Sunday Song Book #1285

2017年05月28日 | Sunday Song Book

2017年05月28日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. LA VIE EN ROSE(LIVE) / 山下達郎 "09/04/04 東京エレクトロンホール宮城"
2. RAINBOW VALLEY / THE LOVE AFFAIR '68
3. OUR LOVE (IS IN THE POCKET) / AMEN CORNER "BEND ME SHAPE ME" '68
4. MAKE IT EASY ON YOURSELF / THE WALKER BROTHERS '65
5. IT'S HARD TO SAY GOODBYE / ROGER NICHOLS "TREASURY" '16
6. LET'S PUT IT ALL TOGETHER / THE STYLISTICS '74
7. LET A WOMAN FLOW / IT'S A BEAUTIFUL DAY "MARRYING MAIDEN" '70 '69
8. VIDEO KILLED THE RADIO STAR / BUGGLES '79
9. BANZAI WASHOUT / THE CATALINAS '64
10. MAGIC TOUCH / 山下達郎 "コージー" '98('93)
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は相変わらず前倒しで収録しているそうだ。ツアーは5月27日(土)、28日(日)は広島上野学園ホール(旧郵便貯金)。今週は6月1日(木)、2日(金)がフェスティバルホール。二度目の大阪。「大阪のみなさま、お待ち申し上げております。一生懸命やっております」と達郎さん。

・棚からひとつかみ+リクエスト
先週に引き続いて「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・バラ色の人生~ラヴィアンローズ
東京都の超常連のリスナーからのリクエスト。「ずっと一緒さ」のカップリングで「バラ色の人生~ラヴィアンローズ」。今週はライヴ・テイクでオンエア。2009年4月4日、東京エレクトロンホール宮城(旧宮城県民会館)のP.A.OUT。

・RAINBOW VALLEY
イギリスのヴォーカル・インストゥルメンタル・グループのラヴ・アフェアのヒット・シングル「RAINBOW VALLEY」。実は本人たちはほとんど演奏しておらず、イギリスの素晴らしいスタジオ・ミュージシャンの演奏が繰り広げられている。1968年のセカンド・ヒットで全英5位。一作目の「EVERLASTING LOVE」と同じナシュビルのソングライター・チーム、バズ・ケイスンとマック・ゲイドンの作品で黒人シンガー、ロバート・ナイトのカヴァー。

・OUR LOVE(IS IN THE POCKET)
J.J.バーンズの「OUR LOVE(IS IN THE POCKET)」をエーメン・コーナーのヴァージョンで、というリクエスト。イギリスのブラス入り7人組のエーメン・コーナー。リード・ヴォーカルのアンディ・フェアウェザー・ロウはその後、エリック・クラプトンのパートナーとして長いこと一緒にやっているが、この頃はアイドル・シンガーだった。達郎さんの世代はデトロイトあたりのR&Bはイギリスのカヴァーで覚えたとか。エーメン・コーナーの「OUR LOVE(IS IN THE POCKET)」は1968年のレコーディング。

・MAKE IT EASY ON YOURSELF
2曲イギリスが続いたので連想ゲームで達郎さんが選曲。ウォーカー・ブラザーズの1965年の全英NO.1の「MAKE IT EASY ON YOURSELF」(邦題「涙でさようなら」)。バート・バカラックとハル・デヴィッドの作品。

・視力
大阪公演を聴きに行ったリスナーから「公演中に進行を確認する紙やメンバーの方を見たり、お客さんの表情を見てコメントしたり、遠近バッチリで視力に問題ないように見えました。実際のところはどうなのですか?」という質問。
運転免許証の条件はまだ「眼鏡等」ではないとか。近視の気はそんなにないけれど、加齢による遠視で近くの小ちゃい字が見えないという。だからライヴで曲順表を見ることはできるけれど、まりやさんのライヴで譜面を見るときはコードネームが読めないので、ときどきメガネのお世話になることもあるそうだ。「武道館でときどきメガネしておりますが。今んところ免許はまだ眼鏡使用じゃありません」と達郎さん。

・IT'S HARD TO SAY GOODBYE
しつこのリクエスト。昨年の末にビクターからロジャー・ニコルスのデモ・テープを集めたCD二枚組が発売された。相当日本側からアプローチして「構想五年」と書かれているそうだ。この中からクロディーヌ・ロンジェなどで知られる「IT'S HARD TO SAY GOODBYE」のロジャー・ニコルスが歌う未発表テイク。ロジャー・ニコルスのインタビューによるとこの曲がポール・ウィリアムスとのコンビの最初の作品で、トミー・リピューマが気に入りクロディーヌ・ロンジェにレコーディングさせたという逸話が語られている。

・トイレ
大阪公演を聴きに行ったリスナーから「下世話な質問ですがライヴの最中にお手洗いに行きたくなったことはないのですか?」。
ないそうだ。先に汗になって出るからだという。緊張感のせいか本番前の10分、15分まえにトイレに行くこともないとか。

・LET'S PUT IT ALL TOGETHER
達郎さんがこの季節になると聴きたくなるのがスタイリスティックスの1974年、全米ソウル・チャート8位、全米18位の「LET'S PUT IT ALL TOGETHER」。この曲が入ったアルバムはまだCD化されてないそうだ。
曲をかけ終えて。「このフェイドアウトがたまんない。プロデュースド・バイ・ヒューゴ&ルイジ、アレンジはヴァン・マッコイ。スティーヴ・ガッドのきれいなリム・ショット」と達郎さん。

・今後の予定
今月末31日にワーナーから『SOFT ROCK NUGGETS』という全4枚のコンピレーションが発売されるので来週、再来週の二週間の予定で特集するとのこと。
http://wmg.jp/artist/softrocknuggets/

・ソングライティング
リスナーから「達郎さんが曲を書かれる際にいちばん重要視する点はどこですか?」という質問。
「私の場合は曲・詩・編曲・楽器の演奏・コーラス・歌・エンジニアリング、そういうものの総力戦だと捉えておりますので、どれをいちばん重要視すると言われますとですね、強いて言えばメロディですけど、でもやっぱりアレンジ抜きのメロディはありませんし、楽器法もありますし、やっぱりドラムがうまくなければダメですし、コンピュータ・ミュジックでしたら、コンピュータのサウンドといいましょうか、シンセの音色とかドラムの音とかそういうものもよくなければダメですし、そうした総合でございます。一概に言えない。ひとりでほとんどの作業ができますのでそういうことを考えることができますが。有利な点を活かしてそういう具合にいつもやっております。で、はやウン十年」と達郎さん。

・LET A WOMAN FLOW
次はサンフランシスコ。この季節にはいいかなと思って選曲したそうだ。イッツ・ア・ビューティフルデイの1970年のセカンド・アルバム『MARRYING MAIDEN』から「LET A WOMAN FLOW」。

・VIDEO KILLED THE RADIO STAR
新潟県の超常連のリスナーからしつこのリクエスト。ジェフ・ダウンズとトレヴァー・ホーンのバグルスの「VIDEO KILLED THE RADIO STAR」(邦題「ラジオスターの悲劇」)。1979年、全英NO.1。「我々、ラジオ好きにとってはアンセムでございます」と達郎さん。この翌年1980年からMTVがはじまるので予言的な歌。

・BANZAI WASHOUT
サーフィン・ホットロッドものにリクエスト。ザ・カタリナスの1964年のシングル「BANZAI WASHOUT」。ハル・ブレインのドラム、スティーヴ・ダグラスのサックス、ビリー・ストレンジのギター、トミー・テデスコのギター、レオン・ラッセルのキーボード、ブルース・ジョンストンのキーボード、ジェリー・コールドのギター。プロデューサーはテリー・メルチャー。その後のL.A.シーンを担う人たちがサーフィン・インストをやっている。

・セットリスト
愛知県半田市のリスナーから「セットリストはいつもお一人で決められるのですか? それとも長年のメンバーと意見しながらセレクトされるのですか?」という質問。
「ほとんど一人です(笑)。むしろメンバーは、これをやんないとか、「えっーそれやんないのー」とそっちのほうが多いですね。これやるつぅてっと「えっーそれやるのー」じゃないんですね。常に減算法で、常にオーバーフローしてますのでセットリストが(笑)。じゃあこれやめるつぅたら「えっーやめるのー」、そういうの多いですね(笑)。それのイントロをずっーと毎日弾いて挑発するというかそういう人たちが多いですね。基本的には自分で決めます、全部」と達郎さん。

・MAGIC TOUCH
北海道の超常連のリスナーからしつこのリクエストで1993年のシングル「MAGIC TOUCH」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年06月04日・11日は、「『ソフトロック・ナゲッツ』特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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Sunday Song Book #1284

2017年05月21日 | Sunday Song Book

2017年05月21日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. パレード / 山下達郎 "ナイアガラ・トライアングル" "オーパス" '76
2. DOWN THE RIVER BOOGIE (SINGLE Ver.) / POTLIQUOR '71
3. WHEN YOU GET RIGHT DOWN TO IT / BARRY MANN "LAY IT ALL OUT" '71
4. DON'T BE AFRAID / RONNIE DYSON "LOVE IN ALL FRAVORS" '77
5. BODY LANGUAGE / PATTI AUSTIN "BODY LANGUAGE" '80
6. FOR YOUR LOVE / ED TOWNSEND '58
7. SUMMERTIME BLUES / BLUE CHEER '68
8. LIFT THIS HURT / CHOSEN FEW '71?
9. 片想い / 山下達郎 "アルチザン" '91
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているそうだ。ツアーは順調に推移しているという。最近は週末にライヴがあるため、週明けに番組を録るのでオンエアまでに時間が空いてしまう。今回は5月11日(木)、12日(金)のNHKホールが終わったところで収録しているとか。今週は5月27日(土)、28日(日)が広島上野学園ホール。また週末のライヴなので来週の放送も前倒し収録になる。「1/3が過ぎました。お陰さまで今年は割と調子がいい。やはり冬じゃなくて(笑)、暖かくなってツアーやって正解だった。そういう感じでございます」と達郎さん。

・「棚からひとつかみ+リクエスト特集」
番組は「棚からひとつかみ」と「リクエスト特集」を交互にオンエアしているが、今週はミックスして「棚からひとつかみ+リクエスト特集」。

・パレード
季節柄なので「パレード」にリクエストが集まった。1976年のアルバム『NIAGARA TRIANGLE』から。

・DOWN THE RIVER BOOGIE
ポットリカーはルイジアナ出身の4人組のロック・グループ。1971年のファースト・アルバム『FIRST TASTE』の1曲目「DOWN THE RIVER BOOGIE」、アルバム・ヴァージョンは途中でカットアウトして次の曲になるので、今日はオリジナル・シングルからリマスタリングしてデジタル・プロセッシングした音源。

・WHEN YOU GET RIGHT DOWN TO IT
達郎さんが最も尊敬するアメリカの偉大なるソングライター、バリー・マン。1971年のアルバム『LAY IT ALL OUT』から2曲目「WHEN YOU GET RIGHT DOWN TO IT」。B.J.トーマスとかデルフォニックスとかいろんなカヴァーがあるけれどバリー・マンのヴァージョンに勝るものはない、と達郎さん。『LAY IT ALL OUT』は傑作アルバムだが不運なことに発売当時はヒットしなかった。チャールズ・ラーキー、ダニー・クーチ、ジョエル・オブライエンにバリー・マン自身のピアノ、キャロル・キングがもうひとりピアノで参加している贅沢なトラック。

・DON'T BE AFRAID
ロニー・ダイスンは達郎さんの大好きな黒人シンガー。トム・ベルとの仕事が有名だが、1977年のアルバム『LOVE IN ALL FLAVOURS』は元インデペンツのマーヴィン・ヤンシーとチャック・ジャクソン(ナタリー・コールの元夫)のプロデュース。そのアルバムからシングル・カットされた「DON'T BE AFRAID」。全米ソウル・チャート30位。「シカゴの録音。シカゴの風が吹いております。素晴らしい」と達郎さん。

・BODY LANGUAGE
パティ・オースティンの1980年のアルバム『BODY LANGUAGE』はクリード・テイラーのプロデュース。マッスル・ショールズでのレコーディング。シングル・カットされたタイトル・ソングの「BODY LANGUAGE」はアイザック・ヘイズの作品で全米ソウル・チャート45位。「ロジャー・ホーキンスが珍しく右側16ビート。ジェームズ・ギャドソンのようなタイコでございます。でもうまいわ(笑)。こういうのやらしても」と達郎さん。

・FOR YOUR LOVE
ソングライターとして有名なエド・タウンゼント。1970年代あたりは自分の作品でいい作品を残している。息子さんはSURFACE(サーフィス)のメンバー。1958年、全米13位、R&Bチャート7位の「FOR YOUR LOVE」。

・SUMMERTIME BLUES
昨年胃がんを患い、切除してなんとか生還したという豊中市のペンネーム、スナフキンさんからの質問とリクエスト。スナフキンさんは日曜日に仕事があることも多いけれど、タイムフリーで番組を聴いたり、この春大学を卒業した娘さんがたまにデートしてくれることが楽しみになってるとのことで、「達郎さんは娘さんとデートされることはありますか?」という質問。
「くれぐれもお身体お大事に。わたしは娘とはよく食事をしますし、話もしております(笑)。自由業の強みです」達郎さん。
ブルーチアはサンフランシスコのロック・トリオ。「いわゆるヘビー・メタルの始祖、発祥に近いと言われてますが、単に音がでかいだけじゃねぇか、そんな気も致します」と達郎さん。いわゆるワンヒット・ワンダーで「SUMMERTIME BLUES」はエディ・コクランのカヴァー。1968年、全米14位。

・LIFT THIS HURT
達郎さんが最近買ったシングル。チョーズン・フューは同名のグループがいくつか存在するが、こちらはシカゴのグループ。実体は全然わからないとか。1970年前後のレコーディング。「LIFT THIS HURT」はエルヴィン・スペンサーというソウル・シンガーの作品。「'70年前後のシカゴの風が吹いております。タイロン・デイヴィスふうなグッドなナンバー」と達郎さん。

・ツアー中に地方の名物を食べたりしますか?
宇都宮市の超常連のリスナーから「先日の放送でツアー中は観光はしないとお話されてましたが、名物は食べに行くのですか?」という質問。
「行きません。そんな暇ありません。うふふ。メンバーは盛岡行ったら午前中からわんこ蕎麦行って大騒ぎしておりましたが、こちらそんな暇ありません(笑)。前の日の録音を聴いて、いろいろとチェックして。そういう真面目にやっております。年取ってどんどんどんどん(笑)、真面目になっていくという感じでございます。かなり規則正しい生活で生きております。ですので家に帰っても規則正しい生活。こんな石部金吉でどうすんのか、という感じが致しますが。まぁ、でもライヴにいらして下さるお客さんのためにすべてでございます。なんかかっこよすぎたりしますね。でもね、しょうがないです、やっぱり。へへ。真面目です」と達郎さん。

・片想い
1991年のアルバム『ARTISAN』から「片想い」は5月が歌詞に出てくるのでリクエストが集まった。

・番組の終わりに
「もう来週、5月最後の日曜日でございますね。東京はなんか寒かったり暑かったり。すごく不安定で一日の温度差もすごく大きい日が続いておりますので、春先はそういう季節ですので体調が不安定になりがちでございます。みなさま、お身体くれぐれもご自愛ください」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年05月28日は、引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト特集」
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Sunday Song Book #1283

2017年05月14日 | Sunday Song Book

2017年05月14日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. BLOW / 山下達郎 "レアリティーズ" '02
2. WE'LL SING IN THE SUNSHINE / GALE GARNETT '64
3. THEME FROM SHAFT / ISAAC HAYES '71
4. MAS QUE NADA / SERGIO MENDES & BRASIL'66 '66
5. LOOKING UP TO YOU / MICHAEL WYCOFF "LOVE CONQUERS ALL" '82
6. I'M GOING HOME / TEN YEARS AFTER "WOODSTOCK" '69
7. A NIGHT IN NEW YORK / ELBOW BONES & THE RACKETEERS '84
8. THE GLEAM IN YOUR EYES / THE CHANNELS '56
9. ANGEL / 山下達郎 "ON THE STREET CORNER 3" '99
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録。番組の収録は5月5日(金・祝)のリンクステーションホール青森の前。今週は仙台で5月20日(土)、21日(日)に旧宮城県民会館、東京エレクトロンホール宮城。

・リクエスト特集
今週は「リクエスト特集」。ジャズのスタンダードへのリクエストも多いがベタなリクエストが増えているという。

・BLOW
1992年のシングルのB面でアルバム『RARITIES』に収録された「BLOW」。

・WE'LL SING IN THE SUNSHINE
ゲイル・ガーネットはニュージーランド生まれの女優であり歌手。いわゆるワンヒット・ワンダー。1964年、全米4位の「WE'LL SING IN THE SUNSHINE」。

・THEME FROM SHAFT
アイザック・ヘイズの最大ヒットで1971年の映画『シャフト』の主題歌「THEME FROM SHAFT」は全米NO.1のミリオンセラー。アイザック・ヘイズは南部のソングライターとして出発し、その後ソロになり、独特の風貌とバリー・ホワイトと並ぶ低音の魅力で一世を風靡した。

・MAS QUE NADA
セルジオ・メンデス&ブラジル'66の「MAS QUE NADA」は1966年、全米47位のスマッシュ・ヒットだが、日本では大ヒットした。「女の人がきれいなアレでみんな買ったんだと思います。素晴らしい一曲」と達郎さん。

・LOOKING UP TO YOU
マイケル・ワイコフはウェスト・コースト出身のキーボード・プレーヤーでシンガー。1982年のセカンド・アルバム『LOVE CONQUERS ALL』からシングル・カットされて全米ソウル・チャート47位になった「LOOKING UP TO YOU」。リオン・ウェアの曲。

・今後の予定
来週は「棚からひとつかみ」の予定。「なんか特集やりたいんですけどまだちょっと心の余裕がありません(笑)。曲なんか書いちゃってたり、今してるので、そういうのもありますが」と達郎さん。

・I'M GOING HOME
リクエストはテン・イヤーズ・アフターの「I'M GOING HOME」。「I'M GOING HOME。速弾きのアレでございますが。テン・イヤーズ・アフターのライヴ・アルバムに入ってますが、何と言ってもテン・イヤーズ・アフターのI'M GOING HOMEといえばウッドストックのライヴ(1969年)が白眉でございます。9分に渡る長いやつですけれども、これがやっぱりいちばんいいのでこれかけます」と達郎さん。

・A NIGHT IN NEW YORK
リクエストはエルボー・ボーンズ&ザ・ラケティアーズの「A NIGHT IN NEW YORK」。アメリカのプロジェクトだがイギリスだけでヒットした。1984年、全英33位。グループ名は肘の骨と詐欺師、カツアゲ屋、ゆすり屋たちという意味。'80年代のキッド・クレオール関係で達郎さんはあまり詳しくないそうだ。当時の時代背景がよく見える曲。

・THE GLEAM IN YOUR EYE
チャンネルズの1956年の名曲「THE GLEAM IN YOUR EYE」。

・ANGEL
『ON THE STREET CORNER 3』から「ANGEL」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年05月21日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
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Sunday Song Book #1282

2017年05月07日 | Sunday Song Book

2017年05月07日プレイリスト
「棚からひとつかみ」
1. 不思議なピーチパイ / 竹内まりや "ラヴ・ソングス" "エクスプレッションズ" '80
2. GLAD TO BE UNHAPPY / THE MAMAS & THE PAPAS '67
3. ALL I CAN GIVE YOU IS LOVE / CUBA GOODING "THE 1ST CUBA GOODING ALBUM" '78
4. THE THREE OF ME / WILLIAM BELL "THIS IS WHERE I LIVE" '16
5. I WILL TAKE CARE OF YOU / WILLIAM BELL "THIS IS WHERE I LIVE" '16
6. LIVING IN THE FOOTSTEPS OF ANOTHER GIRL / THE PROMISES '72
7. PLEASE HEART DON'T BREAK / TSU TORONADOS '71
8. SPANISH ARMADA / THE LES REED COMBO '64
9. SPANISH ARMADA / MEL TAYLOR '66
10. YOUR LOVE / IKE NOBLE '66
11. YOUR EYES / 山下達郎 "フォー・ユー" "オーパス" '82
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は4月28日(金)、29日(土)の神奈川県民ホールが終わったところで収録しているそうだ。「横浜のお客さんはとってもよくってですね、ひじょうにいい心持ちでやらしていただきました」と達郎さん。今日5月7日は岩手県民会館大ホール。今週はいよいよ東京がはじまる。5月11日(木)、12日(金)の二日間はNHKホール。

・棚からひとつかみ
ツアー前半テンパってやってるので今週は「棚からひとつかみ」。

・不思議なピーチパイ
「この季節ですのでちょうど」と達郎さん。まりやさんの1980年のヒット・シングル「不思議なピーチパイ」。

・GLAD TO BE UNHAPPY
緑いっぱいの季節になり突然聴きたくなった曲と達郎さん。ママス&パパスの1967年、全米26位の「GLAD TO BE UNHAPPY」。もともとは1936年にリチャード・ロジャースとロレンツ・ハートのコンビによるミュージカル『ON YOUR TOES』の挿入歌。バラード仕立てのスロー・ソングをママ・パパがロックンロールに変えた。演奏はハル・ブレイン、ジョン・オズボーンで、達郎さんの最も好きなリズム・セクション。ダンヒル・サウンド。

・ALL I CAN GIVE YOU IS LOVE
キューバ・グッディングの訃報が飛び込んできた。ニューヨークのR&Bのヴォーカル・グループのメイン・イングリーディエントのメンバー。ソロになりモータウンから何枚かアルバムを出した。1978年のソロ・デビュー・アルバム『THE 1ST CUBA GOODING ALBUM』から「ALL I CAN GIVE YOU IS LOVE」。シングルにはならなかったが、プロデュースと作曲はデニス・ランバートとブライアン・ポッターで、アレンジはデヴィッド・フォスター。

・THE THREE OF ME
ウィリアム・ベルがスタックス・レーベルから約10年ぶりにアルバムを出した。プロデュースとアレンジ、演奏もマルチ・プレーで手がけているのはジョン・レヴィンサール。カントリー系でショーン・コルヴィンでグラミーを獲っている。2016年の『THIS IS WHERE I LIVE』から「THE THREE OF ME」。"昨日の夜夢を見た / そこには3つの自分がいて / かつての自分と / 今の自分と / そして僕がなりたい自分"という出だし。達郎さんはウィリアム・ベルの1976年の「TRYIN' TO LOVE TWO」という歌が好きで昔、NHKの番組でよくかけたという。「ウィリアム・ベル、77歳のレコーディングでございます。本当にこういう感じで年を取りたいという感じのレコーディングで(笑)。音もいいんですが」と達郎さん。

・I WILL TAKE CARE OF YOU
ウィリアム・ベルのアルバム『THIS IS WHERE I LIVE』からもう一曲。4曲目に入ってる「I WILL TAKE CARE OF YOU」はサザン・ソウル・バラードの典型。プロデューサーのジョン・レヴィンサールはルーツ・ミュージックバリバリの白人で達郎さんと同じ年齢だとか。

・LIVING IN THE FOOTSTEPS OF ANOTHER GIRL
達郎さんが最近買ったシングル。シカゴのプロミセィズという白人3人組のガール・グループが、チャイライツの1972年のヒット・アルバム『A LONELY MAN』に入ってる「LIVING IN THE FOOTSTEPS OF ANOTHER MAN」を、女の子用に「LIVING IN THE FOOTSTEPS OF ANOTHER GIRL」と変えて歌っている。同じオケなのでユージン・レコードはガール・グループと同じキーで歌っているということになる。アレンジはトムトム、トーマス・ワシントン、プロデューサーはレイモンド・ヘイリー。

・PLEASE HEART DON'T BREAK
達郎さんが最近買ったシングル。TSU トーネイドーズはアーチー・ベル&ザ・ドレルズの「TIGHTEN UP」のバックをやってることで知られる。1971年のレコーディングとされる「PLEASE HEART DON'T BREAK」は歌入り。「なんかノーザン・ソウル好きには受けそうな感じ」と達郎さん。

・SPANISH ARMADA
達郎さんはヴェンチャーズ世代。特にドラムのメル・テイラーのファン。1966年のソロ・シングル「SPANISH ARMADA」(邦題「無敵艦隊」)のオリジナルを探していたら、ひょんなところで判明し、イギリスの曲だったことがわかった。イギリスのテレビ番組「PEOPLE IN LONDON」の主題曲として作られたそうだ。この曲を1964年にレコーディングしたのがレス・リード・コンボ。

・SPANISH ARMADA
ついでにメル・テイラーの「SPANISH ARMADA」。マジックスというソロのプロジェクトでアルバムを出したがこれはノット・オン・アルバム。メル・テイラーのマジックスはスタジオ・ミュージシャン寄せ集めなのでメル・テイラーが演奏してないという説もあったが、メル・テイラーの奥さんがユニオンのセッション・データを全部持っていてメル・テイラーがちゃんと全曲演奏していることが証明されている。

・YOUR LOVE
達郎さんが最近買ったシングル。歌っているのはアイク・ノーブルというR&Bシンガー。ヒット曲が一曲もないけれど結構な数の作品を出している。1978年の「YOUR LOVE」。

・YOUR EYES
宇都宮公演を聴きに行ったリスナーからのリクエスト「YOUR EYES」。1982年のアルバム『FOR YOU』収録曲。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2017年05月14日は、「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
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