それでも恋するバルセロナ

2009年06月30日 | 映画

6月28日(日) 晴れ。

梅田ピカデリー2でウディ・アレン監督作品『それでも恋するバルセロナ』を観た。
この作品での演技が評価されてペネロペ・クルスがアカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得した。
そういうことからなのか、
ウディ・アレン監督作品としてはめずらしく松竹洋画系映画館でのロードショウ公開。
ペネロペちゃんはひじょうにエキセントリックな役。こわかったです(苦笑)。


■それでも恋するバルセロナ
2009年6月28日(日) 梅田ピカデリー2
http://sore-koi.asmik-ace.co.jp/

この作品の中に老詩人が登場する。
彼は世界に復讐するために詩を書く。
彼の詩は決して出版されることはない。
失われた美しい言葉の響きだけが詩なのだ。
人は皆、なくしたものを取り戻そうとするが、
バルセロナの夏は何も返してくれない。
風が運ぶのはスパニッシュ・ギターの調べだけ。
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Sunday Song Book #873

2009年06月28日 | Sunday Song Book

<06月28日プレイリスト>
[モータウン特集アーカイヴス Part 2]
WHERE DID OUR LOVE GO/THE SUPREMES '64
THE SUPREMES MEDLEY/THE SUPREMES
I CAN'T HELP MYSELF/THE FOUR TOPS '64
MY GIRL/THE TEMPTATIONS '65
HOW SWEET IT IS/MARVIN GAYE '65
UPTIGHT/STEVIE WONDER '65
OOO BABY BABY/MIRACLES '65
SHOTGUN/JR. WALKER & THE ALL STARS '65
I HEARD IT THROUGH THE GRAPEVINE/GRADYS KNIGHT & THE PIPS '67
I HEARD IT THROUGH THE GRAPEVINE/MARVIN GAYE '68
MY CHERIE AMOUR/STEVIE WONDER '69
CLOUD NINE/THE TEMPTATIONS '68
I WANT YOU BACK/THE JACKSON 5 '69
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■内容の一部を抜粋
・近況
いよいよ今週、シングル「僕らの夏の夢」の最終ミックス・ダウンを行い、マスタリングして工場に納入する予定。

・僕らの夏の夢
新曲は「僕らの夏の夢」。8月の中旬にシングルとしてリリース予定。アニメ版『時をかける少女』で知られる細田守監督の劇場版アニメ最新作『サマーウォーズ』の主題歌。映画は8月1日全国ロードショウ公開。
http://s-wars.jp/index.html

・モータウン特集アーカイヴス
モータウンが今年50周年なので、今から13年前の1996年7月にオンエアした「モータウン特集」の再現放送。今週はその2回目。1960年代のアメリカを代表する黒人音楽のレコード・カンパニー「モータウン」。レコード会社の枠を飛び越えてひとつの音楽スタイル、あるいは社会現象となった。今週はモータウンの全盛期1964年から1970年代に足がかかるあたりまでのモータウンの黄金時代を特集する。

・モータウンの黄金時代
モータウンの全盛期は1964年から1968年くらいまでを指す。今日「モータウン・サウンド」というとその時代の音楽のことをいう。ブラック・ミュージック、R&B、ソウル・ミュージックの編曲技法、作曲技法といった音楽的な要素から始まって、タレントやレコードを売り出すマーケティング、プロモーションに至るまでアフリカン・アメリカン・ミュージックの洗練、制作ノウハウというのは、この時代のモータウンを萌芽、あるいは転換点とするということができる。

・WHERE DID OUR LOVE GO
1950年代までは黒人の作る音楽は「レース・ミュージック」などという言われ方をしていた。黒人の聴衆向けのみにだけ制作されているレコードがほとんどだった。1950年代にロックンロールという形でティーンネイジャー、特に白人の子どもたちが黒人音楽の世界に興味を持つようになった。イギリスをはじめとするヨーロッパではこうした現象が大きなムープメントになり、1960年代に入る頃には黒人音楽が白人の聴衆にふつうに聴かれるようになった。それを音楽的にも商業的にも大爆発させたのが「モータウン」というレコード会社だった。当時の白人の一般聴衆はまだまだ黒人音楽特有の熱気とかアーシーな泥臭ささ、あるいは性的なメタファーといったものに対して苦手意識が多かったので、黒人が歌っている音楽なんだけれど、より口当たりのいい聴きやすいものへと「モータウン」の音楽は白人マーケットのためのニーズを開発していき、またそれにつれてどんどん変わっていった。1964年、モータウンのソフト路線の最も象徴的な存在として登場したのがスプリームスという女性ヴォーカル・グループ。主役はリード・ヴォーカルのダイアナ・ロス。結成当初はダイアナ・ロスはリード・ヴォーカルではなかったが、その後だんだんダイアナ・ロスを主役にするように路線変更が加えられた。そこに現れたのがソングライター・チームのホーランド=ドジャー=ホーランドという3人組の作曲家チーム。この作曲家チームがスプリームスの曲を書くようになってから、デビュー時からしばらく鳴かず飛ばずだったスプリームスというグループがいきなりヒット曲を連発するようになる。その皮切り1964年に全米No.1となったのが「WHERE DID OUR LOVE GO」(邦題「愛はどこへ行ったの」)。

・THE SUPREMES MEDLEY
スプリームスは1964年に全米No.1となった「WHERE DID OUR LOVE GO」(邦題「愛はどこへ行ったの」)を手始めに1968年までに12曲の全米No.1が出た。特にすごかったのが1964年「WHERE DID OUR LOVE GO」を皮切りに1965年にかけて5曲連続でNo.1ヒットを連発したこと。「THE SUPREMES MEDLEY」はタツローさんが自宅で作った音源で、「WHERE DID OUR LOVE GO」、「BABY LOVE」、「COME SEE ABOUT ME」、「STOP IN THE NAME OF LOVE」、「BACK IN MY ARMS AGAIN」のメドレー。

・スプリームス
スプリームス成功にはふたつの要因があった。ひとつはダイアナ・ロス。ダイアナ・ロスは当時人気のあったグラマラスなスタイルではなく、瞳が大きく華奢でスリムなスタイル。その新しいキャラクターが受けたこと。もうひとつはホーランド=ドジャー=ホーランド。エディ・ホーランド、ブライアン・ホーランド、ラモン・ドジャーという3人組の作曲家チームがモータウンのサウンド作りの中核となったこと。彼らはヒット制作工場、「ヒット・ファクトリー」と呼ばれた。ちなみにスプリームスの成功の顛末を描いたのが映画にもなったミュージカルの『ドリーム・ガールズ』。

・I CAN'T HELP MYSELF
1964年にはもうひとつモータウンを代表する重要なグループがデビューしている。リード・ヴォーカルのリーバイ・スタッブスの素晴らしいヴォーカルに支えられた黒人4人組の男性ヴォーカル・グループ、フォートップス。フォートップスとスプリームスが最もホーランド=ドジャー=ホーランドの恩恵を受けたグループ。代表曲のほとんどがホーランド=ドジャー=ホーランドの作品。「I CAN'T HELP MYSELF」はホーランド=ドジャー=ホーランドの作品で1965年全米No.1。

・MY GIRL
「MY GIRL」は黒人男性ヴォーカル・グループの概念を一新したテンプテーションズの1965年全米No.1ヒット。曲はスモーキー・ロビンソンが書いた。テンプテーションズはスモーキー・ロビンソンとノーマン・ホィットフィールドの交互プロデュースを軸に作品が作られていった。

・HOW SWEET IT IS
マーヴィン・ゲイの「HOW SWEET IT IS」は1965年初頭のベストテン・ヒット。ホーランド=ドジャー=ホーランドの作品。

・UPTIGHT
ベリー・ゴーディーはモータウンのサウンドを称して「SOUND OF YOUNG AMERICA」という名前を付けた。全盛期のモータウンの音楽はアイドル・ポップスだった。ユーザーは十代前半の子どもたち。歌っているのも十代から二十代前半のシンガー。
「UPTIGHT」はスティービー・ワンダーの1965年、全米3位のヒット曲。

・OOO BABY BABY
ミラクルズの「OOO BABY BABY」はスウィート・ソウルの最初の完成形となる曲。

・SHOTGUN
ジュニア・ウォーカーはサックス奏者でヴォーカリスト。「SHOTGUN」は1965年、全米4位のヒット曲。今やR&Bのスタンダード。

・I HEARD IT THROUGH THE GRAPEVINE
グラデス・ナイト&ザ・ピップスの「I HEARD IT THROUGH THE GRAPEVINE」は1967年の全米2位のヒット・ソング。作曲はノーマン・ホィットフィールドとバレット・ストロングのコンビ。
この曲は1968年にマーヴィン・ゲイがカヴァーし、7週連続1位の大ヒット。マーヴィン・ゲイ人生最大のヒットになった。

・ソウル・レーベル
1965年頃からヴェトナム戦争の激化で政情が不安定になってくると黒人社会でもカリフォルニア州ワッツ市での暴動があり、黒人の政治勢力もブラック・パンサーなどの過激に政治主張を唱える人たちが台頭するようになった。「ブラック・パワー」という言葉が生まれ、1950年代、1960年代初頭にベリー・ゴーディーが思考していたものとは違うものがたくさん出てくるようになった。それまでのアイドル・ポップス路線には「白人に魂を売り渡している」という批判が出るようになった。それに対して取った方策が新しいレーベル「ソウル」で、その二大スターがジュニア・ウォーカー&オールスターズとグラデス・ナイト&ザ・ピップスだった。

・MY CHERIE AMOUR
スティービー・ワンダーは宛行扶持のプロジェクトや歌に満足できなくて、自分で制作を統括したい、もっと自分独自の音楽を展開したいと望み、本腰を入れて作曲の勉強をはじめて、1枚のシングルを発表する。「MY CHERIE AMOUR」は1969年の全米4位。

・CLOUD NINE
ホーランド=ドジャー=ホーランドが金銭トラブルでモータウンを辞めた。それと前後してノーマン・ホィットフィールドはテンプテーションズと深く関わるようになった。ノーマン・ホィットフィールドはテンプテーションズの大イメージ転換を試みて作曲パートナーのバレット・ストロングと組んでより攻撃的なハードなサウンドを試行することになる。テンプテーションズのファンク路線の発祥として世に名高いのが「CLOUD NINE」。

・I WANT YOU BACK
1969年も押迫っていよいよ1970年になろうとする頃デビューしたのがマイケル・ジャクソンがリードを取るジャクソン・ファイブ。マイケル・ジャクソンは1959年生まれ。モータウンが生まれた年に生まれた。それも何かの歴史の因縁。さらにこの番組の最後に曲がかかるということに、タツローさんは大きな因縁を感じたそうだ。「マイケル・ジャクソンは誰もが認める通り不世出のアーティストでありましたけれども、マーヴィン・ゲイ同様にアメリカの芸能界の地獄で燃え尽きてしまいました。ご冥福をお祈りしつつジャクソン・ファイブ、1970年初頭を飾りましたデビュー・ヒットでミリオン・セラー、『I WANT YOU BACK』邦題『帰ってほしいの』」とタツローさん。

・マーヴィン・ゲイ物語-引き裂かれたソウル
先月、マーヴィン・ゲイの自伝本『マーヴィン・ゲイ物語-引き裂かれたソウル』が出た。レイ・チャールズの評伝本で知られるデイヴィッド・リッツが'80年代に発表した名著と謳われる本を吉岡正晴さんが翻訳した。この翻訳本を5名にプレゼント。

・モータウン・ゴールド
今回の特集に最も沿った形で編纂されているCDもプレゼント。2005年にモータウン45周年を記念して、日本のユニヴァーサルが組んだコンピレーション『MOTOWN GOLD』。こちらも5名にプレゼント。締め切りは7月中旬。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
07月05日は、「モータウン特集アーカイヴス PART 3」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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佐野元春のザ・ソングライターズ

2009年06月27日 | 佐野元春
佐野元春が7月から教育テレビで番組をはじめます。
新番組のタイトルは「佐野元春のザ・ソングライターズ」。
これは佐野元春が長年温めてきたテレビ番組の企画で、
アメリカのトーク番組「アクターズ・スタジオ・インタビュー」のような形式の番組。
佐野元春が母校である立教大学で「言葉」と「音楽」のオープン講座を開催して、
学生たちとソングライティングの可能性について掘り下げるそうです。
オープン講座には小田和正、さだまさし、松本隆をゲストとして迎えたとか。
すでに収録は終わっていて小田和正がゲストの講座がこの7月にオンエアされます。

■「佐野元春のザ・ソングライターズ」第一回 ゲスト:小田和正
放送日:2009年7月4日(土) 23:25~23:54 NHK教育

※再放送:2009年7月11日(土) 5:00~5:29 NHK衛星第2
     2009年7月11日(土) 12:00~12:29 NHK教育

■「佐野元春のザ・ソングライターズ」第二回 ゲスト:小田和正
放送日:2009年7月11日(土) 23:25~23:54 NHK教育

※再放送:2009年7月18日(土) 5:00~5:29 NHK衛星第2
     2009年7月18日(土) 12:00~12:29 NHK教育



その予告編「スペシャル・プロローグ」が、
明日6月28日(日)午後4時~4時20分、総合テレビで放送されます。

■「佐野元春のザ・ソングライターズ スペシャル・プロローグ」
放送日:2009年6月28日(日) 16:00~16:20 NHK総合

※再放送:2009年7月3日(金) 10:06~10:26 NHK総合(「とくせんETV」内)
     2009年7月4日(土) 16:35~16:55 NHK教育
http://www.nhk.or.jp/songs/staffroom/20090622.html

●佐野元春 / 君が気高い孤独なら(2007)


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1Q84

2009年06月25日 | 

村上春樹の長編最新作『1Q84』読了。
http://www.shinchosha.co.jp/murakami/

今はまだ余韻に浸ってるような段階で内容についての言及にはもう少し時間が必要です。
今回は発売前に一切内容が明らかにされなかったので、僕のほうも読むまでは
ネタばれしないように書評などほとんど見てませんが一般的な評価はどうなんでしょうか。
僕自身の評価は高いですよ。読み出したらおもしろくて時間があれば本を開いて読んでました。

今日は浦沢直樹の『PLUTO』最新巻8巻の通常版が出てないかと書店に立ち寄りました。
豪華版はもう出てるんですよね。どうも通常版は30日のようです。
その書店ではフロアの中央で村上春樹フェアをやっているのでついでにのぞいてみました。
そしたら『1Q84』に登場するクラシック音楽のCDも一緒に並べられてました。
ジョージ・セル指揮のCDには
[村上春樹氏7年ぶりの長編小説「1Q84」に登場するヤナーチェクはこちら!]
というステッカーが貼ってありました。店頭には1枚しか残っておらず思わず買ってしまいました。
小澤征爾指揮のもありましたのでそれも(笑)。

●小澤征爾
ヤナーチェク : シンフォニエッタ &ルストラフスキー:オーケストラのための協奏曲

●ジョージ・セル
バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ

・おまけ
【『1Q84』への30年】村上春樹氏インタビュー(上)
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20090616bk02.htm

【『1Q84』への30年】村上春樹氏インタビュー(中)
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20090617bk04.htm

【『1Q84』への30年】村上春樹氏インタビュー(下)
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20090618bk01.htm

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Motoharu Radio Show #011

2009年06月24日 | Motoharu Radio Show

2009/06/23 OnAir - 4th Week
01.Crosby, Stills & Nash:Suite: Judy Blue Eyes
02.My Morning Jacket:It Makes No Difference
03.Gomez:Up On Cripple Creek
04.The Allman Brothers Band:The Night They Drove Old Dixie Down
05.The Who:Pinball Wizard
06.佐野元春 and The Hobo King Band:ロックンロール・ハート
07.John Sebastian:Welcome Back (Theme from "Welcome Back, Kotter")
08.Phish:Quinn the Eskimo
09.Norah Jones:Nightingale
10.Buffy Sainte-Marie:The Circle Game
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・Judy Blue Eyes
ザ・バーズのデイヴィッド・クロスビー、バッファロー・スプリングフィールドのスティーヴン・スティルス、ホリーズのグラハム・ナッシュの3人で結成されたクロスビー、スティルス&ナッシュ。それぞれに素晴らしいソングライターであり、素晴らしいプレイヤーでもある。後にこのバンドにはニール・ヤングが加わって、'70年代を代表するスーパー・バンドになった。1969年のデビュー・アルバム『Crosby, Stills & Nash』から曲は「Judy Blue Eyes」。

・『ENDLESS HIGHAWAY the music of The Band』特集
今週はエクストラ・ウィークということでレギュラー・プログラムとは別の構成となった。「3Picks!」と「GreenPeople」はなし。番組の冒頭はザ・バンドのトリヴュート・アルバムの特集。
ザ・バンドはリック・ダンコ、リヴォン・ヘルム、ガース・ハドソン、リチャード・マニュエル、そしてロビー・ロバートソンという5人組。彼らの音楽はとても知的でクリエイティブ。今聴いても古いという感じがしない、時代の流行を感じさせないエバー・グリーンな音楽。一時期、ボブ・ディランのサポート・バンドとして活動して名前が知られるようになった。手っ取り早くこのザ・バンドというのがどんなバンドなのか知りたければ1本の映画が残されている。'70年代の中盤、『タクシー・ドライバー』で知られるマーティン・スコセッシが監督した解散コンサートのドキュメンタリー『ラスト・ワルツ』。数あるこの手の映画の中でもとても評価の高いドキュメンタリー。「'70年代のロック音楽に興味のある人は是非、チェックしてみてください。現在でもDVDで出ているので簡単に手に入ると思います」と元春。
『ラスト・ワルツ』が公開されてから30年ということでアメリカでは30周年記念のイベントがいろいろと行われた。中でも注目されたのがザ・バンドのトリヴュート・アルバム『ENDLESS HIGHAWAY the music of The Band』。ジャック・ジョンソン、ブルース・ホーンズビー、オールマン・ブラザーズ、ディランの息子のジェイコブ・ディランといったミュージシャンたちのトリヴュート・アルバム。ザ・バンドのファンであれば納得できるトリヴュートの内容となっている。アルバム・タイトルは『ENDLESS HIGHAWAY the music of The Band』。「僕も通して聴いてみました。とても楽しく聴けました。正にロックンロールのDNAが時を超えてずっと受け継がれてゆくという。タイトルの『ENDLESS HIGHAWAY』、随分気の利いたタイトルをつけたんじゃないか、そんなふうに思いました」と元春。そのトリヴュート・アルバムから3曲、マイ・モーニング・ジャケットの「It Makes No Difference」、ゴメスの「Up On Cripple Creek」、オールマン・ブラザーズ・ハンドの「The Night They Drove Old Dixie Down」。

・ウッドストック
特集その2は野外ロック・フェスティバル。元春の世代で野外ロック・フェスというと「ウッドストック・フェスティバル」。1969年、アメリカのウッドストックで行われたロック・コンサート。番組トップでかかったクロスビー、スティルス&ナッシュ、そしてザ・バンドも出演している。入場者数は40万人という規模の大きいフェスティバル。ちょうどこの頃はヴェトナム戦争がひどい状態になっていた頃で、若い世代が世界を変えたいということで、「ウッドストック・フェスティバル」では「愛と平和」、"LOVE & PEACE"、そんなテーマが掲げられていた。そうした理想の一方でドラッグの問題とか政治の問題、環境の問題とかたくさんの課題が残ったコンサートだった。ちなみにビートルズ、ボブ・ディラン、レッド・ツェッペリンは出演を断ったそうだ。そんな中でザ・フーは24曲も演奏した。まだドラマーのキース・ムーンが健在の頃でバンドとしてとても乗っていた時期だった。その頃の代表曲が「Pinball Wizard」。

・ロックンロール・ハート
ウッドストックといえば元春に取っても思い出深い場所。今から12年前の1997年にアルバム『The Barn』をリリースした。このアルバムはホーボーキングバンドと一緒にウッドストックへ行ってレコーディングしたアルバムで、"The Barn"は「納屋」という意味。元春とHKBは夏の間スタジオの敷地内にある宿舎で寝泊まりをしていたが、使っていたスタジオが納屋を改造して作ったスタジオで、そこからアルバム・タイトルを『The Barn』にしたという経緯がある。「今思い返せば僕の妹が不慮の事故で亡くなったという悲しい出来事があった直後の渡米でした。僕は毎朝早く起きてウッドストックの森の中を歩き回ったんですが、それによって随分心が癒された思い出があります。自然の力というのはとても大きいなと感じました」と元春。
アルバムのプロデューサーはザ・バンドをプロデュースしたジョン・サイモン、「ロックンロール・ハート」にはゲストでジョン・セバスチャンがハーモニカとヴォーカルで参加。

・Welcome Back (Theme from "Welcome Back, Kotter")
「ロックンロール・ハート」のセッションにはプロデューサーのジョン・サイモンの紹介でジョン・セバスチャンがハーモニカとヴォーカルで参加している。ジョン・セバスチャンは「Do You Believe In Magic」のヒットで知られているラヴィン・スプーンフルのメンバーの一人。「とても光栄でしたね。ハーモニカの演奏の素晴らしさは言うまでもありませんが、一緒に歌いたいということで"Rockin' To My Rock'n'Roll Heart"このラインを歌ってくれたときはとても感動しました」と元春。
ジョン・セバスチャンも「ウッドストック・フェスティバル」に出演している。「Welcome Back」は1976年、全米チャートNo.1。

・Quinn the Eskimo
元春が是非行ってみたいと思っている野外ロック・フェスは「ボナルー・ロック・フェスティバル」。今年の催しは今月11日から14日までテネシー州、マンチェスターで行われていた。今年の出演はブルース・スプリングスティーン、Phish、ビースティー・ボーイズ、デイヴィッド・バーン、ウィルコ、エルヴィス・コステロ、ベン・ハーパー。中でもPhishは解散状態だったがボナルー・ロック・フェスティバルをきっかけに再結成した。フェス側もPhishのために2回公演を用意するという歓迎ぶりだったとか。「Quinn the Eskimo」はボブ・ディランの曲のカヴァーで1998年のライヴから。

・Nightingale
ノラ・ジョーンズが2002年に出演したボナルー・ロック・フェスティバルから「Nightingale」。

・The Circle Game
「The Circle Game」はジョニ・ミッチェルのオリジナル曲。それをバッフィ・セントメリーが歌ってヒットした。曲の中では「季節は巡り私たちは時間の回転木馬から逃れることはできない。巡りゆくサークルゲームの中でただ後ろを振り返るだけ」と歌われている。

・全国ライブハウス・ツアー「COYOTE」
深沼元昭(Guitar)、高桑圭(Bass)、小松シゲル(Drums)とレコーディングしたアルバム『COYOTE』のライブハウス・ツアー「COYOTE」が決定した。「僕はこの夏一ヶ月間、全国コンサート・ツアーに出ます。もしみなさんの街で会えるようであれば会場まで集まってください」と元春。
http://www.moto.co.jp/live/live_info/info_top.html

07月04日(土)赤坂BLITZ
07月05日(日)横浜BLITZ
07月09日(木)新潟LOTS
07月15日(水)福岡DRUM LOGOS
07月16日(木)広島CLUB QUATTRO
07月18日(土)ZEPP大阪
07月21日(火)ZEPP名古屋
07月25日(土)ZEPP仙台
07月26日(日)ZEPP東京
07月30日(木)神戸チキンジョージ

・番組ウェブサイト
次回放送は7月7日。
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非、ご覧になって曲へのリクエスト、そして番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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阪神VS楽天

2009年06月23日 | 阪神タイガース

6月21日(日) 曇りのち晴れ。

甲子園球場にセ・パ交流戦最終試合となる阪神VS楽天のデーゲームを観に行きました。
当日は雨の予報でしたので雨合羽を持ってきましたが、
昼から天気が回復して、いっぱい紫外線を浴びてきました。
おかげで腕が日焼けして赤くなりひりひりして痛いです。。

今年は雨が少なく交流戦の日程を順調に消化したため、
阪神はリーグ戦がはじまるまで四日間休めるというスケジュール。
前日の試合に負けたため抑えの投手陣も休養十分で、
投手をどんどんつぎ込めました。

楽天は登板予定だったエースの岩隈が登録抹消となり、
昨年のルーキー藤原が先発するという緊急事態。
阪神は借金が2001年以来という10で迎えた試合でしたが、
はじめから勝負があったようなものでした。これで負けてたら話になりません。

試合開始前には「父の日」ということで、
それぞれのチームから選ばれたお父さんが表彰されてました。
誰がどういう基準で選んだのか知りませんが、
阪神からは桧山選手、楽天からは野村監督が表彰されてました。



試合は阪神が桜井の三塁打、鳥谷のタイムリーで先制。
先発の能見が5回を投げ終え勝利投手の権利を獲得すると、
アッチソン、ウイリアムス、藤川の鉄壁リレーで逃げ切りました。



阪神は借金9でリーグ戦を迎えることになりました。
前半戦終了のオールスターゲームまであと1ヶ月。
23試合公式戦が組まれてますが16勝7敗でいかないと借金返済できません。
2勝1敗ペースです。なかなか波に乗れないチーム状態ですが勝ちにいくしかありません。
というか今ここで無理してでも勝ちにいかないと今シーズンは終わってしまいます。
星野監督の時代から阪神の新監督の1年目は4位というジンクスがあるようですが、
昨年悔しい思いをしてるだけに4位でいいなんて思いません。
せめてクライマックスシリーズに進出して優勝をねらいにいかないとダメです。



ヒーロー・インタビューの桜井。こうした場面が何度も見られるようがんばってください。

■おまけ

リニューアル工事が終わった甲子園に今回はじめて行きました。甲子園素描をお届けします。

・銀傘



・ライナービジョン



・ジェット風船自粛



・カーネル・サンダース



カーネルおじさんと再会しました。
なぜかここではスーパードライを持たされてますが。。

阪神が日本一になった1985年にカーネル・サンダースの人形は
熱狂した阪神ファンに戎橋の上で胴上げされ道頓堀川に投げ込まれました。
それ以来阪神の成績は低迷し、2003年に18年ぶりにリーグ優勝したときも日本一になれず、
いつしか「カーネルののろい」という都市伝説が生まれました。
今年の春、道頓堀川の河川工事中にそのカーネル・サンダースの人形が見つかり引き上げられました。
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/20090311/

こうして甲子園でカーネル・サンダースの人形を見てると思い出しますね。
甲子園にあの引き上げられたカーネル・サンダースの人形がやってくることを願ってます。
さあ、おじさん、スーパドライとチキンセットでお祝いをしよう。
ところでおじさん、すっかり阪神のユニフォームが板についてるね(笑)。

・昨年の観戦日記
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/45723e8ad4b63f8b4aa24f4f2f663bbb

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Sunday Song Book #872

2009年06月22日 | Sunday Song Book

<06月21日プレイリスト>
[モータウン特集アーカイヴス Part 1]
I HAVE A DREAM/MARTIN LUTHER KING '68
LONELY TEARDROPS/JACKIE WILSON '59
I LOVE THE WAY YOU LOVE/MARV JOHNSON '60
BAD GIRL/THE MIRACLES '59
MONEY/BARRETT STRONG '60
SHOP AROUND/THE MIRACLES '60
BYE BYE BABY/MARY WELLS '61
PLEASE MR. POSTMAN/THE MARVELETTES '61
DO YOU LOVE ME/THE CONTOURS '62
HEAT WAVE/MARTHA & THE VANDELLAS '63
FINGERTIPS-PT 2/LITTLE STEVIE WONDER '63
MY GUY/MARY WELLS '64
PRIDE AND JOY/MARVIN GAYE '63
THE WAY YOU DO THE THINGS YOU DO/THE TEMPTATIONS '64
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
スポーツ新聞等ですでに報道されている通り、新しい仕事(曲書きとそのレコーディング)はアニメの主題歌。アニメ版『時をかける少女』で知られる細田守監督の劇場版アニメ最新作『サマーウォーズ』の主題歌でタイトルは「僕らの夏の夢」。先週末にようやく劇場用の5.1サラウンド・ミックスが完成したそうだ。今週はシングル用の2ミックスに取りかかるとか。8月の中旬にシングルとしてリリース予定。映画は8月1日全国ロードショウ公開。

・サマーウォーズ
http://s-wars.jp/index.html

・モータウン特集アーカイヴス
モータウンが今年50周年なので、今から13年前の1996年7月にオンエアした「モータウン特集」を再現して4週間の予定でアーカイヴ放送する。1960年代のアメリカを代表するブラック・ミュージック・レーベル「タムラ・モータウン」。創設者のベリー・ゴーディーの人生の軌跡に沿って年代順に、星の数ほどあるモータウンのヒット曲の中からほんの上辺だけ。本当の基礎知識としての「モータウン特集」。

・I HAVE A DREAM
公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師が1963年6月23日にデトロイトで行った演説。1968年4月にマーティン・ルーサー・キング牧師が暗殺されたその翌月にモータウン・レコードのゴーディー・レーベルからシングルとして発売された。

・ベリー・ゴーディー
ベリー・ゴーディーはデトロイト生まれで、中流の環境の中で育った黒人。少年時代はボクサーを目指していたが諦めて、その後、音楽が好きで1950年代の末期にデトロイトでレコード制作に関わるようになった。

・LONELY TEARDROPS
ジャッキー・ウィルソンは1950年代末期から1960年代頭にかけてシカゴやデトロイトで一世を風靡した黒人シンガー。ベリー・ゴーディーはフォードの自動車工場で働きながらソングライターとして仕事のチャンスを窺ってゆく中で、ジャッキー・ウィルソンと出会い何曲か手掛けたが、その何曲かがミリオンセラーとなった。「LONELY TEARDROPS」は1959年、全米7位。

・I LOVE THE WAY YOU LOVE
マーブ・ジョンソンはデトロイト出身の黒人シンガー。「I LOVE THE WAY YOU LOVE」はベリー・ゴーディーが作詞作曲を手掛け1960年のベスト10ヒットとなった。

・BAD GIRL
後にベリー・ゴーディーと切っても切れないパートナーとなるスモーキー・ロビンソン。「BAD GIRL」は彼のグループのミラクルズの最初期のレコードでベリー・ゴーディーが制作に加わっている。1959年、ミラクルズとしてチャートに入った最初の曲。

・タムラ・レーベル
ジャッキー・ウィルソンのヒット曲をきっかけに他の人にも曲を書いていって、それなりのヒットが出るようになったが、印税が全然入ってこない。それじゃあ自分で権利を管理しようとしてレコード会社を立ち上げた。1959年8月にそれまで稼いだ印税と人からの借金で700ドル、それを元手に「タミー」という名前のレコード会社を設立した。この「タミー」という社名は当時の黒人アイドル俳優兼シンガーのデビー・レイノルズの全米No.1のヒット曲から付けたが、版権の問題で使えなくなり「タムラ」に社名を変更した。

・MONEY
1960年、タムラ・レーベルの記念すべき初ヒット曲。バレット・ストロングの自作自演。ビートルズの「MONEY」のオリジナルとして有名。バレット・ストロングは後にモータウンのスタッフ・ライターとして活躍する。特にテンブテーションズのファンク路線に大いに貢献することになる。

・SHOP AROUND
タムラ・レーベルの8枚目のシングルはミラクルズの「SHOP AROUND」。1960年、全米チャート2位で初大ヒット曲となった。

・BYE BYE BABY
当時デトロイトは自動車産業のメッカだった。「モーター・シティー」をカジュアルにして「モーター・タウン」、それを縮めて「モータウン」。1960年に「タムラ」に続いて「モータウン」というレーベルができた。1961年、モータウン・レーベル4枚目のシングルがメアリー・ウェルズの「BYE BYE BABY」。

・PLEASE MR. POSTMAN
1960年代初頭当時のアメリカン・ポピュラー・ミュージック界はアイドル時代でガール・グループ、ガール・シンガーが一世を風靡した時代。モータウンにもそうしたガール・グループ、ガール・シンガーがたくさんいた。マーヴェレッツもその中の一組で「PLEASE MR. POSTMAN」はモータウン・レーベル初の全米No.1となった。この曲もビートルズのヴァージョンで世界的に知られるようになった。

・DO YOU LOVE ME
タムラ・レーベル、モータウン・レーベルに続いて3つ目のレーベル「ゴーディー」が1962年に設立された。そこからの最初のヒット・シングルがコントゥワーズの「DO YOU LOVE ME」。1962年、全米3位。ベリー・ゴーディーの作詞作曲とクレジットされている。日本ではデイブ・クラーク・ファイブのヴァージョンであまりにも有名なシングル。いかにイギリスのミュージシャンたちがモータウンをよく聴き、よく演奏していたかがわかる。

・'60年代前半
デトロイトは地場産業としての音楽業界としてはしっかりとしたものがなかった。小さなインディ・レーベルがたくさんあり、そこここで活動していたソングライターやミュージシャンがやがてモータウンという組織に結集、あるいは吸収される。これが'60年代前半の物語。

・HEAT WAVE
初期のモータウン・ソングの中でタツローさんがいちばん好きな曲。マーサ・リーヴス&ザ・バンデラスの「HEAT WAVE」は1963年、全米チャート4位。この曲は「モータウン・サウンド」と呼ばれる原型がすでに出来上がっている。

・ファンク・ブラザーズ
設立して4年弱、ヒット曲が順調に生まれるようになりだんだん組織が整理されてゆく。スタジオ・ミュージシャンも演奏メンバーが固定され、中でも有名なのはドラマーのベニー・ベンジャミン、ベーシストのジェーム・ジェマーソン、アレンジも担当していたキーボード・プレイヤーのアール・ヴァン・ダイク、それから数人のギタリスト、ブラス・セクション、この人たちは後にファンク・ブラザーズという総称を得るようになった。2004年に公開された映画『永遠のモータウン』でファンク・ブラザーズのいろいろな話を聞くことができる。

・FINGERTIPS-PT 2
1963年には13歳の盲目の少年がデビューする。この少年は歌の他にハーモニカがとてもうまく、やがて人気者になってゆく。後には天才的な作曲能力も発揮するようになり、'60年代末から'70年代に文字通りモータウンの顔となってゆく。最初はリトル・スティービー・ワンダーという名前でデビューしたスティービー・ワンダー、「FINGERTIPS-PT 2」は弱冠13歳の全米No.1ヒット。録音したときは12歳だったとか。

・MY GUY
メアリー・ウェルズがついに全米No.1となったのは1964年のことだった。ライヴ・ヴァージョンだがライヴ・ヴァージョンではじめて全米No.1ヒットとなった曲だとか。

・PRIDE AND JOY
マーヴィン・ゲイはベリー・ゴーディーのお姉さんと結婚したぐらいだからベリー・ゴーディーとは近しい関係だった。ムーングロウズのリード・シンガー、ハービー・フークワーに見出されてモータウン入りした。シンギング・スタイルは後のR&Bのシンガーに多大な影響を与えた人で、ミュージシャンの中では未だに「マーヴィン・ゲイNo.1」という人がたいへん多いそうだ。「PRIDE AND JOY」は1963年の3作目のヒットで全米チャート10位。

・THE WAY YOU DO THE THINGS YOU DO
デトロイト周辺で随分長いこと活動していたがなかなかヒット曲が出なくて、モータウンに移籍してようやくヒットが出たテンプテーションズ。その後は順調にキャリアを重ねて文字通り名門中の名門ヴォーカル・グループ、ソウル・ミュージックを代表するヴォーカル・グループとなった。「THE WAY YOU DO THE THINGS YOU DO」は1964年のデビュー・ヒット・シングル。

・マーヴィン・ゲイ物語-引き裂かれたソウル
先月、マーヴィン・ゲイの自伝本『マーヴィン・ゲイ物語-引き裂かれたソウル』が出た。レイ・チャールズの評伝本で知られるデイヴィッド・リッツが'80年代に発表した名著と謳われる本を吉岡正晴さんが翻訳した。この翻訳本を5名にプレゼント。

・モータウン・ゴールド
今回の特集に最も沿った形で編纂されているCDもプレゼント。2005年にモータウン45周年を記念して、日本のユニヴァーサルが組んだコンピレーション『MOTOWN GOLD』。こちらも5名にプレゼント。締め切りは7月中旬。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
06月28日は、「モータウン特集アーカイヴス PART 2」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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BINTANG GARDEN

2009年06月20日 | 佐野元春 Radio Days

■BINTANG GARDEN -POWER OF WORDS-
http://funky802.com/service/homepage/index/1523

2009年6月19日(金) FM802 23:00 - 24:00
DJ:深沼元昭(MELLOWHEAD)
GUEST:佐野元春

Playlist
1 南ウィング / MELLOWHEAD
2 SHE'S A RAINBOW / THE ROLLING STONES
3 HOW DOES IT FEEL TO FEEL / THE CREATION
4 I FOUGHT THE LAW / THE CLASH
5 君が気高い孤独なら / 佐野元春
6 IMPOSSIBLE GERMANY / WILCO
7 FREE FALLIN' / TOM PETTY
8 SWEET HOME ALABAMA / LYNYRD SKYNYRD
9 JOLIE / AL KOOPER
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・'60年代、'70年代のロック
今週の「BINTANG GARDEN」は深沼元昭(MELLOWHEAD)をDJに迎えて'60年代、'70年代のロックを深く掘り下げるプログラム。小学校のときにビートルズの「RAIN」を演奏したことが深沼元昭の最初の音楽体験だという。

・深沼元昭
1990年に横浜で結成された3ピースバンド「PLAGUES(プレイグス)」でデビュー。2002年まで活動して今は休止中。その後はソロとなり「MELLOWHEAD(メロウヘッド)」というソロ・プロジェクトをスタート、現在は「GHEEE(ギー)」というギターバンドのメンバーとして活動もしている。

・南ウィング
MELLOWHEADのニュー・アルバム『Daydream weaver』収録曲。

・SHE'S A RAINBOW
深沼元昭は何年か前にiMacのCMに使用されたことで改めて名曲だと思ったそうだ。

・HOW DOES IT FEEL TO FEEL
知る人ぞ知るバンドのクリエーション。ギターをヴァイオリンの弓で弾いていて、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジはこのクリエーションのギタリストを真似して、ヴァイオリンの弓を使ってギターを弾いたと伝えられている。

・I FOUGHT THE LAW
オリジナルはバディ・ホリーのバンド、クリケッツのギタリストが作曲したという。その後、1964年にボビー・フラー・フォー、'70年代の終わりにクラッシュ、'80年代にストレイ・キャッツ、2004年にはグリーンデイがカヴァーしている。

・君が気高い孤独なら
佐野元春の2007年のアルバム『COYOTE』の収録曲。

・佐野元春
ここからは佐野元春をゲストに迎えて。佐野元春はアルバム『COYOTE』について「デジタルなんだけれど、どうやってアナログの質感にまとめられるのか」とよく訊かれたそうだ。深沼元昭は佐野元春のヴォーカルがダブル・ヴォーカルで録音されてたりして、声の処理に'60年代、'70年代のロックを感じさせると話す。佐野元春はビートルズやビーチボーイズの音楽が好きだったから、ちょうど文章を書いてるときに重要なところは太線にするような感覚で、そこだけダブル・ヴォーカルにするような工夫をしていたそうだ。ただ'60年代、'70年代の音楽はその時代の空気をパックしているから、今、ビートルズやビーチボーイズが同じことをやっても全く同じ音にはならないんじゃないかと話す。

・IMPOSSIBLE GERMANY
佐野元春が選曲。基準はロックンロールの本質をわかっているバンド、アーティスト。ウィルコについては初期衝動をとても大事にしているバンドだと話す。「IMPOSSIBLE GERMANY」はギター・ソロが素晴らしいと佐野元春。2007年のアルバム『SKY BLUE SKY』収録曲。曲を聴いて、「僕の心の柔らかい部分に訴えかけてくる。そこ触るのやめてくれみたいな(笑)」と佐野元春。

・FREE FALLIN'
トム・ペティの1989年のソロ・アルバム『FULL MOON FEVER』収録曲。シングル・カットされて全米7位となった。12弦のエレクトリック・ギターの使い方がセンスいいなと佐野元春は思うそうだ。トム・クルーズの何かの映画でハイウェイを走りながらラジオからながれてくる「FREE FALLIN'」に合わせて一緒になって熱唱するシーンがあったと深沼元昭。

・SWEET HOME ALABAMA
レーナード・スキナードの1974年のセカンド・アルバム収録曲。深沼元昭はサザン・ロックに影響を受けてバンド活動をやっていたという。

・JOLIE
いわゆる渋谷系ブームのときによく聴かれた曲。アル・クーパーの1973年のアルバム『NAKED SONGS』収録曲。

・今後の活動
MELLOWHEADの活動は秋ぐらいから。7月は佐野元春の全国ライヴハウス・ツアー「COYOTE TOUR」のギタリストとして参加、夏は浅井健一のライヴにギタリストとして参加、ミュージック・フェスティバルに出演することも多いそうだ。
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Motoharu Radio Show #010

2009年06月17日 | Motoharu Radio Show

2009/06/16 OnAir - 3rd Week
01.Bill Withers:Lovely Day
02.Van Morrison:Cleaning Windows
03.Sade:Your Love Is King
04.Randy Newman:Feels Like Home
05.Randy Newman:Losing You
06.Billy Joel:Just the Way You Are
07.Sheryl Crow:Everyday Is a Winding Road
08.Stephen Bishop:Careless
09.Eliane Elias:Tropicalia
10.Ray LaMontagne:Let It Be Me
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・父の日
今週末は「父の日」。「母の日」は知ってるが「父の日」は気にしたことがなかったという元春。「男親というのはなんとなく寂しいものなんじゃないでしょうか。日頃のがんばりに感謝しようよということだと思いますが、『父の日』というのであれば、むしろ僕はそんな世の中のお父さんに同情を寄せる日としたいと思いますけれども、どうでしょうか」と元春。

・Lovely Day
1曲目は1970年代に多くのヒット曲を持つビル・ウィザースの「Lovely Day」。元春も好きなシンガーのひとりだという。1977年のアルバム『Menagerie』に収録。シングル・カットされて1978年に全米R&Bチャート6位、全米チャート30位となった。

・Cleaning Windows
アイルランド出身の素晴らしいシンガー・ソングライター、ヴァン・モリスン。ボブ・ディランと並んで重要なアーティストの一人。「Cleaning Windows」は1982年のアルバム『Beautiful Vision』収録曲。ギタリストにマーク・ノップラーのクレジットがある。

・Your Love Is King
元春「僕もこれまでいろいろな曲を聴いてきましたが、個人的にはやはり愛の歌、ラヴ・ソングを聴くのが好きです。考えてみたら世界には数えきれないほどのラヴ・ソングがありますよね。今このときでさえも誰かが誰かを思って愛の歌を書いてるかもしれません。ラヴ・ソングは決して絶えることがない。それはまるで尽きることのない泉のように思えてきます。次に聴いてみたいこの曲。恋をした女性の心が歌われています。"あなたの愛はキング/最高のもの/私の心であなたに王冠を授けたい"シャーデー、『Your Love Is King』」
1984年のアルバム『Diamond Life』収録曲。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月6月の「3PICKS!」はグレン・ティルブルック『Pandemonium Ensues』、デレク・トラックス『Already Free』、そしてランディ・ニューマン『Harps and Angels』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はランディ・ニューマン。

・ランディ・ニューマン
ランディ・ニューマンの2008年のアルバム『Harps and Angels』はオリジナル・スタジオ・レコーディングとしては約9年ぶりとなる。ランディ・ニューマンというソングライター、元春も十代の頃から聴き続けているが、本当にユニークなアーティストだと思うそうだ。ランディ・ニューマンの音楽はブルース、カントリー、ミュージカル、ジャズといったアメリカ・ミュージックが元になっている。そこにランディ・ニューマンならではの視点が加わると、たちまちランディ・ニューマン節ともいえる独特の音楽に変化する。今回のアルバムに収録された「Feels Like Home」という曲は、音だけ聴くと1950年代のロマンティックなミュージカルに聞こえるが、そこで歌われている詞の内容はとても辛辣。聞くところによると格差社会のことを歌っているとか。「僕らはみんなパンの一切れを求めている。リッチなヤツはよりリッチになってゆく。僕らが金持ちになろうが貧乏人になろうが誰も気にしないさ、ジャクソン・ブラウン以外はね」といった風刺のきいた歌詞になっている。かつて1970年代にヒットした「Short People」という曲では歌詞の内容が大問題となった。"short people"という言葉を額面通り受け取れば「身長の低い人」になるが、歌の中で「short peopleは生きる価値がない」と言ったものだから、これは障害者差別にあたるんじゃないかということで、全米で放送禁止になるという騒動があった。歌詞をよく読んでみると単に了見の狭い人のことをちょっと皮肉って歌っているだけの内容だとわかる。そうはいってもランディ・ニューマンのことだから、そこは計算済みなのだろう。「ランディ・ニューマン、現在65歳。素晴らしいソングライターの一人です。今でも彼の新作が聴けるというのは個人的に幸せなことだと思います」と元春。今回はアルバム『Harps and Angels』の中から「Feels Like Home」と「Losing You」の2曲。
#僕が送ったリクエストが採用されてコメントも紹介されました。

・江東区
リスナーから東京の下町に関するコメントが紹介された。祖父母が昔、江東区に住んでいたそうで、今でも上京する度に、門前仲町駅で下車して、深川不動尊や芭蕉の採荼庵(さいとあん)、清澄庭園を散策するそうだ。
元春も芭蕉の採荼庵については「なんていうことはない小さな一軒家なんですけれども、芭蕉がここからあの有名な『奥の細道』に旅立ったんだなぁと思うと歴史を感じます。下町に来たときには是非立ち寄ってみてください」と話していた。

・Just the Way You Are
東京と徳島で遠距離恋愛をしているというリスナーに、元春からビリー・ジョエルの「Just the Way You Are」をプレゼント。1978年のアルバム『The Stranger』の収録曲で、シングル・カットされてグラミー賞最優秀レコード賞を獲得した。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週は日本ソーラークッキング協会。環境に関心を持つ会社員や主婦が集まり、4年前に神奈川県で発足。現在13人のメンバーで活動している。ソーラークッキングとは反射板で集めた太陽光を黒い鍋に照らし発生した熱を利用する調理法。ケーキやポップコーンなどお菓子作りから炊飯まで燃料なしでほとんどの調理が可能。協会ではソーラークッカーと呼ばれる加熱装置のつくり方や調理法をイベントで紹介している。またタンザニアに赴き、段ボールにアルミ箔を張った装置のつくり方を指導。生活改善に役立つと現在も使用されている。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・Everyday Is a Winding Road
シェリル・クロウの1996年のアルバム『Sheryl Crow』収録曲。シングルでもリリースされた。

・Careless
スティーヴン・ビショップの1977年のアルバム『Careless』のタイトル曲。

・Tropicalia
イリアーヌ・イリアスはブラジル、サンパウロ出身のシンガー。サキソフォン・プレイヤーのランディ・ブレッカーと結婚していたことでも知られている。ブラジルのミュージシャンとして、またジャズ・ミュージシャンとして高い評価を受けている。「Tropicalia」はBECKの曲のカヴァー。2006年のアルバム『Around The City』収録曲。

・Let It Be Me
レイ・ラモンターニュの2008年のアルバム『Gossip In The Grain』収録曲。

・番組ウェブサイト
「番組ではそのうち国内アーティストの音楽を特集してみたいと思っています。Motoharu Radio Showを聴いてくれているリスナーのみなさんから是非、国内のバンド、そしてシンガー・ソングライターの曲を推薦してもらいたいと思います。みなさんの気に入りのアーティストがいたら是非、番組までリクエストをお願いします」と元春。
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非、ご覧になって曲へのリクエスト、そして番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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対決。水の都 大阪VSベニス

2009年06月16日 | アート

6月14日(日) 晴れ。

サントリー・ミュージアム[天保山]で開催されている「対決。水の都 大阪VSベニス 安藤忠雄建築展2009 水がつなぐ建築と街・全プロジェクト」を観に行きました。
http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/index.html

安藤忠雄建築展は今年の2月に本町のTOTOテクニカルセンター大阪で開催された「安藤忠雄建築展[挑戦-原点から-]」を観ています。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/fc10a244e9a4fe4ed41db48b2b468043

そんなわけで新鮮味はなかったんですが、今回は安藤忠雄によるギャラリー・トークが行われるというので参加して来ました。安藤忠雄は1941年生まれなんですね。今年68歳ということでした。ギャラリー・トークの冒頭では、日本人の平均寿命について触れ、100年前よりも長寿になったことを話しました。そんな中で今の大阪に元気がないのは20代から30代にかけての若者層に元気がないからだと指摘してました。それは親が甘やかして育てたからだということでした。これから若者を鍛え直さないと、大阪は本当にダメになるのだと、そう話してました。

ギャラリー・トークは全長20メートルという中之島の模型の前で行われました。制作に4ヶ月かかったという模型。「桜の会・平成の通り抜け」プロジェクトが模型で一望できるようになっていたんですが、フェスティバルホールはツインタワーになってました。。模型は展覧会の後、大阪市役所で展示され、八軒浜でも展示予定だとか。

「桜の会・平成の通り抜け」計画は来年3月で桜の植樹が終わるそうです。寄付は5億2千万円集まり、今後30年間の桜のメンテナンスもそれでまかなえると話してました。中之島壁面緑化プロジェクトも進行していて会場で100円募金をやってました。一応100円寄付しておきましたわ。8月には中之島公園の先端に噴水が完成するとか。25メートルの大噴水。噴水の水あまりきれいとは言えないので水にはかからないようにと話してましたが。。

「対決。水の都 大阪VSベニス」に言及して、ベニスでは15世紀の古い建築を壊さず、現代美術館に再生するプロジェクトを行ったそうなんですが、日本では古い建築を大事にしない風潮があると話してました。その流れで「住吉の長屋」に話が及びましたけれど、あの長屋は冬は寒いし住むには不向きなんだそうなんですが、「施主には建築は実験だと思ってもらってるから」みたいな発言がありました。そうしたことから、この人は人よりも先に建築があるのだなぁみたいなことを思わずにはいられなかったですね。まぁ、山下達郎がフェスティバルホール取り壊しで毒づいたわけも理解できるというもの。とはいいつつ、しっかり『建築家 安藤忠雄』のサイン本に名前を入れてもらいましたけどね(苦笑)。これを読んでまた勉強しますわ。
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Sunday Song Book #871

2009年06月14日 | Sunday Song Book

<06月14日プレイリスト>
[ムーヴィー・ヒッツで棚からひとつかみ]
こぬか雨/山下達郎 "SINGS SUGAR BABE LIVE" '94
CAR WASH/ROSE ROYCE '76
TO SIR, WITH LOVE/LULU '67
ON A CLEAR DAY YOU CAN SEE FOREVER/YVE MONTAND '70
ON A CLEAR DAY YOU CAN SEE FOREVER/BARBRA STREISAND '70
HARLEM BLUES/CYNDA WILLIAMS "MO' BETTER BLUES" '90
I BELIEVE I CAN FLY/R. KELLY "SPACE JAM" '96
WE'LL MEET AGAIN/VERA LYNN '53('39)
THEME FROM BIG WAVE/山下達郎 "BIG WAVE" '84
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
今週が新曲の締め切りなのでスタジオに籠っているのだとか。若干前倒しで番組を収録しているそうだ。

・ムーヴィー・ヒッツで棚からひとつかみ
今週は聴取率週間なので日曜午後のゾーンは統一テーマとなっている。題して「ムービー・ヒッツ・セレクション~梅雨時に聴く映画名作音楽特集~」。ということなので今週は「ムーヴィー・ヒッツで棚からひとつかみ」。

・こぬか雨
相変わらず山下達郎関係のリクエストはバラけているとか。季節柄今週は「こぬか雨」。シュガーベイブ時代のレパートリーだが、シュガーベイブではレコーディングしていない。1994年の「山下達郎 SINGS SUGAR BABE」中野サンプラザ公演のライヴ・ヴァージョンが唯一残された音源。1996年のシングル「STAND IN THE LIGHT」のカップリング。

・CAR WASH
1976年のアメリカ映画『カー・ウォッシュ』のテーマ・ソング。ノーマン・ホイットフィールドのプロデュース。1976年、全米No.1ソング。タツローさんはこの映画をローズ・ロイス目当てに観に行ったが、全く内容を覚えてないという。洗車場の一日を捉えたブラック・ムービーだったとか。

・TO SIR, WITH LOVE
1967年の映画『いつも心に太陽を』の主題歌。ルルのシングルは1967年、全米No.1になった。シドニー・ポワチエ主演で学校荒廃を解決してゆく黒人男性教師の熱血物語。この映画もタツローさんは観に行ったそうだ。

・ON A CLEAR DAY YOU CAN SEE FOREVER
もともとは1965年に公開されたブロードウェイ・ミュージカル。1970年に『晴れた日に永遠が見える』として映画化された。生まれ変わりを何度も繰り返す女性と精神科医の恋物語。主題歌の「ON A CLEAR DAY YOU CAN SEE FOREVER」はバートン・レインの作曲。バートン・レインはブロードウェイ・ミュージカルの作曲家。タツローさんはこの「ON A CLEAR DAY YOU CAN SEE FOREVER」がスタンダードの中でベスト5に入るくらい好きなのだという。映画の挿入歌でイブ・モンタン、ラストでバーブラ・ストライサンドが歌っている。今回は聴き比べ。

・HARLEM BLUES
1990年のスパイク・リー監督の映画『MO' BETTER BLUES』から生まれたシングル・ヒット曲。「HARLEM BLUES」は出演した女性のシンダ・ウィリアムスが歌っている。作曲は「ブルースの父」といわれるW.C.ハンディーでセントルイスブルースにたくさんの名曲がある。今回はサントラ盤に入ってるアカプルコ・ヴァージョン。

・モータウン特集アーカイブス
来週から「モータウン・ヒストリー・アーカイブス」。
モータウンが今年50周年なので、今から13年前にオンエアした「モータウン・ヒストリー」を再現して3週間の予定でアーカイヴ放送する。タツローさんにとってモータウンは、デトロイトからロサンゼルスに本社を移す1970年頃までなんだとか。その後はフォローしてないそうだ。

・マッチレスのギター・アンプ
「今回のツアーでタツローさんはいつものマッチレスのギター・アンプではなく、ツイン・リバーブのギター・アンプを使用していましたが、なぜフェンダーのギター・アンプを使用したのですか?」というリスナーからの質問。
答えは単純でマッチレスが壊れたのでフェンダーのツイン・リバーブに戻したそうだ。今回のツアーでタツローさんのギター・テクニシャンを担当した人が新しくギター・アンプを作っているそうなので、新しく導入する予定で、できるのを待ってるのだとか。

・自分のレコードは聴くのか?
リスナーからの質問。昔のレコードの音質を調べたり、アレンジの確認のため聴くそうだ。スコアだけでは音の響き方なんかがわからないので聴くとか。

・I BELIEVE I CAN FLY
1996年の映画『スペース・ジャム』、マイケル・ジョーダンとバックス・バニーが共演した映画の挿入歌。R・ケリーの「I BELIEVE I CAN FLY」は1996年R&BチャートNo.1、全米でも2位のヒット。

・WE'LL MEET AGAIN
1964年のスタンリー・キューブリックの傑作ブラック・コメディー映画『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』のエンディングで、水爆が爆発しまくるシーンに挿入される曲。イギリス出身の女性シンガー、ベラ・リンは第二次世界大戦のときに人気があった。1939年のヒット曲だがキューブリックの『博士の異常な愛情』では1953年のリレコーディング・ヴァージョンが使われた。

・THEME FROM BIG WAVE
今週は「ムーヴィー・ヒッツ・セレクション」なので1984年の映画『BIG WAVE』から「THEME FROM BIG WAVE」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
06月21日は、「モータウン・ヒストリー・アーカイヴス PART 1」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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Motoharu Radio Show #009

2009年06月10日 | Motoharu Radio Show

2009/06/09 OnAir - 2nd Week
01.Oasis:I'm Outta Time
02.Simple Minds:Cry
03.Snow Patrol:Crack the Shutters
04.The Derek Trucks Band:Something to Make You Happy
05.The Derek Trucks Band:Sweet Inspiration
06.Jamie McLean:Cherry Tree
07.Bob Dylan:Beyond Here Lies Nothin'
08.Los Lobos:Malaque
09.Maria Muldaur:Midnight at the Oasis
10.佐野元春:黄金色の天使
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・和服
梅雨時期ということでじめじめした日が続く。こんなときは着物を着て過ごそうかと元春は思うそうだ。着物だと襟元から足下まで風がよく通るのでからだの熱や湿気が外に逃げてゆく作りになっている。「日本の気候にもぴったりと合ってるということで、この夏はちょっと本気で和服を見直してみようかな、そんなふうに思っています。みなさんもどうでしょうか」と元春。

・I'm Outta Time
2008年にリリースされたオアシスのアルバム『Dig Out Your Soul』から「I'm Outta Time」。作曲はリアム・ギャラガーでジョン・レノンに捧げている。曲のエンディングではジョンの声がサンプリングされている。

・Cry
シンプル・マインズはスコットランド、グラスゴー出身のバンド。2002年のアルバム『Cry』からタイトル曲。

・Crack the Shutters
スノー・パトロールは2006年のアルバム『Eyes Open』が全英チャートでNo.1となっている。曲は2008年のアルバム『A Hundred Million Suns』から「Crack the Shutters」。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月6月の「3PICKS!」はグレン・ティルブルック『Pandemonium Ensues』、デレク・トラックス『Already Free』、そしてランディ・ニューマン『Harps and Angels』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はデレク・トラックス。

・デレク・トラックス
雑誌ローリング・ストーン誌では現代の三大ギタリストの一人として選ばれている。ちなみにほかの二人はジョン・メイヤーとジョン・フルシアンテ。デレク・トラックスは6月8日が誕生日ということでちょうど30歳になったばかり。26歳のときにはエリック・クラプトンのツアー・バンドに抜擢されて注目を浴びた。名前のデレクは'70年代にエリック・クラプトンがやっていたバンド、デレク&ザ・ドミノスから取られている。現在はオールマン・ブラザーズ・バンドのギタリストとしても活躍。今年の9月にはドゥビー・ブラザーズとのジョイント公演が日本で決定している。
「今回のアルバム『Already Free』、通して聴いてみましたけれど、とてもいいですね。ブルースが基本になってソウル、ジャズ、アフリカン・ミュージック、ジャンルを超えた個性的な演奏が素晴らしいです」と元春。そのアルバムの中から「Something to Make You Happy」と「Sweet Inspiration」の2曲。

・ついやってしまう、あなただけの癖は?
先週に続いて今週のテーマは「ついやってしまう、あなただけの癖は?」。人には何かしら無意識にやってしまう癖がある。無意識にやってしまう癖にはその人のある心の状態が隠されているんじゃないかと指摘する心理学者がいるそうだ。

・Cherry Tree
ジェイミー・マクリーンの2008年のアルバム『American Heartache』から「Cherry Tree」。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

今週は「Forest Nova☆」。2006年、麻布大学と東京薬科大学の学生が共同で設立した17人の環境サークル。お互いの大学の周辺にある相模湖周辺の森を守ろうとメンバーで森林整備を手伝っている。毎月第一、第三日曜日には森に入り草刈りや枝打ち、間伐を行って、木がバランスよく育つよう整備している。また森への関心を深めてもらおうと大学生を中心としてトークラリーも開催している。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html

・Beyond Here Lies Nothin'
全米全英でチャートNo.1となったボブ・ディランのニュー・アルバム『Together Through Life』から「Beyond Here Lies Nothin'」。ずっとツアーを一緒に回っているバンドのメンバーに加えて、トム・ペティ&ハートブレイカーズのマイク・キャンベル、アコーディオンにロス・ロボスのデヴィッド・ヒダルゴが参加している。ロス・ロボスのメンバーが参加していることもあって今回のディランのアルバムはテックスメックスのサウンドになっている。「テックスメックスというのはテキサス流のメキシコ音楽と言っていいと思います。南テキサスとメキシコの国境辺り。そこにはメキシコ系のアメリカ人がたくさん住んでいます。言ってみればアメリカの文化とメキシコの文化が混じりあう場所です。テックスメックスはそんな場所から生まれた音楽と言っていいと思います」と元春。

・Malaque
テックスメックスのバンド、ロス・ロボスの2002年のアルバム『Good Morning Aztlán』から「Malaque」。

・Midnight at the Oasis
マリア・マルダーの'70年代のヒット・レコードから「Midnight at the Oasis」。この曲でストリングスの編曲をしているのはニック・デカロというミュージシャン。彼の'70年代のMORサウンドの傑作『Italian Graffiti』は素晴らしいアルバムなのでまた機会をみて紹介したいと思っているそうだ。

・寝るときのポーズ
元春は小さい頃からずいぶん長い間、どうしても治らない癖があったという。夜眠るときに両手を胸の脇に丸めこむようなかっこうをして眠ることだったとか。「ちょっと動物っぽい形なんですけれども、そうするとなんか安心感があるんですよね~。大人になってもしばらくそうしてました。まっ、最近になってようやく普通の形で寝られるようになってよかったなと思います」と元春。

・黄金色の天使
リスナーからのリクエスト。元春の最新アルバム『COYOTE』から。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非、ご覧になって曲へのリクエスト、そして番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
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FM802 STILL20 SPECIAL LIVE RADIO MAGIC 2日目

2009年06月09日 | Live

5月31日(日) 曇りのち晴れ。

前日は終演後に友人と弁天町で食事をした。
ライヴの率直な感想を話題にして楽しく過ごした。
忌野清志郎の遺作となった「Oh! RADIO」が最後に演奏されたことに触れて、
清志郎のこともたくさん話した。
今までたったひとりで悲しみに暮れていたが、
誰かと一緒に清志郎への思いを共有できてよかった。楽になれた気がした。
食事を終えて外に出るとまた激しい雨が降っていた。

一週間前に新型インフルエンザの対応策としてチケットの払い戻しの処置がとられた。
そのせいか客席には空席がちらほら。遠征組が回避したのかもしれないと思った。
そして小田和正、藤井フミヤといった出演者のせいか昨夜よりも年齢層が高い気がした。

二日目はRCサクセションの「トランジスタ・ラジオ」で幕が開いた。
オープニングはラジオにまつわる曲が選曲されているようだった。
ここで登場したのが藤井フミヤとシークレット・ゲストの浜崎貴司だった。
浜崎貴司といえば清志郎をリスペクトしていることで知られている。
まさにトリヴュートといったパフォーマンスは胸を打った。
それと同時に2005年に大阪城ホールで開催されたOSAKA ROCK CITYのことを思い出した。
あのとき清志郎のパフォーマンスに立ち会えたのは僥倖だったといえるだろう。
http://homepage3.nifty.com/sitedoi/flag.htm#20050504

この日、僕の胸を打ったパフォーマンスはもうひとつある。
一青窈だ。
「ハナミズキ」は、君と好きな人が百年続きますように、と歌われる祈りの歌だ。
セプテンバー11に触発されて書いた曲だという。
ハナミズキの花言葉「返礼」をキーワードにしているらしい。
一青窈は薄暗いステージに跪いて歌い出しの、
"空を押し上げて/手を伸ばす君/五月のこと"
で空を指差してすっと立ち上がった。
もともと好きな歌で、今回聴きたいと思っていた曲であったが、
それをよりわかりやすいパフォーマンスにして披露したことが素晴らしいと思った。

小田和正もまた楽しみにしていたアーティスト。
61歳にしては若々しいパフォーマンス。
彼がステージを走り抜け客席に下りると喜ぶオーディエンス。
そして相変わらずの歯に衣着せぬ発言。
「大阪はあんまり...」みたいなことを話していたが、
建前でなく本音を話すから聞いてもらえるのだろう。

そんな小田和正に紹介されたのがシークレット・ゲストの松たか子。
佐橋佳幸と松たか子の共演は大阪では入籍後初だろう。
小田和正とのコラボレーションで披露したのは「500マイル」。
清志郎が付けた日本語詞で彼女は歌った。

最後の「Oh! RADIO」では浜崎貴司が清志郎の遺影を掲げ熱唱。
僕も大きな声で一緒に歌った。
この会場のどこかに清志郎がいるような、そんな気がしていた。

■FM802 STILL20 SPECIAL LIVE RADIO MAGIC
http://funky802.com/magic/

2009年5月31日(日) 大阪城ホール
スタンドF18列7番

出演
浜崎貴司(Secret Guest)
SEAMO
青山テルマ
清水翔太
藤井フミヤ
平井堅(Secret Guest)
一青窈
小田和正
松たか子(Secret Guest)
SING LIKE TALKING

SPECIAL BAND
佐橋佳幸(Guitar)
河村"カースケ"智康(Drums)
渡辺等(Bass)
Dr.kyOn(Keyboards)
斎藤有太(Keyboards)
本田雅人(Saxopone)
佐々木久美(Backing Vocal)
渕上祥人(Backing Vocal)
大滝裕子(Backing Vocal)

Set List
01 トランジスタ・ラジオ(RCサクセション カバー) / 藤井フミヤ+浜崎貴司
02幸せであるように / 浜崎貴司
03 ルパン・ザ・ファイヤー / SEAMO
04 マタアイマショウ / SEAMO
05 CONTINUE / SEAMO
06 そばにいるね / 青山テルマ
07 何度も / 青山テルマ
08 HOME / 清水翔太
09 アイシテル / 清水翔太
10 TRUE LOVE / 藤井フミヤ
11 ANOTHE ORION / 藤井フミヤ
12 タイムマシーン / 藤井フミヤ
13 POP STAR / 平井堅
14 白い恋人達(桑田佳祐カバー) / 平井堅
Pause(20minutes)
15 ハナミズキ / 一青窈
16もらい泣き / 一青窈
17 はじめて / 一青窈
18 キラキラ / 小田和正
19 たしかなこと / 小田和正
20 君住む街へ / 小田和正+一青窈+佐藤竹善
21 500マイル(忌野清志郎訳詩バージョン カバー) / 小田和正+松たか子
22 明日、春が来たら97-07 / 松たか子
23 SEASONS OF CHANGE / SING LIKE TALKING+SEAMO
24 WITH YOU / SING LIKE TALKING
25 SPIRIT OF LOVE / SING LIKE TALKING
Encore
26 Oh! RADIO(FM802 2009年春のキャンペーンソング) / SESSION



・FM802 STILL20 SPECIAL LIVE RADIO MAGIC
このイベントの模様は6月21日(日)、PM19:00-PM22:00、FM802で放送されます。

おまけ
・城ホールフランク



大阪城ホール名物のフランクフルト。400円。

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FM802 STILL20 SPECIAL LIVE RADIO MAGIC 1日目

2009年06月08日 | Live

5月30日(土) 曇り一時雨。

FM802開局20周年記念イベント、
FM802 STILL20 SPECIAL LIVE「RADIO MAGIC」の1日目を聴きに行った。

土曜日の午後は天気が崩れる予報ではなかったのだが、
午後4時前に突然激しい雨が降った。
叩き付けるような雨は瞬く間に路面を濡らし、
僕は通り雨だとわかっていたけれど、開演に間に合うように、
急いで折り畳み傘を広げ駅へと向かった。
最寄りの駅に到着した頃には足下が雨でびしょ濡れになっていた。

この1週間は大阪にとって災厄の日々だった。
新型インフルエンザの影響で何もかもが停滞しているという感じ。
ひじょうに重苦しい雰囲気があった。
大阪や神戸で予定されていたライヴは公演延期になるケースもあった。
FM802開局20周年記念イベントもまた開催が危ぶまれていた公演のひとつだった。

5月の初め、忌野清志郎の逝去という不幸があった。
清志郎は802春のキャンペーン・ソング「Oh! RADIO」を書いていたので、
体調が良ければシークレット・ゲストとして飛び入り出演するかもしれないと思っていた。
ライヴの前に降った激しい雨は一連の不幸を象徴するようだった。

FM802 STILL20 SPECIAL LIVE「RADIO MAGIC」は
開局20周年を祝う華やかなパーティのはずだったが、
新型インフルエンザの影響で停滞してしまった経済や社会を盛りたてよう、
そしてそのためには何よりも音楽で元気を取り戻そうじゃないか、
そんなふうにイベントの性質を変更したように思った。

ライヴで演奏される曲目も当初はこの20年のラジオ・ヒッツから、
ということになっていたのだが、清志郎を追悼するシーンがあったりして、
そうした面でもイベントが様変わりした様子が感じられた。

予想外だった桑田佳祐の飛び入り出演は、
大阪に来て「桑田佳祐の音楽寅さん」のロケをしていたので、
そのついでに急遽出演したということになっていたが、
今から考えれば新型インフルエンザで自粛ムードのあの状況の中で、
大阪ロケを敢行したこと自体がすごいことなのだと思った。
そんなことを全くおくびに出さずパフォーマンスした点もまた素晴らしいことだった。

■FM802 STILL20 SPECIAL LIVE RADIO MAGIC
http://funky802.com/magic/

2009年5月30日(土) 大阪城ホール
スタンドC9列22番

出演
いきものがかり
福原美穂
CHEMISTRY
ユースケ・サンタマリア(Secret Guest)
桑田佳祐(Secret Guest)
KAN
スキマスイッチ
絢香
斉藤和義

SPECIAL BAND
佐橋佳幸(Guitar)
河村"カースケ"智康(Drums)
渡辺等(Bass)
Dr.kyOn(Keyboards)
斎藤有太(Keyboards)
本田雅人(Saxopone)
佐々木久美(Backing Vocal)
渕上祥人(Backing Vocal)
大滝裕子(Backing Vocal)

Set List
01 RADIO(JUDY AND MARY カバー) / 吉岡聖恵+福原美穂
02 気まぐれロマンティック / いきものがかり
03 帰りたくなったよ / いきものがかり
04 SAKURA / いきものがかり
05 CHANGE / 福原美穂
06 LOVE ~winter song~ / 福原美穂
07 So in Vain / CHEMISTRY
08 北風(槇原敬之カバー) / CHEMISTRY
09 約束の場所 / CHEMISTRY
10 You Go Your Way / CHEMISTRY
11 HONKY JILL ~69(あいなめ)のブルース~ / 桑田佳祐
12 悲しい色やね(上田正樹カバー) / 桑田佳祐
13 明日晴れるかな / 桑田佳祐
14 波乗りジョニー / 桑田佳祐
Pause(20minutes)    
15 愛は勝つ / KAN
16 まゆみ / KAN+スキマスイッチ
17 世界で一番好きな人 / KAN
18 view / スキマスイッチ
19 マリンスノウ / スキマスイッチ
20 全力少年 / スキマスイッチ+絢香
21 おかえり / 絢香
22 三日月 / 絢香
23 Peace loving people / 絢香
24 JUMP(忌野清志郎カバー) / 斉藤和義
25 やわらかな日 / 斉藤和義
26 君の顔が好きだ / 斉藤和義
27 アゲハ / 斉藤和義
Encore
28 Oh! RADIO(FM802 2009年春のキャンペーンソング) / SESSION



・サンスポ(5/31)の記事



「桑田佳祐の音楽寅さん」、新聞のテレビ欄では今夜大阪ロケの模様が放送されるようです。

・開場時に配布されたフライヤー



フリーペーパー「Flying Postman Press」のパロディーとなっています。
その下は「Flying Postman Press」の創刊100号を記念し、
FM802とタッグを組んで開催したスペシャル・イベント「Your Songs, Our Songs」の号外。
その下には手元にある「Flying Postman Press」。
いちばん下が創刊100号。


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Sunday Song Book #870

2009年06月07日 | Sunday Song Book

<06月07日プレイリスト>
[ほとんどリクエスト]
BLOW/山下達郎 "RARITIES" '02('92)
GOODY GOODY GUM DROPS/1910 FRUITGUM CO. '68
TELL ME WHY/NEIL YOUNG "AFTER THE GOLD RUSH" '70
WAITING TO TOUCH/BILLY GRIFFIN "SYSTEMATIC" '85
SHANGRI-LA/JACKIE GLEASON "THE COMPLETE SESSIONS" '09('54)
ANGEL IN MY LIFE/THE JEWELS '55
DON'T WAKE ME UP IN THE MORNING, MICHAEL/THE PEPPERMINT RAINBOW '69
I'M GONNA MAKE YOU LOVE ME/MADELINE BELL '68
潮騒/山下達郎 "GO AHEAD!" '78
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
先日のデモ・テープがOKとなり新曲のレコーディングに入ってるという。締め切りが6月中旬なのでスタジオに籠っているとか。

・870回
リスナーからのお便りによると今週6月7日の放送で870回になるという。
「1,000回目指してがんばってみたいと思っております」とタツローさん。

・BLOW
1992年のシングル「アトムの子」のカップリング。10年後の2002年にアルバム『RARITIES』の1曲目に収録された。今回のライヴ・ツアーではじめてステージにかけたのだそうだ。

・GOODY GOODY GUM DROPS
1960年代後期、ロックがだんだん難しく、難解になってきた反動で、単刀直入、明快この上ない、いわゆる「バブルガム・ポップ」と呼ばれるロックンロールがたくさん出てきた。その中の代表的なグループでニュージャージー出身の1910フルーツガム・カンパニー。2作目からはリード・ヴォーカルが代わったりした。「GOODY GOODY GUM DROPS」は1968年、全米17位。

・TELL ME WHY
ニール・ヤングの1970年のセカンド・アルバム『AFTER THE GOLD RUSH』の1曲目。

・ゴジラ
「ライヴのとき、足下に置いてあったゴジラのフィギュアにはどういう意味があるの?」とリスナーから質問が殺到した。
「もうあれは20年ぐらい前からステージに置いてある。何の意味もありません(笑)。わたし好きだから置いてある。あの(ゴジラは)ビニール製の、ラジコンの(ゴジラで)はじめ動いていたんですが最近壊れて動きません。いちばんゴジラのフィギュアではリアルなものなので、すごく好きでウチに飾ってあるので、ついでにコンサートのお供にですね、連れてきております。これからもいると思います。何の意味もありません。わたしの趣味です」とタツローさん。

・WAITING TO TOUCH
スモーキー・ロビンソン&ミラクルズからスモーキー・ロビンソンが脱退した後、リード・ヴォーカルとして加わったのがビリー・グリフィン。1982年に独立してソロ・シンガーとなった。「WAITING TO TOUCH」はシングル・ヒットしてない。1985年、コロムビア・レーベルのサード・アルバム『SYSTEMATIC』に収録。未CD化作品。作曲はリオン・ウェアとギタリストのドナルド・グリフィン。プロデュースド・バイ・リオン・ウェア。

・ツアー中のハプニング
リスナーからの質問で「ツアー中のハプニングを語ってもらえれば楽しいと思います」。ツアー中のハプニングは楽しくないとタツローさん。3月1日のNHKホールでは、ちょぅど今TBSの報道番組でかかっている「ミューズ」の曲書きの最中で、前の日にデモ・テープを作っていて夜更かしをしてしまい、ライヴでは歌いはじめからハイトーンがひっかかって出なかったそうだ。30分ほど続いたがそのうちに戻ってきたので事なきを得たらしい。エヘン虫はそれきりだったが歌詞が飛ぶ事は二度ほどあったとか。新潟では「FOREVER MINE」の歌詞が飛んでもう一回やり直したそうだ。サンプラザでは「ラヴィアン・ローズ」が一回飛んだぐらいで、あとは概ね順調だったとか。そのほかにお客さんのハプニングで、ストロボを焚く質の悪い人がいたそうだ。そういうのはあまり面白い話ではないとか。

・SHANGRI-LA
俳優のジャッキー・グリースンが自前のオーケストラを持っていて、いわゆるシャンペーン・ミュージック、優雅なムード・ミュージックをやっている。このジャッキー・グリースン・オーケストラの最近出たCDは、ボビー・ハケットのトランペット・ソロばかり集めた『THE COMPLETE SESSIONS』というCD4枚組のベスト・アルバム。「SHANGRI-LA」はロバート・マックスウェルの名曲。ロバート・マックスウェルは「ひき潮」を作曲したことで知られるハープ奏者。

・ムーヴィー・ヒッツで棚からひとつかみ
来週、再来週は聴取率週間なので、午後のゾーンは統一テーマとなる。題して「ムービー・ヒッツ・セレクション~梅雨時に聴く映画名作音楽特集~」。ということなので来週は「ムーヴィー・ヒッツで棚からひとつかみ」。

・高気圧ガールのため息
今回のライヴで「高気圧ガール」のバックコーラスのため息は誰がやっていたのか、というリスナーからの質問。
オリジナルのレコーディングに入ってるため息をサンプリングしてキーボード・プレイヤーがやっているのだとか。

・衣装
「ライヴの衣装は誰が選んでるのか」というリスナーからの質問。
スタイリストさんが選んでいるそうだ。

・ステージの直前
「ステージに立たれる直前はどのような気持ちで過ごされていますか」というリスナーからの質問。
「いい加減です(笑)。メンバーとゲラゲラ笑いながらやってます。そっちのほうがリラックスできるので。円陣組んでというのは一切やりません」とタツローさん。

・拡声器
「ライヴでLOVE LAND, ISLAND等の終わりのほうで拡声器を使うのはなぜ」というリスナーからの質問。
「ただの気分です(笑)。シャレです」とタツローさん。

・ペットボトル
「ライヴでペットボトルで水を飲まないのはなぜ」というリスナーからの質問。
ペットボトルだと上を向いて飲むのでむせることがある。コップだと量が調節できるのでペットボトルから移して飲んでいるという。ステージではペットボトルから直接水を飲まないそうだ。

・ANGEL IN MY LIFE
ドゥーワップのジュエルズへのリクエスト。リスナーによるとフランク・ザッパが好きな曲だったとか。
ジュエルズはウエストコーストのドゥーワップの範疇に入るR&Bのヴォーカル・グループ。インペリアル・レーベルから1955年に発売したシングル。

・DON'T WAKE ME UP IN THE MORNING, MICHAEL
ペパーミント・レインボウはボルチモア出身の女性ヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。「DON'T WAKE ME UP IN THE MORNING, MICHAEL」は1969年、全米55位。プロデュースド・バイ・ポール・レカ。

・I'M GONNA MAKE YOU LOVE ME
マデリン・ベルはイギリス出身の黒人女性シンガー。イギリスではブルー・ミンクというグループのリードヴォーカルだった。「I'M GONNA MAKE YOU LOVE ME」はマデリン・ベルのアメリカでのたった1曲だけのヒット曲。ケニー・ギャンブル、ジェリー・ロスのペンになる曲。このほかにはD.D.ワーウィックとかテンプテーションズとシュープリームスのジョイントの作品がある。

・好きな絵
「タツローさんの好きな絵は何でしょう」というリスナーからの質問。
モネが好きなんだとか。ラウシェンバーグとかリキテンシュタインとかマーク・ロスコとかアメリカン・ポップアートが大好きなんだそうだ。マーク・ロスコの作品が川村記念美術館に展示されてるが観に行けそうもないとタツローさん。
http://www.smile-co.co.jp/tats/http://kawamura-museum.dic.co.jp/collection/mark_rothko.html

・潮騒
リスナーからのリクエスト

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
06月14日は、「ムーヴィー・ヒッツで棚からひとつかみ」
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