Sunday Song Book #1133

2014年06月29日 | Sunday Song Book

2014年06月29日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. アロハ式恋愛指南 / 竹内まりや 6月14日公開 映画「私のハワイの歩き方」主題歌
2. BALLAD OF OLE' BETSY / THE BEACH BOYS "LITTLE DEUCE COUPE" '63
3. MISTER MOONLIGHT / DR.FEELGOOD & THE INTERNS '62
4. LOOKS LIKE RAIN / ALZO "LOOKING FOR YOU" '72
5. SUMMER RAIN / JOHNNY RIVERS '67
6. LIAR / 宮里陽太 "プレジャー" 7月9日発売
7. FIND YOURSELF SOMEBODY TO LOVE / RHYTHM '76
8. 2000tの雨 / 山下達郎 "オーパス" "ゴー・アヘッド" '78
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■内容の一部を抜粋
・近況
まりやさんの7年ぶりのアルバム『TRAD』(9月3日発売)が無事に完成して工場へ旅立ったという。先週は最終のミックス・ダウンとリマスタリング。最近はリマスタリングに細心の注意を払っていて集中力が必要なのだとか。「さすがにちょっとくたびれました(笑)。でも息をもつかせず7月1日からツアーのリハーサルがはじまりましてですね。ここはどこ、私は誰? という感じでございます」と達郎さん。

・リクエスト特集
今週も先週に引き続いてリクエスト特集。

・アロハ式恋愛指南
「アロハ式恋愛指南」はただいま上映中の映画『わたしのハワイの歩きかた』の主題歌。スタジオ仕事の合間を縫って達郎さんは映画を観てきたそうだ。「榮倉奈々さん、高梨臨さん、それから加瀬亮さん、瀬戸康史さん、宇野祥平さんっていうこの人うまいんですが、役者さんがみんな上手いです。観るとハワイに行きたくなる映画でございます。あとは若い人の海外進出といいましょうか、グローバリゼーションとか、そうした海外へビジネスで進出して行こうという人たちの苦労、ハイソと平民の階級格差とかそういういろいろなことがまぶされております。なかなかおもしろい映画でございました。主題歌の音もいい音しておりますので、是非、お楽しみいただければと思います」と達郎さん。
http://www.watashinohawaii.com/

・BALLAD OF OLE' BETSY
1963年のビーチボーイズのプラチナ・アルバム『LITTLE DEUCE COUPE』に収められている「BALLAD OF OLE' BETSY」。達郎さんはビーチボーイズのアルバムの中で『LITTLE DEUCE COUPE』は1番好きか2番目かというぐらい気に入ってるという。作詞しているのはロジャー・クリスチャンという有名なDJ。

・MISTER MOONLIGHT
「MISTER MOONLIGHT」はビートルズで有名。ビートルズが取り上げなければ歴史の彼方で埋もれていたかもしれない。オリジナルはドクター・フィールグッド & インターンズの1962年のシングル「DR.FEELGOOD」、全米チャート66位のB面に入ってた曲。ドクター・フィールグッドはピアニストでジョージア州出身の南部の人。「MISTER MOONLIGHT」を歌ってるのはロイ・リー・ジョンソン。後にフェイムとかサザン・ソウルで名作をたくさん出すR&Bシンガー。

・ゴジラ
リスナーからバルト9で上映された映画『ゴジラ』を観てきたという話題で「今度公開されるハリウッド版のゴジラを楽しみにされていますか?」というお便り。
達郎さんもバルト9で『ゴジラ』を観たそうだ。『ゴジラ』と『2001年宇宙の旅』は上映されると観に行く作品だとか。今回の『ゴジラ』はデジタル・リマスター版で、絵はともかく音は素晴らしくよかったという。ハリウッド版のゴジラには共感できないそうで、『キングコング対ゴジラ』とか『キングギドラ』とかの時代が好きなんだという。

・LOOKS LIKE RAIN
雨にちなんだ歌にリクエスト。リクエストした藤沢市の超常連のリスナーから「夜寝る前にどんな音楽を聴いてますか?」という質問。達郎さんはエイモス・ミルバーンとかのジャンプ・ブルースもので、景気づけしないと眠れないとか。辛気くさいものはダメなんだそうだ。アルゾは12弦を弾きながら歌うシンガー・ソングライター。1972年のアルバム『LOOKING FOR YOU』がシュガーベイブを作った四谷の喫茶店でかかっていて、みんなでしつこくアルゾ、アルゾと騒いでるうちに、日本で10年くらい前にCD化された。アルゾ・フロンテはニューヨーカーで、アルバムは名盤だけれどヒットしなかった不運の人。『LOOKING FOR YOU』から「LOOKS LIKE RAIN」。

・SUMMER RAIN
ジョニー・リバースの「SUMMER RAIN」は1967年、全米チャート14位。同時期のアルバム『REALIZATION』は全米5位。アルバムはトータル・アルバムで曲間にSEが挟まれている。今日は前の曲の雨の音がかぶってるアルバム・ヴァージョン。作曲はジェームス・ヘンドリックス。

・竹内まりやの新曲「静かな伝説(レジェンド)」、ニュー・アルバム『TRAD』
まりやさんの新曲「静かな伝説(レジェンド)」。シングルは7月23日リリース予定。9月3日にはまりやさんのオリジナル・ニュー・アルバムが7年ぶりに発売される。タイトルは『TRAD』。7年ぶりになるので、これまで発売されたシングル、未発表曲を取り合わせて全15曲収録予定。初回限定盤にはライブ映像、ミュージック・ビデオが収録されたDVDが付く。

・『BIG WAVE』30th Anniversary Edition
今年は『BIG WAVE』が30周年なので7月23日に『BIG WAVE』30th Anniversary Editionを発売する。1984年の『BIG WAVE』という同名のサーフィンのドキュメンタリー・フィルムのサウンドトラックで、A面が昨年亡くなったアラン・オデイとの共作によるオリジナル・ソング。B面はビーチボーイズのブライアン・ウィルソンの作品を中心にした一人多重録音で構成された全曲英語による作品。2014年最新デジタル・リマスター、ボーナス・トラック7曲付き。詳しくはワーナーの山下達郎特別サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~
今年も全国ツアーが決定した。「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」。マニアック・ツアーと題して普段あまりやらない曲を中心にやろうという企画。全国14都市29公演。今年は夏フェスの出演も決定している。4年ぶりとなる「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2014 in EZO」。8月16日(土)、北海道石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ。2年ぶりの「SPACE SHOWER TV 25TH ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2014」。8月30日(土)、山梨県山中湖交流プラザきらら。詳しいスケジュールは達郎さんのオフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・松尾潔のメロウな日々
音楽プロデューサーでライターの松尾潔さんが初めての音楽専門書『松尾潔のメロウな日々』を5月30日にスペースシャワー・ブックスから発売した。達郎さんは頼まれて序文を書いたそうだ。番組で3名にプレゼント。サイン入り。
http://books.spaceshower.net/books/isbn-907435035

・プレゼント
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」プレゼント係
http://www.tatsuro.co.jp

・アルバム再現ライヴ
リスナーから「マニアック・ツアーでは『SPACY』の中のアンブレラからきぬずれまでをアルバムの曲順通り聴いてみたい気がします」というお便り。
「最近、あの、アルバムの順番通りにやるライヴがいろいろなところでやられています。僕、ああいうの全く興味がないです。どうしてああいうことするのか、そういう意図が全くわかりません。レコードはレコード、ライヴはライヴだというふうに思ってるので。ライヴは特にフェイドアウトの先とか、そういうのはどうするのかという作業がありますので。レコードの構築とは全然違うものなので、僕そういうのやろうと思ったこと一度もありません、人生で(笑)。すいません」と達郎さん。

・LIAR
ツアーで一緒に廻ってる宮里陽太くん、31歳の俊英サックス・プレーヤー。彼がソロ・アルバムを7月9日に発売する。『PLEASURE』というアルバム。宮里陽太くんはいわゆるジャズ・ミュージシャンで、ストレート・ジャズ、あるいはストレート・アヘッド・ジャズという伝統的なモダン・ジャズ、フォー・ビート・ジャズのプレイヤー。どうせやるんだったらベスト・メンバーを揃えたらどうかと進言して、達郎さんがエグゼクティヴ・プロデューサーになり、ニューヨークでレコーディングしてきた。達郎さんはニューヨークには行かなかったとか。ドラムがジェフ"テイン"ワッツ、ベースがリューベン・ロジャース、ピアノがジョン・ピーズリー。そしてデイヴィッド・キコスキーがピアノのデュオで参加。ライナーも達郎さんが担当している。全12曲中、宮里陽太くんのオリジナル7曲。ほかはマイルズ・ディヴィスやスティングの「ENGLISH MAN IN NEW YORK」のカヴァー。
http://www.yotamiyazato.com

今日は達郎さんがいちばん好きな曲で、5曲目に入ってる宮里陽太くんのオリジナル「LIAR」。

・FIND YOURSELF SOMEBODY TO LOVE
リズムはボストン出身の6人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。1967年の「FIND YOURSELF SOMEBODY TO LOVE」は全米ソウル・チャート97位。

・追悼特集
ジェリー・ゴフィンが亡くなったのでリクエストが来てるそうだ。一昨日はボビー・ウーマックが亡くなった。追悼特集に言及するハガキもたくさん届いてるそうだが、ジェリー・ゴフィンは作家なので、資料やレコードを集めるのが大変、キャロル・キングとの共作以外にも作品がたくさんある。簡単にはできないし、今忙しいので無理かもしれないそうだ。「しかし、みなさん追悼特集好きですねぇ。なんかホントに。生きてるうちにかけてやれっていう気がしますが」と達郎さん。

女性リスナーから「達郎さんと同世代の社長からいやみばかり言われて内心傷ついています。最近はボディ・タッチもあり不愉快です。達郎さんならこんなとき何と言いますか?」というお便り。
「大変ですね(笑)。先日、都議会で女性議員に下品な野次が飛んだというんで、マスコミが大騒ぎしておりますけれども。ああした政治屋の野次、昔からえげつないものが多くてですね、都議会に限らず、国会でも地方議会でも、サラリーマンの中でも、お便りくださったこうした方の中にでも、本当に日常的にこういうことが起こっておりますから、ああした都議会で事件が起こりましたらですね、女性議員の方ももっと敢然とそれに立ち向かって、その人に詰め寄るぐらいの根性がないと、議員として一般市民のものを救い上げることができないんじゃないかな、ということをこのお便りを見ながらですね、感じる今日この頃であります。というわけで今日はこの辺で(笑)」と達郎さん。

・2000tの雨
雨の季節なのでこの曲にリクエストが殺到した。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

07月06日は未定。
http://www.tatsuro.co.jp
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'Smoke & Blue 2014'

2014年06月28日 | 佐野元春

個人サイトに佐野元春 ビルボードライブ'Smoke & Blue 2014'のレビューをアップしました。
どうぞよろしくお願いします。

今回は'Smoke & Blue 2014'のオリジナル・カクテルとスペシャル・メニューがありました。
もちろん注文しました。

カクテルの名前はそのままで「Smoke & Blue」。



上が白でスモーク、下がブルーですよね。
6月公演ではアボカド・ベーコン・サンドイッチ。



僕は大阪在住なのでビルボードライブ大阪公演を4、5、6月と聴きに行きましたが、
ゴールデンウィーク最初の日曜にはビルボードライブ東京にも行きました。

東京は出演者の写真が表に飾られてないんですね。
中に入ると花が届いてましたよ。



東京駅に午前11時頃到着して、十一房珈琲店でフルシティローストを飲んで六本木へ行きました。
まずは六本木ヒルズ。



ルイーズ・ブルジョワの彫刻「ママン」と何年かぶりの再会。

森美術館で開催されていた「アンディ・ウォーホル展 : 永遠の15分」を観に行きました。



これは日本での開催が森美術館だけでしたのでこの機会に観に行けてよかったです。
むかし、ウォーホルのポストカードを集めていたことがあって、
そのコレクション(笑)に象のシルクスクリーンが紛れてて、
「これは何なのだろう?」と思っていたんですが、
「絶滅危惧種」のシリーズの作品だということを今回初めて知ることができました。

個人的に見たかったのは肖像画の中の坂本龍一でした。
サントネージュワインの販促用ポスターのために描かれた作品。
この作品を観られただけでもよかったんですが、
バスキアとのコラボレーションや、
晩年の「カモフラージュ」という題名の自画像も興味深かった。
最初と最後に自画像を展示していて、
最後のは文字通り自らの存在をカモフラージュしているかのような印象がありました。
観に来られて本当によかったと思いました。

その後、六本木ヒルズ大展望台のスカイデッキへ。



この場所で初めてスカイツリーを見ました(笑)。

そして東京ミッドタウンという行程ですね。

ビルボードライブ東京のメニュー。



東京ではピッツア・マルガリータを食べました。



僕のテープルの後ろの方で大声で話してる男性がいて、あとから知ったのですが音楽評論家の方だったみたいです。
お相手は雪村いづみさんだったようで、全然気がつきませんでした。
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Sunday Song Book #1132

2014年06月22日 | Sunday Song Book

2014年06月22日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. アロハ式恋愛指南 / 竹内まりや 6月14日公開 映画「私のハワイの歩き方」主題歌
2. YOU'RE NO GOOD / THE SWINGING BLUE JEANS '64
3. THIS TIME / TROY SHONDELL '61
4. TRY ME / JIMMY HUGHES '64
5. WATCHING YOU / MARIAN LOVE "A GROOVY KIND OF LOVE" '73
6. YOU'RE MY DESIRE /THE FOUR MINTS '73
7. うれしくてさみしい日 / 竹内まりや "デニム" '07
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■内容の一部を抜粋
・近況
まりやさんのオリジナル・ニュー・アルバム『TRAD』が9月3日に発売される。今週はリマスタリング、ミックス・ダウンの残り、いよいよ完成。「さすがにちょっとくたびれました(笑)。来週からはツアーのリハーサルがはじまってしまいます。息つく暇もないという感じでございますが、がんばっております」と達郎さん。

・リクエスト特集
今週はリクエスト特集。

・アロハ式恋愛指南
「アロハ式恋愛指南」は6月14日全国公開『わたしのハワイの歩きかた』の主題歌。9月3日発売の『TRAD』に収録。
番組の最初の曲は7月から7月23日リリースの「静かな伝説(レジェンド)」に切り替えるとか。

・YOU'RE NO GOOD
スウィンギング・ブルージーンズはリバプールの4人組。1964年全英3位の大ヒットになった「YOU'RE NO GOOD」。アメリカではベティ・エベレットが1964年にヒットさせた。達郎さんの世代ではリンダ・ロンシュタットのカヴァーで有名。曲を書いてるクリント・バラッド・ジュニアは2008年に亡くなった。達郎さんがすごく好きな作曲家。

・THIS TIME
トロイ・ションデルの1961年、全米6位の「THIS TIME」。トロイ・ションデルはインディアナのカントリー系、いわゆるロカビリー系のシンガー。ワンヒットワンダー、一発屋として知られているマルチ・ミュージシャン。当時としては珍しいひとり多重録音で仕上げられた作品。

・ハワイ
リスナーからの質問で「ハワイに行かれたことはありますか?」という質問。
達郎さんは3回ハワイに行ったことがあるそうだ。生まれて初めて行ったのは1980年、「RIDE ON TIME」の年。ロサンジェルスからハワイに行くというスケジュールで、日本から行ってロサンジェルスに着いたらトランクが出てこなかった。着替えがないのでジーンズを買いに行ったが、当時は日本人が着るようなサイズがなくて、3,4日着たきりズルズルのかっこうのままハワイに着いた。トランクは何故かカナダのほうに行っていて、それがハワイまで届けられるまで2日間、夏の最中に着の身着のままという忌まわしい思い出があるとか。戻ってきたトランクの中はラジカセが盗まれていて、スーツはあったもののTシャツがなくなっていたという。最近はハワイに行くチャンスがないが、冬のノースショアの何階建てのビルの波を見てみたいと思っているという。

・TRY ME
サザン・ソウルへのリクエスト。最近、イギリスのエース・レーベルはマッスル・ショールズのリック・ホールのフェイム・スタジオのプロジェクトを精力的にCD化している。ジミー・ヒューズもアラバマ出身のフェイム・スタジオから出てきたサザン・ソウル・シンガー。彼のいちばん最初期のヒット・ソングで1964年、R&Bチャート65位のスマッシュ・ヒットでジェームス・ブラウンのカヴァー「TRY ME」。

・レコードの音
リスナーから「レコードは同じ回転で回ってるので、外側のほうが内側より一周が長いので、やっぱりいい音なんでしょうか?」という質問。
外周のほうがいい音していて、いい音で聴かせたい曲はアルバムの1曲目、バラードの静かな曲を内周に置くという工夫をしている。大体17,8分過ぎると1分毎にレベルが悪くなり、ひずみっぽくなる。LPはそれが宿命だったとか。

・ラジオの音
リスナーから「最近、iPodで番組を聴いてます。自分でCDからiPodに流し込んだ曲より、達郎さんがラジオでかけたほうがいい音のように感じるのです。放送用に何かしてらっしゃるのですか?」という質問。
ラジオは帯域が狭いのでラジオ用に加工しているそうだ。根性のロッケンロールの音で勝負しようという意図だとか。ラジオで聴くとガッツのある音で聴こえるが、実際にはオーディオ的にいい音というわけではないという。

・WATCHING YOU
「WATCHING YOU」はロジャー・ニコルスの初期の作品。歌っているのはマリアン・ラブという日本では全く無名の黒人シンガー。カンサスシティ出身で、どちらかというとジャズ系のシンガー。芸能界に水が合わなくて、すぐやめて学校の先生になったとものの本には書いてあるとか。1967年のアルバム『A GROOVY KIND OF LOVE』から「WATCHING YOU」。

・『BIG WAVE』30th Anniversary Edition
今年は『BIG WAVE』が30周年なので7月23日に『BIG WAVE』30th Anniversary Editionを発売する。1984年の『BIG WAVE』という同名のサーフィンのドキュメンタリー・フィルムのサウンドトラックで、A面が昨年亡くなったアラン・オデイとの共作によるオリジナル・ソング。B面はビーチボーイズのブライアン・ウィルソンの作品を中心にした一人多重録音で構成された全曲英語による作品。2014年最新デジタル・リマスター、ボーナス・トラック7曲付き。ボートラの主なものは映画の中のブレイク・ダンスの場面用に作った曲で、マシーン・ミュージックのため他の収録曲と傾向が違うため入れなかった曲。「I LOVE YOU」というお馴染みのドゥーワップ曲はCM用に作ったためパターンがたくさんあって、中でもアカペラのパターンがきれいなので120秒と30秒の2パターンを収録。そしてこの番組のオープニング・テーマとして使用している「ONLY WITH YOU」のギター・インスト・ヴァージョン、その他カラオケ、別ヴァージョンといろいろ入ってる。ライナー、曲解説も全面的に書き直している。8月20日は180グラム重量盤2枚組仕様のアナログ・ディスクを発売。収録曲はオリジナルと同じ12曲でボーナス・トラックは入らない。詳しくはワーナーの山下達郎特別サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~
今年も全国ツアーが決定した。「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」。マニアック・ツアーと題してレギュラーのヒット曲中心ツアーではなかなか演奏するチャンスのない曲を中心に構成するライヴで、シングル・ヒットをほとんどやらない、全くやらないかもしれないという企画。7月25日のパルテノン多摩を皮切りに10月8日の大阪フェスティバルホールまで全国14都市29公演のホール・ツアー。当初はライヴハウス・ツアーというかたちでやろうと思っていたそうだが、それだと収容とチケット販売でパニックになるので普通にホール・ツアーでやろうということになったとか。一般発売は本日6月22日午後11時59分までの受付。

・夏フェス
今年は夏フェスの出演が決定している。4年ぶりとなる「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2014 in EZO」。8月16日(土)、北海道石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ。2年ぶりの「SPACE SHOWER TV 25TH ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2014」。8月30日(土)、山梨県山中湖交流プラザきらら。「何をやろうか全く何も考えおりません(笑)」と達郎さん。詳しいスケジュールは達郎さんのオフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp

・竹内まりやニュー・アルバム『TRAD』
9月3日にはまりやさんのオリジナル・ニュー・アルバムが7年ぶりに発売される。タイトルは『TRAD』。7年ぶりになるので、これまで発売されたシングル、未発表曲を取り合わせて全15曲収録予定。初回限定盤にはライブ映像、ミュージック・ビデオが収録されたDVDが付く。
http://wmg.jp/mariya/

・音楽用語のクリックとは
リスナーから「音楽用語のクリックとは何ですか?」という質問。
クリックは昔はドンカマと言ってリズムボックスのこと。ビートを一定に保つためにリズムボックスを聴きながら演奏する。'70年代の中期から一般的になった。いちばん一般的なのはカウベルの音を使って演奏する。最近はカウベルだとヘッドフォンから音漏れするというのでもう少し柔らかいドラムのリム、リムショットの音を使う。達郎さんもリムショットを使ってるという。クリックを重要視していたのがYMO。YMO時代に使われていたのがキコカコキコカコと音がするキコカコ・クリック。矢野顕子さんの「ひとつだけ」はこの音を聴きながら演奏していた。

・YOU'RE MY DESIR
6月8日放送でこの曲のオンエア中に地震速報が入った。もう一度かけてほしいというリクエストが殺到したので再度オンエア。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/cbc5fa850b2f042c6811ee75f9f24559

オハイオ出身の4人組のヴォーカル・グループ、フォー・ミンツはスウィート・ソウルの範疇に入るグループ。1973年に一枚だけアルバムを出した。『GENTLY DOWN YOUR STREAM』は名盤として誉れ高い。日本ではヴィヴィッド/ P-VINEからCDが出てるが板起こしなので音が悪い。今日はオリジナル・アナログ・アルバムからリアル・ステレオ・ヴァージョンでデジタル・プロセッシング。アルバム『GENTLY DOWN YOUR STREAM』のA面1曲目の「YOU'RE MY DESIR」。シングル・カットされて全米ソウル・チャート80位。

・うれしくてさみしい日
2007年のアルバム『DENIM』収録曲「うれしくてさみしい日」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

06月29日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1131

2014年06月15日 | Sunday Song Book

2014年06月15日プレイリスト
「JUNE BRIDEにちなんだ棚からひとつかみ」
1. アロハ式恋愛指南 / 竹内まりや 6月14日公開 映画「私のハワイの歩き方」主題歌
2. WE'RE GONNA GET MARRIED / BO DIDDLEY '66
3. DO YOU WANT TO MARRY ME / ORIGINAL SOUNDTRACK "セシルの歓び" '67
4. SHOTGUN WEDDING / ROY C '65
5. MARRY ME AGAIN / REGAL DEWEY '78
6. TODAY I MET THE BOY I'M GONNA MARRY / ELLIE GREENWICH "LET IT BE WRITTEN, LET IT BE SUNG" '73
7. CHURCH BELLS MAY RING / THE WILLOWS '56
8. プロポーズ / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" '11
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■内容の一部を抜粋
・近況
相変わらずスタジオ仕事。まりやさんのオリジナル・ニュー・アルバムが9月3日に発売される。タイトルは『TRAD』。これのラスト・スパート。あと数曲ミックスして、まだちょっとダビングが残ってるという。その合間を縫って番組を収録しているとか。

・JUNE BRIDEにちなんだ棚からひとつかみ
6月はジューン・ブライドといわれる結婚シーズン。今週はラジオの聴取率週間なので「何かやれ」と上からのお達し。番組ではこの20年間、ジューン・ブライドにちなんでこれまで結婚ネタで特集を何回かやってきたが、ここのところはやってない。7,8年ぶりにジューン・ブライドにちなんで「棚からひとつかみ」。特集を組むには時間がなかったそうだ。

・アロハ式恋愛指南
「アロハ式恋愛指南」は昨日、6月14日から全国公開されてる『わたしのハワイの歩きかた』の主題歌。主演は榮倉奈々さん、高梨臨さん。監督は前田弘二さん。
http://www.watashinohawaii.com/

9月3日発売の『TRAD』に収録。そのまえに先週、6月10日からダウンロード配信がはじまっている。7月23日リリースの「静かな伝説(レジェンド)」初回限定盤には「アロハ式恋愛指南」のミュージック・ビデオが収録される。

・WE'RE GONNA GET MARRIED
ボ・ディドリーの1966年にシングル・カットされた「WE'RE GONNA GET MARRIED」。

・ジューン・ブライド
諸説あるがジューン(6月)はローマ神話で結婚を司る女神ジュノに由来しているので、6月に結婚する花嫁は幸せになれる。ほかにはヨーロッパでは3,4,5月あたりの3ヶ月間は結婚が禁じられていて、結婚が解禁となる6月に結婚するカップルが多いし、祝福が多かった。そういう農作業の関係で6月に結婚が解禁だという説。ヨーロッパでは6月は一年の中でいちばん雨が少ないし、復活祭が行われる月でもあり、ヨーロッパ全体がお祝いのムードなので多くの人たちに祝福される6月に結婚するがいいという説などがある。

・DO YOU WANT TO MARRY ME
ブリジット・バルドーが1967年に主演したフランス映画『セシルの歓び』のクラブの場面で、バンドが演奏する「DO YOU WANT TO MARRY ME」という、やってるバンドも何もわからない曲がある。達郎さんは中学の頃に映画を観てその「DO YOU WANT TO MARRY ME」が気に入ったという。日本で発売されたオリジナル・サウンドトラックのB面に入っていて、17,8年くらい前に番組で一度かけたことがあるそうだ。今週「JUNE BRIDEにちなんだ棚からひとつかみ」をやろうと思ったのは、2010年にフランスでEPが発売されて、それを達郎さんが一昨年くらいに手に入れたとか。音がいいのでいつかかけようと思っていたという。「DO YOU WANT TO MARRY ME」は最近では細野晴臣さんと高橋幸宏さんのスケッチショウで若い人に浸透している。それのオリジナル・ヴァージョン。

・SHOTGUN WEDDING
1960年代のR&B。ロイ C、本名はロイ C ハモンド。エッチ・ネタが得意で、この人の出世作、1965年のデビュー・ヒット「SHOTGUN WEDDING」。全米R&Bチャート14位。「ショットガン・ウェディング」は日本語でいうと「できちゃった結婚」。なぜ「ショットガン・ウェディング」と言うかは諸説あり、娘を結婚させた男に父親がショットガンを突きつけて「娘とちゃんと結婚しろ」とそこから「ショットガン・ウェディング」になったという説がいちばん有力。

・ジューン・ブライド(日本)
日本では6月は梅雨の真っ只中。日本で一般的になったのは、6月はじめじめと湿った季節なので結婚式の需要が落ちる。それでホテルとか結婚式の業者が一種の企業戦略としてヨーロッパの「ジューン・ブライド」をキャンペーンした結果、日本でも定着するようになり、そのうちにエアコンが完備されて梅雨でも快適に結婚式が挙げられると「ジューン・ブライド」が日本でも認知されるようになった。

・MARRY ME AGAIN
1978年のリーガル・デューイというヴォーカル・グループはいわゆるニューヨークのでっち上げグループ。シングル数曲、アルバムはなし。「MARRY ME AGAIN」は1978年のシングルのB面で曲を書いてるのがデニー・ランデルとアーウィン・レヴィン。アレンジはチャーリー・カレロ。リード・ヴォーカルは白人という説がある。

・「アロハ式恋愛指南」ダウンロード配信
「アロハ式恋愛指南」は昨日、6月14日より全国公開されてる『わたしのハワイの歩きかた』の主題歌。作詞作曲はまりやさんで編曲は達郎さん。シングル・カットはしないそうで、まりやさんの7年ぶりのオリジナル・アルバム、9月3日発売の『TRAD』に収録。そのまえに先週、6月10日からダウンロード配信がはじまっている。7月23日リリースのニュー・シングル「静かな伝説(レジェンド)」初回限定盤の特典DVDには「アロハ式恋愛指南」のミュージック・ビデオが収録される。「詳しくは竹内まりやスペシャル・サイトをご覧ください」と達郎さん。
http://wmg.jp/mariya/

・『BIG WAVE』30th Anniversary Edition
今年は『BIG WAVE』が30周年なので7月23日に『BIG WAVE』30th Anniversary Editionを発売する。1984年に発売した全曲英語によるアルバム。A面は達郎さん自身のオリジナル・ソング、B面がビーチボーイズのブライアン・ウィルソン関連のひとり多重録音によるカヴァーが中心。2014年最新デジタル・リマスター、ボーナス・トラック付き。来週、1,2曲オンエア予定。
http://wmg.jp/tatsuro/

・Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~
今年も全国ツアーが決定した。「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」。マニアック・ツアーと題していつものツアーと毛色が違って、普段あまりやらない曲を中心にやろうという企画。7月25日のパルテノン多摩から10月8日の大阪フェスティバルホールまで全国14都市29公演。一般発売は明日6月16日から。詳しいスケジュールは達郎さんのオフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・番組タイトルコール
リスナーから「番組冒頭のタイトルコールは4月から変わりましたか?」というお便り。
引き続き達郎さんのなかよしのシャーリー富岡さんが担当しているそうだ。

・TODAY I MET THE BOY I'M GONNA MARRY
1967年のダーレン・ラヴの「TODAY I MET THE BOY I'M GONNA MARRY」というヒット・ソングはエリー・グリニッチとトニー・パワーズ & フィル・スペクター(フィル・スペクターは印税稼ぎのクレジット)の作品。エリー・グリニッチの1973年のソロ・アルバム『LET IT BE WRITTEN, LET IT BE SUNG』にセルフ・カヴァーが入ってる。エリー・グリニッチはソングライターだが大変歌のうまい人で安心して聴ける。

・CHURCH BELLS MAY RING
ドゥーワップの結婚ソングから代表的な一作。ザ・ウィロウズはニューヨークの黒人ヴォーカル・グループ。1956年に全米R&Bチャート11位、全米チャートでも60位代まで上がるスマッシュ・ヒットになった「CHURCH BELLS MAY RING」。当時の常套手段として白人ヴォーカル・グループにカヴァーされて、そちらのほうが売れた。ザ・ダイアモンズが全米14位となった。しかしザ・ウィロウズのほうも素晴らしい。曲の中でチャイムを叩いているのがニール・セダカ。

・プロポーズ
2011年のアルバム『RAY OF HOPE』から「プロポーズ」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

06月22日は、「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1130

2014年06月08日 | Sunday Song Book

2014年06月08日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. アロハ式恋愛指南 / 竹内まりや 6月14日公開 映画「私のハワイの歩き方」主題歌
2. SHE SAID,"YEAH" / LARRY WILLIAMS '59
3. EVERYBODY LOVES A RAIN SONG / B.J.THOMAS "EVERYBODY LOVES A RAIN SONG" '78
4. WALK OUT IN THE RAIN / BADFINGER "MAGIC CHRISTIAN MUSIC" '70
5. WHEN SOMEBODY LOVES SOMEBODY / COLONEL ABRAMS "ABOUT ROMANCE" '92
6. YOU'RE MY DESIRE / THE FOUR MINTS '73
7. RAINY WALK / 山下達郎 "ムーングロウ" '79
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■内容の一部を抜粋
・近況
全国的に梅雨入り。「梅雨というにはずいぶんとよく降りますですね。暑い日が続いたと思ったら今度は雨ですよ。すごいですね。交通機関とか土砂災害の恐れがあるところもあります。引き続き雨が続いて行くそうであります。みなさん、くれぐれもどうぞお気をつけ下さい。先週はほとんど30度近くまで行って昨日なんかは20度ちょっと下回るといった陽気でございます。相変わらず定まりません(笑)。お身体引き続きくれぐれもご自愛ください」と達郎さん。達郎さんはレコーディング、マスタリングいろいろとやってるそうだ。三段重ねぐらいで頭が変なんになってるとか。『BIG WAVE』のマスタリングがようやく終わり、いよいよまりやさんのアルバムの最終段階に入ってきてるという。

・リクエスト特集
番組の収録はスタジオ仕事の合間を縫ってやってるので今週も「リクエスト特集」。

・アロハ式恋愛指南
「アロハ式恋愛指南」は6月14日全国公開『わたしのハワイの歩きかた』の主題歌。オール・ハワイ・ロケの映画で、監督は前田弘二さん。『婚前特急』で新人賞を獲った方でこの脚本を書いた高田亮さんとまたタッグを組んで作られた映画。主演は榮倉奈々さん。
http://www.watashinohawaii.com/

・SHE SAID,"YEAH"
ラリー・ウィリアムズはニューオリンズのシンガー、ソングライター。ビートルズのジョンとポールのアイドルで、ビートルズが取り上げた「BAD BOY」(1959年のシングル)のカップリング「SHE SAID,"YEAH"」。ストーンズやアニマルズ、ホリーズがカヴァーしている。

・EVERYBODY LOVES A RAIN SONG
雨の曲にリクエスト。B.J.トーマスの1978年のアルバム『EVERYBODY LOVES A RAIN SONG』のタイトル曲「EVERYBODY LOVES A RAIN SONG」。プロデュースはチップス・モーマン。マーク・ジョーダンとチップス・モーマンの共作でいかにも南部らしい曲。

・ギター・エフェクター
リスナーから「達郎さんの使用しているギター・エフェクターですが、なぜコーラスを2個繋いでるのですか? またケンタウルスはどの曲で使ってるんですか?」という質問。
ギター・エフェクターは1個はエレキ・ギター用で1個はエレアコ用を並べてるだけで2個使ってる訳ではないとのこと。ケンタウルスは最近使ってないそうだ。

・リスナーから「達郎さんが曲をアレンジする際に工夫する点は何ですか?」という質問。
ひとことでいうならば聴いてすぐわかる特徴のある楽器の選び方で、「アロハ式恋愛指南」ではイントロのエレキのあの音が売りで、そういうようなものが重要かなと思ってるという。

・WALK OUT IN THE RAIN
雨の曲にリクエスト。バッド・フィンガーの1970年のアップル・レーベルでのファースト・アルバム『MAGIC CHRISTIAN MUSIC』から「WALK OUT IN THE RAIN」。邦題は「雨の散歩道」。

・レコーディング・スタジオ
リスナーから「達郎さんは自分のスタジオを作らないのですか?」という質問。
プラネット・キングダムというのが達郎さんのスタジオ。「自宅に作るかっていう意味だったとしたら自宅には絶対作りません。ご飯を食べた後に歌入れなんかしたくありませんからね。生活の場とレコーディングの場を違えてやらないと絶対駄目です。そういうようなものに全く興味ないです、僕。眠られないです、うちにスタジオなんか作ったらメンテナンスが気になっちゃって」と達郎さん。

同じリスナーから「カセットテープやオープンリール、DATに残してある音源はパソコンに移してあるんですか? どうやってその音源を保管しているんですか?」という質問。
アナデジしていわゆるWAVというデータにほとんどトランスファーできてるそうだ。

・WHEN SOMEBODY LOVES SOMEBODY
ニューヨークの黒人シンガー・ソングライター、コロネル・エイブラムスの1992年のアルバム『ABOUT ROMANCE』からのシングル・カット「WHEN SOMEBODY LOVES SOMEBODY」。全米ソウル・チャート70位。アルバム・ヴァージョンは6分近くあるのでラジオ・エディテッド・ヴァージョン。

・「アロハ式恋愛指南」ダウンロード配信
「アロハ式恋愛指南」の作詞作曲はまりやさんで編曲は達郎さん。ニュー・アルバム『TRAD』に収録されるがシングル・カットはしないそうだ。ダウンロード配信のみで6月10日に配信スタート。7月23日リリースのシングル「静かな伝説(レジェンド)」の初回盤DVDには「アロハ式恋愛指南」のミュージック・ビデオが収録される。「詳しくは竹内まりやスペシャル・サイトをご覧ください」と達郎さん。
http://wmg.jp/mariya/

・竹内まりやの新曲「静かな伝説(レジェンド)」、ニュー・アルバム『TRAD』
まりやさんの新曲「静かな伝説(レジェンド)」。シングルは7月23日リリース。9月3日にはまりやさんのオリジナル・ニュー・アルバムが7年ぶりに発売される。タイトルは『TRAD』。7年ぶりになるので、これまで発売されたシングル、未発表曲を取り合わせて全15曲収録予定。初回限定盤にはライブ映像、ミュージック・ビデオが収録されたDVDが付く。「詳しくは竹内まりやスペシャル・サイトをご覧ください」と達郎さん。
http://wmg.jp/mariya/

・『BIG WAVE』30th Anniversary Edition
今年は『BIG WAVE』が30周年なので7月23日に『BIG WAVE』30th Anniversary Editionを発売する。1984年の『BIG WAVE』という同名のサーフィンのドキュメンタリー・フィルムのサウンドトラックで、A面が昨年亡くなったアラン・オデイとの共作によるオリジナル・ソング。B面はビーチボーイズのブライアン・ウィルソンの作品を中心にした一人多重録音で構成された全曲英語による作品。2014年最新デジタル・リマスター、ボーナス・トラック7曲付き。曲目解説は全面的に書き直し。1991年以来のリマスタリングで、2,3年前よりマスターの取り込みがよくなり、『MELODIES』、『SEASON'S GREETINGS』に匹敵する、あるいはそれ以上の音質でお楽しみいただけると思いますと達郎さん。詳しくはワーナーの山下達郎特別サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~
今年も全国ツアーが決定した。「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」。マニアック・ツアーと題して普段あまりやらない曲を中心にやろうという企画。全国14都市29公演で一般発売は6月16日から受付開始。詳しいスケジュールは達郎さんのオフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・松尾潔のメロウな日々
音楽プロデューサーでライターの松尾潔さんが初めての音楽専門書『松尾潔のメロウな日々』を5月30日にスペースシャワー・ブックスから発売した。もともとR&Bの音楽ライターとしてキャリアをスタートして、その時代から現代までの彼の音楽的な著作を単行本にした。達郎さんは頼まれて序文を書いたそうだ。番組で3名にプレゼント。サイン入り。
http://books.spaceshower.net/books/isbn-907435035

・プレゼント
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」プレゼント係
http://www.tatsuro.co.jp

・宮里陽太ソロ・アルバム『PLEASURE』
2011年のツアーから一緒に廻ってる宮里陽太くん、31歳の若いサックス・プレーヤー。彼がソロ・アルバムを作った。7月9日発売。「PLEASURE」というタイトル。宮里陽太くんはいわゆるジャズ・ミュージシャンで、ストレート・ジャズ、あるいはストレート・アヘッド・ジャズという伝統的なモダン・ジャズ、フォー・ビート・ジャズのプレイヤー。彼の希望のメンバーとニューヨークでレコーディング。ドラムがジェフ"テイン"ワッツ、ベースがリューベン・ロジャース、ピアノがジョン・ピーズリーというカルテットの演奏。それからデイヴィッド・キコスキーがピアノのデュオで参加。「私これのライナーを執筆しております。私がエグゼクティブ・プロデューサーでございまして、ワーナーのムーン・レーベルから7月9日にリリースされます。これは本当にですね、私も長いこと、いろいろな日本人のジャズのアルバム聴いたり、関わったりしてきましたが、本当に素晴らしいアルバムです。是非とも一人でも多く、そうしたジャズが、ストレート・ジャズがお好きな方でしたら絶対に気に入っていただけると自信を持ってお勧め致します」と達郎さん。
http://www.yotamiyazato.com

・リスナーから「音楽用語のクリックとは何ですか?」という質問。
クリックはリズムボックスともいう。来週か再来週に紹介するとのこと。

・YOU'RE MY DESIR
オハイオ出身の4人組のヴォーカル・グループ、フォー・ミンツはスウィート・ソウルの範疇に入るグループ。1973年に一枚だけアルバムを出した。『GENTLY DOWN YOUR STREAM』は名盤として誉れ高い。日本ではヴィヴィッド/ P-VINEからCDが出てるが板起こしなので音が悪い。今日はオリジナル・アナログ・アルバムからリアル・ステレオ・ヴァージョンでデジタル・プロセッシング。アルバム『GENTLY DOWN YOUR STREAM』のA面1曲目の「YOU'RE MY DESIR」。シングル・カットされて全米ソウル・チャート80位。

・ヘッドフォン
リスナーから「達郎さんが愛用されてるヘッドフォンのメーカー名と型番をご教授ください」というお便り。
「日本のスタジオの標準機でありますソニーのCD900STというのがあります。18,000円ほどですね。これを僕は25年間くらい使っております。人によっては固すぎるとかいろんな意見があります。僕はヘッドフォンでは世の中これしかないと思います。昔から使ってる愛機です。全ての音楽はこれでチェックしまして、これで聴いております。よろしくお願いします(笑)」と達郎さん。

・RAINY WALK
雨がちなので雨の歌。1979年のアルバム『MOONGLOW』から「RAINY WALK」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

06月15日は、「JUNE BRIDE で棚からひとつかみ」
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Sunday Song Book #1129

2014年06月01日 | Sunday Song Book

2014年06月01日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. アロハ式恋愛指南 / 竹内まりや
6月14日公開 映画「私のハワイの歩き方」主題歌
2. ANY WAY YOU WANT IT / THE DAVE CLARK FIVE '64
3. APPLE HILL / JOHN SEBASTIAN "THE FOUR OF US" '71
4. LOVE PAIN / WILLIE CLAYTON '85
5. I LIKE IT / DeBARGE '80
6. FOREVER / THE LITTLE DIPPERS '60
7. ADVENTURES IN PARADISE / THE ATLANTICS '63
8. 十字路 / 山下達郎 "ポケット・ミュージック" '86
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■内容の一部を抜粋
・近況
昨日、次のまりやさんの新曲のテレビ・サイズを納入したとか。明日から『BIG WAVE』のリマスターに入るという。それが一段落するとまりやさんのアルバム『TRAD』の最終仕上げに入るそうだ。「6月はそいういう意味で戦争になってまいります(笑)。7月からはライヴのリハーサルがはじまりますのでそれの準備。もう三階建てぐらいの(笑)。ここはどこ? 私は誰? というもう月末になりますと」と達郎さん。

・リクエスト
今週は100%リクエスト特集。

・アロハ式恋愛指南
「アロハ式恋愛指南」は6月14日全国公開『わたしのハワイの歩きかた』の主題歌。本邦初公開でオンエア。オール・ハワイ・ロケの映画で、監督は前田弘二さん。『婚前特急』で新人賞を獲った方でこの脚本を書いた高田亮さんとまたタッグを組んで作られた映画。主演は榮倉奈々さん。
http://www.watashinohawaii.com/

・ANY WAY YOU WANT IT
デイヴ・クラーク・ファイブの1964年全米14位、全英25位の「ANY WAY YOU WANT IT」。

・APPLE HILL
ジョン・セバスチャンの1971年のアルバム『THE FOUR OF US』。この中のモータウン・フィーリングが「APPLE HILL」。

・LOVE PAIN
ウィリー・クレイトンの1985年の「LOVE PAIN」。スタイル・カウンシルがカヴァーしている。そのときのタイトルは「LOVE PAINS」。ウィリー・クレイトンはミシシッピー生まれの黒人シンガー。シカゴを拠点に活動している。遅れてきたディープ・ソウル・シンガーといわれている。今日かけた「LOVE PAIN」は後に出たCDからで、実はオリジナル・シングルはこれより回転が遅く、半音の半分くらい遅いので、後からピッチを上げてCD化したのかもしれないと達郎さん。

・I LIKE IT
デバージはモータウンのファンク・グループ。エル・デバージは後にソロになった。デバージのいちばん最初期の達郎さんの大好きな一曲で1982年の全米ソウル・チャート2位、全米チャートでも31位まで上がった「I LIKE IT」。アルバム・ヴァージョンが長いのでアルバムからシングル・エディット・ヴァージョンを達郎さんが作ったという。

・「アロハ式恋愛指南」ダウンロード配信
「アロハ式恋愛指南」の作詞作曲はまりやさんで編曲は達郎さん。シングル・カットはしないそうだ。ダウンロード配信のみで6月10日に配信スタート。「詳しくは竹内まりやスペシャル・サイトをご覧ください」と達郎さん。
http://wmg.jp/mariya/

・竹内まりやの新曲「静かな伝説(レジェンド)」、ニュー・アルバム『TRAD』
まりやさんの新曲「静かな伝説(レジェンド)」。シングルは7月23日リリース予定。9月3日にはまりやさんのオリジナル・ニュー・アルバムが7年ぶりに発売される。タイトルは『TRAD』。7年ぶりになるので、これまで発売されたシングル、未発表曲を取り合わせて全15曲収録予定。初回限定盤にはライブ映像、ミュージック・ビデオが収録されたDVDが付く。

・『BIG WAVE』30th Anniversary Edition
今年は『BIG WAVE』が30周年なので7月23日に『BIG WAVE』30th Anniversary Editionを発売する。1984年に発売したオリジナル・ソングとビーチボーイズのカヴァーで構成された全曲英語によるアルバム。2014年最新デジタル・リマスター、ボーナス・トラック付き。曲目解説は全面的に書き直し。1991年以来のリマスタリングで、2,3年前よりマスターの取り込みがよくなり、『MELODIES』、『SEASON'S GREETINGS』に匹敵する、あるいはそれ以上の音質でお楽しみいただけると思いますと達郎さん。詳しくはワーナーの山下達郎特別サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~
今年も全国ツアーが決定した。「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」。マニアック・ツアーと題して普段あまりやらない曲を中心にやろうという企画。全国14都市29公演で一般発売は6月16日から。詳しいスケジュールは達郎さんのオフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・松尾潔のメロウな日々
音楽プロデューサーでライターの松尾潔さんが初めての音楽専門書『松尾潔のメロウな日々』を5月30日にスペースシャワー・ブックスから発売した。達郎さんは頼まれて序文を書いたそうだ。松尾さんはいわゆるR&Bのオーソリティーなので、かなりディープなR&Bに関する考察、1,000人以上のブラック・ミュージシャンにインタビュー、個人的な交遊、そうした中からの逸話が詰まった本。番組で3名にプレゼント。サイン入り。
http://books.spaceshower.net/books/isbn-907435035

・プレゼント
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」プレゼント係
http://www.tatsuro.co.jp

・宮里陽太ソロ・アルバム
ツアーで一緒に廻ってる宮里陽太くん、31歳の若いサックス・プレーヤー。彼がソロ・アルバムを作った。7月9日発売。PLEASUREというタイトル。宮里陽太くんはいわゆるジャズ・ミュージシャンで、ストレート・ジャズ、あるいはストレート・アヘッド・ジャズという伝統的なモダン・ジャズ、フォー・ビート・ジャズのプレイヤー。「僕は本当にこの人のプレーが素晴らしいと思うので、ソロ・アルバムを作ったらどうかと、何年か前からやっておりましたが、いわゆる今のジャズの状況、ポピュラー・ミュージックの状況はなかなかキツいんですが、どうせやるんだったら望みうる最高のメンバーがいいんじゃないかと。彼の希望のメンバーを出しましたら、本当に凄いのがたくさん出てですね(笑)。本当に超一流ばっかりなのでスケジュール合わせるのが大変で、一年近く調整をしましてニューヨークでレコーディングしてまいりました。ドラムがジェフ"テイン"ワッツ、ベースがリューベン・ロジャース、ピアノがジョン・ピーズリーとそれからデイヴィッド・キコスキー。これはデイヴィッド・キコスキーはピアノのデュオで参加しておりますが、カルテットの演奏で基本行われております。これが素晴らしい出来なんです。本当にジャズが、ストレート・ジャズがお好きな方でしたらお気に召していただけると思います。本当に素晴らしいプレーヤーの素晴らしい演奏と、それから宮里くんの素晴らしいサックス・プレーが詰まっておるアルバムです。7月9日。私がエグゼクティブ・プロデューサーを担当して、ライナーも私が担当しております」と達郎さん。
http://www.yotamiyazato.com

・FOREVER
ザ・リトル・ディッパーズはナッシュビルの男女混声の4人組のヴォーカル・グループ。いわゆるワンヒット・ワンダー、一発屋。1960年、全米9位の「FOREVER」。今回はエースのコンピレーションからステレオ・ヴァージョン。'60年代に結構な数のカヴァーがある。

・ADVENTURES IN PARADISE
オーストラリアのエレキ・インスト・バンドにリクエスト。アトランティックスの1963年のシングル「BOMBORA」の日本盤のB面。1950年代の末にアメリカで放映されていた同名の「ADVENTURES IN PARADISE」というテレビ・シリーズの主題歌。作曲はライオネル・ニューマン。

・リンゴ・スターのドラム・プレー
リスナーからの質問で「リンゴ・スターのドラム・プレーでどの曲が好きですか? またリンゴのドラムは好きですか?」。
「もちろん好きです。リンゴのドラムというとTICKET TO RIDEのあの変なリフですかね。この時代のイギリスのドラマーはみんなうまいですからね。キース・ムーンからはじまって。あそこら、ジョン・ボーナムまで一挙にですね。バリー・ジェンキンスとかね。うまい人がたくさんいますです。スタジオ・ミュージシャンもうまいし。ミック・オーラとか。すごいですね」と達郎さん。

・ポール・マッカートニー、ASKA
リスナーから「ポール・マッカートニーの来日公演中止やASKAさんの逮捕という音楽業界の大御所の不幸の波紋が相次いでいます。このことについてどう思われますか?」という質問。
「マッカートニーは、あれはなんか保険対策というかそんな感じがしますね。こんなこと言っちゃあいけないかもしれないんですが。ASKAさんは才能あるのに本当に惜しいですよね。クスリは本当にいけません。私は薬物に一切関わっていないので、お陰さまである程度健康を保ってますが、特に覚醒剤は絶対に人間が元に戻りませんから。覚醒剤やめますか、人間やめますか、というあれは、あんまりそういうお上の官製の言葉好きじゃないんですけれど、あれは全くそのとおりであります。お若い方はクスリは絶対元に戻りませんので、どんなに誘惑があっても、固くやめましょう。クスリだけは本当にやめましょう」と達郎さん。

・カツ丼
リスナーからの質問で「おそば屋さんで達郎さんが昼食にカツ丼を注文しました。カツは真ん中と端、どちらから味わいますか?」という質問。
「そんなこと訊いてどうすんだ(笑)。端だよ、端。やっぱりカツは端から食わなきゃ。端からカツってなもんで。わかんないですよね」と達郎さん。

・十字路
なぜかこの曲にリクエストが集まったという。1986年のアルバム『POCKET MUSIC』から「十字路」。珍しく1986年のオリジナル・ミックスから。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

06月08日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」(予定)
http://www.tatsuro.co.jp
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