1975年の映画『LET'S DO IT AGAIN(邦題『一発大逆転』)』(出演はシドニー・ポワチェ、ビル・コスビー、ジミー・ウォーカー)の主題歌で全米No.1を獲得した。その主題歌のカップリングが「A WHOLE LOT OF LOVE」。

・ANGEL OF THE LIGHT
マキシシングル『ずっと一緒さ』のカップリング曲でニコンの企業CM曲。アラン・オデイの哲学的な詞が素晴らしいとタツローさん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
02月10日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
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国立国際美術館開館30周年記念展「30年分のコレクション」

2008年02月02日 | アート

1月27日(日)、曇りときどき雪。

午後から大阪府知事選の投票に行った後、国立国際美術館の開館30周年記念展「30年分のコレクション」を見に出かけた。

国立国際美術館は1970年に開催された世界万博の万博美術館を譲り受け1977年に現代美術を扱う国立美術館としてオープンしたそうだ。それから27年、建物が老朽化したことと、より良い美術鑑賞に適した立地条件を求め、2004年11月に中之島に新築し移転した。

建物の設計はシーザー・ペリー。移転したばかりの頃、グランキューブ大阪で開催されたあるライヴの帰りに前を通りかかり、その恐竜の化石を思わせる外観に度肝を抜かれたことがある。



そのときからこの美術館はお気に入りの場所となった。以来、一年に一度は鑑賞のため訪れている。万博公園時代の国立国際美術館は、高校生の頃に一度行った記憶がある。

開館30周年記念展「30年分のコレクション」は1977年の開館からコレクションした所蔵品5,700点から厳選した400点を展示しているという。主なところではセザンヌ、ピカソ、デュシャン、フォンタナ、ウォーホル、ポルケ、トニー・クラッグ、キキ・スミス、藤田嗣治、佐伯祐三、吉原治良、浜口陽三から、草間彌生、高松次郎、横尾忠則、森村泰昌、舟越桂、小林孝亘、やなぎみわ、須田悦弘の作品。

僕の目当ては小林孝亘の作品。今回展示されていたのは「Forest」。上の画像ではチョコレートの箱の右下に収められている絵がそうです。はじめて見たが、木漏れ日のぼんやりとした明るさに、ふっと体の力が抜けるような脱力感を感じた。

ほかに印象に残っているのはヤノベケンジの「アトムカー」、石内都の「傷跡」、米田知子の眼鏡シリーズ、キキ・スミスの「露の虹」、オノデラユキの「古着のポートレート」、杉本博司の「光の教会」、トーマス・シュトゥルートの「渋谷交差点、東京」などなど。

時間があれば会期中にもう一度見に行きたい。



■国立国際美術館開館30周年記念展「30年分のコレクション」
会期 2007年12月18日(火) - 2008年2月11日(月・祝)
http://www.nmao.go.jp/japanese/home.html
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