Sunday Songbook Playlist

2007年06月24日 | Sunday Song Book

<06月24日プレイリスト>
[ジューン・ブライド特集 洋楽編]
SUZUKI ESCUDE CM/山下達郎 '07
HEY PAULA/PAUL & PAULA '63
THE WEDDING MARCH/PREFAB SPROUT "JORDAN THE COMEBACK" '90
I'M SO YOUNG/THE STUDENTS '61
LET'S GET MARRIED/AL GREEN "LIVIN' FOR YOU" '74
WEDDING SONG/SMOKEY ROBINSON "A QUIET STORM" '75
MARRIED MAN/NEIL YOUNG & THE BLUENOTES "THIS NOTE'S FOR YOU" '88
WEDDING DRESS/PENTANGLE "THE TIME HAS COME" '07('71)
HAPPY HAPPY GREETING/山下達郎 "RARITIES" '02
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
先週は竹内まりやのニュー・シングル「チャンスの前髪」のミックス・ダウン。マスタリング・スタジオに通った。使っていたマスタリングの機材が壊れて、新しいのにしたが、昔の感じが出ないので何日も通ったそうだ。無事、工場に旅立ったとか。これで全ての仕事が終わり、タツローさんは完全オフになったそうだ。

・竹内まりやのニュー・シングル「チャンスの前髪
8月8日発売予定。サザンオールスターズの原由子さんがゲスト・ヴォーカルで参加している。カップリングは「人生の扉」。
「チャンスの前髪」は7月5日からTBS系で毎週木曜10時からはじまるドラマ『肩ごしの恋人』の主題歌。原作は唯川恵で直木賞受賞作。主演は米倉涼子と高岡早紀。
再来週(7/8)あたりにテレビ・サイズがオンエアできる見込み。

・ジューン・ブライド特集
ジューン・ブライドにちなんで先週、今週の2週間は久し振りのウェディング・ソングなどをかける「ジューン・ブライド特集」。先週はPart.1で邦楽編。今週はPart.2で洋楽編。

・SUZUKI ESCUDE CM
現在、スズキ「エスクード/SX4 ヘリーハンセン リミテッド」のCMソングとしてタツローさんの曲がオンエアされている。これは2003年に書き下ろしたスズキ「エスクード」のCMソングと同じだが、夏編と冬編があり、今回のは夏編で、新たにコーラスを足してリミックスしているそうだ。曲名は無くて、歌詞はできているがレコーディングはまだでCMサイズしかない。30秒タイプ。

・HEY PAULA
ポール&ポーラの「HEY PAULA」は1963年の全米No.1ヒットでミリオンセラー。日本でも九重祐三子さんと田辺靖雄さんのデュオで大ヒットした。ポールさんはレイ・ヒルデブランドが本名、ポーラさんはジル・ジャクソン。テキサスのカレッジで知り合いデュオを組んだ。「HEY PAULA」はレイ・ヒルデブランドの作曲。

・THE WEDDING MARCH
プリファブ・スプラウトはバディー・マクルーアンが書く素晴らしいメロディーと繊細な歌声で日本でも熱狂的なファンがいる。「THE WEDDING MARCH」は1990年の名作アルバム『JORDAN THE COMEBACK』に収められている。
"ひとつだけステップを踊れないダンス その名はウェディング・マーチ あの優雅さ バランスにペース あれは未だに謎でしかない 君がダンスが好きなのは知ってるよ でも僕と踊るのだけは嫌なんだよね"

・I'M SO YOUNG
ドゥーワップには掃いて捨てるほどの結婚の歌がある。アメリカがいちばん豊かな時代で、しかもティーンエイジャーが文化のフロント・ラインに躍り出た時代だったので、映画などでも十代の男女の出会いと結婚がテーマのものが多い。
ステューデンツはオハイオ出身のテイーンエイジのキッズ・ヴォーカル・グループ。「I'M SO YOUNG」は1958年に最初にレコーディングされて、マスターがいろいろなところから出ていくうちに、段々人気が高まり、1961年、R&Bチャート26位の記録が残っている。その後ロネッツがレコーディングしてフィル・スペクター好きのブライアン・ウィルソンがビーチボーイズでカヴァーし、よく知るところとなった。若すぎて結婚できないという歌。

・LET'S GET MARRIED
「LET'S GET MARRIED」はアル・グリーンの1973年のアルバム『LIVIN' FOR YOU』からのシングル・カットで1974年全米ソウル・チャート3位、全米32位。

・7月はソングライター特集
ジェリー・ラガボイの特集を予定している。とりあえず来週はまったりと「棚からひとつかみ」。

・テーマ・ソング
タツローさんも7月からひとつテーマ・ソングをやる予定。詳細は来週報告する。

・WEDDING SONG
「WEDDING SONG」はスモーキー・ロビンソンの1975年の名盤『A QUIET STORM』に収められている。よく使われる表現のクワイエット・ストームはこのアルバムからはじまったといわれている。

・MARRIED MAN
ニール・ヤングの「MARRIED MAN」は9人組のリズム・セクション「ブルーノーツ」をバックにしたブルース・アルバム『THIS NOTE'S FOR YOU』に収められている。

・WEDDING DRESS
ペンタングルはブリティッシュ・トラッドの大重鎮バンドで5人組。トラッド・ソング「WEDDING DRESS」は1971年のアルバム『REFLECTIONS』に収められている。先ごろキャッスルから4枚組のボックス・セットで発売された『THE TIME HAS COME』にベルギーのテレビ・ショーからのライヴ・ヴァージョンが収められている。

・HAPPY HAPPY GREETING
今週はタツローさんヴァージョンの「HAPPY HAPPY GREETING」にリクエストが集まった。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
07月01日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LOVE FLAP

2007年06月24日 | 佐野元春 Radio Days

LOVE FLAP
2007年6月19日(火) fm osaka 12:00-16:00
DJ:谷口キヨコ
GUEST:佐野元春

Playlist
荒地の何処かで(6月13日発売ニュー・アルバム『COYOTE』)
君が気高い孤独なら(6月13日発売ニュー・アルバム『COYOTE』)
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・エコ
ゲスト・コーナーの前に「エコ・フラップ」というコーナーがあり、最初はその繋がりから環境問題の話題があった。元春が以前やっていたラジオ番組「radiofish」では環境問題のトピックを取り上げるコーナー「エコロジー・レポート」があった。
元春「地球環境がどんどん変わっていく。各地のいろいろな環境の変化をレポートしていこうという、短いコーナーだったんですけれども、なかなか好評でした」
谷口「それで実際に佐野さんがエコに対して意識しはったのはそれがあったからですか? その前から知ったはったから、そのレポートに繋がったんですか?」
元春「僕はね、十何歳だったかな、多感な頃、北海道のウトロというところに行ってね、そしてそこで森林が伐採される現状を見た時に、[あぁ、これは環境のことを考えなくっちゃいけないなぁ]と思った。それがきっかけですね」
谷口「えっ、じゅ、十代?」
元春「十代。18か17ぐらいの時」
谷口「それは青春18切符かなんかでバッーと周遊してたんですかね?」
元春「そんな切符じゃなかったけどね。はい。飛行機に乗って行きました」
谷口「あっ、そうなんですか。でも、その時にもうそう思っちゃったんですね?」
元春「そうです」
谷口「うわ~、わたしはそれやったら、うわ~、これ切って次何やろな? 家立つんかな? とか、それくらいしか思わないんですけど、その現場を見て気づいてしまったんですね?」
元春「あの~、僕は動物が好きでね、森林の伐採が無計画で行われると動物の生態系も変わってきちゃう」
谷口「行く場所がないですもんね」
元春「そう、だからシマフクロウとか、とても大事な希少動物たちがどんどん減っていってるというそんなニュースを見たのでね、実態はどうなのかなって興味を持ってそれで行きました」
谷口「はぁ。最初がそうでしたよね。で興味を持った後は、自分が何かしなくてはいけないなぁと考えて、行動に移すじゃないですか。行動っていうのはそれからどれくらいして、何か行動されたんですか?」
元春「そうですね。歌の中にそういう意識を盛り込んだりしたんだけれど、実際の活動としては2001年、Naked Eyes Foundationという基金を自分で設立して、そしてインターネットの中でアーティスト関連のマーチャンダイジングを販売して、その売り上げの一部を、特に若い人たちが運営しているNPOですね、人権とか教育とか、それからもちろん環境、こちらでがんばってる若いNPOの資金の援助をそちらでやってます」
谷口「うわぁ。2001年ということですからもう6年、経たれまして、どうですか実際やってみて、思ったようにその活動は進んではりますか?」
元春「実験的な取り組みなので、まだまだ成果は上がってないですけれどもね、でもよい循環が今後できてくるのではないのかなっていうふうに僕自身も期待しています」
谷口「はい。でも、ホンマ、そういうのはまだ日本でははじまったばかりというか、ここ1,2年ですけど、企業でも意識が高まってますけれど、それについてはどういうふうに? ええことはええことですよね?」
元春「特にアーティストが意識を持ってね、環境の活動とか、社会問題に意見を言ってゆくという人もでてきてますよね。僕が知ってる限りではボブ・ゲルドフとか、それからU2のボノとかね、彼らがアーティストとして、個人の関心の一環として、そうした運動をやっていくというのはね、端で見ていて頭が下がる思いですね」
谷口「社会貢献ともいえる、そういうことをミュージシャンがやっているのを見ていて、[これは素晴らしいことやな]と」
元春「そう、アーティストが自分の関心としてやっていくというのは素晴らしいと思います。で、彼らは影響力大きいですしね、ただ実態をよく見てみると、そうしたアーティストやタレントの周りにいるね、ビジネスマンが主体としてやっているケースなんかもあって、そういうのを見るとちょっとうんざりしちゃう」
谷口「あぁ、じゃあ広告マン的な役割になってる場合もある、ということかもしれないですね。あと、生活の中では、なんかあんまり生活臭ないじゃないですか、佐野さんって(笑)」
元春「あははは」
谷口「マイお箸を持ってんねんとか、マイ・バッグ持ち歩いてんねんとか、ゴミを少なくするようにカンカン、ペチャンコにしてんねんとか、そういう小っちゃいことはしてはるんですか?」
元春「機械では冷暖房はとらない」
谷口「うわっ、気ィ合うわ。一緒に住める」
元春「はい。えっ、そうですか(笑)」
谷口「うははははははは。そうなんですよ。男性ってけっこう暑がりの人多いじゃないですか? 逆に冬はね、わたしも暖房、実際つけてしまう時があるんですが。夏はなるべく、窓を開けたり、いろんな工夫で、と思うので」
元春「うん。なんかさっき湿気が好きだって言ってたけど」
谷口「大好きです」
元春「今、いい季節だね」
谷口「今、大好きで、喉も絶好調ですね。今年は梅雨が遅かったじゃないですか」
元春「ええ」
谷口「それとは気づかずに喉の調子が悪いなと思ってたんです。[梅雨の季節なのに雨降れへんから身体の調子が逆に悪いんや、わたしは湿気が好きなんで、だから喉の調子が悪いんだ]と思って」
元春「あっ、そっか」
谷口「そうなんですよ」
元春「でも、そうやってね、自然と一緒に生きてる女の人、僕好きですね」
谷口「いやんっ、と、と、あは(照れる)。ありがとうございます。あはは(笑)。照れてどないすんのん(笑)。ありがとうございます」

・今後の予定
元春「この秋から母校の立教大学で講座を持ちます」
谷口「はっ。大学の先生ですね。何を教えはるんですか?」
元春「うん。これは僕の得意分野なんだけれども、[言葉と音楽]というテーマでね、だからソングライティングだとか、それからポエトリー・リーディングとか、そのあたりを追求してゆく講座を持ちます」
谷口「何学部に入ったらいけるの?」
元春「えっと文学部」
谷口「文学部でいわゆるパンキョウですね、一般教養でいけるんですか?」
元春「そうです」
谷口「うわ~、いいな~、いいな~、いいな~。聴講生になれたらいいな~。いいな~。そうですか~。そんなんしはって(笑)。へえ~、でも刺激になりますよね」
元春「ちょうど、だから、ハイティーンから二十代前半のみんなだと思うんですけど、普段、あまり、そうした世代の人たちと会うチャンスもないのでね、僕も楽しみにしてる」
谷口「そうですよね。教える側だけど、何かを受け取ってというやりとりもね、本来大学ってそういう場所ですもんね」
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする